JPH01195269A - 金属被覆プラスチックフィルム - Google Patents

金属被覆プラスチックフィルム

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JPH01195269A
JPH01195269A JP1725388A JP1725388A JPH01195269A JP H01195269 A JPH01195269 A JP H01195269A JP 1725388 A JP1725388 A JP 1725388A JP 1725388 A JP1725388 A JP 1725388A JP H01195269 A JPH01195269 A JP H01195269A
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JP
Japan
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film
thin film
film layer
metal thin
thin metallic
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Pending
Application number
JP1725388A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Komatsu
雅也 小松
Kinya Kumazawa
金也 熊沢
Nobumitsu Yamanaka
信光 山中
Osamu Seki
関 収
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、フレキシブルプリント基板(FPC)、フ
ィルムコンデンサー、磁気テープなどの電気機器部品か
ら、透明導電膜、選択吸収膜、さらには、装飾品等に用
いらる金属薄膜層とプラスチック層の密着力及び耐湿熱
性を向上させた金属被覆プラスチックフィルムに関する
ものである。
[従来の技術] 近年プラスチックフィルムのメタライジングが盛゛んに
行われており、金属被覆プラスチックフィルムはフレキ
シブルプリント基板(FPC)、フィルムコンデンサー
、磁気テープなどの電気機器部品から、透明導電膜、選
択吸収膜、さらには、装飾品等としても使用されるなど
、ますますその用途が拡大している。
以上に挙げたような多くの分野で用いられている金属被
膜プラスチックフィルムを得る方法の一つとしては、圧
延銅箔や電解銅箔を接着剤を用いてプラスチックフィル
ムに貼り合わせて金属薄膜を形成するという方法が従来
から行われている。
例えばフレキシブルプリント基板においては、可撓性の
点から圧延銅箔を接着剤層を介して熱圧着されることが
多い。しかし、この方法では銅箔厚をある程度厚くする
ことが必要で、近年の電子部品の「軽薄短小化」の要求
に必ずしも答えきれておらず、用途によっては接着剤層
部分の耐熱性や電気特性が問題となることもある。また
、銅箔の圧延方向によって屈曲性が異なるため設計時に
留意を必要とする。
これに対して、数μm以下の薄い金属薄膜が要求される
場合に注目されている方法としては、プラスチックフィ
ルム上に直接、真空蒸着法やスパッタリング法により、
金属薄膜を形成する方法がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の金属被膜プラスチックフィルムにお
いて、金属薄膜が真空蒸着法により直接プラスチックフ
ィルム上に形成されている場合、金属薄膜とプラスチッ
クフィルムの密着性が不充分で、実用に耐え得ないこと
が多い。さらに真空蒸着法で形成された金属薄膜は、一
般に緻密性に劣るため、結晶粒界からの酸素や水分の拡
散により酸化劣化しやすいという欠点も有している。
一方、スパッタリング法により形成された金属薄膜は、
基板との密着性に優れ、また、緻密であるなどの点で優
れている。しかしながら、薄膜の成長速度が遅いため生
産性の点で劣りている。
木発明は、以上のような現状に鑑み、本発明者らが鋭意
研究の未達成したものであり、金属薄膜とプラスチック
フィルムとの密着性が優れ、金属薄膜の酸化劣化が起こ
りにくく、かつ生産性も高い金属被膜プラスチックフィ
ルムを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明においては、プラスチックフィルム上にスパッ
タリング法によって直接少なくとも膜厚50人の第19
金属薄膜層を形成し、しかるのち、該第1の金属薄膜層
上に所望の膜厚の真空蒸着法による金属薄膜層を形成し
、この上にスパッタリング法により少なくとも膜厚50
人の第2の金属薄膜を形成することによって、上記の課
題を解決したものである。
[作用] この発明にかかる金属被膜プラスチックフィルムにおい
ては、プラスチックフィルム上にスパッタリング法によ
って直接に形成された少なくとも膜厚50人の第1の金
属薄膜層によって金属薄膜とプラスチックフィルムは良
好な密着性が確保されており、さらにこの金属薄膜層は
緻密性に優れているため、フィルム側からの酸素あるい
は水分の拡散による酸化劣化を防ぐことになる。
次にこの第1の金属薄膜層の上には真空蒸着法によって
所望の厚さの金属薄膜層が形成されている。この金属薄
膜は前述したように緻密性にはあまり優れていないが、
前記スパッタリングによる第1の金属薄膜層と後述する
スパッタリングによる第2の金属薄膜層との間に形成さ
れた中間層であるので、この欠点はほとんど問題になら
なす、反面、金属薄膜の成長速度が比較的速いという利
点が生かされ、製品の生産性を向上させることができる
さらに最表面には結晶構造が緻密なスパッタリングによ
る第2の金属薄膜層が前記第1の金属薄膜層と同様に少
なくとも50人の膜厚に形成されており、この層は金属
薄膜の酸化劣化等を防ぐ役割りをになっている。
ここで、本発明においてスパッタリング法による第1お
よび第2の金属薄膜層の膜厚を少なくとも50人とした
のは、50人よりも薄い場合は、スパッタリングによる
膜がまだ島状構造をとっており、比較的隙間が多いため
充分な耐湿熱性等が得られないためである。
なお、上限は5000人より厚すると生産性が悪くなり
量産に適さなくなる。
[実施例] 実施例:1 第2図に概略図を示した実験装置を用いて木発明にかか
る金属被覆プラスチックフィルムを試作した。
まず、所定のガスτ囲気になるように構成された真空槽
106内にポリイミドフィルム(厚さ25μm、長さ5
0m、東しく株)製、商品名カプトン)105を送りだ
し、送りだしロール107からキャンロール109に周
接して巻取りロール108に至るようにセットし、真空
槽106内が10−’Torr台になるまで排気した。
その後スパッタ室110および110゛にArガスを導
入し、Cu薄膜を膜成長速度83人/secとなるよう
にスパッタ形成するとともに、蒸着室111において膜
成長速度830人/secで電子ビーム(EB)蒸着を
行った。その際、フィルムは、送りだしロール107か
ら、巻き取りロール108へ線速1、Om/minで走
行させ、所望の膜厚が得られるように防着板13の間隔
を調節した。
このようにして、第1図の如き構造の金属被膜プラスチ
ックフィルムを製造し、第1の金属薄膜層1.蒸着法に
よる金属薄膜層2.第2の金属薄膜層3の膜厚がそれぞ
れ0.1 μm 、0.8μm、0.1μmとなるよう
にした。
実施例:2 実施例1におけるポリイミドフィルムの代わりにポリエ
チレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ50μ
m、東しく株)製、商品名ルミラー)をセットした以外
は実施例1と全く同じ条件で1μm厚のCu薄膜を形成
して、金属被膜プラスチックフィルムを得た。
実施例;3 実施例1におけるスパッタターゲツト材114.114
°をCuの代わりにCrとした以外は実施例1と全く同
じ条件で、1μmのCr/c u / c r R膜を
形成した。
比較例=1 実施例1において、走行線速0.1m/minでのスパ
ッタリング法のみにより1μm厚のc u RIliを
形成した。
比較例:2 実施例1において、走行線速1.0m/ll1inでの
蒸着法のみにより1μmのcufillMを形成した。
比較例:3 実施例2において、走行線速0.In+/mjnでのス
パッタリング法のみにより1μmのCu薄膜を形成した
比較例:4 実施例2において、走行線速1.0m/minでの蒸着
法のみにより1μmのCu薄膜を形成した。
以上の、実施例、比較例において得られた各々の金属被
覆プラスチックフィルムにおける金属薄膜とプラスチッ
クフィルムの密着力を測定し、また目視による金属薄膜
の表面観測を薄膜形成実験直後と温熱サイクル試験後に
行った。第1表にこれらの試験の結果と、上記の実施例
および比較例において50m長のプラスチックフィルム
上に連続的に薄膜作成するのに要した時間を示す。
なお、密着力の測定は、第3図に示すように1cm X
 10cmに切り取ったサンプルの金属薄膜204面を
エポキシ系接着剤216を用いてアルミ補強板215に
貼り合わせたのち、プラスチックフィルム205を18
0度方向に線速50mm/minで引き剥す際の力を測
定し、温熱サイクルは、JISC5012の9.4に従
い、10サイクル行った。
第1表においてプラスチックフィルムの素材が同じ場合
について本発明実施例と比較例を比較すると(実施例1
と比較例1および2、実施例2と比較例3および4)、
蒸着法のみによりCu liを形成した比較例(2およ
び4)に対して実施例は約5倍程度のビール強度を有し
ており、温熱サイクル試験後においても密着性がほとん
ど低下していない。
また、スパッタリング法のみにより膜を形成した比較例
(1および3)は、ビール強度は実施例と同等程度であ
るものの、薄膜形成に要した時間は実施例の10倍にも
なっており、現実の量産には適用しがたい。
さらに、金属薄膜の酸化劣化の問題についても、蒸着法
のみによりCu l]@を形成した比較例(2および4
)が温熱サイクル試験後に大部分が酸化劣化してしまっ
たのに対し、実施例では酸化劣化が認められない。
なお、実施例のなかでも最も高いビール強度を 。
示したのは、スパッタ用ターゲツト材をCuの代わりに
Crとした実施例3であるが、本発明における金属薄膜
を形成する金属は特に限定されるものではなく、用途に
応じて適宜選択されるものである。また、第1の金属薄
膜層、蒸着法による金属薄膜層および第2の金属薄膜層
は、同種の金属または合金から成っていても良いし、場
合によっては実施例の如く異種の金属または合金から成
っていてもよい。さらに、必要に応して、プラスチック
フィルムに例えばプラズマ処理などの前処理□ を施せ
ば、より密着性を上げることもできる。
また、本発明において用いられるプラスチックフィルム
も特に限定されるものではなく、実施例で用いたポリイ
ミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)の他にも
、例えばポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエー
テルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリア
ミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリエ
チレンナフタレート、液晶ポリマーなどが用いられる。
また、本発明における金属薄膜の厚さは実施例および比
較例では1μm  (1000人)としたが、前述した
ようにスパッタリングによる金属薄膜層の厚さは少なく
とも50人あれば良く、膜の特性と生産性の両方を考慮
するとスパッタリングによる金属薄膜層は100〜10
00人あることがより好ましい。
以上から明らかなように、本発明にかかる金属被覆プラ
スチックフィルムは密着性及び耐湿熱性に優れ、かつ効
率よく生産することができ、産業上きわめて有益である
第1表 *A・・・薄膜形成に要した時間(min)B・180
度ビール強度(g/cm) C・・・外観   O二酸化劣化無し △:部分的に酸化劣化 ×:大部分が酸化劣化 *いずれもN=5の平均を示す。
[発明の効果] この発明においては、プラスチックフィルム上に形成さ
れる第1のスパッタリングによる金属薄膜層と、最表面
に形成される第2のスパッタリングによる金属薄膜層と
、これら第1および第2のスパッタリングによる金属薄
膜層の間に形成され備えたことにより、金属被膜プラス
チックフィルムの密着性および耐湿熱性を高め、同時に
生産性も向上させることができるという極めて優れた効
果を有している。
かかる金属被覆プラスチックフィルムは高密度化、高精
度化が進む電気機器部品等において、信頼性を高め、か
つコスト低減を図る上で非常に有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる金属薄膜付プラスチックフィル
ムの構成模式図、第2図は実施例に用いた装置の概略図
、第3図はビール試験の説明図である。 1:第1の金属薄膜層、2:蒸着法による金属薄膜層、
3:第2の金属薄膜層、4,204:金属薄膜、5,1
05,205ニブラスチツクフイルム、106:真空槽
、107:送りだしロール、108二巻取りロール、1
o9:キャンロール、110,110° ニスバッタ室
、111:蒸ル、110,110’  ニスバッタ室、
111:蒸着室、112:仕切り板、113:防着板、
114.114° ニスバッタターゲット、115:蒸
着源、215ニアルミ補強板、216:接着材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 片面もしくは両面に金属薄膜を形成した金属被覆プラス
    チックフィルムにおいて、プラスチックフィルム上にス
    パッタリング法によって直接形成された少なくとも膜厚
    50Åの第1の金属薄膜層と、最表面にスパッタリング
    法によって形成された少なくとも膜厚50Åの第2の金
    属薄膜層と、前記第1および第2の金属薄膜層の間の真
    空蒸着法による所望の膜厚の金属薄膜層とからなる金属
    薄膜を備えたことを特徴とする金属被覆プラスチックフ
    ィルム。
JP1725388A 1988-01-29 1988-01-29 金属被覆プラスチックフィルム Pending JPH01195269A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8179936B2 (en) 2007-06-14 2012-05-15 Trumpf Laser Marking Systems Ag Gas-cooled laser device

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225868A (en) * 1975-08-20 1977-02-26 Sekisui Chemical Co Ltd Method of producing thermoplastic resin bend
JPS61128593A (ja) * 1984-11-27 1986-06-16 株式会社 麗光 プリント回路用蒸着フイルム

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