JPH01249447A - 印刷機のアイドルロール位置調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は印刷機のアイドルロール位置調整装置の改良
に関する。

【従来の技術】

従来の印刷機、例えばウェブグラビア輪転機において、
印刷シリンダと圧胴との間から出たウェブは、印刷出口
側部に配置されたアイドルロールに巻き掛けられて、該
アイドルロールによって案内されるものである。 ここで、前記アイドルロールは、前記圧胴との位置関係
が固定であり、調整不能であった。

【発明が解決しようとする課題】

上記のような従来のウェブグラビア輪転機は、通常の印
刷をする場合は同等問題がないが、例えばポリエステル
フィルム全体にコーティングをするような場合、印刷シ
リンダとしては直径の小さなものが使用され、このため
、前記印刷出口側のアイドルロールと、印刷シリンダ及
び圧胴との関係即ちアイドルロールへのウェブ巻き付は
角度か太ききく変化してしまい、これに対して上記従来
のアイドルロールでは、最適な巻き付は角度を得るよう
に調整することは不可能であった。

【発明の目的】

この発明は上記課題を解決すべくなされたちのであって
、印刷シリンダの直径か大きく変わったような場合でも
、印刷出口部側のアイドルロールへのウェブ巻き付は角
度を最適に調整することができるようにした印刷機のア
イドルロール位置調整装置を提供することを目的とする
。

【課題を解決するための手段】

この発明は、圧胴の軸方向両側位置で、印刷機のフレー
ムに、移動装置により印刷シリンダに向って進退自在に
支持され、且つ、前記圧胴の軸方向両端を回動自在に支
持する一対の圧胴ブロックと、各々の圧胴ブロックに、
該圧胴ブロックの進退方向に進退自在に取付けられると
共に、前記圧胴の印刷出口部側に隣接した位置でアイド
ルロールの端部を回動自在に支持するロール位置調整装
置と、これらのロール位置調整装置を同期させるため、
両者間に配置された連動機構と、により印刷機のアイド
ル位置調整装置を構成して上記目的を達成するものであ
る。

【作用】

この発明において、印刷出口側部のアイドルロールは、
圧胴を支持する圧胴ブロックに支持されているので、印
刷シリンダの直径及びこれに転接する圧胴の位置が大き
く変更された場合でも容易に追随できる。又、アイドル
ロールはロール位置調整装置を介して前記圧胴ブロック
に支持されているので、該アイドルロールの位置を、圧
胴に対して微調整することができる。このためアイドル
ロールへのウェブ巻き付は角度を最適にすることができ
る。

【実施例】

以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。 この実施例は第１図及び第２図に示されるように、圧胴
１０の軸方向両側位置で、ウェブグラビア輪転機（全体
図示省略）のフレーム１２に、移動装置１４により印刷
シリンダ１６の回転中心軸に向って進退自在に支持され
、且つ、前記圧胴１０の軸方向両端を回動自在に支持す
る一対の圧胴ブロック１８と、各々の圧胴ブロック１８
に、該圧胴ブロック１８の進退方向に進退自在に取付け
られると共に、前記圧胴１０の印刷出口部側に隣接した
位置でアイドルロール２０の端部を回動自在に支持する
ロール位置調整装置２２と、これらのロール位置調整装
置２２を同期させるため、両者間に配置された連動機構
２４と、からアイドルロール位置調整装置を構成したも
のである。 前記各々の圧胴ブロック１８は、該圧胴ブロック１８の
進退方向に伸縮自在に取付けられたエアシリンダ装置２
１と、このエアシリンダ装置２１に取付けられ、前記圧
胴１０の軸方向両端を回動自在に支持する軸受部２３と
、前記エアシリンダ装置２１の基端と前記圧胴ブロック
１８との間の位置に配置されたロードセル２５と、を有
している。この圧胴ブロック１８外には前記ロードセル
２５の出力信号により前記圧胴１０による印刷圧を検知
する検知装置２６と、前記エアシリンダ装置２１の圧力
を調整する制御装置２８と、とが設けられている。 前記移動装置１４は、前記フレーム１２に取付けられた
モータ３０と、このモータ３０から変速ｔ１１３２、ク
ラッチ３４を経て回動される水平方向の出力軸３６と、
この出力軸３６により回動される鉛直方向の回転スリー
ブ３８と、この回転スリーブ３８と螺合し、該回転スリ
ーブ３８が回転することによって上下動されるスクリュ
ー４０と、から構成されている。 スクリュー４０の下端は前記圧胴ブロック１８に相対回
転可能に連結され、圧胴ブロック１８はこのスクリュー
４０により支持されている。 図の符号４２は前記フレーム１２と圧胴ブロック１８と
の間に配置され、該圧胴ブロック１８に接触してその回
転止め及びガイドを構成する案内板を示す。 前記エアシリンダ装置２１は、枠部材４４内に取付けら
れ、そのピストン２ＬＡは、該枠部材４４の下端から下
方に突出されている。 枠部材４４の上端は、前記ロードセル２５が貼付されて
いるブロック４６の下端に取付けられている。このブロ
ック４６の上端は水平方向のビン４８を介して前記圧胴
ブロック１８の上端部近傍に、揺動自在に枢支されてい
る。 前記ピストン２１Ａの先端は、前記軸受部２３の上端に
、ピン５０を介して揺動自在に枢支されている。又軸受
部２３は、ビン５２を介して前記圧胴ブロック１８の下
端に揺動自在に枢支されている。 前記ロードセル２５は信号取出線５４を介して前記制御
装置２８に検出信号を出力するようにされている。 前記エアシリンダ装置２１は、圧力レギュレータ５６を
介してアキュムレータ５８に連結され、該アキュムレー
タ５８からの圧縮空気か導入されるようになっている０
図の符号６０はアキュムレータ５８に圧縮空気を供給す
るポンプを示す。 又、前記制御装置２８は、前記移動装置１４におけるモ
ータ３０の回転数及び回転方向を制御して、圧胴ブロッ
ク１８の上下方向の位置を制御できるようにされている
。 図の符号６２は制御装置２８に、印刷圧及び印刷シリン
ダ１６の直径を入力するための設定器、６６はフレーム
１２に取付けられ、圧胴ブロック１８の側面に形成され
たラック１８Ａと噛合い、その回転数によって、圧胴ブ
ロック１８の移動量及び高さ方向位置を検出するロータ
リーエンコーダをそれぞれ示す。 ロータリーエンコーダ６６の出力信号は、前記制御装置
２８に入力されるようになっている。前記検知装置２６
には、ロータリエンコーダ６６の信号に基づいて、圧胴
ブロック１８の上下方向位置も表示されるようになって
いる。 前記ロール位置調整装置２２は、前記圧胴ブロック１８
の側面に、上下方向に取付配置されたガイド部２２Ａと
、このガイド部２２Ａの上下方向のガイド清２２Ｂ内に
上下方向摺動自在に配置された移動シュー２２Ｃと、ガ
イド部２２Ａの上面に、軸受２２Ｄにより鉛直軸回りに
回動自在に支持されると共に、前記移動シュー２２Ｃの
めねじ部２２Ｈに螺合するスクリュー２２Ｆと、から構
成されている。 図の符号２２Ｇは、スクリュー２２Ｆの下端に取付けら
れ、該スクリュー２２Ｆを手動によって回動させるため
のノブを示す。 前記移動シュー２２Ｃの下端には、前記アイドルロール
２０の両端軸部が回動自在に支持されている。 従って、スクリュー２２Ｆを、その下端に取付けられた
回転ノブ２２Ｇにより手動にて回動することにより、移
動シュー２２ＣがガイドＪ２２Ｂに沿って上下方向に駆
動され、この移動シュー２２Ｃと共に、アイドルロール
２０が上下動されることによって、その位置調整がなさ
れるものである。 ここで、前記左右一対のスクリュー２２Ｆは、相互にね
じの方向が逆向きとされている。 前記連動機構２４は、前記ロール位置調整装置２２にお
けるスクリュー２２Ｆの上端に取付けられたベベルギヤ
２４Ａと、左右のスクリュー２２Ｆの中心軸線に対して
、その上方で直交するように、且つ、前記アイドルロー
ル２０と平行に配置された連動シャフト２４Ｂと、この
連動シャフト２４Ｂの両端部に取付けられ、且つ前記ス
クリュー２２Ｆの上端に固定されたベベルギヤ２４Ａと
噛合うベベルギヤ２４Ｃと、から構成されている。 第３図の符号２４Ｄは連動シャフト２４Ｂを支持する軸
受けを示す。 ここで、前記アイドルロール２０は、印刷直後の、未乾
燥状態のウェブ６８がすれることを防止するため、溝目
なしの平滑な状態にその表面が形成されている。 第２図の符号８６は圧胴１０の印刷入口側におけるアイ
ドルロールを示す。 前記制御装置２８は、予め、印刷シリンダ１６の直径に
対応する圧胴ブロック１８の位置が設定されていて、設
定器６２に印刷シリンダ１６の種類又は直径を入力する
と、これに対応して、前記移動装置１４を制御し、圧胴
ブロック１８を所定位置まで上下動させるようになって
いる。 次に上記実施例の作用を説明する。 まず印刷シリンダ１６の種類又は直径を設定器６２から
制御装置２８に入力する。 制御袋！２８は予め、印刷シリンダ１６の直径に対応し
て、圧胴ブロック１８の上下方向位置が設定されている
ので、その設定位置に圧胴ブロック１８が移動すべくモ
ータ３０に信号を出力し、該圧胴ブロック１８を所定位
置にまで移動させる。 このとき、圧胴ブロック１８のラック１８Ａと噛合うロ
ータリエンコーダ６６の出力信号によって、圧胴ブロッ
ク１８の正確な位置をフィードバック制御することがで
きる。 もちろん、検知装置２６に表示される圧胴ブロック１８
の上下方向位置を見ながら、制御装置２８を介して、圧
胴ブロック１８を上下動させてもよい。 次に、所定の印刷圧を設定器６２から制御装置２８に入
力する。制御装置２８は圧力レギュレータ５６を介して
、エアシリンダ装置２１に供給する圧縮空気圧を調整す
る。 このとき、正確な印刷圧は、ブロック４６に取付けられ
たロードセル２５によって検出され、制御装置２８を介
して検知装置２６に表示される。 従って操作者は、該検知装置２６′に表示された数値に
基づき、制御装置２８を介して、エアシリンダ装置２１
の空気圧を調整し、圧胴１０によって発生される印刷圧
を正確に調整することができる。 なお、ロードセル２５の出力信号に基づいて制御装置２
８により、圧胴１０の印刷圧をフィードバック制御する
ことも当然可能である。 ウェブ６８の、圧胴１０からの出口部の角度は、印刷シ
リンダ１６の周長によって変更しなければならない。 まずノブ２２Ｇを手動により回動して、スクリュー２２
Ｆによって移動シュー２２Ｃをガイド部２２Ａに沿って
上下動させる。このとき、スクリュー２２Ｆの回転はそ
の上端のベベルギヤ２４Ａ、これと噛合うベベルギヤ２
４Ｃ，連動シャフト２４Ｂ及び反対側のベベルギヤ２４
Ｃから更には反対側のスクリュー２２Ｆに伝達され、左
右のロール位置調整装置２２におけるスクリュー２２Ｆ
は同期して反対方向に回動されることになる。 これらスクリュー２２Ｆは左右で逆向きとなっているの
で、これらと螺合する左右の移動シュー２２Ｃは同期し
てガイド部２２Ａに沿って上下動される。 該移動シュー２２Ｃには前記アイドルロール２０が回動
自在に支持されているので、アイドルロール２０は、圧
胴１０及び印刷シリンダ１６に対してｆｉｎな巻き付は
角度を得られる位置に調整されることになる。 なお上記実施例において、アイドルロール２０のための
ロール位置調整装置２２は、ガイド部２２Ａ〜スクリュ
ー２２Ｆにより構成され、又連動機構２４は、ベベルギ
ヤ２４Ａ、２４Ｃ及び連動シャフト２４Ｂにより構成さ
れたものであるが、本発明はこれにに限定されるもので
なく、ロール位置調整装置は、アイドルロール２０を圧
胴ブロック１８に対して位置調整できるものであればよ
く、更に連動機構も左右のロール位置調整装置を連動さ
せるものであればよい。 又、前記圧胴ブロック１８の移動装置１４を、回転スリ
ーブ３８、スクリュー４０を含んで構成したものである
が、これは圧胴ブロック１８を支持し、且つ上下動させ
ることができるものであればよい。 又、一対のスクリュー２２Ｆ、２２Ｆは相互に逆方向の
ねじとされているが、左右のベベルギヤ２４Ａに対する
一方のベベルギヤ２４Ｃの噛み合い位置を変えることに
より、ねじを同方向にすることができる。

【発明の効果】

本発明は上記のように構成したので、印刷出口側部に隣
接するアイドルロールの位置を調整して、ウェブのａｍ
な巻き付は角度を得ることができるという優れた効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る印刷機のアイドルロール位置調整
装置の実施例を示す一部ブロック図を含む一部断面とし
た正面図、第２図は第１図のｎ−■線相当部分の断面図
、第３図は同実施例の要部を拡大して示す背面図である
。 １０・・・圧胴、 １２・・・フレーム、 １４・・・移動装置、 １６・・・印刷シリンダ、 １８・・・圧胴ブロック、 ２０・・・アイドルロール、 ２２・・・ロール位置調整装置、 ２４・・・連動機構。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧胴の軸方向両側位置で、印刷機のフレームに、
   移動装置により印刷シリンダに向つて進退自在に支持さ
   れ、且つ、前記圧胴の軸方向両端を回動自在に支持する
   一対の圧胴ブロックと、各々の圧胴ブロックに、該圧胴
   ブロックの進退方向に進退自在に取付けられると共に、
   前記圧胴の印刷出口部側に隣接した位置でアイドルロー
   ルの端部を回動自在に支持するロール位置調整装置と、
   これらのロール位置調整装置を同期させるため、両者間
   に配置された連動機構と、を有してなる印刷機のアイド
   ルロール位置調整装置。