JPH01257046A - 砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造方法Info
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- JPH01257046A JPH01257046A JP8613188A JP8613188A JPH01257046A JP H01257046 A JPH01257046 A JP H01257046A JP 8613188 A JP8613188 A JP 8613188A JP 8613188 A JP8613188 A JP 8613188A JP H01257046 A JPH01257046 A JP H01257046A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造
方法に関する。
方法に関する。
（従来の技術）
洗い場付き浴槽などの繊維強化樹脂成形体において、洗
い基床面などの成形体の一部に、加飾のために砕石模様
を付する場合がある。
い基床面などの成形体の一部に、加飾のために砕石模様
を付する場合がある。
従来、この種の砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体は
、次のような方法で製造されている。
、次のような方法で製造されている。
すなわち、成形用型の所定部分即ち砕石模様を形成しよ
うとする部分にマスキング材を貼着した後、この型面の
全面に着色硬化性ゲルコート液を塗布し、４のゲルコー
ト液が硬化しない間に上記のマスキング材を型面から剥
離する。
うとする部分にマスキング材を貼着した後、この型面の
全面に着色硬化性ゲルコート液を塗布し、４のゲルコー
ト液が硬化しない間に上記のマスキング材を型面から剥
離する。
そして、この剥離部分に透明硬化性ゲルコート液を塗布
し、これに砕石状粒子を付着させ、その全面に着色硬化
性ゲルコート液を塗布しさらに強化用繊維を積層し、こ
れらの硬化性ゲルコート液を硬化させた後、脱型して成
形体を得る。
し、これに砕石状粒子を付着させ、その全面に着色硬化
性ゲルコート液を塗布しさらに強化用繊維を積層し、こ
れらの硬化性ゲルコート液を硬化させた後、脱型して成
形体を得る。
（発明が解決しようとする課題）
かかる方法によって得られるガラス繊維強化成形体は、
砕石模様に立体感があり加飾効果が良好である。ところ
が、砕石状粒子の一部が透明硬化ゲルコート層の表面で
固着され、そのため成形体の表面が粗い感触となり、成
形体表面の平滑性に問題がある。
砕石模様に立体感があり加飾効果が良好である。ところ
が、砕石状粒子の一部が透明硬化ゲルコート層の表面で
固着され、そのため成形体の表面が粗い感触となり、成
形体表面の平滑性に問題がある。
また、成形用型の所定部分にマスキング材を貼着したり
これを剥離したり、さらに透明硬化性ゲルコート液と砕
石状粒子と着色硬化性ゲルコート液を順次塗布し、これ
を硬化させるため、成型の所要時間が長く、生産能率が
悪いという問題がある。
これを剥離したり、さらに透明硬化性ゲルコート液と砕
石状粒子と着色硬化性ゲルコート液を順次塗布し、これ
を硬化させるため、成型の所要時間が長く、生産能率が
悪いという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するものであって、その目
的とするところは、砕石模様に立体感があり、しかも表
面感触の良好な砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体を
、能率よく製造する方法を提供することにある。
的とするところは、砕石模様に立体感があり、しかも表
面感触の良好な砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体を
、能率よく製造する方法を提供することにある。
（課題を解決するための手段）
本発明の砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造方
法は、砕石状粒子及び短繊維を固着させた透明硬化樹脂
層と透明硬化ゲルコート層とからなる砕石模様シートを
、その透明硬化ゲルコート層が型面に当接するように成
形用型の所定位置に固定し、この型面の全面に着色硬化
性ゲルコート液を塗布しさらに強化用繊維を積層し、上
記着色硬化性ゲルコート液を硬化させることを特徴とし
、そのことにより上記の目的が達成される。
法は、砕石状粒子及び短繊維を固着させた透明硬化樹脂
層と透明硬化ゲルコート層とからなる砕石模様シートを
、その透明硬化ゲルコート層が型面に当接するように成
形用型の所定位置に固定し、この型面の全面に着色硬化
性ゲルコート液を塗布しさらに強化用繊維を積層し、上
記着色硬化性ゲルコート液を硬化させることを特徴とし
、そのことにより上記の目的が達成される。
（作用）
本発明によれば、砕石状粒子及び短繊維を固着させた透
明硬化樹脂層と透明硬化ゲルコート層とからなる砕石模
様シートを用いる。それゆえ、砕石模様に立体感があり
、しかも砕石状粒子は透明硬化ゲルコート層で被覆され
、その表面に露われることがない。
明硬化樹脂層と透明硬化ゲルコート層とからなる砕石模
様シートを用いる。それゆえ、砕石模様に立体感があり
、しかも砕石状粒子は透明硬化ゲルコート層で被覆され
、その表面に露われることがない。
また、本発明によれば、予め用意した上記の砕石模様シ
ートを成形用型の所定位置に固定して成型する。それゆ
え、砕石模様シートを別工程で成型することが可能とな
り、成形体成形用型による制約を受けることがない。
ートを成形用型の所定位置に固定して成型する。それゆ
え、砕石模様シートを別工程で成型することが可能とな
り、成形体成形用型による制約を受けることがない。
（実施例）
以下、本発明の実施態様について説明する。
先ず、砕石模様シート成形用型を用意し、この型面に透
明硬化性ゲルコート液を、例えば約１ｍｍの厚さに塗布
し硬化させる。この透明硬化性ゲルコート液は、透明不
飽和ポリエステル樹脂液などの透明硬化性樹脂液にコロ
イドシリカなどの増粘剤を加えてチキソトロピー性を賦
与した樹脂液からなる。
明硬化性ゲルコート液を、例えば約１ｍｍの厚さに塗布
し硬化させる。この透明硬化性ゲルコート液は、透明不
飽和ポリエステル樹脂液などの透明硬化性樹脂液にコロ
イドシリカなどの増粘剤を加えてチキソトロピー性を賦
与した樹脂液からなる。
つぎに、上記の透明硬化性ゲルコート液の硬化面に、透
明硬化性樹脂液を、例えば約２１１１ｆｆｉの厚さに塗
布する。この透明硬化性樹脂液は、透明不飽和ポリエス
テル樹脂液などのチキソトロピー性の小さい樹脂液から
なる。そして、この透明硬化性樹脂液の塗布面に、例え
ば粒径が約３ｍｍ以下の砕石状粒子を散布する。この砕
石状粒子は、砕石又はこれと同等の粒子からなる。
明硬化性樹脂液を、例えば約２１１１ｆｆｉの厚さに塗
布する。この透明硬化性樹脂液は、透明不飽和ポリエス
テル樹脂液などのチキソトロピー性の小さい樹脂液から
なる。そして、この透明硬化性樹脂液の塗布面に、例え
ば粒径が約３ｍｍ以下の砕石状粒子を散布する。この砕
石状粒子は、砕石又はこれと同等の粒子からなる。
上記の砕石状粒子を散布する際には、粒径が約１ ｍｍ
以上の大粒径粒子と粒径が約ＩＩｎ［１１以下の小粒径
粒子に分け、大粒径の砕石状粒子を先に全体に均一に散
布して均らした後に、小粒径の砕石状粒子を全体に均一
に散布して均らすのが好ましい。散布された砕石状粒子
の一部分は、透明硬化性樹脂液中へ沈下する。引続き、
例えば長さが約１〜３胴のガラス繊維などの短繊維を全
体に均一に散布し、この短繊維が砕石状粒子の隙間に入
るように均らす。この短繊維は得られる砕石模様シート
を補強し、この砕石模様シートの収縮を防止するために
混入するものであって、この短繊維の混入により砕石模
様を有する最終成形体の品質が安定化される。
以上の大粒径粒子と粒径が約ＩＩｎ［１１以下の小粒径
粒子に分け、大粒径の砕石状粒子を先に全体に均一に散
布して均らした後に、小粒径の砕石状粒子を全体に均一
に散布して均らすのが好ましい。散布された砕石状粒子
の一部分は、透明硬化性樹脂液中へ沈下する。引続き、
例えば長さが約１〜３胴のガラス繊維などの短繊維を全
体に均一に散布し、この短繊維が砕石状粒子の隙間に入
るように均らす。この短繊維は得られる砕石模様シート
を補強し、この砕石模様シートの収縮を防止するために
混入するものであって、この短繊維の混入により砕石模
様を有する最終成形体の品質が安定化される。
そして、上記の透明硬化性樹脂液を硬化させた後に、こ
れを砕石模様シート成形用型から脱型させて砕石模様シ
ートを得る。得られた砕石模様シートは、砕石状粒子及
び短繊維を固着させた透明硬化樹脂層と透明硬化ゲルコ
ート層とからなる。なお、前記砕石模様シート成形用型
面にエンボスや小さな格子状の溝を設けておき、砕石模
様シートの表面にエンボスや小さな格子状の溝を形成し
てもよい。
れを砕石模様シート成形用型から脱型させて砕石模様シ
ートを得る。得られた砕石模様シートは、砕石状粒子及
び短繊維を固着させた透明硬化樹脂層と透明硬化ゲルコ
ート層とからなる。なお、前記砕石模様シート成形用型
面にエンボスや小さな格子状の溝を設けておき、砕石模
様シートの表面にエンボスや小さな格子状の溝を形成し
てもよい。
つぎに、洗い場付き浴槽のような繊維強化樹脂成形体を
製造するための成形用型を用意する。
製造するための成形用型を用意する。
そして、上記の砕石模様シートを、その透明硬化ゲルコ
ート層が型面に当接するように上記の成形用型の所定位
置に固定する。この固定は、例えば両面粘着テープ片を
用い、この両面粘着テープ片を砕石模様シートの端部に
貼着するとともに、成形用型の型面に貼着することによ
り行われる。
ート層が型面に当接するように上記の成形用型の所定位
置に固定する。この固定は、例えば両面粘着テープ片を
用い、この両面粘着テープ片を砕石模様シートの端部に
貼着するとともに、成形用型の型面に貼着することによ
り行われる。
しかる後、この型面の全面に着色硬化性ゲルコート液を
塗布しさらに強化用繊維を積層する。
塗布しさらに強化用繊維を積層する。
この着色硬化性ゲルコート液としては、前記の透明硬化
性ゲルコート液に所望の着色剤を添加して着色したもの
が用いられる。また、強化用繊維としては、ガラス繊維
など通常の強化用繊維が用いられる。
性ゲルコート液に所望の着色剤を添加して着色したもの
が用いられる。また、強化用繊維としては、ガラス繊維
など通常の強化用繊維が用いられる。
上記の着色硬化性ゲルコート液を硬化させた後、脱型し
両面粘着テープ片を除去することにより、砕石模様を有
する繊維強化成形体が得られる。なお、必要に応じて、
上記の強化用繊維面に、合板や繊維強化樹脂層などの補
強層や裏打ち層を設けることができる。
両面粘着テープ片を除去することにより、砕石模様を有
する繊維強化成形体が得られる。なお、必要に応じて、
上記の強化用繊維面に、合板や繊維強化樹脂層などの補
強層や裏打ち層を設けることができる。
（発明の効果）
上述の通り、本発明は、砕石状粒子が透明硬化ゲルコー
ト層で被覆された砕石模様シートを用いるので、砕石模
様に立体感があり、しかも従来方法のように、砕石状粒
子が直接表面に露われず、表面感触が良好である。
ト層で被覆された砕石模様シートを用いるので、砕石模
様に立体感があり、しかも従来方法のように、砕石状粒
子が直接表面に露われず、表面感触が良好である。
また、本発明は、砕石模様シートを別工程で成形するこ
とにより、成形体成形用型による制約を受けることがな
く、またマスキング材を用いる必要がないので、従来方
法に比べ、成形用型内での成形の所要時間を短縮するこ
とができ、生産能率が向上する。
とにより、成形体成形用型による制約を受けることがな
く、またマスキング材を用いる必要がないので、従来方
法に比べ、成形用型内での成形の所要時間を短縮するこ
とができ、生産能率が向上する。
Claims (1)
- １、砕石状粒子及び短繊維を固着させた透明硬化樹脂層
と透明硬化ゲルコート層とからなる砕石模様シートを、
その透明硬化ゲルコート層が型面に当接するように成形
用型の所定位置に固定し、この型面の全面に着色硬化性
ゲルコート液を塗布しさらに強化用繊維を積層し、上記
着色硬化性ゲルコート液を硬化させることを特徴とする
砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8613188A JPH01257046A (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8613188A JPH01257046A (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01257046A true JPH01257046A (ja) | 1989-10-13 |
Family
ID=13878153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8613188A Pending JPH01257046A (ja) | 1988-04-06 | 1988-04-06 | 砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01257046A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5551734A (en) * | 1978-10-07 | 1980-04-15 | Matsushita Electric Works Ltd | Glass composition |
| JPS58215316A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-14 | Nippon Gakki Seizo Kk | 表面模様形成方法 |
| JPS606776A (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-14 | Nitto Electric Ind Co Ltd | α線シ−ルド用接着フイルム |
-
1988
- 1988-04-06 JP JP8613188A patent/JPH01257046A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5551734A (en) * | 1978-10-07 | 1980-04-15 | Matsushita Electric Works Ltd | Glass composition |
| JPS58215316A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-14 | Nippon Gakki Seizo Kk | 表面模様形成方法 |
| JPS606776A (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-14 | Nitto Electric Ind Co Ltd | α線シ−ルド用接着フイルム |
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