JPH01226921A - 護岸構造物の耐震補強工法 - Google Patents

護岸構造物の耐震補強工法

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JPH01226921A
JPH01226921A JP5307788A JP5307788A JPH01226921A JP H01226921 A JPH01226921 A JP H01226921A JP 5307788 A JP5307788 A JP 5307788A JP 5307788 A JP5307788 A JP 5307788A JP H01226921 A JPH01226921 A JP H01226921A
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JP
Japan
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soil
pile
hollow pile
gravel
hollow
Prior art date
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Pending
Application number
JP5307788A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Iida
毅 飯田
Hiroshi Kida
浩 喜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
  • Revetment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は護岸、岸壁等に利用される矢板式けい船岸や
ケーソンあるいはセル等の港湾構造物の耐震補強工法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の既設護岸の耐震補強工法としては第7図に示すよ
うに、鋼矢板4からなる岸壁近傍の背面裏埋土に液状化
抑止用のグラベル柱8を打設し、その後グラベル柱8の
背後の裏埋土を振動締固めする方法等が知られている(
野田節男・上部遅生:港湾施設の設置と復旧、土と基礎
、 Vol、35. No、9+pp61〜65.19
87年9月、参照)。図中10は振動締固め部を示す。
また、グラベル柱については特開昭56−100919
号公報、特開昭56−116434号公報等に記載があ
り、さらに多数の小孔を設けた杭あるいは多孔質コンク
リートパイル等を用いた液状化防止工法が特開昭61−
83712号公報、特開昭61−146910号公報、
特開昭61−169520号公報等に開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、第7図の方法では真理土締固め時に既設の鋼矢
板岸壁に大きな土圧が作用し、鋼矢板4に許容限界以上
の変位が生じたり、応力的にも危険な状態となったりす
るという欠点がある。また、締固めによる真理土の水平
移動量が大きくなり、グラベル柱8が切断され、地震時
において未改良地盤に生じる過剰間隙水圧の逸散機能が
消失し、液状化抑止効果が発揮されないという欠点があ
る。
そこで、第8図に示すように鋼矢板控え工としての鋼管
杭2の後方の真理土地表面より、鋼矢板4の下部へ向け
て、斜め掘りし、タイロッド11を追加設置し、鋼矢板
4に生じる曲げモーメントを減少させることが行われて
いる。
しかし、これだと第2の控え工12を施工する必要があ
るばかりか、タイロフト11と鋼矢板4とを下部位置で
取り付けるのが難しく (図中13が取付は位置を示す
)、水中作業を伴う等、工費が膨大となることが多い。
この発明は上述のような問題点を解決することを目的と
したもので、斜め掘りタイロッドの増設等による構造物
側の補強をなくして、真理土締固め時並びに締固め後も
既設護岸構造物への作用外力を軽減するとともに、グラ
ベル柱の切断を防止し、地震時の液状化を防止し、かつ
既設構造物の水平移動を抑止し、簡便かつ効果的な対策
工を講じうるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、この発明の概要を実施例に対応する図面の符号を
用いて、説明する。
この発明の護岸構造物の耐震補強工法では、まず真理土
地盤の締固めに先立ち、護岸構造物の真理上側に所要深
さに達する中空杭5を所要本数設置し、振動締固め等に
抵抗できるようにする。真理土地盤を締固めた後、所定
位置で前記中空杭5を長平方向と直角に切断し、切断さ
れた中空杭5の下部(以下、下部杭という)5aを土中
に残し、上部(以下、上部抗という)5bのみを引き抜
きつつ、該上部抗5b内へグラベル材を投入し、土中に
残された前記下部抗5a上にグラベル柱8を形成する。
これにより、地震時に土中内に発生する過剰間隙水圧を
逸散させ、真理土、支持地盤における液状化を抑止する
とともに、護岸構造物の近傍に位置する下部杭5aが該
構造物に作用する水平外力を分担する。
なお、この発明の工法に使用する中空杭5としては、側
面に特開昭61−146910号公報あるいは特開昭6
2−211416号公報にもみられるような多数の通水
用の小孔6を有するものを使用することができる。また
、下部抗5aの上部に相当する中空杭4の切断位置より
下方の位置には、内側にあらかじめグラベル柱8支持用
の蓋7を設け、該蓋7に通水用の孔16を形成しておく
ことにより、真理土地盤の締固め時は一体の中空杭5と
して、過剰間隙水圧を逸散させ、グラベル柱8の施工完
了後は下部抗5aおよびこれと連続するグラベル柱8に
より、地震時の過剰間隙水圧を逸散させて、真理土、支
持地盤における液状化を抑止することができる。
〔実施例〕
次に、図示した実施例について説明する。
第2図〜第5図はこの発明における施工の一例を示した
もので、次のような手順で作業が行われる。
最初に、第2図に示すように既設構造物である鋼矢板4
の真理土側で、従来例としての第7図におけるグラベル
柱位置に、側面に多数の小孔6をを有する孔あき中空杭
5を打設する。第6図に示すように孔あき中空杭5の切
断位置15の下方内側には、グラベル柱8を鉛直方向に
支持するためのM7が溶接等により取り付けられている
。また、この蓋7には通水用の孔16が形成され、その
孔16にはフィルター17が付いている。
次に、第3図に示すように孔あき中空杭5より後方の真
理土を振動締固機により締固める。その際、鋼矢板4に
働く土圧外力は孔あき中空杭5の横抵抗で受けもたせる
ことができるため、鋼矢板4に有害な変位が生じるのを
防ぐことができる。
従って、第8図の例において必要とされた斜め掘りでの
タイロッド11の増設は不要となる。孔あき中空杭5の
側面には多数の小孔6が設けられており、真理土の振動
締固め時に発生する土中の過剰間隙水を孔あき中空杭5
内を通して排水できる。
なお、この小孔6にはフィルターを設ける等して砂の侵
入を防ぐ。中空杭5の下部に侵入した間隙水は蓋7の孔
16より、上部へ逃がすことができる。
真理土の締固めが完了したら、次に第4図に示すように
、ガス切断機、高圧ジェット、高速カッター等の切断機
14により、孔あき中空杭5を所定位置で、下部杭5a
と上部抗5bに切断する。
続いて、第5図に示すように上部抗5bを振動力を利用
して引き抜きながら、グラベル材を上部抗5b内へ投入
し、下部抗5a上にグラベル柱8を施工する。グラベル
柱8と下部抗5aは上述の蓋7を挟んで、第1図のよう
な連続柱を形成する。
なお、蓋7の孔16にも、あらかじめフィルター17を
取り付ける等して、水のみ通すようにする。
このような手順で、グラベル柱8を施工することにより
、締固め時の真理土の水平変位によるグラベル柱8の切
断を防止することができる。また、例え鋼矢板4に若干
の変位が生じたとしても、上部抗5bをグラベル柱8へ
置換することにより、僅かな空隙が生じ、クツションの
ような役割をはたし、構造物の変位は自己修正される。
また、前述のようにグラベル柱8と下部抗5aとは、排
水機能を有するため、地震時、未改良部分の地盤につい
て、土中内に発生する過剰間隙水圧を逸散して、鋼矢板
4の真理土、支持地盤1における液状化をより効果的に
抑止し、さらに下部杭5aは鋼矢板4に作用する水平外
力を分担して、構造物の地震時安定性を大幅に向上させ
ることができる。
〔発明の効果〕
■ 護岸構造物の耐震補強において、真理土を振動締固
めする際、土圧を中空杭の横抵抗でもたせるため、締固
めによって真理土から構造物に働(外力を大幅に低減す
ることができる。また、振動締固め時に土中に生じる過
剰間隙水を排水できることから、構造物に対する有害な
要因が。
取除かれるとともに、真理土の締固めがより効率的かつ
効果的になる。
■ 締固め時の排水機能を確保した上で、グラベル柱を
設置できることから、締固めによるグラベル柱の切断を
防止でき、孔あき下部抗との併用で、地震時、未改良部
分の土中に生じる過剰間隙水圧を逸散でき、液状化抑止
に効果が大である。さらに、地中に残された下部杭が横
抵抗を発揮し、水平外力の一部を受けもつため、構造物
の地震時の安定性向上に極めて有効である。
■ 締固め時に護岸構造物に働(余分な外力をなくし得
ることから、従来の斜め掘りタイロッド設置の必要性が
なくなり、その経済効果は顕著であり、作業性、安全性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例における補強状況を示す鉛直
断面図、第2図〜第5図はこの発明の耐震補強工法にお
ける施工手順の一例を示す鉛直断面図、第6図はこの発
明に係る中空杭の切断箇所近傍を示す鉛直断面図、第7
図および第8図は従来例を示す鉛直断面図である。 1・・・砂地盤、2・・・鋼管杭、3・・・タイロフト
、4・・・鋼矢板、5・・・中空杭、5a・・・下部杭
、5b・・・上部抗、6・・・小孔、7・・・蓋、8・
・・グラベル柱、9・・・埋立土砂、10・・・振動締
固め部、11・・・タイロフト、12・・・控え工、1
3・・・取付は位置、14・・・切断機、15・・・切
断位置、16・・・孔、17・・・フィルター 第1図 第3図 第 2 図 第 4 図 第 5 図 第7図 第6図 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)護岸構造物の裏理土側に所要深さに達する中空杭
    を所要本数設置した後、裏理土地盤を締固め、続いて所
    定位置で前記中空杭を長手方向と直角に切断し、切断さ
    れた中空杭の下部を土中に残し、中空杭の上部のみを引
    き抜きつつ、該中空杭の上部内へグラベル材を投入し、
    土中に残された前記中空杭の下部上にグラベル柱を形成
    することを特徴とする護岸構造物の耐震補強工法。
  2. (2)前記中空杭は側面に多数の通水用の小孔を有し、
    かつ該中空杭内部の切断位置より下方の位置には、あら
    かじめグラベル柱支持用の蓋が設けられており、該蓋に
    は通水用の孔が形成されている請求項1記載の護岸構造
    物の耐震補強工法。
JP5307788A 1988-03-07 1988-03-07 護岸構造物の耐震補強工法 Pending JPH01226921A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107276A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Ohbayashi Corp 既設岸壁の改修補強方法およびその改修補強構造。
JP2007332713A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Takenaka Doboku Co Ltd 機械式撹拌深層混合処理工法による既設護岸構造の補強工法
JP2008223392A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Ohbayashi Corp 既設岸壁の改修補強方法および改修補強構造
JP2011236657A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Nippon Steel Corp 護岸構造及び既設護岸構造の耐震補強構造
JP2013194418A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Kyokado Kk 耐震抗土圧構造物

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