JPH01172364A - 2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2,2−(ジヒドロキシアリール)アルカン類との製造方法 - Google Patents

2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2,2−(ジヒドロキシアリール)アルカン類との製造方法

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JPH01172364A
JPH01172364A JP62331719A JP33171987A JPH01172364A JP H01172364 A JPH01172364 A JP H01172364A JP 62331719 A JP62331719 A JP 62331719A JP 33171987 A JP33171987 A JP 33171987A JP H01172364 A JPH01172364 A JP H01172364A
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JP
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alkanes
aminoaryl
hydroxyaryl
dihydroxyaryl
monoalkenylanilines
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JP62331719A
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English (en)
Inventor
Youzou Shigeshiro
重城 洋三
Hiromasa Tarumoto
浩昌 樽本
Toshiyuki Isaka
井坂 俊之
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、2−(アミノアリール) −2−(ヒドロキ
シアリール)アルカン類と2.2− (ジヒドロキシア
リール)アルカン類との製造方法に関し、さらに詳しく
はモノアルケニルアニリン類とフェノール類とを固体酸
触媒の存在下で反応させ、2−(アミノアリール)−2
−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2.2− (ジ
ヒドロキシアリール)アルカン類とを生成させ、これら
を分離精製して2−(アミノアリール)−2−(ヒドロ
キシアリール)アルカン類と2.2− (ジヒドロキシ
アリーJし)アJレカン類とを装造するための方法に関
する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 2−(アミノアリール) −2−(ヒドロキシアリール
)アルカン類は、合成ゴム、ポリウレタン、エポキシ樹
脂、感熱紙用顕色剤、酸化防止剤、染料、農薬などの中
間体などとしてイ1用な化合物で必る。
また、2.2− (ジヒドロキシアリール)アルカン類
は、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、感熱紙用顕
色剤、酸化防止剤、染料などの中間体などとして有用な
化合物である。
ところで、2−(アミノアリール) −2−(ヒドロキ
シアリール)アルカン類を製造する方法として、特開昭
b 5641 J J 2号公報には、イソプロペニル
フェノール類と芳香族アミンとを、酸性触媒の存在下に
フェノール類溶媒を共存させて反応させる方法が開示さ
れている。この方法により2−(アミノアリール)−2
−(ヒドロキシアリール)アルカン類を製造すると、2
−(アミノアリール〉−2−(ヒドロキシアリール)プ
ロパン類の収率が向上すると教示されている。
ところが、上記のような2−(アミノアリール)−2−
(ヒドロキシアリール)アルカン類のIJNh法にd3
いては、触媒として、塩酸、硫酸、リン酸などのプロ1
〜ン酸、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ索などのルイ
ス酸、あるいはカヂオン性イオン交換樹脂などの触媒が
用いられているが、イソプロペニルフェノール類と芳香
族アミンとを反応させる際に、触媒として上記のような
触媒を用いると、イソプロペニルフェノール類の転化率
が低くなるという問題点があった。
また、上記の製造方法で出発原料とし°C使用されるイ
ソプロペニルフェノール類は、縮合しゃすい化合物であ
り、保存中あるいは反応系内において、2量化あるいは
3ω化して高沸点化合物になりやすい。このため、イソ
プロペニルフェノール類と芳香族アミンとを反応させよ
うとすると、イソプロペニルフェノール類が2母化ある
いは3量化した高沸点化合物が、反応混合物中に混在す
るが、このような高沸点化合物と、2−(アミノアリー
ル)−2−(ヒドロキシアリール))7ルカン類との分
離は困難である。
また、触媒として塩酸などのプロトン酸を用いると、反
応混合物から触媒を除去するのが容易ではないという問
題点もあった。
本出願人は上記のような問題点を解決するため、特願昭
60−256015号公報において、モノアルケニルア
ニリン類とフェノール類とを固体酸触媒の存在下に反応
させることを特徴とする2−(アミノアリール”)−2
−(ヒドロキシアリール)アルカン類の製造方法を提案
した。
本発明者らは、上記の特願昭60−256015号公報
で提案した2−(アミノアリール) −2−(ヒドロキ
シアリール)アルカン類の製造方法について、さらに検
討したところ、モノアルケニルアニリン類とフェノール
類とを反応させる際に、特定けの固体酸触媒を用いるこ
とによって、2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキ
シアリール)アルカン類と、2.2−(ジヒドロキシア
リール〉アルカン類とを同時に生成することができ、し
かも晶析により効率よくそれぞれを分離して得ることが
できることを見出して、本発明を完成するに至った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、2−(アミノアリール)−2
−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2.2−(ジヒ
ドロキシアリール)アルカン類とを同時に生成すること
が可能であり、しかも反応混合物からは目的化合物であ
る2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール
)アルカン類と2.2− (ジヒドロキシアリール)ア
ルカン類とを高純度で得ることができるような、2−(
アミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)アルカ
ン類と、2.2− (ジヒドロキシアリール)アルカン
類との製造方法を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る2−(ツノミノアリール)−2−(ヒドロ
キシアリール)アルカン類と2.2−(ジヒドロキシア
リール)アルカン類との製造方法は、モノアルケニルア
ニリン類100fflff1部に対して5〜50重q部
の但の固体酸触媒の存在下に、モノアルケニルアニリン
類とフェノール類とを反応させ、2−(アミノアリール
)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2.2−
(ジヒドロキシアリール)アルカン類とを生成させ、次
いで両者の混合物を、芳香1M炭化水素とアルコール類
との混合溶媒に溶解し、再結晶により2−(アミノアリ
ール) −2−(ヒドロキジアリール)アルカン類を析
出させて母液から分離し、次いで母液からアルコール類
を除去することによって、2.2− (ジヒドロキシア
リール)アルカン類を析出させて母液から分離すること
を特徴としている。
本発明によれば、特定口の固体酸触媒の存在下で、モノ
アルケニルアニリン類とフェノール類とを反応させ、2
−(アミノアリール) −2−(ヒドロキシアリール)
アルカン類と2.2− (ジヒドロキシアリール)アル
カン類とを生成させ、1qられた2−(アミノアリール
”)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2.2
− (ジヒドロキシアリール)アルカン類とを、特定の
方法により分離精製しているため、2−(アミノアリー
ル) −2−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2.
2− (ジヒドロキシアリール)アルカン類とをともに
生成することが可能であり、しかも反応混合物からは目
的化合物である2−(アミノアリール)−2−(ヒドロ
キシアリール)アルカン類と2.2− (ジヒドロキシ
アリール)アルカン類とを高純度で得ることができる。
及虱立且体煎基団 以下、本発明に係る2−(アミノアリール)−2−(ヒ
ドロキシアリール)アルカン類と2.2− (、ジヒド
ロキシアリール)アルカン類との製造方法について具体
的に説明する。
モノアルケニルアニリン類 本発明で出発原料として用いられるモノアルケニルアニ
リン類は、下記−放火[I]で示される。
(式中、R1、R2、R3、R4、R5は同一であって
もよく異なっていてもよく、それぞれ独立に水素、炭素
数1〜6のアルキル基またはアリール基であり、R6は
、水素またはメチル基である)上記−放火[I]におい
て、R2,R3,R6が水素であり、R1が低級アルキ
ル基特にメチル基である化合物が好ましく用いられる。
またアル基に対してメタ位またはパラ位に位置するが、
このうち触媒として合成ゼオライトを用いる場合にはメ
タ位におる化合物が好ましく用いられる。
このようなモノアルケニルアニリン類としては、具体的
には、叶ビニルアニリン、m−ビニルアニリン、p−イ
ソプロペニルアニリン、m−イソプロペニルアニリン、
叶イソブテニルアリニン、m−イソブテニルアニリン、
6−メチル−3−イソプロペニルアニリン、m−イソプ
ロペニル−N−メチルアニリン、m−イソプロペニル−
N、 N−ジメヂルアニリンなどが用いられる。
フェノール類 また本発明で出発原料として用いられるフェノール類は
、下記−放火[n]で示される。
(式中、R7、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基
またはアリール基を示す。) このようなフェノール類としては、具体的には、フェノ
ール、0−クレゾール、m−クレゾール、0−エチルフ
ェノール、O−イソプロピルフェノール、2゜6−キシ
レノール、2,6−ジエチルフェノール、2−メチル−
6−エチルフェノール、2,6−ジイツプロピルフエノ
ール、0−1−ブチルフェノール、2,6−ジーt−エ
チルフェノール、O−クミルフェノール、2,6−シフ
ミルフェノール、叶フェニルフェノールなどが用いられ
る。このうちフェノール、0−クレゾール、2.6−キ
シレノール、0−エチルフェノール、0−イソプロピル
フェノール、2,6−ジイツブロビルフエノール、Q−
t−エチルフェノール、2,6−ジーt−エチルフェノ
ールが好ましい。
触   媒 本発明では、上記のようなモノアルケニルアニリン類と
フェノール類とを反応させるに際して、固体酸触媒が用
いられる。
本発明で用いられる固体酸触媒としては、各種合成シリ
カ・アルミナ、活性白土、酸性白土あるいはベントナイ
ト、モンモリロナイト、合成雲母(フッ素金雲母四ケイ
素雲母、テニオライト、ヘクトライト)などの層状粘土
鉱物、合成ゼオライト、シリカーヂタニア、シリカ−ジ
ルコニア、酸化ニオブ、リン酸カルシウムなどが挙げら
れる。
また上記の層状粘土鉱物、合成ゼオライトなどにlll
3いては、一部が水素イオン、アルミニウムイオン、ア
ルカリ土類金属イオン、希土類金属イオン、遷移金属イ
オンなどで交換された層状粘土鉱物、合成ゼオライトな
ども用いられる。
このような層状粘土鉱物としては、具体的には主成分が
下記−放火(I[I)で示される層状粘土鉱物が好まし
い。
R173(A15738g1/3 )Si010(OH
)2  ・mH20・・・(III) なお、上記−放火(III)中、Rは層間陽性イオンの
に、Na  必るいはCa2+イオンなどでおり、mは
任意の値をとりつる。
本発明で固体酸触媒として用いられる層状粘土鉱物では
、上記の一般式(I[I)におけるRイオンを希土類金
属イオンまたは遷移金属イオンで交換した層状粘土鉱物
が好ましい。
一方、本発明で固体酸触媒として用いられる合成ゼオラ
イトでは、具体的には主成分が下記−放火(IV)で示
される合成ゼオライトが好ましい。
’x/n [(AlO2>x(sio2>、 ] ”m
H20−(IV)なお、上記−放火(IV)中、Mは水
素イオン、ナトリウムイオン、アルカリ土類金属イオン
、希土類金属イオン、遷移金属イオンであり、nは1〜
3、mは任意の値をとりうる。またXは115〜1/2
、yは1/2〜415である。なお、市販品の合成ゼオ
ライトでは、MはNa  でおる場合が多い。
本発明で固体酸触媒として用いられる合成ゼオライトで
は、上記−放火(IV)におけるMイオンを水素イオン
、アルカリ土類金属イオン、希土類金属イオン、遷移金
属イオンで交換した合成ゼオライトが好ましい。
反応条件 モノアルケニルアニリン類とフェノール類との反応は、
フェノール類がモノアルケニルアニリン類に対して過剰
の状態で行なうことが好ましく、フェノール類は、通常
、モノアルケニルアニリン類1モルに対し、1.5〜2
0モルの割合で用いられる。
また、固体酸触媒は、モノアルケニルアニリン類100
重量部当り、5〜50重二部、通常、6〜30重伝部、
特に8〜20重口部のQで用いられることが好ましい。
モノアルケニルアニリン類とフェノールとの反応に際し
て、モノアルケニルアニリン類100ffi最部に対し
、用いられる固体酸触媒のQが5重量部未満の場合には
、反応速度か遅くなるためおよび2.2− (ジヒドロ
キシアリール)アルカン類の生成量がそれほど多くない
ため好ましくなく、用いられる固体酸触媒の量が50f
fiQ部を超えると、副生成物の箔が増えることがあり
、また、反応のコントロールおよび操作性がやりにくく
なるため好ましくない。
モノアルケニルアニリン類とフェノール類との反応に際
し、反応湿度は触媒の種類により若干異なるが、通常、
100〜250℃、特に150〜230°Cの範囲が好
ましい。なお、モノアルケニルアニリン類とフェノール
類との反応に際し、希釈剤として、沸点が上記の反応温
度範囲である脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ニトロ
ベンピン、クロルベンゼンなどを用いてもよい。また、
反応時間は、製造されてくる2−(アミノアリール)−
2−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2.2− (
、ジヒドロキシアリール)アルカン類との割合に合うよ
うに定めることができる。
すなわち、後;ホするように反応時間が長くなるにつれ
て2.2− (、ジヒドロキシアリール)アルカン類の
生成量が増加する傾向があり、このため2−(アミノア
リール)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン類を多
量に得るためには反応時間を短めにすることが好ましく
、2.2− (ジヒドロキシアリール)アルカン類を多
量に得るためには反応時間を長めにすることが好ましい
モノアルケニルアニリン類とフェノール類との反応は、
回分式おるいは連続式で行なうことができる。
上記のようなモノアルケニルアニリン類とフェノール類
との反応によって下記のような一般式で表わされる2−
(アミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)アル
カン類と、下記のような一般式で表わされる2、2−(
ジヒドロキシアリール)アルカン類とを含む反応混合物
が得られる。
なJ3、上記−放火(V)、(VI )中、R1、R2
、R3、R4、R5、R7、R8は同一であってもよく
異なっていでもよく、それぞれ独立に水素、炭素数1〜
6のアルキル基またはアリール基であり、R6は水素ま
たはメチル阜である。
上記のようにして得られ、上記−放火(V)で示される
2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)
アルカン類としては、たとえば、2−(4−アミノフェ
ニル)−2−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2
−(m−アミノフェニル)−2−(P−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2−(P−アミノフェニル)−2−(
m−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(m−7ミノ
フエニル) −2−(3°、5°−ジメチル−4°−ヒ
ドロキシ)プロパン、2−(P−アミノフェニル) −
2−(3°、5−ジメチル−4−ヒドロキシ)プロパン
、2−(叶アミノフェニル) −2−(3’、5’−ジ
エチル−4−ヒドロキシ)プロパン、2− [1)−(
N、 N−ジメチル)フミン)フェニル]−2−(P−
ヒドロキシフェニル〉プロパン、2−(m−アミノフェ
ニル)−2−(3°−メチル−4°−ヒドロキシ)プロ
パン、2−(m−アミノフェニル)−2−(3’−イソ
プロピル−4°−ヒドロキシ)プロパン、2−(m−ア
ミノフェニル)−2−(3°、5−ジイソプロピル−4
°−ヒドI」キシ)プロパン、2−(P−アミノフェニ
ル)−2−(3−メチル−4°−ヒドロキシフエニル)
プロパン、2−(m−アミノフェニル)−2−(3°−
t−ブチル−4°−ヒドロキシ)プロパンなどが挙げら
れる。
また、上記のようにして得られ、上記−放火(Vl>で
示される2、2− (ジヒドロキシアリール)アルカン
類としては、たとえば、2,2−ジー(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2−(4−ヒドロキシフェニル)
−2−(3”、5−ジメチル−4゛−ヒドロキシ)プロ
パン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(具イソ
プロピル−4“−ヒドロキシ)プロパン、などが挙げら
れる。
特定量の固体酸触媒の存在下におりるモノアルケニルア
ニリン類とフェノール類との反応は、次のように進行覆
ると考えられる。モノアルケニルアニリン類とフェノー
ル類とが反応すると、2−(アミノアリール)−2−(
ヒドロキシアリール)アルカン類が生成する。次に、こ
のようにして得られたこの2−(アミノアリール) −
2−(ヒドロキシアリール)アルカン類の一部が分解し
、モノアルケニルフェノール類とアニリン類とが生成し
、次いで分解によって生成されたモノアルケニルフェノ
ール類と未反応のフェノール類とが反応し、2.2− 
(ジヒドロキシアリール)アルカン類が生成する。
なお、このように所定量の触媒の存在下にモノアルケニ
ルアニリン類とフェノール類とを反応させると、2−(
アミノアリール) −2−(ヒドロキシアリール)アル
カン類と同時に、2.2−(ジヒドロキシアリール)ア
ルカン類もjqられるということは、従来は全く予期で
きないことであった。
分ii1精製 モノアルケニルアニリン類とフェノール類との反応によ
って得られる反応混合物から、2−(アミノアリール)
−2−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2.2− 
(ジヒドロキシアリール)アルカン類とを分離精製する
には、次のような方法によることが好ましい。
反応を終了させて得られた反応混合物を好ましくは80
’C以上の温度に保ち、沈降によりあるいは濾過により
触媒を分離して除去する。
次いで得られた上澄み液おるいは濾液を5〜25°Cに
冷却し、2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキシア
リール)アルカン類と2.2− (、ジヒドロキシアリ
ール)アルカン類との粗結晶を析出させ、析出した粗結
晶を濾過などの方法により回収゛する。
次いでアルコール類100重量部に対し、30〜300
重量部の芳香族炭化水素を含有する混合溶媒に、上記粗
結晶を40’C〜沸点までの温度で溶解し、次いで室温
にまで冷却する。このようにすると、高純度の2−(ア
ミノアリール) −2−(ヒドロキシアリール)アルカ
ン類が再結晶して析出してくる。析出した2−(アミノ
アリール) −2−(ヒドロキシアリール)アルカン類
は、濾過などの方法により回収する。
次に、上記のようにして2−(アミノアリール〉−2−
(ヒドロキシアリールアルカン類を濾別して得られた母
液から、アルコール類成分をエバポレーターなどを用い
て除去すると、高純度の2.2− (ジヒドロキシアリ
ール)アルカン類が析出する。析出した2、2−(ジヒ
ドロキシアリール)アルカン類を濾過などの方法により
回収する。
このようにして、高純度の2−(アミノアリール)−2
−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2.2− (ジ
ヒドロキシアリール)アルカン類を、反応混合物から得
ることができる。
上記のような晶出操作において用いられるアルコール類
としては、具体的には、メタノール、エタノール、イン
プロパツール、n−プロパツール、ブタノール、ヘキノ
ールなどが用いられる。また芳香族炭化水素としては、
具体的には、トルエン、ギシレン、メシチレン、イソプ
ロピルベンゼン、サイメン、クメン、ベンゼンなどが用
いられる。
発明の効果 本発明に係る2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキ
シアリール)アルカン類と2.2− (ジヒドロキシア
リール)アルカン類との製造方法では、特定■の固体酸
触媒の存在下で、モノアルケニルアニリン類とフェノー
ル類とを反応させ、2−(アミノアリール)−2−(ヒ
ドロキシアリール)アルカン類と2.2− (ジヒドロ
キシアリール)アルカン類とを生成させ、その2−(ア
ミノアリール)−2−(ヒドロキシ)7リール)アルカ
ン類と2.2−(ジヒドロキシアリール)アルカン類と
を、得られた反応混合物から特定の方法により分離して
いるため、2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキシ
アリール)アルカン類と2.2− (ジヒドロキシアリ
ール)アルカン類とを同時に生成することが可能であり
、しか−し反応混合物からは目的化合物である2−(ア
ミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン
類と2,2−(ジヒドロキシアリール)アルカン類とを
高純度で得ることができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定δ“れる−bのではない。
夫施拠ユ 東洋四速社製カルシウム置換型合成ゼオライト(Ca置
換率95%>8.3gとフェノール2359 (2,5
モル)とを撹拌器J3よびコンデンサー付のフラスコに
入れ、上記フラスコを150℃に保ち、よく攪拌しなが
らフラスコ内にp−イソプロペニルアニリン67.5g
(0,5モル)を約2.5時開にわたって滴下し、滴下
後もさらに約5時間にわたってフェノールとp−イソプ
ロペニルアニリンとの反応を継続させた。
このようにして得られた反応液をガスクロマ1〜グラフ
イーで分析した結果、p−イソプロペニルアニリンの転
化率は99%でおり、2−(4−アミノフェニル)−2
−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの収率は70%
であり、また2、2−ジー(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンの収率は23%であることが分かった。
次いで、このように得られた反応液を加温したまま濾過
して触媒を除き、その後室温まで冷却させて2−(4−
アミノフェニル)−2−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンと2,2−ジー(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンとを含む粗結晶70gを得た。
次に、このようにして得られた粗結晶に、千最混合比(
メタノール/トルエン)が1/1であるメタノールとト
ルエンとの混合溶媒を1500dの伝で加え、この粗結
晶を約65°Cの温度で前記混合溶媒に溶解させた。
次いでこのようにしてiqられた溶液を室温まで冷却し
たところ、白色微粉状の結晶が析出した。
このようにして得られた結晶を濾過分離し、乾燥させた
ところ、純度99%の2−(4−アミノフェニル)−2
−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが437の量で
17られた。
一方、上記白色微粉状の結晶を濾過して得られた母液か
らエバポレーターでメタノールを除去したところ、白色
の微粉結晶が1qられだ。このようにしてjqられた微
粉結晶を濾過分離し、乾燥させたところt#T!度99
%の2.2−ジー(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
が157のけで得られた。
実施例2 豊順洋行礼製ベントナイトを水に懸濁させ、これに5%
−八1(No3)3水溶液を加え、約30分間攪拌し、
上記ベントナイトをアルミニウム型のベントナイトにイ
オン交換した。
次いでこのアルミニウム型にイオン交換されたベントナ
イ1−を遠心分離により回収し、水洗)多乾燥させた。
なお、このようにして得られたアルミニウム交換ベント
ナイトのアルミニウムイオン交換率は85%であった。
このようにして得られたアルミニウム交換ペン1〜ナイ
ト15.5yとフェノール465J(5,0モル)とを
フラスコに入れ、フラスコ内の温度を200℃に保らな
がらよく攪拌し、フラスコ内に叶イソプロペニルアニリ
ン67.59(0,5モル)を、約2.5時間にわたっ
て滴下し、滴下後もさらに約3時間にわたってフェノー
ルとp−イソプロペニルアニリンとの反応を継続させた
このようにして1qられた反応液をガスクロマトグラフ
ィーで分析した結果、p−イソプロペニルアニリンの転
化率は100%であり、2−(4−アミノフェニル)−
2−(4−ヒドロキシフエニル)プロパンの収率は55
%であり、また2、2−ジー(4−ヒドロキシフェニル
)プロパンの収率は40%であることが分かった。
次いで実施例1と同様の方法により、反応液から粗結晶
を回収した。なお得られた粗結晶のけは70びでめった
このようにして得られた粗結晶に重最混合比(メタノー
ル/トルエン)が3/2であるメタノールと1〜ルエン
との混合溶媒を1500mの最で加え、上記粗結晶を上
記混合溶媒に溶解させ、ざらに実施例1と同様の方法に
より晶析を行なった。このようにすることによって白色
粉末状の純度98.5%の2−(4−アミノフェニル)
−2−(4−ヒドロキシ)プロパンが21の扇で得られ
た。
一方、実施例1と同様の方法により結晶を濾過して(q
られた母液からエバポレーターでメタノールを除去した
ところ、純度99%の2.2−ジー(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンが177の量で得られlこ。
比較例1 実施例1と同様の方法により、粗結晶70gを得lこ。
得られた粗結晶に1〜ルエン2.Qを加え、その粗結晶
を120’Cの温度C溶解させた。次いで、このように
得られtこ)容認を室温まで冷五口したところ、白色の
微粉状の結晶が析出した。
このようにして析出した結晶を濾過分離し、次いで乾燥
させたところ、669の結晶が(9られた。
このようにして1nられだ結晶をガスクロマトグラフィ
ーで分析したところ、結晶中には2−(4−アミノフェ
ニル)−2−(4−ヒドロ4ジフエニル)プロパンが7
1%、2,2−ジー(4−ヒドロキシ)プロパンが27
%の量で含4jされていることが分かった。
代理人  弁理士  鈴 木 俊一部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モノアルケニルアニリン類100重量部に対して
    5〜50重量部の固体酸触媒の存在下に、モノアルケニ
    ルアニリン類とフェノール類とを反応させ、2−(アミ
    ノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン類
    と2,2−(ジヒドロキシアリール)アルカン類とを生
    成させ、次いで両者の混合物を、芳香族炭化水素とアル
    コール類との混合溶媒に溶解し、再結晶により2−(ア
    ミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン
    類を析出させて母液から分離し、次いで母液からアルコ
    ール類を除去することによつて、2,2−(ジヒドロキ
    シアリール)アルカン類を析出させて母液から分離する
    ことを特徴とする2−(アミノアリール)−2−(ヒド
    ロキシアリール)アルカン類と2,2−(ジヒドロキシ
    アリール)アルカン類との製造方法。
JP62331719A 1987-12-25 1987-12-25 2−(アミノアリール)−2−(ヒドロキシアリール)アルカン類と2,2−(ジヒドロキシアリール)アルカン類との製造方法 Pending JPH01172364A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008038651A1 (fr) 2006-09-27 2008-04-03 Mitsui Chemicals, Inc. CompoSÉ À base d'ester de phosphate, sel mÉtallique de celui-ci, matÉriau dentaire et composition dentaire

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WO2008038651A1 (fr) 2006-09-27 2008-04-03 Mitsui Chemicals, Inc. CompoSÉ À base d'ester de phosphate, sel mÉtallique de celui-ci, matÉriau dentaire et composition dentaire

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