JPH01220767A - 自動変速機搭載車の発進制御装置 - Google Patents

自動変速機搭載車の発進制御装置

Info

Publication number
JPH01220767A
JPH01220767A JP4785488A JP4785488A JPH01220767A JP H01220767 A JPH01220767 A JP H01220767A JP 4785488 A JP4785488 A JP 4785488A JP 4785488 A JP4785488 A JP 4785488A JP H01220767 A JPH01220767 A JP H01220767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starting
brake
control
pressure
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4785488A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Okino
沖野 芳則
Eiji Kanehisa
金久 英二
Seiji Makimoto
牧本 成治
Shinichi Wakutani
新一 涌谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP4785488A priority Critical patent/JPH01220767A/ja
Publication of JPH01220767A publication Critical patent/JPH01220767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機を搭載した車両、特にこの種の車両
の発進性能を向上させるようにした発進制御装置に関す
る。
(従来の技術) 車両用の自動変速機は、トルクコンバータと変速歯車機
構とを組合せ、この変速歯車機構の動力伝達経路を複数
の摩擦締結要素の選択的作動によって切換えることによ
り、運転状態に応じて自動的に変速段を切換えるように
構成されたもので、発進時には、上記変速段として減速
比が最も大きな変速段、即ち1速に自動的に設定される
ようになっている。
また、この種の自動変速機においては、上記トルクコン
バータのトルク増大作用により、発進時等の高負荷時に
はエンジン出力が増大されて変速歯車機構に入力される
ようになっており、このトルク増大作用と変速歯車機構
の減速作用とによって発進時には大きな駆動力が駆動輪
に伝達され、所要の発進加速力が得られることになる。
ここで、トルクコンバータのトルク増大作用に関しては
、例えば特開昭61−130659号公報に記載されて
いるように、この作用を行うトルクコンバータ内のステ
ータの角度をアクチュエータによって変化させることに
より、トルクの増大率、即ちトルク比を運転状態に応じ
て制御する魁のが知られている。これによれば、発進時
に上記トルク比を一時的に大きくすることにより、通常
走行時における動力伝達効率ないしエンジンの燃費性能
を悪化させることなく、発進加速性能を一層向上させる
ことが可能となり、例えば重量の大きな車両等において
も良好な発進性能が得られることになる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記公報に記載された発明によれば、発進時
には常にトルクコンバータのトルク比が増大されるので
、運転者が緩やかな発進を望んでいる場合に、不必要に
駆動力ないし加速力が大きくなることになり、運転者に
違和悪ないし急発進感を与える場合が生じうる。
そこで、本発明は、発進時に駆動力を一時的に増大させ
て発進加速性能を向上させる場合に、この駆動力増大制
御を運転者の要求に応じて行うようにすることにより、
常に運転者の要求に合致した発進状態が得られるように
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明次のように構成したこ
とを特徴とする。
即ち、第1図に示すように、エンジンAの出力をトルク
コンバータB、および変速歯車機tll B 2を介し
て駆動輪C1Cに伝達する自動変速fiBを搭載した車
両において、該車両の発進操作を検出する発進操作検出
手段りと、該検出手段りより発進操作が検出されたとき
に上記駆動輪C1Cに伝達される駆動力を一時的に増大
させる駆動力増大手段Eと、発進時の加速性能を運転者
が選択するための加速性能選択手段Fと、該選択手段F
によって選択された加速性能が得られるように上記駆動
力増大手段Eによる駆動力の増大量を変更する駆動力増
大量変更手段Gとを設ける。
ここで、この駆動力増大量の変更には増大量を0にする
場合、即ち増大しない場合も含まれる。
また、上記駆動力増大手段Eとしては、上記の如きトル
クコンバータのステータ角を変化させるもののほか、ア
クセルペダルの踏込みによる発進操作時にブレーキ装置
を作動状態に保持して、トルクコンバータを所謂ストー
ル状態とするもの、或は自動変速機における発進変速段
で締結される摩擦締結要素をスリップさせてエンジン回
転数を上昇させるものなどが考えられる。
(作  用) 上記の構成によれば、発進操作検出手段りによって車両
の発進操作が検出されたとき、駆動力増大手段Eにより
駆動輪C1Cに伝達される駆動力が一時的に増大される
ことになるが、その場合の駆動力の増大量は、運転者に
よる加速性能選択手段Fの操作により駆動力増大量変更
手段Gを介して、駆動力を増大させない場合も含めて、
運転者の要求に応じて変化することになる。従って、常
に運転者の要求に合致した発進加速性能が得られるよう
になる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
まず1本発明の第1実施例について説明すると、この実
施例は発進時にブレーキ装置を一時的に作動状態に保持
して、トルクコンバータをストール状態とすることによ
り駆動力を増大させるようにしたちにで、第2図に示す
ように、本実施例に係る車両lは、左右の前輪2.3が
従動輪、左右の後輪4.5が駆動輪とされ、この駆動輪
としての後輪4.5に、エンジン6の出力が自動変速機
7、プロペラシャフト8、差動装置9及び左右の駆動軸
10.11を介して伝達されるようになっている。また
、上記左右の前輪2.3及び左右の後輪4.5には、こ
れらと一体的に回転するディスクロータ12a〜15a
と、ブレーキ圧が供給されたときに該ディスクロータ1
2aへ15aの回転を制動するキャリパ12b〜15b
等でなるブレーキ装置12.13.14.15がそれぞ
れ備えられ、ブレーキペダル16を踏込んだときに、マ
スクシリンダ17で発生されるブレーキ圧がブレーキ系
統20を介して上記各ブレーキ装212〜15に供給さ
れるようになっている。ここで、上記ブレーキ系統20
は、マスクシリンダ17の第1吐出ロ17aに接続され
た第1系統21と、第2吐出ロ17bに接続された第2
系統22とを有し、第1系統21が左前輪2のブレーキ
装置12と右後輪5のブレーキ装置15とに、また第2
系統22が右前輪3のブレーキ装置13と左後輪4のブ
レーキ装置14とにそれぞれ導かれている。そして、第
2系統22の左後輪用ブレーキ装置14に至る分岐ライ
ン22aと、第1系統21の右後輪用ブレーキ装置15
に至る分岐ライン21aとには、これらのブレーキ装置
14.15に対するブレーキ圧の供給を制御するブレー
キ圧制御弁23.24がそれぞれ設置され、且つこれら
の制御弁23.24をそれぞれ作動させるアクチュエー
タ25.26が備えられている。
一方、この車両1には、自動変速機7の変速制御と発進
時のブレーキ制御とを行うコントロールユニット30が
備えられている。このコントロールユニット30には、
車速を検出する車速センサ31からの信号aと、エンジ
ン6の吸気通路に備えられたスロットルバルブ32の開
度を検出するスロットル開度センサ33からの信号すと
、自動変速a!7に備えられたシフトレバ−34の位置
(レンジ)を検出するシフト位置センサ35がらの信号
Cと、該自動変速機7の変速モードを燃費性能を重視し
たエコノミモードと出力性能を重視したパワーモードと
に切換えるモード選択スイッチ36からの信号dと、上
記ブレーキペダル16の踏込み操作を検出するブレーキ
センサ37からの信号eと、ブレーキ系統20における
ブレーキ圧制御弁23(および24)の下流の油圧を検
出するブレーキ圧センサ38からの信号fと、さらに車
両1の傾斜度を検出する傾斜センサ39がらの信号gと
が入力されるようになっている。そして、コントロール
ユニット30は、これらの信号a〜gに基いて、上記自
動変速機7の変速制御を行うべく、該自動変速機7に変
速制御信号りを出力すると共に、発進時のブレーキ制御
を行うべく、上記ブレーキ圧制御弁23.24のアクチ
ュエータ25.26にブレーキ制御信号1.1を出力し
、さらに後述するシフトロック装250にロック解除信
号j(第4図参照)を出力するようになっている。
ここで、コントロールユニット30の変速Mw動作を簡
単に説明すると、該コントロールユニット30は、上記
信号a、bが示す車速とエンジンのスロットル開度とを
予め設定された変速マツプに照らしてその時の運転状態
に応じた変速段を判定し、この変速段となるように上記
変速制御信号りを出力する。その場合に、上記変速マツ
プとして、モード選択スイッチ36の操作により、変速
ラインを全般的に高車速側に設定したパワーモード用変
速マツプと、全般的に低車速側に設定したエコノミモー
ド用変速マツプとのいずれかが選択使用され、選択した
モードに応じてパワフルな走行もしくは経済的な走行が
得られるようになっている。
次に、第3図により上記ブレーキ圧制御弁23.24お
よびそのアクチュエータ25.26の構成を説明すると
、この実施例に係るブレーキ圧制御弁23.24は、左
後輪用および右後輪用ブレーキ装置14.15に供給さ
れるブレーキ圧の増減および保持を可能としたもので、
シリンダ23a、24a内にピストン23b、24bを
嵌挿して、これらのシリンダ23a、24a内を容積可
変室23c、24cと制御室23d、24dとに画成す
ると共に、該ピストン23b、24bをスプリング23
e、24eにより容積可変室23c、24cの容積が増
大する方向に付勢した構成とされている。そして、上記
マスクシリンダ17から左後輪用ブレーキ装置14に至
る第2系統22の分岐ライン22aおよび右後輪用ブレ
ーキ装置15に至る第1系統21の分岐ライン21aが
上記容積可変室23c、24cをそれぞれ通過し、通常
はマスクシリンダ17で発生されたブレーキ圧がこれら
の容積可変室23c、24cを通って左右の後輪用ブレ
ーキ装置14.15に供給されるようになっている。ま
た、上記ピストン23b、24bには、制御室23d、
24dに導入される制御圧により、該ピストン23b、
24bがスプリング23e、24eに抗して容積可変室
23c、24cの容積が減少する方向に移動した時に、
これらの容積可変室23c、24ct\のブレーキ圧入
口を閉じるチエツクバルブ23f。
24fが設けられている。
一方、これらのブレーキ圧制御弁23.24を作動させ
るアクチュエータ25.26は、それぞれ、増圧用電磁
弁25a、26aと、減圧用電磁弁25b、26bとで
構成され、これらのうち減圧用電磁弁25b、26bは
、所定のON、OFF比率(デユーティ率)で周期的に
ON、OFF制御されるデユーティソレノイドバルブで
構成されている。また、上記増圧用電磁弁25a、26
aは、オイルポンプ40からリリーフ弁41を介して上
記ブレーキ圧制御弁23.24の制御室23d、24d
に至る制御圧供給ライン42.43上にそれぞれ配置さ
れ、また減圧用電磁弁25b、26bは、上記制御室2
3d、24dから導かれたドレンライン44.45上に
それぞれ配置されている。そして、これらの電磁弁25
a、26a、25b、26bは上記コントロールユニッ
ト30からのブレーキ制御信号i、iにより開閉制御さ
れ、増圧用電磁弁25a、26aが開通され且つ減圧用
電磁弁25b、26bが遮断されたときに、ブレーキ圧
制御弁23.24の制御室23d、24dに制御圧が導
入されて、ピストン23b、24bがスプリング23e
、24eに抗して容積可変室23c、24cの容積が減
少する方向に移動することにより、当該ブレーキ装置1
4.15に供給されるブレーキ圧を増圧させ、またこの
状態で増圧用電磁弁25a、26aが閉じたときに、上
記ブレーキ装置14.15に供給されているブレーキ圧
を保持するようになっている。さ゛らに、増圧用電磁弁
25’a、26aが遮断され且つ減圧用電磁弁25b、
26bが開通されたときに、上記制御室23d、24d
から制御圧を排出することにより、上記ブレーキ装置1
4゜15に供給されていたブレーキ圧も減圧させるよう
になっているが、このとき、減圧用電磁弁25b、26
bは、上記のようにデユーティソレノイドバルブによっ
て構成されているので、上記ブレーキ圧の減圧動作がこ
の減圧用電磁弁25b。
26bのデユーティ制御によって行われることになる。
なお、この実施例においては、上記自動変速機7にシフ
トロック装置50が備えられている。この装置50は、
第4図に示すように、車体に固定されてシフトレバ−3
4の位置を規制するデイテントプレート51に、ニュー
トラル用(およびパーキング用)のデイテント溝51a
を形成すると共に、上記シフトレバ−34に、この?1
!51aに対して係脱可能とされたロックピン52と、
これを作動させるソレノイド53とを設けた構成である
。そして、ブレーキペダル16を踏込んだときに、コン
トロールユニット30から上記ソレノイド53にロック
ピン52をデイテント溝51aから離脱させるロック解
除信号jが入力され、これにより上記シフトレバ−34
の走行レンジへのシフト操作が可能となるようになって
いる。
次に、本実施例の作用をコントロールユニット30の発
進時の動作を示す第5図のフローチャートに従って説明
する6 先ず、コントロールユニット30は、当該車両が停車状
態にあるときに、ステップS1でシフト位置センサ35
からの信号Cによって自動変速機7のシフト位置を判定
し、NレンジやPレンジ等の非走行レンジにあるときに
、ステップS2でブレーキセンサ37からの信号eによ
ってブレーキペダル16が踏込まれているか否かを判定
する。
そして、ブレーキペダル16が踏込まれていない場合に
は、ステップS3で第4図に示すシフトロック装置50
によりシフトレバ−34の走行レンジへの操作を不能と
すると共に、該ペダル16が踏込まれれば、ステップS
4で該装置50のソレノイド53にロック解除信号jを
出力して、シフトレバ−34の走行レンジへの操tV−
を可能とする。
次いで、コントロールユニット30は、ステップS5で
上記シフト位置センサ35からの信号Cにより自動変速
機7のシフト位置を再び判定し。
Dレンジにシフト操作されたときに、さらにステップS
6で傾斜センサ39からの信号gにより車両の傾斜度を
判定し、これが所定値a以下の場合、換言すれば路面が
略平坦である場合に、次にステップS7で車速センサ3
1からの信号aによって当該車両の車速を判定する。そ
して、車速が比較的小さな所定値Vo以下のとき、つ才
り停車しているか或いは発進動作が完了する前のごく低
速状態にあるときは、さらにステップS8でスロットル
開度センサ33からの信号すが示すスロットル開度の今
回の検出値θと前回の検出値θ′とを比較し、両者が等
しいとき、即ちアクセルペダルの踏込みによる発進操作
が未だ行われていないときは、ステップS9でモード選
択スイッチ36からの信号dにより自動変速機7の変速
モードとしてパワーモードが選択されているか否かを判
定する。そして、パワーモードが選択されているときは
、ステップStOでブレーキ圧センサ38からの信号f
により後輪用ブレーキ装置14(および15)にブレー
キ圧が供給されていることを確認した上で、さらにステ
ップS 11+ S L2に従ってブレーキ制御フラグ
Fを1にセットし、且つ第3図に示す減圧用電磁弁25
b、26bを制御するブレーキ制御信号i’、i’のデ
ユーティ率りを100%に設定する。その後、ステップ
StSで、このデユーティ率りで減圧用電磁弁25b。
26bを作動させるように上記制御信号i”、i′を出
力する。ここで、この減圧用電磁弁25b、26bは、
第6図に示すように、デユーティ率りが100%のとき
に全閉状態となり、このときブレーキ圧制御弁23.2
4の制御室23d。
24dに制御圧が閏じ込められて、上記後輪用ブレーキ
装置14.15はブレーキ圧が供給された状態、つまり
これらのブレーキ装!14.15が作動した状態に保持
されることになる。
この状態でアクセルペダルの踏込みによる発進操作が行
われると、スロットル開度が変化して前回検出値θ′よ
り今回検出値θが大きくなるから、コントロールユニッ
ト30は、上記ステップS8からステップSI4を実行
してブレーキ制御フラグFが1であることを確認した上
で、ステップStSで上記スロットル開度の今回検出値
θが前回検出値θ′より大きくなった瞬間、つまり発進
操作開始の瞬間か否かを判定する。そして、この場合は
、発進操作開始の瞬間であるから、コントロールユニッ
ト30は、ステップS’16で発進操作開始時からブレ
ーキ解除動作開始時までの遅延時間Tと、ブレーキ解除
時の解除遠度ΔD(1制御周期についてのデユーティ率
りの減少量)とを設定する。その場合に、上記遅延時間
Tと解除速度ΔDは、スロットル開度θの関数値f(θ
)9g(θ)として設定され、遅延時間Tは、第7図に
示すように所定スロットル開度θ!以上で該開度θの増
大に従って短くされ、また解除速度、4jDは、第8図
に示すように、所定スロットル開度範囲θ2〜θ3で該
開度θの増大に従って大きく(速く)なるように設定さ
れる。
そして、コントロールユニット30は、次ニスチップS
17で上記設定時間(遅延時間)Tが0であるか否かを
判定し、発進操作開始直後においては該時間Tは0では
ないから、さらにステップS18で該時間Tから1を減
算した上で上記ステップS 11 S 13を実行し、
上記デユーティ率りを1゜0%に、つまりブレーキ装置
14.15を作動させた状態に保持する。この状態は、
上記ステップ31gによる設定時間Tの減算処理により
該時間Tが0になるまで、換言すれば発進操作開始時か
らスロットル開度θに応じて設定された遅延時間Tが経
過するまで継続され、この間、第9図に示すように、ス
ロットル開度の増大によりエンジン回転数が上昇するに
も拘らず車速がOに保持されると共に、自動変速機7に
おいては第2図に示すトルクコンバータ7aがストール
状態となって、エンジン出力が大きなトルク比で変速歯
車機187 bから駆動輪としての後輪4.5に伝達さ
れることになる。
そして、このよう°な状態で上記設定時間Tが経過する
と、コントロールユニット30は上記スチップSI7か
らステップSI9を実行し、デユーティ率りがOである
か否かを判定するが、該デユーティ率りは当初は100
%であるからコントロールユニット30は次にステップ
320を実行し、このデユーティ率pから上記ステップ
S16で設定した減少量(ブレーキ解除速度)ΔDを減
算すると共に、ステップSt3でその減算したデユーテ
ィ率りで上記減圧用電磁弁25b、26bに制御信号i
’ 、i’を出力する。そして、このステップ320.
SI3を繰り返し実行することにより、デユーティ率り
を次第に減少させるのであるが、これにともなって上記
減圧用電磁弁25b。
26bが次第に全開状態に近ずくことにより、ブレーキ
圧制御弁23.24における制御室23d、24d内の
制御圧が徐々に排出されて、当該ブレーキ装置14.1
5に供給されているブレーキ圧が次第に減圧され、この
ようにして該ブレーキ装置1f14.15が解除される
ことになる。
これにより、車両が発進することになるのであるが、上
記のように運転者によるモード選択スイッチ36の操作
により自動変速機7の変速モードがパワーモードに設定
されている場合には、発進時にエンジン回転数が高くな
り、またトルクコンバータ7aがストール状態となって
トルク比が大きくなるから、車両は大きな駆動力で発進
すること、になり、運転者の要求に合致したパワフルな
発進加速性が得られることになる。
ここで、コントロールユニット30は、上記ステップ8
20によるデユーティ率りの減算処理により該デユーテ
ィ率りが0になったとき、或は車両が発進して所定車速
voを超えたときには、ステップS 21 + 322
を実行して上記ブレーキ制御フラグFをOにリセットし
、且つデユーティ率りを0にクリアして、上記のような
発進時の駆動力増大制御を終了する。また、自動変速機
7の変速モードがエコノミモードに設定されているとき
換言すれば運転者が大きな加速力を要求していないとき
は、上記のような駆動力増大制御は行われず、発進時に
運転者の要求に合致した比較的緩かな加速状態が得られ
ることになる。
また、パワーモードを選択している場合における発進時
の駆動力増大制御においては、上記のように、スロット
ル開度θが大きいほど発進操作開始時からブレーキ解除
動作開始時までの遅延時間Tが短くされ、またブレーキ
解除時の解除速度(ΔD)が速くされるから、エンジン
出力が小さい低スロツトル開度時には、トルクコンバー
タのストール状態が長時間保持され、且つその解除が緩
かに行われることになって、その分だけ大きな発進加速
力が得られることになり、またエンジン出力が大きくな
る高スロットル開度時には、上記トルクコンバータのス
トール状態が比較的早期に解除され、且つその解除速度
も速くなって、いたずらにストール状態を長引かせるこ
とが回避される。
なお、以上の実施例においては、発進時の駆動力増大制
御をパワーモード選択時のみ行うようにしたが、パワー
モード選択時とエコノミモード選択時とで駆動力の増大
量を変化させることにより、運転者の要求に応じた発進
加速性能を得るようにしてもよい。
つまり、第10図に示すフローチャートのように、コン
トロールユニット30がステップS31でスロットル開
度の今回検出値θが前回検出値θ′より大きくなったこ
とを判定しなとき、即ち発進操作の開始時に、ステップ
S3□で運転者によって選択された変速モードがエコノ
ミモードかパワーモードかを判定し、パワーモードの場
合はステップS33で第11.12図に実線で示す特性
に従って、エコノミモードの場合はステップS34で同
図に鎖線で示す特性に従って、発進操作開始時からブレ
ーキ解除動作開始時までの遅延時間Tとその解除速度Δ
Dとをそれぞれ設定する。その場合に、遅延時間Tは、
第11図に示すように、所定スロットル開、度量上で同
一のスロットル開度θに対してパワーモード時の方がエ
コノミモード時よりら長くなるように、また解除速度Δ
Dは、第12図に示すように、所定スロットル開度範囲
で同一のスロットル開度θに対してパワーモード時の方
がエコノミモード時よりも遅くなるように設定されてい
る。なお、このフローチャートにおける上記ステップ3
31〜S34以外のステップは第5図に示すフローチャ
ートと同様である。
従って、この場合は、エコノミモード選択時にも発進時
にトルクコンバータ7のストール状態が得られることに
なるが、該モード選択時には、パワーモード選択時より
もストール状態が早期に解除され且つその解除速度も速
いので、発進時におけるエンジン回転数の上昇量がパワ
ーモード選択時よりも相対的に低くなる。これにより、
発進時に運転者の要求に応じて、パワーモード選択時に
はパワフルな加速状態が、エコノミモード選択時には緩
かな加速状態がそれぞれ得られることになる。
ここで、変速モードを上記の如きパワーモードとエコノ
ミモードとの間でさらに多段階に或は無段階に変更する
ことができるようになっている場かには、これに応じて
、第11.12図に示す遅延時間Tおよびブレーキ解除
速度−〇の特性も多段階に或は無段階に変更するように
してもよい。
また、これらの特性の変更を自動変速機7の変速モード
の変更とは分離して、発進加速性能専用の選択手段によ
って選択、変更できるようにしてもよい。
次に、本発明の他の実施例として、発進時に自動変速機
における所定の摩擦締結要素を一時的にスリップさせる
ことにより駆動力を増大させるようにした実施例につい
て説明する。
第13図に示すように、この実施例に係る自動変速機7
′は、エンジン出力軸Aに連結されたトルクコンバータ
7a’と、該トルクコンバータ7a′の出力により駆動
されるラビニュ型プラネタリギヤでなる変速歯車機構7
b’と、該機構7b′の動力伝達経路を切換えるクラッ
チやブレーキ等の複数の摩擦締結要素61〜66および
第1゜第2ワンウエイクラツチ67.68とを有する。
ここで、上記摩擦締結要素としては、フォワード・クラ
ッチ61、コーストクラッチ62.3−4クラツチ63
、リバースクラッチ64.2−4ブレーキ65およびロ
ーリバースブレーキ66が備えられている。
そして、これらの摩擦締結要素61〜66およびワンウ
ェイクラッチ67.68の選択的作動に応じて、第1表
に示すように、P、R,N、D。
2.1の各レンジと、Dレンジでの1〜4速、2レンジ
での1〜3速および2レンジでの1〜2遠が得られるよ
うになっているが、この表から明らかなように前進変速
段ではフォワードクラッチ61が常に締結されるように
なっている。
(以下、余白) また、この自動変速機7′には、上記各京擦締結要素6
1〜66の締゛結、解放動作を制御する油圧制御回路が
備えられているが、この回路のうち、上記フォワードク
ラッチ61に供給される作動油圧、即ちライン圧の制御
部分は第14図に示すように構成されている。
つまり、この油圧制御回路には、エンジン出力軸Aによ
りトルクコンバータ7a’を介して常時駆動されるオイ
ルポンプ70(第13図参照)からメインライン71に
吐出された作動油の圧力を所定のライン圧にFIRする
レギュレータバルブ80が備えられている。このレギュ
レータバルブ80は、主スプール81と、補助スプール
82と、主スプール81を図面上、右側に付勢するスプ
リング83とを有する。そして、主スプール81の中央
部に上記メインライン71に連通した調圧ボート84が
設けられていると共に、該主スプール81の図面上、右
側の端部には、同じくメインライン71に連通されて該
ライン71内の油圧を主スプール81の右端部に作用さ
せる制御ボート85が設けられ、さらにこれら両ポート
84,85の間にドレンボート86が設けられている。
また、上記補助スプール82の図面上、左側の端部には
パイロット圧ボート87が設けられ、このパイロッ圧ポ
ート87に、上記メインライン71からレデューシング
バルブ72を介して導かれたパイロット圧ライン73が
接続されていると共に、このパイロット圧ラインにはド
レンライン74が設けられて、該ドレンライン74上に
デユーティソレノイドバルブ75が設置されている。そ
して、このデユーティソレノイドバルブ75に対するデ
ユーティ制御により、上記レギュレータバルブ80にお
ける補助スプール82の左端部に作用するパイロット圧
が調整されるようになっている。
従って、このレギュレータバルブ80によれば、上記主
スプール81にメインライン71内の油圧と、スプリン
グ力およびデユーティソレノイドバルブ75によって油
圧が調整されたパイロット圧とが作用し、これらの力関
係によって上記調圧ボート84がドレンボート86に対
して連通、遮断されることにより、該調圧ボート84な
いしメインライン71内の油圧、即ちライン圧が制御さ
れることになる。その場合に、第15図に示すように、
上記デユーティソレノイドバルブ75のデユーティ率が
大きいほど該バルブ75が全閉状態に近づいてドレンラ
イン73からのドレン量が減少することによりパイロッ
ト圧が高くなり、これにともなってレギュレータバルブ
80によって調整されるライン圧が高くなり、逆に上記
デユーティ率が小さいほどパイロット圧ないしライン圧
が低くなる。
そして、上記のようにして調整されたライン圧は上記メ
インライン71によってマニュアルバルブ76に導かれ
ると共に、該バルブ76および図示しないシフトバルブ
等を介して第13図に示す各牽擦締結要素61〜66に
選択的に供給され、これにより上記第1表に示すところ
に従って変速段が制御されるのであるが、図示のように
マニュアルバルブ76がDレンジにあるとき(2,ルン
ジにあるときも同様)は、上記ライン圧が常時フォワー
ドクラッチ61に供給されるようになっている。
また、この自動変速機7′には、第16図に示すように
コントロールユニット90が備えられ、前記実施例と同
様に、該コントロールユニット90に、当該車両の車速
を検出する車速センサ91からの信号にと、エンジンの
スロットル開度を検出するスロットル開度センサ92か
らの信号ρと、エンジン回転数を検出するエンジン回転
数センサ93からの信号mと、当該自動変速機のシフト
位!(レンジ)を検出するシフト位置センサ94からの
信号nと、変速モードを選択するモード選択スイッチ9
5からの信号0と、さらに当該車両の傾斜度を゛検出す
る傾斜センサ96からの信号pとが入力されるようにな
っている。そして、該コントロールユニット90は、上
記各入力信号に〜pに基いて自動変速機7′の変速段を
制御すべく、上記油圧制御回路50に備えられた複数の
電磁アクチュエータ97・・・97に変速制御信号qを
出力するようになっていると共に、特に上記デユーティ
ソレノイドバルブ75に対して、ライン圧制御用のパイ
ロット圧を調整するための油圧制御信号rを出力するよ
うになっている。
次に、上記コントロールユニット90の発進時の油圧制
御動作を示す第17図のフローチャー1・に従って説明
する。
まず、コントロールユニツ1−90は、ステップSKI
、 S52でシフト位置センサ94およびモード選択ス
イッチ95からの信号n、oにより自動変速機のシフト
位置と選択された変速モードとを判定し、シフト位置が
Dレンジであり且つ変速モードがパワーモードの場合は
、さらにステップSSSで傾斜センサ96からの信号p
により車両ないし路面の傾斜度を判定し、こ・れが所定
値α以下であって路面が略平坦である場合には、次にス
テ・ノブS54で車速センサ91からの信号kにより現
時点での車速を判定する。そして、車速がごく小さな所
定値Vo以下のとき、つまり車両が未だ発進完了してい
ないときは、さらにステップSssでスロットル開度セ
ンサ92からの信号(が示すスロットル開度の今回の検
出値θと前回の検出値θ′とを比較し、両者が等しいと
き、即ちアクセルペダルの踏込みによる発進操作が未だ
行われていないときは、ステップSSSで後述する基本
デユーティ率り、に対する補正係数Kを1に設定する。
そして、当該車両を発進すべくアクセルペダルが踏込ま
れると、コントロールユニット90は、上記ステップ8
55でスロットル開度の今回検出値θが前回検出値θ′
よりも大きくなっていることを判定して次にステップS
57を実行し、内蔵されたタイマをセットして発進操作
開始時からの経過時間tを計測すると共に、ステップ8
5Bでその時点のスロットル開度θが設定値θ0以下で
あることを判定すれば、ステップ359で上記補正係数
Kをエンジン回転数Nの関数値F(N)に設定する。そ
の場合に、この関数値F(N)は、第18図に示すよう
に、アイドル回転数N。より若干高い第1設定回転数N
1までは1以下のごく小さな値である下限値koとされ
、該第1設定回転数N1からこれより高い第2設定回転
数Nz、tでの間で該エンジン回転数Nの上昇に応じて
上記下限値に、から1まで増大し、さらに第2設定回転
数N2以上で1に固定するように設定されている。
また、上記アクセルペダルの踏込み操作によって車両が
発進し、車速が上記所定値V。より高くなれば、コント
ロールユニット90は、上記ステップS54からステッ
プS60を実行して発進操作開始時からの経過時間tが
所定時間Tに達したか否かを判定し、達していない場合
は、ステップS61で上記経過時間tに1を加算した上
で、上記ステップ358+ 359を繰り返し実行する
。そして、発進操作開始時から上記所定時間Tが経過す
れば、ステップS6OからステップS62を実行して、
上記補正係数Kを再び1に設定する。
このようにして、コントロールユニット90は、発進前
、発進操作開始時から所定時間Tの経過前、および該所
定時間Tの経過後の各段階に応じて補正係数にの値を設
定し、その後、この補正係数Kを用いたライン圧の制御
を行う。
つまり、コントロールユニット90は、ステップS63
で現時点のスロットル開度θに対応する上記デユーティ
ソレノイドバルブ75の基本デユ−ティ率DOを第19
図に示すように予め設定されたマツプに基いて演算する
。その場合に、このマツプは、基本デユーティ率り。を
所定スロットル開度θ、までは該開度θの増大に従って
増大させ、所定スロットル開度θ1以上で100%に近
い最大値D MAXに固定するように設定されている。
そして、ステップS 64+ S 65で、この基本デ
ユーティ率DOに上記補正係数Kを積算して最終デユー
ティ率りを演算し、このデユーティ率りで上記デユーテ
ィソレノイドバルブ75を作動させるように油圧制御、
信号rを出力する。
これにより、第14図に示すレギュレータバルブ80に
供給されるパイロット圧ないし該レギュレータバルブ8
0によって制御されるライン圧が上記最終デユーティ率
りに対応した値に制御されることになるが、当該車両の
発進前および発進操作開始時から所定時間Tが経過した
後は、上記のように補正係数Kが1とされて、最終デユ
ーティ率りと基本デユーティ率り、とが等しくなるから
、ライン圧はスロットル開度θに対して第19図に示す
基本デユーティ率DOの特性と同じ特性で変化するよう
に制御される。その場合に、所定スロットル開度θ1ま
では、基本デユーティ率り。は該開度θの増大に従って
増大するがら、ライン圧もスロットル開度θの増大に従
って増大し、第13図に示す各京擦締結要素61〜66
の締結力がこれらによって伝達されるアクセルペダルの
踏込み量に応じたトルクに対応することになる。
また、発進前におけるアクセルペダルを踏込んでいない
状態では、Dレンジ等の走行レンジにおいては、比較的
低い油圧ではあるが、所要のライン圧がフォワードクラ
ッチ61に供給されて当該自動変速機が動力伝達状態と
なるので、所謂クリープ走行が可能となる。
これに対して、アクセルペダルの踏込みによる車両の発
進操作を開始した後、所定時間Tが経過するまでの間に
おいては、基本デユーティ率り。
の補正係数Kがエンジン回転数Nに対して第18図に示
すように1以下の値に設定されるから、最終デユーティ
率りも第19図に示す値よりも小さな値となる。そして
、これにともなって上記レギュレータパルプ80によっ
て制御されるライン圧も、同一スロットル開度に対して
、発進前や発進後における所定時間Tの経過後等より低
くなる。そのため、発進時の1速で締結状態にあるフォ
ワードクラッチ61は、その締結力が伝達トルクに対し
て不足してスリップすることになり、これによりエンジ
ンに作用する負荷が軽くなって、アクセルペダルの一定
踏込み量に対してエンジン回転数がより高回転数まで上
昇することになる。このようにして、運転者によりパワ
モードが選択されている場合には、エンジン回転数が高
い状態で車両が発進し、運転者の要求に応じた大きな発
進加速性力が得られることになる。なお、エコノミモー
ドが選択されている場合には、コントロールユニット9
0はステップS52から上記補正係数Kを1に設定する
ステップS62を実行するので、上記の如きフォワード
クラッチ61のスリップ制御は行われず、従って運転者
の要求に合致した緩かな発進状態が得られることになる
ここで、第18図に示すように、補正係数には下限値に
、からエンジン回転数Nの上昇に従って1に近くなるの
で、ライン圧を低下させることによる上記フォワードク
ラッチ61のスリップ量は、エンジン回転数Nが低い場
合には多くされて該回転数Nの上昇が促進されると共に
、エンジン回転数Nの上昇に従ってスリップ量が少なく
なって、第2設定回転数N2まで上昇した時点では、発
進操作開始時から所定時間Tが経過する前であってもフ
ォワードクラッチ61をスリップさせる制御が終了し、
該クラッチ61は完全に締結された状態となる。従って
、エンジン回転数が十分に上昇しているのに不必要にフ
ォワードクラッチ61をスリップさせて、その牽粍を促
進させるといった不具合が回避される。
また、この実施例(こおいては、発進操作開始時から所
定時間Tが経過する前であっても、スロットル開度θが
スリップ制御の限界値である所定開度θ。より大きい場
合は、フローチャートのステップS’5gからステップ
862が実行されて、上記のようなスリップ制御が中止
される。これにより、フォワードクラッチ61に大きな
トルクが入力されているときに該クラッチ61をスリッ
プさせることによる牽粍が防止される。
なお、この実施例についても、前記のトルクコンバータ
のストール制御を行う実施例と同様に、エコノミモード
選択時にもフォワードクラッチ61のスリップ制御を行
うと共に、そのスリップ量をパワーモード選択時より小
さくすることにより、運転者の要求に応じた発進加速力
を得るようにすることができる。
つまり、第20図に示すフローチャートのように、ステ
ップS71で発進操作開始時から設定時間Tが経過して
いないことを判定した時、ステップS72.873を経
てステップS74を実行し、選択された変速モードがパ
ワーモードかエコノミモードかを判定する。そして、パ
ワーモード選択時にはステップS75で第21図に実線
で示す特性に従って補正係数Kを設定し、またエコノミ
モード選択時にはステップS76で同図に鎖線で示す特
性に従って補正係数Kを設定する。その場合に、エコノ
ミモード選択時の補正係数には、同一エンジン回転数N
に対してパワーモード還択時よりも大きな値(1に近い
値)に設定され、これによりエコノミモード時のスリッ
プ量がパワーモード時のスリ・ツブ量より少なくされる
ことになる。
そして、この実施例においても、変速モードがエコノミ
モードとパワーモードとの間でさらに多段階に或は無段
階に選択可“能とされているときは、これに応じて上記
補正係数にも、多段階もしくは無段階に設定可能として
もよく、またこの補正係数にないしスリップ量の変更に
よる発進時の加速特性の選択を自動変速機の変速モード
の選択とは独立して行うようにしてもよい。
(発明の効果) 以上のように、本発明に係る自動変速機搭載車の発進制
御装置によれば、発進時に駆動力を一時的に増大させる
と共に、その増動量を運転者の要求に応じて変更し得る
ようにしたから、運転者が例えば自動変速機の変速モー
ドとしてパワーモードを選択することによりパワフルな
走行を要求している場合は大きな発進加速力が得られる
二とになり、また例えば上記変速モードとしてエコノミ
モードを選択することにより経済的な走行を要求してい
る場合、換言すればパワフルな走行を要求していない場
合は、緩かに発進することになる。
このようにして、自動変速機を搭載した車両において、
運転者の要求に応じた発進状態が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体概略構成図であり、また第2〜1
2図は本発明の第1実施例を示すもので、第2図は制御
システム図、第3図はブレーキ圧制御弁およびそのアク
チュエータの構成と配置を示す回路図、第4図はシフト
ロック装置の構成を示すシフトレバ−の一部破断正面図
、第5図はコントロールユニットの発進時の制御動作を
示すフローチャート図、第6図はこの制御で用いられる
減圧用電磁弁の開閉特性図、第7.8図は同じく遅延時
間とブレーキ解除速度のスロットル開度に対する特性を
それぞれ示す特性図、第9図は本実施例の作用を示すタ
イムチャート図、第10図は本実施例の他の制御例を示
すフローチャート図、第11.12図はこの制御で用い
られる遅延時間とブレーキ解除速度の特性をそれぞれ示
す特性図である。また、第13〜21図は本発明の第2
実施例を示すもので、第13図はこの実施例に係る自動
変速機の構造を示す骨子図、第14図は油圧制御回路中
のスリップ制御部分を示す回路図、第15図はデユーテ
ィソレノイドバルブの作動特性図、第16図は制御シス
テム図、第17図はコントロールユニットの発進時の制
御動作を示すフローチャート図、第18.19図はこの
制御で用いられる補正係数のエンジン回転数に対する特
性および基本デユーティ率のスロットル開度に対する特
性をそれぞれ示す特性図、第20図は本実施例の他の制
御例を示すフローチャート図、第21図はこの制御で用
いられる補正係数の特性を示す特性図である。 7.7′・・・自動変速機、7a、7a’・・・トルク
コンバータ、7b、7b’・・・変速歯車機構、25b
、26b、50,75.80・・・駆動力増大手段(減
圧用電磁弁、シフトロック装置、デユーティソレノイド
バルブ、レギュレータバルブ)、30.90・・・駆動
力増大量変更手段(コントロールユニット)、33゜9
2・・・発進操作検出手段(スロットル開度センサ)、
36.95・・・加速性能還択手段(モード選択スイッ
チ)。 第3図 第4図 第18図 第19図 スロットル間准+el

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジン出力をトルクコンバータおよび変速歯車
    機構を介して駆動輪に伝達する自動変速機を搭載した車
    両の発進制御装置であつて、車両の発進操作を検出する
    発進操作検出手段と、該検出手段により発進操作が検出
    されたときに上記駆動輪に伝達される駆動力を一時的に
    増大させる駆動力増大手段と、発進時の加速性能を運転
    者が選択するための加速性能選択手段と、該選択手段に
    よって選択された加速性能が得られるように上記駆動力
    増大手段による駆動力の増大量を変更する駆動力増大量
    変更手段とを有することを特徴とする自動変速機搭載車
    の発進制御手段。
JP4785488A 1988-02-29 1988-02-29 自動変速機搭載車の発進制御装置 Pending JPH01220767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4785488A JPH01220767A (ja) 1988-02-29 1988-02-29 自動変速機搭載車の発進制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4785488A JPH01220767A (ja) 1988-02-29 1988-02-29 自動変速機搭載車の発進制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01220767A true JPH01220767A (ja) 1989-09-04

Family

ID=12786955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4785488A Pending JPH01220767A (ja) 1988-02-29 1988-02-29 自動変速機搭載車の発進制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01220767A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7080724B2 (en) Start control device for vehicle
JPH03204461A (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2821531B2 (ja) 無段変速機付車両の定速走行制御装置
JPH05126251A (ja) 車両用自動クラツチの制御方法
JP4946236B2 (ja) ロックアップ制御装置
US20040110584A1 (en) System for preventing belt slip of belt-type continuosly variable transmission
JP2003074682A (ja) 無段変速機の制御装置
JPS629776B2 (ja)
JP3736329B2 (ja) 車両の走行制御装置
JPH01220767A (ja) 自動変速機搭載車の発進制御装置
JPH01240328A (ja) 自動変速機搭載車の発進制御装置
JPS596454A (ja) 車両用自動変速機のニユ−トラル制御装置
JP5007503B2 (ja) 自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置
JPH01212647A (ja) 自動変速機搭載車の発進制御装置
JP2001235032A (ja) 油圧走行駆動装置
JPH01240329A (ja) 自動変速機搭載車の発進制御装置
JPS6343052A (ja) 自動車のスリツプ制御装置
JP2001165299A (ja) 車両用自動変速機のクリープ力制御装置
KR100290356B1 (ko) 자동변속기차량의브레이킹시변속제어방법
JP3239690B2 (ja) 自動変速機の制御方法
JP2970917B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPH1136912A (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH05248511A (ja) 油圧走行車両
KR100309148B1 (ko) 자동변속기의변속제어방법
JPH0783320A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置