JPH0123675B2 - - Google Patents

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JPH0123675B2
JPH0123675B2 JP56079083A JP7908381A JPH0123675B2 JP H0123675 B2 JPH0123675 B2 JP H0123675B2 JP 56079083 A JP56079083 A JP 56079083A JP 7908381 A JP7908381 A JP 7908381A JP H0123675 B2 JPH0123675 B2 JP H0123675B2
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JP
Japan
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pump
passage
valve hole
discharge
passages
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JP56079083A
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English (en)
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JPS57193791A (en
Inventor
Naoaki Masuda
Takeshi Ooe
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Jidosha Kiki Co Ltd
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Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE3219468A priority patent/DE3219468A1/de
Priority to ES1982277884U priority patent/ES277884Y/es
Publication of JPS57193791A publication Critical patent/JPS57193791A/ja
Publication of JPH0123675B2 publication Critical patent/JPH0123675B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/06Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/24Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves
    • F04C14/26Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves using bypass channels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は平衡ベーンタイプのオイルポンプに関
し、さらに詳しくは1組のポンプカートリツジを
2台のポンプとして分割共用するとともに、これ
ら両ポンプからの圧力流体の供給を選択的に制御
することにより消費馬力の低減化を図つた、小
型、軽量かつ低コストなオイルポンプに関する。
たとえば自動車に搭載され運転者のハンドル操
作力を軽減する動力舵取装置において、その油圧
発生源として用いられるポンプは、通常、自動車
のエンジンで回転駆動され、その吐出量はエンジ
ンの回転数に比例して増減する。したがつて、こ
のようなポンプには、エンジンの低回転域、すな
わちポンプ吐出量が小さいときにでも前記動力舵
取装置などの流体機器の作動に支障のない充分な
流量が供給できる容量を有することが要求され
る。しかし、このような容量を設定すると、エン
ジンの高回転域において不必要に大きな流量が供
給されることになり、無駄であるばかりか、この
ポンプ駆動のためエンジンの消費馬力が増大し、
自動車用エンジンの燃費に大きく影響するもの
で、省エネルギ化を図るうえで好ましくない。
このため、従来から、1組のポンプカートリツ
ジを2台の容量の小さなポンプとして分割して用
い、かつこれら両ポンプからの圧力流体を流体機
器側に選択的に供給する流路切換機能を備えた制
御部を組合わせるように構成した省エネタイプの
装置が考えられている。すなわち、このような装
置によれば、各ポンプの吐出量が小さいときには
これらを合流させて供給し、また各ポンプの吐出
量が大きくなつたときには一方のポンプからの圧
油のみを動力舵取装置などの流体機器側に供給
し、かつ他方のポンプをポンプ吸込側に接続して
その圧油を還流させ、これによりこのポンプを駆
動するのに要する馬力を極力小さくして消費馬力
の低減化を図ることが可能となる。
しかし、このような利点を有する装置を具体化
するうえで注意すべき点は、ベーンを有するロー
タおよびカムリングなどからなる1組のポンプカ
ートリツジを、2台のポンプとして用いる場合に
生じる構造上の問題である。
すなわち、1組のポンプカートリツジを2台の
ポンプとして利用するため、最も単純には、ロー
タの軸対称位置に形成される一対のポンプ室を分
離して別々の吐出側通路に導くことが考えられ、
その一例が特開昭55−49594号公報や特開昭55−
82868号公報などによつて提案されている。しか
しながら、このような構造のものは、ポンプ通路
や制御部の構成が簡素化できる反面、一方のポン
プ室をタンク室に接続してこれを無負荷状態とし
た際他方のポンプ室でのみポンプ作用が行なわれ
ることから、ロータおよびその回転軸に対して荷
重がアンバランスに加わり、これによりポンプ可
動部の耐久性および動作上の信頼性の面で好まし
くなく、しかも騒音の発生原因にもなるなどの恐
れがあり、必ずしも実用的なものではない。
また、上述した問題のないバランス型として、
米国特許2887060号公報などにみられるように、
ロータの周囲でその軸対称位置に形成される一対
のポンプ室に対しそれぞれ独立した2つの吐出側
通路を接続し、かつ各ポンプ室内でロータの軸対
称位置に開口した対をなす通路同士を合流させて
分割された別個のポンプとして利用する構成のも
のも知られている。しかしながら、このような構
造によれば、いたずらに通路数が増大し、それぞ
れの接続、さらには制御部としてのスプールバル
ブなどへの配管などが複雑化し、その実用化にあ
たつて問題の多いものであつた。
特に、これらのポンプカートリツジ、制御部、
および通路などはオイルポンプとして1個のポン
プボデイ内に一体的に組込まれることが一般的で
あり、上述した問題はポンプ全体の製造、組立て
およびコストの面で大きく影響し、また全体が大
型化するという問題を招く恐れがある。
そして、一方において、この種のオイルポンプ
では、全体の構成が簡単で、組立性に優れ、しか
も小型、軽量かつ低コストであることが望まれて
おり、この要請は動力舵取装置などのようにエン
ジンルームの狭いスペースに装着されるものでは
特に顕著であり、このような点を全て満足し得る
省エネタイプのオイルポンプの出現が要望されて
いる。
本発明はこのような要請に応えるべくなされた
もので、ポンプカートリツジ内に形成される一対
のポンプ室に対しそれぞれ対をなして開口する吸
込側通路と2種類の吐出側通路とを、前記カート
リツジの一側に配置されるポンプボデイ内に形成
するとともに、前記それぞれの通路間の流路を切
換える制御部となるスプールバルブを前記ポンプ
ボデイ内で軸線方向に沿つて配設し、かつこのス
プールバルブにそれぞれ対をなす通路を適宜接続
するという簡単な構成によつて、ポンプ低速回転
時には全量の圧力流体を供給し、かつ高速回転時
には一部をバランスよく吸込側に短絡してその消
費馬力を軽減し、省エネルギ化を図ることが可能
となるばかりでなく、各部の構成が簡素化されて
小型、軽量化の要請を満足することができ、しか
もコスト的にも安価なオイルポンプを提供するも
のである。
以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図ないし第3図は本発明に係るオイルポン
プの一実施例を示し、本実施例では自動車の動力
舵取装置に適用する場合について説明する。
これらの図において、全体を符号10で示すオ
イルポンプは、複数枚のベーン11を有するロー
タ12と、このロータ12の周囲を取り囲む略楕
円形状のカム面13aを有するカムリング13と
からなる1組のポンプカートリツジ14を備え、
このポンプカートリツジ14の両側にはそれぞれ
ポンプボデイを構成するフロントボデイ15およ
びリアボデイ16が圧接して配設されている。そ
して、これら両ボデイ15,16はカムリング1
3を挾み込んだ状態で周方向4箇所をボルト17
により締結固定されている。なお、図中18,1
9は各接合面をシールするOリングである。
また、前記フロントボデイ15は、第1図およ
び第2図から明らかなように、ポンプカートリツ
ジ14の一側に接合される円板状部15aとその
中央部から軸線方向に突設された円筒状部15b
とからなり、かつこれらを貫通するようにしてエ
ンジンなどから回転伝達を受ける前記ロータ12
の回転軸20が配設され、プレーンベアリング2
1で回転自在に支持されている。そして、この回
転軸20の内方端は前記ロータ12にスプライン
結合されかつ抜け止め用のスナツプリング22に
より固定されている。なお、図中23は円筒状部
15bの先端に被冠されたカラー、24はその先
端で回転軸20との間をシールするオイルシー
ル、25は回転軸20に沿つて漏出した作動油を
吸込側に戻すためのオイル還流路で、さらに26
は円板状部15a外側面に設けられこのオイルポ
ンプ10全体を車体側に取付けるためのねじ孔で
ある。
一方、前記ポンプカートリツジ14内で、ロー
タ12の軸対称位置に形成される一対のポンプ室
30,31のそれぞれには、第4図に示すよう
に、対をなすポンプ吸込側通路32,33に連通
する吸込ポート32a,33aが開口し、かつそ
のロータ12の回転方向には、所定間隔おいてそ
れぞれ第1および第2のポンプ吐出側通路34,
35;36,37に連通する吐出ポート34a,
35a;36a,37aが各ポンプ室30,31
に対をなして開口されている。このとき、各ポン
プ室30,31に対をなして開口する吸込ポート
32a,33a、第1吐出ポート34a,35
a、第2吐出ポート36a,37aはそれぞれロ
ータ12の軸心を中心として点対称位置に設けら
れている。そして、それぞれ対をなす第1吐出ポ
ート34a,35aと第2吐出ポート36a,3
7aとから吐出される圧油を、別々の通路34,
35;36,37に供給することによりそれぞれ
を別個のポンプとして利用している。
すなわち、1組のポンプカートリツジ14を2
台のポンプとして利用するために、ロータ12の
軸対称位置に形成される各ポンプ室30,31の
吐出領域を2分割し、それぞれ対をなす部分を組
合わせることによつて、バランスのよいポンプ作
用を行なわせることが可能となる。そして、この
ようなバランス型の2段式ポンプによれば、一方
の吐出ポートがタンク側に短絡され、無負荷状態
になつたときにでも、ロータ12側にバランスよ
く荷重が加わり、ポンプ可動部が片寄つて摩耗す
るといつた問題がなく、耐久性および動作上の信
頼性に優れ、しかも騒音などの発生源となること
がない。
さて、本発明によれば、上述したポンプカート
リツジ14内の各ポンプ室30,31にタンク側
から圧油を導くポンプ吸込側通路32,33と、
ポンプ作用により吐出される2方向への圧油を供
給する第1および第2のポンプ吐出側通路34,
35;36,37とを、その圧油の流れを制御す
る制御部となるフローコントロールバルブ40と
の位置関係を考慮したうえで、このフローコント
ロールバルブ40と共に前記リアボデイ16内に
巧みに配設し、簡単でかつ加工等の容易な構成に
よりポンプ全体の小型、軽量かつ低コスト化を図
つたところに特徴を有している。
これを詳述すると、前記ポンプカートリツジ1
4の後端側に圧接して配設されるリアボデイ16
には、前記ロータ12の回転軸20と同一軸線上
に位置するようにしてリアボデイ16の後端部中
央に開口するバルブ孔41が穿設され、その開口
部はOリング42を有するプラグ43によつて密
閉されている。そして、このバルブ孔41内に
は、リアボデイ16の軸線方向に摺動動作される
前記フローコントロールバルブ40のスプール4
4が配設され、かつプラグ43側に設けられたス
プリング45によつてロータ12側への付勢力が
与えられている。
一方、前記スプール44のロータ12側の前端
部外周には環状溝44aが形成されかつこの環状
溝44aに対応するようにしてバルブ孔41の前
端部には、第5図および第6図から明らかなよう
に、第2吐出ポート36a,37aに連通する第
2のポンプ吐出側通路36,37が前記バルブ孔
41に直交する通路によつて孔内で対向して開口
されている。
また、前記第1吐出ポート34a,35aに連
通する第1のポンプ吐出側通路34,35は、第
1図から明らかなように、上述した第2のポンプ
吐出側通路36,37よりもリアボデイ16の後
端側に軸線方向に沿つて導かれかつリアボデイ1
6の側方から穿設された通路孔によつて前記バル
ブ孔41の軸線方向中央部に対向して開口されて
いる。この場合、通路34側は図示されていな
い。そして、この第1のポンプ吐出側通路34,
35の開口部は、常時はスプール44の後端側ラ
ンド部44bによつて閉塞されている。
さらに、前記リアボデイ16の前端部側方に
は、第1図および第6図から明らかなように、第
1のポンプ吐出側通路34,35を横断してバル
ブ孔41の前端部に臨む通路孔46,47が穿設
され、かつこれら通路孔46,47内には前記バ
ルブ孔41側から第1のポンプ吐出側通路34,
35を切離す逆止弁48,49が配設されてい
る。したがつて、この第1のポンプ吐出側通路3
4,35は逆止弁48,49およびバルブ孔41
を介して第2のポンプ吐出側通路36,37と接
続されることになり、これによりスプール44の
非作動時においては第1吐出ポート34a,35
aからの圧油は第2のポンプ吐出側通路36,3
7内において第2吐出ポート36a,37aから
の圧油と合流されることになる。なお、図中46
a,47aは各通路孔46,47の開口部を閉塞
する盲プラグである。
そして、前記リアボデイ16の上端側には、第
1図に示されるように、前記バルブ孔41と平行
となるように軸線方向に沿つて吐出通路50が形
成され、かつこの吐出通路50はボデイ上方側に
形成された第2のポンプ吐出側通路36にメータ
リングオリフイス51を介して接続されている。
このメータリングオリフイス51は上述した第2
のポンプ吐出側通路36から吐出通路50を介し
て供給される圧油の流量をオリフイス前後の差圧
として検出し、その流量が所定量以上になつたと
きに前記スプール44をスプリング45に抗して
作動させ、前記第1のポンプ吐出側通路34,3
5の流路を吐出側からタンク側へと切換えると共
に、第2のポンプ吐出側通路36,37から送り
出される圧油の流量を所定量以下に維持する役割
を果たす。なお、図中52は前記オリフイス51
下流側の圧油をスプリング45を配設したバルブ
孔41内の低圧室に導くダンパオリフイス、53
は前記リアボデイ16の後端側に開口する吐出通
路50に設けられた吐出側コネクタで、また54
は前記スプール44内に付設された周知のリリー
フバルブである。
一方、前記ポンプ室30,31に吸込ポート3
2a,33aを介してタンク側からの圧油を導く
ポンプ吸込側通路32,33は、第1図、第7図
および第8図に示すように、リアボデイ16の側
方からバルブ孔41を貫通して穿設された通路孔
60により接続され、かつこの通路孔60に対し
リアボデイ16の上部円筒状部16aから穿設さ
れた一対の通路孔61a,61bに連通してい
る。そして、この上部円筒状部16aの上端部に
はタンク側に接続される吸込側コネクタ62が固
定され、上述した一対の通路孔61a,61bに
対し圧油が送り込まれる。
さて、このようなポンプ吸込側通路32,33
において、注意すべきことは、その連通路となる
通路孔60が前記バルブ孔41内において前記第
1および第2のポンプ吐出側通路34,35;3
6,37のそれぞれ対をなす開口部間に位置する
ように配置されていることで、またこの通路孔6
0の開口部に対応してスプール44の軸線方向中
央部には環状溝44cが形成されている。そし
て、スプール44の非作動時においてはこの環状
溝44cにより通路孔60を介して前記対をなす
ポンプ吸込側通路32,33が連通されている。
また、スプール44がオリフイス51を通過す
る流量の増加により作動されると、まず初めに前
記第1のポンプ吐出側通路34,35が環状溝4
4c、通路孔60を介してポンプ吸込側通路3
2,33に接続され、さらにスプール44が作動
すると第2のポンプ吐出側通路36,37もまた
ポンプ吸込側通路32,33側に接続されること
になる。
したがつて、このような構成によれば、ポンプ
回転数が小さく、各吐出側通路34,35;3
6,37を流れる圧油の流量が小さいときには、
スプール44は非作動状態とされ、これにより第
1のポンプ吐出側通路34,35のバルブ孔41
への開口部は閉塞されている。そして、このとき
には、この第1のポンプ吐出側通路34,35は
逆止弁48,49を開弁して第2のポンプ吐出側
通路36,37側に接続されることになり、その
結果ポンプ室30,31から吐出される圧油はそ
の全量が吐出通路50を経て流体機器側に供給さ
れる。
また、ポンプ回転数が大きくなり、これにより
供給量が所定量以上となると、メータリングオリ
フイス51前後の圧力差によりスプール44が作
動して軸線方向右側(第1図参照)に移動し、そ
の結果第1の吐出側通路34,35がポンプ吸込
側通路32,33側に順次接続されて短絡すると
ともに、逆止弁48,49が徐々に閉じて第2の
吐出側通路36,37から切離される。したがつ
て、このときには、ポンプ室30,31からの圧
油はその余分な油圧がタンク側に戻されるととも
に、残りが第2の吐出側通路36,37を介して
吐出通路50側に供給されることとなり、これに
より供給量が所定量に維持されるとともに、ポン
プ消費馬力が軽減されて省エネルギ化を図ること
ができる。そして、このとき、ロータ12などに
対しアンバランスな荷重が加わることがないた
め、ポンプ可動部の耐久性や動作上の信頼性が損
なわれることはない。
さらに、ポンプ回転数が大きくなり、第2の吐
出側通路36,37内を流れる流量が所定量以上
になると、メータリングオリフイス51の働きに
よりスプール44がさらに移動してこの第2の吐
出側通路36,37をもポンプ吸込側通路32,
33側に順次接続し、その一部をタンク側に還流
させることになり、その結果吐出通路50を経て
供給される圧油の流量を所定値以下に維持する。
なお、上述した実施例では、第1および第2の
吐出側通路34,35;36,37を吸込側通路
32,33に適宜接続する流路切換機能とその供
給量を制御する流量制御機能とを有するフローコ
ントロールバルブ40を、リアボデイ16内にお
いてロータ12の回転軸20と同一軸線上に配設
した場合を説明したが、本発明はこれに限定され
ず、リアボデイ16内で軸線方向に沿つて配設さ
れていればよいもので、要するに吸込側および2
種類の吐出側通路を簡単で、かつ効率よくリアボ
デイ内に配置されることが可能であればよい。
また、このフローコントロールバルブ40内の
スプール44を逆に配置させてプラグ43側を高
圧室としてもよく、これに合わせて各通路の開口
位置を設定することは自由で、さらに第1の吐出
側通路側を逆に吐出通路に接続してこれに第2の
吐出側通路を逆止弁を介して接続する等の設計変
更は容易に推考できる範囲である。
また、吐出通路50および吐出側コネクタ53
は必ずしもリアボデイ16の軸線方向に沿つて配
設される必要はなく、各通路およびバルブ孔との
関係において配設し易い位置に変更することは自
由である。
さらに、前述した実施例では、ポンプカートリ
ツジ14を構成するカムリング13を、フロント
およびリアボデイ15,16と共にボルト17で
締結するために外周部に舌片の突片部を有する形
状で形成した場合を説明したが、本発明はこれに
限定されず、たとえば位置決めピンなどによりボ
デイ側との回転方向の位置関係を保つたうえで、
従来用いられている円筒状タイプのものを適用す
ることは可能であり、このようにすれば汎用性の
面で有効である。
なお、上述した実施例では、オイルポンプ10
を動力舵取装置に用いた場合について説明した
が、本発明はこれに限定されず、小型、軽量化が
要求されるこの種のオイルポンプであれば、各種
の油圧機器に使用できることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明によれば、ポンプ
カートリツジの一側に配設されるポンプボデイ内
においてその軸線方向にフローコントロールバル
ブを配置させるとともに、そのバルブ孔に対しポ
ンプカートリツジ内の一対のポンプ室にそれぞれ
対をなして開口するポンプ吸込側通路、第1およ
び第2のポンプ吐出側通路を順次対向して開口さ
せるようにしたので、各部の構成が簡素化し、そ
の製造、組立て等が容易に行なえるばかりでな
く、ポンプ全体の小型、軽量化を図り、しかも低
コストで省エネタイプのオイルポンプを得ること
ができる。また、本発明によれば、ポンプ可動部
の耐久性および動作上の信頼性が向上するばかり
でなく、各通路を効率よく配設しているため通路
内での圧力損失を可能な限り低減して省エネルギ
化を図ることができる。さらに、本発明によれ
ば、各ポートからの通路がバルブ孔内にそれぞれ
対向して開口していることからスプールの動きも
向上し、その制御機能が円滑かつ確実となり、ま
た構造的にも従来のポンプと大きな変更は少な
く、その構成部品のほとんどが共用化できるため
加工、製造などが容易であるといつた利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るオイルポンプの一実施例を示
し、第1図は全体の概略構成を示す縦断側面図、
第2図はポンプ前端部からみた正面図、第3図は
ポンプ後端部からみた背面図、第4図は1組のポ
ンプカートリツジを2台のポンプとして利用する
ための各通路とポンプ室との関係を示す説明図、
第5図ないし第7図はそれぞれ第1図の−
線、−線、−線断面図、第8図は第3図
の−線部分を断面して示す側面図である。 10……オイルポンプ、11……ベーン、12
……ロータ、13……カムリング、14……ポン
プカートリツジ、16……リアボデイ(ポンプボ
デイ)、20……回転軸、30,31……ポンプ
室、32,33……ポンプ吸込側通路、34,3
5……第1のポンプ吐出側通路、36,37……
第2のポンプ吐出側通路、40……フローコント
ロールバルブ、41……バルブ孔、44……スプ
ール、45……スプリング、48,49……逆止
弁、50……吐出通路、51……メータリングオ
リフイス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カムリング内でロータの軸対称位置に形成さ
    れる各ポンプ室に対しロータの回転方向に所定間
    隔をおいて開口するポンプ吸込側通路と第1およ
    び第2のポンプ吐出側通路とをそれぞれ形成して
    なるポンプボデイを備え、このポンプボデイには
    軸線方向に穿設したバルブ孔内で一端部側に付勢
    された状態で摺動自在に支持されるスプールを有
    するフローコントロールバルブが配設され、前記
    ポンプ吐出側通路のうち一方の通路は前記バルブ
    孔の一端部側に対向して開口されるとともにこの
    通路の一部からメータリングオリフイスを経て吐
    出通路に連通され、他方の通路は前記一方の通路
    に対し逆止弁を介して接続されるとともに前記バ
    ルブ孔の軸線方向中央部に対向して常時はバルブ
    孔内のスプールにより閉塞される位置に開口さ
    れ、かつ前記ポンプ吸込側通路はそれぞれのポン
    プ吐出側通路の開口部間に位置するように前記バ
    ルブ孔内に対向して開口され、前記スプールは、
    前記バルブ孔の一端部側に導かれるメータリング
    オリフイス上流側圧力とバルブ孔他端部側に導か
    れるメータリングオリフイス下流側圧力との圧力
    差によつて作動し、このスプール作動時にバルブ
    孔中央部に開口した他方のポンプ吐出側通路、次
    でバルブ孔の一端部側に開口した一方のポンプ吐
    出側通路を、前記ポンプ吸込側通路に接続するよ
    うに構成されていることを特徴とするオイルポン
    プ。
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ES277884Y (es) 1985-03-01
ES277884U (es) 1984-08-01
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