JP7518028B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、乗客コンベアに関する。
乗客コンベアとしては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された乗客コンベアは、建築構造物に設置されたフレームと、フレームの長手方向両端部に設けた乗降床と、乗降床間を循環移動する無端状の踏段チェーンと、無端状の踏段チェーンと係合して乗降床間を循環移動する踏段とを備える。
特開2011-088717号公報
図13は、特許文献1に記載されているような一般的な乗客コンベアの上昇運転を説明する図である。図13に示すように、複数の踏段105は、案内レール123,124に案内されて上昇する。ところで、隣り合う踏段105間に異物128が挟まる場合がある。この場合に、案内レール123,124の湾曲部を通過すると、隣り合う踏段105における上側の踏段105が浮き上がってしまうことがある。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、踏段の浮き上がりを抑制することができる乗客コンベアを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の乗客コンベアは、建屋に設置されたフレームと、フレーム内を循環移動する複数の踏段とを備える。さらに、本発明の乗客コンベアは、複数の踏段に設けられた係合部材と、係合部材に係合し、複数の踏段の浮き上がりを係止する浮上防止レールと、フレームに固定され、浮上防止レールが取り付けられるフレーム側固定部材とを備える。浮上防止レールは、嵌合部を有し、フレーム側固定部材は、浮上防止レールの嵌合部が嵌合する被嵌合部を有する。そして、嵌合部と被嵌合部は、ねじを用いて締結される。ねじは、フレーム側固定部材の被嵌合部に螺合されている。浮上防止レールの嵌合部は、フレーム側固定部材の被嵌合部に対して着脱される際にねじとの干渉を避ける切欠きを有する。
本発明の乗客コンベアによれば、踏段の浮き上がりを抑制することができる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態に係る乗客コンベアの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るガイドレールユニットを示す概略図である。 図2に示すA-A線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフレーム側固定部材を正面から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るフレーム側固定部材を背面から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る浮上防止レールの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る浮上防止レールをフレーム側固定部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る浮上防止レールをフレーム側固定部材に取り付けた状態を側方から見た説明図である。 本発明の第1実施形態に係る浮上防止レールをフレーム側固定部材に取り付けた状態を上階側から見た説明図である。 本発明の第1実施形態に係る浮上防止レールとフレーム側固定部材を締結するねじを緩めた状態を側方から見た説明図である。 本発明の第1実施形態に係るフレーム側固定部材から浮上防止レールを取り外した状態を上階側から見た説明図である。 本発明の第2実施形態に係るフレーム側固定部材をフレームに固定した状態を示す説明図である。 一般的な乗客コンベアの上昇運転を説明する図である。
1.第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態に係る乗客コンベアについて、図1~図11を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
[乗客コンベアの構成]
まず、図1を参照して乗客コンベアの構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る乗客コンベアの概略構成図である。
図1に示す乗客コンベア1は、建築構造物(建屋)の上階床と下階床に設置される傾斜型の乗客コンベア、いわゆるエスカレーターである。乗客コンベア1は、建築構造物に設置されたフレーム2と、デッキ部4と、複数の踏段5と、駆動機構6と、欄干部7とを備えている。さらに、乗客コンベア1は、上部乗降床8と、下部乗降床9と、一対のガイドレールユニット20と、上部スプロケット12と、下部スプロケット13と、を備えている。
フレーム2は、上階床と下階床にまたがって設置されている。フレーム2における上階床側の端部は、上部受梁10を介して上階床に設置され、フレーム2における下階床側の端部は、下部受梁11を介して下階床に設置されている。フレーム2は、傾斜区間と、上水平区間と、下水平区間から構成されている。以下、フレーム2における下階床から上階床に向かって延在する方向をフレーム2の長手方向とする。フレーム2の長手方向と直交し、かつ鉛直方向とも直交する方向をフレーム2の幅方向とする。
フレーム2の長手方向の上階床側に形成された上水平区間は、上階床と平行に形成されている。上水平区間には、機械室18が設けられている。機械室18の上部は、上部乗降床8によって塞がれている。フレーム2の長手方向の下階床側に形成された下水平区間は、下階床と平行に形成されている。下水平区間には、下部ピット19が設けられている。下部ピット19の上部は、下部乗降床9によって塞がれている。フレーム2の傾斜区間は、上水平区間と下水平区間との間に形成され、上下方向に対して傾斜している。
なお、乗客コンベア1は、駆動機構6が設置される機械室18をフレーム2の上水平区間に設置したが、これに限定されるものではない。本発明に係る機械室は、例えば、フレーム2の下水平区間や、フレーム2の中間部である傾斜区間に設置してもよい。
また、フレーム2の上水平区間には、上部スプロケット12が設けられている。上部スプロケット12は、駆動機構6及び機械室18よりもフレーム2の傾斜区間側に配置されている。フレーム2の下水平区間には、下部スプロケット13が設けられている。下部スプロケット13は、下部ピット19よりもフレーム2の傾斜区間側に配置されている。
上部スプロケット12と駆動機構6の駆動軸6aには、無端状の伝達チェーン16が巻き掛けられている。また、上部スプロケット12と下部スプロケット13には、無端状の踏段チェーン17が巻き掛けられている。駆動機構6が駆動すると、伝達チェーン16を介して上部スプロケット12が回転駆動する。そして、上部スプロケット12が回転することで、踏段チェーン17を介して下部スプロケット13が回転し、踏段チェーン17は、上部スプロケット12と下部スプロケット13の間を循環移動する。
踏段チェーン17には、複数の踏段5が無端状に連結されている。複数の踏段5は、フレーム2に設けられた一対のガイドレールユニット20に移動可能に支持されている。そして、複数の踏段5は、一対のガイドレールユニット20に沿って上部スプロケット12と下部スプロケット13との間を循環移動する。また、複数の踏段5は、上部スプロケット12及び下部スプロケット13において、その進行方向が反転する。
デッキ部4は、複数の踏段5の幅方向の両側に設置されている。デッキ部4は、フレーム2の上部に設けられており、フレーム2の長手方向に沿って連続している。デッキ部4は、フレーム2の傾斜区間と、上水平区間及び下水平区間の一部を覆う。デッキ部4は、欄干部7を支持している。
欄干部7は、デッキ部4に支持される欄干パネル7aと、移動手摺7bとを有している。移動手摺7bは、欄干パネル7aの周縁部に移動可能に支持されている。また、移動手摺7bは、複数の踏段5の循環移動の動作に同期して、循環移動する。
[ガイドレールユニット]
次に、一対のガイドレールユニット20の構成について、図2を参照して説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るガイドレールユニット20を示す概略図である。
図2に示すように、複数の踏段5は、一対の前輪14と、一対の後輪15とを有している。前輪14及び後輪15は、踏段5の幅方向の両端部に設けられている。一対のガイドレールユニット20は、複数の踏段5の幅方向の両側に配置されている。ガイドレールユニット20は、乗り側前輪案内レール23と、乗り側後輪案内レール24と、戻り側前輪案内レール25と、戻り側後輪案内レール26と、反転後輪案内レール27を有している。これら案内レール23~27は、それぞれフレーム2に固定されている。
踏段5は、乗客を乗せる乗り側を移動する際に、乗り側前輪案内レール23と乗り側後輪案内レール24に案内されて移動する。この場合に、踏段5の前輪14は、乗り側前輪案内レール23上を走行し、後輪15は、乗り側後輪案内レール24上を走行する。乗り側前輪案内レール23と乗り側後輪案内レール24は、上階側湾曲部と下階側湾曲部(不図示)を有している。
乗り側前輪案内レール23及び乗り側後輪案内レール24の上階側湾曲部は、フレーム2の傾斜区間と上水平区間の接続部分に配置されている。また、乗り側前輪案内レール23及び乗り側後輪案内レール24の下階側湾曲部は、フレーム2の傾斜区間と下水平区間の接続部分に配置されている。
踏段5は、乗客を乗せない戻り側を移動する際に、戻り側前輪案内レール25と戻り側後輪案内レール26に案内されて移動する。この場合に、踏段5の前輪14は、戻り側前輪案内レール25上を走行し、後輪15は、戻り側後輪案内レール26上を走行する。戻り側前輪案内レール25と戻り側後輪案内レール26は、上階側湾曲部と下階側湾曲部(不図示)を有している。
乗り側前輪案内レール23及び乗り側後輪案内レール24の上階側湾曲部は、フレーム2の傾斜区間と上水平区間の接続部分に配置されている。また、乗り側前輪案内レール23及び乗り側後輪案内レール24の下階側湾曲部は、フレーム2の傾斜区間と下水平区間の接続部分に配置されている。
反転後輪案内レール27は、フレーム2の上水平区間と下水平区間にそれぞれ配置されている(図2では上水平区間に配置されたものを示す)。反転後輪案内レール27は、略円弧状に湾曲している。反転後輪案内レール27は、上部スプロケット12において反転する踏段5の後輪15を案内する。
すなわち、踏段5の後輪は、乗り側後輪案内レール24上を走行後に、反転後輪案内レール27に案内される。そして、踏段5の後輪15は、反転後輪案内レール27を通過後、戻り側後輪案内レール26上を走行する。また、踏段5の後輪15は、戻り側後輪案内レール26上を走行後に、下水平区間側の反転後輪案内レール(不図示)に案内される。そして、下水平区間側の反転後輪案内レールを通過後、乗り側後輪案内レール24上を走行する。
図2に示すように、フレーム2の上水平区間には、上部側横桁28が設けられている。上部側横桁28は、フレーム2の幅方向に延びている。フレーム2の幅方向における上部側横桁28の両端部は、フレーム2の上水平区間における縦桁に固定されている。上部側横桁28は、フレーム2の幅方向から見た形状が略L字状の折り曲げ部材であり、上下方向に略垂直な平面を有する上部片28aと、上下方向及び幅方向に平行な平面を有する側部片28bとを有している。
フレーム2の傾斜区間には、上部側横桁28に対向する下部側横桁29が設けられている。下部側横桁29は、フレーム2の幅方向に延びている。フレーム2の幅方向における下部側横桁29の両端部は、フレーム2の傾斜区間における縦桁に固定されている。下部側横桁29は、上部側横桁28と同じ形状であり、上部片29aと側部片29bとを有している。上部片29aの平面は、フレーム2の傾斜区間の傾斜に略平行な面となっている。したがって、下部側横桁29は、上部側横桁28に対して傾いている。
上部側横桁28及び下部側横桁29は、乗り側前輪案内レール23及び乗り側後輪案内レール24の上階側湾曲部の下方に配置されている。そして、上部側横桁28及び下部側横桁29には、一対の踏段浮上防止ユニット30A,30Bが取り付けられる(図3参照)。これにより、一対の踏段浮上防止ユニット30A,30Bは、乗り側前輪案内レール23及び乗り側後輪案内レール24の上階側湾曲部の下方に配置される。
[踏段浮上防止ユニット]
次に、一対の踏段浮上防止ユニット30A,30Bの構成について、図3~図6を参照して説明する。
図3は、図2に示すA-A線に沿った断面図である。
図3に示すように、踏段5の下部には、一対の係合部材50A,50Bが設けられている。一対の係合部材50A,50Bは、左右対称に形成されている。そのため、ここでは、係合部材50Aの構成を説明する。なお、左右方向は、フレーム2の幅方向と平行な方向である。
係合部材50Aは、踏段5の下部に固定された固定片51と、固定片51から略垂直に突出して踏段5の下面に対向する係合片52とを有する。固定片51は、踏段5の幅方向に略直交する平面を有する板体からなる。また、係合片52は、踏段5の上下方向に略直交する平面を有する板体からなる。
一対の踏段浮上防止ユニット30A,30Bは、左右対称に形成されている。そのため、ここでは、踏段浮上防止ユニット30Aの構成を説明する。踏段浮上防止ユニット30Aは、フレーム2の上部側横桁28及び下部側横桁29に固定される一対のフレーム側固定部材31と、一対のフレーム側固定部材31に取り付けられる浮上防止レール32とを有している。
(フレーム側固定部材)
次に、フレーム側固定部材31について、図4及び図5を参照して説明する。
図4は、フレーム側固定部材31を正面から見た斜視図である。図5は、フレーム側固定部材31を背面から見た斜視図である。
図4及び図5に示すように、フレーム側固定部材31は、平面形状が略L字状のベース板34と、ベース板34に固定された補強板35とを有する。ベース板34は、正面34aと、背面34bを有する。ベース板34の正面34aは、上部側横桁28の側部片28b又は下部側横桁29の側部片29bに当接する(図7参照)。
ベース板34は、左右方向に長い長方形の下部と、左右方向の長さが下部よりも短い四角形の上部とを有する。なお、フレーム側固定部材31を上部側横桁28及び下部側横桁29に固定した場合に、左右方向は、フレーム2の幅方向と平行な方向である。ベース板34の上部は、ベース板34の下部における上端面に連続している。ベース板34の下部における上端面は、ベース板34における段部の上面を形成している。以下、ベース板34の下部における上端面を、段部上面34cとする。
ベース板34の下部には、2つのねじ貫通孔36が形成されている。フレーム側固定部材31は、2つのねじ貫通孔36を貫通するねじを用いて上部側横桁28及び下部側横桁29の側部片28b,29bに固定される。2つのねじ貫通孔36は、ベース板34の上下方向に細長く形成されている。これにより、フレーム側固定部材31における上下方向の固定位置を調整することができる。
ベース板34の上部には、被嵌合部37が設けられている。被嵌合部37は、ベース板34の上部に切欠きを設け、切欠きの背面側を補強板35により覆うことにより、四角形の凹部に形成されている。フレーム側固定部材31を正面から見た場合に、被嵌合部37の左辺は開口されている。被嵌合部37の下辺は、ベース板34の段部上面34cと同一平面を形成している。
補強板35は、ベース板34の背面34bに固定されている。補強板35の固定は、例えば、溶接を用いてもよく、ねじによる締結であってもよい。また、ベース板34が被嵌合部37(凹部)を形成可能な厚みである場合は、補強板35を省くことができる。補強板35には、ねじ孔35aが形成されている。ねじ孔35aには、フレーム側固定部材31と浮上防止レール32を締結するためのねじ60(図7参照)が螺合される。
(浮上防止レール)
次に、浮上防止レール32について、図6を参照して説明する。
図6は、浮上防止レール32の斜視図である。
図6に示すように、浮上防止レール32は、レール本体41と、フレーム側固定部材31に接続される接続ブラケット42A,42Bを有している。レール本体41は、細長い平板状に形成されており、上に凸となるように緩やかに湾曲している。レール本体41は、上面41aと、下面41bと、幅方向の一端面である側面41cと、幅方向の他端面である側面41dを有する。なお、レール本体41の幅方向は、フレーム2の幅方向と略平行な方向である。
上面41aは、上方を向く湾曲面であり、下面41bは、下方を向く湾曲面である。レール本体41の下面41bにおける側面41d側は、上述した係合部材50Aの係合片52と適当な間隙を空けて対向する(図3参照)。レール本体41の下面41bには、接続ブラケット42A,42Bが接合されている。接続ブラケット42A,42Bは、係合部材50Aとの干渉を避ける位置でレール本体41に接合している。
接続ブラケット42A,42Bは、レール本体41の長手方向に所定の距離を空けて並んでいる。接続ブラケット42Aは、上部側横桁28(図2参照)に固定されたフレーム側固定部材31に接続される。一方、接続ブラケット42Bは、下部側横桁29(図2参照)に固定されたフレーム側固定部材31に接続される。
接続ブラケット42A,42Bは、同じ構成及び形状とされている。そのため、ここでは、接続ブラケット42Aの構成について説明する。接続ブラケット42Aは、レール本体41を支持する支持部44と、支持部44に連続して側方に突出する嵌合部45とを有している。
支持部44は、側方から見た形状が略L字状に形成されており、レール本体41に接合される接合片と、接合片に連続して下方に延びる支持片とを有している。レール本体41と支持部44の接合片との接合は、ねじを用いた締結でもよく、溶接であってもよい。支持部44の接合片及び支持片の一部は、レール本体41の側面41c(一端面)よりも外側に突出している。
嵌合部45は、レール本体41の側面41cよりも外側に突出した支持部44(支持片)の側面に連続している。したがって、嵌合部45は、レール本体41の側面41c(一端面)よりも外側に突出している。言い換えれば、嵌合部45は、上下方向から見た場合に、レール本体41と重ならない位置に設けられている。
嵌合部45は、支持部44の支持片と同一平面を形成する板体からなる。嵌合部45は、上述したフレーム側固定部材31の被嵌合部37(図4参照)に嵌合される四角形に形成されている。嵌合部45は、レール本体41(フレーム2)の幅方向に沿って移動され、フレーム側固定部材31の被嵌合部37に嵌合される。
嵌合部45には、切欠き45aが設けられている。切欠き45aは、レール本体41の幅方向に沿って延びており、支持部44と反対側の端面において開口されている。切欠き45aは、フレーム側固定部材31の被嵌合部37に対して嵌合部45を着脱(嵌合及び取り外し)する際に、ねじ60の軸部と嵌合部45との干渉を避けるために設けている。
[浮上防止レールの取り付け作業]
次に、浮上防止レール32の取り付け作業について、図7~図9を参照して説明する。
図7は、浮上防止レール32を一対のフレーム側固定部材31に取り付けた状態を示す斜視図である。図8は、浮上防止レール32を一対のフレーム側固定部材31に取り付けた状態を側方から見た説明図である。図9は、浮上防止レール32を一対のフレーム側固定部材31に取り付けた状態を上階側から見た説明図である。
浮上防止レール32を一対のフレーム側固定部材31に取り付けるには、まず、浮上防止レール32をフレーム2の幅方向に沿って移動させて、浮上防止レール32の嵌合部45を一対のフレーム側固定部材31の被嵌合部37に挿入する。このとき、嵌合部45を一対のフレーム側固定部材31の段部上面34c上に載せて摺動させる。これにより、嵌合部45を被嵌合部37に容易に挿入することができる。すなわち、一対のフレーム側固定部材31の段部上面34cは、嵌合部45を被嵌合部37へ案内するガイド部としての役割を有する。
また、嵌合部45は、上下方向から見た場合に、レール本体41と重ならない位置に設けられている(図7参照)。これにより、浮上防止レール32を上方から見た場合に、嵌合部45を被嵌合部37に挿入する状態を視認することができる。その結果、取り付け作業の作業性を向上させることができる。
次に、浮上防止レール32の嵌合部45を一対のフレーム側固定部材31の被嵌合部37に嵌合させる。すなわち、嵌合部45における支持部44と反対側の端面を、被嵌合部37の右端の壁部に当接させる。これにより、浮上防止レール32は、フレーム2の幅方向の一方(挿入方向と反対の方向)以外への移動が係止される。その結果、フレーム2に対する浮上防止レール32の位置決めを容易に行うことができる。
上述したように、一対のフレーム側固定部材31が固定される上部側横桁28と下部側横桁29は、異なる角度でフレーム2の縦桁に固定されている。そのため、一対のフレーム側固定部材31は、フレーム2の幅方向に平行な軸の軸回りの角度がそれぞれ異なっている。そこで、本実施形態では、2つの被嵌合部と2つの嵌合部の嵌合方向をフレーム2の幅方向にした。そのため、2つの被嵌合部と2つの嵌合部を同時に嵌合させることができる。その結果、浮上防止レール32の位置決めを容易に行うことができる。
次に、浮上防止レール32の嵌合部45と一対のフレーム側固定部材31の被嵌合部37とを、ねじ60を用いて締結する。これにより、浮上防止レール32の取り付け作業が完了する。ねじ60は、被嵌合部37のねじ孔35aに螺合される。これにより、ねじ60の頭部は、嵌合部45側に配置される。
踏段5が、乗り側前輪案内レール23と乗り側後輪案内レール24の上階側湾曲部を通過する際に、踏段5の係合片52(図3参照)は、浮上防止レール32のレール本体41と適当な距離を空けて対向する。このとき、踏段5に浮き上がりが生じると、踏段5の係合片52が浮上防止レール32のレール本体41に接触し、踏段5の浮き上がりを係止する。これにより、踏段5の浮き上がりを抑制することができる。
[浮上防止レールの取り外し作業]
次に、浮上防止レール32の取り外し作業について、図10及び図11を参照して説明する。
図10は、浮上防止レール32とフレーム側固定部材31を締結するねじ60を緩めた状態を側方から見た説明図である。図11は、フレーム側固定部材31から浮上防止レール32を取り外した状態を上階側から見た説明図である。
乗客コンベア1を保守・点検する場合に、作業員がフレーム2内に入ることがある。その場合は、踏段5を取り外すと共に、浮上防止レール32を一対のフレーム側固定部材31から取り外して、フレーム2の開口を確保する。したがって、浮上防止レール32を一対のフレーム側固定部材31から容易に取り外せることが望まれている。
浮上防止レール32を一対のフレーム側固定部材31から取り外すには、まず、ねじ60を緩める(図10参照)。これにより、ねじ60の頭部と嵌合部45との間に間隙が生じる。また、ねじ60の軸部は、嵌合部45の切欠き45aを貫通している。したがって、ねじ60を被嵌合部37から外さなくても、浮上防止レール32をフレーム2の幅方向に移動させて、一対のフレーム側固定部材31から取り外すことができる(図11参照)。
このように、本実施形態では、ねじ60を被嵌合部37から外さなくても、浮上防止レール32の嵌合部45をフレーム側固定部材31の被嵌合部37から容易に引き抜くことができる。また、乗客コンベア1の保守・点検の終了後に、浮上防止レール32をフレーム側固定部材31に取り付ける場合も、ねじ60を被嵌合部37から外さなくてよい。したがって、浮上防止レール32の取り付け作業、及び取り外し作業の作業性を向上させることができる。
2.第2実施形態
以下、本発明の第2実施形態に係る乗客コンベアについて、図12を参照して説明する。
図12は、第2実施形態に係るフレーム側固定部材をフレームに固定した状態を示す説明図である。
第2実施形態に係る乗客コンベアは、第1実施形態に係る乗客コンベア1と同様の構成を備えている。第2実施形態に係る乗客コンベアが、乗客コンベア1と異なる点は、一対の踏段浮上防止ユニットである。そのため、ここでは、踏段浮上防止ユニットについて説明し、乗客コンベア1と共通の構成についての説明を省略する。
第2実施形態に係る一対の踏段浮上防止ユニットは、第1実施形態に係る一対の踏段浮上防止ユニット30A,30Bと同様に、左右対称に形成されている。そのため、ここでは、一方の踏段浮上防止ユニットである踏段浮上防止ユニット70Aの構成を説明する。
図12に示すように、踏段浮上防止ユニット70Aは、フレーム2の上部側横桁28及び下部側横桁29(図2参照)に固定される一対のフレーム側固定部材71と、一対のフレーム側固定部材71に取り付けられる浮上防止レール72とを有している。
(フレーム側固定部材)
フレーム側固定部材71は、平面形状が略C字状の板体からなり、上下方向において互いに対向する上辺部74及び下辺部75と、上辺部74と下辺部75を接続する側辺部76とを有している。上辺部74と下辺部75は、左右方向に延びている。なお、左右方向は、フレーム2の幅方向と平行な方向である。上辺部74及び下辺部75は、左右方向の長さが同じ長さに設定されている。側辺部76は、上下方向に延びており、上辺部74と下辺部75の長手方向の一端部に連続している。
フレーム側固定部材71は、上部側横桁28(下部側横桁29)の側部片28b(29b)に固定される。フレーム側固定部材71の固定は、例えば、溶接を用いてもよく、ねじによる締結であってもよい。
フレーム側固定部材71の上下方向の長さは、上部側横桁28(下部側横桁29)における側部片28b(29b)の上下方向(高さ方向)の長さよりも短い。すなわち、フレーム側固定部材71は、上部側横桁28(下部側横桁29)から突出しない大きさに設定されている。これにより、フレーム側固定部材71の取り付けに要するスペースを小さくすることができる。また、保守・点検時にフレーム側固定部材71が邪魔にならないようにすることができる。
フレーム側固定部材71と、上部側横桁28の側部片28b(下部側横桁29の側部片29b)は、被嵌合部77を形成する。被嵌合部77は、上部側横桁28の側部片28bとフレーム側固定部材71により、一辺(上階側からみて左辺)が開口された四角形の凹部に形成されている。側部片28bにおける被嵌合部77を形成する領域には、ねじ60が螺合されるねじ孔(不図示)が形成されている。
(浮上防止レール)
浮上防止レール72は、レール本体41と、フレーム側固定部材31に接続される接続ブラケット82A,82Bを有している。レール本体41は、第1実施形態と同じである。接続ブラケット82A,82Bは、レール本体41の長手方向に所定の距離を空けて並んでいる。接続ブラケット82Aは、上部側横桁28に固定されたフレーム側固定部材31に接続される。一方、接続ブラケット82Bは、下部側横桁29(図2参照)に固定されたフレーム側固定部材31に接続される。
接続ブラケット82A,82Bは、同じ構成及び形状とされている。そのため、ここでは、接続ブラケット82Aの構成について説明する。接続ブラケット82Aは、レール本体41を支持する支持部84と、支持部84に連続して側方に突出する嵌合部85とを有している。
支持部84は、側方から見た形状が略L字状に形成されており、レール本体41に接合される接合片と、接合片に連続して下方に延びる支持片とを有している。レール本体41と支持部84の接合片との接合は、ねじを用いた締結でもよく、溶接であってもよい。支持片の上下方向の長さは、レール本体41と上部側横桁28が干渉しない長さに設定されている。支持部84の接合片及び支持片の一部は、レール本体41の側面41c(一端面)よりも外側に突出している。
嵌合部85は、レール本体41の側面41cよりも外側に突出した支持部84(支持片)の側面に連続している。したがって、嵌合部85は、レール本体41の側面41c(一端面)よりも外側に突出している。言い換えれば、嵌合部85は、上下方向から見た場合に、レール本体41と重ならない位置に設けられている。
嵌合部85は、支持部84の支持片と同一平面を形成する板体からなる。嵌合部85は、上述した被嵌合部77に嵌合される四角形に形成されている。嵌合部85は、レール本体41(フレーム2)の幅方向に沿って移動され、被嵌合部77に嵌合される。
嵌合部85には、切欠き85aが設けられている。切欠き85aは、レール本体41の幅方向に沿って延びており、支持部84と反対側の端面において開口されている。切欠き85aは、被嵌合部77に対して嵌合部85を着脱(嵌合及び取り外し)する際にねじ60の軸部と嵌合部85との干渉を避けるために設けている。
一対のフレーム側固定部材71に対する浮上防止レール72の取り付け作業及び取り外し作業は、第1実施形態において説明したもの同様であるため、重複する説明を省略する。
3.まとめ
以上説明したように、上述した第1実施形態の乗客コンベア1は、建屋に設置されたフレーム2と、フレーム2内を循環移動する複数の踏段5とを備える。さらに、乗客コンベア1は、複数の踏段5に設けられた係合部材50A,50Bと、係合部材50A,50Bに係合し、複数の踏段5の浮き上がりを係止する浮上防止レール32と、フレーム2に固定され、浮上防止レール32が取り付けられるフレーム側固定部材31とを備える。浮上防止レール32は、嵌合部45を有し、フレーム側固定部材31は、浮上防止レール32の嵌合部45が嵌合する被嵌合部37を有する。そして、被嵌合部37と嵌合部45は、ねじ60を用いて締結される。
このような構成によれば、踏段5に浮き上がりが生じると、踏段5の係合部材50A,50Bが浮上防止レール32に接触し、踏段5の浮き上がりを係止する。これにより、踏段5の浮き上がりを抑制することができる。また、浮上防止レール32の嵌合部45をフレーム側固定部材31の被嵌合部37に嵌合させることにより、フレーム2に対する浮上防止レール32の位置決めを容易に行うことができる。
また、上述した第1実施形態におけるねじ60は、フレーム側固定部材31の被嵌合部37に螺合される。そして、浮上防止レール32の嵌合部45は、フレーム側固定部材31の被嵌合部37に対して着脱される際にねじ60との干渉を避ける切欠き45aを有する。
このような構成によれば、ねじ60を被嵌合部37から外さなくても、浮上防止レール32の嵌合部45をフレーム側固定部材31の被嵌合部37から容易に引き抜くことができる。また、浮上防止レール32をフレーム側固定部材31に取り付ける場合も、ねじ60を被嵌合部37から外さなくてよい。したがって、浮上防止レール32の取り付け作業、及び取り外し作業の作業性を向上させることができる。
また、上述した第1実施形態における嵌合部45及び被嵌合部37は、複数組設けられており、少なくとも2つの組の嵌合部は、フレーム2の幅方向に平行な軸の軸回りの角度がそれぞれ異なる。そして、浮上防止レール32の嵌合部45は、フレーム2の幅方向に沿って移動され、フレーム側固定部材31の被嵌合部37に嵌合される。これにより、少なくとも2つの組の嵌合部45と被嵌合部37を同時に嵌合させることができる。したがって、浮上防止レール32の位置決めを容易に行うことができる。
また、上述した第1実施形態における浮上防止レール32は、複数の踏段5の浮き上がりを係止するレール本体41と、レール本体41を支持する支持部44と、支持部44に連続する嵌合部45とを有する。そして、嵌合部45は、レール本体41の幅方向の側面(一端面)41cよりも外側に突出している。これにより、浮上防止レール32の取り付け作業時に浮上防止レール32を上方から見た場合に、嵌合部45を被嵌合部37に挿入する状態を視認することができる。その結果、取り付け作業の作業性を向上させることができる。
上述した第2実施形態の乗客コンベアは、建屋に設置されたフレーム2と、フレーム2内を循環移動する複数の踏段5とを備える。さらに、乗客コンベア1は、複数の踏段5に設けられた係合部材50A,50Bと、係合部材50A,50Bに係合し、複数の踏段5の浮き上がりを係止する浮上防止レール72と、フレーム2に固定され、浮上防止レール72が取り付けられるフレーム側固定部材71とを備える。浮上防止レール72は、嵌合部85を有し、フレーム2及びフレーム側固定部材71は、浮上防止レール32の嵌合部45が嵌合する被嵌合部77を形成する。そして、被嵌合部37と嵌合部45は、ねじ60を用いて締結される。
このような構成によれば、踏段5の浮き上がりを抑制することができる。また、浮上防止レール32の嵌合部45をフレーム側固定部材31の被嵌合部37に嵌合させることにより、フレーム2に対する浮上防止レール32の位置決めを容易に行うことができる。さらに、フレーム2及びフレーム側固定部材71が被嵌合部77を形成するため、フレーム側固定部材71の小型化を図ることができる。
上述した第2実施形態の乗客コンベアにおけるフレーム2は、幅方向に延びる上部側横桁28(下部側横桁29)を有する。そして、フレーム側固定部材71は、フレーム2の上部側横桁28(下部側横桁29)に固定され、当該上部側横桁28(下部側横桁29)から突出しない大きさに設定されている。これにより、フレーム側固定部材71の取り付けに要するスペースを小さくすることができる。また、保守・点検時にフレーム側固定部材71が邪魔にならないようにすることができる。
上述した第2実施形態の乗客コンベアにおけるねじ60は、フレーム2に螺合される。これにより、フレーム側固定部材71をねじ60が螺合可能な厚みにする必要が無く、フレーム側固定部材71の薄型化を図ることができる。
以上、本発明の乗客コンベアの実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の乗客コンベアは、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、被嵌合部37(被嵌合部77)を凹部として形成し、嵌合部45(嵌合部85)を凸部として形成した。しかし、本発明に係る被嵌合部を凸部として形成し、嵌合部を凹部として形成してもよい。
また、上述した実施形態では、一対のフレーム側固定部材31(一対のフレーム側固定部材71)を設けた。しかし、本発明に係るフレーム側固定部材は1つであってもよく、また、3つ以上であってもよい。なお、2つ以上フレーム側固定部材を設け、2組以上の嵌合部及び被嵌合部を設けることにより、浮上防止レールの固定を安定させることができ、かつ、浮上防止レールの位置決めの精度を高めることができる。
また、上述した実施形態では、一対の踏段浮上防止ユニット30A,30Bを設けた。しかし、本発明に係る踏段浮上防止ユニットは1つであってもよく、また、3つ以上であってもよい。
また、上述した第2実施形態では、フレーム側固定部材71の上辺部74及び下辺部75における左右方向の長さを同じにした。しかし、本発明に係るフレーム側固定部材の下辺部は、上辺部よりも長く設定してもよい。これにより、浮上防止レールの嵌合部をフレーム側固定部材の下辺部上に載せて摺動させることができる。その結果、嵌合部を被嵌合部に容易に挿入することができる。すなわち、一対のフレーム側固定部材の下辺部は、嵌合部を被嵌合部へ案内するガイド部としての役割を有するようにしてもよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…乗客コンベア、 2…フレーム、 4…デッキ部、 5…踏段、 6…駆動機構、 6a…駆動軸、 7…欄干部、 8…上部乗降床、 9…下部乗降床、 12…上部スプロケット、 13…下部スプロケット、 14…前輪、 15…後輪、 16…伝達チェーン、 17…踏段チェーン、 18…機械室、 19…下部ピット、 20…ガイドレールユニット、 23…乗り側前輪案内レール、 24…乗り側後輪案内レール、 25…戻り側前輪案内レール、 26…戻り側後輪案内レール、 27…反転後輪案内レール、 28…上部側横桁、 29…下部側横桁、 30A,30B,70A…踏段浮上防止ユニット、 31,71…フレーム側固定部材、 32,72…浮上防止レール、 34…ベース板、 34a…正面、 34b…背面、 34c…上端面、 35…補強板、 35a…ねじ孔、 36…貫通孔、 37,77…被嵌合部、 41…レール本体、 41a…上面、 41b…下面、 41c,41d…側面、 42A,42B,82A,82B…接続ブラケット、 44,84…支持部、 45,85…嵌合部、 50A,50B…係合部材、 74…上辺部、 75…下辺部、 76…側辺部

Claims (7)

  1. 建屋に設置されたフレームと、
    前記フレーム内を循環移動する複数の踏段と、
    前記複数の踏段に設けられた係合部材と、
    前記係合部材に係合し、前記複数の踏段の浮き上がりを係止する浮上防止レールと、
    前記フレームに固定され、前記浮上防止レールが取り付けられるフレーム側固定部材と、を備え、
    前記浮上防止レールは、嵌合部を有し、
    前記フレーム側固定部材は、前記浮上防止レールの前記嵌合部が嵌合する被嵌合部を有し、
    前記嵌合部と前記被嵌合部は、ねじを用いて締結され
    前記ねじは、前記フレーム側固定部材の前記被嵌合部に螺合され、
    前記浮上防止レールの前記嵌合部は、前記フレーム側固定部材の前記被嵌合部に対して着脱される際に前記ねじとの干渉を避ける切欠きを有する
    乗客コンベア。
  2. 建屋に設置されたフレームと、
    前記フレーム内を循環移動する複数の踏段と、
    前記複数の踏段に設けられた係合部材と、
    前記係合部材に係合し、前記複数の踏段の浮き上がりを係止する浮上防止レールと、
    前記フレームに固定され、前記浮上防止レールが取り付けられるフレーム側固定部材と、を備え、
    前記浮上防止レールは、嵌合部を有し、
    前記フレーム側固定部材は、前記浮上防止レールの前記嵌合部が嵌合する被嵌合部を有し、
    前記嵌合部と前記被嵌合部は、ねじを用いて締結され、
    前記浮上防止レールは、前記複数の踏段の浮き上がりを係止するレール本体と、前記レール本体を支持する支持部と、前記支持部に連続する前記嵌合部とを有し、
    前記嵌合部は、前記レール本体の幅方向の一端面よりも外側に突出している
    乗客コンベア。
  3. 前記嵌合部及び前記被嵌合部は、複数組設けられており、少なくとも2つの組の前記被嵌合部は、前記フレームの幅方向に平行な軸の軸回りの角度がそれぞれ異なり、
    前記浮上防止レールの前記嵌合部は、前記フレームの幅方向に沿って移動され、前記フレーム側固定部材の前記被嵌合部に嵌合される
    請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記浮上防止レールは、前記複数の踏段の浮き上がりを係止するレール本体と、前記レール本体を支持する支持部と、前記支持部に連続する前記嵌合部とを有し、
    前記嵌合部は、前記レール本体の幅方向の一端面よりも外側に突出している
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  5. 建屋に設置されたフレームと、
    前記フレーム内を循環移動する複数の踏段と、
    前記複数の踏段に設けられた係合部材と、
    前記係合部材に係合し、前記複数の踏段の浮き上がりを係止する浮上防止レールと、
    前記フレームに固定され、前記浮上防止レールが取り付けられるフレーム側固定部材と、を備え、
    前記浮上防止レールは、嵌合部を有し、
    前記フレーム及び前記フレーム側固定部材は、前記浮上防止レールの前記嵌合部が嵌合する被嵌合部を形成し、
    前記嵌合部と前記被嵌合部は、ねじを用いて締結され
    前記ねじは、前記フレームに螺合され、
    前記浮上防止レールの前記嵌合部は、前記被嵌合部に対して着脱される際に前記ねじとの干渉を避ける切欠きを有する
    乗客コンベア。
  6. 前記フレームは、幅方向に延びる横桁を有し、
    前記フレーム側固定部材は、前記フレームの前記横桁に固定され、当該横桁から突出しない大きさに設定されている
    請求項に記載の乗客コンベア。
  7. 建屋に設置されたフレームと、
    前記フレーム内を循環移動する複数の踏段と、
    前記複数の踏段に設けられた係合部材と、
    前記係合部材に係合し、前記複数の踏段の浮き上がりを係止する浮上防止レールと、
    前記フレームに固定され、前記浮上防止レールが取り付けられるフレーム側固定部材と、を備え、
    前記浮上防止レールは、嵌合部を有し、
    前記フレーム及び前記フレーム側固定部材は、前記浮上防止レールの前記嵌合部が嵌合する被嵌合部を形成し、
    前記嵌合部と前記被嵌合部は、ねじを用いて締結され、
    前記フレームは、幅方向に延びる横桁を有し、
    前記フレーム側固定部材は、前記フレームの前記横桁に固定され、当該横桁から突出しない大きさに設定されている
    乗客コンベア。
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