JPH01215621A - 車両用天窓材 - Google Patents

車両用天窓材

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JPH01215621A
JPH01215621A JP4032988A JP4032988A JPH01215621A JP H01215621 A JPH01215621 A JP H01215621A JP 4032988 A JP4032988 A JP 4032988A JP 4032988 A JP4032988 A JP 4032988A JP H01215621 A JPH01215621 A JP H01215621A
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JP
Japan
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heat ray
vehicle
reflection layer
ray reflection
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4032988A
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English (en)
Inventor
Riichi Funahashi
舟橋 利一
Toshiyasu Ito
伊藤 敏安
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は自動車のサンルーフ等に利用される車両用天窓
材に関するものである。 [従来の技術] 従来、自動車のサンルーフ等の天窓材としては、ガラス
を基体とするものが使用されており、直射日光の侵入を
防ぐために、車内側にシェード(日よけ)が取付けられ
ていた。同シェードは電動で開閉できるものもあった。 また、同シェードの代わりにガラス上に熱線反射性を有
する金属又は金属化合物を被覆したものもあった。 [発明が解決しようとする課題] 上記従来のシェードを取付けた天窓材は、取外しが煩雑
であり、電動で開閉するものは天井が低くなって見栄え
も悪いという問題点があった。 また、ガラス上に熱線反射性を有する金属等を被覆した
天窓材は、車内から見た場合、ミラー効果が強いため、
車内物や人の姿が映し出され、心理的圧迫感が生じたり
、車外が見づらくなるという問題点があった。 本発明の目的は上記問題点を解消し、シェードが不要で
見栄えが良いとともに、車内側のミラー効果が小さ(、
心理的圧迫感が少ない上に、車内側から車外側が見やす
い車両用天窓材を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、ガラス製又は透明
樹脂製の基体の少なくとも片面に金属、合金又は金属化
合物からなる熱線反射層を設け、同熱線反射層上に艶消
し塗膜層を設けるとともに、同艶消し塗膜層が着色顔料
及び艶消し剤を含有するという構成を採用している。
【構成の詳細な説明】
基体としては、ガラス製又は透明樹脂製のものが使用さ
れる。透明樹脂としては、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ートが最も好適である。同基体の厚さは適宜設定される
が、通常4〜6+++m程度である。 熱線反射層は、金属、合金又は金属化合物を真空蒸着、
スパッタリング等の方法により、基体がガラスの場合に
は同ガラスに直接被覆したり又はフィルム上に被覆した
後、合わせガラスの中にはさみ込んで設けることができ
る。金属としては、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)
、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、金(Au)
、銀(Ag)、銅(Cu)、コバルト(CO)、モリブ
デン(Mo)等が使用され、合金としてはこれら金属の
2種又は3種以上の合金が使用され、金属化合物として
は、窒化チタン(T t N)等が使用されるが、いず
れも耐食性のあるものが好ましい、なお、基体が透明樹
脂の場合には、密着性を向上させるためあらかじめ多官
能アクリル系樹脂等によるベースコート層を設けるのが
好ましい。 同熱線反射層の膜厚は、使用する金属、合金又は金属化
合物の種類によって異なるが、可視光線透過率が3〜1
5%、太陽放射透過率が2〜lO%の範囲となるように
設定するのが好ましい。具体的には、150〜400人
の範囲が好適である。 150人未満では太陽放射透過率が大きくなりすぎて熱
線反射が期待できず、400人を超えると可視光線透過
率が小さくなりすぎて車内側から車外側が見に(くなり
好ましくない。 艶消し塗膜層は、バインダーとしてアクリル酸エステル
系、その他のアクリル系、ポリオレフィン系、メラミン
系、珪素系、ポリウレタン系等の金属との密着性に優れ
た樹脂からなるものを使用して形成される。 艶消し剤としては、酸化珪素(3i02)、硫酸バリウ
ム(BaS04)、炭酸カルシウム(CaCO3)等の
微粉末が使用されるが、ITO(約5重量%の5n02
を含有するIn203)、5n02等の赤外線反射能の
高いものを使用すれば、得られる天窓材の熱線遮蔽性が
さらに向上する。同艶消し剤の粒子径としては、lO〜
50mμの範囲が好ましい。10mμ未満ではバインダ
ーに対する分散効果が悪くなり、50mμを超えると散
乱効果が小さくなって反射率を下げる効果が小さくなる
。 着色顔料としては、一般に用いられている各種の着色顔
料が使用されるが、艶消し剤の添加による表面の白化を
防止する目的で、上記熱線反射層と同系統の色を使用す
るのが好ましい0例えば、熱線反射層としてクロム系の
金属を使用−した場合には、その透過色は単色系となる
ため、カーボンブラックのような黒色系の顔料を使用す
れば、白化が防止されて自然な透過色が得られる。 上記着色顔料及び艶消し剤は、前記バインダーに配合し
て使用されるが、その配合割合は可視光線透過率(JI
S  R320Bによる)が3〜15%、太陽放射透過
率(JIS  R3208による)が2〜10%の範囲
となるように設定するのが好ましい。具体的には、バイ
ンダーの樹脂固形分に対し、着色顔料は2〜15重量%
が好適で4〜12重量%がさらに好適である。2重量%
未満では可視光線透過率、太陽放射透過率が共に大きく
なりすぎ、15重量%を超えると光がほとんど通らず不
適当である。また、艶消し剤は5〜20重量%が好適で
8〜16重量%がさらに好適である。上記着色顔料と同
様の理由による。 上記のようにして形成される艶消し塗膜層の厚さは、1
0〜40μmの範囲が好適である。10μm未満では熱
線反射が期待できず、40μmを超えると可視光線透過
率が小さくなって見えにくくなる。
【作用】
前記構成を採用したことにより、ガラス製又は透明樹脂
製の基体°の例えば車内側に設けられた熱線反射層によ
って太陽放射透過率が抑えられて熱線がさえぎられると
ともに、着色顔料及び艶消し剤が含有された艶消し塗膜
層によって可視光線反射率が抑えられてミラー効果が小
さくなる。
【実施例】
以下に本発明を具体化した一実施例を第1図及び第2図
に基づいて説明する。 第2図に示すように、乗用車lのルーフ2には、サンル
ーフとしての天窓材3が装着されている。 同天窓材3は第1図に示すように、透明樹脂製の基体4
の車内側の片面にニッケルークロム合金製の熱線反射層
5が設けられ、さらにその下面に艶消し塗膜層6が設け
られている。 上記基体4はポリメチルメタクリレート(PMMA)製
の透明樹脂板であり、その厚さは4mmである。そして
、同基体4上に熱線反射層5との密着性を向上させるた
めに、多官能アクリル系紫外線硬化性樹脂をコーティン
グし、紫外線を照射して硬化させた。 前記熱線反射層5は耐熱耐食性合金としてのニッケルを
主体とするハステロイX(Ni47.3%、Cr21.
8%、Fe18.5%、M o 9.0%、C01、5
%等からなる合金)をスパッタリングにより形成したも
のである。 同スパッタリングは、通常のDCマグネトロンスパッタ
装置により、アルゴン(Ar)圧カフ×10− ’ T
orr、放電出力IAX550Vの条件で行った。同熱
線反射l!5の厚さは200人であった。この熱線反射
層5を設けた後の可視光線透過率は10.4%、可視光
線反射率(5°正反射)は54.6%であった。 前記艶消し塗膜層6は、バインダー樹脂としてウレタン
系二液型塗料を使用し、同バインダー樹脂の固形分に対
し、艶消し剤として二酸化珪素(SiO2)を8.0重
量%、着色顔料として黒色のカーボンブラックを4.5
重量%配合したものを、乾燥膜厚で20μmとなるよう
にスプレー塗布し、加熱硬化させた。 このようにして得られた天窓材3は、可視光線透過率が
5.4%、可視光線反射率が5.7%となり、艶消し塗
膜層6によって可視光線反射率を約9割低減させること
ができる。また、太陽放射透過率は7.1%であった。 さらに、60°表面光沢度(JIS、 Z8741)は
72.1グロス、鮮映度光沢度は0.7であった。 上記のように、本実施例の車両用天窓材は、特にPMM
Aの基体4上に熱線反射層5を設けたことによって、太
陽放射エネルギーの透過を約9割低減させることができ
るので、従来のシェードが不要となるため見栄えが良い
。また、上記熱線反射層5上に着色顔料及び艶消し剤を
含有する艶消し塗膜層6を設けたことによって、車内側
における光の散乱、吸収が行われる。従って、車内側に
おける光の反射が少なく、ミラー効果が小さいので、車
内物、人の姿の映し出しが少なくなって、心理的圧迫が
少ない上に、車内側から車外側が見やすくなる。逆に、
車外側から車内側が見えにくくなる。 [比較例1 上記実施例と同様に基体4としてPMMA製の透明樹脂
板を使用し、同基体4上に熱線反射層5としてハステロ
イXの層をスパッタリングにより形成した。次に、ウレ
タン系二液型塗料(藤倉化成株式会社製の商品名EXP
−1506)中に、樹脂分に対し着色顔料として9.0
重量%のカーボンブラックのみを配合したものを、前記
実施例と同様の条件で塗布、硬化して天窓材3を得た。 この天窓材3の可視光線透過率は3.7%、可視光線反
射率は6.2%、太陽放射透過率は7.0%であった。 これらの数値は、前記実施例と同程度であるが、車内か
ら天窓材3を通して外を見ると、本比較例では前記実施
例に比べて反射が大きかった。これは、前記実施例では
艶消し剤の配合により反射光が散乱、吸収されるのに対
し、本比較例では艶消し剤を配合していないため反射光
が散乱されないためである。 また、60@表面光沢度は92.3グロス、鮮映度光沢
度は1.2くいずれも数値が小さい方が光の反射は少な
い)であった。これら両数値はいずれも前記実施例より
も大きく、艶消し剤がないことによって表面光沢が大き
いことが裏付けられた。 本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次のよ
うに構成することもできる。 (1)前記実施例では、熱線反射層5及び艶消し塗膜層
6を耐久性の点から基体4の車内側の片面に設けたが、
これらを車外側の片面又は車内側と車外側の両面に設け
ることも可能である。 (2)前記実施例では、天窓材3を乗用車lのルーフ2
に設けたが、乗用車1以外にワゴン車、バス等の車両に
も適用される。 [発明の効果] 本発明の車両用天窓材は、熱線を十分反射するためシェ
ードが不要で見栄えが良いとともに、車内側のミラー効
果が小さく、心理的圧迫が少ない上に、車内側から車外
側が見やすいという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す天窓材の断面図、第2図
は乗用車の部分斜視図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ガラス製又は透明樹脂製の基体(4)の少なくとも
    片面に金属、合金又は金属化合物からなる熱線反射層(
    5)を設け、同熱線反射層(5)上に艶消し塗膜層(6
    )を設けるとともに、同艶消し塗膜層(6)が着色顔料
    及び艶消し剤を含有することを特徴とする車両用天窓材
JP4032988A 1988-02-23 1988-02-23 車両用天窓材 Pending JPH01215621A (ja)

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