JPH01158038A - シアネートエステル類用の潜硬化性促進剤 - Google Patents

シアネートエステル類用の潜硬化性促進剤

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JPH01158038A
JPH01158038A JP63167004A JP16700488A JPH01158038A JP H01158038 A JPH01158038 A JP H01158038A JP 63167004 A JP63167004 A JP 63167004A JP 16700488 A JP16700488 A JP 16700488A JP H01158038 A JPH01158038 A JP H01158038A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱硬化性樹脂に間しており、更に詳しくは熱硬
化性シアネートエステル類に間する。なおも詳しくは、
本発明はシアネートエステル用の潜硬化性促進剤として
のユリア化合物類の使用と、シアネートエステル類及び
ユリア化合物類を含む熱硬化性シアネートエステル処方
剤に間する。
[従来の技術] シアネートエステル類はこの技術で周知であり、接着剤
、結合剤、塗料及び含浸剤の処方に広く用いられている
。このような処方剤は、コスト似減化のため、また生ず
る熱硬化性材料の靭性、水分感受性、及び熱挙動のよう
な性状を改質するために、反応性シアネートエステル官
能基をもつオリゴマー化合物類、並びにエポキシ樹脂の
ような種々のその他の共反応体をも包含できる。
シアネートエステル類は、概して加熱だけで硬化できる
。より温和な条件下に硬化を促進するために使用される
触媒は、塩化アルミニウム、塩化第二鉄等のようなルイ
ス酸、塩酸のような鉱酸、酢酸ナトリウム、チオシアン
酸カリウム等のような塩類、ナトリウムメトキシド、と
リジン、トリエチルアミン等のようなフェノール化合物
及び塩基を包含していた。アセチルアセトン鍛鋼、亜鉛
又は鉄のような金属キレート剤が、中程度の温度で調節
可能で、なだらかな硬化速度をつくりだせるものとして
報告されている。このような触媒は、シアネートエステ
ル用に利用できる触媒系の多くのものより、一般に湯気
に対してあまり敏感でなく、恐らく危険性も少ないと言
われている。
[発明が解決、すべき課M] 先行技術の触媒の多くは非常に活性があり、多くのシア
ネートエステル処方剤において、室温で急速な硬化を促
進することさえありうる。従って、このような触媒に基
づくシアネートエステル材料と処方剤の貯蔵安定性は短
く、達成の困難ないし不可能な貯蔵条件を必要とするこ
とから、処方剤を多くの用途に使用しに<<シている。
より安定なシアネートエステル処方剤、すなわち活性の
より少ない先行技術の触媒に基づくものは、長めの硬化
サイクルを用いる時でも、適切な硬化がいっそう難しい
。特に高温で長い硬化時間は生産コストを上昇させ、基
質や処方剤の他の成分に被害をもたらしうる。更に、不
十分な硬化水準は水分に対する感受性の高くなったもろ
い材料を生じやすい。このため、室温又はその近辺で触
媒活性をまったく又はほとんどもたず、ある程度高温で
高度の活性をもフたシアネートエステル硬化促進剤が必
要とされている。このような促進剤は潜硬化性促進剤と
呼ばれ、中程度の温度で急速かつ完全に硬化される貯蔵
安定性シアネートエステル処方剤を提供するために使用
できる。
現在人手できる触媒類の幾つかは、あるシアネート樹脂
類と組み合わせて使用すると、ある程度の潜硬化性を示
す。しかし、このような触媒の数は少ない。塗料、接着
剤、及び積層技術によるシアネートエステル処方剤の使
用は広範囲の用途を含んでいる。これらの用途で必要と
される硬化条件は多様であり、幾つかの用途で必要とさ
れる潜硬化性挙動は時間単位で測られるが、他の用途で
は室温で日又は週単位を要するものもある。そのうえ、
幾つかの触媒に特徴的な残留物が、特定の応用や最終用
途に受は入れがたいこともある。このため、樹脂処方者
がシアネートエステル基盤の樹脂処方剤の硬化行動と貯
蔵特性を変更し、それによってこれらの産業の要求にも
つと応じられるようにしていくために、広範囲の硬化触
媒と潜硬化性促進剤に対する継続的な必要がある。
[課題を解決する手段] N−置換ユリア化合物類はシアネートエステル類にとっ
て効果的な潜硬化性促進剤である。このようなユリア化
合物類を含む処方剤は、室温で良好な貯蔵安定性を示し
、ある程度の高温で高度の硬化状態に急速に到達する。
処方剤は、未硬化状態で被覆ないし含浸させた基質の長
期貯蔵が望ましいものでありうる塗料、接着剤及び含浸
用途に特に有用である。
本発明の実施において硬化促進剤として有用なユリア化
合物類は、複数のN置換基をもったユリア化合物類であ
る。化合物類は、更に構造式RR”N−C0−N −R
2R3で表わされる[式中RとR2は独立に水素と有機
の基から選ばれ、R1とR3は独立に選ばれる有機の基
である]。有機の基は置換又は未置換脂肪族及び芳香族
ヒドロカルビル基であって、例えばC1ないしCf、ア
ルキル基、アラルキル基、アリール基等から選ばれるも
のを含んでおり、RとR1は一緒になフてシクロアルキ
レン基を形成できる。
ヒドロカルビル基は更にハロゲン等を含めた種々の基の
任意のもので置換でき、これらの置換基は・樹脂処方剤
の残りの成分に対して不活性で非反応的である。このよ
うなユリア化合物類の例は、l。
l−ジメチル−3−フェニルユリア、1.1−ジメチル
−3−(4−クロロフェニル)ユリア、1.1−ジメチ
ル−3−(3゜4−ジクロロフェニル)ユリア、1.3
−ジフェニルユリア、■−(4−クロロフェニル)−3
−(3,4−ジクロロフェニル)ユリア等のようなアル
キルアリールユリア及びアリールユリアを包含する。ま
た、例えば合衆国特許第3,386,955号と第4,
594,373号に示されたユリア化合物類のような、
アルキルアミン類、アルキレンジアミン類及びジアルキ
レントリアミン寥頁とアリールイソシアネート及びジイ
ソシアネート類との反応生成物を含めた、複数のユリア
官能基をもつユリア化合物類も有用である。
本発明の教示に従って、ユリア化合物による硬化の可能
な処方剤をつくるのに有用なシアネートエステル類は、
分子当たり複数のシアネートエステル基をもったアリー
ル化合物類であり、一般に式Ar(OCN)In[式中
mは2−5の整数であり、Arは芳香族基である]で表
わされる。芳香族基Arは少なくとも6個の炭素原子を
含有し、例えばベンゼン、ビフェニル、ナフタリン、ア
ントラセン、とレン等のような芳香族炭化水素から誘導
できる。芳香族基Arはまた、少なくとも2個の芳香族
環が架橋基を通して互いに結合されているような多核芳
香族炭化水素からも誘導できる。また、ノボラック型の
フェノール樹脂から誘導される芳香族基、すなわちこれ
らのフェノール樹脂のシアネートエステル類も含まれる
。芳香族基Arは、更に環に結合された非反応性置換基
も含有できる。
有用なシアネートエステルは、例えば1.3−ジシアナ
トベンゼン、1.4−ジシアナトベンゼン、l、3゜5
・トリシアナトベンゼン、l、3−1l、4−11.6
・、1゜8−12,6−又は2,7−ジシアナトナフタ
リン、1 、3 、6−トリシアナトナフタリン、4.
4′−ジシアナトビフェニル、ビス(4−シアナトフェ
ニル)メタン及び3゜3’、5.5’−テトラメチルビ
ス(4−シアナトフェニル)メタン、2,2−ビス(3
,5−ジクロロ−4−シアナトフェニル)プロパン、2
.2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ジシアナトフェニ
ル)プロパン、ビス(4−シアナトフェニル)エーテル
、ビス(4−シアナトフェニル)サルファイド、2.2
−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン、トリス(4
−シアナトフェニル)ホスファイト、トリス(4−シア
ナトフェニル)ホスフェート、ビス(3−クロロ−4−
シアナトフェニル)メタン、シアネート化ノボラック、
シアネート化ビスフェノール末端ポリカーボネート又は
他の熱可塑性オリゴマー、及びこれらの混合物を包含で
きる。また合衆国特許第4,477.629号で明らか
にされたポリ(アルケニルフェノール)化合物類のシア
ネート、合衆国特許第4,528,366号等で明らか
にされているジシクロペンタジェンのビスフェノール類
からのシアネート、英国特許第1.305,702号で
明らかにさh タシ7 * −)、及ヒPCT国際公開
第WO85102184号で明らかにされたシアネート
も包含される。これらと広範囲の他のシアネートエステ
ル類はこの技術で広く知られており、多くのものが市販
されている。
シアネートエステル類は単一で又は混合物として使用で
きる。シアネートエステル類は、多官能性シアネート単
量体を130−220℃の温度で0.1ないし15時間
加熱し、シアネートエステルをオリゴマー化して、分子
量を高めることによってつくられるプレポリマーの形で
も使用できる。また、プレポリマーと単量体シアネート
エステル類との混合物も有用であり、市販のシアネート
エステル類の多くはシアネート単量体とプレポリマーと
のこのような混合物である。
概して、本発明の熱硬化性組成物類は、シアネートエス
テル100重量部当たりュリア化合物0.5ないし12
重量部を含む。特定的な使用水準は部分的には使用の特
定シアネートエステルとユリア化合物に依存しよう。
本発明化合物類は更に、例えばエポキシ樹脂、ビスマレ
イミド樹脂等のような追加の重合硬化可能な成分を包含
できる。
本発明の実施において追加成分として有用なエポキシ樹
脂類は、市販給源から容易に入手できる広範囲の周知の
多官能性エポキシ樹脂類の任意のものを包含する。これ
らには、シェルケミカル社からのEpon828、Ep
onlOOI、 Epon1009、及びEpon10
31;ダウケミカル社からのDER331SDER33
2、DER334及びDER542:また日本化薬(日
本)からのB RE N−5等の商標名で市販されてい
るものなど、フェノール化合物類のポリグリシジル誘導
体類がある。
その他適当なエポキシ樹脂類は、ポリオール等とフェノ
ール−ホルムアルデヒドノボラックのポリグリシジル誘
導体類とからつくられるポリエポキシド類を包含する。
後者はDEN431、口EN438、及びDEN439
としてダウケミカル社から市販されている。
クレゾール類似体類も、ECNl235、ECN 12
73、及びECN 1299としてチバガイギー社から
人手できる。
Sυ−8はインテレズ社からのビスーAエポキシノボラ
ックである。アミン、アミノアルコール及びポリカルボ
ン酸のポリグリシジルアダクト類も、本発明の実施に有
用である。このタイプの市販樹脂類はF、1.C,コー
ポレーションからのグリアミン135、グリアミン!2
5及びグリアミン+15、チバガイギー社からのアラル
ダイトMY−720、アラルダイト0500及びアラル
ダイト05101及びシャーウィン−ウィリアムス社か
らのPGA−XとPGA−Cを包含する。
また、合衆国特許第4.448,948号で明らかにさ
れたエポキシ末端ポリスルホン類のようなエポキシ末端
熱可塑性重合体類である。
本発明に追加成分として使用できるビスマレイミド類は
、2個のマレイミド基を含有する有機化合物類であり、
一般に無水マレイン酸とジアミン類からつくられる。好
ましいビスマレイミド類は芳香族ジアミン類から誘導さ
れ、最も好ましいものは多核芳香族基を包含するもので
ある。このようなビスマレイミド類の例は2,2−ビス
(4−アミノフェノキシ−4−フェニル)プロパンビス
マレイミド、4.4′−ビス(3−アミノフェノキシ)
ジフェニルスルホンビスマレイミド、1.4−ビス(3
−アミノフェニルイソプロピリデン)ベンゼンビスマレ
イミド、及びビス(4−アミノフェニル)メタンビスマ
レイミドを包含する。ビスマレイミドは単一で、又は混
合物として使用できる。ビスマレイミド類は無水マレイ
ン酸とジアミン類から幾つかの周知の方法でつくられ、
多くのものが商業的給源から容易に人手できる。
本発明の硬化できるシアネートエステル処方剤類は、意
図された用途に特有の要件を満たすために種々の追加改
質成分の任意のものを包含できる。
添加樹脂類も硬化可能で熱硬化性の場合は、このような
樹脂類用の硬化剤を包含するのが必要であり、望ましい
。ポリスルホン類、ポリ(アリールエーテル類)、芳香
機ポリエステル類、ポリアミド類等のような熱可塑性樹
脂類、及びシリコーンゴム、ジエンゴム、アクリルゴム
、及びゴム状ポリエステル類のようなゴム状改質剤、及
び特にいずれも周知で樹脂処方技術においてしばしば使
用されるシアネートエステルと相溶性の熱可塑性樹脂類
と改質剤は、改良された靭性を提供するために添加でき
る。この技術で一般に実施されているとおり、色素、染
料、潤滑剤、増粘剤、安定剤等と同様に、有機及び無機
充填剤と強化用繊維も包含できる。本発明の硬化できる
シアネートエステル処方剤は、母材樹脂として特に有用
であり、細断型又は連続型の、或いは織布、不織布、又
はマット型のガラス繊維、カーボンファイバー、グラフ
ァイトファイバー等のような強化用繊維と組み合わせる
と、組成物類はプレプレグ、繊維強化積層板、複合品等
の生産に使用できる。
[実施□例] 本発明の実施は、以下の例示的な実施例から、いっそう
よく理解されよう。以下の実施例で、使用成分と試験手
順は以下のものを包含する。
シアネートエステル類 シアネートエステルA、インテレズ社からRDX803
52として得られるビスフェノールAジシアネートのプ
レポリマー。
シアネートエステルB、ダウケミカル社からxU7+7
87として得られるジシクロペンタジェンのポリフェノ
ールアダクトのポリシアネート。
シアネートエステルC0三菱瓦斯化学からBT2+60
樹脂として得られる10重量%の4,4′−メチレンジ
アニリンビスマレイミドを含有するビスフェノールAジ
シアネートのブ【ノポジマー。
エポキシ樹脂 エポキシDEN431.エポキシ当量当たり重量176
gのエポキシド化されたフェノール−ホルムアルデヒド
ノボラック。ダウケミカル社製。
エポキシエピクロン830゜エポキシ当量当たり重量1
70gのビスフェノールFエポキシ樹脂。
大日本インキ社製。
熱可塑製樹脂 ポリスルホンPSF、ビスフェノールAとジクロロジフ
ェニルスルホンとのポリアリーレンエーテル。Mn=2
4.OOO。アモコ・パフォーマンス・プロダクツ社製
ゲル時間手順 350°F(+76、−7℃)に予熱されたフィッシャ
ー=ジョーンズ融点装置の加熱された段階で、2枚の顕
微鏡用円形スリップの間に少fIk(〜0.1 g)の
樹脂混合物を入れて、ゲル時間を測定した。樹脂がまだ
流体かどうかを見るため、上部ガラススリップを木製の
柄で定期的に押した。ゲル時間は、樹脂が圧力の影響下
に初めて流動しなくなった時までの時間として測定され
た。ゲル時間は2−6回の測定の平均値であった。  
・ 実施例1−11 シアネートエステル508を仕込んだ4オンスのガラス
ジャーを油浴中で80ないし100℃に加熱した。ユリ
ア化合物を添加しながらジャー内容物を急激にかきまぜ
、更に3分かきまぜてから、浴から除いた。350″F
(176,7℃)でのゲル時間を次に測定した。
第1表は、種々のシアネートエステルと促進剤の混合物
のゲル時間と、ユリア化合物を添加せずに測定された対
照実施例A−Dのゲル時間をまとめたものである。典型
的には、4 phrの水準で、本発明の促進剤は、促進
されないシアネートエステルのゲル時間値の1/2ない
し3/4だけゲル時間を減少させる。
第1表 350’ F(176,7℃)でのゲル時間第
1表に挙げたいろいろなシアネート組成物のゲル時間の
比較から、有機置換されたユリア化合物をシアネート組
成物に添加すると、350” F(178゜7℃)での
ゲル時間が著しく短縮されることが明らかであろう。
実施例12−16及び対照例E−G 種々のシアネートエステルl促進剤処方剤から、一連の
未強化注型用樹脂をつくフた。
典型的な手順では、4オンスのジャーにシアネートエス
テル488を仕込み、油浴中で80−100℃に加熱し
た。材料が流体となったら、ユリア促進剤2.0gを添
加しながら、これをかきまぜた、かきまぜを3分間続け
、このあと寸法1/8”x3”x4”のガラス金型に混
合物の一部を注いだ。
以下の硬化予室を用いて、処方剤を炉内で硬化させた。
??’ F(25,0℃〉から248’ F(120℃
)まで毎分3″F(1,7℃)で加熱。
24B’ F(120℃)に2時間保持。
248” F(120℃)から350” F(176,
7℃)まで毎分3′″F(1,7℃)で加熱。
350’ F(176,7℃)に2時間保持。
??” F(25,0℃)まで毎分3’ F(1,7℃
)で冷却。
呼称寸法1/8”xo、4′’x 3”の試験クーポン
を硬化済み注型材料から切り取り、デュポン982動的
機械的分析装置を用いて九ラス転移温度を測定した。
ガラス転移温度は、損失弾性率ピークの最大値として測
定された。ガラス転移温度の全測定で、加熱速度は毎分
lO℃であった。
実施例17 櫂型かきまぜ機、温度計、不活性ガス用出入口を備えた
2501の三つ首フラスコを油浴中で加熱し、これにエ
ピクロン830(18g)と粉末ポリスルホン8gを仕
込んだ。混合物を加熱し、140℃で1時間加熱すると
、ポリスルホンが溶解された。このかきまぜた溶液に1
40℃で暖かいく100℃)シアネートエステル872
gを5分間かけて添加した。添加が終了したら、直ちに
、混合物を100℃まで冷却しながら更に5分かきまぜ
た。この溶液に1.1ジメチル−3・フェニルユリア2
.0gを添加した。混合物を100℃で3時間かきまぜ
た。次に寸法1 / 8 ”に4”x 3’”のキャビ
ティをもつガラス金型に混合物を注ぎ、以下の硬化予定
を用いて硬化させた。
77°F(25,0℃)から350″F(IT(3,7
℃)まで毎分1、ピF(0,6℃)で加熱。
350’ F(176,7℃)に2時間保持。
??” F(25,0℃)まで毎分約2.2°F(1,
2℃)で冷却。
硬化した注型材料は固く透明であった。寸法約0.4”
x3.0”x I/8”のクーポンを注型材料から切り
取り、デュポンDMAでのガラス転移温度の測定に使用
した(スキャン速度:毎分lO℃)。ガラス転移温度は
218℃であった。
実施例18 実施例17の手順に従って、エビクロン830/ポリス
ルホン/シアネートエステルBマスターブレンド(+8
/8/72重量比)98gと1,1−ジメチル−3−フ
ェニルユリアロ、08とから未強化注型材料をつくった
硬化済み注型材料のカラス転移温度は218℃であった
対照H エビクロン830/ポリスルホン/シアネートエステル
Bマスターブレンド’ (18/8/72重量比)を使
用して、未強化注型材料をつくった。手順は実施例17
及び18と同じであるが、但し促進剤としてユリア化合
物を使用しなかった。未強化注型材料は、133℃のガ
ラス転移温度をもっていた。
第2表は幾つかのシアネートエステルl促進剤処方剤の
ガラス転移温度をまとめたものである。
第2表 硬化済み注型材料 E  なし              124F  
なし              8gG  なし  
            233注:硬化予定と条件は
本文中に示しである。
第2表にまとめた種々の未強化注型材料の7gデータは
、この技術で一般に使用される標準的な硬化予定の下で
、本発明の組成物類で得られる高度の硬化を実証してい
る。硬化促進剤なしの同等な処方剤は、同等な硬化予定
にかけると、はるかに低い程度の硬化を達成した。
実施例19 横型かきまぜ機、温度計、不活性ガス用出入口及び電気
加熱マントルを備えた500 mlの三つ首フラスコに
、シアネートエステルA200gを仕込んだ。かきまぜ
ながら樹脂を90℃に加熱し、この温度でDEN 43
1エポキシノボラック樹脂8.0 gと1.1−ジメチ
ル−3−フェニルユリア8.0 gの混合物を添加した
。混合物を100℃で1.5時間かきまぜ、閉し込めら
れた気泡を除くために脱気してから、I/8”X8”X
9”の寸法をもつガラス金型に注いだ、以下の硬化予定
を用いて、強制空気炉内で樹脂を硬化させた。
776F(25,0℃)カラ248’ F(120℃)
f ”C’ 1時間内に加熱。
248°F(120℃)に1時間保持。
248°F(120℃〉から350’ F(176,7
℃)まI’1時間内に加熱。
350” F(176,7℃)に2時間保持。
350°F(176,7℃)から77” F(25,0
’C)まで1時間内に冷却。
硬化した注型材料は固く透明であった0機械温度性状を
測定するため、注型材料から標本を切り取った。硬化樹
脂の引っ張り強度をASTM D−638(タイプlド
ツグボーン)に従って測定し、10.500 psiで
あることがわかった。引張弾性率は465 ksiであ
った。ガラス転移温度は220’Cであった。
実施例20 シアネートエステルA243gとエポキシDEN 43
1/PSF(3:1重量比)配合物45 gを16オン
スのガラス製ジャーに仕込み、80℃の強制空気炉内で
15分加熱した。次にジャーを炉から取り出し、均質性
を確実にするために内容物を5分かきまぜてから、1−
(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジクロロフェ
ニル)ユリ712 gを添加した。350℃でのゲル時
間は9.3分てあった。混合物を注型し、実施例+2−
16のとおりに硬化させると、試験標本が得られた。前
のとおりにTl1jを測定すると、253℃であった。
実施例21 種型かきまぜ機、温度計、不活性ガス用出入口を備えた
5リツトルのフラスコを油浴中で加熱し、これにシアネ
ートエステルA(2315g”)、エポキシDEN 4
31(92,5g)及び1.1−ジメチル−3−フェニ
ルユリア(92,5g)を仕込んだ。混合物を95℃に
1.75時間加熱し、プレプレグ調製用にその粘度を調
節した。
シリコーン被覆された離型紙に樹脂の薄膜を流延した。
プレプレグ機械で加熱と圧力の作用下に、樹脂を被覆紙
から炭素繊維リボンへ移して、一方向プレプレグテープ
をつくった。最終プレプレグは143 gets20)
繊維面積重量、33.4重iixノ樹脂含有量、及び1
2インチの幅をもっていた。テープをつくるのに使用し
た繊維は260 ksiの引張り強度、75 msiの
引張弾性率、2.0 g/ccの密度、及びトウ当たり
2,000本のフィラメント数をもったピッチ基盤の炭
素繊維であった。室温保存時にプレプレグは15日以上
も粘着性とドレープ特性を保持し、本発明の硬化促進剤
が低度の室温硬化活性、すなわち良好な潜硬化性をもっ
ことを実証した。
一方向テープを重ねて、(0,±45.90)、の構造
をもつ8層の重環方形積層板とした。積層板を才、−ト
クレーブ中で温度350°F(176,7℃)、圧力1
00ρS1で2時間硬化させた。硬化した積層板は硬質
ぜ機を備えた2リツトルの三つ首フラスコを油浴中で加
熱し、これにエビクロン830(180g’)と粉末ポ
リスルホン80gを仕込んだ。混合物を140’cで4
5分かきまぜながら加熱すると、ポリスルホンが溶解さ
れた。−このかきまぜた溶液に140℃でシアネートエ
ステルB (720g)を10分間かけて添加した。添
加が終了したら直ちに混合物をかきまぜながら100℃
に冷却した。10分後、混合物が100℃に達したら、
1.1−ジメチル−3−フェニルユリア40 gを添加
した。混合物を100℃で15分加熱攪拌し、平皿に排
出した。エビクロン8301ポリスルホンlシアネート
エステルB /1.1−ジメチル−3−フェニルユリア
からなる別の樹脂バッチtooo gを同様な方法でつ
くった。両樹脂バッチを一緒にし、80℃に暖め、離型
紙上に薄膜として被覆した。プレプレグ機械で加熱と圧
力の作用下に、樹脂を被覆紙から炭素繊維リボンへ移し
て、一方向プレプレグテープをつくった。最終プレプレ
グは147 gets2の繊維面積重量、36.8重量
Xの樹脂含有量、及び12インチの呼称幅をもっていた
。テープをつくるのに用いた繊維はポリアクリロニトリ
ル基盤の炭素繊維であり、730 ksiの引張り強度
、41.5 msiの引張弾性率、1.83/ccの密
度、0.44 getsのイールド(yield)、及
びトウ当たり12,000本のフィラメント数をもって
いた。室温で保存した未硬化プレプレグチーブは、14
日以上も粘着性とドレープ特性を保持し、本発明のユリ
ア硬化促進剤を取り入れたシアネートエステル処方剤の
すぐれた潜硬化性をここでも立証している。
一方向テープを重ねて、(0,±45.90)a−の配
向をもつ32Nの15′′×15”積層板とした。直進
的な硬化サイクル(77°F(25,0℃)から350
’ F(176,7℃)まで毎分3″’ F(1,7℃
)で上昇、350” F(+7f1.7℃)で2時間保
持、77°F(25,0℃)へ毎分3°F(1,7℃)
で冷却)を用いて、積層板をオートクレーブで100p
siの圧力下に硬化させた。硬化した積層板を4”x6
″の試験パネルに機械加工した。パネルは0.18イン
チの呼称厚さをもち、直径5/8インチの球形圧子をも
つカートナー型衝撃試験機(ガードナー研究所、メリー
ラント州ベテスダ)で、その中心に衝撃を与えた。衝撃
はWR維の面に垂直であった。
衝撃時、4”×6°′パネルは、合板を裏に当てたアル
ミニウム板の、3インチX5インチの切込みを付けた部
分に支持されていただけである。衝撃を与えられたパネ
ルの残留圧縮強度について、面外座屈からの縁を抑え込
んだ鋼鉄製取付は具の中で試験した。厚さ1インチ当た
り+5001n−1bの衝撃の後、試験パネルは31 
ksiの残留圧縮強度をもフていた。を←←汁 1シz°)”缶う1r′1ス3 横型かきまぜ機、温度計、及び不活性ガス肩出人口を(
Ia^た21/ツトルの三つ首フラスコにシアネートエ
ステルB (860g)を仕込んだ。
フラスコを100℃の油浴中に置き、エポキシDEN4
31(120g)を添加しながら内容物をかきまぜた。
生ずる溶液を100’Cて10分かきまぜた。次に1,
1−ジメチル−3−フェニルユリア20 gを添加し、
更に5分かきまぜを続けてから、樹脂を平皿に排出し、
冷却した。
ユリアで促進された樹脂を80℃に暖め、輻約フインチ
の細片にしたシリコーン処理済み離型紙に薄膜として被
覆した。炭素繊維リボンを樹脂被覆した離型紙の2Nの
間にはさみ、このサンドイッチ状のものをプレプレグ機
械で熱と圧力にかけることによって、一方向テープをつ
くった。プレプレグチーブは幅6インチであり、146
g1i12の1層維面積重量をもち、30.2重量2の
樹脂を含有した。
テープをつくるのに使用した繊維はポリアクリロニトリ
ル基盤の炭素繊維であり、730 ksiの引張り強度
、41.5 msiの引張弾性率、0.443層m(7
) イールド(yield)、及びトウ当たり12,0
00本のフィラメント数をもっていた。
一方向テープを重ねて167’jの一方向積層板(61
1x12”)とし、オートクレーブ中で次の硬化予定を
使用して硬化させた。
756F(23,9℃)から266’ F(130,0
℃)まで毎分3°F(1,7°C)で加熱。
266°F(130,0℃)に1時間保持。
266°F(130,0°C)から350” F(17
6,7℃)まで毎分3°F(1,7℃)で加熱。
350°F(176,7℃)に4時間保持。
350’ F(176,7℃)から77’ F(25,
0℃)まで毎分3°F(1,7°C)で冷却。
積層板を220℃の強制空気炉内で4時間後硬化させた
。 ASTM D−790に従って00の曲げ強さを測
定するため、後硬化済み積層板を試験クーポンに機械加
工した。3506F(176,7℃)で試験すると、積
層板は163 ksiの曲げ強さ、21.7 msiの
曲げ弾性率及び58.8Xのm維体積分率をもっていた
。別のクーポンを試験に先立って160″F(71,1
℃)の水中に2週間漬けておいた。350’ F(17
6,7℃)で試験時、この試料は!37 ksiの曲げ
強さと19.8m5iの弾性率をもっており、湿潤条件
下に高温で良好な性状保持を示した。
実施例24 実施例23てつくったプレプレグチーブを重ねて、((
±30)290)9の構造をもフた611 xt211
の10Nの積層板とした。積層板を実施例23のとおり
に硬化、後硬化させ、次に縁離層強度試験用に1”xl
o”の細片を切り取った。紳離層強度は複合材料靭性の
尺度である。試験の詳細は参考文献[ティー・ケイ・オ
ブライエン(T、に、 O’brien)、SAMPE
 、Iournal18巻4号、1982年7−8月、
8頁]に記述されている。
積層板の縁離層強度は32.2 ksiと測定された。
実施例25 実施例23でつくったプレプレグチーブを重ねて、(±
45)29の構造をもった6” x 12”の8層の積
層板とした。積層板を実施例23のとおりに硬化、後硬
化させ、次に、湿潤条件下に高温性状の保持を測定する
ために、1′”xlo”の細片を切り取った。標本を1
60’ F(71,1℃)で2週間水に漬けてから、イ
ンストロン試験機にかけて、剛性を測定した。湿潤条件
下の標本の張力剛性を室温と、350” F(176,
7℃)で(標本をこの温度に1分未満に加熱後に)測定
した。この試験で、湿潤条件に置かれた複合品は350
″’ F(176,7℃)で、ソノ室温剛性(7) 6
2Kを保持し、湿潤条件下の高温における優れた剛性保
持を示した。
実施例26 使用容積1ガロンのべ一カー=パーキンス・シグマ・ブ
レード・ミキサーにシアネートエステルA(4,0kg
)を仕込んだ。樹脂を140℃に加熱し、次に粉末ポリ
スルホン1.OJjを添加した。シアネートエステルポ
リスルホン混合物を配合し、140℃ですべてのポリス
ルホンが溶解するまで(2,5時間)加熱配合し、次い
で冷却して、ミキサーから取り出した。
シアネートエステルlポリスルホン溶液2.0 kgの
量を追加シアネートエステルA(2,0kg)と80℃
で1時間配合した。エポキシDEN 431(400g
)中の1−(4−クロロフェニル)−3−(3,4−、
’クロロフェニル)ユリ7160 gの分散液を添加し
、濱合を更に30分続けてから、樹脂処方剤を取り出し
て冷却した。
樹脂試料をブルックフィールド・サーモセル粘度計に入
れ、サーモセル温度を毎分1.1’Cの速度で上げなが
ら、混合物粘度を測定した。樹脂粘度は70℃で約10
0,000 cpsであった。最少粘度は135℃で2
,500 cpsであり、このあと粘度は、硬化中のユ
リア促進剤の影響のため上昇し始めた。
樹脂薄膜をシリコーン被覆した離型紙に流延した。プレ
プレグ機械で加熱と圧力の作用下に、樹脂を被覆紙から
炭素繊維リボンへ移して、一方向プレプレグテープをつ
くった。最終プレプレグは141 gem2の繊維面積
重量、38.4重量%の樹脂含有量、及U12インチの
幅をもっていた。テープをつくるのに使用した繊維はポ
リアクリロニトリル基盤の炭素繊維であり、350 k
siの引張り強度、57m5iの引張弾性率、0.36
 g/vaのイールド(yield)、及びトウ当たり
6,000本のフィラメント数をもっていた。この樹脂
でつくった一方向テープは15日より長く粘着性とドレ
ープ性状を保持した。
このように、本発明はシアネートエステル用の潜硬化性
促進剤としての有機ユリアル合物類の使用と、シアネー
トエステル及びユリアル合物類を含む熱硬化性処方剤の
使用にあることが見て取れよう。本発明の実施において
潜硬化性促進剤として有用なユリアル合物類は、N−置
換基として複数の有機基をもっている。これらの置換基
は、例えばアルキル、アルキレン、アラルキル、アリー
ル等のような脂肪族又は芳香族ヒドロカルビル基であり
うる。ヒドロカルビル基は、残りの成分と反応的でない
、ハロゲンのような追加の置換基も包含できる。シアネ
ートエステル処方剤は、更にこの技術で一般に行なわれ
ているように、共反応体、安定剤、繊維、色素等のよう
な材料を包含し、接着剤、塗料、含浸及び積層用樹脂、
及び封入用樹脂として有用である。本発明は限定的でな
いことを意図した種々の実施例によって例示されたが、
添付の特許請求の範囲に定義された本発明の精神と範囲
から逸脱せずに、変更と変動が可能であることは、当業
者に明らかであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シアネートエステルと構造式RR^1NCONR^
    2R^3をもつユリア化合物とを含む熱硬化性組成物[
    式中RとR^2は独立に水素とヒドロカルビル基からな
    る群から選ばれ、またR^1とR^3は独立に選ばれる
    ヒドロカルビル基である]。 2、ヒドロカルビル基がアルキル、アルキレン、アラル
    キル、及びアリール基からなる群から選ばれる、特許請
    求の範囲第1項の組成物。 3、シアネートエステルと、アルキルアリールユリア、
    アリールユリア及びそれらの混合物からなる群から選ば
    れるユリア化合物とを含む熱硬化性組成物。 4、ユリア化合物が1,1−ジメチル−3−フェニルユ
    リア、1,1−ジメチル−3−(4−クロロフェニル)
    ユリア、1,1−ジメチル−3−(3,4−ジクロロフ
    ェニル)ユリア、2,4−ビス(N,N−ジメチルユレ
    イド)トルエン、及びそれらの混合物からなる群から選
    ばれるアルキルアリールユリアである、特許請求の範囲
    第3項の組成物。 5、ユリアが1,3−ジフェニルユリア、1−(4−ク
    ロロフェニル)−3−(3,4−ジクロロフェニル)ユ
    リア及びそれらの混合物からなる群から選ばれるジアリ
    ールユリアである、特許請求の範囲第3項の組成物。 6、シアネートエステル100重量部と、アルキルアリ
    ールユリア及びアリールユリアからなる群から選ばれる
    ユリア化合物約0.5ないし約12重量部とを含む熱硬
    化性組成物。 7、ユリア化合物が1,1−ジアルキル−3−アリール
    ユリアと1,3−ジアリールユリアから選ばれる、特許
    請求の範囲第6項の組成物。 8、ユリア化合物が1,1−ジメチル−3−フェニルユ
    リア、1,1−ジメチル−3−(4−クロロフェニル)
    ユリア、1,1−ジメチル−3−(3,4−ジクロロフ
    ェニル)ユリア、2,4−ビス(N,N−ジメチルユレ
    イド)トルエン、1,3−ジフェニルユリア、1−(4
    −クロロフェニル)−3−(3,4−ジクロロフェニル
    )ユリア及びそれらの混合物からなる群から選ばれる、
    特許請求の範囲1項の組成物。 9、シアネートエステルが分子当たり複数のシアネート
    基をもつアリールシアネートエステルである、特許請求
    の範囲第8項の組成物。 10、シアネートエステルと、任意付加的に改質用樹脂
    、硬化用化合物類、熱可塑性樹脂、充填剤、強化用繊維
    、増粘剤及び安定剤を含む熱硬化性組成物において、ア
    ルキルアリールユリア、アリールユリア及びそれらの混
    合物からなる群から選ばれるユリア化合物の硬化促進剤
    を含有する組成物。 11、シアネートエステル、エポキシ樹脂とビスマレイ
    ミド樹脂とそれらの混合物とから選ばれる改質用樹脂、
    及びユリア化合物を含む特許請求の範囲第10項の熱硬
    化性組成物。 12、シアネートエステル、エポキシ樹脂とビスマレイ
    ミド樹脂とそれらの混合物とから選ばれる改質用樹脂、
    熱可塑性樹脂、及びユリア化合物を含む特許請求の範囲
    第10項の熱硬化性組成物。 13、シアネートエステル、エポキシ樹脂、熱可塑性樹
    脂、及び上記ユリア化合物を含む特許請求の範囲10項
    の熱硬化性組成物。 14、シアネートエステル、エポキシ樹脂、熱可塑性樹
    脂、強化用炭素繊維及び上記ユリア化合物を含む特許請
    求の範囲第10項の熱硬化性組成物。 15、複合品の形の特許請求の範囲第13項の熱硬化性
    組成物。 16、複合品が硬化される、特許請求の範囲第14項の
    熱硬化性組成物。
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