JPH01135714A - クリーム状皮膚洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、すすぎの際に迅速にぬめり感を消失させるこ
とができ、また低温においても外観上の劣化を生じるこ
とがなく、しかも高い皮膚安全性を示す新規なりリーム
状皮膚洗浄剤に関するものである。

従来の技術 Ｎ−アシル酸性アミノ酸系界面活性剤を主成分とした洗
浄剤は公知であり、皮膚に対する刺激性が低く、優れた
洗浄力を有するために、一般人用としてだけでなく、皮
膚敏感症の人や皮膚病患者の間でも広く用いられている
。

このように、Ｎ−７シル酸性アミノ酸系界面活性剤は、
皮膚に対しては穏やかな作用を示し、安全に使用できる
反面、泡のクリーミイ性が低く滑らかな使用感が得られ
ないとか、すすぎ時にいつまでもぬるぬるした感じが残
り、さっばりした感触が得られないという欠点を有して
いる。

この上うなＮ−アシル酸性アミノ酸系界面活性剤の欠点
を改善するために、両性界面活性剤を添加したらの（特
開昭４８−５６２０５号公報、特開昭４８−５６７０８
号公報）、レシチンを添加したもの（特開昭５０−７０
４１０号公報）、アルキルリン酸エステル塩を添加した
もの（特開昭５４−１２０６１０号公報）、カチオン化
多糖類を添加したもの（特開昭５５−６５２９８号公報
）、高級脂肪酸を添加したもの（特開昭５６−１０６９
９９号公報）などが提案されているが、これらのものに
おいても、泡の感触が若干改善されるだけで、すすぎ性
については十分満足しうる結果は得られていない。

池方、市販品の中には、大量の脂肪酸アルカリ塩を配合
して泡の感触やすすぎ性を改善したものらあるが、この
ように大量の脂肪酸アルカリ塩を配合すると、Ｎ−アシ
ル酸性アミノ酸系界面活性剤が本来有している低刺激性
がそこなわれるのを免れない。

さらに、最近Ｎ−アシル酸性アミ／酸の一価金属塩の一
部を多価金属塩に変えることにより使用感を向上させた
皮膚洗浄剤が提案されているが、このものについても前
記したすすぎ性についての問題が残っている上に、この
ものは低温下で長時間保存すると外観上の劣化を生じ、
商品価値の定価を招くという欠点を有する。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来のＮ−アシル酸性アミノ酸塩を主成分と
するクリーム状皮膚洗浄剤がもつ低刺激性や良好な使用
感をそこなうことなく、そのすすぎ性及び低温安全性を
改善することを目的としてなされたものである。

問題点を解決するための手段 本発明者らは、Ｎ−アシル酸ミ／酸系界面活性剤、特に
Ｎ−アシル酸性アミ／酸のアルカリ金Ｆ％塩又１土有磯
アミン塩の一部をその多価金属塩で置換したものを主成
分とし、皮膚安全性及びすすぎ性が佼れ、かつ低温下に
おける安全性の良好なりリーム状皮膚洗浄剤を開発する
ために鋭意研究を重ねた１１Ｙｆｆｉ、特定量のポリオ
キシエチレングリセリンエステル系ノニオン活性剤を併
用することにより、その目的を達成しうろことを見出し
、この知見に基づいて本発明をなすに至った。

すなわち、本発明は、Ｎ−アシル酸性アミノ酸のアルカ
リ金属塩又は有機アミン塩と、Ｎ−アシル酸性７ミ７酸
の多価金属塩とを含有するクリーム状組成物に対し、そ
の全量に茫づき１〜１０重量％のｊ別合でポリオキシエ
チレングリセリンエステル系ノニオン活性剤を配合した
ことを特徴とするクリーム状皮膚洗浄剤を提供するらの
である。

本発明におけるＮ−アシル酸性アミノ酸のアルカリ金属
塩又は有機アミン塩としては、従来のクリーム状皮膚洗
浄剤の主成分として用いられているものの中から任意に
選択して用いることができる。

このような乙のとしては酸性アミノ酸すなわち、２個又
はそれ以上のカルボキシル基と１個のアミノ基をもつア
ミノ酸、例えばグルタミン酸、アスパラギン酸などのア
ミノ基に炭素数１０〜２４の長鎖アシル基、例えばラウ
ロイル基、バルミトイル基、ミリストイル基、オレオイ
ル基、フコイル基などが結合した化合物のナトリウム塩
、カリウム塩のようなアルカリ金属塩、あるいは低級ア
ルキルアミン塩、アルカノールアミン塩、塩基性アミノ
酸塩のような有機アミン塩を挙げることができる。これ
らは単独で用いてもよいし、また２種以上の混合物とし
て用いてもよい。

これらのＮ−アシル酸性アミノ酸のアルカリ金属塩又は
有機アミン塩の含有量としては、従来の場合と同様の範
囲、例えば洗浄剤全量に基づき１０〜５０重量％、好ま
しくは１５〜３５重量％の範囲が適当である。

次に、ドアシル酸性アミノ酸の多価金属塩としては、前
記したＮ−アシル酸性アミ／酸のアルカリ金属塩又は有
機アミン塩に対応する多価金属塩例えばベリリウム塩、
マグネジ・ンム塩、カルシ・ンム塩、バリウム塩、亜鉛
塩、アルミニウム塩などが用いられる。これらの多価金
属塩は単独で用いてもよいし、また２種以上の混合物と
して用いてらよい。

この多価金属塩の含有量ら、従来の場合と同様の範囲、
例えば洗浄剤全量に基づき（）、２〜；３重量％、好ま
しくは０．８〜２重量％の範囲で・選ばれる。

この多価金属塩は、ｎ？１記したＮ−アシル酸性アミノ
酸のアルカリ金属塩又は育成アミン塩に、多価金属の可
溶性化合物、例えば塩化カルシヴム、硫酸マグネシウム
、硫酸アルミニウム、塩化亜鉛、塩化マグネシウムなど
を必要量添加し、反応させて、アルカリ金属塩又は有機
アミン塩の一部を多価金属塩に変換させることによって
、洗浄剤中に含有された状態で形成させるのが有利であ
る。

本発明においては、上記のＮ−アシル酸性アミノ酸の塩
を含むクリーム状組成物に対し、ポリオキジエチレング
リセリンエステル系ノニオン活性剤を配合することが必
要である。このノニオン活性剤としては、グリセリンと
、炭素数６〜２４の長鎖脂肪酸例えばステアリン酸、イ
ソステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、アラキシン酸、ベヘニン酸とから誘
導されるモノエステル又はジエステルにエチレンオキシ
ド５〜４０モル、好ましくは１０〜２０モルを付加した
もの、あるいは、グリセリンにエチレンオキシド１０〜
５０重量モル、このましくは２０〜４０モルを付加した
ポリオキシエチレングリセリンと前記した長鎖脂肪酸と
から誘導されたモ／−、シー又はトリエステルなどが用
いられる。この上うなノニオン活性剤の例としては、イ
ソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイ
ンステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリス
テアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリオレイ
ン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノステアリン酸
ポリオキシエチレングリセリンエステル、ノステアリン
酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレン
グリセリルピログルタミン酸イソステアリン酸ジエステ
ルなどを挙げることができる。これらの７ニオン活性剤
は単独で用いてもよいし、また２種以上の混合物として
用いてもよい。

本発明においては、このポリオキシエチレングリセリン
エステル系ノニオン活性剤をその全量当り１〜１０重景
％重量ましくは３〜７重量％の割合で配合される。この
量が１重量％に満たない場合は、すすぎ時におけるぬめ
り感の除去や低温時における外観の劣化防止が十分に行
われなくなる。

また、この置方弓Ｏ重量％よりも多くなると、泡立ち、
洗浄力の低下を生じる。

本発明の洗浄剤は、あらかじめ製造したＮ−アシル酸性
アミノ酸のアルカリ金属塩又は有機アミン塩と、Ｎ−ア
シル酸性アミノ酸の多価金属塩とを所定の割合で混合し
たのち、ポリオキシエチレングリセリンエステル系ノニ
オン活性剤の所定量を添加し、加熱下に溶解混合し、冷
却する方法、Ｎ−７シル酸性アミノ酸にアルカリ金属水
酸化物と多価金属例えばアルカリ土類金属の水酸化物と
を同時に加えて中和したのち、ポリオキシエチレングリ
セリンエステル系ノニオン活性剤の所定量を添加し、加
熱下に溶解し、冷却する方法などにより調製することも
できるが、Ｎ−アシル酸性アミノ酸のアルカリ金属塩又
は有機アミン塩に、計算量の可溶性多価金属化合物例え
ば水溶性アルカリ土類金属塩を加え、イオン交換させて
アルカリ金属塩又は有機アミン塩の一部を多価金属塩に
変えたのち、ｆ、　’Ｊ　、ｔ　キシエチレングリセリ
ンエステル系ノニオン活性剤を加え、加熱下に均一に溶
解混合し、冷却することにより調製するのが有利である
。

本発明の皮膚洗浄剤には、前記の成分のほか、通常のク
リーム状洗浄剤に慣用されている各種添加剤、例えば湿
潤剤、乳化剤、分散剤、安定剤、酸化防止剤、殺菌剤、
黒磯塩類、着色剤、香料などを必要に応じ配合すること
ができる。

発明の効果 本発明によれば、Ｎ−アシル酸性アミノ酸系界面活性剤
が有する高い皮膚安全性をそこなわれずに、すすぎ性、
低温安全性が著しく改善されたクリーム状皮膚洗浄剤を
得ることができる。

実施例 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。

なす３、各側に示す物性の評価は以下のようにして行っ
たものである。

（１）　　泡立ち性 女性２０名をパネラ−として用い、手及び顔での泡立ち
について官能試験を行い、次の基準で評価した。

◎：すばやく泡立ち、泡の量も豊富でなかなかこわれな
い。

○：泡立ち及び泡の量が適度である。

Δ：少し泡立つがすぐに泡が２ｉＶ失する。

Ｘ：はとんど泡立たない。

（２）すすぎ性 女性２０名をパネラ−として用い、洗顔による官能試験
を行い、次の基準で評価した。

◎：ＶＪ単なすすぎにより簡単にぬめりが消失する。

○：すすぎ回数を増やすことにより、ぬめりが消失する
。

Δ：多数回すすがないとぬめりが消失しない。

Ｘ：いつまでもぬめりが残り不快である。

（３）　クリームの外観 ０°Ｃの高温槽に１０日間放置された洗浄剤のつやと結
晶の析出を肉眼により以下の基準で測定した。

◎：良　　好 ○：つやはやや劣るが結晶の析出等は認められない。

△：つやは？ｔ’ｉ滅し、微小な結晶の析出が認められ
る。

×：著しい結晶の析出が認められる。

実施例Ｉ Ｎ−ミリストイルグルタミン酸ナトリウム２０重量部、
プロピレングリコール１５重量部、ポリエチレングリコ
ール１０重量部、ソルビタンセスキオレエート１重量部
、バルミチン酸２重量部及び硫酸マグネシウムとモノス
テアリン酸ポリオキシエチレングリセリン（］ＯＥ、Ｏ
，）の異なった量と全量力１００重量部になるまでの精
製水を含むクリーム皮膚洗浄剤を以下のようにして調製
した。

すなわち、トミリストイルグルタミン酸ナトリ”ンム、
プロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコール
及び硫酸マグネシウムの所定量を精製水とともに、ビー
カーに入れて混合し、加熱溶解することにより、７０°
Ｃの混合物日）を調製する。

別に、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン
（ＩＯＥ、０．）、ソルビタンセスキオレエート及びバ
ルミチン酸の所定量をビーカーに入れ、加熱溶解して、
混合物（Ｉｔ）を調製する。

次いで、混合物日）に混合物（ＩＩ）を添加し、７０℃
において１０分間かきまぜで、均質化したのち、かきま
ぜながら室温まで冷却し、クリーム状皮膚洗浄剤を調製
した。

このようにして、得られた洗浄剤の性能と物性を第１表
に示す。

この表から分るように、モノステアリン酸ポリオキシエ
チレングリセリンの量が１〜１０重景％重量囲外である
と、たとえＮ−ミリストイルグルタミン酸マグネシウム
塩が適性量であっても満足できる物性を示さない。

実施例２ 第２表に示す成分を用い、実施例１と同様にして、クリ
ーム状皮膚洗浄剤を調製した。このようにして得た試料
の性能及び物性を第２表に示す。

この表から分かるように、黒磯二価金属塩及びＩ’ＯＥ
グリセリンエステル系／ニオン活性剤を含有する本発明
組成物（Ｎｏ、　１．２　）は性能、物性ともに良好で
あるが、池の無機塩を用いたもの（Ｎｏ、　３　、４　
。

７）及び池のＰＯＥグリセリンエステル系７ニオン活性
剤を用いたもの（Ｎｏ、５，６．７）はいずれら性能又
は物性は良くなかった。

実施例３ 実施例１と同様にして次に示す重量組成をもつクリーム
状皮膚洗浄剤を調製した。これらはいずれらすすぎ時の
ぬめりの消失性及び低温での外観において優れていた。

（１）処方Ａ Ｎ−ミリストイルグルタミン酸ナトリウム２０．０重量
％ Ｎ−ココイルザルコシンナトリウム　５．０重ｆｆｉ％
ミリスチン酸ナトリウム　　　　　３．０重量％プロピ
レングリコール　　　　　　１５．０重量％ポリエチレ
ングリコール＃　１５００　１０，０重量％ソルビタン
モノオレー）　　　　　　１　、　Ｏｍ　ｆｆｉ　％モ
アステアリン酸ＰＯＥ（１０） グリセリン　　　　　　　　　　　　３．０重量％硫酸
マグネシウム　　　　　　　　０．５重量％香　　　　
　料　　　　　　　　　　　　　　０．３重量％精　　
製　　水　　　　　　　　　　　　　４２．２重量％（
２）処方Ｂ Ｎ−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム１８．０重量％ Ｎ−硬化牛脂脂肪酸グルタミン酸 ナトリウム　　　　　　　　　　　　５．０重量％ラウ
リン酸　　　　　　　　　　　　３．０重量％ラウリン
酸プロピレングリコール　１．０重量％ヤシ油脂肪酸ジ
ェタノールアミド　１．０重量％プロピレングリコール
　　　　　　２０．０ｍｆｆ１％ソルビトール　　　　
　　　　　　　８．　Ｏｆｉ量％トリオレイン酸ＰＯＥ
（４０）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　Ｎ−アシル酸性アミノ酸のアルカリ金属塩又は有機
   アミン塩と、Ｎ−アシル酸性アミノ酸の多価金属塩とを
   含有するクリーム状組成物に対し、その全量に基づき１
   〜１０重量％の割合でポリオキシエチレングリセリンエ
   ステル系ノニオン活性剤を配合したことを特徴とするク
   リーム状皮膚洗浄剤。