JPH0122797Y2 - - Google Patents

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JPH0122797Y2
JPH0122797Y2 JP1982160198U JP16019882U JPH0122797Y2 JP H0122797 Y2 JPH0122797 Y2 JP H0122797Y2 JP 1982160198 U JP1982160198 U JP 1982160198U JP 16019882 U JP16019882 U JP 16019882U JP H0122797 Y2 JPH0122797 Y2 JP H0122797Y2
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JP
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fuel
exhaust
turbine
exhaust pipe
engine unit
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JP1982160198U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、排気ターボチヤージヤ付フユーエ
ルインジエクシヨンタイプのエンジンを搭載した
自動2輪車の燃料供給装置に係り、フユーエルフ
イルタで起しやすいベーパーロツクあるいはパー
コレーシヨンを防止するようにしたものに関す
る。
(従来の技術) 排気ターボチヤージヤ付フユーエルインジエク
シヨンタイプのエンジンを搭載した自動2輪車で
は、燃料タンクと燃料ポンプとの間に介在するフ
ユーエルフイルタは、各部との連係上フレーム上
部の燃料タンクと、その後方に連るシートとの間
の真下あたりに設置されるのが一般的である。
しかしこの部分には、エアクリーナ、バツテ
リ、ボデイカバーなどが密に配置されているの
で、走行風の少ない低速運転時などでは、エンジ
ンの熱気が篭つてフユーエルフイルタが加熱さ
れ、ベーパーロツクによりフユーエルポンプの動
作を阻害してエンジンストツプを起こしやすい。
例えば、真夏に高速走行したあとでエンジンが相
当にヒートした状態のまま渋滞する通路で低速走
行を強いられたときや、アイドリング運転を持続
させたときには、40℃程度に温度上昇して15分も
するとベーパーロツクが生ずることがある。
このようなおそれのある場合には、特開昭54−
160916号公報や特開昭57−113953号公報に示され
た気化器や燃料ポンプのように、エンジンの熱気
を受けにくい場所へ配置するようにすればよい
が、同じ燃料系の部材でもフユーエルフイルタの
設置位置には、他部材との関連や配管上制約があ
り、また外部に突出する配置は、破損などの機会
が多く好ましくない。
一方、排気ターボチヤージヤ装置では、シリン
ダ前部から導出された排気管がエンジンユニツト
の下方から後方を迂回して上方へ導かれ、またタ
ービン排気管が再度エンジンユニツト後下方に導
かれてから後輪側方に配置されたマフラに接続さ
れるレイアウトが採られるので、フレーム後下部
には排気管やタービン排気管が通り、その周辺も
排気熱の影響を受けやすい環境になつている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような現状に鑑み、この考案は、排気タ
ーボチヤージヤ付フユーエルインジエクシヨンタ
イプのエンジンが搭載された自動2輪車におい
て、排気管やタービン排気管の交錯するフレーム
後下部にフユーエルフイルタを位置させることに
よつてエンジンの熱気を避け、しかも、上記ター
ビン排気管などのからの熱の影響を少なくしてベ
ーパーロツクやパーコレーシヨンなどの熱外を防
ぐことができる自動2輪車の燃料供給装置を提供
することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案の自動2
輪車の燃料供給装置は、中央部に構築されたフレ
ーム内にエンジンユニツトが搭載され、その後部
の一側から後輪駆動用の駆動系が後方へ延出さ
れ、エンジンは排気ターボチヤージヤ付フユーエ
ルインジエクシヨンタイプであつて、エンジンユ
ニツト後上方に排気ターボチヤージヤが横置さ
れ、その排気タービンに対してエンジンユニツト
下方を迂回して上方へ立上つた排気管が周方向か
ら導入されると共に、排気タービンを駆動した排
気を排出するタービン排気管が、上記駆動系と同
側の排気タービン軸方向から導出され、エンジン
ユニツト側方へ降下し、かつ上記排気管の後方で
フレーム下方を横切つて反対側へ導かれその反対
側にあるマフラに接続された自動2輪車におい
て、上記駆動系とマフラの間で、フレーム下方を
横切る部分のタービン排気管の後上方に皿状の基
板が配置され、この基板上にフユーエルインジエ
クタに燃料を送る燃料ポンプとその後方に並んで
燃料タンクからの燃料を濾過して燃料ポンプへ送
るフユーエルフイルタとが配置された構成になる
ものである。
(作用) 以上のように構成したので、フユーエルフイル
タは周りが比較的開かれていて、特に後方、上方
が開放されているので空気が動きやすい環境に置
かれる。したがつて走行風があるときは勿論、低
速走行または停車時にあつてもフユーエルフイル
タの周りに熱気が篭ることがない。
特に、エンジンユニツトの後下方はシリンダの
熱を受けない位置である。一方において排気管や
タービン排気管には近いが、これらの後上方で皿
状の基盤の上に置かれ、停車時などで両排気管か
ら立ち昇る熱気は基盤により遮られて直接フユー
エルフイルタに触れることなく拡散し、ベーパー
ロツクやパーコレーシヨンを生ずる程にフユーエ
ルフイルタは加熱されない。
また、両サイドは駆動系とマフラで保護され、
下面側は基盤が保護板として機能しているので、
他物と衝合して損傷を受ける心配が少ない。
さらに、燃料ポンプとフユーエルフイルタとが
並設されていて、配管上の不利は少ないし、スペ
ース上組付けや保守点検が容易である。
(実施例) 以下この考案の実施例を示す図に就いて説明す
る。
第1図は排気ターボチヤージヤ付フユーエルイ
ンジエクシヨンタイプのエンジンを搭載した自動
2輪車の側面図である。
エンジンユニツト1は、中央部に構築されたフ
レーム2内に搭載される。その後部の一側にはチ
エーンなどの駆動系20が後方へ延びて後輪5に
連絡される。11は燃料タンク、19はシートで
ある。
エンジンユニツト1の後上部には、排気タービ
ン4と図示しないコンプレツサとを結合した排気
ターボチヤージヤが横置に配置される。この排気
タービン4には、シリンダ1aの前面部から導出
された排気管3aが、エンジンユニツト1の下方
から後方を迂回して周方向から接続される。
排気タービン4を駆動した排気を導くタービン
排気管3bは、前記駆動系20と同側の軸方向に
導出されて下降し、前記排気管3aの後方でフレ
ーム2下を横切つて反対側へ抜け、後輪5の側方
に沿つて設置されたマフラ6(第2図)に接続さ
れる。
一方、シリンダ1aの後部に開口する吸気通路
7には、排気タービン4により駆動されるコンプ
レツサの圧縮エアがサージタンク8を介して供給
される。コンプレツサの吸入側は、後方に配置さ
れたエアクリーナ9に、エアフロメータ10を介
して接続される。
次に、第2図に示すように、前記タービン排気
管3bがフレーム2下方を横切る部分の中央部、
前記マフラ6と駆動系20の間において、その上
方の後寄りに皿状の基盤14がフレーム2に固定
して設置される。基盤14上には、燃料ポンプ1
2およびその後方にフユーエルフイルタ13が取
着けられる。15はその固定用のフランプを示
す。
エンジンユニツト1の上方に載置された燃料タ
ンク11から下がつた導管16がフユーエルフイ
ルタ13に接続され、フユーエルフイルタ13の
アウトレツト側と燃料ポンプ12の吸入側が連結
管17で接続され、燃料ポンプ12の吐出側から
は圧送管18が吸気通路7に設置されたインジエ
クタに接続される。
こうして燃料タンク11の燃料はフユーエルフ
イルタ13を通つて燃料ポンプ12により圧送さ
れ、圧送管18を介して吸気通路7内に噴射され
る。燃料の噴射量は、エンジン回転数、エアフロ
メータ10による空気吸入量、スロツトル開度な
どの条件に合せて常に最適の空燃比が得られるよ
うに制御される。
燃料ポンプ12や特にフユーエルフイルタ13
は、エンジンの熱による熱害や他物との干渉によ
る損傷を受けやすいが、上記の配置によりその双
方が防がれる。
すなわち、フユーエルフイルタ13は、後方、
上方が開放されていて、空気の動きやすい雰囲気
に配置されているため、走行による空気の流れが
充分にあつて、加熱されることがない。
低速走行時や停車時において走行風がない場合
でも、シリンダ1aに対しては後下方の遠隔部に
あるため影響がなく、排気管3aやタービン排気
管3bには近いが、そこから上昇した熱気は基盤
14に遮られ、かつ後上方の開いた環境により拡
散してフユーエルフイルタ13をそれ程加熱する
ことがなく、ベーパーロツクやパーコレーシヨン
を起すに至らない。
一方両サイドのマフラ6と駆動系20、下面の
基盤14の存在によつて走行中に飛散る小石など
が当るのを防ぐ。同時に燃料ポンプ12から洩れ
た燃料が基盤14に受け止められて、タービン排
気管3bに触れて発火するトラブルが生じない
し、燃料タンク11から見ればほぼ真下に位置
し、燃料ポンプ12とフユーエルフイルタ13が
並んでいるので、配管上問題がない。また後上方
が開放されてスペースに余裕があることから設置
位置の自由度が高く、組付けやメンテナンスがし
やすい位置が設定できる効果がある。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案に係る自動2輪車の燃料
供給装置は、排気ターボチヤージヤ付フユーエル
インジエクシヨンタイプのエンジンが中央のフレ
ーム内に搭載され、フレーム下部後方の両サイド
に後輪駆動系とマフラが配置され、かつフレーム
後下方位置でフレームを横切つてタービン排気管
が配置された自動2輪車において、上記フレーム
を横切る部分のタービン排気管中央部の後上方に
皿状の基盤が設置され、その上に燃料ポンプとフ
ユーエルフイルタが並設されたもので、走行風の
ない停車時などでの熱害および走行時などでの他
物との干渉による損傷を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す排気ターボチ
ヤージヤ付フユーエルインジエクシヨンタイプの
エンジンが搭載された自動2輪車の側面図、第2
図は第1図のフレーム後下部の要部の拡大した平
面図である。 1……エンジンユニツト、1a……シリンダ、
2……フレーム、3a……排気管、3b……ター
ビン排気管、4……排気タービン、5……後輪、
6……マフラ、7……吸気通路、11……燃料タ
ンク、12……燃料ポンプ、13……フユーエル
フイルタ、14……基盤、20……駆動系。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に構築されたフレーム内にエンジンユニ
    ツトが搭載され、その後部の一側から後輪駆動用
    の駆動系が後方へ延出され、エンジンは排気ター
    ボチヤージヤ付フユーエルインジエクシヨンタイ
    プであつて、エンジンユニツト後上方に排気ター
    ボチヤージヤが横置され、その排気タービンに対
    してエンジンユニツト下方を迂回して上方へ立上
    つた排気管が周方向から導入されると共に、排気
    タービンを駆動した排気を排出するタービン排気
    管が、上記駆動系と同側の排気タービン軸方向か
    ら導出され、エンジンユニツト側方へ降下し、か
    つ上記排気管の後方でフレーム下方を横切つて反
    対側へ導かれその反対側にあるマフラに接続され
    た自動2輪車において、上記駆動系とマフラの間
    で、フレーム下方を横切る部分のタービン排気管
    の後上方に皿状の基板が配置され、この基板上に
    フユーエルインジエクタに燃料を送る燃料ポンプ
    とその後方に並んで燃料タンクからの燃料を濾過
    して燃料ポンプへ送るフユーエルフイルタとが配
    置されたことを特徴とする自動2輪車の燃料供給
    装置。
JP16019882U 1982-10-25 1982-10-25 自動2輪車の燃料供給装置 Granted JPS5964323U (ja)

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JP16019882U JPS5964323U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 自動2輪車の燃料供給装置

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JPS5964323U JPS5964323U (ja) 1984-04-27
JPH0122797Y2 true JPH0122797Y2 (ja) 1989-07-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5002492B2 (ja) * 2008-02-28 2012-08-15 本田技研工業株式会社 車両の燃料フィルタの取付構造
JP5002491B2 (ja) * 2008-02-28 2012-08-15 本田技研工業株式会社 車両の燃料供給装置
JP5295590B2 (ja) * 2008-02-29 2013-09-18 本田技研工業株式会社 自動2輪車の燃料ポンプ配置構造

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JPS54160916A (en) * 1978-06-10 1979-12-20 Yamaha Motor Co Ltd Suction device for motor cycle
JPS57113953A (en) * 1980-12-29 1982-07-15 Yamaha Motor Co Ltd Mechanically driven fuel pump in motorcycle

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