JPH0123804Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0123804Y2 JPH0123804Y2 JP1981100361U JP10036181U JPH0123804Y2 JP H0123804 Y2 JPH0123804 Y2 JP H0123804Y2 JP 1981100361 U JP1981100361 U JP 1981100361U JP 10036181 U JP10036181 U JP 10036181U JP H0123804 Y2 JPH0123804 Y2 JP H0123804Y2
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- Japan
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- heat insulating
- concrete
- insulating material
- insulating layer
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- Expired
Links
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコンクリート用断熱材の改良に関する
ものであり、特にコンクリートから滲出又は発散
する水分又は水蒸気を外部に排出するものを得ん
とするものである。
ものであり、特にコンクリートから滲出又は発散
する水分又は水蒸気を外部に排出するものを得ん
とするものである。
従来コンクリート製基体例えばコンクリート製
屋根に防水性及び耐熱性を附与せしめるために、
該基体面にプラスチツク発泡体よりなる断熱層と
アスフアルト等による防水層を設けているもので
ある。然しながらコンクリート製基体中には通常
湿気性水分を含有すると共に室内より上昇する水
蒸気がコンクリート製基体中に浸入し、この水分
が太陽熱のために膨張し水蒸気となつて外部に逸
出せんとするものであるが、断熱層によつて遮ぎ
られ排出することが出来ないものであつた。従つ
て水蒸気は断熱層を押上げコンクリート面との間
に形成された間隙部を通つて排出するため、該断
熱層はコンクリート製基体から剥離状態となり、
十分な断熱性を形成することが出来ないものであ
つた。又コンクリート内に含有する水蒸気が外部
に排出されずにそのまま夜間冷却されると水滴と
なつて室内に滴下し、これが壁又は畳等を汚損す
るという問題を生ずるものであつた。
屋根に防水性及び耐熱性を附与せしめるために、
該基体面にプラスチツク発泡体よりなる断熱層と
アスフアルト等による防水層を設けているもので
ある。然しながらコンクリート製基体中には通常
湿気性水分を含有すると共に室内より上昇する水
蒸気がコンクリート製基体中に浸入し、この水分
が太陽熱のために膨張し水蒸気となつて外部に逸
出せんとするものであるが、断熱層によつて遮ぎ
られ排出することが出来ないものであつた。従つ
て水蒸気は断熱層を押上げコンクリート面との間
に形成された間隙部を通つて排出するため、該断
熱層はコンクリート製基体から剥離状態となり、
十分な断熱性を形成することが出来ないものであ
つた。又コンクリート内に含有する水蒸気が外部
に排出されずにそのまま夜間冷却されると水滴と
なつて室内に滴下し、これが壁又は畳等を汚損す
るという問題を生ずるものであつた。
これの改善するものとして、コンクリート基体
面にプラスチツク発泡体による断熱層及び防水層
を設けるにおいて、該断熱層の両面にその中心部
から端縁部まで連通する湿気排水用凹溝を形成し
た断熱防水材が実開昭55−33363号として公開さ
れている。然しこの断熱層をコンクリート基体面
に接着し且つその上に防水層を施工するに際し、
圧縮加工が加わると、これに伴つて該凹溝は容易
につぶされて排水作用を行うことができないもの
となる。
面にプラスチツク発泡体による断熱層及び防水層
を設けるにおいて、該断熱層の両面にその中心部
から端縁部まで連通する湿気排水用凹溝を形成し
た断熱防水材が実開昭55−33363号として公開さ
れている。然しこの断熱層をコンクリート基体面
に接着し且つその上に防水層を施工するに際し、
圧縮加工が加わると、これに伴つて該凹溝は容易
につぶされて排水作用を行うことができないもの
となる。
本考案はかかる現状に鑑み、これの改善につい
て鋭意研究を行つた結果、コンクリート製基体中
に含有する湿気性水分を容易に外部に排出しうる
コンクリート用断熱材を見出したものである。即
ち本考案はコンクリート基体面に設ける断熱材と
して、プラスチツク不織布による透湿層と、独立
気泡を有するポリオレフイン発泡体による断熱層
との２層にて形成することを特徴とするものであ
る。
て鋭意研究を行つた結果、コンクリート製基体中
に含有する湿気性水分を容易に外部に排出しうる
コンクリート用断熱材を見出したものである。即
ち本考案はコンクリート基体面に設ける断熱材と
して、プラスチツク不織布による透湿層と、独立
気泡を有するポリオレフイン発泡体による断熱層
との２層にて形成することを特徴とするものであ
る。
本考案は特にプラスチツク不織布による透湿層
をコンクリート基体面に接して設けるものであ
り、この透湿層により該コンクリート製基体内に
含有する湿気性水分が、該基体内に滞留すること
なく該不織布を経て容易に外部に排出せしめるこ
とが出来るものである。又防水層等の施工に際し
圧縮をうけるも、何等透水性を阻害することはな
い。
をコンクリート基体面に接して設けるものであ
り、この透湿層により該コンクリート製基体内に
含有する湿気性水分が、該基体内に滞留すること
なく該不織布を経て容易に外部に排出せしめるこ
とが出来るものである。又防水層等の施工に際し
圧縮をうけるも、何等透水性を阻害することはな
い。
なお不織布としては各種の合成樹脂製不織布が
使用できるが、好ましくはポリプロピレン製不織
布、ポリエチレン製不織布が使用される。
使用できるが、好ましくはポリプロピレン製不織
布、ポリエチレン製不織布が使用される。
本考案における断熱層を形成するポリオレフイ
ン発泡体としては特にポリエチレン発泡体、ポリ
プロピレン発泡体が好ましい。
ン発泡体としては特にポリエチレン発泡体、ポリ
プロピレン発泡体が好ましい。
又本考案において透湿層と断熱層とを形成せし
める場合、作業を容易にするためにプラスチツク
不織布のシートと発泡プラスチツクシートとを熱
融着して一体化せしめたものを使用することが好
ましい。
める場合、作業を容易にするためにプラスチツク
不織布のシートと発泡プラスチツクシートとを熱
融着して一体化せしめたものを使用することが好
ましい。
次に本考案を図面にもとづき詳細に説明する。
第１図に示す如くコンクリート製基体１の上
に、クロロプレン系プライマ２を200ｇ／m2塗布
し、これを乾燥せしめた後、第２図に示す如く厚
さ５mm、目付量225ｇ／m2のポリプロピレン不織
布（日本バイリーン社製STB−5N）による透湿
層４と厚さ15mm、かさ密度0.03ｇ／cm2のポリエチ
レンフオーム（古河電工社製フオームエースＳ−
3000）による断熱層５とを熱融着して一体化して
なる本考案のコンクリート用断熱材をクロロプレ
ン系接着剤３を介して貼着し、更にその外側に接
着剤６を介して厚さ２mmの防水用ブチルゴムシー
ト（三星ベルト社製商品名ネオルーフインダ）７
を貼着した。
に、クロロプレン系プライマ２を200ｇ／m2塗布
し、これを乾燥せしめた後、第２図に示す如く厚
さ５mm、目付量225ｇ／m2のポリプロピレン不織
布（日本バイリーン社製STB−5N）による透湿
層４と厚さ15mm、かさ密度0.03ｇ／cm2のポリエチ
レンフオーム（古河電工社製フオームエースＳ−
3000）による断熱層５とを熱融着して一体化して
なる本考案のコンクリート用断熱材をクロロプレ
ン系接着剤３を介して貼着し、更にその外側に接
着剤６を介して厚さ２mmの防水用ブチルゴムシー
ト（三星ベルト社製商品名ネオルーフインダ）７
を貼着した。
本考案によるコンクリート用断熱材について透
水性試験を行つた。即ちコンクリート用基体の１
端より水を浸入せしめたところ、３cm／secの透
水性を示した。
水性試験を行つた。即ちコンクリート用基体の１
端より水を浸入せしめたところ、３cm／secの透
水性を示した。
以上詳述した如く本考案によればコンクリート
製基体内に含有する湿気性水分を容易に外部に排
出しうると共に優れた断熱性及び防水性を有する
等顕著な効果を有する。
製基体内に含有する湿気性水分を容易に外部に排
出しうると共に優れた断熱性及び防水性を有する
等顕著な効果を有する。
第１図は本考案コンクリート用断熱材をコンク
リート製基体に貼着した１例を示す断面図、第２
図は本考案コンクリート用断熱材の断面図であ
る。 １……コンクリート製基体、２……プライマ
ー、３……接着剤、４……透湿層、５……断熱
層、６……接着剤、７……防水層。
リート製基体に貼着した１例を示す断面図、第２
図は本考案コンクリート用断熱材の断面図であ
る。 １……コンクリート製基体、２……プライマ
ー、３……接着剤、４……透湿層、５……断熱
層、６……接着剤、７……防水層。
Claims (1)
- コンクリート製基体面に設ける断熱材として、
プラスチツク不織布による透湿層と独立気泡を有
するポリオレフイン発泡体による断熱層との２層
にて形成したことを特徴とするコンクリート用断
熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10036181U JPS585733U (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | コンクリ−ト用断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10036181U JPS585733U (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | コンクリ−ト用断熱材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS585733U JPS585733U (ja) | 1983-01-14 |
| JPH0123804Y2 true JPH0123804Y2 (ja) | 1989-07-20 |
Family
ID=29895053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10036181U Granted JPS585733U (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | コンクリ−ト用断熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS585733U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4725818U (ja) * | 1971-04-17 | 1972-11-22 | ||
| JPS5228309B2 (ja) * | 1973-01-18 | 1977-07-26 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS542969Y2 (ja) * | 1975-08-20 | 1979-02-09 | ||
| JPS5726750Y2 (ja) * | 1975-12-25 | 1982-06-10 |
-
1981
- 1981-07-06 JP JP10036181U patent/JPS585733U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4725818U (ja) * | 1971-04-17 | 1972-11-22 | ||
| JPS5228309B2 (ja) * | 1973-01-18 | 1977-07-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS585733U (ja) | 1983-01-14 |
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