JPH01235554A - そばめんの製造方法 - Google Patents

そばめんの製造方法

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JPH01235554A
JPH01235554A JP63060844A JP6084488A JPH01235554A JP H01235554 A JPH01235554 A JP H01235554A JP 63060844 A JP63060844 A JP 63060844A JP 6084488 A JP6084488 A JP 6084488A JP H01235554 A JPH01235554 A JP H01235554A
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flour
buckwheat
noodles
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parts
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Tsunetoshi Yamato
大和 常利
Masayuki Yamada
正行 山田
Rikio Yamazaki
山崎 利喜男
Hitoshi Hattori
服部 等
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NITSUKOKU SEIFUN KK
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NITSUKOKU SEIFUN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、そばめんの製造方法に関するものであり、更
に詳しくは、茹上げた後の外観、食感、食味等が極めて
良好な生そばめん、干そばめんを製造する方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、そばめんの原料であるそば粉は、玄そば(そば種
子ともいう)からそばa(果皮ともいう)を除去した内
実(そば粒、そば実、抜きそばともいう)を石臼挽砕ま
たはロール挽砕してなり、これを小麦粉等に30乃至8
0%配合して後、そばめんを製造していたものである。
上記のそば粉は粒度がいずれも80乃至250メツシュ
であるが、石臼挽砕のものは約250メツシュのそば粉
が約25%占め、またロール挽砕によるそば粉は約17
0メツシュの粒度のものが約30%占めているものであ
り、これは長野食工試研報13:154(1985)に
詳しく記載されている。又、製粉工程上胚乳の中心部粉
、胚乳の中層部粉及び胚乳の外層部、甘皮部、胚芽部と
の混合粉の3種の粉を得る。従来のそばめんは、それぞ
れのそば粉を小麦粉等のつなぎ材を使用し製麺されてい
たものである。又、干そぽめんの製造は、そばめんと同
様であるか、食塩水を使用又は、使用せずして乾燥工程
を経ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように従来のそばめんは、胚乳の内層部、胚乳の
外層粉、せ皮部及び胚乳部の各部の粉を混合し又は混合
せず、そば粉として使用し製麺しているが、滑らかさ、
透明感、風味の点で満足し得ないものであった。
本発明は、粒度を40乃至80メツシュに粗く挽砕した
そば粉を使用することによって蛋白質の流出が遅くなる
という点に着目し、種々の研究を重ねた結果、殻を除去
した内実全粒を粗く挽ひとによって良好な外観、食感を
得たが、風味が著しく落ちたため、胚乳の内層部を取り
除き、胚乳の外層部と甘皮部と胚芽部を粗く挽した粉を
使用することにより、外観1食感、風味の点で良好なそ
ばめんを得ることを確立した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るそばめんの製造方法は、まず、そば殻を除
去した内実から胚乳の内層部を取り除く、この内実の甘
皮部、胚乳の外層部及び胚芽部を40乃至80メー2シ
ユに挽砕して粗びきそば粉を得る。この粗びきそば粉を
小麦粉等の穀粉中に5乃至50重量部混合する。しかる
後、常法により製めんすることを特徴している。
〔発明の作用〕
本発明の方法において使用するそば粉は、澱粉部分が多
く香りに欠けている胚乳の内層部が含まれておらず、蛋
白質の部分が多く、しかも香りが強い甘皮部、胚乳の外
層部及び胚芽部とから構成されている。この甘皮部、胚
乳の外層部及び胚芽部を40乃至80メツシュに粗く挽
砕しであるから、そば粉の一粒毎に蛋白質と澱粉とが結
合されている状態になっているために、水溶性蛋白質が
茹めん線に溶は出さず、そば澱粉と小麦澱粉が別途に湖
化する。また、茹めん線中において粒度の粗い部分が硬
さを保ち粒度の細かい部分とに硬さの勾配が生じ、軟ら
かい部分と硬い部分との変化から異なる接触刺激を生む
ようになる。しかも、そば粉が粗い場合、茹めん線の表
面がそば粉の大きな面の集りになるために滑らかな食感
となる。
〔実施例〕
本発明においては、玄そばを常法により精選し、混在し
ている挟雑物を除去する。この玄そばから臼挽きロール
によってそば殻を取り除き、内実を得る。そして、まず
上記内実をロールで軽く挽き割り、篩によって胚乳の内
層部を取り除く。
この内層部は、澱粉の部分が多く、蛋白質の少ない灰分
値の低い部分で、色は白く、そばの香りがやや欠けてい
る。
次に、内層部を取り除いた残余の胚乳の外層部と、甘皮
部と、胚芽部とを更にロールに通し、篩により40乃至
80メツシュの粗びきそば粉を得る。
この場合、甘皮部、胚乳の外層部及び胚芽部を全体的に
40乃至80メツシュに挽砕してもよいし、例えば、甘
皮部は40乃至50メツシュ、胚乳の外層部は50乃至
60メツシュ、胚芽部は65乃至75メツシュに挽砕し
混合してもよい、甘皮部、胚乳の外層部及び胚芽部は蛋
白質が多く、香りも強い部分である。これらの部分を粗
く挽砕しであると、そば粉の一粒毎に蛋白質と澱粉とが
結合状態になり、蛋白質が溶は出さず、そば澱粉と小麦
澱粉が別途に湖化するようになる。また、茹めん線中に
おいて粒度の粗い部分が硬さを保ち、粒度の細かい部分
との変化から異なる接触刺激が生ずる。更に、茹めん線
の表面がそば粉の大きな面の集りになるものである。な
お、40メツシュ以下の粗い場合は、製めん性が極端に
悪くなる。
更に、上記粗びきそば粉を小麦粉等の穀粉中に5乃至5
0重量部混合する。また、場合によってはつなぎ材(カ
ルボキシルメチルセルロース、アルギン酸、プロピレン
グリコールエステル、ローカストビーンガム等の糊料類
、卵白、カゼイン、カロブジャム、グルテン等の蛋白質
類、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル等の乳化材類
)、食塩等を添加し、常法により智めんする。粗びきそ
ば粉が5重量部未満では、香りや歯切れ等に効果がない
、また、50重量部を超えると製めん性が悪くなる他、
粗びきそば粉の特徴を生かしたそばめんを得ることがで
きない。
実施例1 胚乳の外層部、甘皮部、胚芽部を40乃至80メツシュ
に挽砕した粗びきそば粉を得、この粗びきそば粉30部
、小麦粉70部に水30部を加え、混合機中で充分に撹
拌混練した。これを圧延ローラーでめん厚1.3mmに
圧延し1次いで20番0歯刃を使用して生めん線を得た
実施例2 実施例1と同様にして得た粗びきそば粉40部、小麦粉
60部に水30部を加え、実施例1と同様にして生めん
線を得た。
実施例3 実施例1と同様にして得た粗びきそば粉20部。
北海道産玄そば5にカナダ産玄そば5の混合原料を用い
、この玄そばからそば殻を除去して得た内実をロール挽
砕して全粒を80乃至250メツシュにしたそば粉(以
下、そば並粉という)20部、小麦粉60部に水30部
を加え、実施例1と同様にして生めん線を得た。
実施例4 実施例1と同様にして得た粗びきそば粉20部、実施例
3と同様にして得たそば並粉40部、小麦粉40部に、
水30部を加え、実施例1と同様にして生めん線を得た
実施例5 実施例1と同様な操作及び原料配合に食塩1.5部を加
え、実施例1と同様にして生めん線をつくり、常法に従
って乾燥し干そばめんを得た。
実施例6 実施例2と同様な操作及び原料配合に食tfi1.5部
を加え、実施例1及び5と同様にして干そばめんを得た
実施例7 実施例3と同様な操作及び原料配合に食塩1.5部を加
え、実施例1及び5と同様にして干そばめんを得た。
L記実施別品と比較するために、次のような比較別品を
得た。
比較例1 実施例3と同様にして得たそば並粉30部、小麦粉70
部に水30部加え実施例1と同様にして生めん線を得た
比較例2 実施例3と同様にして得たそば並粉40部、小麦粉60
部に水30部加え実施例1と同様にして生めん線を得た
比較例3 北海道産玄そば5にカナダ産玄そば5の混合原料を用い
、この玄そばからそば殻を除去して得た内実をロール挽
砕し、胚乳の外層部と甘皮部、胚芽部を80乃至250
メー2シユに挽砕したそば粉30、小麦粉70部に水3
0部を加え、実施例1と同様にして生めん線を得た。
比較例4 比較例1と同様な配合に食塩1.5部を加え、実施例1
及び5と同様にして干そばめんを得た。
比較例5 比較例2と同様な配合に食塩1.5部を加え、実施例1
及び5と同様にして干そばめんを得た。
比較例6 比較例3と同様な操作及び配合に食塩1.5部を加え、
実施例1及び5と同様にして干そばめんを得た。
以上にようにして得た実施例7品と比較例6品を95℃
の熱湯に生そばめんは4分間、干そばめんは6分間要し
て茹上げ、冷却水洗い後パネル大人20名によって食し
た。そして香り、滑さ、歯切れ、透明感、総合評価につ
いて、1乃至5点を範囲として評点した。その平均値は
表1(生そばめん)、表2(干そばめん)の通りであっ
た。
表1(生そばめん) 表2(干そばめん) 本 5:非常に良い  4;良い  3;普通2:劣る
  l:極めて劣る なお、製めん性については、めん製造工程を通して作業
者が、ミキシングした生地の状態、ロール操作中のめん
帯のつながり具合、めん帯表面の状態(ざらつき)、め
ん線の状態(切刃の面など)、等4項目を観察して評価
した。その結果、実施別品はいずれも「普通」であった
〔発明の効果〕
以上のように本発明において使用する粗びきそば粉は、
香りの薄い胚乳の内層部が含まれておらず、香りが強い
胚乳の外層部、甘皮部及び胚芽部を40乃至80メツシ
ュに粗く挽砕することにより、香りが良好であると共に
、そば粉の澱粉と小麦粉の澱粉とが別途に糊化するので
、透明感が生じ外観が良好である。更に、茹めん中に柔
らかい部分と硬い部分との変化から異なる接触刺激が生
まれるので歯切れが良く、その表面がそば粉の大きな面
の集りとなるので滑らかさが生ずる等、食感も極めて良
好なそばめんが得られるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. そば殻を除去した内実から胚乳の中心部及び胚乳の中層
    部(以下この2つを胚乳の内層部という)を取り除き、
    胚乳の外層部、甘皮部及び胚芽部を40乃至80メッシ
    ュに挽砕して粗びきそば粉を得、この粗びきそば粉を小
    麦粉等の穀粉中に5乃至50重量部混合した後、常法に
    より製めんすることを特徴とするそばめんの製造方法。
JP63060844A 1988-03-15 1988-03-15 そばめんの製造方法 Granted JPH01235554A (ja)

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Cited By (5)

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