JPH0111427Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0111427Y2
JPH0111427Y2 JP17726884U JP17726884U JPH0111427Y2 JP H0111427 Y2 JPH0111427 Y2 JP H0111427Y2 JP 17726884 U JP17726884 U JP 17726884U JP 17726884 U JP17726884 U JP 17726884U JP H0111427 Y2 JPH0111427 Y2 JP H0111427Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
staple
magazine
staple guide
guide
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17726884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6192574U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17726884U priority Critical patent/JPH0111427Y2/ja
Publication of JPS6192574U publication Critical patent/JPS6192574U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0111427Y2 publication Critical patent/JPH0111427Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、特に簡易製本や厚綴じ用等に使用さ
れるホチキスのステープル打込み部におけるステ
ープルの案内装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より簡易製本や厚綴じ用等に使用されてき
たこの種のホチキスは、その使用目的に添う耐久
力増加のための堅牢化の一手段として、接続され
たステープルを切離すステープルガイドの先端部
のみに熱処理による焼入れ処理等を施し、先端部
のみの硬質化を計るという手段も考えられたが、
この局部的な硬質化処理は、ステープルガイドに
修正作業が困難な局部的な変形を生じさせ、使用
にあたつては、ステープルの送り操作が不円滑に
なるであろうという難点が予測されるところか
ら、全体的な硬質化処理を行つていた。
ところで、上記のようにステープルガイド全体
の硬質化のための熱処理等を施した場合にも、修
正作業等は局部的に熱処理等を施した場合に比べ
て多少は容易なるも、ステープルガイドには寸法
上と形状上の狂いや変形が生じ、ホチキスの組立
て工程時における修正加工等が要求されること
は、同様であつて、分解・組立てに手数を要し、
高価となるばかりでなく、互換性に乏しい部品と
なりがちとならざるを得ないという避け難に欠点
があつた。
また、一方簡易製本や厚綴じ用等に使用される
ステープルは、その脚部の長さが比較的長大なと
ころから、ステープルの打込みの際に、抵抗が大
きくなり、ステープルが座屈することがしばしば
あるという不都合があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上述の如き難点なり欠点、それに不
都合なりに鑑み、ステープルガイドには、その寸
法なり形状なりに狂いなり変形なりをもたらす硬
質化処理を施すことなく、製作当初の精度を保持
し得る如くなすと同時に、ステープルの打込みに
あたつては、ステープルの座屈を防止し得るステ
ープル案内装置の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るホチキスのステープル案内装置
は、前記の目的達成のために、断面形状が状の
マガジンの内部にステープルの送出し間隙を隔て
て断面形状が状をなし、かつ付勢ばねによつて
ステープル打込み用溝方向に復帰可能に装着せし
められたステープルガイドの前端部に、有弾性硬
質材製にして、前記ステープルガイドの前端部上
面を覆い、かつ前端縁部の上面両隅部が平面視並
びに側面視にてともに略直角に形成されたステー
プル支持板の前端縁から、前記ステープルガイド
の両側板の前端縁面を各別に覆う垂直爪片と、こ
の両側の垂直爪片間にこれらの爪片よりも少しば
かり前方に傾斜せしめられた弾性爪片とがフオー
ク状に垂設せしめられてなるステープル受け金具
を装着し、該ステープル受け金具の垂直爪片と弾
性爪片とを前記マガジンの前端部に装着したマガ
ジンカバーの内側面に形成されたステープル打込
み用溝内に臨出せしめた構成を特徴とするもので
ある。
(作用) 本考案に係る特に簡易製本や厚綴じ用等に使用
されるホチキスのステープル打込み部におけるス
テープル案内装置は、上述の如く、接続せしめら
れた個々のステープルを切離す部分にして、最も
力を受け、ステープルが摺接せしめられるステー
プルガイドの前端部には有弾性硬質材製のステー
プル受け金具を装着し、その前端部上面はステー
プル支持板で覆われ、前端縁面は垂直爪片で覆わ
れているので、この種これまでのホチキスのステ
ープルガイドの如く、寸法や形状にわずかながら
の狂いや変形をもたらす熱処理等によるステープ
ルガイド自体の硬質化を計らなくとも、ステープ
ルガイドは損傷や摩耗することなく、所期の寸法
と形状を備えたステープルガイドが得られるが故
に、互換性のあるステープルガイドが得られ、し
かも、ステープル受け金具のステープル支持板の
前端縁部の上面両隅部が平面視並びに側面視にて
ともに略直角に形成されているので、最前端のス
テープルの切離しが円滑に行われる。
さらに、またステープルの打込み過程につれて
ステープルガイドは後退するも、ステープル受け
金具の弾性爪片はステープルの両脚間の水平部の
下面にステープルが打込まれて離れるまで弾力的
に当接、摺接し、ステープルを座屈させないよう
に案内することとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によつて詳細に説
明することとする。
まず、本考案になるステープル案内装置が組込
まれたホチキスは、その一部を切欠して示した第
1図に示したように、公知の如くクリンチヤーや
ゲージ等が装着せられている従来よりのものと同
様の基台1と、これも従来のものと同様に基台1
上に固定せられていて、後述から明らかとなる各
枢着ピン3,4や圧縮ばね5、それにマガジン上
動位置規制用のストツパーピン6等が装着せられ
ているサイドフレーム2と、これも在来のと同様
にサイドフレーム2の前端部側の上部に装着せら
れた枢着ピン3にて回動可能に枢着せられている
ハンドル7と、後述する如くドライバー15や圧
縮ばね17(第2図参照)等が装着せられてい
て、上端部の連動用ピン14を介してハンドル7
に連動連結され、ハンドル7によつて上下動せし
められるプランジヤー10と、いずれも後述によ
つて明らかとなるところの、後端部側が前記枢着
ピン4にてサイドフレームに枢着され、圧縮ばね
5により常時上方に付勢せしめられていて、スト
ツパーピン6にて上動位置が規制せられるマガジ
ン20や、このマガジン20内に従来のものと同
様に進退可能に、後述の如く装着せられいて、本
考案になるステープル案内装置における主要な構
成部材である後述のステープル受け金具80(第
2図以降参照)が前端部に装着せられたステープ
ルガイド30と立上がりカバー40、それにプラ
ンジヤー受け板50やクリツクばね60(第2,
3図参照)、前記ステープル受け金具80に協同
するステープル打込み用溝73(第2,3図参
照)が形成せられたマガジンカバー70、その他
公知公用のために図示と説明を省略するプツシヤ
ー等によつて構成せられている。
ところで、上記プランジヤー10を第2図と第
3図によつて説明するに、これは後板が途中まで
取付けられたチヤンネル形か、または四角筒形で
上方部がチヤンネル形をなし、その前板には、長
さ方向に沿つて設けられている二個のドライバー
取付け用突起11,11とドライバー15の長さ
方向に沿つて設けられた三個の取付け用孔16,
16,16とを利用して、ドライバー15が上下
反転使用可能に装着せられており、その側板の一
部を形に打抜いて折曲形成せられていて、後述
のプランジヤー受け板50のプランジヤー上昇位
置規制用水平上板部51に衝当し、その上昇位置
を規制するための上昇位置規制用突片12,12
(一方は図示省略)の下面と後述するマガジン2
0の前端部側上縁間に架設せられた案内杆付き圧
縮ばね受け板25との間に介装せられた圧縮ばね
17によつて、常時上方に付勢せしめられてい
る。そして、これらの構成は、本出願人が本出願
と同時に出願した実開昭61−92575号と全く同等
である。
また、マガジン20は、第2,3,4図に示し
たように、この種従来のマガジンにみられるよう
に、断面形状が状をなし、その側壁22,22
の前端部側の上縁間には、圧縮ばね17の下方部
内に嵌入せしめられる案内杆26を備えた案内杆
付き圧縮ばね受け板25が架設されてなり、その
内部には、ステープルの送出し間隙23,23等
を隔てて断面形状が状のステープルガイド30
が装着せられている。このステープルガイド30
の底板31とマガジン20の底板21とには、そ
れぞれ切起し片33と24とが形成してあり、マ
ガジン20の切起し片24はステープルガイド3
0の底板31に穿設した摺動用孔34を通してス
テープルガイド30内に突出し、切起し片24と
切起し片33との間に張設した引張りばね35に
よつて、ステープルガイド30は、この種従来の
ステープルガイドと同様に、常時前端部方向すな
わち前進方向に付勢せられている。したがつて、
このステープルガイド30は、ステープルの打込
み時には、引張りばね35の付勢力に抗して後退
せしめられることとなる。
そして、このステープルガイド30の前端部に
は、本考案になるステープル案内装置構成用の主
部材であるステープル受け金具80が装着せられ
ている。
よつて、このステープル受け金具80を、第
2,3図、特に第5図以降によつて説明するに、
このステープル受け金具80は、熱処理等によつ
て硬質化された有弾性硬質材製にして、前記断面
形状が状のステープルガイド30の両側板3
2,32の切欠上縁間に架設し、上面が他の切欠
されていない上縁面と同一平面を形成するように
ステープルガイド30の前端部を覆い、かつ前端
縁部の上面両隅部が平面視並びに側面視にてとも
に略直角に形成されたステープル支持板81の前
端縁から、ステープルガイド30の両側板32,
32の前端縁面を各別に覆う垂直爪片82,82
と、この両側の垂直爪片82,82間にこれらの
爪片82,82よりも少しばかり前方に傾斜せし
められた弾性爪片83とがフオーク状に垂設せし
められてなるものである。そして、このステープ
ル受け金具80の前端部の垂直爪片82,82と
弾性爪片83は、後述のマガジンカバー70の前
板71に形成されたステープル打込み用溝73内
に臨出せしめられるのである。さらに、前記ステ
ープル支持板81の後端縁には、ステープルガイ
ド30の両側板32,32間に弾力的に嵌合する
ように略状に折曲形成した装着部84を連設
し、該装着部84の側板に形成した切起し片8
5,85をステープルガイド30の各側板32,
32の内側面に形成した係止用凹部36,36に
弾力的に係合させて固定するようにしてある。
また、立上がりカバー40は、底板とその両側
より上方に立上がり状に折曲されていて、前記ス
トツパーピン6に衝当する段部42,42(一方
は図示省略)を備えた側板41,41とで断面形
状が形をなし、底板の前端部分は少しばかり切
欠して短めとなし、また両側板41,41の間に
して、その後端部寄りの上部間には、プランジヤ
ー受け板・クリツクばね(マガジンカバー押え用
の)装着用ピン43が、その下方部間にはプラン
ジヤー受け板固装用ピン44がそれぞれ装架さ
れ、前記ピン43の両端部は両側板41,41外
に突出させ、後述から明らかとなる上方部のマガ
ジンカバー装着用突軸45,45(一方は図示省
略、ピン43とは別体の突起でも可)となされ、
さらに両側板41,41の前端部寄りの下部外側
には、これも後述から明らかとなる下方部のマガ
ジンカバー装着用突起46,46(一方は図示省
略)が突設せしめられてなり、前記マガジン20
の下方から両側板41,41を利用した強制嵌
合、スポツト溶接、装着等によつて、マガジン2
0の前端部に固装され、マガジン20とこの立上
がりカバー40の前端縁は面一となされている。
また、プランジヤー受け板50は、前記プラン
ジヤー10の圧縮ばね受け用を兼ねている上昇位
置規制用突片12,12の上面側に衝当するプラ
ンジヤー上昇位置規制用水平上板部51と、プラ
ンジヤー10の上下動の際に、その後端部側の側
面に摺接して案内する垂直板部52と、垂直板部
52より後端部側の後方に折曲されていて、上方
部に前記ピン43を嵌入せしめる嵌入用孔54,
54(一方は図示省略)が、また下縁からは前記
ピン44を嵌装せしめる嵌入用溝55,55(一
方は図示省略)が形成された両袖板53,53と
からなり、前記立上がりカバー40の両側板4
1,41間に装着固定される。
さらに、マガジンカバー押え用のクリツクばね
60は、上下の巾の広い板部と中央の巾の狭い板
部とよりなる板ばねを使用し、上部の巾の広い板
部をコ字形に屈曲し、その両前端縁62,62が
前記プランジヤー受け板50における垂直板部5
2の背面側に当接するように、前記ピン43を嵌
入挿通する取付け孔63,63が形成せられた袖
板61,61となし、下部の巾の広い板部には、
後述のマガジンカバー70における各側板72,
72の後端部側の後端縁に二段に形成された横向
きV字形のクリツクばね係合用溝77,77と7
8,78(いずれも一方は図示省略)に嵌入し、
マガジンカバー70を定着せしめるための横向き
の山形突条65を形成することによつてなり、こ
れは前記立上がりカバー40におけるプランジヤ
ー受け板、クリツクばね装着用ピン43により前
記プランジヤー受け板50と共に、立上がりカバ
ー40における両側板41,41間に取付けられ
ている。
最後になつたが、マガジンカバー70は、前記
各前端縁が面一となされたマガジン20と立上が
りカバー40の前面側を覆うように、前板71と
両側板72,72とで上からみて形をなし、か
つ熱処理等によつて硬質化が計られてなるもの
で、その前板71の内側面には、前記ドライバー
15を案内し、ステープルを打込むためのステー
プル打込み用溝73が形成されており、その両側
の平坦面部74,74は前記マガジン20と立上
がりカバー40の前端縁に密接するようになされ
ており、また両側板72,72の上方部には、前
記立上がりカバー40における両側板41,41
の上方部に設けられたマガジンカバー装着用突軸
45,45(一方は図示省略)を嵌入するため
の、上部が閉じていて、下方部が後縁に開口して
いるマガジンカバー装着用突軸嵌装用L字形溝7
5,75が、また両側板72,72の下縁から
は、前記マガジンカバー装着用突起46を嵌入す
るためのマガジンカバー装着用突起嵌装用垂直方
向溝76,76(一方は図示省略)が、さらに両
側板72,72の後縁には、前記マガジンカバー
押え用のクリツクばね60の山形突条65を選択
的に嵌入させてマガジンカバー70を異なつた位
置に定着することができるようにするためのクリ
ツクばね係合用溝77,77と78,78(いず
れも一方は図示省略)が上下二個所に形成される
などしてなるものである。
そして、このマガジンカバー70は、ステープ
ルガイド30が装着せしめられたマガジン20の
前端部側に下方より嵌合固装せられて前端縁が面
一となされた立上がりカバー40の前面、すなわ
ち前端部の前面側より立上がりカバー40の両側
板41,41を両側板72,72の間に押込むよ
うにして押込み、両側板72,72の後縁でクリ
ツクばね60の山形突条65を後方へ押しやりな
がら前記L字形溝75,75の開口部の奥の方に
前記突軸45,45を入れると、前記垂直方向溝
76,76の下方に前記突起46,46がくるの
で、今度はマガジンカバー70を押下げると、前
記突軸45,45はL字形溝75,75の垂直部
分の閉じた上部に、前記突起46,46は垂直方
向溝76,76の上部にとそれぞれ嵌入係止せし
められる一方、クリツクばね60における山形突
条65はクリツクばね係合用溝78,78を通り
越し、その上のクリツクばね係合用溝77,77
に嵌入係止し、マガジンカバー70が係着せしめ
られ、その平坦面部74,74はマガジン20と
立上がりカバー40の前端縁に密接せしめられ、
簡易製本や厚綴じ用等のホチキスとしての機能を
充分奏し得る如く組立てられることとなる。
なお、上記中の立上がりカバー40とクリツク
ばね60を排し、マガジン20の両側板22,2
2の前端部側を前方からみて〓状に立上がらせ、
この立上がり部を利用して、その両側板間にプラ
ンジヤー受け板50と同等のプランジヤー受け板
を装着したり、この両側板をマガジンカバー70
と同等のステープル打込み用溝を備えたマガジン
カバーの両側板間に嵌装し、固装したりしてもよ
いことはいうまでもないところであり、かつこの
程度のことは公知に属する技術であるので、これ
を他の実施例として図示し、説明することは省略
した。
上述の如く、特に簡易製本や厚綴じ用等として
組立てられ、ステープル受け金具80を備えたホ
チキスの不使用時には、ハンドル7は解放され、
プランジヤー10は圧縮ばね17によつて押上げ
られ、ドライバー15を伴い、最上昇位置にプラ
ンジヤー受け板50によつて静止せしめられてい
る一方、ステープルガイド30は引張りばね35
によつてマガジンカバー70方向に前進せしめら
れ、ステープルガイド30の前端部に装着せられ
たステープル受け金具80における垂直爪片8
2,82とその間の弾性爪片83とはマガジンカ
バー70のステープル打込み用溝73内に入り込
んでいるので(第2図参照)、ステープルガイド
30上に装填されたワンブロツクのステープルは
図示省略のプツシヤーによつて押送され、最前端
のステープルは垂直爪片82,82と弾性爪片8
3上方に達し、次位以降のステープルはステープ
ル支持板81とステープルガイド30とで支持さ
れることとなる。
そして、ステープル支持板81の前端縁部の上
面両隅部が平面視並びに側面視にてともに略直角
に形成されているので、ハンドル7の操作によつ
てプランジヤー10を介してドライバー15を圧
下すると、最前端のステープルの切離しが円滑に
行われ、ステープルが打込まれる過程において
は、ステープル受け金具80がドライバー15に
よつて打込まれるステープルにより後方への押送
力を受け、引張りばね35に抗してステープルガ
イド30と共に後退せしめられるも、ステープル
受け金具80の弾性爪片83はステープルの両脚
間の水平部の下面にステープルが打込まれて離れ
るまで弾力的に当接、摺接し、ステープルが座屈
しないように案内することとなる。
ところで、ステープル受け金具80は、熱処理
等によつて硬質化の計られた有弾性硬質材製であ
り、かつその垂直爪片82,82はステープルガ
イド30の両側板32,32の前端縁を覆い、保
護しているので、ステープルガイド30は何等の
損傷も受けることがなくなりたるが故に、この種
従来のステープルガイドの如く、ステープルガイ
ド自体に、ステープルガイド自体の寸法や形状に
わずかながら狂いや変形をもたらす熱処理等によ
る硬質化を施さずともよいこととなり、またこの
結果、当然のことながら、他の部品と同様、互換
性のあるステープルガイド30となし得ることと
なつた。
(考案の効果) 以上の記載によつて明らかなように、断面形状
が状のマガジンの内部にステープルの送出し間
隙を隔てて断面形状が状をなし、かつ付勢ばね
によつて復帰可能に装着せられたステープルガイ
ドの前端部に、有弾性硬質材製にして、該ステー
プルガイドの前端縁面を保護する垂直爪片やこの
垂直爪片間にこれらの爪片より少しばかり前方に
位置する弾性爪片等を備えてなるステープル受け
金具を装着したるをもつて、 a この種、従来よりの簡易製本や厚綴じ用等の
ホチキスにおけるステープルガイドのように、
その寸法に狂いを生じさせると共に、形状に変
形をもたらす熱処理等による硬質化を計る必要
をなくしたるをもつて、ステープルガイドは所
期の寸法と形状を備えた互換性のあるものが得
られることとなりたるが故に、ホチキスの組立
て工程が極めて容易になつたばかりでなく、長
期にわたつて機能が充分に発揮し得る精度の高
いホチキスの提供が可能となつた。
b また、ステープル支持板の前端縁部の上面両
隅部が平面視並びに側面視にてともに略直角に
形成されているが故に、最前端のステープルの
切離しが円滑に行われるようになつた。
c さらに、垂直爪片と共にマガジンカバーのス
テープル打込み用溝内に臨出せしめられている
弾性爪片は、ドライバーによつて打込まれるス
テープルの両脚間の水平部の下面に、ステープ
ルが打込まれて離れるまで弾力的に当接、摺接
することとなるので、ステープルは正確に垂直
に打込まれ、座屈せしめられるようになること
も防止することができるようになつた。
などの実に優れた実用的効果を奏するホチキスの
提供を可能ならしめた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るホチキスのステープル案内
装置の実施例を示すもので、第1図は本考案にな
るステープル案内装置が組込まれたホチキスの一
部を切欠して示した側面図で、第2図はその要部
説明用の一部の拡大縦断側面図、第3図は一部の
図示を省略して示した要部説明用の分解斜視図、
第4図の要部説明用の一部の平面図、第5図はそ
のステープル受け金具のみの側面図、第6図はそ
の正面図、第7図はその平面図、第8図は第5図
中の−線に沿つた断面図である。 1;基台、2;サイドフレーム、3,4;枢着
ピン、5;圧縮ばね、6;ストツパーピン、7;
ハンドル、10;プランジヤー、11;ドライバ
ー取付け用突起、12;上昇位置規制用突片、1
4;連動用ピン、15;ドライバー、16;取付
け用孔、17;圧縮ばね、20;マガジン、2
1;底板、22;側板、23;ステープル送出し
間隙、24;切起し片、26;案内杆、25;案
内杆付き圧縮ばね受け板、30;ステープルガイ
ド、31;底板、32;側板、33;切起し片、
34;摺動用孔、35;引張りばね、36;係止
用凹部、40;立上がりカバー、41;側板、4
2;段部、43;プランジヤー受け板・クリツク
ばね(マガジンカバー押え用の)装着用ピン、4
4;プランジヤー受け板固装用ピン、45;マガ
ジンカバー装着用突軸、46;マガジンカバー装
着用突起、50;プランジヤー受け板、51;プ
ランジヤー上昇位置規制用水平上板部、52;垂
直板部、53;袖板、54;嵌入用孔、55;嵌
入用溝、60;クリツクばね、61;袖板、6
2;前端縁、63;取付け孔、65;山形突条、
70;マガジンカバー、71;前板、72;側
板、73;ステープル打込み用溝、74;平坦面
部、75;マガジンカバー装着用突軸嵌装用L字
形溝、76;マガジンカバー装着用突起嵌装用垂
直方向溝、77,78;クリツクばね係合用溝、
80;ステープル受け金具、81;ステープル支
持板、82;垂直爪片、83;弾性爪片、84;
装着部、85;切起し片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面形状が状のマガジンの内部にステープル
    の送出し間隙を隔てて断面形状が状をなし、か
    つ付勢ばねによつてステープル打込み用溝方向に
    復帰可能に装着せしめられたステープルガイドの
    前端部に、有弾性硬質材製にして、前記ステープ
    ルガイドの前端部上面を覆い、かつ前端縁部の上
    面両隅部が平面視並びに側面視にてともに略直角
    に形成されたステープル支持板の前端縁から、前
    記ステープルガイドの両側板の前端縁面を各別に
    覆う垂直爪片と、この両側の垂直爪片間にこれら
    の爪片よりも少しばかり前方に傾斜せしめられた
    弾性爪片とがフオーク状に垂設せしめられてなる
    ステープル受け金具を装着し、該ステープル受け
    金具の垂直爪片と弾性爪片とを前記マガジンの前
    端部に装着したマガジンカバーの内側面に形成さ
    れたステープル打込み用溝内に臨出せしめたこと
    を特徴とするホチキスのステープル案内装置。
JP17726884U 1984-11-24 1984-11-24 Expired JPH0111427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17726884U JPH0111427Y2 (ja) 1984-11-24 1984-11-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17726884U JPH0111427Y2 (ja) 1984-11-24 1984-11-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6192574U JPS6192574U (ja) 1986-06-16
JPH0111427Y2 true JPH0111427Y2 (ja) 1989-04-03

Family

ID=30734837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17726884U Expired JPH0111427Y2 (ja) 1984-11-24 1984-11-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0111427Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013169630A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Max Co Ltd ステープラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013169630A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Max Co Ltd ステープラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6192574U (ja) 1986-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5516025A (en) Stapler having a clinching mechanism
EP1736282B1 (en) Stapler
US4040556A (en) Hand-operated stapler
KR100768971B1 (ko) 스테이플러의 클린처장치
US8251272B2 (en) Stapler
US20090272781A1 (en) Stapler
US4699307A (en) Driver for framer's and glazier's points
US6637635B2 (en) Clinching mechanism for staplers
US4838470A (en) Stapler base
JP4322014B2 (ja) ホッチキス
JPH0111427Y2 (ja)
US6371351B1 (en) Stapler
JP4135392B2 (ja) ステープラー
JPS6334851Y2 (ja)
US20090294510A1 (en) Clinch positioning mechanism of stapler
JPH0616664Y2 (ja) ホッチキスのクリンチャ機構
JP4001022B2 (ja) ステープラ
US2283873A (en) Stapling device
JP2727169B2 (ja) ステープラー
JP2631355B2 (ja) ステープラー
JP5080142B2 (ja) ステープラ
JP4420208B2 (ja) ステープラーのクリンチャ装置
CN213005084U (zh) 钉道及其具有该钉道的订书机
JP2671255B2 (ja) ステープラー
JP3013200U (ja) ステープラー