JPH0112912Y2 - - Google Patents

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JPH0112912Y2
JPH0112912Y2 JP1983135709U JP13570983U JPH0112912Y2 JP H0112912 Y2 JPH0112912 Y2 JP H0112912Y2 JP 1983135709 U JP1983135709 U JP 1983135709U JP 13570983 U JP13570983 U JP 13570983U JP H0112912 Y2 JPH0112912 Y2 JP H0112912Y2
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JP
Japan
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punch
guide member
trim
trim mold
opening
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JP1983135709U
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JPS6042516U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鋳造品のバリ取り装置に関するもので
ある。
(従来技術) 例えばシリンダヘツドの鋳造品は、本体側部に
形成されるバリと鋳抜穴の開口部に形成されるバ
リ(以下縦バリと称す)とがあり、これらのバリ
は加工等の後工程において悪影響を及ぼすための
除去するようになつている。そのため従来より接
離可能な上下型を有するトリム型を利用してバリ
取りを行なつている。そして鋳抜穴の開口部の縦
バリについては、トリム型の上記開口部に対向す
る部分に、先細のテーパ部を先端に有するポンチ
を配置し、型のストロークを利用してポンチを上
記縦バリに押し付けてバリ取りを行なつている。。
また、特開57−106467号公報にも鋳抜穴の縦バリ
を除去するためのテーパ付ポンチが開示されてい
る。
しかしながらこのものでは、縦バリをテーパ付
きのポンチで押圧するだけであり完全に除去でき
ない場合が多くバリが残つてしまい、加工等の後
工程でこの残つたバリが邪摩になるという不具合
があつた。
(考案の目的) 本考案は上記不具合を解消しようとするもので
上記縦バリを根元から完全に除去できるようにし
たバリ取り装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 開閉可能に配置され、閉作動時に鋳造品側部の
バリを切断除去する上・下トリム型を有すると共
に、鋳造品の鋳抜穴に対向する位置の上記トリム
型に取付られたバリ取り器具を有し、該バリ取り
器具は、上記トリム型に取付けられ、先端側に雌
ねじ部を有するガイド部材と、上記トリム型の開
閉方向に突出および後退動しながら回転可能にガ
イド部材内に装着され、上記トリム型の閉作動時
に鋳抜穴の開口部周縁のバリと当接して一方向に
回転し、開作動時に他方向に回転するポンチと、
上記トリム型に取付けられ、ポンチに同芯状に嵌
挿されてポンチの突出および後退の移動を案内す
るガイドシヤフトと、ポンチの後端側に設けられ
たスラストベアリングと、上記ガイド部材内に縮
装され、一端側がスラストベアリングに当接して
上記ポンチをトリム型に対して突出方向に付勢す
るスプリングとを備え、上記ポンチは、先端部に
先細のテーパ部を有し、該テーパ部に鋳抜穴の開
口部周縁のバリに当接するバリ取り用の刃部を備
え、かつ中間部外周に上記ガイド部材の雌ねじ部
に螺合してポンチの突出および後退動時にポンチ
を回転させる雄ねじ部を有しており、鋳造品側部
のバリを除去すると同時に、トリム型の作動スト
ロークを利用してポンチをスムーズに回転させ、
縦バリも確実に除去するものである。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図においては1はバリ取り装置で上トリム
型2および下トリム型3が接離可能開閉可能に設
けられており、上トリム型2の下端内縁部にトリ
ム刃2aが取付けられている。
4はシリンダヘツド等の鋳造品であつて鋳抜穴
4aが形成されている。
5は該鋳抜穴4aの開口部周縁にできた縦バリ
である。
また、図示していないが鋳造品4の側部にもバ
リが形成されており、このバリは上記上トリム型
2のトリム刃2aにより除去される。
6をバリ取り器具であつて、上記鋳抜穴4aに
対向して上トリム型2に取付けられており、第2
図に詳示するようにポンチ7、ガイド部材8、ガ
イドシヤフト8d、スプリング9、スラストベア
リング10とからなつている。
ポンチ7は、先端部に先細のテーパ部を有し、
かつ該テーパ部に鋳抜穴4aの開口部周縁の縦バ
リに当接するバリ取り用の刃部7aが形成されて
おり、中間部外周にはリードの大きな雄ねじ部7
bが形成されている。。そして、中心部には同芯
状に軸方向に伸びるガイド穴7cが形成されてい
る。また後端部近傍にはフランジ部7が形成され
ている。
ガイド部材8は、支持部8a、筒状部8b、ガ
イド部8cとからなつており、ガイド部8cには
ポンチ7の雄ねじ部7bと螺合する雌ねじ部8e
が形成されている。
上記ポンチ7は、上記のように雄ねじ部7bを
ガイド部材8の雌ねじ部8eと螺合させてガイド
部材8内に装着されているため、上・下トリム型
2,3の開閉方向にパンチ7を突出もしくは後退
動させた際、パンチ7は一方向もしくは他方向に
それぞれ回転することとなる。
ガイドシヤフト8dは、ガイド部材8の筒状部
8bの中央に取付けられ、かつポンチ7に形成さ
れたガイド穴7cに挿入されてポンチ7の突出お
よび後退の移動をガイドするようになつており、
ポンチ7が回転しながら突出もしくは後退する時
の移動をスムーズにしている。
スプリング9は、上記ガイド部材8の筒状部8
b内にガイドシヤフト8dに沿つて伸縮自在に設
けられており、ポンチ7のフランジ部7dに設け
られたスラストベアリング10に一端側が当接し
てポンチ7を突出方向に付勢している。
上記スラストベアリング10は、ポンチ7のフ
ランジ部7dにスプリング9によつて大きな付勢
力が作用してもポンチ7をスムーズに回転させる
ものである。
11はバリ取り器具6をトリム型に取付けるた
めのボルト貫通孔である。
次に本考案実施例の作動を説明する。
第1図に示すように上下トリム型2,3を開い
た状態で鋳造品4を下トリム型3上に載置する。
次に上トリム型2を下降閉作動させトリム刃2
aで鋳造品4の側部のバリ(図示せず)を除去す
る。
この時第3図に示す上トリム型2の下降端より
僅か手前位置では、第4図に示すようにポンチ7
が鋳造品4の鋳抜穴4aの開口部周縁の縦バリ5
に当接し押し広げながら下降する。ポンチ7はそ
の後縦バリ5との接触圧が増大し下降が停止する
が、ガイド部材8はスプリング9の付勢力に抗し
てさらに下降し、ポンチ7とガイド部材8は相対
的に軸方向に移動する。
従つてポンチ7の雄ねじ部7bとガイド部材8
のガイド部8cに形成された雌ねじ部8eとによ
つてポンチ7が一方向に回転し、鋳抜穴4aの開
口端に当接するまで僅かに下降することとなり上
記の押し広げられた縦バリ5が根元から完全に除
去される。
その後、上トリム型2は、上昇(開作動)し、
ガイド部材8も上トリム型2と共に上昇すること
になるが、上トリム型2の上昇初期においては、
ポンチ7はスプリング9の付勢力により鋳抜穴4
aの開口部周縁に当接したままとなつて、ガイド
部材8のみが上昇するため、雄ねじ部7bと雌ね
じ部8eとの螺合によりポンチ7は他方向に逆回
転することとなる。
なお、上記実施例ではバリ取り器具6を上トリ
ム型2に取付けたものについて説明したが、ダブ
ルアクシヨン型の場合には下トリム型に取付ける
こともできる。
さらに、上記実施例ではバリ取り器具6をボル
トによつてトリム型に着脱可能としたが、トリム
型に開口部を形成して嵌合させるようにしてもよ
い。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば先端のテーパ
部にバリ取り用の刃部を有するポンチとガイド部
材とを螺合させ、ポンチをスラストベアリングを
介してスプリングによつて突出方向に付勢し、ポ
ンチの突出および後退の移動をガイドシヤフトで
案内したバリ取り器具を、鋳造品の鋳抜穴の開口
部に対向するトリム型に取付けるようにしたの
で、鋳造品側部のバリを除去することができると
同時に、トリム型の作動ストロークを利用してポ
ンチを縦バリに押し付けながスムーズに回転させ
ることができ、縦バリも根元から完全に除去する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のバリ取り装置の全体
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は作動
説明図、第4図は第3図の要部拡大図、第5図は
上トリム型が下降端に達した際の第4図に相当す
る要部拡大図である。 1……バリ取り装置、2……上トリム型、3…
…下トリム型、4……鋳造品、5……バリ、7…
…ポンチ、7a……バリ取り用の刃部、7b……
雄ねじ部、8……ガイド部材、8e……雌ねじ
部、9……付勢部材としてのスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳造品の側部に形成されたバリと、該鋳造品の
    鋳抜穴の開口部周縁に形成されたバリとを同時に
    除去するバリ取り装置であつて、開閉可能に配置
    され、閉作動時に鋳造品側部のバリを切断除去す
    る上・下トリム型を有すると共に、鋳造品の鋳抜
    穴に対向する位置の上記トリム型に取付られたバ
    リ取り器具を有し、該バリ取り器具は、上記トリ
    ム型に取付けられ、先端側に雌ねじ部を有するガ
    イド部材と、上記トリム型の開閉方向に突出およ
    び後退動しながら回転可能にガイド部材内に装着
    され、上記トリム型の閉作動時に鋳抜穴の開口部
    周縁のバリと当接して一方向に回転し、開作動時
    に他方向に回転するポンチと、上記トリム型に取
    付られ、ポンチに同芯状に嵌挿されてポンチの突
    出および後退の移動を案内するガイドシヤフト
    と、ポンチの後端側に設けられたスラストベアリ
    ングと、上記ガイド部材内に縮装され、一端側が
    スラストベアリングに当接して上記ポンチをトリ
    ム型に対して突出方向に付勢するスプリングとを
    備え、上記ポンチは、先端部に先細のテーパ部を
    有し、該テーパ部に鋳抜穴の開口部周縁のバリに
    当接するバリ取り用の刃部を備え、かつ中間部外
    周に上記ガイド部材の雌ねじ部に螺合してポンチ
    の突出および後退動時にポンチを回転させる雄ね
    じ部を有することを特徴とする鋳造品のバリ取り
    装置。
JP13570983U 1983-08-31 1983-08-31 鋳造品のバリ取り装置 Granted JPS6042516U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13570983U JPS6042516U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 鋳造品のバリ取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13570983U JPS6042516U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 鋳造品のバリ取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6042516U JPS6042516U (ja) 1985-03-26
JPH0112912Y2 true JPH0112912Y2 (ja) 1989-04-14

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ID=30305372

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JP13570983U Granted JPS6042516U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 鋳造品のバリ取り装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4894953B2 (ja) * 2008-11-26 2012-03-14 トヨタ自動車株式会社 バリ除去用パンチピン、バリ除去装置、及び、バリ除去方法
JP5492177B2 (ja) * 2011-12-02 2014-05-14 本田技研工業株式会社 切削方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57106467A (en) * 1980-12-22 1982-07-02 Toyota Motor Corp Trimming for casting

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JPS6042516U (ja) 1985-03-26

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