JPH0123686Y2 - - Google Patents

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JPH0123686Y2
JPH0123686Y2 JP1985137811U JP13781185U JPH0123686Y2 JP H0123686 Y2 JPH0123686 Y2 JP H0123686Y2 JP 1985137811 U JP1985137811 U JP 1985137811U JP 13781185 U JP13781185 U JP 13781185U JP H0123686 Y2 JPH0123686 Y2 JP H0123686Y2
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JP
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chuck
tube
cavity
chuck body
circumferential surface
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JP1985137811U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ドリルやエンドミル等の工具を掴持
するためのチヤツクに関し、特に工作機械の主軸
に着脱自在に装着されるテーパシヤンク部と、こ
のテーパシヤンク部の径大端部側から同軸状に一
体突設されたチヤツク筒と、このチヤツク筒の基
端部外周に周設されたチヤツク把持用フランジ部
とを有するチヤツクに関する。
(従来技術及びその問題点) 上記のようなチヤツクには従来より第4図に示
すような純油圧式のものと、第6図に示すような
ロールロツク方式のものとがある。すなわち、第
4図のチヤツクは、テーパシヤンク部1とこのテ
ーパシヤンク部1の径大端部側から一体突設され
たチヤツク筒2とこのチヤツク筒2の基端部外周
に設けられたチヤツク把持用フランジ部3とを有
し、チヤツク筒2にはフランジ部3の設けられた
部分を残して環状の空洞部4が同心状に設けてあ
つて、この空洞部4には油注入口5より油が充填
され、この油注入口5に塞栓兼加圧部材6が螺合
される。しかして、工具Tのシヤンク部をチヤツ
ク筒2内に挿入し、塞栓兼加圧部材6を締め込ん
でチヤツク筒2内の油を加圧すると、薄肉壁2a
が第5図に多少誇張して示すように内向き半径方
向の内圧Pを受けて円周方向に収縮変形し、それ
によりチヤツク筒2が縮径することとなつて工具
Tのシヤンク部を掴持せしめるようにしたもので
ある。ところが、このような純油圧式チヤツクに
よれば、第5図から明らかなようにチヤツクの一
番大切な点である、チヤツク筒2の口元部分が縮
まらず従つて工具T周面との間に隙間Sが生じる
という不都合がある。
一方、第6図に示すロールロツク方式のチヤツ
クは、チヤツク筒12の外周面が先細テーパ状に
形成されていて、このチヤツク筒12に、ニード
ルローラベヤリング17を介し先細テーパ状内周
面を有する締付用回転筒18が外嵌されてなるも
ので、その使用にあたつては締付用回転筒18を
回転してニードルローラベヤリング17のニード
ルローラをチヤツク筒12の外周面に対し自転さ
せつつ螺旋方向への乗り上げ動作を行わせ、それ
によりチヤツク筒12を弾性変形させて縮径さ
せ、工具を掴持するようになつている。しかしな
がらこのロールロツク方式のチヤツクでは、ニー
ドルローラの転がる位置により弾性変形が必ずし
も均等に生じ得ず、このため振れ精度を適正に維
持しにくい欠点があり、またチヤツク筒12にお
ける弾性変形の範囲はl1であり、そのためにl2
長くとる必要があることから、チヤツクの剛性が
低下する不都合がある。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案は上記のような問題点を解決するために
なされたもので、そのための技術的手段は、工作
機械の主軸に着脱自在に装着されるテーパシヤン
ク部21aを有するチヤツク本体21と、このチ
ヤツク本体21に同軸状に一体突設されたチヤツ
ク筒22と、チヤツク本体21の外周に周設され
たチヤツク把持用フランジ部23とを有するチヤ
ツクにおいて、上記チヤツク筒22及びチヤツク
本体21には該チヤツク筒22のほぼ全長とチヤ
ツク本体21とに亘つて延びる実質的に環状の空
洞部29を該チヤツク筒22及びチヤツク本体2
1と同心的に設けて、この空洞部29に油等の液
体29aを密閉充填すると共に、チヤツク筒22
の外周面を先細テーパ状に形成してこのチヤツク
筒22に、ニードルローラベヤリング27を介し
先細テーパ状内周面を有する締付用回転筒28を
外嵌してなることを特徴としている。
(実施例) 次に本考案の実施例を第1図〜第3図にもとづ
いて説明する。
第1図に示すチヤツクは、工作機械の主軸(図
示省略)に着脱自在に装着されるテーパシヤンク
部21aを有するチヤツク本体21と、このチヤ
ツク本体21の径大端部側から同軸状に一体突設
されたチヤツク筒22と、このチヤツク筒22の
基端部にあつてチヤツク本体21の外周に周設さ
れたチヤツク把持用フランジ部23とを有してお
り、そしてチヤツク筒22の外周面24は先細テ
ーパ状に形成されていて、このチヤツク筒22
に、ニードルローラベヤリング27を介し先細テ
ーパ状内周面25を有する締付用回転筒28が外
嵌されており、またこのチヤツク筒22及びチヤ
ツク本体21には環状の空洞部29がチヤツク筒
22の全長と上記フランジ部23が周設されるチ
ヤツク本体21とに亘り且つ該チヤツク筒22及
びチヤツク本体21と同心状をなして設けられ、
この空洞部29に油あるいは液状の高分子材料
(例えばシリコン液)等の液体29aが密閉状態
で充填されている。したがつて、このような構成
のチヤツクによれば、締付用回転筒28を回転し
て、ニードルローラベヤリング27のニードルロ
ーラ27a…をチヤツク筒22の外周面24に対
し自転させつつ螺旋方向への乗り上げ動作を行わ
せることにより、チヤツク筒22の外周面24に
対し内向き半径方向の押圧力を作用させて縮径さ
せるわけであるが、このチヤツク筒外周面24に
作用する押圧力により先ずチヤツク筒22の外側
壁部22bが弾性変形して縮径し、この外側壁部
22bの縮径によつて空洞部29内の液体29a
が加圧され、この液体29aに加えられた圧力は
チヤツク筒22及びチヤツク本体21の内側壁部
22a(薄肉壁部)に作用して該内側壁部22a
全体を均等に弾性変形させて縮径させ、それによ
り工具Tのシヤンク部が確実且つ強固に掴持され
るようになる。即ち締付用回転筒28の締付力に
よつて液体29aを介して肉薄な内壁部分22a
が変形してこれが掴持作用を発揮することになる
が、液体29aの押圧力は、パスカルの原理によ
つて該回転筒28が接する直下の空洞部のみなら
ず、該回転筒7が接することのないチヤツク筒基
端部寄り及びチヤツク把持用フランジ部23が周
設されるチヤツク本体21に形成される空洞部に
も均一に作用し、これがために上記肉薄内壁部分
22aはその先端部から基端部に至る全域におい
て均一に収縮し、それだけ軸方向の掴持長さ(チ
ヤツク長)を多く取ることができ、切削工具をよ
り確実に掴持することができる。しかもチヤツク
筒22の先端即ち口元は、締付用回転筒28及び
ニードルローラベヤリング27による所謂ロール
ロツク方式によつて確実に縮径されるため、工具
Tのシヤンク部外周面との間に大きな隙間を生ず
ることがない。また、環状の空洞部29がチヤツ
ク筒22の全長と上記回転筒28の締付力が直接
的に作用しないチヤツク本体21とに亘つて設け
られていて、工具Tのシヤンク部を実質的に掴持
するチヤツク筒22の薄肉壁部分つまり弾性変形
部分の範囲がチヤツク筒22の全長及びチヤツク
本体21に及んでいるため、チヤツク筒22の長
さは比較的短くても、該チヤツク筒22とチヤツ
ク本体21とによつて工具をより効果的に掴持で
き、それによつて結果的にチヤツク筒22の剛性
を高めることができる。
第1図に例示したチヤツクにおける空洞部29
は完全な環状の空洞部であるが、第2図及び第3
図に示すように空洞部を周方向に複数に区画して
もよい。すなわち、この第2図、第3図によれ
ば、空洞部39は第1図による場合と同じくチヤ
ツク筒22の全長とチヤツク本体21とに亘つて
環状に設けられたものであるが、この空洞部39
は第3図で明らかなように内部に3つの隔壁3
0,30,30が周方向に定間隔で配設されて3
つの室39a,39a,39aに区画されてい
る。各隔壁30は空洞部39の先端の若干手前で
制限されてそこに連通室40を形成しており、し
たがつてこの連通室40により各室39aは互い
に連通するようになつている。このような隔壁3
0を設けることによつてチヤツク筒22の剛性を
高めることができる。尚、第2図及び第3図のチ
ヤツクにおける空洞部39以外の構成部材は第1
図のチヤツクと同様であり、したがつて同一番号
を付している。
(考案の作用及び効果) 本考案のチヤツクによれば、締付用回転筒及び
ニードルローラベヤリングの作用により、チヤツ
ク筒における空洞部より外側の壁部が弾性変形に
より縮径し、それによつて空洞部内の液体が加圧
され、その液圧が空洞部の内側の壁部に作用して
この内側壁部を均等に弾性変形させ縮径させるた
め、振れ精度が容易に維持できる。そしてチヤツ
ク筒の先端たる口元は、所謂ロールロツク方式に
よつて確実に縮径されるため工具のシヤンク部外
周面との間に大きな隙間が生ぜず、したがつて工
具に対する掴持を確実に行わせることができる。
しかのみならず、外力による空洞部内の液体の
反発力はパスカルの原理により空洞部全域にわた
つて均一に作用し、これがために締付用回転筒の
直接的な押圧力の作用しないチヤツク筒基端部及
びこれに隣接するチヤツク本体に設けた空洞部を
介してその内壁部分まで収縮させることができ、
これによつて掴持長さ(チヤツク長)を多く取る
ことができ、切削工具をより確実に掴持すること
ができる。
また上述のように空洞部がチヤツク筒のほぼ全
長のみならず、これより基端側のチヤツク本体に
亘つて形成されることによつてチヤツク本体の内
壁部分にもチヤツク作用を発揮させることがで
き、これがためにチヤツク筒の長さが比較的短く
ても工具をより効果的に掴持することができ、チ
ヤツク筒の長さを短くすることができる結果、そ
れだけチヤツク筒の剛性を高めることができる。
さらには、チヤツク筒の収縮とこれによるチヤ
ツク筒及びチヤツク本体の内壁部分の収縮は全て
径方向の縮径成分であるからこれに掴持される工
具は、掴持(チヤツク)前の位置をそのまま維持
することができ、チヤツキング時に工具が軸方向
に移動するこがないからチヤツク筒からの工具先
端部の突出量を予め所定の突出量にセツトするこ
と、即ちプリセツトを極めて正確に且つ容易に行
うことができ、NC工作機械用のチヤツクとして
最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るチヤツクの一実施例を示
す半縦断側面図、第2図は他の実施例を示す半縦
断側面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第
4図は従来における純油圧式チヤツクの半縦断側
面図、第5図は第4図のチヤツクの作動状態を示
す半縦断側面図、第6図は従来におけるロールロ
ツク方式のチヤツクを示す半縦断側面図である。 21……チヤツク本体、21a……テーパシヤ
ンク部、22……チヤツク筒、22a……内側壁
部、22b……外側壁部、23……チヤツク把持
用フランジ部、27……ニードルローラベヤリン
グ、28……締付用回転筒、29,39……空洞
部、29a……液体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作機械の主軸に着脱自在に装着されるテーパ
    シヤンク部を有するチヤツク本体と、このチヤツ
    ク本体に同軸状に一体突設されたチヤツク筒と、
    チヤツク本体の外周に周設されたチヤツク把持用
    フランジ部とを有するチヤツクにおいて、上記チ
    ヤツク筒及びチヤツク本体には該チヤツク筒のほ
    ぼ全長とチヤツク本体とに亘つて延びる実質的に
    環状の空洞部を該チヤツク筒及びチヤツク本体と
    同心的に設けて、この空洞部に油等の液体を密閉
    充填すると共に、チヤツク筒の外周面を先細テー
    パ状に形成してこのチヤツク筒に、ニードルロー
    ラベヤリングを介し先細テーパ状内周面を有する
    締付用回転筒を外嵌してなることを特徴とするチ
    ヤツク。
JP1985137811U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0123686Y2 (ja)

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