JPH01210755A - 暖房器の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はガス、石油等を燃料とする燃焼式の暖房器に
おいて、快適性の向上をはかるための制御装置に関する
ものである。

〔従来の技術〕

従来、石油ファンヒータ等の開放形の燃焼式温風暖房器
は、燃焼によって室内の温度を上昇させ、室温が設定温
度に近づくにつれてバーナの燃焼量を減少させていき、
室温を略一定の設定温度に保つようになっていた。また
、バーナの燃焼量は最小でも９００〜１２００Ｋｅａｌ
／ｆｉｒ（らいが限度であり、春先や秋口等の真冬に比
べて比較的外気温の高いときや狭い部屋で使用した場合
は、最小の燃焼量で燃焼させても、室温が設定温度より
上昇してしまうため、所定温度以上上昇したら自動的に
消火する自動消火機能、いわゆるセーブ運転機能が付い
ているものが多かった。

第５図はこれら従来の燃焼式温風暖房器による室温の制
御例を表したものである。第５図において、ｔｏ時点で
暖房を開始すると、室温Ｔが徐々に上昇し、設定温度Ｔ
、に近づいていく。時間ｔ１が経過して設定温度Ｔ０付
近になると、バーすの燃焼量が減少するため、室温上昇
曲線が緩やかになる。外気温が比較的高い場合や狭い部
屋で使用している場合は、最小の燃焼量で燃焼させても
室温Ｔが上昇して設定温度Ｔ０以上になり、Ｔ−Ｔ０＝
ΔＴとした場合、△Ｔが＋１℃まで上昇すると（時間ｔ
１Ｈ過時）、セーブ運転の自動消火機能が動作して燃焼
を停止させる。燃焼が停止すると、室温Ｔが徐々に低下
する。そして、八Ｔが一１℃まで下がると（時間ｔ、経
過時）、再びバーナが運転を開始して燃焼を始め、室ｉ
Ｔを上昇させていく。以上の動作を繰り返すことにより
、室温Ｔを略一定の温度範囲に保つようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の暖房器の制御装置は以上のように構成されている
ので、自動消火機能が動作する回数が多く、開放形バー
ナの場合は点火、消火の度に未燃ガスを発生し、悪臭を
室内にまき散らして使用者を不快にしたり、室温の変化
や温度リップルが大きくて快適性が損なわれるなどの課
題があった。

この発明は上記のような課題を解消するために成された
もので、自動消火機能が動作する回数を極力減らすこと
により、バーナの着火、消火時の未燃ガス発生量を少な
くして悪臭の発生を抑えると共に、室温の変化や温度リ
ップルを小さくすることができる暖房器の制御装置を得
ることを目的とする。

う天 〔課題を解冶するための手段〕 この発明に係る暖房器の制御装置は、燃焼式の暖房器に
電気暖房ヒータと、セーブ運転機能によりバーナが燃焼
を停止したときに、自動的に前記電気暖房ヒータへの通
電をするか否かを選択する切換手段とを設けたものであ
る。

〔作用〕

この発明における電気暖房ヒータ制御部は、室温が設定
温度より所定値以上高くなってセーブ運転機能が動作し
、バーナが燃焼を停止した場合、切換スイッチの選択に
よって自動的に電気暖房ヒータに通電したり、通電しな
いようにする。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図から第４図に基づい
て説明する。第２図は本発明を実施した暖房器本体の斜
視図を示すもので、１は暖房器本体であり、操作パネル
２を操作することによりバーナ制御部が動作して燃焼を
開始し、温風吹田口３から温風を吹き出す。４は暖房器
本体１の一部に取り付けられた電気暖房ヒータであり、
一般にはニクロム線を発熱体とした石英管ヒータや赤外
線式のランプヒータなどが使用される。

第１図は本発明による暖房器の制御装置のブロック図で
ある。

図において、５は室温センサ、Ｓは室温センサ５の抵抗
値゛の変化を温度に換算する室温検知部、７は室温設定
用ボリウム、８は室温設定用ボリウム７の抵抗値を設定
温度に換算する設定温度検知部、９は室温と設定温度の
差を計算する演算部、１０は演算部９で計算された値に
基づいて燃焼量を決める燃焼量決定部、１１は燃焼量決
定部１０によって決められた燃焼量でバーナ１２を燃焼
させたり、あるいは点火、消火させるためのバーナ制御
部、１３は演算部９の値を基づいて電気暖房ヒータ４へ
の通電を決定するヒータ通電決定部、１４はこの決定に
基づいて電ｇＦｃ暖房ヒータ４への通電を入切する電気
暖房ヒータ制御部である。

そして、前記室温検知部６、設定温度検知部８、演算部
９、燃焼量決定部１０、ヒータ通電決定部１３で制御部
１６を構成し、例えばマイクロコンピュータで構成され
ている。

１５は電気暖房ヒータ４への通電をするか否かを選択す
る切換手段としての切換スイッチであり、オンのときは
演算部９の値に基づいて電気暖房ヒータ４に通電するよ
うに動作し、オフのときは演算部９の値にかかわらず、
電気暖房ヒータ４には通電しないようにヒータ通電決定
部１３が動作する。

次に第３図のフローチャートを併用して動作を説明する
。

１ｏ時点で暖房器の運転を開始すると、燃料気化部が予
熱される（ステップ１７）。予熱が完了すると、気化さ
れた燃料に点火する点火過程（スチップ１８）を経て、
燃焼制御Ｉ（ステップ１９）に入る。これらの動作は主
にバーナ制御部１１によって行われる。

次にステップ２０では室温センサ５の抵抗値を室温検知
部６によって温度に換算した室温Ｔと、室温設定用ボリ
ウム７の抵抗値を設定温度検知部８によって換算した設
定温度Ｔ０との差Ｔ−Ｔ０＝ΔＴを演算部９で計算し、
ΔＴ＜１℃のときは、ステップ２１に進み、燃焼量決定
部１０が八Ｔに基づいて燃焼量を決め、バーナ制御部１
１を通してバーナ１２で燃焼させる。

そしてステップ１９，２０．２１を繰り返すことにより
、室温Ｔが徐々に上昇し、ΔＴが大きくなって、燃焼量
が低下してい＜　　（ｔｉ経過時）。

燃焼量が最小の状態でも、室温が上昇した場合は、６７
２１℃になると（１，ｌ経過時）、燃焼量決定部１０が
燃焼量０をバーナ制御部１１に伝え、バーナ制御部１１
がバーナ１２の燃焼を停止させ、自動消火する（ステッ
プ２２）。

バーナ１２が自動消火すると、演算部９からの信号がヒ
ータ通電決定部１３に送られ、もし、このとき切換スイ
ッチ１５がオンされていない場合（ステップ２３）は、
電気暖房ヒータ４に通電することなく、ステップ２４に
移る。この切換スイッチ１５は自動消火時に電気暖房ヒ
ータ４に通電するかどうかを使用者に選択させるための
ものであり、電気暖房ヒータ４の必要性を感じない場合
は、オフさせておくことにより従来方式の暖房運転も可
能である。この場合はΔＴ≦−１℃になるとステップ１
７に戻り、バーナ１２の運転を開始して燃焼し、第５図
に示す従来例の室温制御を実施する。

切換スイッチ１５がオンの場合は、ΔＴ′≦−０，５℃
がどうかの判定を行い（ステップ２５）、ΔＴ”＞−０
，５℃のときは（ｔｓ経過時）、電気暖房ヒータ制御部
１４によって電気暖房ヒータ４をオンさせる（ステップ
２６）。

第４図はこの実施例における室温制御の状態を図に示し
たものである。

図において、燃焼を開始して時間ｔ、が経過すると八Ｔ
≧１℃になって燃焼が停止し、電気暖房ヒータ４がオン
するが、発熱量が減少するため、室温Ｔが徐々に低下し
ていく。室ｉＴは設定温度Ｔ０付近になるように制御さ
れているが、もしΔＴ′≦−０，５℃になるまで低下し
たときは（ｔｓ経過時）、電気暖房ヒータ４をオフしく
ステップ２７）、ステップ１７に戻ってバーナ１２の運
転を再開し、燃焼によって室温Ｔが再上昇していくセー
ブ自動消火により燃焼が停止してから、室ｉＴが低下し
てバーナ１２が再点火を始めるまでの時間ｔ３は、電気
暖房ヒータ４がオンするため、室ｉＴの下降が緩やかで
あり、点火、消火の回数が従来例と比較して大幅に減少
する。このなめ、開放形バーナの場合は、点火、消火に
伴う未燃ガスの発生量が減り、臭いが少なくなる。

また、バーナ１２が運転を再開するときの差温ΔＴ′が
−０，５℃（従来例ではΔＴ−−１℃）であるため、室
温Ｔの温度リップルを小さくすることができ、室温の変
化も少なく、きめ細かなポ温　。

制御が可能である。

なお、上記実施例では、ΔＴ＝−１℃、ΔＴ′＝０．５
℃の場合について説明したが、ΔＴくΔＴ′であればよ
く、各装置に併せて最適の温度を選定すれば良い。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、燃焼式の暖房器の本
体の一部に併設した電気暖房ヒータと、セーブ運転機能
によりバーナが燃焼を停止したときに、自動的に電気暖
房ヒータに通電するか否かを選択する切換手段とを設け
、室温と設定温度の差温ΔＴが所定値以上で自動消火と
なときに、自動的に電気暖房と一部をオンするように切
換手段を選択した場合は、設定温度に保つための制御に
伴うバーナの点火、消火回数を大幅に減少でき、未燃ガ
ス発生量が減って室温への悪臭発生を防止できると共に
、室温の変化や温度リップルの少ないきめ細かな室温制
御ができる快適な暖房器を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による暖房器の制御装置を示すブロッ
ク図、第２図はこの発明の一実施例による暖房器の外観
斜視図、第３図はその動作を示すフローチャート、第４
図は同じく室温制御の説明図、第５図は従来の暖房器の
室温制御の説明図である。 ４ば電気暖房ヒータ、５ば室温センサ、１１はバーナ制
御部、１５は切換スイッチ（切換手段）、１６は制御部
（マイク四コンピュータ）を示すなお、図中、同一符号
は同一、又は相当部分を示す。 代理人　大　岩　増　雄（外２名） 第２ｒ！！Ｊ １、晴房駐体 ４　電気暖房ヒータ 牙３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　燃料を燃焼するバーナと、このバーナの燃焼を制御す
   るバーナ制御部と、室温センサにより測定した室温と設
   定温度の温度差によって前記バーナ制御部を制御する制
   御部とを備え、バーナの燃焼中、室温が設定温度に対し
   て所定値以上高くなったとき、前記制御部からの信号に
   よってバーナの燃焼を停止させるとともに、所定値以下
   に下がったとき、燃焼を再開始させるセーブ運転機能を
   有した暖房器において、電気暖房ヒータと、セーブ運転
   機能によりバーナが燃焼を停止したときに自動的に前記
   電気暖房ヒータへの通電をするか否かを選択する切換手
   段とを設けたことを特徴とする暖房器の制御装置。