JPH01119426A - 車両用のシフトレバー位置調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、車両用のシフトレバ−の位置をシート及びス
テアリングホイールの調整位置に対応させて自動調整す
るための装置に関するものである。

〈従来の技術〉 この種の位置調整１ｉ１としては、これまでも種々の形
式のものが提案されている。その−例としては実開昭５
８−１３０８４１号公報で開示されているように、シフ
トレバ−の支持部をシートと一体に結合し、シートの位
置調整と同時にシフトレバ−の位置も調整されるように
構成したものがある。

また、これとは別にシフトレバ−の支持部を、モータ等
の駆動によって例えば車両の前後方向へ連続的に回動さ
せ、もってシフトレバ−のノブを操作し易い位置に移動
させる構成のものも提供されている（例えば実開昭６１
−１０１０３５号公報参照）。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上述したシート位置の調整と同時にシフトレバ−の位置
を調整する構造では、シートとシフトレバ−との相対的
な位置関係は予め設定された関係のままである。したが
って、シフトレバ−の位置のみを微妙に調整することは
できず、各個人の体型や運転姿勢等に応じた最適なドラ
イビングポジションを得ることは困難である。

また、シートの調整位置等に対応させてシフトレバ−を
任意の位置に調整できる構造のものにおいても、この調
整作業は同一車両において運転者が変わる毎に行なわな
ければならず、またＲ適なドライビングポジションを得
るためには、相当の調整時間を必要とするといった問題
が残されている。

本発明は、このような問題点の解決をその目的とするも
のである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記の問題点を解決するために次のように構
成している。

すなわち、実施例に対応する第１図で示すように、シー
ト１．ステアリングホイール５及びシフトレバ−１０は
それぞれの駆動機構２，７．１７の作動によって位置調
整されるように構成されている。これらのシート１．ス
テアリングホイール５及びシフトレバ−１０のそれぞれ
の調整位置は、ポジションセンサー３．８．１８によっ
て個別に検出されるようになっている。また、シート１
及びステアリングホイール５の駆動機構２．７は、操作
スイッチ２０の操作によってそれぞれ個別に作動制御可
能となっている。

上記の各駆動機構２．７．１７、各ポジションセンサー
３，８．１８及び操作スイッチ２０の電気回路には制御
回路２１が組込まれている。この制御回路２１は、前記
のシート１及びステアリングホイール５のそれぞれのポ
ジションセンサー３゜８によって検出された個々の調整
位置に対応した目標位置にシフトレバ−１０を調整すべ
く、その駆動機構１７に作動電流を流すための信号を出
力するようになっている。しかも、この制御回路２１は
シート１．ステアリングホイール５及びシフトレバ−１
０の各ポジションセンサー３．８．１８からの電気信号
に基づいてそれぞれの調整位ｔを一括して記憶する複数
個のメモリー回路を備えている。

〈作　用〉 上記の構成によれば、運転者が前記の操作スイッチ２０
を操作することで、シート１及びステアリングホイール
５の駆動機構２．７を作動させてそれぞれの位置が調整
される。これに伴い、前記の制御回路２１は、シート１
及びステアリングホイール５のそれぞれのポジションセ
ンサー３．８からの電気信号に基づき、シフトレバ−１
０の駆動機構１７に対して作！ｌｌ電流を流すための信
号を出力する。そして、シート１及びステアリングホイ
ール５のそれぞれの調整位置に対応した目標位置にシフ
トレバ−１０を移動させる。この結果、シート１．ステ
アリングホイール５及びシフトレバ−１０のそれぞれの
位置調整が行なわれて最適なドライビングポジションが
決定する。

上記のようにして決定されたシート１．ステアリングホ
イール５及びシフトレバ−１０の各調整位置を、前記の
制御回路２１における複数個のメモリー回路のうちの１
つに記憶させる。そうすると、次回からのシート１．ス
テアリングホイール５及びシフトレバ−１０のそれぞれ
の位置調整は、制御回路２１のメモリー回路に記憶させ
た情報によって素早く行なわれる。

く実ＩＭ例〉 次に本発明の実施例を図面によって説明する。

まず、シフトレバ−位置調整装置の概略を表した第１図
において、運転席のシート１はその駆動機構２の作動に
より、車両の前後方向の位置調整が行なわれるようにな
っている。そして、シート１に固定されたセンサーレバ
ー４は、車体３５側に固定されたポジションセンサー３
の表面を摺動し、シート１の調整位置を検出できるよう
になっている。

一方、ステアリングコラム６には、ステアリングホイー
ル５をティルト動作ならびにテレスコピック動作させる
ための駆動機構７が内蔵されている。また、同じくステ
アリングコラム６には、上記のティルト動作ならびにテ
レスコピック動作によるステアリングホイール５の調整
位置を検出するためのポジションセンサー８及びセンサ
ーレバー９がそれぞれ内蔵されている。

シフトレバ−１０はその支持部１１に対し、通常よく知
られているようにシフトアンドセレクト操作可能に組付
けられている。また、この支持部１１は車体３５の一部
に対し、シフトレバ−１０のノブ１０ａが車両の前後方
向に変位するように、ヒンジ１２によって回動可能に取
付けられている。

なお、シフトレバ−１０の支持部１１から図示しない変
速機側に延びるプッシュプルケーブル１３は、シフトレ
バ−１０のシフトアンドセレクト操作を変速機に伝達す
るようになっている。

上記シフトレバ−１０の支持部１１におけるヒンジ１２
の反対側には、車体３５側に固定されたブラケット１４
に対してギヤボックス１５がビン１６の軸芯回りに回動
できるように取付けられている。また、このギヤボック
ス１５には、シフトレバ−１０の位置調整のための駆動
機構１７を構成する可逆転モータ１７ａが取付けられて
いる。

同じく駆動ｉ構１７を構成するねじ杆１７ｂは、その下
端が上記シフトレバ−１０の支持部１１に対してビン４
０で結合されている。しがも、このねじ杆１７ｂはギヤ
ボックス１５内のウオームホイール（図示しない）の軸
芯部に螺合している。

なお、可逆転モータ１７ａの主軸にはギヤボックス１５
内において、上記のウオームホイールと噛合うウオーム
（図示しない）が形成されている。

つまり、シフトレバ−１０の駆ｖＪ機構１７は、その可
逆転モータ１７ａの駆動に連動してねじ杆１７ｂが図面
上下方向に移動し、これによってシフトレバ−１０の支
持部１１を前記のヒンジ１２を支点として回動させるの
である。この結果、上記シフトレバ−１０のノブ１０ａ
が第１図の仮想線で示すように車両の＠後方向に関して
位置調整されることとなる。

上記のブラケット１４にはポジションセンサー１８が固
定されている。また、シフトレバ−１０の支持部１１に
はポジションセンサー１８の表面を摺動するセンサーレ
バー１９が取付けられている。

上記シート１の近傍には運転者によって操作可能な操作
スイッチ２０が設けられている。さらに、上記の各駆動
ｌ！構２．７．１７、各ポジションセンサー３．８．１
８及び操作スイッチ２０を電気的に接続する電気回路に
は、制御四路２１が組込まれている。この制御回路２１
は各ポジションセンサー３，８．１８及び操作スイッチ
２０からの電気信号を入力し、これらの電気信号に基づ
いて各駆動機構２．７．，１７に対して出力信号を発信
するように１！ｌ能する。なお、この電気回路において
符号２２は電ＷＡ（バッテリー）を示している。

次に上記の制御回路２１が備えているマイクロコンピュ
ータによって実行しようとするフローチャートを第２図
に基づいて説明する。まず、前記電源２２（第１図参照
）からの電気信号により、第２図で示すステップ１００
において前記のシート１．ステアリングホイール５及び
シフトレバ−１０を、予め設定されたそれぞれのニュー
トラル位置、つまり運転席への運転者の乗降りに支障を
きたさない位置に移動させるための信号を出力する。

次にステップ１０１において、イグニッションスイッチ
がオンかオフかを判断し、オンの場合にはステップ１０
２においてシートを移動させるか否かを判断する。シー
トを移動させる場合はステップ１０３に進み、シート１
の移動方向が前方か後方かを判断する。前方の場合には
ステップ１０４に進み、後方の場合にはステップ１０５
に進んで、それぞれに応じた電気信号をシート１の駆動
機構２に出力する。その後は再びステップ１０２に戻っ
て循環処理を続け、シート１の位置調整が完了した場合
にはステップ１０６に進む。

ステップ１０６においてステアリングホイール５を移動
させるか否かを判断し、移動さぼる場合はステップ１０
７においてステアリングホイール５の調整方向が前方か
後方かを判断する。調整方向が前方の場合にはステップ
１０８に進み、後方の場合にはステップ１０９に進ｌν
で、それぞれに応じた電気信号をステアリングホイール
５の駆動機構７に出力する。この後は再びステップ１０
６に戻って循環処理を続け、ステアリングホイール５の
位置調整が完了した場合にはステップ１１０に進む。

ステップ１１０において、上記のシート１及びステアリ
ングホイール５のそれぞれの調整位置に対応した目標位
置にシフトレバ−１０を移動させるための電気信号を、
その駆動機構１７に出力する。この俊、ステップ１１１
においてシート１゜ステアリングホイール５及びシフト
レバ−１０のそれぞれの調整位置を記憶させるか否かを
判断する。ここで記憶させるための信号が運転者から入
力されると、ステップ１１２ａ〜１１２Ｃのいずれかに
進み、これらにそれぞれ対応するステップ１１３ａ〜１
１３Ｃにおいて、第１メモリー〜第３メモリーのうちの
いずれかにシート１．ステアリングホイール５及びシフ
トレバ−１０の最適調整位置を一括して記憶する。

なお、上記ステップ１１１あるいはステップ１１２ａ〜
１１２Ｃにおいて、それぞれＮｏの判断をされた場合は
、そのままステップ１０１に戻り、以下循環処理を続け
る。

上記のステップ１１３ａ〜１１３Ｃにおいてシート１．
ステアリングホイール５及びシフトレバ−１０の調整位
置がメモリー回路の１つに２憶された後にあっては、前
記のステップ１０１においてイグニッションスイッチが
オンされた場合、次のステップ１１４ａ〜１１４Ｃで、
メモリー回路のオンあるいはオフを判断する。ここで、
いずれかのメモリー回路が運転者によってオン操作され
た信号を受けると、ステップ１１５ａ〜１１５Ｃのいず
れかに進み、ここにおいて選択されたメモリー回路に記
憶されている調整位置にシート１゜ステアリングホイー
ル５及びシフトレバ−１０をそれぞれ移動させる。この
後は再びステップ１０１に戻り、以下績ｍ処理を続ける
。

また、上記のステップ１０１においてイグニッションス
イッチがオフの場合には、ステップ１１６に進み、運転
席側のドアの開閉状態を判断する。

そして、ドアが閉じられたままの場合には再びステップ
１０１に戻り、ドアが開けられた場合にはステップ１０
０に戻り、それぞれ循環処理を続ける。

上記のように構成したシフトレバ−位置調整装置におい
て、運転者がシート１に着座し、かつイグニッションス
イッチをオンに操作した後は、前記操作スイッチ２０の
操作によってシート１及びステアリングホイール５のそ
れぞれの駆動機構２゜７に対し、ｔｉｌｌ＠回路２１を
通じて作動信号を出力する。これにより、シート１及び
ステアリングホイール５を移動させてそれぞれの位置調
整を行なう。これらの位置調整に基づき、制御回路２１
はシフトレバ−１０をシート１及びステアリングホイー
ル５の調整位置に対応した目標位置へ移動させるべく、
その駆動機構１７に電気信号を出力する。この結果、シ
ート１．ステアリングホイール５及びシフトレバ−１０
はそれぞれ最適な調整位置が得られる。

上記のようにして得られた調整位置を記憶させる場合に
は、例えば前記の操作スイッチ２０に内蔵されているボ
タンスイッチ等の選択操作により、前述した第２図のフ
ローチャートにおけるステップ１１３ａ〜１１３Ｃのう
ちのいずれかにおいて、シート１．ステアリングホイー
ル５及びシフトレバ−１０の各過調整位置が一括して記
憶される。

なお、同一の車両を複数人で利用する場合でも各自が個
々に使用するメモリー回路を決めておくことにより、各
運転者の最適な調整位置を個別に記憶させておくことが
できる。

次に運転者がイグニッションスイッチをオフにして運転
席側のドアをあけると、第２図のプローチ１１−トにお
けるステップ１０２において説明したように、シート１
．ステアリングホイール５及びシフトレバ−１０は、制
御回路２１からそれぞれの駆動機構２，７．１７に対す
る電気信号に基づき、共にニュートラル位置に移動する
。これによって、運転席への運転者の乗降りが容易とな
る。

さて、運転者が再びシート１に着座してイグニツシミン
スイッチをオンにした後、そのメモリー回路のボタンス
イッチ等を押せば、第２図で示すフローチャートのステ
ップ１１５ａ〜１１５Ｃで説明したように、シート１．
ステアリングホイール５及びシフトレバ−１０をメモリ
ー回路に記憶されている調整位置に移動させ、これによ
って各自の最適なドライビングポジションが即座に得ら
れる。

〈発明の効果〉 本発明は、シート及びステアリングホイールの調整位置
に基づ＜ｔｉｌ１ｍ回路からの電気信号により、シフト
レバ−をシート及びステアリングホイールの調整位置に
対応した最適な位置に調整することができ、また調整後
のシート、ステアリングホイール及びシフトレバ−の位
置を複数のメモリー回路のうちの一つに一括して記憶さ
せておくことにより、例えば複数人で同一の車両を使用
する場合に、それぞれの運転者の最適ドライビングポジ
ションを素早く決定できるといった利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図はシフトレバ−位
置調整装置の概略を表した側面図、第２図は制御回路に
用いられるマイクロコンピュータのフローチャートであ
る。 １・・・シ　−　ト ５・・・ステアリングホイール １０・・・シフトレバ− ２、７，１７・・・駆動機構 ３．８．１８・・・ポジションセンサー２０・・・操作
スイッチ ２１・・・１１１１１１回路 出願人　　　トヨタ自動車株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 シート、ステアリングホィール及びシフトレバーがそれ
   ぞれの駆動機構の作動によつて位置調整されるように構
   成された形式の車両において、前記シート、ステアリン
   グホィール及びシフトレバーのそれぞれの調整位置を個
   々に検出可能なポジションセンサーと、 シート及びステアリングホィールの駆動機構の作動を運
   転者によって個別に制御可能な操作スイッチと、 前記の各駆動機構、各ポジションセンサー及び操作スイ
   ッチの電気回路に組込まれた制御回路とを備え、 この制御回路は前記のシート及びステアリングホィール
   のポジションセンサーによつて検出されたそれぞれ調整
   位置に対応した目標位置にシフトレバーを調整するよう
   に、その駆動機構に作動電流を流すための信号出力が可
   能で、かつシート、ステアリングホィール及びシフトレ
   バーの各ポジションセンサーからの電気信号に基づいて
   それぞれの調整位置を一括して記憶する複数個のメモリ
   ー回路を備えてなる車両用のシフトレバー位置調整装置
   。