JPH01213478A - ガラス繊維コード及びこれを用いた歯付ベルト - Google Patents

ガラス繊維コード及びこれを用いた歯付ベルト

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JPH01213478A
JPH01213478A JP63035890A JP3589088A JPH01213478A JP H01213478 A JPH01213478 A JP H01213478A JP 63035890 A JP63035890 A JP 63035890A JP 3589088 A JP3589088 A JP 3589088A JP H01213478 A JPH01213478 A JP H01213478A
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JP
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latex
glass fiber
cord
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rfl
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JP63035890A
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Koji Nagai
孝治 永井
Hiroyuki Okawa
大川 広之
Takahide Mizuno
水野 高秀
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は接着処理を施したガラス繊維コード及びこれを
用いた歯付ベルトに係り、特にフィラメント群の結束力
を高めると共に接着力も高め、歯付ベルトとして好適な
ガラス繊維コード及びこれを用いた歯付ベルトに関する
(従来技術) 一般にOHC駆動に使用される歯付ベルトは高負荷で且
つ多軸で使用されるため、屈曲疲労を受けやすく、また
伸ばされやすい環境下におかれている。このような環境
下で使用される歯付ベルトは、約0.1%以上伸ばされ
るとブーりとの噛み合いが悪くなってジャンピングを起
し易い傾向がある。ここで使用されている抗張体はガラ
ス繊維ローブからなり、この構成はECG150−3/
13、下撚り数4.0個/ 25 mm、上撚り数2゜
1回/25mmもしくは下撚り数2.1回/25mr1
1、上撚り数2.1回/25mmで上撚りと下撚り方向
が逆になっている。
また、このガラス繊維コードは、その製造例として例え
ばマーブル法があり、この方法ではまずストランドを紡
糸し、ストランドを2〜3本合わせてデイツプ処理(R
FL処理)した後、下1然りし、これを数本合糸して上
撚りを施し、最終的にガラス繊維コードとして作成して
いたが、歯付ベルトの性能向上及び用途拡大のため、上
撚り後のコードをゴム糊によるソーキング処理も行なわ
れている。
また、最近ではガラス繊維ストランドを複数本合糸とし
てデイツプ処理した後、ゴム糊でソーキング処理し、下
撚り、次いで上撚りを施すもので、ガラス繊維コードの
撚糸に先立ちソーキング処理が行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、前記のガラス繊維コードは下撚り及び上撚りに
より緊密に係合されているために、ソーキング処理中に
ガイドロール、テンションロール等から摩耗を受けてロ
ーブの強力低下が発生していた。また、ゴム糊がローブ
の表面だけを被覆するため、漏れが悪くなったり、まだ
らに付着して接着性、耐水性等の効果が充分得られない
問題があり、そのため歯付ベルトの抗張体としては不適
当であった。
また、後記のガラス繊維コードはこのような問題点が多
少改善されるが、歯付ベルトを高温下で長時間走行され
るとガラス繊維コードとベルト本体のゴムとの接着力が
低下し、更にストランドを構成しているフィラメント群
の結束力が弱くなるため、フィラメント同志の摩擦摩耗
によってコードの強力が低下し、またフィラメント間の
隙間に空気あるいは水分が侵入しやすくなってコード及
びこれを使用した歯付ベルトが伸びやすくなる問題があ
った。
本発明はこのような問題点を改善するものであり、スト
ランド内のガラスフィラメント群の結束力を高めてこれ
を長時間維持でき、またゴムとの接着力を向上させたガ
ラス繊維コードを提供し、更にこのガラス繊維コードを
ベルト抗張体として耐熱性、耐水性に優れる歯付ベルト
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明の特徴とするところはガラス繊維ストラン
ドもしくはこれを合糸してなるストランド群に耐熱性に
優れるレゾルシン・ホルマリン・ラテックス(以下RF
Lと称する)を含浸させた状態で被覆し、その上に他の
RFLを被覆し、これを下撚り、上撚りしてなるガラス
繊維コードにある。
また、本発明は一定ピッチで片面もしくは両面に歯部を
有し、ピッチライン上に抗張体を埋設した歯付ベルトに
おいて、との抗張体としてガラス繊維ストランドもしく
はこれを合糸したストランド群に耐熱性に優れる第1処
理剤のrtFLを含浸付着させ、その上に第1処理剤と
異なる第2処理剤のrtFLを被覆し、これを下撚りし
て子なわとし、この子なわの複数本を下撚りと逆方向に
上撚りしてなるコードを用いた歯付ベルトにある。
以下、本発明のガラス繊維コードの構成について説明す
る。
本発明のガラス繊維コードに用いられるストランドは直
径9μもしくは9〜10μの無アルカリガラスフィラメ
ントを200〜600本引揃えたもの、もしくはこれを
複数本合糸したものであって第1処理剤のRFLを含浸
させた状態で被覆し、更にその表面に第2処理剤のFt
FLを被覆した状態になっている。
ここで使用する第1処理剤のFtFLはレゾルシンとホ
ルマリンの初期縮合物をラテックスと混合したものであ
り、この場合レゾルシンとホルマリンのモル比は1:0
.5〜3にすることが接着力を高める上で好適である。
また、レゾルシンとホルマリンの初期縮合物はこれをラ
テックスのゴム分100重量部に対してその樹脂分が2
〜30重量部になるようにラテックスと混合した上、全
固形分濃度を5〜40%濃度に調節される。この第1処
理剤のRFLは耐熱性を有する固形分になることが必要
であり、そのためラテックスとしてクロロスルフォン化
ポリエチレンラテックス、水添化NDftラテックスあ
るいはエピクロルヒドリンラテックス等がある。
また、第2処理剤のRFLのうちレゾルシンとホルマリ
ンの初期縮合物は第1処理剤と同じであり、またこの初
期縮合物とラテックスの混合はラテックスのゴム分10
0重量部に対してその縮合物の樹脂分が2〜30重量部
になり、全固形分濃度を5〜40%濃度に調節される。
ここで使用するラテックスはビニルとリジンラテックス
を初めとして天然ゴムラテックス、SDI’tラテック
ス、クロロブレンゴムラテックス、オレフィン−ビニル
エステル共重合ラテックス等である。
このようにして処理されたストランド又はこれを2〜5
本寄せ集めたストランド群を撚り数1゜2〜5 / 2
5 mmで下撚りして子なわとする。この子なわを6〜
20本集めて撚り数1.0〜2.5/25Mで上撚りし
て総デニール数10,000〜13.000に構成され
たコードになる。この場合、下撚り方向と上撚り方向を
互いに逆にしてコードの結束力を強くし、水分のローブ
内への侵入を阻止することが望まれるが、本発明では目
的に応じて同方向に撚ることも可能である。
(作用) 本発明のガラス繊維コードによれば、ストランドまたは
ストランド群は耐熱性に優れるラテックスからなるRF
Lを含浸した状態で付着し、且つその表面に接着性に優
れる他のRFLを被覆しているため、ストランド内のフ
ィラメント群はRFLによって充分に保護されているた
めに結束力が高くてフィラメント間の摩擦摩耗も生じに
くく、高温下でも充分に結束力が維持される。更に、外
側のFtFL層はゴムとの接着力に優れる。
また、このコードを歯付ベルトの抗張体として使用する
と、高温下での走行後及び注水走行後も高水準のベルト
強力を保持し、耐熱性及び耐水性に優れた歯付ベルトが
得られる。
次に以上の構成を有するコードを使用した歯付ベルトの
実施例ならびに性能について以下に示す。
(実施例) ECG−150からなるストランド(直径が■テ称9μ
mである長繊維の無アルカリガラスフィラメントからな
る15000ヤード/ボンドのストランド)を3本合わ
せたものを第1表に示される第1処理剤のRFL液及び
第2処理剤のRFL液に第2表に示される組合せによっ
て夫々浸漬した後、下撚り数4/25mmで下撚りして
子なわとし、この子なわな13本集めて下撚りと逆方向
に上撚り数2/25mmで上撚りしてECG150−3
/13の構成を有するガラス繊維コードを製造した。
また、このコードを用いて歯付ベルトを製造した。この
ベルトは下カバーとしてナイロン帆布、ゴムとしてクロ
ロスルフォン化ポリエチレンが使用され、歯のピッチ9
.52mm、歯数88、ベルト巾19mmそして歯形Z
Aであった。ベルトの加硫条件は160℃で30分であ
った。
第1表(RFL液の配合) は配合表水に含まれる) 第   2   表 次にこのベルトにおけるコードとゴムとの接着剥離力、
コードの引抜力、ベルトの引張強度、耐熱走行後の引張
強度、そして注水走行後の引張強度を夫々測定し、その
結果を第2表に併記する。
尚、耐熱性走行試験は駆動プーリ(歯数18)、従動プ
ーリ(歯数36)そしてテンションプーリ(52φ)か
らなる走行試験機に前記歯付ベルトを取り付け、駆動ブ
ーりを7200rpm、負荷5ps、環境温度90℃で
走行させて、1000時間走行後のベルト引張強度を求
めた。
また、注水走行試験は前述の走行試験に歯付ベルトに取
り付け、駆動ブーりを7200rpm、環境温度室温、
注水量11/hrで走行させ、24時時間性後のベルト
引張強度を求めた。
この結果より、本発明のガラス繊維コードを抗張体とし
て用いたベルトは、耐熱走行試験及び注水試験の結果で
も高水準の強力を保持していることが判る。
(効果) 以上のように本発明のガラス繊維コードによれば、ガラ
スフィラメント群の内部に耐熱性に優れるRFLが侵入
し、またとのRFLの表面に接着力に優れるRFLが被
覆されているため、ガラスフィラメント群の結束力が大
きく、高温下においてもこれを維持し、コ1ムとの接着
力にも優れる。
また、このコードを歯付ベルトの抗張体に用いると、高
温下での走行後及び注水走行後でも高水準のベルト強力
を保持することが明らかになり、歯付ベルトの耐熱性及
び耐水性を改善できる効果を有している。
特許出願人  三ツ星ベルト株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ガラス繊維ストランドもしくはこれを合糸してなる
    ストランド群に耐熱性に優れる第1処理剤のレゾルシン
    ・ホルマリン・ラテックスを含浸して付着させ、その上
    に第1処理剤と異なる第2処理剤のレゾルシン・ホルマ
    リン・ラテックスを被覆し、これを下撚り、上撚りして
    なることを特徴とするガラス繊維コード。 2、上記第1処理剤のレジルシン・ホルマリン・ラテッ
    クスはクロロスルフォン化ポリエチレンラテックス、水
    添化NBRラテックス、あるいはエピクロルヒドリンラ
    テックスから選ばれてなる少なくとも一種のラテックス
    を含む請求項1記載のガラス繊維コード。 3、上記第2処理剤のレゾルシン・ホルマリン・ラテッ
    クスはビニルピリジンラテックス、天然ゴムラテックス
    、SBRラテックス、クロロプレンゴムラテックス、あ
    るいはオレフィン−ビニルエステル共重合体ラテックス
    から選ばれてなる少なくとも一種のラテックスを含む請
    求項1記載のガラス繊維コード。 4、一定ピッチで片面もしくは両面に歯部を有し、ピッ
    チライン上に抗張体を埋設した歯付ベルトにおいて、前
    記抗張体としてガラス繊維ストランドもしくはこれを合
    糸してなるストランド群に耐熱性に優れる第1処理剤の
    レゾルシン・ホルマリン・ラテックスを含浸して付着さ
    せ、その上に第1処理剤と異なる第2処理剤のレゾルシ
    ン・ホルマリン・ラテックスを被覆し、これを下撚りし
    て子なわとし、この子なわの複数本を下撚りと逆方向に
    上撚りしてなるコードを使用することを特徴とする歯付
    ベルト。 5、前記コードの下撚りの撚り数は1.2〜5個/25
    mmであり、他方上撚りの撚り数1.0〜2.5個/2
    5mmである請求項4記載の歯付ベルト。
JP63035890A 1988-02-17 1988-02-17 ガラス繊維コード及びこれを用いた歯付ベルト Granted JPH01213478A (ja)

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