JPH01103454A - 熱転写プリンタによる印字方法 - Google Patents

熱転写プリンタによる印字方法

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Publication number
JPH01103454A
JPH01103454A JP25962887A JP25962887A JPH01103454A JP H01103454 A JPH01103454 A JP H01103454A JP 25962887 A JP25962887 A JP 25962887A JP 25962887 A JP25962887 A JP 25962887A JP H01103454 A JPH01103454 A JP H01103454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ribbon
paper
thermal head
pinch roller
ink ribbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25962887A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Yamamoto
寿之 山本
Toshiaki Amano
敏明 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP25962887A priority Critical patent/JPH01103454A/ja
Publication of JPH01103454A publication Critical patent/JPH01103454A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクリボンに形成されているインクを用紙へ
熱を利用して転写させる熱転写プリンタによる印字方法
に関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種の熱転写プリンタは、各種の情報処1’
F!機器の出力機器として多く利用されており、多数の
発熱素子を列状に配設した発熱部を備えているサーマル
ヘッドによってインクリボンを用紙に押圧させ、そして
、サーマルヘッドを前記発熱素子の列方向とほぼ直交す
る方向に移動させながら、印字指令に応じて各発熱素子
を選択的に発熱させることによりシリアルプリンティン
グを行なって印字を施すように形成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この熱転写プリンタにおいては、その構成各部を印字指
令に応じて駆動させて前記の印字を行なうようにしてい
る。例えば、キャリッジを桁上げ下げ方向に移動させて
、そのキャリッジに搭載されているサーマルヘッドを一
緒に桁上げ下げ方向に移動自在としたり、サーマルヘッ
ドをプラテンに向けて遠近させてインクリボンを用紙に
圧接させたり、用紙から離間させている。また、インク
リボンを印字部分に供給したり、印字が終了したインク
リボンを用紙から剥離させたり、用紙を1行の印字が終
了すると新たな1行分だけ用紙送りしたすしている。
しかしながら、従来の熱転写プリンタにおいては、その
構成各部を駆動して行なう印字に必要な複数の動作を1
vJ作ずつ順に行なうことにより印字を施しているもの
であったため、印字に要する時間が長く、印字能率が悪
かった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、同時
並行的に遂行できる複数の動作を同時に行なうことによ
り、印字時間を短縮するとともに印字能率を高くするこ
とのできる熱転写プリンタによる印字方法を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の熱転写プリンタによる印字方法は、熱転写プリ
ンタの構成各部を駆動させて行なう複数の動作を組合わ
せて印字を施す熱転写プリンタによる印字方法において
、前記複数の動作のうち同時並行的に遂行できる複数の
動作を同時に行なうようにしたことを特徴とする。
〔作 用〕
本発明の熱転写プリンタによる印字方法によれば、例え
ば1行の印字終了後の用紙送り動作と、サーマルヘッド
の初期位置へのリターン動作と、サーマルヘッドの用紙
から離間する動作等のように、同時並行的に遂行可能な
動作が同時に行なわれ、印字時間の短縮と印字能率の向
上が図られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図から第12図について説
明する。
第1図は本発明の熱転写プリンタによる印字方法を実施
する熱転写プリンタの一実施例の全体を承りもので、プ
リンタ本体内の底部には上面を接合面とされた平板状の
プラテン1が配設されている。このプラテン1の長手方
向に平行にして設けられているガイドロッド2には、キ
ャリッジ3がプラテン1の長手方向に走行可能にして支
持されている。このキャリッジ3の衷面側には、1対の
プーリ4,4に巻回された無端状の駆動ベル1−5が取
付けられており、このプーリ4,4をキャリッジ駆動用
モー、タロにより正逆両方向に回転駆動することにより
、キャリッジ3を往復移動させるように形成されている
。また、キャリッジ3にはインクリボン8をガイドロッ
ド2に向けて押圧して用紙Sに印字を施すサーマルヘッ
ド7がプラテン1に対向するようにして搭載されている
。また、キャリッジ3の前面側にはインクリボン8を案
内するために、サーマルヘッド7の桁下側にピンチロー
ラ9とこれに対向する従動ピンチローラ1゜とが搭載さ
れており、サーマルヘッド7の桁上げ側にはリボンガイ
ド11が搭載されている。これらのサーマルヘッド7、
ピンチローラ9およびリボンガイド11は、キャリッジ
3に搭載した1個の状態切換用モータ12を駆動源とす
る状態制卸機構13(後述する。第1図には図示せず)
によって、プラテン1に対する相対位置を17J!!!
!えられ、更にピンチローラ9は回転可能な状態と回転
ロックの状態とを切換えられるように形成されている。
また、前述ガイドロッド2の両端部分には、それぞれリ
ボン巻取りボビン14.14が正逆回転自在に配設され
ている。これらの両リボン巻取りボビン14.14は1
個のリボン巻取り用モータ15を駆動源とするリボン巻
取り機m 16 (後述する)によってそれぞれ回転駆
動されるように形成されている。また、両リボン巻取り
ボビン14゜14には、下部が切欠き形成されたケース
本体17Aからなるリボン収納ケース17が装着されて
いる。このケース本体17Aの両端部には、それぞれ前
記各リボン巻取りボビン14.14に装着されるように
して巻取りコア18.18が内蔵されており、これらの
巻取りコア18.18に巻回されたインクリボン8はケ
ース本体17Aから下方に引き出され、プラテン1の両
端部の上方に配設された1対の小径な展張ローラ19.
19(第1図では一方のみが図示されている)の下側外
周面に巻回され、リボンガイド11の上部、サーマルヘ
ッド7の下部および両ピンチローラ9゜10間を通すよ
うにして装着される。これらのピンチローラ9、従動ピ
ンチローラ10、リボンガイド11および両展張ローラ
19,19の先端はそれぞれ先細りの円錐部9a、10
a、11a。
19aとされて、インクリボン8の装着操作を容易にし
ている。また、ピンチローラ9はベース層とインク層と
からなるインクリボン8のうちよりI!j!擦係数の大
きい下面側のインク層側に接するように形成されている
とともに、その外周面を摩擦係数の大ぎいゴム材等によ
って製せられている。
次に、状態制御機構13を第2図(a)、第3図および
第4図により説明する。
第2図(a)は、インクリボン8に対してサーマルヘッ
ド7、両ピンチローラ9.10およびリボンがイド11
が接触していない自由状態を示しており、同図左方向が
桁上げ方向である(第5図、第6図、第7図、第11図
および第12図において同じ)。状態制御様構13はキ
ャリッジ3の上端隅部に設けた状態切換用モータ12の
駆動力をカムおよびリンク等を用いてサーマルヘッド7
、ピンチローラ9およびリボンガイド11に伝達して、
それぞれの状態を切換えるように形成されている。すな
わち、サーマルヘッド7の上方にはキャリッジ3に固着
された固定中心軸20に略円柱状のカムブロック21が
回転自在に装着されている。このカムブロック21の裏
面側には状態切換用モータ12の出力軸に固着されてい
る駆動歯車22に噛合する従動歯車23が形成されてい
る。
カムブロック21の表面にはサーマルヘッド7のプラテ
ン1に対する相対位置を切換える満カム状の第1切換カ
ム24が刻設されており、カムブロック21の裏面には
ピンチローラ9およびリボンガイド11のプラテン1に
対する相対位置を切換える溝カム状の第2切換カム25
が従動歯車23の半径の内側位置に刻設されており、カ
ムブロック21の外周部にはピンチローラ9を回転可能
としたり回転ロックとしたりする側面カム状の第3切換
カム26が形成されている。また、カムブロック21の
性向側には、キャリッジ3に固着されている固定軸27
に桁上げ方向の端部を枢着されたヘッド駆動レバー28
がカムブロック21を左右に横切るようにして設けられ
ており、このヘッド駆動レバー28の中間部の裏面側に
突設したピン29をカムブロック21の第1切換カム2
4内に係合させている。このヘッド駆動レバー28の桁
下げ方向の端部には、サーマルヘッド7が固着されてい
るヘッド取付台30を背面側から押圧するヘッド押圧部
材31が軸受部32を貫通して軸方向移動自在にして設
けられている。ヘッド抑圧部材31はその先端部と軸受
部32との間に介装した圧接ばね33によって、常にヘ
ッド取付台30をプラテン1側へ押圧する弾力を付与さ
れている。ヘッド取(N1台30はキャリッジ3に対し
てその桁上げ下げ方向の両端部をキャリッジ3に対して
ガイドロッド2と平行な横軸34.34をもって枢着さ
れており、第4図に示すよう横軸34を中心として回動
することによりサーマルヘッド7をプラテン1に遠近さ
せるように形成されている。このヘッド取付台30に対
してサーマルヘッド7は、桁上げ方向端部を桁下げ方向
端部よりプラテン1から遠くに離間させ、プラテン1と
接触するのは桁下げ方向端部に形成された発熱部7aだ
けとなるようにしている(第5図および第6図参照)。
また、第4図に示すように、ヘッド押圧部材31はサー
マルヘッド7の発熱部7aの背面位置をもってヘッド取
付台3oを押圧するようにして、発熱部7aを良好に押
圧できるようにしている。また、第10図(a)(b)
に示すように、サーマルヘッド7は、その発熱部7aに
通電を行なうための電極群7bを、サーマルヘッド7が
プラテン1より大きく離間している桁上げ方向に延在さ
せており、更にそのサーマルヘッド7の桁上げ方向端部
において電極群7bと、扁平な弾力性に富んでいるフレ
キシブルプリントサーキット(以下、FPCという)8
7とを溶着さ往ている。
また、カムブロック21の裏面側には、キャリッジ3に
固着されている固定軸35にピンチローラ9とリボンガ
イド11とを駆動するピンおよびガイド駆動レバー36
がその長さ方向中間部を枢着されており、このビンおよ
びガイド駆動レバー36の桁上げ方向端部の表面側に突
設したビン37をカムブロック21の第2切換カム25
内に係合させている。また、キャリッジ3のサーマルヘ
ッド7の背部には固定軸38が固着されており、この固
定軸38には一端にリボンガイド11が回転自在に取付
けられているリボンガイド駆動レバー39がその長子方
向の中間部をもって枢着されており、このリボンガイド
駆動レバー39の他端部の表面側に突設されたピン40
がピンおよびガイド駆動レバー36の桁上げ側に設けら
れている溝41に係合させられている。キャリッジ3の
下端部のサーマルヘッド7により桁下げ方向位置には、
ピンチローラ9を支持するピンチローラ支持レバー42
がキャリッジ3に固着された固定軸43に枢着されてお
り、このピンチローラ支持レバー42の端部とピンおよ
びガイド駆動レバー36の桁下げ方向端部とは連結リン
ク44をそれぞれ枢軸45.46をもって枢着すること
により連結されている。従って、ピンおよびガイド駆動
レバー36が固定軸35を中心として揺動することによ
り、リボンガイド駆動レバー39およびピンチローラ支
持レバー42がぞれぞれ固定@38゜43を中心として
揺動し、リボンガイド駆動レバー39に取付けられけて
いるリボンガイド11およびピンチローラ支持レバー4
2に取付けられているピンチローラ9がプラテン1に対
する相対位置を切換えられる。このピンチローラ9はピ
ンチローラ支持レバー42に取付けられている枢軸46
に回転自在に遊嵌されている歯車47に、ノエルト等の
摩擦係合部材(図示せず)を介して一体的に回転できる
ようにして配設されている。この歯車47は連結リンク
44に中心軸48をもって回転自在に取付けられた歯車
49と噛合しており、歯車49は枢軸45に回転自在に
取付けられた歯1150と噛合している。この歯車50
には小歯中51が同軸かつ一体に形成されている。また
、キャリッジ3の上端部のカムブロック21より桁下げ
側には固定軸52が固着されており、この固定軸52に
は3木の第ルバー53a、第2レバー53bおよび第3
レバー53Cを略放射状に一体的に形成した駆動レバー
群53が枢着されている。この駆動レバー群53の第ル
バー53aの先端部にはコロ54が取付けられており、
引張ばね55の弾力によってそのコロ54をカムブロッ
ク21の第3切換カム26の外周面に転動自在に当接さ
せられ、かつ同カム26に随動するように形成されてい
る。駆動レバー群53の第2レバー53bには枢軸45
に枢着されている歯車50と噛合して、歯車50の回転
すなわちピンチローラ9の回転をロックするストツ゛パ
56が設けられている。また、固定軸52にはキャリッ
ジ3の移動を案内するガイドレール57に形成されてい
るラック58に噛合するビニオン59が回転自在に装着
されており、このビニオン59と同軸にかつ一体に形成
されている小ビニオン60は駆動レバー群53の第3レ
バー53Cの先端部に枢軸61をもって回転自在に取付
けられている歯車62と噛合させられている。この歯車
62は歯車50と一体の小歯車51と噛合してピンチロ
ーラ9へ回転力を伝達するように作用する。また、キャ
リッジ3のピンチローラ支持レバー42の上方位置には
、一端に従動ピンチローラ10を回転自在に枢支した従
動ピンチローラ支持レバー64が固定軸63をもって揺
動自在に枢着されている。この従動ピンチローラ支持レ
バー64は引張ばね65によってピンチローラ9に近接
する方向の弾力を付与されており、従動ピンチローラ支
持レバー64の基端から延出されたストッパレバー66
の折曲げ片66aをキャリッジ3の端面に当接さけるこ
とにより第2図(a)の停止位置に停止させられる。
また、状態切換用モータ12に固着されている駆動歯車
22・の下方にはカム位置検出センサ67が設けられて
いる。このカム位置検出センサ67はカムブロック21
の円筒状外周部に突設されている1個の突起68に接す
ることによりカムブロック21に形成されている各カム
24.25.26の位置を検出するように形成されてい
る。
次に、第8図および第9図によりリボン巻取り機構16
を説明する。
本実施例のリボン巻取り機構16は1個のリボン巻取り
用モータ15により2個のリボン巻取りボビン14.1
4を選択的に回転させる。リボン巻取り用モータ15の
出力軸69には駆flJlfI車70が固着されている
とともに振り腕71が回転自在に取付けられており、こ
の振り腕71の先端部には駆動歯車70と噛合する振り
子歯車72が回転自在に取付けられている。この振り腕
71は駆動歯車70が第8図において時計方向に回転す
ると同方向に回動し、振り子歯車72を桁上げ側に設け
られているリボン供給側のリボン巻取りボビン14に連
結されている供給側歯車73と噛合する。一方振り腕7
1は駆動歯車70が同図反時計方向に回転すると同方向
に回動し、振り子歯車72を桁下げ側に設けられている
リボン巻取り側のリボン巻取りボビン14に連結されて
いる巻取り側歯車74と噛合する。一方の供給側歯車7
3とリボン巻取りボビン14との間は、第9図に示すよ
うに、摩擦係合部材の一種であるフェルト75を介して
回転伝達できるように形成されている。すなわち、リボ
ン巻取りボビン14は供給側歯車73の中心部をシャフ
ト14aをもって回動自在に貫通し、そのシャフト14
aの侵端部に形成したフランジ14bに固着したフェル
ト75を供給側歯車73に対して、その供給側歯車73
とシャフト14aの先端に形成したヘッド14Cとの間
に介装した圧縮ばね76の弾力によって弾力的に接触す
るように形成されている。他方の巻取り側歯車74には
同軸のホイール77が前記と同様にして摩擦係合部材(
図示せず)を介して連結されており、このホイール77
と巻取り側のリボン巻取りボビン14に固着されている
ホイール78との間に無端状の伝達ベルト79が巻回さ
れている。
また、第1図に示すように、本実施例においては、プリ
ンタ本体の上流側端部位置に′は、用紙Sが重積載置さ
れた供給カセット80が着脱自在に装着されているとと
もに、この供給カセット8゜内の用紙Sを上から1枚ず
つ繰出す繰出しローラ81が配設されている。また、プ
ラテン1より上流側位置には上下から相互に接合する1
対の搬送ローラ82(第1図では下側のみを図示してい
る)が配設されており、プラテン1より下流側位置には
同様に上下から相互に接合する1対の排紙ローラ83.
83が配設されている。この排紙ローラ83は用紙搬送
用モータ84により回転駆動されるように形成されてい
る。また、排紙ローラ83は伝達ベルト85を介して搬
送ローラ82に接続されており、前記排紙ローラ83と
搬送ローラ82とが同期的にかつ等しい搬送速度で駆動
されるように形成されている。ま−た、プリンタ本体に
は搬送ローラ82より上流側に用紙Sを1枚ずつ供給す
る手差し用の挿入口86が形成されている。
次に本実施例の作用を説明する。
先ず、プリンタの電源スィッチ(図示せ、ず)をONに
すると、状態切換用モータ12が回動し、これに伴って
カムブロック21が第2図(a)において時計方向に回
動し、カム位置検出センサ67が突起68によってON
されることによりカムブロック21の位置検出が行なわ
れて、状態切換用モータ12が停止する。同時にキャリ
ッジ駆動用モータ6にも通電されてキャリッジ3がホー
ムポジション(本実施例では最下桁位置)に戻されて停
止させられる。
次に、インクリボン8の装着を行なう。プリンタ本体の
リボン収納ケース17を挿入するための蓋を開くと、こ
れをセンサ(共に図示せず)が検出し、状態切換用モー
タ12が回転させられて、カムブロック21が第2図(
a>の状態になると停止する。これによりサーマルヘッ
ド7、ピンチローラ9およびリボンガイド11が同図に
示づようにインクリボン8が装着される水平位置から上
方および下方に大きく離間させられる。以下、この場合
のサーマルヘッド7の位置をUP大位置という。その侵
、リボン収納ケース17のケース本体17A内に巻取り
コア18.18に巻かれたインクリボン8を装着し、こ
のケース本体17Aから下方に引出したインクリボン8
をプラテン1の両端部に配設されている1対の展張ロー
ラ19゜19の下方外周面をそれぞれ通すとともに、下
方のピンチローラ9およびリボンガイド11の組と上方
のサーマルヘッド7および従動ピンチローラ10の組と
の間を挿通するようにして装着する。
この際サーマルヘッド7、ピンチローラ9、従動ピンチ
ローラ10.およびリボンガイド11がインクリボン8
から大きく離間する位置にあるので、インクリボン8の
装着はワンタッチ式に簡単な操作で、迅速かつ確実に行
なわれる。また、このインクリボン8の装着は、ピンチ
ローラ9、従動ピンチローラ10、リボンガイド11お
よび展張ローラ19の各先端部が先細りの円錐部9a。
10a、1.1aおよび19aとされているので、イン
クリボン8を各先端部にひっかけることなく極めて円滑
に行なうことができる。また、ピンチローラ9およびリ
ボンガイド11とプラテン1との間に用紙Sを前方から
挿入しようとする場合にも、同様にひっかかることなく
円滑に行なうことができる。また、インクリボン8が装
着された状態をスケルトン的に表わしたものが第2図(
b)である(第5図(b)、第6図(b)、第7図(b
)、第11図および第12図において同じ)。
そして、インクリボン8の取外しは前述した装着動作を
逆にすることにより行なわれる。
次に、この状態において、繰出しローラ81を回転駆動
して供給カセット80内の最上位の用紙Sをプリンタ本
体内に導入する。そして、用紙搬送用モータ84によっ
て搬送ローラ82を駆動して用紙Sの所定位置が印字部
に達するまで用紙Sを搬送し、搬送ローラ82を停止さ
せる。
次に印字動作が開始される。
すなわち、印字位置まで搬入されて停止している用紙S
が紙厚が均一な上質紙である場合には、状態切換用モー
タ12によってカムブロック21が第2図(a)の状態
から約中心角α+βだけ同図時計方向に回転させられて
、第5図(a)の状態に切換えられる。この第5図(a
)の状態は、同図(b)にも示ずように、サーマルヘッ
ド7によって用紙Sがプラテン1へ押圧され、インクリ
ボン8がサーマルヘッド7より桁下げ方向においてはピ
ンチローラ9および従動ピンチローラ10によって挟持
されており、サーマルヘッド7より桁上げ方向において
はリボンガイド11により上方へ持上げられている。
更に説明すると、カムブロック21が中心角αだけ回転
する間に、ヘッド駆動レバー28はそのビン29が第1
切換カム24の小半径部分24aからから大半径部分2
4bに移動するために、固定軸27を中心として第2図
(a)の時計回りに回動する。これによりヘッド駆動レ
バー28の先端部に配設されているヘッド抑圧部材31
が下降し、ヘッド取付台30を横#34を中心として次
第に倒して行き、終りにはサーマルヘッド7の最桁下げ
部に設けられている発熱部7aによってインクリボン8
をその背部からプラテン1へ押圧し、更に圧接ばね33
の弾力に抗してヘッド駆動レバー28が若干時計回りに
回動することによりサーマルヘッド7の発熱部7aが所
定の弾力をもって用紙Sに押圧された状態になる。以下
、この時のサーマルヘッド7の位置をDOWN位置とい
う。
この時ヘッド抑圧部材31は、第4図に示すように、サ
ーマルヘッド7の発熱部7aの背部の位置を用紙Sおよ
びプラテン1に向けて押圧するように形成されており、
発熱部7aの全体に均一でかつ大ぎな圧接力が作用し、
印字むらのない美麗な印字が施される。
一方、ビンおよびガイド駆動レバー36から突設された
ビン37は、カムブロック21が中心角αだけ回転した
際には、小半径部分25aと大半径部分25bとの中間
位置にあり、未だにピンチローラ9と従動ピンチローラ
10とは離間していてインクリボン8は自由状態にある
。従って、サーマルヘッド7がUP大位置からDOWN
位置へ移動する時に、少なくともサーマルヘッド7より
桁下げ側のインクリボン8は自由状態にあり、サーマル
ヘッド7の発熱部7aとインクリボン8との接触イ装置
は相対的に位置ずれすることがなく、発熱部7aによっ
てインクリボン8が用紙Sに当接させられる瞬間におい
ても、インクリボン8と用紙Sとの間に相対的な位置ず
れを起こさないため、用紙Sがインクリボン8により汚
されることが皆無とされる。
そして、カムブロック21が更に中心角βだけ回動する
ことにより、ビンおよびガイド駆動レバー36のビン3
7が第2切換カム25の大半径部分25bに達する。こ
の間に、ビンおよびガイド駆動レバー36は固定軸35
を中心にして第2図(a)において反時計方向に回転し
、これに伴って連結リンク44を介してビンおよびガイ
ド駆動レバー36に連結されているピンチローラ支持レ
バー42が固定軸43を中心にして反時計方向に回転し
て、ピンチローラ9と従動ピンチローラ10とによりイ
ンクリボン8を挟持するとともに、更に、引張ばね65
の弾力に抗して従〃ノピンチローラ支持レバー64を若
干上方へ回動させ、インクリボン8を両ピンチローラ9
,10によって弾力的に挟持する。同時に、ピンおよび
ガイド駆動レバー36の回動に伴って、ビンおよびガイ
ド駆動レバー36の満41にピン40を係合させている
リボンガイド駆動レバー39が固定軸38を中心にして
時計方向に回動し、リボンガイド11によりインクリボ
ン8を上方に持上げ、インクリボン8がサーマルヘッド
7の下面に沿うように展張させる。また、この時ビンお
よびガイド駆動レバー36と連結リンク44とを連結す
る枢軸45に取付けられている小歯車51が駆動レバー
群53の第3レバー53cに取付けられている歯車62
と噛合させられる。このカムブロック2]が中心角α十
βだけ回転する時には、駆動レバー群53の第3レバー
53cに取付けられているコロ54は、第3切換カム2
6の最大半径部分26aに当接したままで不動状態を保
持している。
次に、この状態でカムブロック21を停止さゼておき、
キャリッジ駆動用モータ6へ通電してキャリッジ3を桁
上げ方向に移動させると同時に、サーマルヘッド7へF
PC87を通して通電することにより、インクリボン8
のインクを用紙Sへ熱転写させて印字を行なう。
この場合キャリッジ3が桁上げ方向く第5図(a)にお
いて左方向)に移動することににす、駆動レバー群53
が枢着されている固定軸52に回転自在に取付けられて
いるビニオン5つが同図時計回りに回転する。このピニ
オン59と小ビニオン60、歯車62、小歯車51、南
、車50および49を介して歯車結合されている歯車4
7が同図時計回りに回転する。この歯車47と同軸にし
てかつフェルト等のg擦係合部材(図示ゼず)を介して
連結されているピンチローラ9が、同図時計方向にしか
もその周速度をキャリッジ3の移動速度よりも大きくし
て回転させられる。そして、このピンチローラ9は従動
ピンチローラ10とで引張ばね65の弾力をもって一イ
ンクリボン8を挟持しているで、ピンチローラ9が回転
することにより、サーマルヘッド7の発熱部78部分で
用紙Sに印字を施された直後のインクリボン8をある張
力で引張し、そのインクリボン8を用紙Sの表面から強
制的に剥離さぼる。
本実施例においては、ピンチローラ9は歯車47とII
Jta係合させられているため、ピンチローラ9による
インクリボン8を剥離させるための引力が、ピンチロー
ラ9と歯車47との間の最大摩擦力より大きくなると、
ピンチローラ9と歯車47との間にスリップが生じ、イ
ンクリボン8に過大な引張力が作用しないようにされて
いる。従って、本実施例においては、印字を施された接
のインクリボン8をたるむことなく円滑にピンチローラ
9によって用紙Sから剥離させることができる。
また、本実施例においては、ピンチローラ9の外周面部
を!?:擦係数の大きいゴム部材によって製するととも
に、インクリボン8においては摩擦係数が大きい側であ
るインク層側に接触させているために、ピンチローラ9
とインクリボン8との間の摩擦力が大きく、同インクリ
ボン8を用紙Sから確実に剥離させることができる。
また、本実施例においては、この侍史に、リボン巻取り
用モータ15に通電して、出力軸69および駆動歯車7
0を第8図時計方向に回動させて、第5図(b)に示す
ように、インクリボン8を供給側に引張させている。す
なわち、第8図において、駆動歯車70が時計方向に回
動すると、この駆動歯車70に噛合している振り子歯車
72が振り腕71と一緒に出力@69を中心にして同図
時計方向に移動し、同図実線に示すようにリボン巻取り
ボビン14を駆動する供給側歯車73と噛合する。この
供給側歯車73の同図時計方向の回転は、第9図に示す
ようにwe係合部材の一種である巻取り側歯車74を通
して、リボン巻取りボビン14のフランジ14bに伝達
され、第5図(b)に示ずように供給側のリボン巻取り
ボビン14をサーマルヘッド7との間のインクリボン8
を巻取る方向に回転させ、インクリボン8を桁上げ方向
に引張する。振り子歯車72による供給側歯車73の回
転駆動力が同供給側歯車73とフェルト75との間の最
大摩擦力より大きくなると、供給側山車73とフェルト
75とがスリップし、インクリボン8にはこの摩擦負荷
弁に相当する一定の引張力が付与させられる。このよう
に、本実施例においては、印字中において、サーマルヘ
ッド7の桁上げ方向側のインクリボン8を桁上げ方向へ
引張してインクリボン8のたるみを防止しているので、
サーマルヘッド7がインクリボン8に対して所定の位置
を移動することとなり、サーマルヘッド7とインクリボ
ン8とが不適当な位置関係となるずれの発生を確実に防
止して、常に美麗で高品位の印字を施すことができる。
また、本実施例においては、第10図(a)(b)に示
すように、サーマルヘッド7の発熱部7aに通電を行な
うための電#AI!T7bを、サーマルヘッド7がプラ
テン1より大きく列間している桁上げ方向に延在させ、
そのサーマルヘッド7の桁上げ方向端部において電極群
7bとFPC87とを溶着させているので、FPC87
はプラテン1および用紙Sから常に遠くに離間しており
、用紙Sをプラテン1の上面部を水平方向にフラット送
りしても、FPC87と用紙Sとが接触することがなく
、常に美麗な印字がmされる。また、ナーマルヘッド7
内における発熱部7aの各素子に対する電極群7bの各
パターンの長さが笠しいので、抵抗値も均一となり、発
熱部7aの各素子に対する温度制御を容易に行なうこと
ができる。
また、搬入された用紙Sが上質紙に比べると紙厚にむら
のあるいわゆるラフ紙である場合には、状態切換用モー
タ12によってカムブロック21を第5図(a)の状態
から更に中心角γだけ回転させて、第6図(a)に示す
ようにヘッド駆動レバー28のビン29を第1切換カム
24の最大半径部分24cに移動させ、ビン29を更に
時計方向に回転させて、ヘッド押圧部材31に添設され
ている圧接ばね33を更に弾縮させることにより、サー
マルヘッド7の用紙Sを押圧する押圧力を強めて、用紙
Sがラフ紙であっても、サーマルヘッド7の発熱部7a
を用紙Sに常に適正に当接させて高品位の印字を施すよ
うにする。この場合も、駆動レバー詳53の第ルバー5
3aに取付けられているコロ54は、第3切換カム26
の最大半径部分26aに係合したままである。
なお、ヘッド抑圧部材31によるサーマルヘッド7の押
圧力の調整は、前記実施例のように用紙Sの紙厚の変化
に応じて行なうばかりでなく、インクリボン8の特性例
えば黒の単一色用のリボン、カラー印字やマルチリボン
等に応じて、適正な押圧力をもって印字するようにする
とよい。
次に、リボンセーブ動作を説明する。
第5図または第6図の状態で印字を進行させている途中
に、印字を必要としない部分があって、その印字不必要
部分ではインクリボン8を使用しないようにすることを
リボンセーブ動作という。
この場合には先ず、キャリッジ3を停止させ、次に状態
切換用モータ12に通電して、カムブロック21を第5
図(a)の状態からは同図時計方向に中心角γ+δ+ε
だけ、第6図(a>の状態からは同図時計方向に中心角
δ+εだけ回動させて、第7図(a)の状態に切換える
この場合、本実施例においては、第6図(a)の状態か
ら、カムブロック21が中心角δだけ回転すると、ヘッ
ド駆動レバー28に設けたビン29が未だに第1切換カ
ム240大半径部分24bに係合していてサーマルヘッ
ド7がインクリボン8を用紙Sおよび/ラテン1に押圧
している際に、ビンおよびガイド駆動レバー36に設け
たビン37が第2切換カム25の中間半径部分25cに
係合して、固定軸35を中心にして同図時計方向に回動
し、そしてビンおよびガイド駆動レバー36に連結リン
ク44を介して連結されているピンチローラ支持レバー
42が固定@43を中心にして同じく同図時計方向に回
動するので、ピンチローラ支持レバー42の先端に設け
られているピンチローラ9が下降して、従動ピンチロー
ラ10より離れてインクリボン8を自由状態にする。こ
の時同時にリボンガイド11もある程度下降する。その
後、カムブロック21が更に中心角εだけ回動すると、
一方のピンチローラ9が従動ピンチローラ10から離れ
ている間に、他方のヘッド駆動レバー28のピン29が
第1切換カム24の中間半径部分24dに先に達するこ
とにより、ヘッド駆動レバー28が固定軸27を中心に
第6図(a)において反時計方向に回動し、このヘッド
駆動レバー28の桁下げ方向端部に設けられているヘッ
ド抑圧部材31が上界し、これに伴ってヘッド取付台3
0が図示しない復帰ばねの弾力によって起き上がり、サ
ーマルヘッド7が用紙Sおよびプラテン1より少し離間
して第7図(a)の状態で停止する。以下、この時のサ
ーマルヘッド7の位買をLJP小位置という。その後、
ピンおよびガイド駆動レバー36のピン37が第2切換
カム25の大半径部分25bに達し、第7図(a)に示
すように、ピンチローラ9と従動ピンチローラ10とに
よりインクリボン8を上下から挟持する。また、カムブ
ロック21が中心角εの回動を終了するまでの間に、駆
動レバー群53の第ルバー 53 aに取付けられてい
るコロ54は、第3切換カム26の最大半径部分26a
から小半径部分26bに移動し、駆動レバー群53全体
が固定軸52を中心にして第7図反時計方向に回動して
いる。従ってピンチローラ9が従動ピンチローラ10と
でインクリボン8を再び挟持する時には、枢軸45に回
転自在に取付けられている一体の歯巾50および小歯車
51のうちの一方の歯車5゜が第2レバー53bの先端
に形成されているストッパ56と噛合し、回転不能状態
にされる。他方の小歯車51は歯車62からは離間して
いる。これにより歯車50と歯車49および歯車47を
介して連結されているピンチローラ9も回転ロック状態
とされる。
このように、本実施例においては、サーマルヘッド7が
DOWN位UからUP小位置に移動する場合に、ピンチ
ローラ9が従動ピンチローラ10と離れてインクリボン
8を自由状態とするので、インクリボン8に無理な張力
がかからず、サーマルヘッド7がインクリボン8から離
れる際にインクリボン8が用紙Sと無用にこすれること
がなく、用紙Sの汚れが防止される。この第7図(a)
の状態を保持したまま、キャリッジ駆動用モータ6に通
電してキャリッジ3を桁上げ方向に移動させると同時に
、リボン巻取り用モータ15に通電して出力軸69およ
び駆動歯車70を第8図において時計方向に回動させる
。これにより、インクリボン8は回転ロック状態のピン
チローラ9と従動ピンチローラ10とに挟持されている
ので、キャリッジ3の移動とともに桁上げ方向に搬送さ
れるとともに、第7図(b)の右側の巻取り側のリボン
巻取りボビン14に装着されている巻取りコア18から
繰り出され、同図の左側の供給側のリボン巻取リボピン
14に装着されている巻取りコア18にゆるんだ分だけ
巻取られて行く。供給側のリボン巻取りボビン14はフ
ェルト75を介して供給側歯!I73に連結されており
、しかも、リボン巻取りボビン14による巻取り速度を
キャリッジ3の移動速瓜より大きく設定されているので
、リボン巻取りボビン14はフェルト75とスリップし
ながら回転して、インクリボン8を確実に巻取って行く
このようなりボンセーブ動作が進行させられ、サーマル
ヘッド7の発熱部7aが再び印字位置に対向すると、キ
ャリッジ駆動用モータ6およびリボン巻取り用モータ1
5の回転が停止され、続いて状態切換用モータ12に通
電されて、状態切換用モータ12が逆回転し、カムブロ
ック21が第7図(a)の状態から第6図(a)または
第5図(a)の印字状態に戻される。この場合も、先ず
ピンチローラ9が従動ピンチローラ10から離れた後に
サーマルヘッド7がUP小位置からDOWN位置へ移動
し、その後ピンチローラ9が再び従動ピンチローラ10
に近接してインクリボン8を両者間で挟持し、インクリ
ボン8による用紙Sの汚れを防止するように動作する。
この状態で用紙Sに対して最上位桁までの印字が行なわ
れると、キャリッジ駆動用モータ6およびリボン巻取り
用モータ15が停止させられ、続いてキャリッジ3のリ
ターンが行なわれる。
すなわち、状態切換用モー夕12に通電され、カムブロ
ック21が第5図(a)および第6図(a)において時
計方向に回転させられ、第7図(a)の状態となる。続
いて、リボン巻取り用モータ15に通電されて、出力軸
69および駆flJ歯車70が第8図において反時計方
向に回転させられると同時にキャリッジ駆動用モータ6
に通電されてキャリッジ3が桁下げ方向に移動させられ
る(第11図)。出力軸69および駆動歯車70が第8
図において反時ム]方向に回転すると、振り子歯車7−
2が振り腕71と一緒に同図反時計方向に回動し、同図
鎖線に示すように巻取り側歯車74と噛合する。この巻
取り側歯車74の回転は図示しない摩擦係合部材を介し
てホイール77に伝達され、更に伝達ベルト79を介し
てホイール78に伝達され、巻取り側のリボン巻取りボ
ビン14が巻取り速度をキャリッジ3の移動速度より大
きくして回転させる。これにより回転ロック状態のピン
チローラ9と従動ピンチローラ10とに挟持されたイン
クリボン8が、キャリッジ3の移動とともに桁下げ方向
に移動する。これにより、一方の供給側のリボン巻取り
ボビン14に装着された巻取りロア18からインクリボ
ン8の未使用部分が桁下げ方向に繰り出され、他方の巻
取り側のリボン巻取りボビン14に装着された巻取りロ
ア18にインクリボン8の使用済部分がゆるんだ分だけ
前述と同様にして確実に巻取られて行く。
このリターン動作が進行され、第12図に示すようにサ
ーマルヘッド7の発熱部7aが最下位桁に達すると、キ
ャリッジ駆動用モータ6およびリボン巻取り用モータ1
5が停止させられる。以下、第12図の状態を初期状態
という。
また、インクリボン8が例えば黒の単一色である場合に
は、前記リターン動作中に、用紙搬送用モータ84に通
電して搬送ローラ82および排紙ローラ83を回転させ
て用紙Sを1行分だけ同時に紙送りして、印字能率を向
上させる。また、同様の意味から、サーマルヘッド7が
インクリボン8、用紙Sおよびプラテン1に対して接触
または離間する瞬間は用紙Sの汚れ防止のためのキャリ
ッジ3は停止させておくが、サーマルヘッド7が接融す
る前のDOWN動作および離間した後のUP初作中にお
いてはキャリッジ3の移動を同時に行なうようにする。
また、本実施例においては、第7図のリボンセーブ時、
第11図のリターン時および第12図の初期状態におい
て、それぞれサーマルヘッド7をUP小位置に定位させ
て、サーマルヘッド7のUP−DOWNに要りる時間を
短縮して、印字能率を向上するようにしている。従って
、サーマルヘッド7のUP小位置のプラテン1からの離
間距離はインクリボン8で用紙Sを汚さない必要最小限
の大きさとされている。
また、例えばシアン、イエロ、マゼンタの3色のインク
をそれぞれ1行分の長さ分だけ、長手方向に順にかつ繰
り返し塗布したインクリボン8を用いてカラー印字を行
なう場合には、印字範囲が1打金体に満たない時がある
。この時には、その未使用部分を巻取る必要がある。本
実施例においては、第11図に示すリターン動作を終了
させ、第12図の初期状態になった復に、状態切換用モ
ータ12に通電して、カムブロック21を第7図(a>
の状態から更に時計方向に中心角ζだけ回転させて、第
2図(a)の状態にする。こうしてインクリボン8をサ
ーマルヘッド7、ピンチローラ9、従動ピンチローラ1
0およびリボンガイド11の何れにも接していない自由
状態とさせ、その後、直前の印字の際に用いた色のイン
ク部分で、サーマルヘッド7より桁上げ方向位置に残留
している未使用部分を第2図(b)に示すように、巻取
り側のリボン巻取りボビン14を回転させて巻取り、次
の新たな色のインク部分の所定位置を最下位桁に対向さ
せて停止させる。その後、新たな色のインクについて前
記と同様にして印字を行なう。この動作を3色について
行なうことにより美麗なカラー印字を施す。そして。最
終の色の印字が終了した後の第11図に示すリターン時
には、用紙Sを同時に1行分だけ紙送りする。
また、本実施例において、状態切換用モータ12による
カムブロック21の回転駆動方向は、第2図(a)、第
5(a)、第6図(a)、第7図(a)において、時計
方向および反時計方向のいずれでもよいが、印字時間を
短縮させることのできる方向を選択するとよい。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
必要に応じて変更することができる。
〔発明の効果〕
このように本発明の熱転写プリンタによる印字方法は、
熱転写プリンタの構成各部を駆動させて行なう複数の動
作を組合わせて印字を施す熱転写プリンタによる印字方
法において、前記複数の動作のうち同時並行的に遂行で
きる複数の動作を同時に行なうように形成したので、印
字時間を確実に短縮し、印字能率を向上させることがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の熱転写プリンタによる印字方法を実施す
る熱転写プリンタの一実施例を示し、第1図は全体構成
を示す斜視図、第2図(a)はサーマルヘッドのUF)
大位置の状態を示すキャリッジ部の正面図、第2図(b
)は第2図(a)における構成各部の関係を示ずスケル
トン図、第3図は状態制iti構の要部を示す第2図(
a)の平面図、第4図はサーマルヘッドとこれを押圧す
るヘッド抑圧部材との位置関係を示す断面図、第5図(
a)および(b)はそれぞれ上質紙に印字を行なってい
る状態を示ず第2図(a)(b)と同様の図、第6図(
a)および(b)はそれぞれラフ紙に印字を行なってい
る状態を示す第2図(a)(b)と同様の図、第7図(
a)および(b)はそれぞれサーマルヘッドのUP小位
置の状態を示す第2図(a)(b)と同様の図、第8図
はリボン巻取り機構を示す正面図、第9図は第8図の■
−■線に沿った拡大断面図、第10図(a)および(b
)はそれぞれサーマルヘッドのFPCとの接続関係を示
す正面図および平面図、第11図はリターン状態を示す
第2図(b)と同様の図、第12図は初期状態を示す第
2図(b)と同様の図である。 1・・・プラテン、3・・・キャリッジ、7・・・サー
マルヘッド、7a・・・発熱部、7b・・・電極群、8
・・・インクリボン、9・・・ピンチローラ、10・・
・従動ピンチローラ、11・・・リボンガイド、12・
・・状態切換用モータ、13・・・状態制御[1機構、
14・・・リボン巻取リボビン、15・・・リボン巻取
り用モータ、16・・・リボン巻取り機構、18・・・
巻取りコア、21・・・カムブロック、24・・・第1
切換カム、25・・・第2切換カム、26・・・第3切
換カム、28・・・ヘッド駆動レバー、31・・・ヘッ
ド□押圧部材、36・・・ビンおよびガイド駆動レバー
、39・・・リボンガイド駆動レバー、42・・・ピン
チローラ支持レバー、53・・・駆動レバー群、54・
・・コロ、58・・・ラック、64・・・従動ピンチロ
ーラ支持レバー、70・・・駆動歯車、71・・・振り
腕、73・・・供給側歯車、74・・・巻取り側歯車、
75・・・フェルト、76・・・圧縮ばね、87・・・
F P C、’ 二」 出願人代理人  中  尾  俊  輔第3図 第8図 第950 第10図 (a)         (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱転写プリンタの構成各部を駆動させて行なう複数の動
    作を組合わせて印字を施す熱転写プリンタによる印字方
    法において、前記複数の動作のうち同時並行的に遂行で
    きる複数の動作を同時に行なうようにしたことを特徴と
    する熱転写プリンタによる印字方法。
JP25962887A 1987-10-16 1987-10-16 熱転写プリンタによる印字方法 Pending JPH01103454A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261323A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Kubota Corp 作業車
US10166793B2 (en) 2016-09-09 2019-01-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Serial-type recording apparatus

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