JP7502461B2 - フルオレン骨格を有する化合物の製造方法およびフルオレン骨格を有する化合物 - Google Patents

フルオレン骨格を有する化合物の製造方法およびフルオレン骨格を有する化合物 Download PDF

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Description

本発明は、フルオレン骨格を有する化合物の製造方法およびフルオレン骨格を有する化合物に関する。
近年、9,9-ビス(4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレンなどのフルオレン骨格を有する化合物は、耐熱性、透明性に優れ、高屈折率を備えたポリマー(例えばエポキシ樹脂、ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネート等)を製造するための原料として有望であり、光学レンズ、フィルム、プラスチック光ファイバー、光ディスク基盤、耐熱性樹脂やエンジニヤリングプラスチックなどの素材原料として期待されている(特許文献1)。また、9,9-ビス[6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-ナフチル]フルオレン(特許文献2)、9,9-ビス[4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル]-2,7-ジフェニルフルオレン(特許文献3)等、各種フルオレン骨格を有する化合物が開発されている。これら化合物の開発により素材の高機能化が進む一方、フルオレン骨格を有する化合物の構造が複雑化しているため、その製造方法も複雑化しており、製造方法の複雑化による得られる化合物の色相劣化の改善や、製造方法自体の効率化などが求められている。
特許第4140975号公報 特開2014-28806号公報 国際公開第2019/151264号
本発明の目的は、色相の改善されたフルオレン骨格を有する化合物の製造方法および色相の改善されたフルオレン骨格を有する化合物を提供することにある。また、本発明の目的は、収率および生産性を向上させるフルオレン骨格を有する化合物の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、以下の態様を有する本発明により、上記課題を解決できることを見出した。
《態様1》
下記式(1)で表される化合物と下記式(2)または(3)で表されるボロン酸類とを反応溶媒中、塩基およびパラジウム系触媒の存在下で反応し、下記式(4)で表されるフルオレン骨格を有する化合物を得る工程において、反応溶媒として少なくともジメチルホルムアミドを使用することを特徴とするフルオレン骨格を有する化合物の製造方法。
Figure 0007502461000001
(式中、X1、X2はそれぞれ独立にハロゲン原子を示す。)
Figure 0007502461000002
Figure 0007502461000003
(式中、Zはそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
Figure 0007502461000004
(式中、Ar1、Ar2はそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
《態様2》
反応溶媒として少なくともジメチルホルムアミドおよび芳香族炭化水素系溶媒を使用することを特徴とする態様1に記載のフルオレン骨格を有する化合物の製造方法。
《態様3》
ジメチルホルムアミドに溶解させた5重量%溶液のハーゼン単位色数(APHA)が50以下である下記式(4)で示されるフルオレン骨格を有する化合物。
Figure 0007502461000005
(式中、Ar1、Ar2はそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
《態様4》
熱可塑性樹脂の原料としての、態様3に記載のフルオレン骨格を有する化合物の使用方法。
《態様5》
態様3に記載のフルオレン骨格を有する化合物を重合することにより得られる熱可塑性樹脂。
本発明によれば、色相に優れたフルオレン骨格を有する化合物を得ることができる。
また、フルオレン骨格を有する化合物を製造する際の収率および生産性を向上させることができる。
《フルオレン骨格を有する化合物の製造方法》
本発明の製造方法は、下記式(1)で表される化合物と下記式(2)または(3)で表されるボロン酸類とを反応溶媒中、塩基およびパラジウム系触媒の存在下で反応し、下記式(4)で表されるフルオレン骨格を有する化合物を得る工程において、反応溶媒として少なくともジメチルホルムアミドを使用することを特徴とするフルオレン骨格を有する化合物の製造方法である。
Figure 0007502461000006
(式中、X1、X2はそれぞれ独立にハロゲン原子を示す。)
Figure 0007502461000007
Figure 0007502461000008
(式中、Zはそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
Figure 0007502461000009
(式中、Ar1、Ar2はそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
本発明の製造方法では、反応溶媒として少なくともジメチルホルムアミドを使用する。ジメチルホルムアミドは、塩基として使用する化合物の水溶液との親和性と上記式(4)で表される化合物の溶解性を両立することができる。また、反応温度を高くすることができ、反応速度の向上やパラジウム触媒量を低減することができる。
本発明の製造方法では、反応溶媒として、ジメチルホルムアミドに加え、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒を併用することが好ましい。芳香族炭化水素系溶媒を併用することで、反応後に有機層と水層に分離することができ、反応後の精製が容易になる。
本発明の製造方法で使用する芳香族炭化水素系溶媒の具体例として、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メシチレン、イソプロピルベンゼン等が挙げられ、トルエンが好ましい。
本発明の製造方法で使用する反応溶媒の使用量は、前記式(1)で示される化合物1重量部に対して好ましくは0.1~100重量部、より好ましくは1~50重量部であり、さらに好ましくは2~10重量部である。
反応溶媒中、ジメチルホルムアミドは5重量%以上使用することが好ましく、10重量%以上使用することがより好ましく、20重量%以上使用することがさらに好ましく、30重量%以上使用することが特に好ましい。
本発明の製造方法において芳香族炭化水素系溶媒を併用する場合、芳香族炭化水素系溶媒の使用割合は、ジメチルホルムアミド1重量部に対して好ましくは0.1~10重量部、より好ましくは0.5~5重量部であり、さらに好ましくは1~3重量部である。
反応溶媒としてジメチルホルムアミドと芳香族炭化水素系溶媒を併用する場合、反応溶媒中、ジメチルホルムアミドと芳香族炭化水素系溶媒との合計量は、70重量%以上使用することがより好ましく、80重量%以上使用することがさらに好ましく、90重量%以上使用することが特に好ましい。
本発明の上記式(1)において、X1、X2はそれぞれ独立にハロゲン原子を示し、塩素原子または臭素原子であると好ましく、臭素原子であるとより好ましい。
本発明の上記式(2)および(3)において、Zはそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基である。上記式(2)または(3)で表されるボロン酸類の具体例として、2-アントラセンボロン酸、9-アントラセンボロン酸、ベンジルボロン酸、2-ビフェニルボロン酸、3-ビフェニルボロン酸、4-ビフェニルボロン酸、2,3-ジメチルフェニルボロン酸、2,4-ジメチルフェニルボロン酸、2,5-ジメチルフェニルボロン酸、2,6-ジメチルフェニルボロン酸、3,4-ジメチルフェニルボロン酸、3,5-ジメチルフェニルボロン酸、2-エトキシフェニルボロン酸、3-エトキシフェニルボロン酸、4-エトキシフェニルボロン酸、6-メトキシ-2-ナフタレンボロン酸、2-メチルフェニルボロン酸、3-メチルフェニルボロン酸、4-メチルフェニルボロン酸、1-ナフタレンボロン酸、2-ナフタレンボロン酸、9-フェナントレンボロン酸、10-フェニル-9-アントラセンボロン酸、フェニルボロン酸、フェニルエタンボロン酸、4-フェニル(ナフタレン-1-イル)ボロン酸、3-プロポキシフェニルボロン酸、3-イソ-プロポキシフェニルボロン酸、4-イソ-プロポキシフェニルボロン酸、4-プロピルフェニルボロン酸、4-イソ-プロピルフェニルボロン酸、10-(ナフタレン-1-イル)-9-アントラセンボロン酸、10-(ナフタレン-2-イル)-9-アントラセンボロン酸、ベンゾフラン-2-ボロン酸、ジベンゾフラン-4-ボロン酸、5-フォルミル-2-フランボロン酸、5-フォルミルチオフェン-2-ボロン酸、フラン-2-ボロン酸、フラン-3-ボロン酸、ピリジン-3-ボロン酸、ピリジン-4-ボロン酸、キノリン-2-ボロン酸、キノリン-3-ボロン酸、キノリン-4-ボロン酸、キノリン-5-ボロン酸、キノリン-6-ボロン酸、キノリン-8-ボロン酸、イソ-キノリン-4-ボロン酸、2-チオフェンボロン酸、3-チオフェンボロン酸、5-ピリミジンボロン酸、ベンゾチオフェン-2-ボロン酸、ジベンゾチオフェン-2-ボロン酸、ベンゾチオフェン-4-ボロン酸やこれらの無水物が含まれる。これらは単独で使用してもよく、または2種以上を混合してもよく、目的により任意に選ぶことができる。本発明では好ましくはフェニルボロン酸、1-ナフタレンボロン酸、2-ナフタレンボロン酸またはその無水物であり、特に好ましくはフェニルボロン酸またはその無水物である。
本発明の上記式(4)において、Ar1、Ar2は前記式(2)または(3)で表される化合物のZと対応しており、Ar1、Ar2の好ましい態様はZの好ましい態様と同様である。
本発明の製造方法で使用する前記式(2)で表される化合物の使用比率は、前記式(1)で表される化合物1モルに対して好ましくは2~5モル、より好ましくは、2.05~3.0モル、さらに好ましくは2.1~2.5モルである。また、前記式(3)で表される化合物の使用比率は、前記式(1)で表される化合物1モルに対して好ましくは0.7~5モル、より好ましくは0.8~3モル、さらに好ましくは1~2モルである。
本発明の製造方法で使用する塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化物、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、炭酸カリウム(K2CO3)、炭酸セシウム(Cs2CO3)などの炭酸塩、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムなどの酢酸塩、リン酸ナトリウム(Na3PO4)、リン酸カリウム(K3PO4)などのリン酸塩などの無機塩、トリエチルアミン類、ピリジン、モルホリン、キノリン、ピペリジン、アニリン類、テトラnブチルアンモニウムアセテートなどのアンモニウム塩などの有機塩などが挙げられる。なかでも、炭酸塩が好ましく用いられ、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムが好ましく、炭酸カリウムがより好ましい。これら塩基は、単独で用いてもよく、また、2種類以上併用して用いることもできる。
本発明の製造方法で使用する塩基の使用量は、前記式(1)で表される化合物1モルに対して好ましくは1~30モルであり、より好ましくは2~10モルであり、さらに好ましくは2~5モルである。塩基は通常、水溶液として添加することが好ましい。
本発明の製造方法で使用するパラジウム系触媒としては、鈴木カップリングで使用されるパラジウム化合物が好ましく、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド、酢酸パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、ビス[4-(N, N-ジメチルアミノ)フェニル]ジ-tert-ブチルホスフィンパラジウムジクロリド、ビス(ジ-tert-ブチルプレニルホスフィン)パラジウムジクロリド、ビス(ジ-tert-クロチルホスフィン)パラジウムジクロリド、Pd/SiO2で表されるパラジウム系触媒などが挙げられる。なかでも、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムが好ましい。このようなパラジウム系触媒は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用して用いることもできる。
本発明の製造方法で使用するパラジウム系触媒の使用量は、前記式(1)で示される化合物1モルに対して、パラジウム金属原子換算で好ましくは0.1~10ミリモルであり、より好ましくは0.5~5ミリモルである。
本発明では、反応終了後、得られた反応混合物は、洗浄、ろ過、濃縮、抽出、晶析、再結晶、再沈殿、活性炭処理あるいはそれと酷似した金属の除去処理、カラムクロマトグラフィーなどの分離手段や、これらを組み合わせた分離手段により分離精製しても良い。
本発明では、反応で塩基を使用するため、その中和処理を行うことが好ましい。また、反応で副生する塩の除去処理を行うことが好ましい。中和処理や塩の除去処理は、反応混合物に蒸留水を加え撹拌、分液、水層除去を繰り返す方法(分液水洗法と省略することがある)や結晶に蒸留水を加えリパルプ洗浄、ろ過を繰り返す方法等があり、分液水洗法が工業的に好ましい。
本発明では、パラジウム化合物を使用するため、その除去処理を行うことが好ましい。パラジウムの除去処理は反応混合物に活性炭や金属スカベンジャーを加え撹拌後、活性炭や金属スカベンジャーを濾別することが好ましい。
本発明では、反応副生物や未反応原料等の不純物を除去するため、再結晶や晶析を行うことが好ましい。再結晶を行う場合、再結晶溶媒として、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒が好ましく、特にトルエンが好ましい。また、晶析を行う場合、フルオレン骨格を有する化合物をトルエン等の芳香族炭化水素系溶媒に溶解後、貧溶媒としてメタノール等のアルコール系溶媒を使用することが好ましい。本発明では、晶析を行うと色相がより良いフルオレノン骨格を有する化合物を得ることができ好ましい。
《フルオレン骨格を有する化合物》
本発明の製造方法で製造される化合物は、下記式(4)で表されるフルオレン骨格を有する化合物である。
Figure 0007502461000010
(式中、Ar1、Ar2はそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
上記式(4)において、Ar1およびAr2は、それぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示し、フェニル基およびナフチル基が好ましく、フェニル基がより好ましい。すなはち、下記式(5)で表される9,9-ビス(4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル)-2,7-ジフェニルフルオレンがより好ましい。
Figure 0007502461000011
本発明のフルオレン骨格を有する化合物は、ジメチルホルムアミドに溶解させた5重量%溶液のAPHAが50以下であると好ましく、40以下であるとより好ましく、30以下であるとさらに好ましい。APHAが50以下であると前記式(4)で表される原料からなる樹脂の色相やそれを使った光学部材の色相が良好になり好ましい。
本発明のフルオレン骨格を有する化合物は、硫黄元素の含有量が200ppm以下であると好ましく、100ppm以下であるとより好ましく、50ppm以下であるとさらに好ましく、30ppm以下であると特に好ましい。硫黄元素の含有量が200ppm以下であると前記式(4)で表される原料からなる樹脂の色相やそれを使った光学部材の色相が良好になり好ましい。
本発明のフルオレン骨格を有する化合物は、臭素元素の含有量が150ppm以下であると好ましく、50ppm以下であるとより好ましく、20ppm以下であるとさらに好ましい。臭素元素の含有量が150ppm以下であると前記式(4)で表される原料からなる樹脂の色相やそれを使った光学部材の色相が良好になり好ましい。
また、本発明のフルオレン骨格を有する化合物は、ジフェニルフルオレノンの含有量が0.2%以下であると好ましく、0.1%以下であるとより好ましく、0.05%以下であるとさらに好ましい。ジフェニルフルオレンの含有量が0.2%以下であると前記式(4)で表される原料からなる樹脂の色相やそれを使った光学部材の色相が良好になり好ましい。
本発明のフルオレン骨格を有する化合物は、好ましくはジフェニルフルオレン骨格およびジナフチルフルオレン骨格とアレーン環を組み合わせているため、屈折率、耐熱性が高いだけでなくポリマーにした際に複屈折を軽減させることができる。本発明のフルオレン骨格を有する化合物は、ジフェニルフルオレン骨格およびジナフチルフルオレン骨格を有しているため、屈折率が高いにも関わらず、複屈折も小さくなる。さらに、アレーン環には、1つ以上のヒドロキシル基を有し、フルオレン化合物全体で複数のヒドロキシル基を有しているため、反応性が高い。そのため、本発明のフルオレン骨格を有する化合物は、種々の樹脂の原料(モノマー)として利用できる。例えば、熱可塑性樹脂(例えば、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステルカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂など)や熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、熱硬化性ポリウレタン樹脂、(メタ)アクリレート((メタ)アクリル酸エステル)など)のポリオール成分として用いることができる。本発明のフルオレン骨格を有する化合物をポリオール成分として用いると、フルオレン骨格の9位にナフタレン環が置換され、かつフルオレン骨格にジアリール基を有しているためか、得られる樹脂は高い屈折率と低複屈折性とを高レベルで両立できるという利点を備える。また、本発明のフルオレン骨格を有する化合物は色相に優れるため、得られる樹脂の色相も優れるため、光学レンズ等の光学部材に好適に用いられる。樹脂の色相としては、ペレットのb*値で5.0以下が好ましく、4.5以下がより好ましく、4.0以下がさらに好ましい。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例において、各種測定は以下のように行った。
(1)HPLC測定
日立製高速液体クロマトグラフL-2350を用い、表1の測定条件で測定した。実施例中、特に断らない限り%はHPLCにおける溶媒を除いて補正した面積百分率値である。
Figure 0007502461000012
(2)ICP測定
実施例で得られた化合物を下記の装置にて測定した。
使用機器:Agilent Technologies
装置:Agilent5100 ICP-OES
(3)燃焼イオンクロマトグラフィー測定
三菱ケミカル製自動試料燃焼装置AQF-2100およびサーモフィッシャー製イオンクロマトグラフィーシステムDIONEX AQUIONを用い、下記測定条件で、硫黄元素の含有量(S量)および臭素元素の含有量(Br量)の測定を行った。尚、検量線作成は、WAKO製臭化物イオン標準液(Br-1000)および硫酸イオン標準液(SO4(2-):1000)を用い行った。
測定温度:900℃→1000℃
吸収液:過酸化水素入り超純水
カラム:AS-17/AG-17
流速:1ml/min
セル温度:40℃、カラム温度:35℃
(4)APHA測定
測定試料0.5gをジメチルホルムアミド10mlに溶解させた溶液をφ25mmの試験管に入れ、日本電色製工業(株)製TZ6000を用いて測定した。
(5)ガラス転移温度(Tg)測定、示差走査熱量測定(DSC)
実施例で得られた樹脂を下記の装置、条件にて測定した。
装置:TA Instruments製Discovery DSC25
条件:昇温速度20℃/min
(6)ペレットb*値測定
実施例で得られた樹脂を下記の装置にて測定した。
装置: X-Rite社製 積分球分光光度計CE-7000A
(7)屈折率(nD)、アッベ数測定
実施例で得られた樹脂を下記の装置、手法にて測定した。
装置:ATAGO社製 DR-M2アッベ屈折計
手法:重合終了後に得られた樹脂ペレットを塩化メチレンに溶解させ、ガラスシャーレ上にキャスト、乾燥し、作成したフイルムの25℃における屈折率(波長:589nm)およびアッベ数(波長:486nm、589nm、656nmにおける屈折率から下記式を用いて算出)を測定した。
ν=(nD-1)/(nF-nC)
なお、本発明においては、
nD:波長589nmでの屈折率、
nC:波長656nmでの屈折率、
nF:波長486nmでの屈折率を意味する。
[参考例1]
撹拌機、冷却器、水分離器、さらには温度計を備え付けたフラスコに2,7-ジブロモフルオレノン(以下、DBFNと略記することがある)28.1g(0.08モル)、2-ナフトール28.8g(0.20モル)、n-ドデカンチオール1.8g(0.01モル)、12タングスト(VI)リン酸n水和物(H3[PW1240]・nH2O)0.4g(0.12ミリモル)、トルエン30ml、エチレンカーボネート7.7gを加えたのち、50kPaに減圧後、100℃まで昇温し、同温度で5時間撹拌した。反応の進行具合はHPLCにて確認し、DBFNの残存量が0.0%であることを確認し反応を終了させた。
反応後、25重量%水酸化ナトリウム水溶液を加えて12タングスト(VI)リン酸n水和物(H3[PW1240]・nH2O)を中和したのち、120℃で系内の水を留去した。その後、炭酸カリウム0.6g(4.16ミリモル)、エチレンカーボネート28.9g(0.33モル)、ジメチルホルムアミド100mLを加えて、110℃で5時間撹拌し反応をおこなった。反応の進行具合をHPLCで確認し、9,9’-ビス(6-ヒドロキシ-2-ナフチル)-2,7-ジブロモフルオレンの残存量が0.0%であることを確認して反応を終了させた。反応終了後、得られた反応液に水および25重量%水酸化ナトリウム水溶液を加え85℃で1.5時間撹拌した後、水層を分離した。得られた反応液を濃縮し、トルエンを加え溶解させた後、温水洗浄を5回行った。その後、メタノールで再結晶を2回行い、一晩減圧加熱乾燥し、9,9-ビス[6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-ナフチル]-2,7-ジブロモフルオレン(以下、BNDBと略記することがある)の白色結晶を収率77%、純度97.4%で得た。
[実施例1]
撹拌機、冷却器、さらには温度計を備え付けたフラスコに、参考例1で製造したBNDB44.7g(0.06モル)、フェニルボロン酸17.2g(0.14モル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.09g(0.08ミリモル)、2M炭酸カリウム水溶液71ml、トルエン154ml、ジメチルホルムアミド77mlを加えた後、100℃で3時間撹拌した。反応の進行具合はHPLCにて確認し、BNDBの残存量が0.0%であることを確認し反応を終了させた。反応終了後、トルエンを加え反応液を希釈した後、撹拌を停止しトルエン層と水層を分離し、回収したトルエン層を温水で5回洗浄した。洗浄後のトルエン層にテトラヒドロフランを加え活性炭処理を行った後、テトラヒドロフランを留去し、トルエンで再結晶を行い、得られた結晶を一晩減圧加熱乾燥し、9,9-ビス[6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-ナフチル]-2,7-ジフェニルフルオレン(以下、BNDPと略記することがある)の白色結晶を収率80%、純度98.0%で得た。また、APHAは50、Sは25ppm、Brは1ppm、Pdは1ppm、ジフェニルフルオレノン(以下、DPFNと省略することがある)はHPLCにて測定し0.0%だった。
[実施例2]
撹拌機、冷却器、さらには温度計を備え付けたフラスコに、参考例1で製造したBNDB44.7g(0.06モル)、フェニルボロン酸17.2g(0.14モル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.09g(0.08ミリモル)、2M炭酸カリウム水溶液71ml、トルエン154ml、ジメチルホルムアミド77mlを加えた後、100℃で3時間撹拌した。反応の進行具合はHPLCにて確認し、BNDBの残存量が0.0%であることを確認し反応を終了させた。反応終了後、トルエンを加え反応液を希釈した後、撹拌を停止しトルエン層と水層を分離し、回収したトルエン層を温水で5回洗浄した。洗浄後のトルエン層にテトラヒドロフランを加え活性炭処理を行った後、テトラヒドロフランを留去し、トルエン溶液に貧溶媒としてメタノールおよび蒸留水を加え再結晶し、得られた結晶を一晩減圧加熱乾燥し、BNDPの白色結晶を収率78%、純度99.7%で得た。また、APHAは20、Sは9ppm、Brは0ppm、Pdは1ppm、DPFNはHPLCにて測定し0.0%だった。
[実施例3]
実施例1で合成した9,9-ビス[6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-ナフチル]-2,7-ジフェニルフルオレンを25.91質量部、9,9-ビス[4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレンを16.44質量部、ジフェニルカーボネート16.23質量部、及び炭酸水素ナトリウム3.15×10-3質量部を撹拌機および留出装置付きの反応釜に入れ、窒素置換を3度行った後、ジャケットを200℃に加熱し、原料を溶融させた。完全溶解後、5分かけて20kPaまで減圧すると同時に、60℃/hrの速度でジャケットを260℃まで昇温し、エステル交換反応を行った。その後、ジャケットを260℃に保持したまま、50分かけて0.13kPaまで減圧し、260℃、0.13kPa以下の条件下で所定のトルクに到達するまで重合反応を行った。反応終了後、生成した樹脂をペレタイズしながら抜き出し、ポリカーボネート樹脂のペレットを得た。得られたポリカーボネート樹脂を、1H NMRにより分析し、9,9-ビス[6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-ナフチル]-2,7-ジフェニルフルオレン成分が全モノマー成分に対して、50mol%導入されていることを確認した。得られたポリカーボネート樹脂の屈折率は1.682、アッベ数は17.1、Tgは177℃、ペレットb*値は4.0であった。
[比較例1]
撹拌機、冷却器、さらには温度計を備え付けたフラスコに、参考例1で製造したBNDB44.7g(0.06モル)、フェニルボロン酸17.2g(0.14モル)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.7g(0.64ミリモル)、2M炭酸カリウム水溶液78ml、トルエン292ml、エタノール96mlを加えた後、80℃で3時間撹拌した。反応の進行具合はHPLCにて確認し、BNDBの残存量が0.0%であることを確認し反応を終了させた。反応後、BNDPは析出していた。反応液を冷却後、貧溶媒として蒸留水およびメタノールを加え、BNDPを完全に析出させ、ろ過回収した。回収したBNDP結晶を蒸留水でリパルプ洗浄し、BNDP結晶をろ過回収する操作を2回繰り返した後、BNDP結晶をテトラヒドロフランに溶解させ活性炭処理を行った。その後、トルエンで再結晶を行い、得られた結晶を一晩減圧加熱乾燥し、BNDPの白色結晶を収率74%、純度99.2%で得た。また、APHAは60、Sは20ppm、Brは8ppm、Pdは5ppm、DPFNはHPLCにて測定し0.0%だった。
実施例1および実施例2の製造方法は、目的物が溶媒に溶解しているため、精製処理時のろ過回数が減り、目的物の収率および生産性を向上させることができる。また、得られた結晶の色相がより良好であり、光学部材を構成する樹脂を形成するモノマーとして好適である。
[比較例2]
比較例1で合成した9,9-ビス[6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-ナフチル]-2,7-ジフェニルフルオレンを25.91質量部、9,9-ビス[4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレンを16.44質量部、ジフェニルカーボネート16.23質量部、及び炭酸水素ナトリウム3.15×10-3質量部を撹拌機および留出装置付きの反応釜に入れ、窒素置換を3度行った後、ジャケットを200℃に加熱し、原料を溶融させた。完全溶解後、5分かけて20kPaまで減圧すると同時に、60℃/hrの速度でジャケットを260℃まで昇温し、エステル交換反応を行った。その後、ジャケットを260℃に保持したまま、50分かけて0.13kPaまで減圧し、260℃、0.13kPa以下の条件下で所定のトルクに到達するまで重合反応を行った。反応終了後、生成した樹脂をペレタイズしながら抜き出し、ポリカーボネート樹脂のペレットを得た。得られたポリカーボネート樹脂を、1H NMRにより分析し、9,9-ビス[6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-ナフチル]-2,7-ジフェニルフルオレン成分が全モノマー成分に対して、50mol%導入されていることを確認した。得られたポリカーボネート樹脂の屈折率は1.682、アッベ数は17.1、Tgは177℃、ペレットb*値は5.9であった。
本発明の製造方法で得られる新規なフルオレン誘導体は、光学レンズや光学フィルムに代表される光学部材を構成する樹脂を形成するモノマーとして好適である。

Claims (9)

  1. 下記式(1)で表される化合物と下記式(2)または(3)で表されるボロン酸類とを反応溶媒中、塩基およびパラジウム系触媒の存在下で反応し、下記式(4)で表されるフルオレン骨格を有する化合物を得る工程において、反応溶媒として少なくともジメチルホルムアミドおよび芳香族炭化水素系溶媒を使用することを特徴とするフルオレン骨格を有する化合物の製造方法。
    (式中、X、Xはそれぞれ独立にハロゲン原子を示す。)
    (式中、Zはそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
    (式中、Ar、Arはそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
  2. 反応溶媒の使用量は、前記式(1)で示される化合物1重量部に対して0.1~100重量部である請求項1に記載のフルオレン骨格を有する化合物の製造方法。
  3. 反応溶媒中、ジメチルホルムアミドは5重量%以上使用する請求項1に記載のフルオレン骨格を有する化合物の製造方法。
  4. 芳香族炭化水素系溶媒の使用割合は、ジメチルホルムアミド1重量部に対して0.1~10重量部である請求項1に記載のフルオレン骨格を有する化合物の製造方法。
  5. 反応溶媒中、ジメチルホルムアミドと芳香族炭化水素系溶媒との合計量は、70重量%以上である請求項1に記載のフルオレン骨格を有する化合物の製造方法。
  6. ジメチルホルムアミドに溶解させた5重量%溶液のハーゼン単位色数(APHA)が50以下である下記式(4)で示されるフルオレン骨格を有する化合物。
    (式中、Ar、Arはそれぞれ独立に炭素数が6~20の置換基を有してもよい芳香族基を示す。)
  7. 熱可塑性樹脂の原料としての、請求項に記載のフルオレン骨格を有する化合物の使用方法。
  8. 請求項に記載のフルオレン骨格を有する化合物を重合することにより得られる熱可塑性樹脂。
  9. 熱可塑性樹脂の色相が、ペレットのb*値で5.0以下である請求項8記載の熱可塑性樹脂。
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