JPH01148841A - 織機のよこ糸を準備する方法及びこの方法を用いる織機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、織機のよこ糸（ｗｅｆｔ）を準備する方法、
即ち、一定の長さのよこ糸を糸挿入機構に呈示し、製織
サイクル毎に、一定の長さのよこ糸を、織機の杼口（ｓ
ｈｅｄ）に挿入する方法に関する。また本発明は、この
方法の実施に直接使用する織機にも関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕一定の
長さのよこ糸を製織サイクル毎に、供給する１つの公知
の方法では、プリワインダー（ｐｒｅｗｉｎｄｅｒ）に
よこ糸を巻き、挿入の都度、とりわけ、本出願人の米国
特許第４６７３００４号で公知のとおり、前記プリワイ
ンダーから、一定の巻き回数分を解放している。

しかるに、この様なプリワインダーには、よこ糸をプリ
ワインダートラムから抜き取るのに要する力が、相対的
に強く、杼口に挿入する間に糸に加わる張力が高く、し
かも、杼口に挿入される間に糸に制動力が加わり、糸が
杼口に挿入される速度が制限されるという欠点がある。

よこ糸を供給する別の公知の方法では、よこ糸が壁面に
置かれるよこ糸アキュームレータを用いている。この事
例は、よこ糸が、送風ノズルによって円筒の内面壁にら
せん状に置かれてから、一定の長さのよこ糸が、断続的
に前記円筒から抜き出される糸アキュームレータである
。その都度、一定の長さのよこ糸を正確に解放するため
の調節は、本出願人のオランダ国特許出願第８８０２７
４１号で公知のとおり、例えば、正確な長さの糸が、糸
挟みが閉じられると同時に糸供給ローラーによって解放
されるような、糸挟み及び適切に制御されている糸供給
ローラーによって得られる。

このようなよこ糸アキュームレータ機構にはよこ糸を円
筒から抜き出すために克服されなければならない抵抗が
、極めて低いという利点があるが、一定の長さのよこ糸
を正確に解放するために、上記の糸供給ローラー及び糸
挾みの極めて精密な制御を必要とするという欠点がある
。

〔発明の目的〕

本発明は、上記の欠点を組織的に排除する織機のよこ糸
を準備する方法を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するために、本発明に係る織機のよこ糸
を準備する方法、即ち、実質的によこ糸を連続して２個
の糸アキュームレータ（ｔｈｒｅａｄ　ａｃｃｕｍｕｌ
ａｔｏｒｓ）　、特に挿入の都度、所要の糸の長さに等
しい長さの糸を解放するプリワインダーに導系し、次に
プリワインダニよりもドローオフ抵抗が低い糸アキュー
ムレータに導系することからなり、前記アキュームレー
タが、少なくとも解放された前記の長さから成る糸の蓄
積を行うことを特徴とする織機のよと糸を準備する方法
を提供する。

好適な実施態様においては、２番目の糸アキュームレー
タは、よこ糸が、送風ノズルによって、円筒の内面壁に
、らせん状に置かれている型式である。

〔作用及び本発明の効果〕

本発明による方法を用いる結果、挿入の都度、よこ糸の
初めの部分は、前記の２番目のアキュームレータの蓄積
系から取り出されるが、一方、よこ糸の最後の部分は、
プリワインダーから取り出される。この方法には、糸の
初めの部分が、ドローオフ抵抗の極めて少ない糸挿入装
置によって杼口内に挿入でき、したがって糸の制動が殆
んどなく、極めて高速で糸を杼口内に挿入できるという
特別な利点がある。２番目の糸アキュームレータからの
蓄積糸がすべて杼口内に挿入されると、残りの所要の長
さの糸が、プリワインダーから直接抜き出される。この
方法は、次に、糸の長さが、プリワインダーの磁気ピン
によって制御できることと、糸がプリワインダーから抜
き取られる時に受ける糸の抵抗が高いために、よこ糸は
、挿入の゛末端で除々に制動されるので、挿入の末端で
、糸が切断される可能性は比較的に少ないということの
利点がある。

〔実　施　例〕

本発明の特徴を例示として説明するために、添付図面を
参照して、本発明の方法を下記に説明するが、本発明は
何らそれらに限定されるものではない。

第１図に示すとおり、本発明は、実質的に２個の糸アキ
ュームレータの組合せ、例えば挿入の都度、一定の長さ
の糸を解放し、挿入の長さを決めるプリワインダ−１と
、糸の移動方向に後続して配置される糸アキニームレー
タであらて、前記の長さ（即ち、１回の挿入の最高の長
さまで）を部分的に取り上げて、ドローオフ抵抗を決め
る円筒状糸アキュームレータ２と、を用いる。ここで使
用するプリワインダー１は、公知のとおり、相互に関連
して回転可能な巻取りアーム（ｗｉｎｄｉｎｇ　ａｒｍ
）　　３と、プリワインダートラム４と、からなる。プ
リワインダートラム４に沿って、よこ糸の挿入端部を決
め、解放される巻き回数分の糸を制御する磁気ビン５が
ある。プリワインダー１の円周には、数本のビン５があ
り、妨げとなるものは何もない。円筒状糸アキュームレ
ータ２は、実質的に、手前に送風ノズル（ｂｌｏｗｅｒ
　ｎｏｘｘｌｅ）　７と、後方に、糸挟み（ｔｈｒｅａ
ｄ　ｃｌｉｐ）　８を有する穴あき管６からなり、この
糸挾みが、挿入の始まりを決める。本発明に係る方法を
実施するために、２つの糸アキュームレータ装置１及び
２．特に磁気ピン５及び糸挟み８は、下記のとおり、制
御装置９によって、適切に制御される。ピン５及び／又
は糸挟み８は、電磁的に作動できる。

最後に、第１図は、多くの他の構成部品、即ち、例えば
供給パッケージ（図示せず）からの糸供給装置１０、よ
こ糸１１、主ノズル１２゜スレー（ｓｌｅｙ）　１３、
リード（ｒｅｅｄ）　１４、杼口１５及びカッター１６
の様な糸挿入機構も示す。

本発明に係る方法の目的は、よこ糸の正確な長さしを、
製織サイクルの都度、杼口に挿入することにある。これ
は、下記のとおり、達成されるのが望ましい。

第１図において、糸蓄積１８は、プリワインダ−１に継
続的に形成される。磁気ビン５が解放しであるので、よ
こ糸１１も、プリワインダー１から円筒６に導入される
。糸挟み８はこの時点では閉じた状態で、糸の蓄積１７
が形成されることに注意されたい。

次に、糸挟み８が開いて、第２図に示すとおリ、よこ糸
１１の、杼口１５内への挿入が始まる。

よこ糸１１の挿入の間、第３図に示す状態に達し、よこ
糸１１が、よこ糸アキュームレータ２の中で、引っ張ら
れた状態で伸び、糸の先端１９は、杼口１５の受入れ側
から少し離れた状態である。直接的結果として、よこ糸
１１の最後の部分は、プリワインダー１から直接取り出
される。その結果、プリワインダ−１のドローオフ抵抗
が大きいので、挿入の終りで好ましい、よこ糸１１の速
度が徐々に減少してくる。

上記の挿入の長さしと一致する巻き回数が解放されると
同時に、第４図に示すとおり、磁気ビン５が閉じ、その
結果、先端１９が、杼口２０の端部に位置し、所要の挿
入長さしが、挿入される。

次に、第５図に示すとおり、糸挟み８を閉じ、磁気ピン
５を開いて、新しい糸蓄積１７が円筒１６内で始まり、
再度、第１図の状態に復帰する。

このようにして、発明の詳細な説明の欄の冒頭で述べた
すべての利点が得られ、即ち、糸挟み８の精密な制御は
必要でなく、よこ糸１１は、実質的に極めて低いドロー
オフ抵抗で杼口１５に挿入されることは明白である。

本発明に係る方法の操作中、磁気ピン５は、よこ糸挿入
の終止を決め、一方糸挟み８は、この挿入の開始を決め
る。

磁気ピン５と糸挟み８の相対的位置は、連続して下記の
とおりとなる。

■　糸挟み８閉じかつ磁気ビン５閉じる■　糸挟み８閉
じかつ磁気ビン５開く ■　糸挟み８開きかつ磁気ピン５開く ■　糸挟み８開きかつ磁気ビン５閉じる■　糸挟み８閉
じかつ磁気ビン５閉じる完壁を期するために、例えば、
送風ノズル７のみが、磁気ピン５が開いている時に、作
動することにも注意すべきである。送風ノズル７は、い
かなる場合にも、磁気ピン５が、閉じる直前に停止する
。主インジェクターノズル１２は、糸挟み８が開くとす
ぐに作動するか、糸挟み８が開くわずかに前から磁気ピ
ン５が閉じるまで作動するか、磁気ピン５が閉じるわず
かに前又は後まで作動する。カッター１６は、例えば、
糸挟み８が閉じるわずかに後に、よこ糸１１を切断する
。

磁気ピン５及び糸挟み８は、種々の方法、例えば、米国
特許第４６７３００４号の記載と同様の方法で制御でき
る。

本発明は、例示として説明し、図面で示した実施例に限
定するものではなくて、この様な方法は、本発明の範囲
内で、様々な変形態様で、実施できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は、本発明に係る方法の種々の作動段
階を図示する。 １・・・プリワインダー ２・・・（円筒状）糸アキュームレータ３・・・巻取り
アーム ４・・・プリワインダートラム ５・・・磁気ピン　　　　　６・・・穴あき管７・・・
送風ノズル　　　　８・・・糸挟み９・・・制御装置　
　　　１０・・・糸供給装置１１・・・よこ糸 １２・・・主ノズル（糸挿入機構） １３・・・スレー　　　　　　１４・・・リード１５・
・・杼口　　　　　　１６・・・カッター１７．１８・
・・蓄積　　　１９・・・先端他３名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　よこ糸（１１）が、糸供給装置（１０）から糸挿入
   機構（１２）に、断続的にその都度一定の長さで解放さ
   れる、織機のよこ糸を準備する方法において、よこ糸（
   １１）を継続して２個の糸アキュームレータを通って導
   系すること、特 に、挿入の都度、所要の糸の長さと一致する、長さの糸
   を解放するプリワインダー（１）を先づ通り、次にドロ
   ーオフ抵抗が、プリワ インダーのドローオフ抵抗よりも低い糸ア キュームレータ（２）を通って導系し、この糸アキュー
   ムレータ（２）が、少なくとも解放された前記の長さの
   一部を構成する糸蓄積（１７）を行なうことを特徴とす
   る織機のよこ糸を準備する方法。 ２　２番目の糸アキュームレータ（２）が、送風ノズル
   （７）によって、よこ糸（１１）が、円筒（６）の内面
   壁に、らせん状に置かれる型式であることを特徴とする
   請求項１に記載の方 法。 ３　糸アキュームレータ（２）の糸蓄積（１７）が、１
   回の挿入に要する糸の長さ（Ｌ）に等しいことを特徴と
   する請求項１又は２に記載の方法。 ４　糸アキュームレータ（２）の糸蓄積（１７）が、１
   回の挿入で解放される糸の長さ（Ｌ）以下であることを
   特徴とする請求項１又は２に記載の方法。 ５　糸の抜きとりが、少なくとも１本の磁気ピン（５）
   で制御され、糸アキュームレータ（２）に続いて糸挟み
   （８）があり、それに続いて、少なくとも１本の主ノズ
   ル（１２）により、よこ糸（１１）が、杼口（１５）に
   挿入されるプリワインダ（１）を使用する際に、製織サ
   イクル毎に連続して、磁気ピン（５）を開いた状態に、
   糸挟み（８）を閉じた状態に保って、糸蓄積（１７）が
   、糸アキュームレータ（２）に形成されることと；杼口
   （１５）への糸挿入の始めに前記糸挟み（８）を開くこ
   とと；長さ（Ｌ）が解放されると同時に、磁気ピン（５
   ）を閉じることと；プリワインダー（１）の磁気ピン（
   ５）が、再び開くと直ちに完全なサイクルが、再度開始
   できるように上記の糸挟み（８）を閉じること；とから
   なることを特徴とする請求項１又は２に記載の方法。 ６　連続して２個の糸アキュームレータを具備し、１番
   目の糸アキュームレータが、巻糸 が、巻取りアーム（３）により巻きとられ、磁気ピン（
   ５）により解放されるプリワインダードラム（４）と、
   からなるプリワインダー（１）で形成され、２番目の糸
   アキュームレータ が、よこ糸（１１）が、送風ノズル（７）により面壁に
   置かれ、糸の自由端に、糸挟み（８）がある糸アキュー
   ムレータ（２）で形成されていることを特徴とする請求
   項１乃至５のいずれか１つに記載の方法を用いる織機。 ７　２番目の糸アキュームレータ（２）が、よこ糸（１
   １）が、らせん状に蓄積される円筒（６）からなること
   を特徴とする請求項６に記載の織機。 ８　１番目の糸アキュームレーター（１）が、少なくと
   も１本の磁気ピン（５）を具備していることを特徴とす
   る請求項６又は７に記載の織機。 ９　２番目の糸アキュームレータ（２）が、糸挟み（８
   ）を具備していることを特徴とする請求項６乃至８のい
   ずれか１つに記載の織機。