JP2803409B2 - 盛土の液状化対策構造 - Google Patents

盛土の液状化対策構造

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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排水機能を有する液状化
抑止杭または液状化抑止矢板を用いた盛土の液状化対策
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液状化のおそれのある地盤(以下、単に
液状化地盤と呼ぶ)上にある盛土構造物に対し、従来検
討されている液状化対策構造としては、壁構造方式、杭
離散配置方式、締固め方式、排水方式が挙げられる。こ
れらの特徴を以下に述べる。
【0003】(1) 壁構造方式 壁構造方式は図11に例示するように、盛土1の両側に
鋼矢板21または鋼管矢板(図示せず)からなる壁構造
物を形成し、タイロッド20を用いて壁構造物の頭部ど
うしを所定ピッチで連結するものである。液状化しない
軟弱地盤では、これにより地震時の盛土1の変状(沈
下、法面のすべり、盛土下の地盤の側方流動の総称)を
防止することができ、急速施工が可能である。
【0004】液状化地盤上の盛土への適用においては、
盛土断面の幅が狭い場合、盛土1の周辺の地盤が液状化
するような地震力においても、本方式の構造の持つ強
度、剛性による地盤拘束効果が発揮され、盛土1下部の
過剰間隙水圧の上昇および地盤の強度低下を抑制し、盛
土1の変状を抑えることができる。
【0005】(2) 杭離散配置方式 杭離散配置方式は図12に例示するように、盛土1の両
側に杭22を中心間隔2D(D:杭径)で千鳥状に打設
するものである。
【0006】本方式では盛土1延長方向の杭22の頭部
どうしを鉄筋コンクリート製の笠コンクリートまたはコ
ンクリート基礎6で連結し、またタイロッド20を用い
て盛土1の両側の杭22どうしを所定ピッチで連結して
いる。
【0007】本方式も液状化しない軟弱地盤において矢
板壁構造方式と同様の利点を有し、さらに杭22を離散
配置しているため、地下水の流れを遮断することがな
い。
【0008】(3) 地盤締固め方式 地盤締固め方式は図13に例示するように、液状化地盤
4上の盛土1の両側を締固めるもの(サンドコンパクシ
ョンパイル工法他)であり、盛土1の断面の大きさによ
っては図14に例示するように、押え盛土24を併用す
る方法もある。図中、13は砂杭等の地盤締固め工を示
す。
【0009】本方式は周辺地盤が液状化するような地震
力においても、締固め効果により締固め地盤内での過剰
間隙水圧の上昇を抑制するとともに、地盤拘束効果によ
り盛土の変状を抑えることができる。また、本方式では
砂材を用い、液状化地盤4そのものを締固めるので、盛
土1下の地下水の流れを遮断することがない。
【0010】(4) 排水方式 排水方式は図15に例示するように、盛土1の両側に地
震の際の液状化地盤4内での過剰間隙水圧の上昇を抑制
する目的で、砕石ドレーンや樹脂ドレーン等の排水材2
5を柱状に設けるものである。
【0011】本方式は盛土幅および高さが小さい場合、
盛土1の周辺地盤が液状化しても排水材25の排水効果
によってその周辺地盤の過剰間隙水圧の上昇を抑制し、
噴砂を抑えるとともに、地盤の強度低下、盛土1の変状
を抑えることができる。また、本方式は地下水の流れを
遮断することがない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した液状化地盤上
にある盛土構造物の液状化対策構造には、以下のような
問題点がある。
【0013】(1) 壁構造方式 盛土断面幅(特に法部)が広くなるにつれ、盛土の両側
に設けられた壁構造の持つ強度、剛性による地盤拘束効
果が低減し、壁構造によって囲まれた地盤内でも過剰間
隙水圧が上昇し、壁面が流線となって壁面沿いに噴砂が
みられ、盛土の変状が大きくなる。
【0014】なお、過剰間隙水圧の上昇時において壁構
造に作用する水圧(1−K0 )Δu〔K0 :初期土圧係
数、Δu:過剰間隙水圧〕も増加するため、過剰間隙水
圧が上昇しない場合に比べ、壁構造の持つ強度、剛性を
さらに高める必要があり、不経済となる。
【0015】さらに、壁構造物が地下水の流れを遮断す
るため、地下水環境が変化する。
【0016】(2) 杭離散配置方式 地震の際、盛土法尻部下面の地盤での過剰間隙水圧の上
昇により地盤強度が低減し、杭間から砂が抜け出して盛
土の変状が生じるため、本方式は液状化地盤上の盛土に
は適さない。
【0017】(3) 地盤締固め方式 本方式を既設盛土に適用する場合は、盛土断面幅に関わ
らず盛土法尻部より外側に締固め地盤を形成せざるを得
ず、盛土両側の締固め地盤間の幅が広くなり、壁構造と
同様の傾向がみられる。このため、押え盛土との併用
(図14)等の必要が生じ、不経済となる。
【0018】また、盛土が新設か既設かに関わらず、液
状化地盤内で発生する過剰間隙水圧の締固め地盤への伝
達により、その境界面近くの締固め地盤のせん断強度は
低下し、その低下の程度が不明なため、締固め幅にある
程度余裕を持たせる必要がある。その結果、経済性が損
なわれるとともに、施工期間も長くなる。
【0019】(4) 排水方式 本方式で、地震時の排水効果が期待される領域は排水位
置から約1mであるため、過剰間隙水圧抑制による地盤
強度の低下抑制域も約1mと広くない。その上、排水材
自体に砕石ドレーンや樹脂ドレーン等を使用しているた
め、鋼製の排水材を適用した場合と比べ、せん断強度は
小さい。そのため、鋼製の排水材を適用した場合と比べ
施工幅は広がり、その結果、経済性が損なわれるととも
に、施工期間も長くなる。
【0020】本発明は上述のような従来技術における問
題点を解決することを目的としたものである。すなわ
ち、液状化地盤上に大規模な盛土を設ける際、盛土下を
流れる地下水を遮断することなく、地震の際の盛土周辺
および下面の地盤内に発生する過剰間隙水圧を逸散さ
せ、地盤拘束効果と相まって盛土の変状を防止するとと
もに、液状化対策構造の施工性と経済性を向上させるこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の概要を実
施例に対応する図面の符号を用いて説明する。
【0022】本発明の盛土の液状化対策構造は盛土1の
法面または法尻近傍に、透水性と排水性を兼ね備えた列
状に並んだ液状化抑止杭2または壁状になった液状化抑
止矢板3を設置することにより、盛土1下の液状化地盤
4、非液状化地盤5中の地下水の流れを遮断せず、かつ
地震の際に生じる液状化地盤4内の過剰間隙水圧の上昇
を抑え、液状化抑止杭2、液状化抑止矢板3に沿う噴砂
を防止するとともに、その強度、剛性により盛土の変状
を防止するものである。
【0023】そのため、本発明では液状化抑止杭2を構
成する杭として、例えば杭本体の液状化地盤4内に位置
する部分に多数の小孔11を形成した有孔部を有する液
状化抑止杭2a、あるいは長手方向の中空部を有し、液
状化地盤4内に位置する部分に多数の小孔11を形成し
た排水用部材13を有する液状化抑止杭2b等を用い
る。
【0024】また、液状化抑止矢板3の場合は、壁状構
造物を構成する矢板のうち少なくとも一部の矢板につい
て、例えば矢板本体全面を穿孔した鋼管矢板形式の液状
化抑止矢板3a、あるいは前記液状化抑止杭2b同様の
排水用部材13を有する板状の液状化抑止矢板3b等を
用いる。
【0025】また、地震時に液状化抑止杭2aまたは2
b、液状化抑止矢板3aまたは3bに流入する地中水の
排水対策としては、該液状化抑止杭または液状化抑止矢
板の頭部の周囲から地下水位よりも高い位置まで盛土延
長方向に砕石マット8、または砕石マット8および盲暗
渠9を設けるとよい。
【0026】
【作用】本構造は盛土において最も液状化しやすい部位
へ、強度、剛性の大きな液状化抑止杭または液状化抑止
矢板を液状化地盤下の非液状化地盤内まで適切に設ける
ことにより、地震時にこれら液状化抑止杭または液状化
抑止矢板周辺の過剰間隙水圧の上昇を抑制し、地盤強度
低下を防ぐとともに、杭または矢板としての地盤拘束効
果により盛土の変状を抑えることかできる。
【0027】さらに、液状化抑止杭または液状化抑止矢
板の排水機能により同表面での流線の形成を妨げ、噴砂
を防止する。
【0028】また、本構造では離散配置される液状化抑
止杭または壁状に配置される液状化抑止矢板に透水性を
持たせることにより、地中水の流れを遮断することな
く、地下水環境を維持する。
【0029】
【実施例】次に図示した実施例について説明する。
【0030】図1は盛土の液状化対策に排水機能および
透水性を有する液状化抑止杭3aを用いた場合の一実施
例を示したものである。
【0031】すなわち、壁構造方式における通常の土留
用矢板の代わりに、鋼管矢板の所定区間に多数の開口部
およびフィルターを設けた液状化抑止矢板3a(図4参
照)を用い、液状化抑止矢板3a頭部の笠コンクリート
またはコンクリート基礎6により盛土延長方向の液状化
抑止矢板3aどうしを連結し、タイロッド7により盛土
延長直角方向の液状化抑止矢板3a連結している。ま
た、液状化抑止矢板3aの上部の排水位置には砕石マッ
ト8を埋戻しにより設けてある。
【0032】本実施例は液状化抑止矢板3aの排水効果
により、地震の際に液状化地盤4内で生じる過剰間隙水
圧の上昇を液状化抑止矢板3aの近傍で抑制し、液状化
地盤4の強度低下を防ぐことができる。また、矢板とし
ての強度、剛性を有する液状化抑止矢板3aを液状化地
盤4下の非液状化地盤5まで根入れすることにより、地
盤拘束効果を発揮し、地盤の変状を抑えることができ
る。
【0033】なお、自立式矢板の設計において、液状化
抑止矢板3aのみで盛土1の安定が可能となる場合、タ
イロッド7等を省くことができる。
【0034】なお、液状化抑止矢板3aに代え、図5、
図6に示すような板状の液状化抑止矢板3bあるいは図
2、図3に示すような液状化抑止杭2a、2bを用いて
もよい。液状化抑止杭2a、2bの場合には、これらを
適切な杭ピッチで打設することにより、液状化抑止杭間
の砂が一種の壁構造を形成し、液状化抑止矢板3aと同
様な効果を示す。
【0035】図2および図3は本発明において使用され
る液状化抑止杭の例を、図4および図5、図6は本発明
において使用される液状化抑止矢板の例を示す。
【0036】図2の液状化抑止杭2aは鋼管の所定区
間、すなわち、液状化地盤の厚さにわたり、多数の開口
部11を形成し、その開口部11に土砂の流入を防ぐた
めのフィルター12を設け、鋼管内部を排水空間とした
ものである(特開昭61−146910号公報参照)。
【0037】図3の液状化抑止杭2bは鋼管外面長手方
向所定区間に排水用部材13を設けたもので、排水用部
材13に多数の開口部11と開口部11からの地盤の土
砂の侵入を防ぐためのフィルター12を設けたものであ
る。
【0038】図4の液状化抑止矢板3aは雄雌の継手1
4、15を有する鋼管矢板の所定区間に多数の開口部1
1を形成し、この開口部11に土砂の侵入を防ぐための
フィルター12を設け、鋼管内部を排水空間としている
(特開平1−226920号公報等参照)。
【0039】図5、図6の液状化抑止矢板3bは両端に
継手16を有する板状の矢板の長手方向に沿った所定区
間に排水用部材13を設けたもので、排水用部材13お
よび液状化抑止矢板3bに多数の開口部11と開口部1
1からの地盤の土砂の侵入をほせぐためのフィルター1
2を設けてある(特開平1−125413号公報等参
照)。
【0040】以上はそれぞれ液状化抑止杭および液状化
抑止矢板の一例を挙げたものであり、本発明で利用する
液状化抑止杭および液状化抑止矢板としては、杭または
矢板の機能と地震時の地盤内に発生する過剰間隙水圧を
逸散させるための排水機能を備えたものであれば、その
形式は問わない。
【0041】図7〜図10は本発明において使用される
排水用砕石マット8の設置例を示したものである。
【0042】排水用砕石マット8は液状化抑止杭2また
は液状化抑止矢板の頭部の周囲から地下水位よりも高い
位置まで盛土延長方向に沿って連続して施工する。
【0043】砕石マット8内には、さらに排水を円滑に
するための盲暗渠9等を施すこともあり、図10は盲暗
渠9を液状化抑止杭2の両側に設けた場合、図8および
図9は片側に設けた場合を示したものである。盲暗渠9
は塩化ビニール管、鉄筋コンクリート管、陶管等、地中
水排水時の透水性が確保されるものであればよい。
【0044】なお、砕石マット8は、通常、一般の排水
路に接続されるが、排水路を設けず、砕石マット8に地
中水を貯留し、貯留した地中水を地震後に地盤への浸透
によって排水する方法もある。
【0045】
【発明の効果】本発明の盛土の液状化対策構造は地震時
に最も液状化しやすい盛土法面または法尻近傍に排水
性、透水性を備え、かつ杭または矢板としての強度、剛
性を有する液状化抑止杭または液状化抑止矢板を、液状
化地盤下の非液状化地盤内まで適切に設けている。これ
により、以下の効果が得られる。
【0046】 地震時に生じる地中水の排水ルート確
保により、過剰間隙水圧上昇を抑制し、地盤強度の低減
を防止できる。
【0047】 強度、剛性のある液状化抑止杭または
液状化抑止矢板を液状化地盤に十分に根入れすることに
より、地盤拘束効果が発揮される。
【0048】 液状化抑止杭または液状化抑止矢板の
排水機能により、同表面での流線の形成を妨げ、噴砂を
防止できる。
【0049】 〜により盛土の変状を抑えること
ができる。
【0050】 液状化抑止杭または液状化抑止矢板の
透水性により地中水の流れを遮断せず、またこれらの頭
部排水位置から地下水位よりも高い位置まで連続する砕
石マットにより、地震時に液状化抑止杭または液状化抑
止矢板に流入する地中水の排水を行い、地下水環境を維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盛土の液状化対策構造の一実施例を示
す鉛直断面図である。
【図2】本発明で使用する液状化抑止杭の一例を示す斜
視図である。
【図3】本発明で使用する液状化抑止杭の他の例を示す
斜視図である。
【図4】本発明で使用する液状化抑止矢板の一例を示す
斜視図である。
【図5】本発明で使用する液状化抑止矢板の他の例を示
す斜視図である。
【図6】図5の液状化抑止矢板の背面側を示す斜視図で
ある。
【図7】液状化抑止杭の上部に設けた砕石マット部分の
一例を示す鉛直断面図である。
【図8】液状化抑止杭の上部に設けた砕石マット部分の
他の例を示す鉛直断面図である。
【図9】液状化抑止杭の上部に設けた砕石マット部分の
他の例を示す鉛直断面図である。
【図10】液状化抑止杭の上部に設けた砕石マット部分
の他の例を示す鉛直断面図である。
【図11】従来の壁構造方式の一例を示したもので、
(a) は水平断面図、(b) は鉛直断面図である。
【図12】従来の杭離散配置方式の一例を示したもの
で、(a) は水平断面図、(b) は鉛直断面図である。
【図13】従来の地盤締固め方式の一例を示す鉛直断面
図である。
【図14】従来の地盤締固め方式の他の例を示す鉛直断
面図である。
【図15】従来の排水方式の一例を示す鉛直断面図であ
る。
【符号の説明】
1…盛土、2…液状化抑止杭、3…液状化抑止矢板、4
…液状化地盤、5…非液状化地盤、6…笠コンクリート
またはコンクリート基礎、7…タイロッド、8…砕石マ
ット、9…盲暗渠、11…開口部、12…フィルター、
13…排水用部材、14…雄継手、15…雌継手、16
…継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 才村 幸生 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 住友金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−225712(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 3/08 E02D 17/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震時に盛土周辺および下面の地盤内に
    発生する過剰間隙水圧の上昇を抑制するための排水機能
    を付与した液状化抑止矢板を、前記盛土法面または法尻
    近傍に、液状化地盤の層厚に所要長さを加えた長さで設
    、さらに前記液状化抑止矢板の上部排水位置から地下
    水位より高い位置まで連続する砕石マットを設けたこと
    を特徴とする盛土の液状化対策構造。
  2. 【請求項2】 前記液状化抑止矢板には、地中水を該液
    状化抑止矢板連続方向と直角方向に透過させるための開
    口部、および該開口部からの砂の透過を防止するための
    フィルターを設けてある請求項1記載の盛土の液状化対
    策構造。
  3. 【請求項3】 地震時に盛土周辺および下面の地盤内に
    発生する過剰間隙水圧の上昇を抑制するための排水機能
    を付与した液状化抑止杭を、前記盛土法面または法尻近
    傍に、液状化地盤の層厚に所要長さを加えた長さで離散
    配置し、さらに前記液状化抑止杭の上部排水位置から地
    下水位より高い位置まで連続する砕石マットを設けた
    とを特徴とする盛土の液状化対策構造。
  4. 【請求項4】 前記液状化抑止杭には、地中水を透過さ
    せるための開口部、および該開口部からの砂の透過を防
    止するためのフィルターを設けてある請求項3記載の盛
    土の液状化対策構造。
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