JP7495294B2 - コネクタ及びコネクタハウジング - Google Patents
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Description
詳述すると、本願発明に係るコネクタ及びコネクタハウジングは、本体ケースにおける端子が延出される部分の外周に接続対象の接続穴部に対して挿入される筒体部が設けられている。そして、端子ホルダーが筒体部における接続穴部の内側に収まる部分の基端位置よりも筒体部の先端側に装着される。そのため、本体ケースと端子ホルダーの嵌合部分が接続穴部の内側に隠れることとなり、外部に露出しなくなる。したがって、本体ケースと端子ホルダーの嵌合部分に対して水や砂塵等がかかりにくくなるため、嵌合部分から水や砂塵等の異物が侵入することを防止できる。
この発明により、鍔部と端子ホルダーの間にシールリングが挟まれる。そのため、シールリングの位置がズレたりシールリングが脱落したりすることを防止できる。また、シールリングを嵌め込んだ後に端子ホルダーを装着するため、シールリングを大きく広げながら溝に嵌め込む作業が不要となり、シールリングの表面に傷がついたり切れたりすることを防止できる。したがって、本コネクタの端子と相手側端子の接続部分ならびに本体ケースと端子ホルダーの嵌合部分における防水性及び防塵性を確実に確保できる。
この発明により、筒体部に対して端子ホルダーを適切な回転位置で装着することができる。そのため、例えば本コネクタを着脱する際に、捻るような荷重を加えてしまっても、かかる荷重によって端子ホルダーが回転方向にズレることを防止できる。したがって、端子が変形したり、端子が電線から外れたりすることを防止できる。
この発明により、端子ホルダーに対して端子を適切な突出量で固定することができる。そのため、例えば本コネクタを着脱する際に、端子に対して押し込み方向の荷重あるいは引き抜き方向の荷重が作用しても、これらの荷重によって端子が軸方向にズレることを防止できる。したがって、端子が変形したり、端子が電線から外れたりすることを防止できる。
この発明により、本コネクタの組立工程における本体ケースに端子を挿通する作業において、電線の挿通方向に沿う内壁面と端子の挿通方向に沿う内壁面とで形成される内側屈曲部を円滑に回り込ませることができる。そのため、直線状の端子を挿通する場合と比較して端子を挿通する作業がさらに容易となる。したがって、本コネクタの組立性をさらに向上させることができる。
図1はコネクタ1の使用説明図であり、図2はコネクタ1の分解斜視図であり、図3はコネクタ1の斜視図であり、図4はコネクタ1の正面図である。図5は図4のX-X矢視断面図であり、図6は端子ホルダー8を装着する際の前方斜視図であり、図7は端子ホルダー8を装着する際の後方斜視図である。
なお、胴体部41と筒体部42は、中空の外側屈曲部43によってつながっている。外側屈曲部43の内側には、二つの端子3を隔てるように中間壁部44が設けられている。
詳述すると、本願発明に係るコネクタ1及びコネクタハウジング9は、本体ケース4における端子3が延出される部分の外周に電気機器14の接続穴部142に対して挿入される筒体部42が設けられている。そして、端子ホルダー8が筒体部42における接続穴部142の内側に収まる部分の基端位置Pよりも筒体部42の先端側に装着される。そのため、本体ケース4と端子ホルダー8の嵌合部分が接続穴部142の内側に隠れることとなり、外部に露出しなくなる。したがって、本体ケース4と端子ホルダー8の嵌合部分に対して水や砂塵等がかかりにくくなるため、嵌合部分から水や砂塵等の異物が侵入することを防止できる。
このようなコネクタ1によれば、電気機器14に設けられた接続穴部142と本体ケース4に設けられた筒体部42の間にシールリング7を配置することができる。そのため、接続穴部142と端子ホルダー8の隙間を通って本コネクタ1の端子3と相手側端子143の接続部分に至る異物侵入経路R3ならびに本体ケース4と端子ホルダー8の嵌合部分を通ってコネクタハウジング9の内部(収容空間S)に至る異物侵入経路R4が一つのシールリング7によって塞がれることとなる。したがって、本コネクタ1の端子3と相手側端子143の接続部分ならびに本体ケース4と端子ホルダー8の嵌合部分における防水性及び防塵性を同時に確保できる。
このようなコネクタ1によれば、鍔部421と端子ホルダー8の間にシールリング7が挟まれる。そのため、シールリング7の位置がズレたりシールリング7が脱落したりすることを防止できる。また、シールリング7を嵌め込んだ後に端子ホルダー8を装着するため、シールリング7を大きく広げながら溝に嵌め込む作業が不要となり、シールリング7の表面に傷がついたり切れたりすることを防止できる。したがって、本コネクタ1の端子3と相手側端子143の接続部分ならびに本体ケース4と端子ホルダー8の嵌合部分における防水性及び防塵性を確実に確保できる。
このようなコネクタ1によれば、筒体部42に対して端子ホルダー8を押し込むだけで装着できる。そのため、筒体部42の外周面に端子ホルダー8を装着するためのネジ等が不要となる。また、筒体部42の外周面にネジ等の突起物が設けられないため、シールリング7を嵌め込む際に、シールリング7の表面に傷がついたり切れたりすることを防止できる。したがって、本コネクタの端子3と相手側端子143の接続部分ならびに本体ケース4と端子ホルダー8の嵌合部分における防水性及び防塵性をより確実に確保できる。
このようなコネクタ1によれば、筒体部42に対して端子ホルダー8を適切な回転位置で装着することができる。そのため、例えば本コネクタ1を着脱する際に、捻るような荷重を加えてしまっても、かかる荷重によって端子ホルダー8が回転方向にズレることを防止できる。したがって、端子3が変形したり、端子3が電線2から外れたりすることを防止できる。
このようなコネクタ1によれば、端子ホルダー8に対して端子3を適切な突出量で固定することができる。そのため、例えば本コネクタ1を着脱する際に、端子3に対して押し込み方向の荷重あるいは引き抜き方向の荷重が作用しても、これらの荷重によって端子3が軸方向にズレることを防止できる。したがって、端子3が変形したり、端子3が電線2から外れたりすることを防止できる。
このようなコネクタ1によれば、電気機器14に接続された本コネクタ1に対して電線2を交差する方向に延出させることができる。そのため、電線2の取り回しに要する空間を小さくできる。したがって、省スペース化を実現することができる。
このようなコネクタ1によれば、本コネクタ1の組立工程における本体ケース4に端子3を挿通する作業において、端子3の先端部分を端子逃し凹部101に通した状態で大回りをさせながら、端子3の挿通方向を変えることができる。そのため、端子3を挿通する作業がより容易となる。したがって、本コネクタ1の組立性をより向上させることができる。
このようなコネクタ1によれば、本コネクタ1の組立工程における本体ケース4に端子3を挿通する作業において、電線2の挿通方向に沿う内壁面4aと端子3の挿通方向に沿う内壁面4bとで形成される内側屈曲部45を円滑に回り込ませることができる。そのため、直線状の端子を挿通する場合と比較して端子3を挿通する作業がさらに容易となる。したがって、本コネクタ1の組立性をさらに向上させることができる。
以下同様に、
電線は電線2に対応し、
端子は端子3に対応し、
本体ケースは本体ケース4に対応し、
電線シールは電線シール5に対応し、
電線ホルダーは電線ホルダー6に対応し、
シールリングはシールリング7に対応し、
端子ホルダーは端子ホルダー8に対応し、
コネクタハウジングはコネクタハウジング9に対応し、
係合部は係合部10に対応し、
係止部は係止部11に対応し、
接続対象は電気機器14に対応し、
端子付電線は端子付電線15に対応し、
胴体部は胴体部41に対応し、
筒体部は筒体部42に対応し、
外側屈曲部は外側屈曲部43に対応し、
蓋部は蓋部81に対応し、
筒壁部は筒壁部82に対応し、
端子逃し凹部は端子逃し凹部101に対応し、
接続穴部は接続穴部142に対応し、
相手側端子は相手側端子143に対応し、
鍔部は鍔部421に対応し、
電線保持孔は電線保持孔6hに対応し、
端子保持孔は端子保持孔8hに対応し、
基端位置は基端位置Pに対応し、
収容空間は収容空間Sに対応するも、この発明は、前述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2…電線
3…端子
4…本体ケース
5…電線シール
6…電線ホルダー
7…シールリング
8…端子ホルダー
9…コネクタハウジング
10…係合部
11…係止部
14…電気機器
15…端子付電線
41…胴体部
42…筒体部
43…外側屈曲部
81…蓋部
82…筒壁部
101…端子逃し凹部
142…接続穴部
143…相手側端子
421…鍔部
6h…電線保持孔
8h…端子保持孔
P…基端位置
S…収容空間
Claims (9)
- 電線と、
前記電線に接続された端子と、
前記電線及び前記端子の接続部分を収容する収容空間が設けられた本体ケースと、
前記端子を挿通させた状態で当該端子を保持する端子保持孔が設けられた端子ホルダーとが備えられ、
前記本体ケースに外側屈曲部が設けられ、
前記収容空間につながる電線保持孔に挿通された前記電線の挿通方向と、前記端子保持孔に挿通された前記端子の挿通方向とが交差し、
前記本体ケースにおける前記端子が延出される部分の外周に接続対象の接続穴部に対して挿入される筒体部が設けられ、
前記筒体部の先端から基端側へ切り欠いた端子逃し凹部が設けられ、
前記端子逃し凹部が前記電線保持孔から最も離間する周方向位置に配置され、
前記端子ホルダーが前記筒体部における前記接続穴部の内側に収まる部分の基端位置よりも当該筒体部の先端側に装着された
コネクタ。 - 前記筒体部の外側に嵌められるシールリングが備えられ、
前記シールリングは、前記基端位置よりも前記筒体部の先端側で当該筒体部の外周面に接した状態で装着された
請求項1に記載のコネクタ。 - 前記筒体部の外周面から径外側方向へ突出した鍔部が設けられ、
前記シールリングは、前記鍔部と前記端子ホルダーの間に配置された
請求項2に記載のコネクタ。 - 前記端子ホルダーは、前記端子保持孔が設けられた蓋部と、前記蓋部の外周縁から当該蓋部に対して垂直方向へ延びる筒壁部とを有し、
前記筒壁部が前記筒体部に圧入嵌合された
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコネクタ。 - 前記筒体部に対して前記端子ホルダーを所定の回転位置で係合可能とする係合部が設けられた
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタ。 - 前記端子保持孔に対して前記端子を所定位置で係止可能とする係止部が設けられた
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタ。 - 前記収容空間を形成する内壁面のうち前記電線の挿通方向に沿う内壁面と前記端子の挿通方向に沿う内壁面とで内側屈曲部が形成されており、
前記内側屈曲部に対向する前記内壁面が前記電線保持孔から離間するに伴って前記端子保持孔側へ傾斜又は湾曲している
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコネクタ。 - 前記電線又は前記端子は、前記外側屈曲部に相当する位置に円弧形状若しくは多角形状の曲げ部を有する
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコネクタ。 - 端子が延出される部分の外周に接続対象の接続穴部に対して挿入される筒体部が設けられ、電線及び前記端子の接続部分を収容する収容空間が設けられた本体ケースと、
前記筒体部における前記接続穴部の内側に収まる部分の基端位置よりも当該筒体部の先端側に装着され、記端子を挿通させた状態で当該端子を保持する端子保持孔が設けられた端子ホルダーとを有し、
前記本体ケースに外側屈曲部が設けられ、
前記収容空間につながる電線保持孔に挿通された前記電線の挿通方向と、前記端子保持孔に挿通された前記端子の挿通方向とが交差し、
前記筒体部の先端から基端側へ切り欠いた端子逃し凹部が設けられ、
前記端子逃し凹部が前記電線保持孔から最も離間する周方向位置に配置された
コネクタハウジング。
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