JPH01133195A - 設備管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、計算機とＩＣカード付きハンディターミナル
を用いてプラント設備の管理、保修を行なう設備管理装
置に関する。

（従来の技術） 一般に、火力発電プラントの運転、監視には、ユニット
計算機が用いられており、各プラント設備のプロセス量
はアナログ入力、接点入力、パルス入力等により、計算
機にとりこまれ計算機にて吟視又は制御が行なわれてい
る。しかしながら各プラント設備のうち、すべての信号
を計算機にとりこむことが難しいプロセス量がある１例
えば現場機器の油もれや蒸気リークがこれに当り通常は
、パトロール員にて定期的なパトロールが行なわれ、各
機器の状態をチエツクし記録している。パトロール終了
後、パトロール結果の報告書作成や各機器に故障又は異
常があった際には保修伝票の作成等を行なうが、これら
は全て手作業で行なっていた為、作業時間及び作成内容
に個人差が生じていた。又、保修員が保修伝票により機
器の修理を行なうわけであるが、この際に修理対象機器
の過去の修理履歴を調査するにも時間がかかり、設備保
守カルテ等の作成も手作業であり個人差が生じていた。

（発明が解決しようとする問題点） 以上、従来の技術によればプラントのパトロールによる
各機器のチエツク、パトロール報告書の作成、保修伝票
の作成や修理対象機器の修理履歴の検索、さらに設備保
守カルテの作成まで全てが手作業により行なわれており
、作成される報告書や伝票等の内容に個人差があった。

つまり、情報の表現が統一されていなかった。又、手作
業により作成しているので時間もかかっていた。

従って本発明においては、前記不具合を解決するために
１手作業により行なっていたパトロール者又は、保修者
の作業の機械化と知識の情報処理化及び収集情報の統一
化を図り、報告書や伝票等の記入誤まりをなくす設備管
理装置を得るにある。

〔発明の構成〕 （問題点を解決するための手段） この目的を達するために本発明においては、次のような
技術的手段をもつ。すなわち、現場各機器の諸情報を計
算機内に保存しておくための設備管理データベースと、
パトロール者のパトロールにより各機器の情報を記号化
して収集するＩＣカード付きハンディターミナルと、ハ
ンディターミナルにより収集したデータをＩＣカードを
介して計算機に読込むためのデータ読込装置と、前記デ
ータを読込むデータ読込手段と、パトロールデータと設
備管理データベースの情報からパトロール報告書及び保
修伝票等を作成し、又修理情報より設備保守カルテ等を
作成する設備管理手段と、オペレータとの対話を行なう
為のマンマシンインタフェースとからなる設備管理装置
とする。

（作　用） バ１−ロール員は、現場の各機器状態をＩＣカード付き
ハンディターミナルにより記録し、パトロール終了後ハ
ンディターミナルのＩＣカードのデータを計算機に読込
ませることにより、計算機からプラントのパトロール報
告書又は故障中の機器に対する保修伝票が自動作成され
る。又オペレータは、端末を通しての対話により現在ま
でに計算機に保存されたプラント各機器の現在状態や履
歴情報を簡単に表示することができる。

（実施例） 以下図面を参照して１本発明の一実施例を説明する。第
１図は本発明の実施例を示す図である。

この実施例では、プラント各機器に機器判別の為にバー
コード１を取り付けている。バーコード読取器２及びキ
イボードを持ったＩＣカード付きハンディターミナル３
は、各機器に取り付けているバーコード１をバーコード
読取器２により読みとる。パトロール員は機器が正常か
異常かを判断し、ハンディターミナル３のキイボードの
正常又は故障のキイ入力を行なう。そして正常であれば
運転状態を入力する。異常であればハンディターミナル
３の表示器に第４図に示す異常コードとその内容が表示
されるので、該当する異常コードをキイボードより入力
する。ハンディターミナル３ではキイボードより入力さ
れた各機器の運転状態及び故障状況等を全てＩＣカード
へ保存する。

収集したデータは、計算機１０へ読込ませる為にＩＣカ
ード読取装置を介しデータ読込手段１１にてデータを読
込み、今回のパトロールデータとして設備管理データベ
ース１２へ保存する。又設備管理手段１３にもデータ読
込みの通知を行なう。設備管理データベース１２はプラ
ント各機器の諸情報が保存されている。すなわち、機器
の名称２種別、規格１図面９機器の状態及び保守履歴等
である。

設備管理手段１３は第２図に示すように、設備管理デー
タベース１２より今回のパトロールデータを読込み、各
機器に故障又は異常があるか否かを調べる。この調査で
故障又は異常ありと判断した際には、設備管理データベ
ース１２より過去の故障及び保修の履歴データを読込み
、過去に同一の故障又は異常があったかを調べる。同一
の故障又は異常があればその時の保修情報を取り出し、
保修伝票を作成すると共に、ｉ原データとして故障又は
異常記録及び保修記録として付加する。同一の故障又は
異常がなければ保修伝票を作成し履歴データベースを更
新する。

さらに、マンマシンインタフェース１４を通して端末４
に今回のパトロールで新たに発見された故障機器として
、機器名、故障内容を表示しオペレータへ通知する。こ
の操作を全機器について行なう。又、今回のパトロール
データをもとにパトロール報告書の作成も行なう、又、
第３図に示すように修理を終えた機器に関して端末４及
びマンマシンインタフェース１４を通して入力される保
修情報を設備管理データベース１２へ保存し履歴として
残すと共に設備診断カルテの作成を行なう。

次に、この実施例の作用について説明する。第５図に示
すようなプラントで弁１００〜弁１０３があり。

弁１００〜弁１０２は正常であり、弁１０３は水もれを
発生している。パトロール員は定期的にプラントの機器
をチエツクする為に巡回を行なう。このパトロールにお
いて、弁１００〜弁１０２は正常であるので。

正常時データをハンディターミナル３に記録する。

又弁１０３は水もれしているので故障のキイ入力を行な
う。ハンディターミナル３の表示器に第４図に示すよう
に異常コードと内容が表示されるので。

水もれのコードｗ００１をハンディターミナル３に記録
する。各弁を示すコードはハンディターミナル３に付属
のバーコード読取器２により読み取る。

以上のようにしてパトロールを終えた後パトロールによ
り収集した情報が収められたＩＣカードをハンディター
ミナル３から取り出しＩＣカード読取器５にセットし計
算機１０へ読込ませる。これにより弁１００〜弁１０３
のパトロール情報が計算機ＩＯへ読込まれる。読み込ま
れたデータは設備管理手段１３により処理され、プラン
トのパトロール報告書及び弁１０３の保修伝票が出力さ
れる。又、第６図に示すように端末４へ故障情報が表示
される。

保修員はこの保修伝票により弁１０３の修理を行なう。

修理が完了すると保修員は今回の弁１０３の水もれに対
する保修情報を端末４から計算機１０へ入力する。保修
員により入力された保修情報は、弁１０３の履歴として
設備管理データベース１２へ保存される。

又、弁１０３の水もれが過去にもあれば保修伝票作成時
に保修履歴として出力されるので保修員は保修履歴に示
された様に又は参考にして弁１０３の修理を行なう。

上述のように本発明では、機器の状態を記号化してハン
ディターミナル３へ入力するようになっているが、機器
の状態というものは千差万別であり、全てが記号化でき
るわけでもない。又、後で機器の保修履歴等を参照する
際にも記号だけでは判りにくいので、ハンディターミナ
ル３にて機器状態を記号にて入力する際に状態を補足す
る意味でコメントの入力も可能としておく。又、パトロ
ールデータを設備管理データベース１２へ保存するよう
になっているが、機器の正常時データについては、数回
分のデータ保存エリアを設け、全データを残すことは行
なわない。つまり、故障時のデータのみが設備管理デー
タベース１２に永久に保存されることになる。又、ハン
ディターミナル３と計算機１０とのデータの受渡しにＩ
Ｃカードを使用したが、ハンディターミナル３と計算機
１０とを直接接続しデータの受渡しを行なうことも可能
である。

プラントの各機器にバーコードを設け、バーコードリー
ダで読取り機器の状態を記号化してハンディターミナル
に読込むので入力データの統一化が図れる。

プラントの巡回を行なった後、ハンディターミナルのデ
ータを計算機に読込めばパトロール報告書及び保修伝票
が自動的に作成されるので省力化と書類の統一化が図れ
る。

又、設備管理データベースに各機器の保修履歴が保存さ
れているので、これを端末装置やプリンタに表示するこ
とにより、容易に各機器の保守状況を確認できる。

〔発明の効果〕

本発明により、ハンディターミナルで機器のデータを読
込み設備管理手段により、書類が自動的に作成されるの
で機械化とともに省力化ができる。

又、設備管理データベースにプラントの全機器に対する
情報が保存されているのでマンマシンインタフェースを
用いて加工することにより、各種の表示形態がとれる。

このため、よりオペレータの理解しやすい情報を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図及
び第３図は第１図に示した設備管理手段の処理手順を示
したフローチャート、第４図は機器の故障状況と対応す
る記号を示した説明図、第５図はプラントの一部分を示
した説明図、第６図は故障状況表示例の平面図である。 １・・・バーコード　　　　２・・・バーコード読取器
３・・・ハンディターミナル ４・・・端末装置　　　　　５・・・ＩＣカード１０・
・・計算機　　　　　　１１・・・データ読込手段１２
・・・設備管理データベース １３・・・設備管理手段 １４・・・マンマシンインタフェース １００、１０１．１０２．１０３・・・弁代理人　弁理
士　　則　近　憲　重 量　　　　　第子丸　　　健 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. パトロール員がプラント現場機器のパトロールを行ない
   各機器の情報を記録するＩＣカード付きハンディターミ
   ナルと、前記ハンディターミナルのＩＣカードのデータ
   を計算機に読込むＩＣカード読取装置と、前記ＩＣカー
   ド読取装置のデータを読込むデータ読込手段と、各機器
   の諸情報を格納する為の設備管理データベースと、ハン
   ディターミナルから読込んだデータ及び設備管理データ
   ベースのデータから各種帳票を作成し端末からの要求に
   より設備管理データベースの更新を行なう設備管理手段
   と、ＣＲＴ又はタイプライタを使用してオペレータとの
   対話を行なうマンマシンインタフェースとからなる設備
   管理装置。