JPH01113156A - 金属薄帯用連続鋳造装置 - Google Patents
金属薄帯用連続鋳造装置Info
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- JPH01113156A JPH01113156A JP26877487A JP26877487A JPH01113156A JP H01113156 A JPH01113156 A JP H01113156A JP 26877487 A JP26877487 A JP 26877487A JP 26877487 A JP26877487 A JP 26877487A JP H01113156 A JPH01113156 A JP H01113156A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0605—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by two belts, e.g. Hazelett-process
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、一対の金属ベルト間に形成された湯溜り部に
対する注湯を容易にした金属薄帯用連続鋳造装置に関す
る。
対する注湯を容易にした金属薄帯用連続鋳造装置に関す
る。
最近、溶鋼等の溶融金属から最終形状に近い数ｍｎ＋〜
数十胴程度の厚みをもつ金属薄帯を直接的に製造する連
続鋳造方法が注目を浴びている。この方法によるとき、
従来のように多段階にわたる圧延工程を省略することが
できるため一１工程及び設備の簡略化が図られる。また
、各工程間で素けを加工温度に加熱する熱処理も本質的
に不要となるために、省エネルギー効果も期待すること
ができる。このような連続鋳造技術の一つとして、ツイ
ンベルト方式がある。
数十胴程度の厚みをもつ金属薄帯を直接的に製造する連
続鋳造方法が注目を浴びている。この方法によるとき、
従来のように多段階にわたる圧延工程を省略することが
できるため一１工程及び設備の簡略化が図られる。また
、各工程間で素けを加工温度に加熱する熱処理も本質的
に不要となるために、省エネルギー効果も期待すること
ができる。このような連続鋳造技術の一つとして、ツイ
ンベルト方式がある。
このツインベルト方式では、一対の金属ベルトを所定の
間隙をもって対峙させ、その間隙に溶融金属を注湯して
湯溜り部を形成し、この湯溜り部の溶融金属を金属ベル
トを介した抜熱によって冷却・凝固して、金属薄帯とし
ている。しかし、この方式によるとき、金属ベルトの間
に形成される湯溜り部は、目的とする金属薄帯の厚みに
対応して狭いものである。そこで、この狭い湯溜り部に
溶融金属を注入するため、これまで各種の注湯ノズルが
提案されているが、その狭さからくる注湯の困難性を根
本的に解決するものではない。
間隙をもって対峙させ、その間隙に溶融金属を注湯して
湯溜り部を形成し、この湯溜り部の溶融金属を金属ベル
トを介した抜熱によって冷却・凝固して、金属薄帯とし
ている。しかし、この方式によるとき、金属ベルトの間
に形成される湯溜り部は、目的とする金属薄帯の厚みに
対応して狭いものである。そこで、この狭い湯溜り部に
溶融金属を注入するため、これまで各種の注湯ノズルが
提案されているが、その狭さからくる注湯の困難性を根
本的に解決するものではない。
そこで、特開昭５９−１８５５４８号公報にあっては、
湯溜り部の上部を広くし、下部を目的とする金属薄帯の
厚みに対応させることが提案されている。
湯溜り部の上部を広くし、下部を目的とする金属薄帯の
厚みに対応させることが提案されている。
第４図は、該特開昭５９−１８５５４８号公報で開示さ
れている連続鋳造機を示す。溶融金属を湯溜り部に注湯
する注入ノズル１の下方に、所定の間隙を介して対向す
る一対の金属ベル）２ａ、 ２ｂを対峙させている。こ
れら金属ベル）２ａ、 ２ｂは、ガイドロール３ａ、
３ｂ、 ４ａ、 ４ｂ、 ５ａ、 ５ｂ、 ５ａ、 ５
ｂによって、一定の距離にわたって注湯された金属を保
持するための間隙を維持しつつ循環している。これら金
属ベル）２ａ、 ２ｂにより構成される鋳造空間は、上
広形で下向きにすぼまる逆三角形となるように、金属ベ
ル）２ａ、 ２ｂの搬送路が設計されている。そして、
この湯溜り部に注湯された溶融金属から製造された鋳片
の幅を規制するため、鋳片の短辺側に接する短辺鋳型と
して、前述の逆三角形に対応した形状をもつ固定側板７
，８を、短辺鋳型として一対の金属ベルト２ａ、 ２ｂ
の間隙に介在させている。
れている連続鋳造機を示す。溶融金属を湯溜り部に注湯
する注入ノズル１の下方に、所定の間隙を介して対向す
る一対の金属ベル）２ａ、 ２ｂを対峙させている。こ
れら金属ベル）２ａ、 ２ｂは、ガイドロール３ａ、
３ｂ、 ４ａ、 ４ｂ、 ５ａ、 ５ｂ、 ５ａ、 ５
ｂによって、一定の距離にわたって注湯された金属を保
持するための間隙を維持しつつ循環している。これら金
属ベル）２ａ、 ２ｂにより構成される鋳造空間は、上
広形で下向きにすぼまる逆三角形となるように、金属ベ
ル）２ａ、 ２ｂの搬送路が設計されている。そして、
この湯溜り部に注湯された溶融金属から製造された鋳片
の幅を規制するため、鋳片の短辺側に接する短辺鋳型と
して、前述の逆三角形に対応した形状をもつ固定側板７
，８を、短辺鋳型として一対の金属ベルト２ａ、 ２ｂ
の間隙に介在させている。
これによって、溶融金属を注入するための作業空間を広
くとることができ、注入ノズル１の配置が容易となる。
くとることができ、注入ノズル１の配置が容易となる。
そして、金属ベル）２ａ、 ２ｂ間の湯溜り部に注湯さ
れた溶融金属は、金属ベルト２ａ。
れた溶融金属は、金属ベルト２ａ。
２ｂの裏面に配置された冷却ノズル９から吹き付けられ
た冷媒によって金属ベル）２ａ、 ２ｂを介して抜熱さ
れ、それぞれの金属ベル１−２ａ、 ２ｂ面上で凝固シ
ェルを形成する。これらの凝固シェルは、鋳造方向（第
４図では下向き）に従って互いに接近し、鋳造空間をで
たところで所定の厚みを存する薄鋳片、すなわち金属薄
帯１０として送り出される。
た冷媒によって金属ベル）２ａ、 ２ｂを介して抜熱さ
れ、それぞれの金属ベル１−２ａ、 ２ｂ面上で凝固シ
ェルを形成する。これらの凝固シェルは、鋳造方向（第
４図では下向き）に従って互いに接近し、鋳造空間をで
たところで所定の厚みを存する薄鋳片、すなわち金属薄
帯１０として送り出される。
このように、湯溜り部の上方における金属ベル）２ａ、
２ｂ間の距離を大きくすることによって、注入ノズル
１を配置する空間が確保でき、特殊形状の注入ノズルを
必要とすることがなくなる。しかしながら、特開昭５９
−１８５５４８号公報で提案された連続鋳造機にあって
は、金属ベル）２ａ、 ２ｂの間に固定側板７，８を短
辺鋳型として配置し、これによって湯溜り部における凝
固ンエルの幅を規制している。
２ｂ間の距離を大きくすることによって、注入ノズル
１を配置する空間が確保でき、特殊形状の注入ノズルを
必要とすることがなくなる。しかしながら、特開昭５９
−１８５５４８号公報で提案された連続鋳造機にあって
は、金属ベル）２ａ、 ２ｂの間に固定側板７，８を短
辺鋳型として配置し、これによって湯溜り部における凝
固ンエルの幅を規制している。
そのため鋳片の短辺部は固定側板７．８に全面接触する
。その結果鋳片の短辺部は摩擦により強い剪断応力を受
け、このため、鋳片が短辺部から破断したり、破断部か
ら溶湯が流出するブレークアウトを発生することがある
。
。その結果鋳片の短辺部は摩擦により強い剪断応力を受
け、このため、鋳片が短辺部から破断したり、破断部か
ら溶湯が流出するブレークアウトを発生することがある
。
また、破断に至らないまでも、短辺部に表面割れが発生
することもある。
することもある。
これを避けるため、鋳造速度すなわち金属ベルト２ａ、
２ｂの走行速度を抑えることによって鋳片短辺部が受
ける剪断応力を軽減することが必要となるが、これでは
生産能力が上げられない。
２ｂの走行速度を抑えることによって鋳片短辺部が受
ける剪断応力を軽減することが必要となるが、これでは
生産能力が上げられない。
そこで本発明は、このように上部の間隙が広い湯溜り部
を形成したツインベルト方式の連続鋳造機において、凝
固シェルの両端部を規制する短辺鋳型と鋳片短辺部との
接触状態を改善することにより、鋳片破断やブレークア
ウトのない安定した条件で高速鋳造を可能にすることを
目的とする。
を形成したツインベルト方式の連続鋳造機において、凝
固シェルの両端部を規制する短辺鋳型と鋳片短辺部との
接触状態を改善することにより、鋳片破断やブレークア
ウトのない安定した条件で高速鋳造を可能にすることを
目的とする。
本発明の金属薄帯用連続鋳造装置は、その目的を達成す
るため、鋳片の長片側に当たる鋳型壁面を形成し且つ前
記鋳片と同期して走行する一対の金属ベルトを、該金属
ベルトの間隙が鋳造方向に沿って縮小するように配置し
、前記鋳片の短辺側に当たる短辺鋳型を前記鋳片の厚み
方向に３分割して、その中央部を前記金属ベルトの間隙
縮小に対応して鋳造方向に沿って幅が漸次小さくなる形
状の固定片とし、且つ前記固定片の両側と前記金属ベル
トの間に前記金属ベルトと同期して移動する短辺ブ０．
７り結合体を配置したことを特徴とする。
るため、鋳片の長片側に当たる鋳型壁面を形成し且つ前
記鋳片と同期して走行する一対の金属ベルトを、該金属
ベルトの間隙が鋳造方向に沿って縮小するように配置し
、前記鋳片の短辺側に当たる短辺鋳型を前記鋳片の厚み
方向に３分割して、その中央部を前記金属ベルトの間隙
縮小に対応して鋳造方向に沿って幅が漸次小さくなる形
状の固定片とし、且つ前記固定片の両側と前記金属ベル
トの間に前記金属ベルトと同期して移動する短辺ブ０．
７り結合体を配置したことを特徴とする。
特開昭５９−１８５５４８号公報で提案された連続鋳造
機にあっては、短辺鋳型として固定式の側板を使用して
いる。そのため、前述したように、固定側板７．８と凝
固シェル短辺部との間に摩擦が生じて、溶湯ブレークア
ウトや表面割れの原因となる。
機にあっては、短辺鋳型として固定式の側板を使用して
いる。そのため、前述したように、固定側板７．８と凝
固シェル短辺部との間に摩擦が生じて、溶湯ブレークア
ウトや表面割れの原因となる。
これに対し、本発明にあっては、凝固シェルの両端部を
規制するものとして、中央部の固定片と、この固定片を
挟んで金属ベルトと同期して走行する短辺ブロック結合
体からなる３分割構造としている。
規制するものとして、中央部の固定片と、この固定片を
挟んで金属ベルトと同期して走行する短辺ブロック結合
体からなる３分割構造としている。
したがって、鋳片の凝固シェル短辺部が短辺鋳型に全面
摺擦することがなくなる。
摺擦することがなくなる。
このため、凝固シェル短辺部に働（摩擦力および剪断応
力は著しく軽減され鋳片に表面割れ、破断、ブレークア
ウトが発生するのを防止することができる。
力は著しく軽減され鋳片に表面割れ、破断、ブレークア
ウトが発生するのを防止することができる。
したがってブレークアウト防止のための低速鋳造の必要
がなく、高速での鋳造が可能となる。
がなく、高速での鋳造が可能となる。
以下、図面を参照しながら、実施例により本発明の特徴
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
第１図は、本実施例の連続鋳造装置を、鋳造される金属
薄帯の幅方向からみた断面図である。なお、第１図にお
いて、第４図で示した部材等に対応するものについては
同一の符番で指示した。
薄帯の幅方向からみた断面図である。なお、第１図にお
いて、第４図で示した部材等に対応するものについては
同一の符番で指示した。
この連続鋳造機においても、第４図の場合と同様に、上
側が厚く、下側が金属薄帯１０を目標厚みに対応する下
すぼまりの湯溜り部を形成するように、相対峙する一対
の金属ベル）２ａ、 ２ｂの間隙を定めている。このよ
うに、上が厚くなった湯溜り部とすることにより、タン
デイツシュ等の溶融金属容器１１から溶融金属を湯溜り
部に注入する注入ノズル１の配置が容易となる。溶融金
属の酸化防止および、飛散防止の対策が別途講じられて
いる場合には、流下式の非浸漬型ノズルを使用できるこ
とは勿論である。
側が厚く、下側が金属薄帯１０を目標厚みに対応する下
すぼまりの湯溜り部を形成するように、相対峙する一対
の金属ベル）２ａ、 ２ｂの間隙を定めている。このよ
うに、上が厚くなった湯溜り部とすることにより、タン
デイツシュ等の溶融金属容器１１から溶融金属を湯溜り
部に注入する注入ノズル１の配置が容易となる。溶融金
属の酸化防止および、飛散防止の対策が別途講じられて
いる場合には、流下式の非浸漬型ノズルを使用できるこ
とは勿論である。
この湯溜り部の金属薄帯１０幅方向端部は、固定片１２
、及び固定片１２の両側に配置された短辺ブロック１３
ａ、１３ｂで規制されている。この固定片１２は、下す
ぼまりとなった湯溜り部に対応するように、下に向けて
厚みが薄（なるテーバ状又は湾曲状に成形されている。
、及び固定片１２の両側に配置された短辺ブロック１３
ａ、１３ｂで規制されている。この固定片１２は、下す
ぼまりとなった湯溜り部に対応するように、下に向けて
厚みが薄（なるテーバ状又は湾曲状に成形されている。
湾曲形状の場合には、短辺ブロック結合体の隣り合うブ
ロック間に間隙が発生するのを防ぐため、一定曲率状の
湾曲形状とすることが望ましい。そして、短辺ブロック
１３ａ。
ロック間に間隙が発生するのを防ぐため、一定曲率状の
湾曲形状とすることが望ましい。そして、短辺ブロック
１３ａ。
１３ｂは、少なくとも溶融金属と接触する鋳造空間にお
いて金属ベル１−２ａ、 ２ｂと同期して走行する。
いて金属ベル１−２ａ、 ２ｂと同期して走行する。
したがって、固定片１２と短辺ブロック１３ａ、１３ｂ
との間で摩擦、摺動が生じるが、固定片１２と短辺ブロ
ック１３ａ、 １３ｂとは共に剛体であるから、それ
らの間の摺動は、従来型の連続鋳造機の固定側板と金属
ベルトとの間の摺動に比べれば円滑に進行する。また、
短辺ブロック１３ａ、 １３ｂと金属ベルト２ａ、 ２
ｂは同期して移動するため、ベルトの摩耗等の問題が発
生しない。
との間で摩擦、摺動が生じるが、固定片１２と短辺ブロ
ック１３ａ、 １３ｂとは共に剛体であるから、それ
らの間の摺動は、従来型の連続鋳造機の固定側板と金属
ベルトとの間の摺動に比べれば円滑に進行する。また、
短辺ブロック１３ａ、 １３ｂと金属ベルト２ａ、 ２
ｂは同期して移動するため、ベルトの摩耗等の問題が発
生しない。
更に、金属ベルト２ａ、２ｂの裏面側には、前述したよ
うな厚みが下すぼまりの湯溜り部を形成するため、金属
ベル）２ａ、 ２ｂの走行経路を彎曲させるベルト支持
機構１４３．１４ｂが配置されている。このベルト支持
機構１４ａ、１４ｂとしては、冷却水等の冷媒を金属ベ
ル）２ａ、 ２ｂの裏面に向けて噴射させる適宜の冷却
手段を備えたものが使用できる。
うな厚みが下すぼまりの湯溜り部を形成するため、金属
ベル）２ａ、 ２ｂの走行経路を彎曲させるベルト支持
機構１４３．１４ｂが配置されている。このベルト支持
機構１４ａ、１４ｂとしては、冷却水等の冷媒を金属ベ
ル）２ａ、 ２ｂの裏面に向けて噴射させる適宜の冷却
手段を備えたものが使用できる。
下に向けて厚みが薄くなったテーバ状又は湾曲状に形成
させた固定片１２を挟んで、短辺ブロック１３ａ、１３
ｂを配置することにより、湯溜り部の両端部を規制した
ため、それぞれの金属ベルｌ−２ａ。
させた固定片１２を挟んで、短辺ブロック１３ａ、１３
ｂを配置することにより、湯溜り部の両端部を規制した
ため、それぞれの金属ベルｌ−２ａ。
２ｂ表面に生成した凝固シェルは、鋳造方向（第１図で
は下向き）に進むにしたがって接近し、鋳造空間をでた
ところでは所定厚さの金属薄帯１０となる。
は下向き）に進むにしたがって接近し、鋳造空間をでた
ところでは所定厚さの金属薄帯１０となる。
第１図に示した連続鋳造機では、固定片１２の下端１２
ａを過ぎた部位で、鋳片の短辺厚み中央部の支持がなく
なるが、短辺凝固シェルの剛性を溶鋼の静圧に耐える程
度に増すことは、鋳片厚みが薄いので容易である。
ａを過ぎた部位で、鋳片の短辺厚み中央部の支持がなく
なるが、短辺凝固シェルの剛性を溶鋼の静圧に耐える程
度に増すことは、鋳片厚みが薄いので容易である。
湯溜り部の幅を順次小さくするときには、その水平断面
の周長が大きく変わらないようにすることが必要とされ
る。この点、本実施例にあっては、金属薄帯１０の厚み
方向にみた湯溜り部の幅が狭くなった分だけ、金属薄帯
１０の幅方向にみた湯溜り部の長さを大きくしている。
の周長が大きく変わらないようにすることが必要とされ
る。この点、本実施例にあっては、金属薄帯１０の厚み
方向にみた湯溜り部の幅が狭くなった分だけ、金属薄帯
１０の幅方向にみた湯溜り部の長さを大きくしている。
第２図は、この湯溜り部の幅及び長さ変化を説明するた
めの図である。同図（ａ）は第１図Ｉ−Ｉ線断面図であ
り、同図（ｂ）は第１図■−■線断面図である。すなわ
ち、湯溜り部の上方においては、固定片１２の厚みを大
きくし、注入ノズル１の配置が可能な空間を設けており
、溶融金属１５を内蔵した凝固シェル１６が、金属ベル
） ２ａ、 ２ｂ、 固定片１２及び短辺ブロック１
３ａ、１３ｂの内面に形成される。
めの図である。同図（ａ）は第１図Ｉ−Ｉ線断面図であ
り、同図（ｂ）は第１図■−■線断面図である。すなわ
ち、湯溜り部の上方においては、固定片１２の厚みを大
きくし、注入ノズル１の配置が可能な空間を設けており
、溶融金属１５を内蔵した凝固シェル１６が、金属ベル
） ２ａ、 ２ｂ、 固定片１２及び短辺ブロック１
３ａ、１３ｂの内面に形成される。
この凝固ンエル１６は、幅を一定にして肉薄化すると、
凝固シェルと鋳型面の摩擦が増大し、凝固シェルが破断
したり、凝固シェルが幅方向に圧縮されて凹凸を発生し
易い。
凝固シェルと鋳型面の摩擦が増大し、凝固シェルが破断
したり、凝固シェルが幅方向に圧縮されて凹凸を発生し
易い。
そこで、湯溜り部の下方においては、固定片１２が薄く
なった分だけ、凝固シェル１６の幅を広げるように鋳造
空間の両端部を仕切る固定片１２及び短辺ブロック１３
ａ、１３ｂの相互間隔を広げている。
なった分だけ、凝固シェル１６の幅を広げるように鋳造
空間の両端部を仕切る固定片１２及び短辺ブロック１３
ａ、１３ｂの相互間隔を広げている。
いま、湯溜り部の上方における金属ベルト２ａ。
２ｂ間の間隙を１． とし、両端部を仕切る固定片１
２の間隔をり、 とするとき、この部分における湯溜
り部の水平断面周長は２（ｔ＋＋Ｌ＋）である。他方、
湯溜り部の下方における金属ベルＨａ、２ｂ間の間隙を
ｔ２ とし、両端部を仕切る固定片１２の間隔をＬ２
とするとき、この部分における湯溜り部の水平断面周
長は２ （ｔ ２ ＋ Ｌ２）である。したがって、２
（ｔｌ＋Ｌ＋）＝ ２（ｔ２＋Ｌ２）の関係が維持され
るように、凝固シェル１６の薄肉化に伴って、幅広化を
行う。これにより、凝固シェル１６に無理な力が加わる
ことなく、凝固シェル１６の減厚が行われる。
２の間隔をり、 とするとき、この部分における湯溜
り部の水平断面周長は２（ｔ＋＋Ｌ＋）である。他方、
湯溜り部の下方における金属ベルＨａ、２ｂ間の間隙を
ｔ２ とし、両端部を仕切る固定片１２の間隔をＬ２
とするとき、この部分における湯溜り部の水平断面周
長は２ （ｔ ２ ＋ Ｌ２）である。したがって、２
（ｔｌ＋Ｌ＋）＝ ２（ｔ２＋Ｌ２）の関係が維持され
るように、凝固シェル１６の薄肉化に伴って、幅広化を
行う。これにより、凝固シェル１６に無理な力が加わる
ことなく、凝固シェル１６の減厚が行われる。
この幅広化は、固定片１２を傾斜して配置することによ
って達成できる。或いは、湯溜り部に対向する固定片１
２の内面を垂直方向に対して傾斜させることによっても
達成できる。
って達成できる。或いは、湯溜り部に対向する固定片１
２の内面を垂直方向に対して傾斜させることによっても
達成できる。
このように、湯溜り部の金属薄帯１０の幅方向長さを下
に向けて漸次大きくするため、短辺ブロック１３ａ、１
３ｂの走行が不安定になりやすい。そこで、この走行を
安定化させるために、固定片１２と短辺ブロック１３ａ
、１３ｂとの間に、位置決め手段を設けることが好まし
い。
に向けて漸次大きくするため、短辺ブロック１３ａ、１
３ｂの走行が不安定になりやすい。そこで、この走行を
安定化させるために、固定片１２と短辺ブロック１３ａ
、１３ｂとの間に、位置決め手段を設けることが好まし
い。
第３図は、その−例を示す。同図（ａ）に示した固定片
１２の左側が湯溜り部と接触する面であり、この面は図
示するように下に向けて右側に傾斜している。そして、
この左側面から一定の距離に突起１７を設けている。他
方、固定片１２に接触する短辺ブロック１３ａ、１３ｂ
には、同図ら）に示すように、突起１７及び凹溝１８の
接触状態は、比較的自由度のあるものであって、凹溝１
８内を突起１７が滑ることができる。これによって、突
ｇ１７をガイドとして、短辺ブロック１３ａ、１３ｂが
固定片１２の側面を摺動するので、短辺ブロック１３ａ
、１３ｂの走行安定性が図られる。また、金属薄帯１０
幅方向に関する短辺ブロック１３ａ、１３ｂの位置も、
突起１７と凹溝１８との係合関係によって規制されるた
め、短辺ブロック１３ａ、１３ｂの内面を固定片１２の
内面に一致させることが簡単となる。また、鋳片減厚時
の凝固ンエル短辺１１６ ａの変形を容易にするために
、第２図に示すごとく、短辺部の固定片１２と短辺ブロ
ック１３ａ、１３ｂの内面を彎曲させることが有効であ
る。さらに、短辺部の固定片１２と短辺ブロック１３ａ
、１３ｂの内面部に断熱材を貼り付けることにより凝固
ンエル短辺部１６の厚さを薄くすることができ、これも
鋳片減厚反力を軽減させるのに有効である。
１２の左側が湯溜り部と接触する面であり、この面は図
示するように下に向けて右側に傾斜している。そして、
この左側面から一定の距離に突起１７を設けている。他
方、固定片１２に接触する短辺ブロック１３ａ、１３ｂ
には、同図ら）に示すように、突起１７及び凹溝１８の
接触状態は、比較的自由度のあるものであって、凹溝１
８内を突起１７が滑ることができる。これによって、突
ｇ１７をガイドとして、短辺ブロック１３ａ、１３ｂが
固定片１２の側面を摺動するので、短辺ブロック１３ａ
、１３ｂの走行安定性が図られる。また、金属薄帯１０
幅方向に関する短辺ブロック１３ａ、１３ｂの位置も、
突起１７と凹溝１８との係合関係によって規制されるた
め、短辺ブロック１３ａ、１３ｂの内面を固定片１２の
内面に一致させることが簡単となる。また、鋳片減厚時
の凝固ンエル短辺１１６ ａの変形を容易にするために
、第２図に示すごとく、短辺部の固定片１２と短辺ブロ
ック１３ａ、１３ｂの内面を彎曲させることが有効であ
る。さらに、短辺部の固定片１２と短辺ブロック１３ａ
、１３ｂの内面部に断熱材を貼り付けることにより凝固
ンエル短辺部１６の厚さを薄くすることができ、これも
鋳片減厚反力を軽減させるのに有効である。
以上に説明したように、本発明においては、注入ノズル
の配置を容易にするために上方に大きな間隙をとったベ
ルト間隙が下方に向けて順次狭くなっているツインベル
ト方式の連続鋳造機において、その湯溜り部の両端を仕
切る短辺鋳型を固定片及び両端の短辺ブロックの３重構
造とし、長辺鋳型である金属ベルトが固定片に直接摺動
することを防止している。このため鋳片短辺部の凝固シ
ェルの全面が鋳型短辺面と摺動するのを防止でき、その
結果溶鋼のブレークアウトを防ぎ、安定した高速鋳造を
可能ならしめることができる。
の配置を容易にするために上方に大きな間隙をとったベ
ルト間隙が下方に向けて順次狭くなっているツインベル
ト方式の連続鋳造機において、その湯溜り部の両端を仕
切る短辺鋳型を固定片及び両端の短辺ブロックの３重構
造とし、長辺鋳型である金属ベルトが固定片に直接摺動
することを防止している。このため鋳片短辺部の凝固シ
ェルの全面が鋳型短辺面と摺動するのを防止でき、その
結果溶鋼のブレークアウトを防ぎ、安定した高速鋳造を
可能ならしめることができる。
第１図は本発明の第１実施例の連続鋳造機を示し、第２
図（ａ）及び（ｂ）はそれぞれ第１図Ｉ−ｒ線及び■−
■線断面図であり、第３図は第２実施例における固定片
及び短辺ブロックの関係を説明する図である。他方、第
４図は、従来の上方間隙を広くしだ湯溜り部をもつツイ
ンベルト方式の連続鋳造機を示す。
図（ａ）及び（ｂ）はそれぞれ第１図Ｉ−ｒ線及び■−
■線断面図であり、第３図は第２実施例における固定片
及び短辺ブロックの関係を説明する図である。他方、第
４図は、従来の上方間隙を広くしだ湯溜り部をもつツイ
ンベルト方式の連続鋳造機を示す。
Claims (1)
- １、鋳片の長辺側に当たる鋳型壁面を形成し且つ前記鋳
片と同期して走行する一対の金属ベルトを、該金属ベル
トの間隙が鋳造方向に沿って縮小するように配置し、前
記鋳片の短辺側に当たる短辺鋳型を前記鋳片の厚み方向
に３分割して、その中央部を前記金属ベルトの間隙縮小
に対応して鋳造方向に沿って幅が漸次小さくなる形状の
固定片とし、且つ前記固定片の両側と前記金属ベルトの
間に前記金属ベルトと同期して移動する短辺ブロック結
合体を配置したことを特徴とする金属薄帯用連続鋳造装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26877487A JPH01113156A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 金属薄帯用連続鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26877487A JPH01113156A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 金属薄帯用連続鋳造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01113156A true JPH01113156A (ja) | 1989-05-01 |
Family
ID=17463111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26877487A Pending JPH01113156A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 金属薄帯用連続鋳造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01113156A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7055499B1 (en) | 2000-11-17 | 2006-06-06 | Hitachi, Ltd. | Internal module, members of the module, and electronic controlled throttle device for internal combustion engine |
-
1987
- 1987-10-23 JP JP26877487A patent/JPH01113156A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7055499B1 (en) | 2000-11-17 | 2006-06-06 | Hitachi, Ltd. | Internal module, members of the module, and electronic controlled throttle device for internal combustion engine |
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