JPH01117946A - 内燃機関のスロットル弁制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル弁制御装置

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JPH01117946A
JPH01117946A JP27348487A JP27348487A JPH01117946A JP H01117946 A JPH01117946 A JP H01117946A JP 27348487 A JP27348487 A JP 27348487A JP 27348487 A JP27348487 A JP 27348487A JP H01117946 A JPH01117946 A JP H01117946A
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motor
throttle
gear
accelerator
throttle valve
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Application number
JP27348487A
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English (en)
Inventor
Yukiya Katou
弓記也 加藤
Sunao Kitamura
直 北村
Takeshi Yasuda
武 安田
Shinichiro Tanaka
伸一郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関のスロットル弁制御装置に関し、さら
に詳しくはモータ(電動機)により駆動されるスロット
ル弁の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
特公昭58−25853号公報及び特開昭59−122
742号公報は、内燃機関のスロットル弁を電動機(モ
ータ)により駆動することを開示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
スロットル弁をモータにより駆動する構成では、アクセ
ル操作子をスロットル弁に機械的に連結することなく、
アクセル操作子の操作量を検出手段によって検出するこ
とによってモータをその検出値に応じて制御するように
なっている。このようなモータ駆動によるスロットル弁
制御装置は、モータ並びにその制御回路に異常が発生す
るとスロットル弁を制御することができなくなるので、
何らかの補償装置を必要とする。
上記特公昭58−25853号公報は、クラッチを設け
て、モータに異常が発生したらクラッチを切ってスロッ
トル弁をモータから分離し、スロットル弁を全閉位置に
戻すことができるようにしている。
しかしながら、この構成では、クラッチを切ってスロッ
トル弁を全閉位置に戻すと、その後でスロットル弁を作
動させることができず、例えば修理工場へ運ぶこともで
きないという問題点があった。
上記特開昭59−122742号公報は、この問題点を
解決するために、モータによるスロットル弁制御装置と
並列に、アクセル操作子とスロットル弁とを機械的に連
結することのできる補償機構を設けたものである。しか
しながら、この補償機構はモータによるスロットル弁制
御装置の通常の作動と干渉しないようにするためにスロ
ットル弁が全閉位置近くにあるときにアクセル操作子を
全開位置まで操作することによって初めて連結が達成さ
れるようになっており、スロットル弁が中程度の開度に
あるときには連結されない、従って、スロットル弁が中
程度の開度にある状態でモータの制御が失われると、ス
ロットル弁をそれ以上開くことも閉じることもできなく
なるという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による内燃機関のスロットル弁制御装置は、例え
ば第1図に示されるように、スロットルボディ10内に
配置されたスロットル弁12を支持したスロットルシャ
フト14の一端に取りつけられたスロットルギヤ16と
、該スロットルギヤ16に噛合ってその回りを公転する
スロットル遊星ギヤ18と、モータにより駆動されるモ
ータギヤ20と、該モータギヤ20に噛合ってその回り
を公転するモータ遊星ギヤ22と、アクセル操作子を操
作するときに前記スロットル遊星ギヤ18とモータ遊星
ギヤ22とを連結させることのできる連結手段と、アク
セル操作子の操作量に応じて前記モータを制御する制御
手段とを具備することを特徴とするものである。
〔作 用〕
連結手段はモータ遊星ギヤ22又はスロットル遊星ギヤ
18のキャリヤに作用してモータ遊星ギ゛ヤ22をスロ
ットル遊星ギヤ18から離れた位置から噛合った位置へ
移動させることができる。特に、アクセル操作子の操作
の初期に、モータ遊星ギヤ22のキャリヤが移動してモ
ータ遊星ギヤ22をスロットル遊星ギヤ18に噛合わせ
させ、このときにモータ遊星ギヤ22が公転運動に伴っ
て自転する。このとき、モータのトルりはないのでモー
タ遊星ギヤ22の自転はモータギヤ20の空転として逃
がされ、スロットル弁12は全閉したままである。モー
タ遊星ギヤ22とスロットル遊星ギヤ18の噛合わせが
完了すると、モータを駆動し、モータ遊星ギヤ22とス
ロットル遊星ギヤ18を介してスロットル弁12の開度
を制御することができる。アクセル操作子を戻すと、モ
ータが全閉位置へ駆動された後、モータ遊星ギヤ22が
スロッi・ル遊星ギヤ18から離れてスロットル弁12
はリターンスプリングによって全閉せしめられる。
また、モータが作動中に特定の位置でロックしたような
異常の場合には、やはりアクセル操作子を戻すと、キャ
リヤの回動によってモータ遊星ギヤ22がスロットル遊
星ギヤ18から離れ、このときにスロットル弁12を閉
じる方向に回転させる。最終的には、スロットル弁12
はリターンスプリングによって全閉せしめられる。そし
て、このような異常状態では、アクセル操作子を全閉状
態から踏込むと、今度はモータギヤ20が固定されてい
るので、モータ遊星ギヤ22の公転運動に伴う自転がス
ロットル遊星ギヤ18を介してスロットル弁12を成る
程度開かせる作用をできるのである。
〔実施例〕
第1図は第3図のスロットルボディ10を矢印■の方か
ら見た左側面図、第2図は第3図の矢印■の方から見た
右側面図、第3図は第1図及び第2図のスロットルシャ
フト14を通る断面図である。なお、歯車の関係を簡明
に示すために、第」。
図はモータ(電動機)を取り外した状態で示されている
第3図を参照すると、スロットル弁12はねじ30によ
ってスロットルシャフト14に取りつけられ、スロット
ルシャフト14は軸受32によってスロットルボディ1
0に回転可能に支持され、その両端はスロットルボディ
10から突出している。さらに、アクセルシャフト34
及び連結シャフト36がスロットルシャフト14と平行
にそれぞれ回転可能にスロットルボディ10に取りつけ
られている。
第1図及び第3図を参照すると、スロットルシャフト1
4の左端部にはスロットルギヤ16が固定されている。
このスロットルギヤ16は第1図に示されるようにスロ
ットル弁12の回動範囲に対応して成る角度範囲のみ歯
を設けたセクタギヤとして形成されている。このスロッ
トルギヤ16はスロットル弁12の全閉位置において全
閉ストッパ17と係合するようになっている。同じくス
ロットルシャフト14の左端部でスロットルギヤ16の
内側には、レバー状のスロットル遊星キャリヤ37が回
転可能に取りつけられる。このスロットル遊星キャリヤ
37の自由端は第1図に示されるようにかなり長く延長
され、スロットルボディ10に取りつけられた第1及び
第2のストッパ38 、40によって回動角度範囲を制
限されるようになっている。以後、第1のストッパ38
を全開ストッパと呼び、第2のストッパ40を全閉スト
ッパと呼ぶ、また、遊星キャリヤリターンスプリング4
2がスロットル遊星キャリヤ37の自由端とスロットル
ボディ10との間に取りつけられ、スロットル遊星キャ
リヤ37を全閉ストッパ40に向かつて付勢している。
スロットル遊星キャリヤ37の中間部にはビン44が裏
表に突出して取りつけられ、ビン44の表側にはスロッ
トル遊星ギヤ18が回転可能に取りつけられるとともに
、ビン44の裏側にはスロットル遊星ギヤ18のピッチ
円に対応する直径のローラ゛46が回転可能に取りつけ
られる。スロットル遊星ギヤ18はスロットルギヤ16
と噛合ってその回りを公転するものである。
スロットルシャフト14の右端部にはレバー48が取り
つけられ、スロットルリターンスプリング50がこのレ
バー48とスロットルボディ10に立設したビン52と
の間に掛けられてスロットルシャフト14をスロットル
弁12が閉じる方向に付勢している。また、このレバー
48は外側に向いて、スロットルボディ10にスロット
ルシャフト14の端部を覆うように取りつけられたスロ
ットルポジションセンサ54の検出部と係合するように
なっている。従って、スロットル弁12の開度を検出す
ることができる。
第2図及び第3図を参照すると、アクセルシャフト34
はスロットルボディ10の吸入空気通路の外側を通って
スロットルシャフト14と平行に延び、その左端部には
アクセルポジションセンサ56と係合するレバー58を
取りつけられているとともに、その右端部にはアクセル
リンク60がナツト62によって取りつけられている。
アクセルリンク60は、アクセル操作子(図示せず)に
連結されるケーブル64の一端を取りつけるための円弧
部60aと、後で述べる連結レバーとの係合のための半
径方向延長部60bとを有する、さらにアクセルリター
ンスプリング66がアクセルリンク60とスロットルボ
ディ10との間に取りつけられ、アクセルリン−クロ0
を戻す方向に付勢している。また、ストッパ68がアク
セルリンク60の動作範囲の上限を規定するなめに設け
られる。なお、以上の説明から明らかなように、スロッ
トルギヤフト14はアクセルリンク60に対して自由で
あり、スロットル弁12はこれから述べるモータによっ
て駆動される。
第1図及び第3図を参照すると、スロットル弁12の制
御のために:モータ(電動機)70がスロットルボディ
10に取りつけられている。モータ70の出力軸72は
前述した連結シャフト36と同一軸線上に配置され、従
って、スロットルシャフト14と平行である。モータ7
0の出力軸72の端部にはモータギヤ20が取りつけら
れ、一方、連結シャフト36の左端部にはレバー状のモ
ータ遊星キャリヤ74が固定されている。スロットル遊
星キャリヤ37のビン44と同様に、ビン76がこのモ
ータ遊星キャリヤ74に裏表に突出して取りつけられ、
ビン74の表側にはモータ遊星ギヤ22が回転可能に取
りつけられるとともに、ピン74の裏側にはモータ遊星
ギヤ22のピッチ円に対応する直径のローラ78が回転
可能に取りつけられる。連結シャフト36の回転中心は
モータ70の出力軸72の軸線上にあるので、モータ遊
星ギヤ22はモータギヤ20と噛合ってその回りを公転
することができる。そして、2つのローラ46 、78
はモータ遊星ギヤ22とスロットル遊星18とが噛合っ
たときに相互に転動して、モータ遊星ギヤ22とスロッ
トル遊星18との間の中心間の距離を一定に維持するも
のである。
モータ70はマイクロプロセッサを含む電子制御装置(
ECU) 80によって制御される。電子制御袋ff(
ECU) 80は前述したスロットルポジションセンサ
54及びアクセルポジションセンサ56の検出信号を受
け、アクセル操作子の操作量に応じてモータ70を制御
する。なお、電子制御装置(ECU)80は内燃機関の
作動状態を表すその他の信号、例えば機関の負荷や回転
数及び温度等をも入力されることができる。
第2図及び第3図を参照すると、連結シャフト36の右
端部にはナツト82によって連結レバー84が固定され
ている。連結レバー84の自由端にはローラ86が取り
つけられ、このローラ86がアクセルリンク60の半径
方向延長部60bにアクセル開き側から係合するように
なっている。連結レバーリターンスプリング88が連結
レバー84とスロットルボディ1oの間に設けられ、連
結レバー84をアクセルリンク6oを開く方向に付勢し
ている。しがしながら、アクセルリターンスプリング6
6のばね力の方が連結レバーリターンスプリング88の
ばね力よりも大きくて、連結レバーリターンスプリング
88はアクセルリンク66を開かせるほどの力はなく、
アクセルリンク60がアクセル操作子の操作によって開
かれるときに連結レバー84をアクセルリンク6oに追
従して移動させるものである。そして、連結レバー84
がアクセルリンク60に追従して動くときに、同じ連結
シャフト36の左端部に固定されたモータ遊星キャリヤ
74も同時に回動することになる。
連結レバー84の回動角度範囲は初期位置ストッパ90
及び上限ストッパ92によって制限され、特に、上限ス
I〜ツバ92はアクセルリンク60に追従する連結レバ
ー84の運動をアクセルリンク60の全回動範囲に対し
て初期の小部分に限定するものである。即ち、アクセル
リンク60が所定の角度θ。(第5図)だけ回転したと
きに、連結レバー84は上限ストッパ92に当たって停
止し、それよりも大きい角度ではアクセルリンク60の
み回転する。逆に、アクセルリンク60が閉じるときに
は、所定の角度e。において、アクセルリンク60が連
結レバー84に係合して連結レバー84を同時に戻すよ
うになっている。
以上の構成のスロットル弁制御装置の作用は次の通りで
ある。
第1図及び第2図はアクセル操作子が全く踏込まれてい
ない状態を示している。このときに、アクセルリンク6
0はアクセルリターンスプリング66によって初期位置
へ戻され、連結レバー84はアクセルリンク60に押さ
れて初期位置ストッパ90に当接している。連結シャフ
ト36によって連結レバー84と連動するモータ遊星キ
ャリヤ74は第1図で見てモータギヤ20の回りを反時
計回りに回転した位置にあり、モータ遊星ギヤ22はス
ロットル遊星ギヤ18から開放され、スロットル遊星キ
ャリヤ37は全閉ストッパ40に当接する。この状態に
おいては、スロットルシャフト14に取りつけられたス
ロットルギヤ16はモータギヤ20並びにアクセルリン
ク60から分離されていて、スロットル弁12はスロッ
トルリターンスプリング50によって全閉位置に維持さ
れる。
アクセル操作子を踏込んでいくと、アクセルリンク60
が回転し、その回転角度がアクセルポジションセンサ5
6によって検出され、電子制御装置(ECU)80に入
力される。電子制御装置(ECU) 80はまずアクセ
ルリンク60の回転角度、即ちアクセル開度が所定の角
度θ。になったかどうかを判定しており、アクセル開度
が所定の角度00以下のときにはモータ70への通電を
カットし、アクセル開度が所定の角度θ。以上になった
ときに通電してスロットル弁12をアクセル開度に対応
した開度にもたらすための実質的なモータ70の制御を
開始するようになっている。なお、この所定の角度θ。
は、上記したように連結レバー84が上限ストッパ92
に当たって停止し、それよりも大きい角度ではアクセル
リンク60のみ回転するような値として設定されたもの
である。従って、所定の角度e。に相当する信号を連結
レバー84が上限ストッパ92に当たったときに発生す
るようにすることもできる。
アクセル操作子を全閉から踏込んでいくと、アクセルリ
ンク60が回転し、同時にモータ遊星キャリヤ74がモ
ータ70の出力軸72の軸線の回りを第1図で見て時計
回り方向に回転する。それによって、モータ遊星キャリ
ヤ74に支持されたモータ遊星ギヤ22がモータギヤ2
0の回りを公転するとともに自転し、スロットル遊星ギ
ヤ18と係合するに到る。これから、スロットル遊星ギ
ヤ18を支持したスロットル遊星キャリヤ37がモータ
遊星ギヤ22からスロットル遊星ギヤ18を介して押さ
れることになり、全開ストッパ40に当接する位置から
全開ストッパ38に当接する位置に回動する。こうして
、スロットル遊星ギヤ18がスロットル遊星キャリヤ3
7とともにスロットルギヤ16の回りを公転しつつ自転
し、モータ遊星ギヤ22はスロットル遊星ギヤ18と噛
合いつつモータギヤ20の回りを公転し、第4図に示さ
れる位置へ進む。
第4図及び第5図を参照すると、モータ70のスロット
ルボディ10への取りつけ位置は、連結レバー84が上
限ストッパ92に当接し且つスロットル遊星キャリヤ3
7が全開ストッパ38に当接したときに、スロットル遊
星ギヤ18、モータ遊星ギヤ22、及びモータギヤ20
が一直線上に並ぶように設定されている。そして、モー
タ遊星ギヤ22がスロットル遊星ギヤ18と噛合うとき
に、咄合いの初期状態が歯の先端と先端が当たるような
不正噛合い状態であったとしてもモータ遊星ギヤ22が
スロットル遊星ギヤ18に対して相対的に回転すること
によって直ぐに正常な噛合い状態になり、そして、この
状態で各歯車の′!A(I!Iに配置されたローラ46
 、78が転動関係になるのでモータ遊星ギヤ22とス
ロットル遊星ギヤ18との間の中心間の距殖が一定に維
持されるのである。
第4図及び第5図は、第1図及び第2図に示される状態
からアクセル操作子を踏込んでいくときの初期の状態を
経て、アクセル開度が所定の角度e0になった段階を示
すものである。この段階になるまでは、モータ70の通
電はカットされているので、その出力軸72は外力によ
って容易に回転されるようになっている。従って、モー
タ遊星キャリヤ74の回動力はスロットル遊星ギヤ18
及びスロットル遊星キャリヤ37を第4図に示される所
定の位置へ回転させるとともにモータギヤ20を空転さ
せることによって逃がされ、スロットルギヤ16はスロ
ットルリターンスプリング50のばね力によってスロッ
トル弁12を全開させた位置に不動に維持されるのであ
る。
アクセル操作子を第4図及び第5図に示される状態から
さらに踏込むと、第6図及び第7図に示されるように、
アクセルリンク60の開度が所定の角度θ。よりも大き
くなり、連結レバー84は連結レバーリターンスプリン
グ88によって付勢されて上限ストッパ92に当たった
位置で停止しており、従って、各歯車は第4図に示され
る位置関係で維持される。電子制御装ff(ECU) 
80はアクセル開度が所定の角度θ。以上になったこと
を判断してモータ70に通電しスロットル弁12をアク
セル開度に対応した開度にもたらすための実質的なモー
タ70の制御を開始する。今度はモータ70がスロット
ルリターンスプリング50のばね力に打ち勝つ十分な駆
動トルクを与えられるので、モータ70の出力軸72に
取りつけられたモータギヤ20から、モータ遊星ギヤ2
2及びスロットル遊星ギヤ18を介してスロットルギヤ
16を駆動することができる。
第8図はアクセル開度に対するスロットル開度の関係の
1例を示しており、アクセル開度が所定の角度θ。にな
るまではスロットル開度は0であるが、アクセル開度が
角度00以上になるとスロットル開度がアクセル開度の
関数として変化することを示している。このように、ス
ロットル開度はアクセル開度の関数として予め設定され
ることができ、スロットル開度はモータ70の駆動位置
を制御することによって適切に制御される。なお、第8
図ではスロットル開度はアクセル開度に対して直線的な
関係で示されているが、直線関係以外のあらゆる関1系
とすることができる。また、スロットル開度はアクセル
開度以外のエンジンパラメータによって補正することも
できる。モータ70は、スロットルポジションセンサ5
4により検出された位置と目標位置とを比較することに
よって制御され、また、モータ70にステップモータを
使用すればオープンループ制御が可能である。
以」二説明したように、本発明によれば、アクセル操作
子を操作するときにアクセル開度が所定の値θ。になる
まではモータ遊星ギヤ22とスロットル遊星ギヤ18と
は分離されており、これらは所定の値e0になったとき
に連結されることになる。そして、所定の値e0はアク
セル操作子の操作の初期の短い期間に相当し、運転者は
この期間をアクセル操作子の空踏込みと怒じるほどのこ
となく、アクセル操作子のあそび程度に感じるのである
。また、アクセル操作子(アクセルリンク60)の開操
作に対して、最初にアクセルリターンスプリング66の
ばね力とこれとは反対の連結レバーリターンスプリング
88のばね力がかかり、連結レバー84が上限ストッパ
92に当たってからは連結レバーリターンスプリング8
8のばね力がなくなるので、第9図に示されるように、
アクセル操作子の踏力は所定の値θ。において階段状に
変化し、この変化を運転者が感じることができるのであ
る。そして、最初の段階をあそびとして感じ、踏力が大
きくなってからを実質的にスロットル制御が行われると
感じることができるのである。
アクセル操作子を開放してアクセルリンク60を閉じる
ときには、以上の説明とは逆の作用になる。即ち、アク
セル開度が所定の値θ。になるまではそれに応じてモー
タ70によるスロットル制御が行われるが、アクセル開
度が所定の値θ。になるとモータ70の通電がカットさ
れてモータギヤ20が空転可能になる。連結レバー84
が戻され、それによってモータ遊星キャリヤ74が第4
図で反時計回りに回転して、モータ遊星ギヤ22とスロ
ットル遊星ギヤ18とが分離され、スロットル弁12は
スロットルリターンスプリング50によって閉じられる
次に、スロットル弁12の開度がモータ70によって制
御されている間にモータ70又は電子制御装置(ECU
) 80に異常が発生した場合について説明する。
第10図はモータ70がロックしてモータギヤ20が成
る角度位置で固定されてしまった場合を示している(A
)、運転者は異常を感じたらアクセル操作子をゆるめる
であろう。すると、モータ遊星キャリヤ74が反時計回
りに回転する(B)。モータ遊星キャリヤ74が反時計
回りに回転すると、モータ遊星ギヤ22がスロットル遊
星ギヤ18から分離されるようになるとともに、スロッ
トル遊星キャリヤ37が全閉ストッパ40に当接するよ
うになる(C)。
しかしながら、正常な場合にはアクセル操作子を戻すと
きにスロットル弁12がモータ70によって所定のアク
セル開度e。で全閉にされてから、モータ70の駆動ト
ルクを実質的にOにしモータギヤ20を空転させながら
モータ遊星キャリヤ74を戻すのに対して、この場合に
は、モータギヤ20が成る駆動位置で固定されたまま、
モータ遊星キャリヤ74を戻すことによってスロットル
弁12をロック時の開度から全閉させるのである。
即ち、モータギヤ20は固定されているので、モータ遊
星キャリヤ74を反時計回りに戻すと、モータ遊星ギヤ
22は矢印A方向に自転し、これに噛合ったスロットル
遊星ギヤ18は矢印Bの方向に回転する。従って、スロ
ットル遊星ギヤ18は噛合ったスロットルギヤ16は矢
印Cの方向、即ちスロ・y )ル弁12が閉じる方向に
回転するのである。スロットルギヤ16の閉じ方向の回
転はスロットルリターンスプリング50によって助長さ
れる。このスロットル全開作動は、モータ70がロック
しなときばかりでなく、そのf(!!の電気的な異常に
よってモータギヤ20の角度位置が変動するような時に
もあてはまることである。
次に、異常時にこのようにしてスロットル弁12を閉じ
た後、それから修理工場等へ運ぶためにスロットル弁1
2を開く場合について説明する。
この場合には、第10図を参照した上記説明と逆の手順
によりスロットル弁12を成る程度開くことができる。
この場合、モータギヤ20が成る駆動位置で固定された
ままになっている。或いは、その他の電気的な異常で変
動状態になっているかも知れず、この場合には電子制御
装置(ECU) 80に組み込んだ補償回路、又は電子
制御装置(ECU) 80と並列に設けた補償回路によ
ってモータギヤ20を適当な位置で固定させる。そこで
アクセル操作子を踏込んでいくと、第1図を参照して説
明したのと同様に、モータ遊星キャリヤ74が時計回り
方向に回動し、固定のモータギヤ20の回りを公転しつ
つスロットル遊星ギヤ18と噛合う。モータ遊星キャリ
ヤ74の旋回運動はスロットル遊星キャリヤ37が全開
ストッパ38と当接するまで続き、その間に第10図の
矢印Bと反対方向に回転するスロットル遊星ギヤ18が
スロットルギヤ16をスロットル弁12が開く方向に回
転させるのである。このスロットル弁12の異常時の作
動の特性は第8図に破線によって示されており、スロッ
トル弁12はアクセル開度が所定の値e0になるまでの
間にアクセル操作によって所定の開度まで開かれるので
ある。よって、車両を少くとも最低液の出力レベルで再
運転することができる。
第11図は本発明の第2実施例を示し、第2図のアクセ
ルリンク60及び連結レバー84を変形した例を示すも
のである。第11図においては第2図の連結レバーリタ
ーンスプリング88が省略され、その代わりに、このア
クセルリンク60は連結レバー84と係合するために半
径方向のカム面60cとこの半径方向のカム面60cか
ら連続的に形成された円弧状カム面60dを備えている
。アクセルリンク60からリブ60eが半径方向のカム
面60cと対向して一定の間隔で延び、連結レバー84
の一端に取りつけなローラ86を案内する溝を形成し、
ローラ86が半径方向のカム面60cから円弧状カム面
6odに移るときにローラ86がアクセルリンク60か
ら外れないようになっている。
連結レバー84は連結シャフト36に取りつけられたダ
ブルアームレバーであり、一方のアームの端部に上記ロ
ーラ86が取りつけられているとともに、もう一方のア
ームの端部にもう1つのローラ87が取りつけられてい
る。第11図(A)に示されるように、一方のアームの
ローラ86はアクセルリンク60が初期位置にあるとき
に上記したように半径方向のカム面60cと係合し、ア
クセル操作子の操作によってアクセルリンク60が回転
されるときに半径方向のカム面60cに沿って動き、そ
れによって連結レバー84が所定の角度回転するととも
にこのローラ86が半径方向のカム面60cと円弧状カ
ム面60dとの間の境界部に達するようになる(B)。
もう一方のローラ87を取りつけた側のアームは初期状
態においては全閉ストッパ90に当接し、このローラ8
7は最初はアクセルリンク60と係合せず(A)、他方
のローラ86が上記半径方向のカム面60cと円弧状カ
ム面Sodとの間の境界部に達するときに円弧状カム面
60dに接するようになる(B)。従って、2個のロー
ラ86 、87はこれからともに円弧状カム面60dに
接するようになり、アクセルリンク60がさらに回転し
ても連結レバー84はそれ以上回転しない(C)。従っ
て、連結レバー84は第2図の上限ストッパ92がなく
ても一定の角度位置に維持される。そして、第11図の
(B)の状態が第2図の連結レバー84が上限ストッパ
92に当接した位置に相当する。なお、連結シャフト3
6の他端には第1図及び第3図を参照して説明したモー
タ遊星キャリヤ74が取りつけられており、このモータ
遊星キャリヤ74は連結レバー84とともに回転する。
従って、モータ遊星キャリヤ74に取りつけられたモー
タ遊星ギヤ22並びに関連するモータギャ20、スロッ
トル遊星ギヤ18、スロットルギヤ16は上述した実施
例のものと同様に作用することができるのである。  
   ゛〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によればスロットル弁をモ
ータにより制御することができるとともに、モータ等の
電気部品に異常が発生したときでもアクセル操作子を戻
すことによってスロットル弁を閏じ且つそれからアクセ
ル操作子を操作することによってスロットル弁を成る開
度まで開くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるスロットル弁制御装置を示す第3
図の矢印■から見た左側面図、第2図は第3図の矢印■
から見た右側面図、第3図は本発明によるスロットル弁
制御装置を示す水平断面図、第4図及び第5図はそれぞ
れ第1図及び第2図のスロットル弁制御装置の初期作動
段階にあるところを示す図、第6図及び第7図はそれぞ
れさらに第4図及び第5図から進んだ作動段階にあると
ころを示す図、第8図はアクセル開度に対するスロット
ル開度の関係を説明するための図、第9図はアクセル開
度に対して変化するアクセル踏力を説明する図、第10
図は異常時のスロットル弁制御装置の作動を説明するた
めの図、第11図は本発明の第2実施例を示す図である
。 14・・・スロットルシャフト、 16・・・スロットルギヤ、 18・・・スロットル遊星ギヤ、 20・・・モータギヤ、  22・・・モータ遊星ギヤ
、36・・・連結シャフト、 37・・・スロットル遊星キャリヤ、 50・・・スロットルリターンスプリング、60・・・
アクセルリンク、 70・・・モータ、 74・・・モータ遊星キャリヤ、。 84・・・連結レバ°−0 勇 1図 22・・・モータ遊星ギヤ      84・・・運粘
し・マーも4図 第爺 勇 6図 幕7図 第9図 第10図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スロットル弁を支持したスロットルシャフトの一端に取
    りつけられたスロットルギヤと、該スロットルギヤに噛
    合つてその回りを公転するスロットル遊星ギヤと、モー
    タにより駆動されるモータギヤと、該モータギヤに噛合
    ってその回りを公転するモータ遊星ギヤと、アクセル操
    作子を操作するときに前記スロットル遊星ギヤとモータ
    遊星ギヤとを連結させることのできる連結手段と、アク
    セル操作子の操作量に応じて前記モータを制御する制御
    手段とを具備することを特徴とする内燃機関のスロット
    ル弁制御装置。
JP27348487A 1987-10-30 1987-10-30 内燃機関のスロットル弁制御装置 Pending JPH01117946A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6240899B1 (en) * 1996-09-03 2001-06-05 Hitachi, Ltd. Throttle valve device for an internal combustion engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6240899B1 (en) * 1996-09-03 2001-06-05 Hitachi, Ltd. Throttle valve device for an internal combustion engine

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