JPH01177526A - 複写機のレンズ移動装置 - Google Patents

複写機のレンズ移動装置

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JPH01177526A
JPH01177526A JP63001635A JP163588A JPH01177526A JP H01177526 A JPH01177526 A JP H01177526A JP 63001635 A JP63001635 A JP 63001635A JP 163588 A JP163588 A JP 163588A JP H01177526 A JPH01177526 A JP H01177526A
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JP
Japan
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lens
wires
wire
optical axis
moved
Prior art date
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Pending
Application number
JP63001635A
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English (en)
Inventor
Kenichi Iwamoto
研一 岩本
Akifumi Okumura
奥村 昌文
Tatsushi Hayashi
林 達志
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to US07/292,394 priority patent/US4901107A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/041Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with variable magnification

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機の倍率変換を行うためのレンズ移動装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図に光学系移動型の複写機の概略構成を示す。
原稿台31に載置された原稿39は、光学系の移動によ
って走査される。光学系は、光源32、原稿側ミラー3
3、第1直角ミラー34、レンズ35、第2直角ミラー
36及び感光体側ミラー37によって構成されている。
光源32及び原稿側ミラー33は、一体に設けられ、原
稿39の走査の際に原稿台31下方を走査方向に移動す
る。第1直角ミラー34は、これに追従するようにして
同じ方向に移動する。しかし、感光体側ミラー37は、
固定されている。また、レンズ35及び第2直角ミラー
36は、倍率を変換する場合にのみ移動し、原稿39の
走査の際には固定されている。
走査を行うと、図面の1点鎖線に示すように、まず光源
32から発した光が原稿台31の原稿39に次々に照射
される。すると、この原稿39の画像情報を含んだ光が
原稿側ミラー33及び第1直角ミラー34で反射されて
レンズ35に至る。そして、レンズ35を通過した光は
、第2直角ミラー36及び感光体側ミラー37で反射さ
れて、感光体ドラム38表面の露光部に照射される。
この場合、光源32と一体に設けられた原稿側ミラー3
3は、走査方向に走査速度で移動する。
そして、第1直角ミラー34は、同じ方向に走査速度の
半分の速さで移動する。従って、原稿台31の原稿39
から原稿側ミラー33及び第1直角ミラー34を介して
レンズ35に至る光路距離aは、走査位置にかかわらず
一定になる。また、レンズ35から第2直角ミラー36
及び感光体側ミラー37を介して感光体ドラム38表面
の露光部に至る光路距離すは、走査時にはこれらの光学
系が固定されていることから、常に一定である。このた
め、原稿39の走査時には、この光路距離aと光路距離
すとが、それぞれ常に一定の距離に保たれるようになっ
ている。なお、原稿台移動型の複写機の場合には、走査
時に光学系が移動しないので、光路距離aと光路距離す
とはもとより一定である。
このように、走査時に光路距離aと光路距離すとを一定
に保つ理由を説明する。まず原稿39の画像をレンズ3
5を介して露光部で結像させようとすると、このレンズ
35の・焦点距離をfとすれば、次の0式の条件を満た
す必要がある。
ここで、複写機におけるレンズ35の焦点距離fは固定
されているものとする。また、複写倍率mは、次の0式
で表される。
m=−・・・■ 従って、この0式の複写倍率mを一定にしたまま、原稿
39の走査に際に0式の条件を満足させるには、上記の
ように光路距離aと光路距離すとをそれぞれ常に一定の
距離に保つ必要がある。
このような複写機において、複写倍率mを変更する方法
を説明する。
複写倍率mが“1”の場合には、■式笈び0式より、光
路距離aと光路距離すとが次の■式の関係となる。
a=b=2f  ・・・■ また、この複写倍率mを変更すると、光路距離aと光路
距離すとがそれぞれ次の0式となるようにしなければな
らない。
従って、通常は複写倍率mが決定すると、第4図に示す
ように、レンズ35を移動させて、原稿39からこのレ
ンズ35までの光路距離aを0式の値となるように調整
すると共に、第2直角ミラー36を移動させて、この移
動したレンズ35から露光部までの光路距離すを調整す
る。なお、第2直角ミラー36の代わりに1枚のミラー
を使珀し、感光体側ミラー37を介さずに直接感光体ド
ラム38の露光部に向けて光を反射する場合には、この
1枚のミラーを移動させると共にその角度も変化させる
必要がある。
ところで、複写機への原稿39及び複写用紙40のセッ
ト方法として、光路中心基準の方式と片側基準の方式と
がある。
光路中心基準の複写機では、原稿台31における走査方
向に沿った中心線上に原稿39の中心を合わせるように
載置し、感光体ドラム38におけるドラム幅の中心線上
に複写用紙40の中心を合わせるように搬送する。この
ような方式の複写機では、複写倍率mを変更した場合に
も、原稿39や複写用紙40の用紙サイズにかかわらず
常に画像の光路中心線が光学系の光路中心線に一致して
いる。このため、レンズ35も、この光学系の光路中心
線上を真っ直ぐ移動させるだけでよい。なお、ここで言
う光学系の光路中心線とは、原稿台31における走査方
向に沿った中心線と感光体ドラム3日におけるドラム幅
の中心線とを光路上で結んだ線を意味する。また、ここ
で言う画像の光路中心線とは、原稿39における走査方
向に沿った中心線と、複写用紙40の搬送方向に沿った
中心線に対応する感光体ドラム38の露光部上の点とを
光路上で結んだ線を意味する。そして、レンズ35の光
軸は、常にこの画像の光路中心線に一致するようにしな
ければならない。ところが、このような光路中心基準の
方式では、原稿39の中心を原稿台31の中心線上に一
致させるように、用紙サイズ目盛り等を見ながら載置し
なければならないので、オペレータに負担をかける場合
がある。従って、最近の複写機では、片側基準の方式を
採用したものの方が比較的多くなっている。
片側基準の複写機では、原稿台31における走査方向に
沿った一方の縁を原稿基準線とし、原稿39は、−辺を
この原稿基準線に合わせるようにして載置する。また、
複写用紙40についても、この原稿基準線に対応する感
光体ドラム38の一方の縁を複写用紙基準線とし、その
用紙サイズにかかわらず搬送方向に沿った一辺をこの複
写用紙基準線に合わせて搬送するようにしている。この
ような方式の複写機では、原稿39の一辺をその用紙サ
イズにかかわらず、原稿台31における原稿基準線を示
す板にあてがうように合わせて載置するだけでよいので
、オペレータの作業が容易になる。
しかしながら、このような片側基準の複写機は、複写倍
率mを変更すると画像の光路中心線と光学系の光路中心
線とが一致しなくなる。このため、レンズ35を光学系
の光路中心線に沿って真っ直ぐ移動させたのでは、画像
の光路中心線とレンズ35の光軸とが一致しなくなり、
感光体ドラム38に露光された画像がドラム幅方向にず
れて複写用紙40に転写されることになる。従って、片
側基準の複写機では、特公昭54−1178号公報にも
詳述されているように、レンズ35を光学系の光路中心
線に沿った方向に移動させると同時に、平面上でこの光
路中心線に直交する方向にも移動させ、光軸を画像の光
路中心線に一致させるようにする必要がある。
片側基準の複写機で複写倍率mを変更する場合のレンズ
35の移動の様子を第5図に基づいて説明する。なお、
第5図は、説明を容易にするために、光学系の光路を平
面上に展開している。また、便宜上感光体ドラム38の
露光部上に複写用紙40があるものとして説明する。
まず、複写倍率mが“1”の場合には、原稿39を原稿
基準線に合わせて載置し、レンズ35を光学系の光路中
心線上におけるレンズ位置P3に位置させれば、−辺が
複写用紙基準線に合わせた同じ大きさの複写用紙40.
に複写できるものとする。この場合、画像の光路中心線
と光学系の光路中心線とは一致し、レンズ35の光軸も
一致している。そこで、複写倍率mを”0.8 ”に変
更するには、まず前記0式より、レンズ35を光学系の
光路中心線に沿ったX方向における複写用紙40側に“
0.25 f”だけ移動させなければならない。ただし
、この場合の複写用紙40.は、大きさが複写用紙40
3の“0.8 ”倍になるので、−辺′を複写用紙基準
線に合わせると、用紙の中心が光学系の光路中心線から
ずれる。このため、レンズ35は、この光学系の光路中
心線に直交するY方向にも複写用紙基準線側に移動させ
ている。この場合のレンズ35の位置をレンズ位置P、
とする。同様に、複写倍率mを“0.6 ”及び“0.
5 ”に変更した場合にも、レンズ35をそれぞれX方
向及びY方向に変位させたレンズ位置PC及びレンズ位
置Pdまで移動させなければならない。なお、原稿39
と複写用紙40との間の距離は、0式に示す光路距離a
と光路距離すとが一致する場合(m=1)が最も短くな
る。このため、複写倍率mの変更に伴い、複写用紙40
.・40C・40dの位置は、複写用紙403の位置か
らX方向により離れた位置となる。そして、この光路距
離すの調整は、前述のように0式に基づいて第2直角ミ
ラー36の移動によって行われる。
また、これらの各レンズ位置P3 ・P、・PC・P6
は、正確には一直線上には並ばない。このため、これら
の各レンズ位置P、−P、  ・Pc ・P、の最も近
くを通る直線を例えば最小二乗法等により求めた場合、
X方向に対して角度θを有するX′力方向直線になった
とする。そこで、レンズ35をこのX′力方向直線的に
移動させたとしても、さらにY方向に僅かに変位させな
ければ、正確には各レンズ位置P3 ・P、・PC−P
dに一致しない。
なお、第5図では、原稿台31上に最大用紙サイズの原
稿39を載置した場合を示している。このため、原稿3
9については、−辺を原稿基準線に合わせても、その中
心が光学系の光路中心線と一致することになる。しかし
ながら、原稿39の用紙サイズが小さくなった場合にも
、これの−辺を原稿基準線に合わせれば事情はなんら変
わらない。
上記の理由により、片側基準の複写機において、複写倍
率mを変更するためにレンズ35の移動を行うレンズ移
動装置は、このレンズ35を平面上で光学系の光路中心
線に対して傾斜したX′力方向直線移動させると共に、
この光学系の光路中心線に直交する方向にも僅かに変位
させなければならなかった。
なお、レンズ35が焦点距離fを変えることができるズ
ームレンズである場合には、複写用紙408 ・40.
  ・40c ・40.のX方向の位置は変わらない。
しかしながら、複写倍率を変更しようとすれば、焦点距
離を変更すると同時にこのレンズ35を移動させる必要
はある。そして、その際に、片側基準の複写機では、X
′力方向直線的に移動させる他にY方向にも同様に変位
させる必要があるのは上記と同じである。
このようなレンズ35の移動を行う従来のレンズ移動装
置を第6図に基づいて説明する。
レンズ35は、レンズホルダ41に固定されている。レ
ンズホルダ41は、レンズ35の光軸に直交するY方向
に沿ったシャフト42に摺動自在に取り付けられている
。また、このレンズホルダ41は、ばね43によって常
にY方向の一端側に付勢されている。さらに、このレン
ズホルダ41の一端側の端部には、ローラ44が取り付
けられている。このローラ44のさらに一端側には、レ
ンズ35の光軸に対して角度θの傾斜を有するX′力方
向沿ったガイド板51が配置されている。このガイド板
51は、図示しない複写機本体に固定されている。また
、このガイド板51は、ローラ44に当接する側の面が
直線状ではなく、前述の複写倍率変更時におけるレンズ
35の各レンズ位置P3 ・P、・PC−P、に沿うよ
うな曲面となっている。
シャフト42は、両端部をレンズ移動部材45に固定さ
れている。レンズ移動部材45の一端側の端部は、X′
力方向沿ったシャフト46に摺動自在に取り付けられて
いる。このシャフト46は、両端部を複写機本体に固定
されている。レンズ移動部材45の他端部には、コロ4
7が設けられている。このコロ47はX′力方向沿った
レール48上を転動するようになっている。また、この
レンズ移動部材45の一端側の端からは、ワイヤ取付部
49が突設されている。そして、このワイヤ取付部49
は、X′力方向張設されたワイヤ50に取り付けられて
いる。
このレンズ移動装置の動作を説明する。
ワイヤ50は、図示しない駆動装置により、複Z 写倍率変更時にX方向に移送される。すると、このワイ
ヤ50にワイヤ取付部49を取り付けたレンズ移動部材
45がシャフト46に案内されてX′力方向平行移動す
る。レンズホルダ41は、このレンズ移動部材45に従
ってX′力方向平行移動する。しかも、この際、レンズ
ホルダ41は、ばね43に付勢されて常にローラ44を
ガイド板51に押し付けた状態となる。従って、このレ
ンズホルダ41は、X′力方向の移動に伴って、ガイド
板51の曲面に沿いさらにY方向にも変位する。
これにより、従来のレンズ移動装置は、レンズ35を前
述の各レンズ位置Pつ ・P、・PC’Pdに沿うよう
に曲線上を移動させていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このような、従来のレンズ移動装置では、レ
ンズ35を移動させるのに、まずレンズホルダ41をシ
ャフト42に摺動自在に取り付け、さらにレンズ移動部
材45をシャフト46に摺動自在に取り付けている。こ
のため、レンズ35の光軸をその移動変位に拘わらず常
に光学系の光路中心線に平行な一定方向に保とうとする
と、これらの取り付は精度が厳しく規制される。従って
、従来のレンズ移動装置は、各部品に高い加工精度が要
求されると共に、組み立て調整も複雑になるという問題
点を有していた。
また、このレンズ35の移動は、レンズ移動部材45の
一端側のワイヤ取付部49に取り付けられたワイヤ50
だけで駆動されている。しかも、レンズ35の光軸方向
を一定に保つための支持は、すべてシャツ1−46への
摺動自在な取り付は部分が担当している。このため、従
来のレンズ移動装置は、シャフト46への取り付は部分
に無理な力が加わり易く、円滑な平行移動を行えない場
合があるという問題点も有していた。
C問題点を解決するための手段) 本発明に係る複写機のレンズ移動装置は、上記問題点を
解決するために、用紙サイズにかかわらず、原稿の一辺
を原稿台における走査方向に沿った一方の縁である原稿
基準線に合わせて載置し、複写用紙の一辺をこの原稿基
準線に対応する複写用紙基準線に合わせて搬送する片側
基準の複写機であって、複写倍率変更のために光学系の
レンズを光軸に対して傾斜した方向に移動させると共に
、光軸に直交する方向に変位させるレンズ移動装置にお
いて、レンズの両端部が、このレンズが移動する斜め方
向に沿って同一方向に同一速度で移送される2木のワイ
ヤに支持されると共に、ワイー ヤによる移送に伴い、
このレンズを案内して所定の曲線上を移動させるガイド
部材を設けたことを特徴としている。
なお、このレンズは、通常レンズ支持部材に固定されて
いる。そして、このレンズ支持部材がワイヤに取り付け
られて移送され、このレンズ支持部材の一端部がガイド
部材に案内されることになる。
〔作 用〕
ワイヤが移送されると、レンズは、両端部を支持され光
軸に対して傾斜した方向に直線的に移動しようとする。
この場合、両側のワイヤは、それぞれ同一方向に同一速
度で移送されるので、レンズは、光軸方向を一定に保っ
たままの平行移動となる。また、このワイヤはレンズを
両端で支持しているので、レンズやこれを支持するレン
ズ支持部材等に負担をかけることなく、容易に平行移動
させることができる。
ガイド部材は、レンズの移動に際して、このレンズにお
ける光軸にほぼ直交する方向の位置を規制することによ
り、このレンズを所定の曲線上で案内する。このため、
レンズは、ワイヤによって斜め方向に移動しながら、こ
のガイド部材に案内されて、光軸に直交する方向にも変
位する。なお、この光軸に直交する方向への変位は、通
常は光軸を含む平面上での変位であるが、必要があれば
、ガイド部材を3次元的に構成し、レンズを平面上以外
の方向にも変位させることができる。
ガイド部材の案内によって生しるレンズの変位は、ワイ
ヤの撓みにより吸収される。ガイド部材が案内する曲線
は、片側基準の複写機においてレンズを複写倍率に応じ
て光軸方向に移動する場合に、このレンズが本来あるべ
き位置を示している゜また、ワイヤが張設される光軸に
対して傾斜した方向は、このガイド部材が案内する曲線
を近位的に直線で結んだ方向である。このワイヤの張設
方向が適当であれば、レンズの変位の際のワイヤの撓み
量が僅かとなり、精密な移送を行うことができる。
これにより、レンズは、精密にかつ円滑に所定の移動を
行うことができる。
ここで、ワイヤは、レンズをほぼ斜め方向に平行移動さ
せる役割を果たし、ガイド部材が精密な位置を決定する
。このため、ワイヤの移送量さえ正確であれば、所定位
置への移動を正確に行うことができる。このワイヤの移
送量を正確に行うには、プーリでのすべりによる誤差を
避けるために、ワイヤの一端を駆動側のドラムに巻き付
け、その繰り出し量又は巻き込み量で制御するのが一般
的である。しかしながら、ワイヤとして、ステンレス等
の心線にポリウレタン等の樹脂線を螺旋状に巻き付けた
ものを使用すれば、プーリでのすべりを防止できるので
、無端状のワイヤ伝達系で構成することができ、装置の
組み立て等を容易にすることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。
第1図に示す複写機のレンズ移動装置は、複写倍率変更
の際に、光学系のレンズ1を光軸Xに対して角度θだけ
傾斜したX′力方向移動させると共に、光軸Xに対して
直交するY方向にも変位させようとする装置である。こ
のレンズ1は、レンズホルダ2に固定されている。レン
ズホルダ2は、ガイドレール3・3上に支持され、平面
上を摺動自在となるように配置されている。ガイドレー
ル3・3は、X′力方向沿って設けられた支持部材であ
り、複写機本体に固定されている。レンズホルダ2にお
けるY方向の両端部には、ワイヤ取付部4・4が形成さ
れている。そして、このワイヤ取付部4・4は、レンズ
ホルダ2の両側において、X′力方向張設されたワイヤ
5にそれぞれ取り付けられている。
ワイヤ5は、駆動プーリ6−+と従動プーリ6−2と多
数のアイドラプーリ6−3・・・とによって掛は回され
て、無端状のワイヤ伝達系が構成されている。このワイ
ヤ5は、シンクロメソシュロープ(朝日ミニロープ株式
会社製)が使用されている。このシンクロメンシュロー
ブは、第2図に示すように、ステンレスからなる心線5
aにポリウレタン線5bを螺旋状に巻き付けたものであ
る。また、駆動プーリ6−1と従動プーリ6−2とは、
第3図に示すように、プーリの周面にセンタ溝6aを形
成すると共に、このセンタ溝6aに対して傾きを有する
多数の傾斜溝6b・・・を形成したものである。
このため、これらの駆動ブーIJ6−、と従動プーリ6
−2とにワイヤ5を掛は渡した場合、心線5aがセンタ
溝6aに嵌まり込むと共に、ポリウレタン線5bが傾斜
溝6b・・・にそれぞれ嵌まり込む。従って、駆動プー
リ6−Iと従動プーリ6−2とにおけるすべりが防止さ
れることから、確実な移送を行うことができるようにな
る。また、これにより、ワイヤをドラムに巻き付ける必
要がなくなり、装置9 置の組み立てを容易にすることができる。なお、このワ
イヤ伝達系に配置された1のアイドラプーリ6−3は、
これが回転自在に取り付けられた軸を張力調整板16に
固定されている。張力調整板16は、複写機本体にその
固定位置を調整自在に取り付けられている。従って、こ
の張力調整板16の取り付は位置を変えることにより、
ワイヤ伝達系におけるワイヤ5の張力を調整することが
できる。
このワイヤ5による無端状のワイヤ伝達系は、図示しな
いステッピングモータによって駆動される。このステッ
ピングモータの回転は、まず第1歯車7−1に伝動され
るようになっている。第1歯車1−1の回転は、第2歯
車7−2に伝動される。この第2歯車7−2には、同軸
上に前記駆動プーリ6−。
が取り付けられている。従って、ステッピングモータの
回転がこの駆動プーリ6−1に伝えられると、ワイヤ5
が移送されワイヤ伝達系が駆動されることになる。
このワイヤ伝達系では、前記レンズホルダ2の両側に2
組のアイドラブーIJ6−、・・・が配置され、それぞ
れの組に掛は渡したワイヤ5が互いに平行にX′力方向
張設されるようになっている。また、これらのワイヤ5
は、それぞれ同一方向に移送されるように掛は渡されて
いる。そして、これらの2組のアイドラブーIJ6−、
・・・に張設されたワイヤ5が、前述のようにそれぞれ
レンズホルダ2の両端部でワイヤ取付部4・4にそれぞ
れ取り付けられることになる。従って、このレンズホル
ダ2は、ワイヤ5の移送に伴い、ガイドレール3・3上
を摺動しながらX′力方向移動する。また、この際、レ
ンズホルダ2は、両端部をこれらのワイヤ5に支持され
るので、レンズ1の光軸Xを一定の方向に向けたままで
平行移動されることになる。第1図では、駆動プーリ6
−3が反時計回り方向(CCW)回転することにより、
レンズホルダ2が右斜め上方に移動するごとになる。
このレンズホルダ2には、ガイドピン8が裏面側に突出
して設けられている。また、ガイドレール3・3の間に
は、X′力方向沿って曲線ガイド板9が配置され複写機
本体に固定されている。曲線ガイド板9は、上面にほぼ
X′力方向沿ったガイド溝9aが形成され、このガイド
溝9aにレンズホルダ2におけるガイドピン8が嵌まり
込むようになっている。このため、ガイドピン8は、レ
ンズホルダ2のX′力方向移動に際して、このガイド溝
9aによりY方向の位置を規制される。従って、レンズ
ホルダ2は、X′力方向移動すると共に、このガイド溝
9aに案内されてさらにY方向にも僅かに変位すること
になる。このガイド溝9aは、複写倍シこ応じて、レン
ズ1が移動すべき正確淡曲線−を示している。
また、レンズボルダ2には、一端部にフォトインクラブ
タ10が設けられている。そして、複写機本体側には、
スリット板11が固定されている。このスリット板11
は、レンズホルダ2の移動に伴ってフォトインクラブタ
10の光軸を遮ることができるように、X′力方向沿っ
て配置されている。また、このスリット板11には、複
数のスリットlla・・・が形成され、この位置ではフ
ォトインクラブタ10の光軸が通過するようになってい
る。従って、このスリットlla・・・の位置を適宜定
めて、フォトインクラブタ10の出力を検出すれば、レ
ンズホルダ2の移動位置を実際に知ることができる。
前記第2歯車7−2は、第3歯車7−3に回転を伝動す
るようになっている。第3歯車7−3は、さらに第4歯
車7−4に回転を伝動する。この第4歯車7−4には、
カム12が取り付けられている。このカム12は、光学
系においてレンズ1の後方に位置する第2直角ミラー1
3を移動させるためのものである。ただし、レンズ1が
ズームレンズの場合には、この第2直角ミラー13を移
動させる必要はない。
また、前記ワイヤ伝達系に配置された従動プーリ6−2
は、回転軸の方向が駆動プーリ6−1等とは異なるよう
になっている。そして、この従動プーリ6−2は、同軸
上に第1従動歯車14−1が取り付けられている。この
第1従動歯車14−0は、第2従動歯車14−2に回転
を伝動するようになっている。第2従動歯車14−2は
、その回転軸が駆動伝達軸15として装置外に出力され
ている。この駆動伝達軸15は、図示しない変速装置の
変速比をその回転量に応じて切り換えるようになってい
る′。この変速装置は、光学系の走査を行う駆動装置に
配置され、その変速比に応じて光学系の走査速度を変え
ることができるようになっている。
上記構成のレンズ移動装置の動作を説明する。
オペレータの操作等により複写倍率の設定が行われると
、これに応じて前記ステッピングモータが所定量回転し
て、ワイヤ伝達系のワイヤ5を移送させる。すると、レ
ンズホルダ2の両端部では、ワイヤ5がそれぞれ同しX
′力方向同じ速度で移送されるので、このレンズホルダ
2も同じ方向に同じ速度で移動しようとする。ところが
、ガイドピン8が曲線ガイド板9のガイド溝9aに嵌ま
り込んでいるので、レンズホルダ2は、このガイド溝9
aに案内されて僅かにY方向にも変位する。このため、
レンズホルダ2は、設定された複写倍率に応じて光軸X
方向に移動すると共に、Y方向にもそれぞれその所定量
だけ移動することになる。
従って、レンズ1は、複写倍率変更のために移動すべき
正確な曲線上を移動することができる。
なお、このレンズホルダ2が所定位置まで達したことは
フォトインクラブタ10によって検出することができる
また、ステッピングモータによって駆動されるワイヤ伝
達系は、そのワイヤ5の特性を活かして従動プーリ6−
2により回転軸の方向が異なる回転駆動力を取り出すこ
とができる。そして、この従動プーリ6−2に連結する
駆動伝達軸15の回転量は、その複写倍率に応じたもの
となる。このため、光学系の走査速度を調節する変速装
置の変速比切り換えを、他の伝動装置を用いることなく
、この駆動伝達軸15によって容易に行うことができる
ようになる。
〔発明の効果〕
本発明に係る複写機のレンズ移動装置は、以上のように
、用紙サイズにかかわらず、原稿の−辺を原稿台におけ
る走査方向に沿った一方の縁である原稿基準線に合わせ
て載置し、複写用紙の一辺をこの原稿基準線に対応する
複写用紙基準線に合わせて搬送する片側基準の複写機で
あって、複写倍率変更のために光学系のレンズを光軸に
対して傾斜した方向に移動させると共に、光軸に直交す
る方向に変位させるレンズ移動装置において、レンズの
両端部が、このレンズが移動する斜め方向に沿って同一
方向に同一速度で移送される2本のワイヤに支持される
と共に、ワイヤによる移送に伴い、このレンズを案内し
て所定の曲線上を移動させるガイド部材を設けた構成を
なしている。
これにより、複写倍率変更の際に、2本のワイヤとガイ
ド部材とによって、光学系のレンズが所定位置に移動さ
れる。
従って、本発明のレンズ移動装置は、簡単な構成により
レンズを正確に移動させることができるので、精密な機
械構造を必要とせず、製造コストを低減することができ
るという効果を奏する。
また、本発明のレンズ移動装置は、2本のワイヤがレン
ズの両端を支持して移動させるので、レンズを円滑に平
行移動させることができ、強固な構造が不要になるとい
う効果も併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図はレンズ移動装置の平面図、第2図はワイヤ
の部分拡大図、第3図はこのワイヤに使用するプーリの
正面図である。第4図及び第5図は複写機における複写
倍率変更の方法を示すものであって、第4図は複写機の
概略構成正面図、第5図は光学系の光路を示す展開平面
図である。第6図は従来例を示すものであって、レンズ
移動装置の平面図である。 1はレンズ、5はワイヤ、9は曲線ガイド板(ガイド部
材)である。 第 1 図 箆2図 第3図 、(6−+−6−z b

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、用紙サイズにかかわらず、原稿の一辺を原稿台にお
    ける走査方向に沿った一方の縁である原稿基準線に合わ
    せて載置し、複写用紙の一辺をこの原稿基準線に対応す
    る複写用紙基準線に合わせて搬送する片側基準の複写機
    であって、複写倍率変更のために光学系のレンズを光軸
    に対して傾斜した方向に移動させると共に、光軸に直交
    する方向に変位させるレンズ移動装置において、レンズ
    の両端部が、このレンズが移動する斜め方向に沿って同
    一方向に同一速度で移送される2本のワイヤに支持され
    ると共に、ワイヤによる移送に伴い、このレンズを案内
    して所定の曲線上を移動させるガイド部材を設けたこと
    を特徴とする複写機のレンズ移動装置。
JP63001635A 1988-01-07 1988-01-07 複写機のレンズ移動装置 Pending JPH01177526A (ja)

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