JPH01172441A - 透明性を有する合成樹脂製段ボール状物 - Google Patents

透明性を有する合成樹脂製段ボール状物

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JPH01172441A
JPH01172441A JP32982787A JP32982787A JPH01172441A JP H01172441 A JPH01172441 A JP H01172441A JP 32982787 A JP32982787 A JP 32982787A JP 32982787 A JP32982787 A JP 32982787A JP H01172441 A JPH01172441 A JP H01172441A
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JP
Japan
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synthetic resin
parallel
ethylene
propylene
transparency
Prior art date
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Pending
Application number
JP32982787A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunpei Uehara
上原 諄平
Tatsumi Iwata
達美 岩田
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Ube Exsymo Co Ltd
Original Assignee
Ube Nitto Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、製泊用の板材あるいは、雪囲い、畜舎の断熱
保温材などとして使用される合成樹脂製段ボール状物に
関する。
(従来技術とその問題点) 第1図に示すような、上下のライナー部2,3とこのラ
イナー部間を長手方向に平行に仕切る多数のリブ4とを
一体的に溶融押出しして、これをフォーマ−で成形しつ
つ冷却固化してなる合成樹脂製段ボール状物は、一般的
には、主として物性と樹脂原料の低価格性から、汎用プ
ラスチックであるポリプロピレンを主材としたブロック
コポリマーが使用されている。
しかし、この種の合成樹脂製段ボール状物は、剛性が要
求されることから、100〜600虜程度の厚みが必要
であり、且つ溶融押出後の冷却を空気冷却によって行な
うという製造法的制約もあって、ポリプロピレンを主成
分とする樹脂原料によっては比較的透明なものを得るこ
とが困難である。
一方、ケースなどの一部の容器類や、雪囲いのような一
部建材においては、内容物あるいは物体の視認性や採光
性などの点から透明性の良好な合成樹脂製段ボール状物
が希求されている。
しかしながら、単に透明性の点にのみ着目するのであれ
ば、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などを使用す
ることによって達成されるが、これらの原料では、ポリ
プロピレン等に比較して高価格であり、物性と価格を考
慮したコストパフォーマンスを満足することはできない
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって
、その目的はポリプロピレンを含む原料を使用して、従
来のものに比較して透明性に勝れた合成樹脂製段ボール
状物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は間隔を置いて上下に
平行配置された一対のライナー部と、このライナー部間
を長手方向に平行に仕切る多数のリブとを備え、且つ、
このリブと前記ライナー部とが合成樹脂原料を一体に押
出して成形される段ボール状物において、 前記合成樹脂原料はプロピレン−エチレンランダムコポ
リマー単独あるいはポリプロピレンとプロピレン−エチ
レンランダムコポリマーとを混合した混合物を主材とし
、この主材に所定量の核剤を添加したものであって、前
記主材中のエチレン成分を0.5〜7重量%とし、且つ
、前記核剤を一般式 %式%[1] (式中R1及びR2はハロゲン又はアルキル基)で表わ
されるベンジリデンソルビトール系のものとなすことを
特徴とする。
本発明の合成樹脂製段ボール状物の寸法形状は、横断面
が上下のライナー部が各々100〜600μsの厚みを
有し、これらのライナーを長手方向(押出方向)に平行
に仕切るリブの厚みが200〜400pであって、上下
ライナー間の全体厚みが2〜20m■程度に、一体的に
押出し成形されたものであって、適宜の幅および長さを
有するものである。
樹脂原料は、プロピレン−エチレンランダムコポリマー
単独あるいはポリプロピレンのホモポリマーとプロピレ
ン−エチレンランダムコポリマーとを混合した樹脂中に
、該プロピレン−エチレンランダムコポリマー中のエチ
レン成分が0.5〜7重量%含有するように調整し、こ
れに前記(I)の−紋穴で示されるベンジリデンソルビ
トール系の核剤を所定量添加したものから構成される。
上記の樹脂中のエチレン成分が0,5重量%未満では、
透明性が劣るものとなり、7重量%以上では段ボール状
物としての剛性などが低下する。
一方、核剤の添加量は有効性、成形性ζ経済性の点から
決定される。
合成樹脂製段ボール状物の透明性の改良を主目的とする
場合は上記構成の樹脂原料で足りるが、耐低温衝撃性な
どの物性が要求される場合は、上記樹脂原料にエチレン
−プロピレンゴム成分を所定量添加することが好ましい
(作 用) 本発明の合成樹脂製段ボール状物は、樹脂原料の組成を
所定量のエチレン成分を含むものとし、さらに結晶化核
剤を添加しているので、樹脂原料を溶融状態で押出一体
成形するに際し、樹脂の結晶化過程で核の生成速度が促
進されるので、生成する結晶のサイズは比較的小さなも
のとなって、従来の核剤を添加しないものと比較して、
透明性が向上するものと思われる。
(実 施 例) 以下本発明について好適な実施例により説明する。
実施例18 ポリプロピレンホモポリマー(宇部興産製RE1205
)50重量%とエチレン成分を3重量%含むプロピレン
−エチレンランダムコポリマー(同社製: B501H
)50重量%とをブレンドして樹脂原料全量に対するエ
チレン成分含有率を1.5重量%とし、これに前記(1
)式においてR簡Cぶ、R2■CHaの1.3 (P−
クロル)2.4 (P−メチル)ベンジリデンソルビト
ール(EC化学製: EC−4)を0.2%添加した樹
脂原料を、T型ダイを取着した押出機に供給して、第1
図に示す断面形状に対応したダイから押出し、中空部に
は該ダイの芯金から圧空を供給するとともに、上下ライ
ナー部2.3はその上下に対設された真空ホーマーに接
触させつつ冷却して、合成樹脂製段ボール状物1を作製
した。得られた合成樹脂製段ボール状物1は上下のライ
ナー部2,3の厚みが2704、リブ部4の厚みが21
0//Jl。
全体厚みtが4+n、リブ間隔(が5 mmの寸法形状
のものである。
得られた段ボール状物1の透明性を検討するため次の方
法で光線透過率を測定した。
測色色差計(日本重色工業製: ND−IV型)にて、
23℃の雰囲気中で全光線透過率(Tt )と拡散光線
透過率(T d)測定し、これらの値から次式に示す平
行光線透過率(Tp )および曇り価を計算して求めた
平行光線透過率(Tp )−Tt −Td曇り価 −(
Td /Tt ) 本実施例のサンプルは、全光線透過率68.6%、平行
光線透過率30%で、後述する比較例1のこれらの値よ
り格段に高い透過率を示し、曇り価は小さいものであり
、透明性に優れている。
一方、機械的物性としてJISP−8134法に準拠し
た衝撃試験(バンクチャーテスト)を50 X 50 
mmの試験片で行なったところ、長手方向(リブと平行
方向)で90kg−cn、幅方向で100kg−(至)
の値であり、比較例1の従来品よりは劣っているが、機
械的強度を要せず、透明性を主として要求されるものに
は実用上問題はない。
実施例2,3゜ 前記実施例1と同一の樹脂原料と核剤を同一比率で混合
添加したものに、さらにエチレン−プロピレン−ブテン
ラバー(三井石油化学製:タフマー)を3.5重量%添
加したもの(実施例2)および765重量%添加して(
実施例3)、実施例1と同様にして合成樹脂製段ボール
状物を得た。
これらのものは、光学特性に優れるとともに、機械的物
性においても、比較例の従来品に近い物性のものである
実施例4.5゜ エチレン成分含有率が3%のプロピレン−エチレンラン
ダムコポリマー(宇部興産製:B501H)に核剤とし
て実施例1〜3に使用した1、3(P−クロル)2.4
 CP−メチル)ベンジリデンソルビトールを0.2%
添加したもの(実施例4)、これに替えてベンジリデン
ソルビトール(EC化学製: EC−1)を0.2%添
加したもの(実施例5)を原料として、前記実施例と同
様にして合成樹脂製段ボール状物を得た。
光学特性は実施例5のものは、実施例4および他の実施
例よりは劣るが、比較例1の従来品よりは優れており、
透明性が要求される用途には実用できる。
実施例6゜ ポリプロピレンホモポリマー(宇部興産製B101H)
87%、とプロピレン−エチレンランダムコポリマー(
同社製8301H)13%と°を混合してエチレン成分
含有率を0.5重量%とし、これに実施例1と同一の核
剤を同量添加して合成樹脂製段ボール状物を得た。
比較例1゜ 7、C1量%のエチレン成分を含むプロピレン−エチレ
ンブロックコポリマー宇部興産製:RE2O3)を原料
として、実施例と同様にして合成樹脂製段ボール状物を
得た。
この段ボール状物の全光線透過率は55.5%、平行光
線透過率6.2%、曇り価88.8%で透明性に劣るも
のである。
比較例2゜ 比較例1の原料に実施例1と同一の核剤を同量添加して
、合成樹脂製段ボール状物を得た。このものは、光学特
性として例えば、平行光線透過率は12.6%で実施例
のものと比較すると透明性に劣っている。
・なおポリプロピレンホモポリマーのみを使用する場合
は低温衝撃性に劣る。
・上記実施例1〜5および比較例1〜2についての物性
をまとめて第1表に示す。
0表中曲げ強度は、長手方向(リブと平行方向)および
幅方向についてそれぞれ100 X 25 mmの試験
片を採取し、定速荷重型の試験機(島津製作所製ニオー
トゲラフ)により支点間距離50 m+s曲げ速度10
mm/分で曲げ試験を行ない、曲げ強度(kg / c
m )を求めたものである。
(発明の効果) 以上、実施例によって詳細に説明したように本発明の合
成樹脂製段ボール状物は、従来のものに比較して透明性
に優れているので、内容物の視認性が要求されるケース
の製由材あるいは、雪囲い、畜舎の断熱保温材などとし
て透明性が要求される用途に実用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の合成樹脂製段ボール状物の一例を示
す斜視図。 1・・・・・・合成樹脂製段ボール状物2.3・・・・
・・ライナー部 4・・・・・・リブ 特許出願人      宇部日東化成株式会社代 理 
人      弁理士 −色 健 軸向       
 弁理士 松 本 雅利第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)間隔を置いて上下に平行配置された一対のライナ
    ー部と、このライナー部間を長手方向に平行に仕切る多
    数のリブとを備え、且つ、このリブと前記ライナー部と
    が合成樹脂原料を一体に押出して成形される段ボール状
    物において、 前記合成樹脂原料はプロピレン−エチレンランダムコポ
    リマー単独あるいはポリプロピレンとプロピレン−エチ
    レンランダムコポリマーとを混合した混合物を主材とし
    、この主材に所定量の核剤を添加したものであって、前
    記主材中のエチレン成分を0.5〜7重量%とし、且つ
    、前記核剤を一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1及びR_2はハロゲン又はアルキル基)で
    表わされるベンジリデンソルビトール系のものとなすこ
    とを特徴とする透明性を有する合成樹脂製段ボール状物
  2. (2)上記合成樹脂原料に、さらにエチレン−プロピレ
    ンゴム成分を所定量添加することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の透明性を有する合成樹脂製段ボール
    状物。
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