JPH0110290Y2 - - Google Patents

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JPH0110290Y2
JPH0110290Y2 JP1982049188U JP4918882U JPH0110290Y2 JP H0110290 Y2 JPH0110290 Y2 JP H0110290Y2 JP 1982049188 U JP1982049188 U JP 1982049188U JP 4918882 U JP4918882 U JP 4918882U JP H0110290 Y2 JPH0110290 Y2 JP H0110290Y2
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JP
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shell
annular groove
annular
diaphragm
cylindrical
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JP1982049188U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は倍力装置に関し、より詳しくはダイヤ
フラムの外周部を密着挾持する一対のシエルの構
成に関するものである。
ブレーキ倍力装置、クラツチ倍力装置等の倍力
装置は、共通して、その外殻体を構成する一対の
シエルと、一対のシエル間に挾持されて上記外殻
体内の空間を画成するダイヤフラムとを備えてい
る。従来一般に行なわれているダイヤフラムとシ
エルとの挾持部分の構成を第4図に示すブレーキ
倍力装置11について説明すると、その外殻体を
構成する一対のシエル12,13の各外周端部に
は互いに向き合わせてフランジ部14,15を形
成し、両フランジ部14,15間にダイヤフラム
16の外周部を挾持させて両シエル12,13を
連結固定するようにしていた。したがつてこの種
のブレーキ倍力装置では、その出力を左右するシ
エルの実質的な径に対してさらに上記フランジ部
分14,15だけ径が拡大されてしまうこととな
り、その小型化が阻害されるという欠点があつ
た。
本考案はこのような欠点に鑑み、一方のシエル
に半径方向に開かれた環状溝部を形成し、ダイヤ
フラムの外周部をその環状溝部の内面と他方のシ
エルの内周面とで密着挾持できるように構成する
ことにより、上記フランジ部を必要とせず、しか
も倍力装置の有効径を損うことのない小型の倍力
装置を提供することを目的とし、その特徴とする
ところは、周縁部から半径方向内方側へ突出湾曲
する第1の環状穹隆部とこの第1の環状穹隆部か
ら軸線方向内側で且つ半径方向稈々外方側にルー
プ状に反転膨出して折返す第2の環状穹隆部とを
設けて、これら第1と第2の環状穹隆部とにより
外周縁部に半径方向外方に開かれた環状溝部を形
成したほぼ円板状の単一板体からなる第1シエル
と、環状溝部に外周部を嵌合させたダイヤフラム
と、第1シエルの環状溝部を筒状開口内に嵌入さ
せる有底筒状体からなる第2シエルとを備え、上
記第2シエルの筒状開口端に形成した複数の切欠
部に第1シエルの外周に形成した突状部を当接さ
せるとともに該第1シエルの外側に当着する複数
の係合爪を上記第2シエルの筒状開口端に突設し
て上記第1シエルと第2シエルとを係合連結さ
せ、これにより上記環状溝部と筒状部との間に形
成されるほぼ断面三角形状の内周面間にダイヤフ
ラムの外周部を密着挾持させるようにしたことに
ある。
以下図示実施例について本考案を説明すると、
ブレーキ倍力装置1はリヤシエルたる第1シエル
2とフロントシエルたる第2シエル3とを備えて
いる。第1シエル2は概ね円板状に形成してあ
り、その外周部には、第3図に示すように周縁部
近傍に倍力装置の内方側、すなわち軸線方向内方
に向け且つ半径方向稈々外方側へ突出するループ
状屈曲部を形成しており、かかる構成によつて外
周縁部に形成されることとなる周縁部から半径方
向内方に突出湾曲する第1の環状穹隆部aと、こ
の第1の穹隆部aに引続き軸線方向内側で且つ半
径方向稈々外方側にループ状に反転膨出して折返
す第2の環状穹隆部bとを設けることにより、ダ
イヤフラム4の外周部を係合させるための半径方
向外方に開かれた環状溝部5を形成している。一
方、第2シエル3は概ね有底筒状に形成してあ
り、その開口部側の筒状部6には、第3図に示す
ように、滑らかな段状部7を形成して筒状部の開
口部の内径をそれより内側の内径よりも僅かに大
きくしている。また、第2シエル3の開口端周面
には、第2図に示すように、等間隔複数箇所に切
欠部8を形成するとともに、切欠部8を形成しな
い周面にはその周面の一部を半径方向内方に膨出
させて複数個の係合爪9を形成している。このと
き、上記切欠部8の端面と係合爪9の内側端面と
の軸方向間隔は第1シエル2の肉厚に一致させて
いる。
さらに上記第1シエル2の半径方向に延びる外
周端の直径は上記第2シエル3に形成した段状部
7より外方の台形部の内径に一致させてあり、ま
たその外周端には、上記切欠部8に係合する突状
部10を形成している。
なお、その他の構成並びに作動は従来周知のブ
レーキ倍力装置と異なるところはないので、それ
らの説明は省略する。
以上の構成を有する第1シエル2と第2シエル
3とを連結するには、まず第1シエル2の環状溝
部5にダイヤフラム4の外周部を嵌合させ、次に
第1シエル2に形成した突状部10を第2シエル
3に形成した切欠部8に一致させた状態で、その
突状部10が切欠部8に当接するまで第1シエル
2を第2シエル3内に嵌合する。そしてこの状態
でプレス機械により上記係合爪9を半径方向内方
に膨出させて形成すれば、第1シエル2は第2シ
エル3の切欠部8と係合爪9との間に挾持されて
その第2シエル3に連結固定される。またこの状
態ではダイヤフラム4の外周部は、第2シエル3
の筒部6内周面と第1シエル2の環状溝部5内面
とによつて密着挾持され、その部分の気密を保持
している。
なお、上記実施例では組立の容易化、プレス成
形時のダイヤフラム密着部分の寸法安定化並びに
シール性の向上等を図る目的から筒部6を滑らか
な段状部7を形成しているがこれを省略すること
ができる。
本考案は以上のように、半径方向外方に開かれ
た環状溝部を有する第1シエルと、環状溝部に外
周部を嵌合させたダイヤフラムと、第1シエルの
環状溝部を受入れる筒状部を有する第2シエルと
を備え、上記第1シエルと第2シエルとを連結し
て環状溝部と筒状部の内周面とでダイヤフラムの
外周部を密着挾持したものであるから、倍力装置
の最大径を第2シエルの筒状部外径とすることが
可能となり、従つてフランジ部を形成していた従
来の倍力装置に比して小型にすることができ、し
かも倍力装置の有効径を確保することができると
いう効果が得られる。
そして、特に本考案においては、第1シエルに
その周縁部から半径方向内方に突出湾曲する第1
の環状穹隆部とこの第1の環状穹隆部から軸線方
向側で且つ半径方向稈外方側にループ状に反転膨
出して折返す第2の環状穹隆部とを設けているた
め、この第1シエルの外方縁部に形成された環状
溝部と第2シエルの筒状開口部との間にダイヤフ
ラムの外周部を挾持するとき、ダイヤフラムの外
周部膨隆端は上記環状溝部と筒状部とのなす略々
断面三角形状をなす嵌入部に弾圧挾着され、かつ
この挾着状態は、第1の環状穹隆部から反転膨出
し上記筒状部に接近して折返す第2の環状穹隆部
によつて弾力的に支承されることとなり、倍力装
置の軸心方向に反覆して加わる負荷に抗して極め
て確実かつ安定した挾着掴持態様をとらせること
ができる。また、特に第1シエルが上述の如く第
1の環状穹隆部とこれからループ状に反転膨出し
て折返す第2の環状穹隆部とよりなる連続反転し
た単一板構成を採つているため、その内部への負
圧導入時には、この第1シエルに働く作用力は上
述した略々断面三角状をなす嵌入部の断面積を縮
小する方向の力として作用し、したがつて該嵌入
部に挾持されたダイヤフラム外周部は圧縮方向の
力を受けることとなつて、第1、および第2シエ
ル間に極めて優れた気密保持性能を付与すること
ができる。しかも、この第1および第2の穹隆部
を有する第1シエルはこれら穹隆部によりそれ自
体の構造的強度が増強され、比較的薄い板材をも
つてプレス作業により単一部品として容易に一体
成形しうる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、第2図の1
−1線に沿う縦断面図、第2図は第1図の右側面
図、第3図は第1図の要部の拡大断面図、第4図
は従来装置の一例を示す断面図である。 1……ブレーキ倍力装置、2……第1シエル、
3……第2シエル、4……ダイヤフラム、5……
環状溝部、6……筒状部、a……第1の環状穹隆
部、b……第2の環状穹隆部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周縁部から半径方向内方側へ突出湾曲する第1
    の環状穹隆部とこの第1の環状穹隆部から軸線方
    向内側で且つ半径方向稍々外方側にループ状に反
    転膨出して折返す第2の環状穹隆部とを設けて、
    これら第1と第2の環状穹隆部とにより外周縁部
    に半径方向外方に開かれた環状溝部を形成したほ
    ぼ円板状の単一板体からなる第1シエルと、環状
    溝部に外周部を嵌合させたダイヤフラムと、第1
    シエルの環状溝部を筒状開口内に嵌入させる有底
    筒状体からなる第2シエルとを備え、上記第2シ
    エルの筒状開口端に形成した複数の切欠部に第1
    シエルの外周に形成した突状部を当接させるとと
    もに該第1シエルの外側に当着する複数の係合爪
    を上記第2シエルの筒状開口端に突設して上記第
    1シエルと第2シエルとを係合連結させ、これに
    より上記環状溝部と筒状部との間に形成されるほ
    ぼ断面三角形状の内周面間にダイヤフラムの外周
    部を密着挾持したことを特徴とする倍力装置。
JP4918882U 1982-04-05 1982-04-05 倍力装置 Granted JPS5860U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4918882U JPS5860U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 倍力装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4918882U JPS5860U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 倍力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5860U JPS5860U (ja) 1983-01-05
JPH0110290Y2 true JPH0110290Y2 (ja) 1989-03-23

Family

ID=29845912

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JP4918882U Granted JPS5860U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 倍力装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS5860U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5177773A (en) * 1974-11-25 1976-07-06 Bendix Corp Saabomoota
JPS5228945A (en) * 1975-08-21 1977-03-04 Hoechst Ag Pharmaceutically active ooacyll 2*33diaryll33halogenn acrylaldoxim

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5177773A (en) * 1974-11-25 1976-07-06 Bendix Corp Saabomoota
JPS5228945A (en) * 1975-08-21 1977-03-04 Hoechst Ag Pharmaceutically active ooacyll 2*33diaryll33halogenn acrylaldoxim

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5860U (ja) 1983-01-05

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