JPH01218494A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は洗濯乾燥機、特に洗濯物である布量の判定手段
を備えるドラム式洗濯乾燥機に関するものである。

［従来の技術］ 回転ドラム内で給水、洗濯、乾燥などの一連の洗濯乾燥
行程を全自動で行うドラム式洗濯乾燥機が知られている
。

このようなドラム式洗濯乾燥機においては、洗濯物であ
る布量の多少により洗濯時における最適な洗濯水の量が
変動し、また乾燥時においてもその布量により必要とさ
れる乾燥時間が大きく異なる。従って、良好な洗濯・乾
燥を行うためには、洗濯すべき布量を判定することが重
要となる。特に、現在一般に用いられている攪拌式洗濯
機に比べ少ない洗濯水の量で洗濯を行うドラム式洗濯機
においては、布量に適した洗濯水の給水を行うことが必
要である。

従来、洗濯物の量を判定する手段として種々の装置が提
案されており、洗濯物の重量が最大運転重量を越えてい
るか否かを判定する洗濯機や洗濯物のｉｉ　Ｈに応じて
洗濯水位を設定する洗濯機などが開示されている。

第４図には実公昭６１−４２５３５号公報に開示された
洗濯物の重量を測定する機能を存する洗濯機の断面が示
されている。第４図（ａ）に示されるように、ケーシン
グ（１）の内部には外槽（２）が設けられている。この
外槽（２）には支持体（４）により回転ドラム（３）が
回転自在に支持されている。

そして、第４図（ｂ）に示されるように、前記支持体（
４）の脚（４ａ）、（４ｂ）の１本にはストレーンゲー
ジ（５ａ）、（５ｂ）、及び（５ｃ）が設けられている
。

前記ストレーンゲージ（５ａ）、（５ｂ）、（５Ｃ）に
より洗濯物の重量に基づ（曲げ応力変化を測定する。そ
して、ストレーンゲージ（５ａ）、（５ｂ）、（５Ｃ）
にて検知された曲げ応力は、信号処理装置（６）に送ら
れ電気信号に変換される。この電気信号に基づいて、洗
濯物の重量が多い時には外槽（２）に入れる洗濯水は高
い水位とし、洗濯物の重量が少ない時には低い水位とす
るなどの制御を行うことが可能となる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の洗濯機によれば、ドラム槽全体の重量を検出
して洗濯物の量を検知することとしているので、総重量
に比べ洗濯物の変化重量が非常に少なく正確な検出には
困難性が伴う。また、ドラム回転中の重責検出出力は揺
動しているために正確な検知が困難である。さらに、セ
ンサ部には常に力が加わっているため、すなわちドラム
槽の重量が常に加えられているためへたりが生じるなど
の種々の問題がある。

また、洗濯物の口を重量を検出することにより判定しよ
うとする場合には、洗濯物の布の種類により水を吸収す
る割合が相違するという点を全く考慮することがないの
で、洗濯水の適正な水位を判断することが困難であり、
また、乾燥時間の設定においては同じ布量でも布の種類
によってその吸水性が異なっており、単に布量による乾
燥時間の設定では、乾燥時間のとり過ぎや乾燥時間不足
などが生じやすいという問題があった。

発明の目的 本発明に係るドラム式洗濯乾燥機は、上記のような問題
点を解決するためになされたものであり、洗濯行程開始
前に洗濯物である布量の判定を行い適正な洗濯水位の設
定及び適正な乾燥時間の設定を行うことのできるドラム
式洗濯乾燥機を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明に係るドラム式洗濯乾
燥機は、洗濯開始時における基準水位までの洗濯水の給
水がなされたことの検知及びこの基準水位まで洗濯水を
給水した後、洗濯物が洗濯水を十分吸水した状態となる
まで所定時間ドラムを回転させた後の変化水位の検知を
行う水位検知手段と、この水位検知手段から変化水位の
検知信号を受け、基準水位と変化水位との差を演算する
水位差演算手段と、この水位差演算手段にて演算した水
位差に基づいてドラム内の洗濯物の量を判定する布量判
定手段とを含むことを特徴とする。

［作用］ 上記構成によれば、洗濯水の基準水位と変化水位との差
に基づいてドラム内の洗濯物の量を判定することができ
る。この洗濯物の瓜の判定は、布量判定手段にて行われ
るが、この判定方法は、第３図のグラフに示す洗濯水の
水位と洗濯物である布はとの関係に基づき判定するもの
である。すなわち、布量が所定量以上に増大するとこの
布に洗濯水が吸収され、かつ布はかなりの部分が水面よ
り上側に位置しているので洗濯水の水位は下ることにな
る。この水位の低下は、布量が増大するにつれ大きなも
のとなるという傾向を示す。また、逆に布量が所定量よ
り少ない場合には布はの体積の分だけ洗濯水の水位は上
昇するという現象が生じる。

第３図のグラフは、縦軸に洗濯水の水位の変化量を示し
ており、０点が基準水位を示し、上方に向けて水位の低
下を示し下方に向けて水位の上昇を示している。横軸は
洗濯物の量すなわち布量を示している。

従って、このグラフに基づいて基準水位と洗濯物に十分
洗濯水を吸収させた状態での水位である変化水位との差
を検出することによって布量の判定を行うことができる
。この布量の判定によれば、各種の布の洗濯水の吸水性
の差をも考慮した布量判定を行うことができ、単に布の
重量のみによって給水量や乾燥時間を設定するものに比
べ、より適切な洗濯水の水位設定や乾燥時間の設定を行
うことが可能となる。

［実施例］ この発明の一実施例を図について説明する。

第２図は、本発明に係るドラム式洗濯乾燥機の機械的な
構成を示す概略側断面図であり、（１）はケーシングで
、このケーシング（１）内に外槽（２）が固設されてい
る。（３）は回転ドラムであり、外槽（２）内で回転可
能に軸支されている。

（７）は正面扉でこの正面扉（７）を開放し洗濯物の出
し入れを行う。（８）は給水バイブであり、外槽（２）
内に水を供給する。給水パイプ（８）には給水弁（９）
が設けられており、給水の調整が行われる。

（１０）は排水パイプであり、排水バルブ（工１）の開
閉調節により外槽（２）内の水の排水及び貯留を可能と
する。

ケーシング（１）内の外槽（２）の後方には水位検知器
（１２）が、設けられており、この水位検知器（１２）
は外槽（２）と連通バイブ（１３）にて連結されている
。

なお、本実施例において、前記外槽内の水位を測定する
ための水位検知器（１２）は、できるだけ水位をアナロ
グ的に検出することが好ましい。

このような水位検知器（１２）としては、例えば外ｔ！
　（２）を連結バイブ（１３）によって水位センサに導
くものが用いられる。この水位センサは内部にダイヤフ
ラムを有し、発振回路の容量を前記ダイヤフラムと連動
させることによって、前記ダイヤフラムの連結バイブ（
１３）側に加わる圧力変化にて発振周波数が変化する方
式をとる。

従って、この水位検知器（１２）の発振周波数を電気的
に検出すれば、センサの連結バイブ（１３）側圧力すな
わち外槽の水位を電気的に検出することができる。　　
（１４）はモータであり、主軸（１４ａ）は、図上直線
にて示したベルトによって回転ドラム（３）の軸と接続
され回転ドラム（３）へ回転駆動力を与える。（１５）
は電源スィッチであり、ケーシング（１）の前面上部に
設けられている。　第１図は、本実施例の洗濯乾燥機の
一連の洗濯行程を制御する制御機構の全体構成を示すブ
ロック図であり、制御部（１６）は第２図に示したケー
シング（１）内に設けられている。制御部（１６）は、
ＣＰＵ　（中央処理装置）（１７）　、入力インターフ
ェース（１ｇ）　、出力インターフェース（１９）　、
メモリ（２０）、クロック制御部（２１）及びタイマ（
２２）から構成されている。　入力インターフェース（
１８）は電源スィッチ（１５）、水位検知器（１２）、
温度センサ（２３）などの各種情報検出装置からの信号
をＣＰＵ　（１７）に送信する。ＣＰＵ　（１７）は、
メモリ（２０）に記憶された情報に基づいて出力インタ
ーフェース（１９）を介してモータ（１４）　、給水弁
（９）ヒータ（２４）などの各種駆動装置へ駆動信号を
送信する。

また、クロック制御部（２１）はＣＰＵ　（１７）から
の制御信号に基づいてタイマ（２２）を駆動させ、タイ
マ（２２）はＣＰＵ　（１７）へ時間経過信号を供給す
る。ＣＰＵ　（１７）はこの時間経過信号に基づいて各
種駆動装置を駆動制御する。

本発明において特徴的事項は、水位検知器（１２）に洗
濯開始時における基準水位と洗濯物が洗濯水を十分含ん
だ状態となったときの変化水位の検出を行う機能をもた
せたこと、及び基準水位と変化水位との差を演算する水
位差演算手段、さらにこの水位差に基づいて回転ドラム
内の洗濯物の量を判定する布量判定手段とを設けたこと
である。　すなわち、本実施例においては基準水位およ
び変化水位の検知は水位検知器（１２）にて行い、水位
差演算手段及び有口判定手段の機能はＣＰＵ　（１７）
によって果される。

次にこの制御部（１６）による具体的な制御動作につい
て説明する。

電源スィッチ（１５）がオンされ洗濯行程が開始される
と、 まず、ＣＰＵ　（１７）は給水を開始するための信号を
出力し給水弁（９）が開かれ、外槽（２）内への洗濯水
の貯留が開始される。そして予め定められた基準水位に
洗濯水位が達したことを水位検知器（１２）によって検
知し、この水位検知器（１２）からの基準水位検知信号
に基づいてＣＰＵ　（１７）は給水を停止させるための
信号を出力する。これにより給水弁（９）が閉じられ給
水が停止される。なお、基準水位は、洗濯物の量にかか
わらず常に一定の水位とされている。

この洗濯開始時における給水が終了すると、ＣＰＵ（１
７）は回転ドラム（３）を回転駆動させるための信号を
出力する。この回転は、ドラム内の洗濯物が洗濯水を充
分吸収した状態となるまでの時間行われるもので、タイ
マ（２２）の信号に基づいて所定時間だけ駆動される。

この駆動停止後洗濯水の水面が変動しなくなった状態の
水位である変化水位を水位検知器（１２）によって検知
する。ＣＰＵ　（１７）はこの水位検知器（１２）から
の変化水位信号を基づき基準水位と変化水位との水位差
を演算する。

そして、この水位差に基づいて回転ドラム内の洗濯物の
量を判定する。この洗濯物の量の判定は、前記第３図の
グラフに示された水位の変化量と布ごとの関係に基づい
て行われる。すなわち、この水位の変化量と布ごとの関
係がメモリ（２０）に人力されており、これに基づきＣ
ＰＵ　（１７）は前記演算した水位差から布量の判定を
行う。

本実施例では、布量を大中小量の三段階に分けて判定す
ることとしている。すなわち、変化水位が基準水位より
も上昇した場合、第３図のグラフの縦軸においては、０
点より下方のプラス側にある場合（Ｘ領域）は、洗濯物
すなわち布量は少量と判定される。そして、変化水位が
基準水位よりも低下して１いる場合、すなわち変化水位
マイナス基り水位が０点より上方のマイナス側となる場
合は、所定の変化ｍＡ点まで（Ｙ領域）を布量が中量で
あると判定し、Ａ点以上すなわち基準水位よりも変化水
位が大きく減少している場合（Ｚ領域）には、布量が大
量であると判定する。

なお、布量の判定段階は、大中小の三段階に限られるも
のでなく、さらに細分化した段階に分けることも可能で
ある。

本実施例による布量の判定によれば、洗濯物のｉｆｆ　
Ｑによって洗濯物の量を判定し、この判定量に基づいて
洗濯水の給水量や乾燥時間の設定とを行う場合に比べ、
より的確な給水量や乾燥時間の設定が可能となる。すな
わち、洗濯水の水量や乾燥時間は洗濯物の重さよりも洗
濯物の体積や吸水性の度合を基準として設定する方がよ
り適切な設定を行うことができる。

従って、本実施例のように洗濯水の水位変化に基づいて
洗濯物の量を判定することにより、洗濯物の体積や吸水
性を考慮した布量判定を行うことが可能となる。

以上のように、的確な布量の判定を行うことによって、
ＣＰＵ　（１７）は布量が多い場合には、さらに洗濯水
の量を増やすための信号を出力し、給水弁（９）が開放
され適正な水位となるまで給水が行われる。

また、布量の判定結果に基づいて布量が少量である場合
には乾燥時間を短く設定し、布量が多い場合には長い乾
燥時間を設定することにより適正な乾燥時間を設定する
ことができ、乾燥不足や無駄な電力消費を防止すること
ができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係るドラム式洗濯乾燥機
によれば、二種類の水位の検知及びその両水位の差を算
出することによって洗濯物の量を適正に判定することが
でき、この布量判定に基づき洗濯時の適正水位の設定及
び乾燥時における適正乾燥時間の設定をより的確なもの
とすることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の制御機構の全体構成を示す
ブロック図、第２図は本実施例の機械的構成を示す概略
側断面図、第３図は洗濯水の水位変化量と布量の関係を
示すグラフ図、第４図（ａ）及び（ｂ）は従来の洗濯物
の計の判定手段をもつドラム式洗濯乾燥機の説明図であ
る。 図において、（２）は外槽、（３）は回転ドラム、（８
）は給水パイプ、（１２）は水位検知器、（１６）は制
御部、（１７）はＣＰＵである。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　弁理士　大　岩　増　雄 （他　２名） 第２図 １：グーンシク゛ ２：／）拮 ３：口中ムドラム ８：Ｘ袷木ハ０づグ ９、殆木号 １ｏ：押ト水へ０イフ０ 第３図 （々量） 第４図 （ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ケーシング内に配置された外槽と、該外槽内で回転可能
   に軸支され内部で洗濯物の揺動又は回転を行う回転ドラ
   ムと、を有し、洗濯水の給水、洗い、濯ぎ、排水及び乾
   燥の各行程を自動的に行うドラム式洗濯乾燥機において
   、 洗濯開始時に給水される洗濯水が予め定められた水位（
   基準水位）となったことの検知及びこの基準水位まで洗
   濯水を給水した後所定時間ドラムを回転させ洗濯物が洗
   濯水を十分含んだ状態となったときの水位（変化水位）
   の検知を行う水位検知手段と、 該水位検知手段からの検知信号に基づいて前記基準水位
   と変化水位との差を演算する水位差演算手段と、 該水位差演算手段にて演算された水位差に基づきドラム
   内の洗濯物の量を判定する布量判定手段と、 を含むことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。