JPH0111654Y2 - - Google Patents

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JPH0111654Y2
JPH0111654Y2 JP1982051870U JP5187082U JPH0111654Y2 JP H0111654 Y2 JPH0111654 Y2 JP H0111654Y2 JP 1982051870 U JP1982051870 U JP 1982051870U JP 5187082 U JP5187082 U JP 5187082U JP H0111654 Y2 JPH0111654 Y2 JP H0111654Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はワードレオナード接続された直流電動
発電機と直流電動機を有する直流エレベーターに
おける停電時の救出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
エレベーターは走行中停電となると、第1図の
電磁ブレーキMgBが動作し、直流電動機Mを制
動し非常停止する。ところで、この時点では、直
流電動発電機Gは停電後もしばらく回転エネルギ
ーが蓄積されているため慣性で回転を続けるの
で、従来この回転を利用し、非常停止直後に第2
図のバツテリーB、充電器Aよりなる非常電源装
置により制御回路2、直流電動発電機の界磁GF、
直流電動機の界磁MF及び電磁ブレーキコイル
MBに給電し、直流電動発電機Gの慣性による回
転力を利用して発生する起電力によつて直流電動
機Mに駆動力を与えると共に、シーブSを介して
連結された乗かごCAと釣り合い錘CWの重量差
により生じる不平衡負荷を検出し、この不平衡負
荷を利用し運転負担の軽い方向に運転させる停電
時におけるエレベーターの自動着床方式が特公昭
51−9231号公報で論じられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、停電となると直流電動発電機Gを駆
動する誘導電動機IMへの供給電源がなくなり、
直流電動発電機Gの回転力は次第に低下して行く
ことになり、従つて発生する起電力にも限界があ
る。そして、上記した従来技術にあつては、停電
により一旦停止されたエレベーターを再起動させ
る際、乗かごCAと釣り合い錘CWとの間に大き
な不平衡差が生じていれば、この不平衡差を利用
して静止摩擦力を脱することができ、このときに
直流電動機Mで消費される電力はほとんどないの
で、電力消費による慣性力を利用した回転エネル
ギーの急激な消費はなく、回転数が急激に低下す
ることはない。そのため、慣性による回転エネル
ギーを利用して救出階まで運転させることができ
るが、しかしながら、乗かごCAと釣り合い錘
CWとの釣り合い状態がほぼ平衡となつている
と、静止摩擦力を脱するのに消費される電力は大
きくなり、そのため、直流電動発電機Gは急激に
回転エネルギーが消費されてその回転数は極度に
減少されてしまい、そして、発生電力が低下され
ることから直流電動機Mへの乗かごCAの走行可
能距離に相応する供給電力にも限界が生じ、乗か
ごCAが救出可能な階に到着できなくなるという
不都合が発生する。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところは、乗かごと釣り合
い錘とが平衡状態となつた場合、起動時の電力消
費で慣性による回転エネルギーが極度に減少され
てその回転エネルギーによる救出運転が行なえな
くなるのを防止するようにしたエレベーターの停
電時自動着床装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のエレベー
ターの停電時自動着床装置は、ワードレオナード
接続された直流電動発電機と直流電動機、この直
流電動機によつて昇降駆動される乗かごを有する
エレベーターにあつて、停電時に上記発電機及び
電動機の各界磁に給電する非常電源を備え、か
つ、停電時乗かご内負荷を検出しこの乗かごに対
応する釣り合い錘の荷重との比較により上記乗か
ごの運転方向を運転負担の軽い方向へ自動的に決
定すると共に、停電時に上記発電機及び電動機の
各界磁に対して決定された方向となるように上記
非常電源から給電するようにした制御回路とを備
え、上記乗かごを上記電動発電機の回転エネルギ
ーと上記非常電源とにより運転するよう構成した
ものにおいて、停電時乗かご内負荷を検出しこの
乗かごと対応する釣り合い錘との釣り合い状態が
ほぼ平衡となつたとき出力信号を送出する平衡状
態判別回路を上記制御回路に備えると共に、上記
出力信号により上記非常電源の電力を上記発電機
を回転させる電動機に供給し上記発電機の回転力
が極度に減衰するのを抑制する手段を具備した構
成にしている。
〔作用〕
本考案にあつては、乗かごとそれに対応する釣
り合い錘との釣り合いがほぼ平衡状態となつたと
き、非常電源により電動発電機を回転させる電動
機に対して電力を供給するようにしてあるので、
一旦停止されたエレベーターを再起動させる際の
静止摩擦力を脱するのに必要な電力供給のため慣
性による回転エネルギーが極度に減衰されるのを
防止でき、平衡負荷のときにも慣性による電動発
電機の回転を救出移動距離まで持続させることが
可能となり、従つて非常電源の容量を従来に対し
て僅かな増加分で平衡負荷に応じた救出運転を確
実に行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第3図に基づいて説
明する。
図中、第1図及び第2図と同符号のものは同一
のものを示し、Wは乗かごCAの負荷状態を検出
する負荷検出装置、Wtは負荷検出装置Wから出
力される負荷検出信号が乗かごCAと釣り合い錘
CWとの釣り合いが平衡状態となる信号であると
き制御回路2より出力される平衡負荷判別信号、
ya1,ya2はそれぞれに商用電源SAの電圧を検出
して付勢される商用電源検出リレー(図示せず)
の常開接点、yb1,yb2はそれぞれに上述した商用
電源検出リレーが消勢された後に乗かごCAが一
旦停止するのに要する所定時間(例えば、乗かご
CAの走行速度に関連するが通常1秒程度)経過
後に消勢するよう構成されたタイムリレー(図示
せず)の常閉接点、Xは停電後に乗かごCAが着
床位置に到達すると付勢される着床位置検出リレ
ー(図示せず)の常閉接点、IVはインバータ装
置である。
今、乗かごCAが走行中に停電となると、商用
電源SAからの電力供給がなくなり、上述した商
用電源検出リレーが消勢されてその常開接点ya1
及びya2が開放されることにより、誘導電動機IM
に対する駆動電力の供給が断たれると共に、制御
回路2の制御電源の供給が断たれて図示していな
い公知の回路で電磁ブレーキコイルMBの励磁が
解除されて電磁ブレーキMgBが釈放動作し、こ
れによつて乗かごCAは非常停止される。そして、
商用電源検出リレーが消勢されてから所定時間経
過すると上述したタイムリレーが消勢されその常
閉接点yb1及びyb2が閉成され、このとき、乗かご
CAが着床位置に停止していないと上述した着床
位置検出リレーは消勢されており、その常閉接点
Xは閉成されバツテリーBより常閉接点yb2を介
して制御回路2に電力が供給されると共に、常閉
接点yb2及び常閉接点Xを介して電磁ブレーキコ
イルMBに電力が供給される。制御回路2はバツ
テリーBから電力が供給されると、乗かごCAの
負荷状態を検出する負荷検出装置Wからの負荷検
出信号により公知の回路で運転させる運転方向を
決定すると共に、負荷検出装置Wからの負荷検出
信号が乗かごCAと対応する釣り合い錘CWとの
釣り合いとが平衡状態となる負荷であるとき平衡
負荷状態と判別し平衡負荷判別信号Wtを出力す
る。そして、制御回路2は運転方向の決定に基づ
いて電動発電機G及び電動機Mの各界磁GF及び
MFに対してバツテリーBより励磁電流を供給す
る。一方、前述したように電磁ブレーキコイル
MBにはバツテリーBより電力が供給され、電磁
ブレーキMgBは乗かごCAの静止状態を解除する
動作が行われており、停電直後は誘導電動機IM
の給電が断たれても電動発電機Gは慣性による回
転エネルギーが蓄積され回転されているため界磁
GFに励磁電流が供給されると電動機Mに対して
電圧を発生させる。さて、乗かごCAと釣り合い
錘CWとが平衡状態にあるエレベーターを静止摩
擦力から脱する電力の供給が行われると、慣性に
よる回転エネルギーは急激に減衰されることにな
り、そして、乗かごCAを救出可能な階に走行さ
せるまで電動発電機Gの慣性による回転を維持で
きなくなるが、今、制御回路2からは平衡状態判
別信号Wtが出力されており、そして、バツテリ
ーBの直流電力はインバータ装置IVで交流電力
に変換され、この変換された交流電力が平衡状態
判別信号Wt及び前述したタイムリレーの常閉接
点yb1を介して誘導電動機IMに供給されることに
より電気的に運転が継続されるので、前述のエレ
ベーターを静止摩擦力から脱する電力が供給され
るとき慣性による回転エネルギーが急激に減衰す
るのを補償することができ、乗かごCAを救出可
能な階に走行させるまで電動発電機Gは慣性によ
り回転し続けることができるので、乗かごCAと
釣り合い錘CWとの釣り合いが平衡状態となつた
場合にも、僅かなバツテリー容量の増加で救出可
能な階まで乗かごCAを電動発電機Gの慣性力に
よる回転エネルギーを利用して走行させることが
可能となり、安全に、かつ、確実に乗客の救出を
行なえるエレベーターの停電時自動着床装置を実
現できる。
尚、本実施例にあつては、電動発電機Gの慣性
力による回転エネルギーが減衰するのを抑制する
ためバツテリーBの直流電力をインバータ装置
IVを用いて交流電力に変換し、この交流電力で
誘導電動機IMを回転し続けさせるようにしてい
るが、この実施例に限定されることはなく、電動
発電機Gに誘導電動機IMに代えて直流の電動機
を連結してバツテリーBからの直流電力を上記電
動機に供給し回転エネルギーが減衰されるのを抑
制するようにしても同様の効果が得られると共
に、インバータ装置が不要となるので、設備費を
安価にできる効果がある。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、本考案によれば、乗か
ごとそれに対応する釣り合い錘との釣り合いがほ
ぼ平衡状態となつたとき、非常電源により電動発
電機を回転させる電動機に対して電力を供給する
ようにしてあるので、一旦停止されたエレベータ
ーを再起動させる際に、静止摩擦力を脱するのに
必要な電力供給のため慣性力による回転エネルギ
ーが極度に減衰されるのを抑制することができ、
平衡負荷状態のときの慣性力による電動発電機の
回転を救出移動距離まで持続させることが可能と
なり、従つて非常電源の容量を従来の対して僅か
な増加で平衡負荷状態に応じた救出運転を確実に
行なうことができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はエレベーター駆動系の系統図、第2図
は従来方式の回路のブロツク図、第3図は本考案
による制御回路のブロツク図である。 CA……乗かご、CW……釣り合い錘、MgB…
…電磁ブレーキ、MB……電磁ブレーキコイル、
IM……誘導電動機、G……直流電動発電機、M
……直流電動機、A……充電器、B……バツテリ
ー、2……制御回路、GF……直流電動発電機界
磁、MF……直流電動機界磁、S……シーブ、
SA……商用電源、IV……インバータ装置、W…
…負荷検出装置、Wt……平衡負荷判別信号、
ya1,ya2……商用電源検出リレーの常開接点、
yb1,yb2……タイムリレーの常閉接点、X……着
床位置検出リレーの常閉接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワードレオナード接続された直流電動発電機と
    直流電動機、この直流電動機によつて昇降駆動さ
    れる乗かごを有するエレベーターにあつて、停電
    時に上記発電機及び電動機の各界磁に給電する非
    常電源を備え、かつ、停電時乗かご内負荷を検出
    しこの乗かごに対応する釣り合い錘の荷重との比
    較により上記乗かごの運転方向を運転負担の軽い
    方向へ自動的に決定すると共に、停電時に上記発
    電機及び電動機の各界磁に対して決定された方向
    となるように上記非常電源から給電するようにし
    た制御回路とを備え、上記乗かごを上記電動発電
    機の回転エネルギーと上記非常電源とにより運転
    するようにしたエレベーターの停電時自動着床装
    置において、停電時乗かご内負荷を検出しこの乗
    かごと対応する釣り合い錘との釣り合いがほぼ平
    衡状態となつたとき出力信号を送出する平衡状態
    判別回路を上記制御回路に備えると共に、上記出
    力信号により上記非常電源の電力を上記発電機を
    回転させる電動機に供給し上記発電機の回転力が
    極度に減衰するのを抑制する手段を具備したこと
    を特徴とするエレベーターの停電時自動着床装
    置。
JP5187082U 1982-04-12 1982-04-12 エレベ−タ−の停電時自動着床装置 Granted JPS58154264U (ja)

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JP5187082U JPS58154264U (ja) 1982-04-12 1982-04-12 エレベ−タ−の停電時自動着床装置

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Publication Number Publication Date
JPS58154264U JPS58154264U (ja) 1983-10-15
JPH0111654Y2 true JPH0111654Y2 (ja) 1989-04-05

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519231A (ja) * 1974-06-12 1976-01-24 Western Electric Co
JPS53140749A (en) * 1977-05-11 1978-12-08 Mitsubishi Electric Corp Device for operating elevator cage in emergency
JPS5713560B2 (ja) * 1974-09-11 1982-03-17

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713560U (ja) * 1980-06-25 1982-01-23

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JPS58154264U (ja) 1983-10-15

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