JPH01152212A - 転炉用フォーミング鎮静剤 - Google Patents

転炉用フォーミング鎮静剤

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JPH01152212A
JPH01152212A JP31270087A JP31270087A JPH01152212A JP H01152212 A JPH01152212 A JP H01152212A JP 31270087 A JP31270087 A JP 31270087A JP 31270087 A JP31270087 A JP 31270087A JP H01152212 A JPH01152212 A JP H01152212A
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JP
Japan
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sawdust
sedative
foaming
iron powder
converter slag
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Pending
Application number
JP31270087A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ichikawa
正 市川
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RIKEN KASEI KK
Original Assignee
RIKEN KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は転炉操業における鋼滓のフォーミングを鎮静さ
せるための鎮静剤に関する。
〔従来の技術〕
転炉操業においては鋼浴中より発生するガスのために鋼
滓のフォーミングが発生する。該フォーミングが発生す
ると、炉傾動は勿論、サンプリング、測温もできなくな
るので、作業能率上、該フォーミングを速やかに鎮静さ
せる必要がある。
かかるフォーミングを鎮静させるための鎮静剤としては
従来、次に述べるような理由からオガ屑の成型品が一般
的に使用されている。即ち、オガ屑は水分が5%程度に
なるまで乾燥されると非常に燃焼し易く、またそれ自体
結合剤となる樹脂分を含んでいるために成型し易いこと
等の理由から、オガ屑の成型品が広く使用されている。
また、軽量物質であるオガ屑を振巾に沈下させること等
を目的として、オガ屑に転炉滓等のオガ屑よりも比重の
大きい物質を添加して混合し、その混合物をオガ屑の樹
脂分によってそのまま成型したもの、或いは該混合物を
紙等のケースに収納したもの、或は該混合物を水ガラス
等の結合剤を用いて成型したもの等も広く使用されてい
る(例えば特開昭52−115716号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 然るに、鎮静剤がフォーミング鎮静効果を長時間にわた
って安定的に発揮し得る性能(以下鎮静剤の持続性とい
う)について上述した如き従来の鎮静剤をみた場合、該
鎮静剤に含まれるオガ屑が非常に燃焼し易いことがかえ
って前記持続性を低下させることとなり、またオガ屑と
転炉滓等の添加物との間の大きな比重差に基づいてその
両者が分離し易いために均一な混合物が得られない結果
、前記持続性を低下させることになるという問題があっ
た。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、フォーミング鎮静効果も十分に備
える上、その持続性も優れた転炉用フォーミング鎮静剤
を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る転炉用フォーミング鎮静剤は、オガ屑又は
木皮屑40〜60%、転炉滓40〜50%、鉄粉5〜1
0%及び粘土質物質3〜10%からなり均一混合が可能
なように粒度調整された原料が混合された上で成型され
てなることを特徴とする。
〔作用〕
かかる本発明の鎮静剤は、オガ屑又は木皮屑を適度に含
有するため、これが燃焼して発生するガスが鋼滓のフォ
ーミングを破泡し、それによってフォーミング鎮静効果
が生じる。またオガ屑の軽量物質に比して比重が十分に
大きい転炉滓及び鉄粉を適度に含有するため、本発明の
鎮静剤は、オガ屑等の軽量物質を多量に含みつつも環中
に有効に沈下し前記フォーミング鎮静効果を確実なもの
となすことができる。また転炉滓、鉄粉及び粘土質物質
がオガ屑又は木皮屑の燃焼を適度に抑えることとなり、
オガ屑又は木皮屑が適度に燃焼することによって鎮静剤
の持続性が低下するという従来の問題が解消される。ま
た本発明の鎮静剤は、オガ屑に含まれる樹脂分及び粘土
質物質の作用によって成形されたままの状態が十分に保
持されることになり、これによっても前記持続性が向上
する。しかも本発明の鎮静剤は均一混合可能なように粒
度調整された原料が混合された上で成型されたものであ
るため、原料各成分が鎮静剤内で均一に分布することと
なって上述の原料各成分がいずれも有効に作用すること
となる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明する
第1図は本発明に係る鎮静剤を製造するための装置を示
す模式的説明図である。図中2はオガ屑又は木皮屑(以
下オガ屑に代表させて単にオガ屑という)を装入した第
1原料槽を示しており、その底部からは前記オガ屑が第
1スクリユーコンベア3へ送出されるようになっている
。そして該オガ屑は、第1スクリユーコンベア3によっ
て下流側へ移送され、熱風発生炉1にて発生せしめられ
バタフライバルブ4を経て供給される熱風と共にケージ
ミル5内へ送給されるようになっている。
ケージミル5上には乾燥機6が連設されており、前記オ
ガ屑は熱風と共にケージミル5を経て乾燥機6内へ送り
込まれ、該乾燥機6内にてオガ屑は熱風によって適度に
乾燥させるようになっている。
そして乾燥されたオガ屑(以下乾燥オガ屑という)は乾
燥機6の下流側に配されたサイクロンセパレータ7によ
ってエアと分離され、該セパレータ7の下部に設けられ
たバルブエ1を経て乾燥原料貯槽12内へ送り込まれる
ようになっている。なお上述の如く分離されたエアは、
中途に高圧ターボファン9が介装され該ファン9によっ
て吸引排出力が付与されるエアダクト8によって煙突1
0へ送出され、該煙突10から系外へ排出されるように
なっている。
前記乾燥原料貯槽12の下方には、第2スクリユーコン
ベア13が配されており乾燥原料貯槽12の底部からは
前記乾燥オガ屑が第2スクリユーコンベア13へ送出さ
れ、該オガ屑は第2スクリユーコンベア13によって下
流側へ移送され、その下流端に配された混合機20内へ
供給されるようになっている。
該混合機20は第2図に示す如く、周囲にスクリュー羽
+llI20bが巻回装着されると共に回転自在なスク
リュー軸20aが1対対称的に並設されて要部が構成さ
れており、該混合機20には第2原料槽15内に送入さ
れその底部から送出される転炉滓、鉄粉(銑鉄粉等)及
び粘土質物質(ベントナイト等)もベルトコンベア14
によって下流側へ移送されて供給されるようになってい
る。
そして該混合機20においては、前記乾燥オガ屑と前記
転炉滓、鉄粉及び粘土質物質とがスクリュー軸20aの
回転によって混合され、その出口から送出されるように
なっているが、その混合物は、第3スクリユーコンベア
16及び第4スクリユーコンベア17によって複数の加
圧押出型の成型Ja18に夫々送給され、各成型機18
にて成型されるようになっている。
かかる装置を用いて本発明に係る転炉用フォーミング鎮
静剤を製造する場合、第1原料槽2内には、1mm以下
の大きさとなるように粒度調整して第2原料槽15内の
原料との均一混合を可能ならしめたオガ屑を装入する一
方、第2原料槽15内には上述のオガ屑との均一混合を
可能ならしめるべく粒度調整した原料、即ち60%以上
がl mm以下の大きさとなるようにしつつ全体として
3fl以下の大きさとなるように粒度調整した転炉滓と
100メツシュ以下の大きさとなるように粒度調整した
鉄粉と100メツシュ以下の大きさとなるように粒度調
整した粘土質物質とからなる原料を適宜比率で混合した
上で装入する。そして第1原料槽2内のオガ屑を乾燥機
6にて水分が5〜15%となるように乾燥した後、その
乾燥オガ屑中のエアをサイクロンセパレータ7にて分離
し、そのエアが分離された乾燥オガ屑を混合機20内へ
適量供給する。また該混合機20内には、転炉滓、鉄粉
及び粘土質物質が適宜比率で混合されたものも適量供給
される。
燃して、オガ屑、転炉滓、鉄粉及び粘土質物質からなる
原料が供給される混合機20内においては、これらの原
料が所定の比率、具体的にはオガ屑40〜60%(好ま
しくは50%)、転炉滓40〜50%(好ましくは42
%)、鉄粉5〜10%(好ましくは5%)、粘土質物質
3〜10%(好ましくは3%)、の比率に混合されるこ
ととなるが、各原料は夫々、上述の如く均一混合が可能
なように粒度調整されているため、混合機20内での原
料の混合は十分均一に行われていることとなる。
然して、所定比率に且つ十分均一に混合された原料はス
クリューコンベア16.17によって複数の成型機18
に夫々送給されて成型され、本発明に係る転炉用フォー
ミング鎮静剤が得られる。
かくして得られる本発明の鎮静剤は、オガ屑を40〜6
0%と適度に含有するため、これが燃焼して発生するガ
スが鋼滓のフォーミングを破泡し、それによってフォー
ミング鎮静効果が生じる。なお、該オガ屑の含有量が4
0%よりも少ない場合は上述の効果が殆ど生じず、また
60%よりも多い場合は鎮静剤の重量が軽くなって鎮静
剤が振巾に沈下し難しくなるので上述の範囲にオガ屑の
含有量を限定した。またオガ屑の乾燥機6による乾燥を
水分が5〜15%となるように行うのは、乾燥が不足し
て水分が15%よりも多く含まれる場合は成型時に水蒸
気が発生してこれが突出し、成型機18による成型がで
きなくなるからであり、水分が5%よりも少なくなる程
度まで過度乾燥する場合は経済性が悪い上、乾燥原料貯
槽12内での発火のおそれが生じるからである。
また前記本発明の鎮静剤は、転炉滓を40〜50%と適
度に含有するため、該転炉滓が鎮静剤に適当な重量を付
加して鎮静剤を振巾に沈下させることができるようにな
る上、オガ屑中に分散してその燃焼を適度に抑えること
となる。しかも転炉滓中に混合してもその成分変動が生
じないという利点がある。なお、該転炉滓の含有量を上
述の如く限定したのは、それが40%よりも少ない場合
は鎮静剤に重量を付加するのが不十分となって鎮静剤を
振巾に沈下させる効果が不十分となり、またオガ屑の燃
焼を適度に抑える効果も不十分となるからである。また
前記含有量が50%よりも多い場合はオガ屑の燃焼が過
度に抑えられてその燃焼によるガス発生が少なくなって
それによるフォーミング鎮静効果が不十分となるからで
ある。なお、該転炉滓は原料の段階でその水分含有量を
1%以下にしておくのが好ましい。
また前記本発明の鎮静剤は、鉄粉を5〜10%と適度に
含有するため、該鉄粉が鎮静剤に適当な重量を付加して
鎮静剤を振巾に沈下させることができるようになる。ま
た該鉄粉は原料の段階で上述の如<100メツシュ以下
の大きさの微粉とされているため、嵩比重が低くなり、
また混合時にオガ屑内に分散し易くオガ屑の燃焼を効率
よく抑制する。また鉄粉は振巾の酸素(該酸素は鋼滓の
フォーミングの原因となる)を消費するためにフォーミ
ング鎮静効果が生じる。
なお、該鉄粉の含有量を上述の如く限定したのは、それ
が5%よりも少ない場合は前記持続性を向上させる効果
が認められなくなるからであり、またそれが10%より
も多い場合は鎮静剤の重量が過大となるからである。な
お、該鉄粉も原料の段階でその水分含有量を1%以下に
しておくのが好ましい。
また前記本発明の鎮静剤は、粘土質物質を3〜10%と
適度に含有するため、該粘土質物質は、不燃物として作
用しオガ屑の燃焼を適度に抑制する上、結合剤としてオ
ガ屑中の樹脂分の不足を補い、成型後の鎮静剤を強固な
ものとする。また該粘土質物質は原料の段階で上述の如
<100メツシュ以下の微粉にされているため、混合時
にオガ屑内に分散し易(なる。なお、該粘土質物質も原
料の段階でその水分含有量を1%以下にしておくのが好
ましい。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明に係る転炉用フォーミング鎮
静剤は、オガ屑又は木皮屑を適度に含有するためにその
燃焼によるフォーミング鎮静効果を十分に発揮すること
ができる上、転炉滓、鉄粉及び粘土質物質を適度に含有
するために前記燃焼を適度に抑制してその持続性が向上
する。また粘土質物質がオガ屑等の樹脂分を補って鎮静
剤の成型性を向上させ、その持続性を向上させる。しか
も原料が粒度調整された上で混合されているため、十分
均一に混合された上で成型されることとなり、上述の効
果をより確実に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る転炉用フォーミング鎮静剤を製造
するための装置を示す模式的説明図、第2図は該装置に
含まれる混合機の要部を示す平面図である。 2・・・第1原料槽 3.13.16.17・・・スク
リューコンベア 6・・・乾燥機 15・・・第2原料
槽 20・・・混合a  18・・・成型機 特 許 出願人  リケン化成株式会社代理人 弁理士
  河 野  登 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オガ屑又は木皮屑40〜60%、転炉滓40〜50
    %、鉄粉5〜10%及び粘土質物質3〜10%からなり
    均一混合が可能なように粒度調整された原料が混合され
    た上で成型されてなることを特徴とする転炉用フォーミ
    ング鎮静剤。 2、前記原料は、オガ屑又は木皮屑を1mm以下の大き
    さとなるように粒度調整し、転炉滓をその60%以上が
    1mm以下の大きさとなるようにしつつ全体として3m
    m以下の大きさとなるように粒度調整し、鉄粉を100
    メッシュ以下の大きさとなるように粒度調整し、且つ、
    粘土質物質を100メッシュ以下の大きさとなるように
    粒度調整することにより、その均一混合を可能ならしめ
    てある特許請求の範囲第1項記載の転炉用フォーミング
    鎮静剤。
JP31270087A 1987-12-09 1987-12-09 転炉用フォーミング鎮静剤 Pending JPH01152212A (ja)

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JP31270087A JPH01152212A (ja) 1987-12-09 1987-12-09 転炉用フォーミング鎮静剤

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JP31270087A JPH01152212A (ja) 1987-12-09 1987-12-09 転炉用フォーミング鎮静剤

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JP (1) JPH01152212A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10015186B4 (de) * 1999-03-29 2005-01-20 Fuji Photo Optical Co., Ltd., Omiya Objektivfassung
JP2016056409A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 山本商事株式会社 フォーミング抑制材、フォーミング抑制材の製造方法及びフォーミング抑制材の製造プラント

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