JP7501146B2 - 車両用記録装置および記録制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用記録装置および記録制御方法に関する。
広い範囲の映像を記録できるように、全天周または半天周の範囲を撮影可能なカメラを備えた、いわゆるドライブレコーダ(車両用記録装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、車両の後方を撮影するカメラを備え、車両の後方を撮影した映像を表示部に表示させるドライブレコーダが知られている。
特開2018-196066号公報
全天周や半天周の範囲を撮影可能なドライブレコーダに表示部を備えた場合、表示部が撮影範囲に入らない位置とする必要がある。これにより、ドライブレコーダが縦方向に大型化して視界を阻害する可能性がある。また、ドライブレコーダによって駐車監視を行う際には、表示部による表示は不要になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の走行時と駐車時とで適切に使用することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用記録制御装置は、撮像部と表示部とを備え、第一配置の状態である場合、前記撮像部が車両の前方を向くとともに前記表示部が前記車両の車室内側を向き、第二配置の状態である場合、前記撮像部が上方または下方を向く、第一筐体と、前記第一筐体を、前記第一配置および前記第二配置の状態で支持する第二筐体と、前記第一筐体を、前記第一配置および前記第二配置の状態に変動させる駆動部と、前記車両が駐車しているか否かを判定する車両状態判定部と、前記車両が駐車していないと判定した場合、前記第一筐体を前記第一配置とし、前記車両が駐車していると判定した場合、前記第一筐体を前記第二配置となるように前記駆動部を制御する駆動制御部と、前記第一筐体が前記第一配置の状態である場合、前記車両の走行中の監視動作を行い、前記第一筐体が前記第二配置の状態である場合、前記車両の駐車中の監視動作を行う、記録制御部と、を備える。
本発明に係る記録制御方法は、撮像部と表示部とを備え、第一配置の状態である場合、前記撮像部が車両の前方を向くとともに前記表示部が前記車両の車室内側を向き、第二配置の状態である場合、前記撮像部が上方または下方を向く、第一筐体と、前記第一筐体を、前記第一配置および前記第二配置の状態で支持する第二筐体と、前記第一筐体を、前記第一配置および前記第二配置の状態に変動させる駆動部と、を有する車両用記録装置の記録制御方法であって、前記車両が駐車しているか否かを判定する駐車判定ステップと、前記車両が駐車していないと判定した場合、前記第一筐体を前記第一配置とし、前記車両が駐車していると判定した場合、前記第一筐体を前記第二配置となるように前記駆動部を制御する駆動制御ステップと、前記第一筐体が前記第一配置の状態である場合、前記車両の走行中の監視動作を行い、前記第一筐体が前記第二配置の状態である場合、前記車両の駐車中の監視動作を行うように制御する記録制御ステップと、を含む。
本発明によれば、車両の走行時と駐車時とで適切に使用することができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る車両用記録装置の筐体の第一配置を説明する概略図である。 図2は、第一実施形態に係る車両用記録装置の筐体の第二配置を説明する概略図である。 図3は、第一実施形態に係る車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、第一実施形態に係る車両用記録装置の筐体の第一配置における画角の一例を説明する概略図である。 図5は、第一実施形態に係る車両用記録装置の筐体の第二配置における画角の一例を説明する概略図である。 図6は、第一実施形態に係る車両用記録装置の筐体の第二配置における画角の他の例を説明する概略図である。 図7は、第一実施形態に係る車両用記録装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第一実施形態に係る車両用記録装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、第一実施形態に係る車両用記録装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、第二実施形態に係る車両用記録装置を説明する概略図である。 図11は、第二実施形態に係る車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図12は、第二実施形態に係る車両用記録装置における処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用記録装置および記録制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
<車両用記録装置>
図1は、第一実施形態に係る車両用記録装置10の第一配置を説明する概略図である。図2は、第一実施形態に係る車両用記録装置10の第二配置を説明する概略図である。図3は、第一実施形態に係る車両用記録装置10の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、第一筐体11と、第一筐体11を支持する第二筐体12とを有する。第二筐体12は、車室内の前方に固定される。第二筐体12は、例えばダッシュボードの上に配置される。
第一筐体11は、車両に固定された第二筐体12に対して可動する。本実施形態では、第一筐体11は、第二筐体12に対して回転軸AXを中心にして可動する。第二筐体12は、第一筐体11を、第一配置および第二配置の状態で支持する。第一筐体11は、図1に示すように、第二筐体12に対して開いた第一配置と、図2に示すように、第二筐体12に対して閉じた第二配置とを取り得る。第一筐体11は、車両の走行中は第一配置となり、駐車時は第二配置となる。第一筐体11は、第一配置および第二配置の状態で第二筐体12によって支持される。第一配置の第一筐体11は、第二筐体12に対して起立している。第二配置の第一筐体11は、第二筐体12に重なって配置される。
第一筐体11は、表面11aに配置されたカメラ210と、表面11aと反対側に配置された表示部250とを備える。第一筐体11が第一配置の状態である場合、カメラ210が車両の前方を向いてウィンドシールドと向かい合って配置されるとともに、表示部250が車両の運転者と向かい合って配置される。第一筐体11が第二配置の状態である場合、カメラ210が上方または下方を向くとともに、表示部250は第二筐体12の表面12aに重なって配置される。本実施形態では、第二筐体12が車両のダッシュボードの上に配置されているため、第一筐体11が第二配置の状態である場合、カメラ210が上方を向いて配置される。例えば、第二筐体12が車両の車室内天井部に配置されている場合は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、カメラ210が下方を向いて配置される。
車両用記録装置10は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。また、車両用記録装置10は、車両に予め設置されている装置やナビゲーション装置等の機能または構成を含んで実現されてもよい。
車両用記録装置10は、筐体センサ200と、カメラ(撮影部)210と、記録部220と、操作部240と、表示部250と、加速度センサ260と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部270と、駆動部280と、車両用記録制御装置100とを有する。
筐体センサ200は、車両用記録装置10の筐体の状態を検出するセンサである。より詳しくは、筐体センサ200は、第一筐体11の第二筐体12に対する状態を検出する。筐体センサ200は、第一筐体11が第二筐体12に対して開いた状態であるか、閉じた状態であるかを検出する。例えば、筐体センサ200は、中心軸AXを中心とした第一筐体11の回動を検出してもよい。例えば、筐体センサ200は、第一筐体11が第二筐体12の表面12aと接触しているか否かを検出してもよい。筐体センサ200は、検出結果を筐体情報として車両用記録制御装置100の筐体情報取得部110へ出力する。
カメラ210は、カメラ210が向けられた方向の映像を撮影する。本実施形態では、カメラ210は、180°の半天周を撮影可能なカメラである。カメラ210は、第一筐体11の表面11aに配置されている。カメラ210は、エンジンが始動してから停止するまでの間、および、車両の駐車時に、映像を常時撮影する。カメラ210は、第一筐体11が第一配置の状態である場合と第二配置の状態である場合のいずれの場合でも、映像を常時撮影する。カメラ210は、撮影した映像データを車両用記録制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。
記録部220は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部220は、車両用記録制御装置100の記録制御部124から出力された制御信号に基づいて、ループ記録映像データまたはイベント記録データを記録する。
操作部240は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。例えば、操作部240は、撮影した映像データを記録部220にイベント記録データとして手動で保存する操作を受付可能である。例えば、操作部240は、記録部220に記録したループ記録映像データまたはイベント記録データを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部240は、記録部220に記録したイベント記録データを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部240は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部240は、操作情報を車両用記録制御装置100の操作制御部130に出力する。
表示部250は、車両用記録装置10に備えられた表示装置である。表示部250は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。表示部250は、車両用記録制御装置100の表示制御部131から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部250は、カメラ210が撮影している映像、または、記録部220に記録された映像を表示する。
表示部250は、第一筐体11に配置される。第一筐体11が第一配置の状態である場合、表示部250の表示面が車両の運転者や同乗者が視認できる向きである車室内側に向く。第一筐体11が第二配置の状態である場合、表示部250は第二筐体12に重なって表示面が外側に露出しない。表示部250は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、映像を表示し、第一筐体11が第二配置の状態である場合、映像を表示しなくてもよい。
加速度センサ260は、車両に加わる加速度を検出するセンサである。加速度センサ260は、検出結果を車両用記録制御装置100の加速度情報取得部132に出力する。加速度センサ260は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。
GNSS受信部270は、図示しないGNSS衛星からGNSS信号を受信する。GNSS受信部270は、受信した電波の信号を車両用記録制御装置100の位置情報取得部134へ出力する。
駆動部280は、第一筐体11の配置を変動させる駆動機構である。本実施形態では、駆動部280は、第一筐体11を第一配置および第二配置の状態に変動させる。駆動部280は、中心軸AXを中心として第一筐体11を変動させる。
<車両用記録制御装置>
車両用記録制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。車両用記録制御装置100には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは車両用記録制御装置100におけるデータの一時記憶などに用いられる。車両用記録制御装置100は、記憶されているプログラムを内部メモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。車両用記録制御装置100は、バス100Xに接続された、筐体情報取得部110と、状態判定部111と、映像データ取得部120と、バッファメモリ121と、映像データ処理部122と、切出処理部123と、記録制御部124と、再生制御部125と、操作制御部130と、表示制御部131と、加速度情報取得部132と、イベント検出部133と、位置情報取得部134と、車両状態判定部135と、駆動制御部136とを有する。
筐体情報取得部110は、筐体センサ200から筐体情報を取得する。
状態判定部111は、筐体情報取得部110が取得した筐体情報に基づいて、車両用記録装置10の状態を判定する。状態判定部111は、筐体情報に基づいて、第一筐体11が第二筐体12に対して開いた状態であるか、閉じた状態であるかを判定する。状態判定部111は、筐体情報に基づいて、第一筐体11が第一配置の状態であるか、第二配置の状態であるかを判定する。
映像データ取得部120は、カメラ210が撮影した映像データを取得する。より詳しくは、映像データ取得部120は、カメラ210が出力した映像データを取得して、バッファメモリ121に出力する。映像データ取得部120は、カメラ210の撮影動作を制御する。
バッファメモリ121は、映像データを一時的に記憶するメモリであり、映像データ取得部120が取得した一定時間分の映像データまたは、映像データ取得部120が取得して切出処理部123で所定の範囲を切出された映像データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、例えばH.264やMPEG-4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データをファイルとして生成する。映像データ処理部122は、生成した映像データを記録制御部124へ出力する。また、映像データ処理部122は、生成した映像データを表示制御部131へ出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、カメラ210が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
切出処理部123は、映像データ取得部120が取得した映像データに対して所定の範囲を切出す切出し処理を行う。切出処理部123は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、映像データ取得部120が取得した映像データに対して、少なくとも縦方向である上下方向の画角を狭くなるような範囲を切り出してもよい。第一筐体11が第一配置の状態である場合に、有用性の高い車両の前方が撮影された映像を切り出すためである。切出処理部123は、切出した映像データをバッファメモリ121に出力する。図4は、第一実施形態に係る車両用記録装置10の第一筐体11の第一配置における画角の一例を説明する概略図である。図4に示すように、第一筐体11が第一配置の状態である場合、切出処理部123は、撮影された映像データの縦方向、つまり第一配置の状態では上下方向の画角180°に対し、上下方向の画角θが90°以上120°以下程度の範囲となるように切り出しする。上下方向の画角θは、カメラ210の光軸を中心にした画角である。上下方向の画角θが90°以上120°以下程度の範囲の映像は、車両の進行方向であり車両の外部を主に撮影する範囲である。このため、車両の前方の他車両または歩行者などが撮影される可能性が高い。この画角から外れる範囲の映像は、例えば、空、車室の天井、ダッシュボードなどが撮影され、他車両または歩行者などが撮影される可能性が低いため、映像の有用性が低い。
切出処理部123は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、映像データ取得部120が取得した映像データに対する切出処理を行わない。図5は、第一実施形態に係る車両用記録装置10の第一筐体11の第二配置における画角の一例を説明する概略図である。
切出処理部123は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、映像データ取得部120が取得した映像データから一部を切り出してもよい。第一筐体11が第二配置の状態である場合に、有用性の高い車両の前方および車室内と後方が撮影された映像を切り出すためである。切出処理部123は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、カメラ210の光軸を中心とした画角Φの範囲を除いた範囲に対して切出処理を行う。カメラ210の光軸を中心とした範囲は、例えば、車室の天井が撮影されており、映像の有用性が低いためである。図6は、第一実施形態に係る車両用記録装置10の第一筐体11の第二配置における画角の他の例を説明する概略図である。
記録制御部124は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、記録部220に記録させる制御を行う。記録制御部124は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、上書き可能な映像データとして、記録部220に記録する。より詳しくは、記録制御部124は、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122が生成した映像データを記録部220に記録し続け、記録部220の容量が一杯になった場合、最も古い映像データに新しい映像データを上書きして記録する。
記録制御部124は、イベント検出部133がイベントを検出した場合、映像データ処理部122が生成した映像データにおける所定の期間の映像データを、上書きが禁止されたイベント記録データとして記録部220に保存する。
記録制御部124は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、車両の走行中の監視動作を行う。より詳しくは、記録制御部124は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、車両の走行中の監視動作である走行監視機能を動作させて、カメラ210が撮影した映像データを保存する。走行監視機能は、例えば加速度に基づいてイベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する。車両の走行中とは、車両用記録制御装置100に対し車両のアクセサリ電源から電源が供給されている状態や、車両エンジン等の動力が動作し、車両が運転者によって操作されている状態である。このため、車両の走行中とは、車両が走行している状態に加えて、一時的に停止している状態も含む。
記録制御部124は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、車両の駐車中の監視動作を行う。より詳しくは、記録制御部124は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、車両の駐車中の監視動作である駐車監視機能を動作させて、カメラ210が撮影した映像データを保存する。駐車監視機能は、例えば動体検出に基づいてイベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する。駐車監視機能は、例えば動体検出に基づいてイベントを検出し、イベント検出後の所定期間の映像データを保存する。車両の駐車中とは、車両用記録制御装置100に対し車両のアクセサリ電源から電源が供給されていない状態や、車両が停止しエンジン等の動力が停止し、車両が運転者によって操作されていない状態、車両に運転者が搭乗していない状態である。記録制御部124は、第一筐体11が第一配置の状態である場合と、第一筐体11が第二配置の状態とで、映像データ取得部120を制御し、カメラ210に異なるフレームレートで撮影を行わせてもよい。例えば、第一筐体11が第一配置の状態である場合は、毎秒25~30フレーム程度の映像を撮影させ、第一筐体11が第二配置の状態である場合は、毎秒1~5フレーム程度の映像を撮影させる。
再生制御部125は、操作制御部130から出力された再生操作の制御信号に基づいて、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データを再生するよう制御する。
操作制御部130は、操作部240が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作制御部130は、映像データの手動保存操作を示す保存操作情報、再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部130は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。
表示制御部131は、表示部250における映像データの表示を制御する。表示制御部131は、映像データを表示部250に出力させる映像信号を出力する。より詳しくは、表示制御部131は、カメラ210が撮影している映像、または、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データの再生によって表示する映像信号を出力する。表示制御部131は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、表示部250に映像を表示させて、第一筐体11が第二配置の状態である場合、表示部250に映像を表示させないようにしてもよい。
加速度情報取得部132は、加速度センサ260の検出結果から、車両に加わった車両加速度情報を取得する。
イベント検出部133は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、車両に加わる加速度に基づいたイベントを検出する。より詳しくは、イベント検出部133は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、言い換えると、走行監視機能の実行時、加速度情報取得部132が取得した加速度センサ260の検出結果に基づいて、車両に対するイベントを検出する。イベント検出部133は、加速度センサ260が検出した加速度における閾値以上の加速度が検出されると、イベントとして検出する。
イベント検出部133は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、カメラ210が撮影した映像に対する動体検出に基づくイベントを検出する。イベント検出部133は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、言い換えると、駐車監視機能の実行時、車両の周辺における動体を検出したことをイベントとして検出する。より詳しくは、イベント検出部133は、カメラ210が撮影した映像データに画像処理を行って、動体を検出する。映像データから動体を検出する方法は公知のいずれの技術を用いてもよく、限定されない。
動体は、例えば、車両、人物、落下物または飛来物のような動く物体である。
位置情報取得部134は、GNSS受信部270が受信したGNSS信号に基づいて、車両の現在の位置情報を公知の方法によって算出する。
車両状態判定部135は、車両の状態を判定する。車両の状態とは、車両が駐車中または走行中の状態をいう。
車両状態判定部135は、車両が駐車中であるか否かを判定する。車両状態判定部135は、例えば、車両のアクセサリ電源がOFFである場合、車両が駐車中であると判定する。より詳しくは、車両状態判定部135は、図示しない電源情報取得部から車両のアクセサリ電源がOFFとなったことを示す信号を取得することで、車両が駐車したことを判断する。車両状態判定部135は、例えば、車両が駐車場で所定時間以上停止した場合、車両が駐車中であると判定する。より詳しくは、車両状態判定部135は、位置情報取得部134が取得した位置情報と、図示しない地図情報記憶部に記憶された地図情報と、図示しないCAN(Controller Area Network)から取得された車速などの情報とに基づいて、車両が駐車場で所定時間以上停止したと判定される場合、車両が駐車中であると判定する。
車両状態判定部135は、車両が走行中と停車中とを含む走行中であるか否かを判定する。車両状態判定部135は、例えば、車両のアクセサリ電源がONである場合、車両が走行中であると判定する。車両状態判定部135は、図示しない電源情報取得部から車両のアクセサリ電源がONとなったことを示す信号を取得することで、車両が走行していることを判断する。車両状態判定部135は、例えば、車両が所定時間以上走行した場合、車両が走行中であると判定する。より詳しくは、車両状態判定部135は、位置情報取得部134が取得した位置情報と、図示しないCAN(Controller Area Network)から取得された車速などの情報との少なくともどちらかに基づいて、車両が所定時間以上走行したと判定される場合、車両が走行中であると判定する。
駆動制御部136は、第一筐体11の配置と、車両状態判定部135の判定結果とに基づいて、第一筐体11の配置を変動させる制御を行う。
駆動制御部136は、第一筐体11が第一配置の状態ではなく、車両状態判定部135によって車両が駐車していないと判定された場合、第一筐体11を第一配置の状態に変動させる制御を行う。より詳しくは、駆動制御部136は、車両が駐車していない場合、駆動部280に対して、第一筐体11を第一配置の状態に変動させる制御信号を出力する。
駆動制御部136は、車両状態判定部135によって車両が駐車していると判定された場合、第一筐体11を第二配置の状態に変動させる制御を行う。より詳しくは、駆動制御部136は、車両が駐車している場合、駆動部280に対して、第一筐体11を第二配置の状態に変動させる制御信号を出力する。
車両用記録装置10は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、映像を常時記録、所謂ループ記録を行うとともに加速度に基づいたイベントの検出を行う。車両用記録装置10は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、車両用記録装置10にアクセサリ電源以外に車両のバッテリから電源が供給されている場合は、映像を常時記録、所謂ループ記録を行うとともに動体検出によるイベントの検出を行う。
<車両用記録装置における処理>
次に、図7を用いて、車両用記録制御装置100における処理の流れについて説明する。図7は、第一実施形態に係る車両用記録装置10における処理の流れを示すフローチャートである。車両用記録装置10の起動中、筐体センサ200によって、第一筐体11の第二筐体12に対する状態が検出される。
車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が走行状態であるか否かを判定する(ステップSB101)。車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が走行状態であると判定した場合(ステップSB101でYes)、ステップSB102に進む。ステップSB101で車両が走行状態であると判定されているため、この状態においては、車両用記録装置10は、走行監視機能が動作している。車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が走行状態ではないと判定した場合(ステップSB101でNo)、ステップSB105へ進む。ステップSB101で車両が走行状態ではないと判定されているため、この状態においては、車両は駐車状態であり、車両用記録装置10は、駐車監視機能が動作している。
車両が走行状態であると判定した場合(ステップSB101でYes)、車両用記録制御装置100は、車両が駐車状態となったか否かを判定する(ステップSB102)。車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が走行状態から駐車状態となったか否かを判定する。車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が駐車状態となったと判定する場合(ステップSB102でYes)、ステップSB103へ進む。車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が駐車状態となったと判定しない場合(ステップSB102でNo)、ステップSB108へ進む。
車両が駐車状態となったと判定する場合(ステップSB102でYes)、車両用記録制御装置100は、駆動制御部136によって、第一筐体11を第二配置に変更する(ステップSB103)。車両用記録制御装置100は、ステップSB104へ進む。
車両用記録制御装置100は、駐車監視機能を動作開始させる(ステップSB104)。駐車監視機能の処理については後述する。車両用記録制御装置100は、ステップSB108へ進む。
車両が走行状態ではないと判定した場合(ステップSB101でNo)、つまり車両が駐車状態において、車両が走行状態となったか否かと判定する(ステップSB105)。車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が駐車状態から走行状態となったか否かを判定する。車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が走行状態となったと判定する場合(ステップSB105でYes)、ステップSB106へ進む。車両用記録制御装置100は、車両状態判定部135によって、車両が走行状態となったと判定しない場合(ステップSB105でNo)、ステップSB108へ進む。
車両が走行状態となったと判定する場合(ステップSB105でYes)、車両用記録制御装置100は、第一筐体11を第一配置に変更する(ステップSB106)。車両用記録制御装置100は、ステップSB107へ進む。
車両用記録制御装置100は、走行監視機能を動作開始させる(ステップSB107)。駐車監視機能の処理については後述する。車両用記録制御装置100は、ステップSB108へ進む。
車両用記録制御装置100は、処理を終了するか否かを判断する(ステップSB108)。処理の終了とは、例えば操作部240の操作によって車両用記録装置10による機能が停止されたことなどで判断される。処理を終了すると判断された場合(ステップSB108でYes)、本処理を終了する。処理を終了しないと判断された場合(ステップSB108でNo)、ステップSB101の処理を再度実行する。
次に、図8を用いて、走行監視機能の一例として、加速度に基づいてイベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する処理の流れについて説明する。図8は、第一実施形態に係る車両用記録装置10における処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す処理は、図7に示すフローチャートのステップSB107において走行監視機能が動作開始されることで実行される。
車両用記録制御装置100は、通常記録を開始する(ステップS111)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、カメラ210による常時記録を開始して、加速度によるイベント検出およびループ記録を開始する。車両用記録制御装置100は、映像データ処理部122によって、バッファメモリ121に記録された映像データから、所定期間の映像ごとのループ記録映像データを生成する。車両用記録制御装置100は、記録制御部124によって、ループ記録映像データを記録部220に記録させる。車両用記録制御装置100は、ステップS112に進む。
車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS112)。車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、加速度情報取得部132が取得した加速度センサ260の検出結果に基づいて、車両に対するイベントを検出する。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、閾値以上の加速度が検出された場合、イベントを検出したと判定する。車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、イベントが検出された場合(ステップS112でYes)、ステップS113に進む。車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、イベントが検出されなかった場合(ステップS112でNo)、ステップS114に進む。
イベントが検出された場合(ステップS112でYes)、車両用記録制御装置100は、イベント記録データを保存する(ステップS113)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、映像データ処理部122によって、カメラ210から取得した、イベント検出時を含む前後の所定期間の映像データをイベント記録データとして生成する。具体的には、ループ記録映像データから、イベント検出時の前後所定期間の映像データを、イベント記録データとして保存する。車両用記録制御装置100は、所定時間が経過したと判断されると、記録制御部124によって、映像データ処理部122が生成したイベント記録データを記録部220に保存させ、ステップS114に進む。
車両用記録制御装置100は、走行監視機能を終了したか否かを判断する(ステップS114)。走行監視機能の終了とは、例えばアクセサリ電源がOFFとなったことや、操作部240の操作によって走行監視機能が停止されたことなどで判断される。走行監視機能が終了したと判断された場合(ステップS114でYes)、本処理を終了する。走行監視機能が終了していないと判断された場合(ステップS114でNo)、ステップS112の処理を再度実行する。
次に、図9を用いて、駐車監視機能の一例として、動体検出によってイベントを検出し、ループ記録処理を用いて映像データを保存する処理の流れについて説明する。図9は、第一実施形態に係る車両用記録装置10における処理の流れを示すフローチャートである。図9に示す処理は、図7に示すフローチャートのステップSB104において駐車監視機能が動作開始されることで実行される。
車両用記録制御装置100は、動体検出を開始する(ステップS121)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、カメラ210による撮影を開始して、動体検出によるイベント検出を開始する。車両用記録制御装置100は、記録制御部124によって、カメラ210が撮影した映像データに基づくイベントの検出を開始する。車両用記録制御装置100は、ステップS122に進む。
車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS122)。車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、車両の周辺における動体を検出したことをイベントとして検出する。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、車両の周辺の動体が検出された場合、イベントを検出したと判定して(ステップS122でYes)、ステップS123に進む。車両用記録制御装置100は、イベント検出部133によって、車両の周辺の動体が検出されなかった場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS122でNo)、ステップS124に進む。
イベントが検出された場合(ステップS122でYes)、車両用記録制御装置100は、イベント記録データを保存する(ステップS123)。より詳しくは、車両用記録制御装置100は、映像データ処理部122によって、カメラ210から取得した、イベントが検出されたときから所定期間の映像データをイベント記録データとして生成する。具体的には、イベントが検出されることによって映像データの記録を開始し、イベントが検出されたときから所定期間の映像データをイベント記録データとして保存する。車両用記録制御装置100は、ステップS124に進む。
車両用記録制御装置100は、駐車監視機能を終了したか否かを判断する(ステップS124)。駐車監視機能の終了とは、例えばアクセサリ電源がONとなったことや、操作部240の操作によって駐車監視機能が停止されたことなどで判断される。ステップS124において、駐車監視機能が終了したと判断された場合(ステップS124でYes)、本処理を終了する。駐車監視機能が終了していないと判断された場合(ステップS124でNo)、ステップS122の処理を再度実行する。
<効果>
上述したように、本実施形態では、車両の走行時、第一筐体11が第一配置の状態となり、車両の駐車時、第一筐体11が第二配置の状態となるように制御される。本実施形態では、車両の走行時、第一筐体11が第一配置の状態となることで、カメラ210によって車両の前方が撮影される。本実施形態では、車両の駐車時、第一筐体11が第二配置の状態となることで、カメラ210によって車室内を含む広い範囲、または車両の前方及び後方が撮影される。本実施形態では、車両の状態に合わせて、第一筐体11を適切な配置にすることができる。本実施形態では、第一筐体11が第一配置の状態である場合、加速度情報取得部132が取得した加速度センサ260の検出結果に基づいて、車両に対するイベントを検出する。本実施形態では、第一筐体11が第二配置の状態である場合、車両の周辺における動体を検出したことをイベントとして検出する。このようにして、本実施形態によれば、車両の走行時と駐車時とで適切に使用することができる。
本実施形態は、第一筐体11の表面11aにカメラ210が配置され、表面11aと反対側に表示部250が配置される。本実施形態は、カメラ210が半天周の範囲を撮影可能なカメラであっても、表示部250が撮影範囲に入らない位置とすることができる。本実施形態によれば、車両用記録装置10の縦方向のサイズを小型化することができるので、視界を阻害する可能性を低減することができる。
本実施形態では、駐車監視機能の実行時、第一筐体11が第二配置の状態となるため、カメラ210の撮影範囲に表示部250が入らず、広い範囲の映像を撮影できる。
本実施形態では、第一筐体11が第一配置の状態である場合、カメラ210が撮影した映像に対して、少なくとも縦方向の画角が狭く切り出される。本実施形態によれば、第一筐体11の配置に応じて、適切な画角の映像データを保存できる。
本実施形態では、第一筐体11が第一配置の状態である場合、加速度情報取得部132が取得した加速度センサ260の検出結果に基づいて、車両に対するイベントを検出する。本実施形態では、第一筐体11が第二配置の状態である場合、車両の周辺における動体を検出したことをイベントとして検出する。本実施形態によれば、車両の走行時と駐車時とで適切に使用することができる。
[第二実施形態]
図10、図11、図12を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10Dについて説明する。図10は、第二実施形態に係る車両用記録装置10Dを説明する概略図である。図11は、第二実施形態に係る車両用記録装置10Dの構成例を示すブロック図である。図12は、第二実施形態に係る車両用記録装置10Dにおける処理の流れを示すフローチャートである。車両用記録装置10Dは、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。車両用記録装置10Dは、広角カメラ210Dに加えて標準カメラ310Dを有する点と、車両用記録制御装置100Dにおける処理とが第一実施形態と異なる。広角カメラ210Dは、第一実施形態のカメラ210と同様であり、画角が180°の半天周を撮影可能なカメラなどである。標準カメラ310Dは、広角カメラ210Dよりは狭い画角の撮影を行う。標準カメラ310Dは、例えば、縦方向に90°から120°程度の撮影範囲を撮影する。
標準カメラ310Dは、広角カメラ210Dの近傍に同一方向を向いて配置されている。標準カメラ310Dは、広角カメラ210Dと同様に第一筐体11の表面11aに配置されている。標準カメラ310Dは、車両の走行時に、映像を常時撮影し、広角カメラ210Dは、車両の駐車時に映像を常時撮影する。広角カメラ210Dおよび標準カメラ310Dは、撮影した映像データを車両用記録制御装置100Dの映像データ取得部120Dへ出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。
映像データ取得部120Dは、広角カメラ210Dと標準カメラ310Dとが出力した映像データを取得して、バッファメモリ121Dに出力する。
映像データ処理部122Dは、生成した映像データを記録制御部124Dと表示制御部131Dとへ出力する。
記録制御部124Dは、第一筐体11の配置に応じて、広角カメラ210Dによる撮影と、標準カメラ310Dによる撮影との切り替えを制御する。
記録制御部124Dは、第一筐体11が第一配置の状態である場合、標準カメラ310Dによる映像データの撮影と保存を行うように制御する。記録制御部124Dは、第一筐体11が第一配置の状態である場合、走行監視機能を動作させて、標準カメラ310Dが撮影した映像データを保存する。
記録制御部124Dは、第一筐体11が第二配置の状態である場合、広角カメラ210Dによる映像データの撮影と保存を行うように制御する。記録制御部124Dは、第一筐体11が第二配置の状態である場合、駐車監視機能を動作させて、広角カメラ210Dが撮影した映像データを保存する。
次に、図12を用いて、車両用記録制御装置100Dにおける処理の流れについて説明する。図12のステップSB141、ステップSB142、ステップSB143、ステップSB145、ステップSB146およびステップSB148の処理は、図7のステップSB101、ステップSB102、ステップSB103、ステップSB105、ステップS106およびステップSB108と同様の処理を行う。
第一筐体11が第二配置の状態に変更された場合(ステップSB143)、車両用記録制御装置100Dは、広角カメラ210Dを使用して走行監視機能を動作開始させる(ステップSB144)。これにより、駐車監視機能では、標準の画角より広い画角で車両の周辺が撮影される。車両用記録制御装置100Dは、ステップSB148へ進む。
第一筐体11が第一配置の状態に変更された場合(ステップSB146)、車両用記録制御装置100Dは、標準カメラ310Dを使用して走行監視機能を動作開始させる(ステップSB147)。これにより、走行監視機能では、標準の画角で車両の前方が撮影される。車両用記録制御装置100Dは、ステップSB148へ進む。
上述したように、本実施形態では、第一筐体11の配置に応じて、標準カメラ310Dによる撮影と、広角カメラ210Dによる撮影とが切り替えられる。本実施形態は、第一筐体11が第一配置の状態である場合、標準カメラ310Dを使用して走行監視機能を実行する。本実施形態は、第一筐体11が第二配置の状態である場合、広角カメラ210Dを使用して駐車監視機能を実行する。本実施形態によれば、車両の走行時と駐車時とで適切に使用することができる。
本発明に係る車両用記録装置10は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
図示した車両用記録装置10の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用記録装置10の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
上記において、切出処理部123を備えるものとして説明したが、映像データの切り出しは行わなくてもよく、車両用記録制御装置100は切出処理部123を有していなくてもよい。
10 車両用記録装置
11 第一筐体
12 第二筐体
100 車両用記録制御装置
110 筐体情報取得部
111 状態判定部
120 映像データ取得部
121 バッファメモリ
122 映像データ処理部
123 切出処理部
124 記録制御部
125 再生制御部
130 操作制御部
131 表示制御部
132 加速度情報取得部
133 イベント検出部
134 位置情報取得部
135 車両状態判定部
136 駆動制御部
200 筐体センサ
210 カメラ(撮影部)
220 記録部
240 操作部
250 表示部
260 加速度センサ
270 GNSS受信部
280 駆動部

Claims (3)

  1. 広い画角の撮影を行う広角撮像部と前記広角撮像部よりは狭い画角の撮影を行う標準撮像部とを備える撮像部と、表示部とを備え、第一配置の状態である場合、前記撮像部が車両の前方を向くとともに前記表示部が前記車両の車室内側を向き、第二配置の状態である場合、前記撮像部が上方または下方を向く、第一筐体と、
    前記第一筐体を、前記第一配置および前記第二配置の状態で支持する第二筐体と、
    前記第一筐体を、前記第一配置および前記第二配置の状態に変動させる駆動部と、
    前記車両が駐車しているか否かを判定する車両状態判定部と、
    前記車両が駐車していないと判定した場合、前記第一筐体を前記第一配置とし、前記車両が駐車していると判定した場合、前記第一筐体を前記第二配置となるように前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    前記第一筐体が前記第一配置の状態である場合、前記標準撮像部を用いた撮影を行うことで前記車両の走行中の監視動作を行い、前記第一筐体が前記第二配置の状態である場合、前記広角撮像部を用いた撮影を行うことで前記車両の駐車中の監視動作を行う、記録制御部と、
    を備える、車両用記録装置。
  2. 前記車両に対するイベントを検出するイベント検出部、をさらに備え、
    前記イベント検出部は、前記第一筐体が前記第一配置の状態である場合、前記車両に加わる加速度に基づいたイベントを検出し、前記第二配置の状態である場合、前記撮像部が撮影した映像に対する動体検出に基づくイベントを検出する、
    請求項1に記載の車両用記録装置。
  3. 広い画角の撮影を行う広角撮像部と前記広角撮像部よりは狭い画角の撮影を行う標準撮像部とを備える撮像部と、表示部とを備え、第一配置の状態である場合、前記撮像部が車両の前方を向くとともに前記表示部が前記車両の車室内側を向き、第二配置の状態である場合、前記撮像部が上方または下方を向く、第一筐体と、
    前記第一筐体を、前記第一配置および前記第二配置の状態で支持する第二筐体と、
    前記第一筐体を、前記第一配置および前記第二配置の状態に変動させる駆動部と、
    を有する車両用記録装置の記録制御方法であって、
    前記車両が駐車しているか否かを判定する駐車判定ステップと、
    前記車両が駐車していないと判定した場合、前記第一筐体を前記第一配置とし、前記車両が駐車していると判定した場合、前記第一筐体を前記第二配置となるように前記駆動部を制御する駆動制御ステップと、
    前記第一筐体が前記第一配置の状態である場合、前記標準撮像部を用いた撮影を行うことで前記車両の走行中の監視動作を行い、前記第一筐体が前記第二配置の状態である場合、前記広角撮像部を用いた撮影を行うことで前記車両の駐車中の監視動作を行うように制御する記録制御ステップと、
    を含む記録制御方法。
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