JP7491818B2 - アンカーボルトの支持治具及び支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基礎コンクリートに埋設するアンカーボルトを支持する定着板の設置高さを、無段階で調整できるアンカーボルトの支持治具及び支持装置に関する。
建築物の基礎コンクリート内にアンカーボルト支持装置と共に埋設するアンカーボルトは、基礎コンクリートと、基礎コンクリート上に建てられる建築物とをつなぎ、建築物を基礎コンクリートに固定する重要な役割を果たす。
このアンカーボルトを支持するアンカーボルト支持装置は、複数のアンカーボルトを所定の位置に的確に支持することが求められ、アンカーボルトの設置高さは、基礎コンクリートの高さなどによって定まるため、施工現場の状況に合わせて、アンカーボルトの設置構造を設計し、アンカーボルトの設置高さを調整する必要がある。
そこで、特許文献1には、アンカーボルトの下端部に形成されたねじ部が挿入される2以上の孔部を備えた定着板であって、定着板の側端には、定着板の厚さと同じかそれより短い高さの筒形の鋼管が固着されており、複数のアンカーボルトを支持する定着板の鋼管に、捨てコンクリート上に設置したベース部から立設するポストアングルに固着されたスタッドボルトを挿通し、スタッドボルトを、上下方向から挟持するように一対のナットで締結することで、定着板の設置高さを無段階で調整できるアンカーボルトの定着板に関する発明が開示されている。
特開2017-2479公報
特許文献1の発明によれば、捨てコンクリート上に設置したベース部から立設するポストアングルに固着されたスタッドボルトを、定着板の側端に固着された筒形の鋼管に挿通し、定着板の上下方向から定着板を挟持するように一対のナットで締結することで、定着板の設置高さを無段階で調整でき、その結果、アンカーボルトの設置高さを無段階で調整できるようになる。
しかし、この発明によれば、ポストアングルに固着されたスタッドボルトを挿通させるための筒形の鋼管を、定着板の側端に溶接で固着させる必要がある。
そのため、予め、定着板の側端に筒形の鋼管を溶接する作業が必要であり、その溶接技術と作業負担がコスト高の原因になっている。
また、溶接時に発生する熱によって、部材が変形してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、上記の問題を解決するため、無溶接で、基礎コンクリートに埋設するアンカーボルトを支持する定着板の設置高さを、無段階で調整できるアンカーボルトの支持治具及び支持装置を提供する。
本発明は、従来技術における上記問題点を解決するために、以下の技術的な解決策を講じており、アンカーボルトの支持治具とこれを使った支持装置は、次の特徴を有する。
本発明にかかる支持治具は、
水平断面がL字状のアングルからなり、
アングルの両面には、ベース部に立設するポストアングルと高さ調整するためのボルト締結用の長孔が形成され、
アングルの角には、ナットを嵌入させる切欠部が形成されており、
アングルの上端には、アンカーボルトを支持する定着板の差込溝に嵌合させる凸部が形成されており、
アングルの凸部を差込溝に差し込んで嵌合させた定着板の上からアングルに向かってボルトを差し込み、ボルトを切欠部に嵌入させたナットに螺合し、ナットの下端から突出するボルトの軸部の長さを調整することによって、
ボルトの先端をポストアングルの上端部に当接させた状態のままボルトを軸として、アンカーボルトを支持する定着板の設置高さを無段階で調整できる
ことを特徴とする。
本発明にかかる支持治具は、
水平断面がL字状のアングルと、アンカーボルトを支持する定着板からなり、
アングルは、
両面に、ベース部に立設するポストアングルと高さ調整するためのボルト締結用の長孔が形成され、
角に、ナットを嵌入させる切欠部が形成され、
上端に、アンカーボルトを支持する定着板の差込溝に嵌合させる凸部が形成されており、
定着板は、
アングルの凸部を嵌合させるための差込溝が形成され、
アングルの切欠部に嵌入させたナットに、定着板の上からボルトを差し込んで螺合させるためのボルトの挿入溝が形成されており、
アングルの凸部を差込溝に差し込んで嵌合させた定着板の上からアングルに向かってボルトを差し込み、ボルトを切欠部に嵌入させたナットに螺合し、ナットの下端から突出するボルトの軸部の長さを調整することによって、
ボルトの先端をポストアングルの上端部に当接させた状態のままボルトを軸として、アンカーボルトを支持する定着板の設置高さを無段階で調整できる
ことを特徴とする。
本発明にかかる支持装置は、
ベース部に立設するポストアングルと、
定着板に固定され、ポストアングルと高さ調整する、水平断面がL字状のアングルと、
アンカーボルトを支持し、アングルを固定する定着板と、
からなり、
アングルは、
両面に、ベース部に立設するポストアングルと高さ調整するためのボルト締結用の長孔が形成され、
角に、ナットを嵌入させる切欠部が形成され、
上端に、アンカーボルトを支持する定着板の差込溝に嵌合させる凸部が形成されており、
定着板は、
アングルの凸部を嵌合させるための差込溝が形成され、
アングルの切欠部に嵌入させたナットに、定着板の上からボルトを差し込んで螺合させるためのボルトの挿入溝が形成されており、
アングルの凸部を差込溝に差し込んで嵌合させた定着板の上からアングルに向かってボルトを差し込み、ボルトを切欠部に嵌入させたナットに螺合し、ナットの下端から突出するボルトの軸部の長さを調整することによって、
ボルトの先端をポストアングルの上端部に当接させた状態のままボルトを軸として、アンカーボルトを支持する定着板の設置高さを無段階で調整できる
ことを特徴とする。
アングルの一面側を示す側方図(A)と他面側を示す側方図(B) 図1の(A)と(B)のアングルを上方から見た平面図 差込溝と挿入溝が形成された定着板の平面図 定着板にアングルを嵌合させた状態の支持治具を示す側方斜視図 図4の支持治具にボルトとナットを取り付けた状態を示す側方斜視図 アングルの内角側から見た図5の支持治具を示す斜視図 アンカーボルトを支持する定着板に、アングルを差込溝に差し込んで取り付けた状態を示す平面図 定着板の上から挿入したボルトと、ベース部に立設するポストアングルによって定着板の設置高さを調整している状態を示す側方図 図8の実施例における定着板の設置位置を最も下げた状態を示す側方図 図8の実施例における定着板の設置位置を最も上げた状態を示す側方図 支持装置の構成を示す斜視図
本発明の実施例を、図を参照して説明する。
以下に説明する実施例は、本発明の一実施例であり、全ての実施例ではない。
本発明の実施例に基づき、当業者が容易に想到できる全ての実施例は、本発明の保護範囲内に属する。
以下、図面をもとに、本発明の具体的な実施方法をさらに詳しく説明する。
なお、以下の実施例は、本発明を説明するために使用されるが、本発明の範囲を限定するものではない。
<実施例1>
第1の実施例にかかる支持治具は、図1及び2に示すとおり、水平断面がL字状のアングル1からなる。
アングル1の両面には、ベース部に立設するポストアングル10と高さ調整するためのボルト締結用の長孔2が形成されている。
図1の(A)と(B)は、アングル1の各面を正面にして見た図であり、図2の(A)と(B)は、図1の(A)と(B)を上方から見た平面図である。
アングル1の角には、ナット8を嵌入させる切欠部3が形成されている。
アングル1の上端には、アンカーボルトを支持する定着板5の差込溝6に嵌合させる凸部4が形成されている。
定着板5には、図3に示すとおり、アングル1の凸部4を差し込んで嵌合させ、アングル1を取り付けるための差込溝6が形成されている。
また、定着板5には、図3に示すとおり、アングル1の切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させるボルト9を挿入するための挿入溝7が形成されている。
図3の大きい円は、アンカーボルトの下端部に形成されたねじ部が挿入される穴で、アンカーボルトの本数によって、穴の数を変更できる。
アングル1を定着板5に取り付けた状態を、図4に示す。
アングル1を取り付けた定着板5の上から、アングル1に向かってボルト9を差し込んだ状態を図5に示す。
図6は、ボルト9を定着板5の挿入溝7から挿入し、切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させた状態を、アングル1の内角側から見た状態を示した図である。
ボルト9を切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させることで、ボルト9の先端をポストアングル10の上端部に当接させた状態のまま、ボルト9を軸として、ポストアングル10との高さ調整によって、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
アングル1からなる支持治具を、アンカーボルトを支持する定着板5に取り付け、ベース部に立設するポストアングル10と併用することで、高さ調整している実施例を、図7から11に示す。
特に、図9は、定着板5の設置高さを、最も下げた時であり、図10は、定着板5の設置高さを、最も上げた時である。
図9のように、定着板5の設置高さを最も下げた状態にするためには、定着板5を、ポストアングル10の上端まで近づける必要がある。
そこで、ボルト9の先端がナット8の下から飛び出るギリギリの位置までボルト9を螺退させて、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
これに対し、図10のように、定着板5の設置高さを最も下げた状態にするためには、定着板5を、ポストアングル10の上端から離す必要がある。
そこで、ボルト9の先端がナット8の下から長く飛び出た位置までボルト9を螺進させて、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
そして、図9と図10の範囲で、定着板5の設置高さを調整するためには、ボルト9を螺進または螺退させて、ボルト9の先端がナット8の下から飛び出る長さを調整したうえで、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
以上の方法で、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
ボルト9は、アングル1からなる支持治具の切欠部3に嵌入させたナット8によって、水平方向に移動しないように固定されているため、鉛直方向にしか動かない。
そのため、この状態でボルト9を螺進または螺退させることで、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
このようにして、溶接不要な治具によって、しかも、ボルト9一本で、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できるようになる。
なお、ナット8は、アングル1からなる支持治具の切欠部3に嵌入させる際に、接着、溶接などの手段で固定することができる。
<実施例2>
第2の実施例にかかる支持治具は、図4に示すとおり、アングル1と、アンカーボルトを支持する定着板5からなる。
アングル1は、図1及び2に示すとおり、水平断面がL字状からなる。
アングル1の両面には、ベース部に立設するポストアングル10と高さ調整するためのボルト締結用の長孔2が形成されている。
図1の(A)と(B)は、アングル1の各面を正面にして見た図であり、図2の(A)と(B)は、図1の(A)と(B)を上方から見た平面図である。
アングル1の角には、ナット8を嵌入させる切欠部3が形成されている。
アングル1の上端には、アンカーボルトを支持する定着板5の差込溝6に嵌合させる凸部4が形成されている。
定着板5には、図3に示すとおり、アングル1の凸部4を差し込んで嵌合させ、アングル1を取り付けるための差込溝6が形成されている。
また、定着板5には、図3に示すとおり、アングル1の切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させるボルト9を挿入するための挿入溝7が形成されている。
図3の大きい円は、アンカーボルトの下端部に形成されたねじ部が挿入される穴で、アンカーボルトの本数によって、穴の数を変更できる。
アングル1を取り付けた定着板5の上から、図5に示すように、アングル1に向かってボルト9を差し込み、ボルト9を切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させ、ボルト9の先端をポストアングル10の上端部に当接させた状態でボルト9を螺進させることで、溶接不要な治具によって、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
図6は、ボルト9を定着板5の挿入溝7から挿入し、切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させた状態を、アングル1の内角側から見た状態を示した図である。
アングル1と定着板5からなる支持治具を、ベース部に立設するポストアングル10と併用することで、高さ調整している実施例を、図7から11に示す。
特に、図9は、定着板5の設置高さを、最も下げた時であり、図10は、定着板5の設置高さを、最も上げた時である。
図9のように、定着板5の設置高さを最も下げた状態にするためには、定着板5を、ポストアングル10の上端まで近づける必要がある。
そこで、ボルト9の先端がナット8の下から飛び出るギリギリの位置までボルト9を螺退させて、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
これに対し、図10のように、定着板5の設置高さを最も下げた状態にするためには、定着板5を、ポストアングル10の上端から離す必要がある。
そこで、ボルト9の先端がナット8の下から長く飛び出た位置までボルト9を螺進させて、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
そして、図9と図10の範囲で、定着板5の設置高さを調整するためには、ボルト9を螺進または螺退させて、ボルト9の先端がナット8の下から飛び出る長さを調整したうえで、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
以上の方法で、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
ボルト9は、アングル1と定着板5からなる支持治具のアングル1に形成された切欠部3に嵌入させたナット8によって、水平方向に移動しないように固定されているため、鉛直方向にしか動かない。
そのため、この状態でボルト9を螺進または螺退させることで、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
このようにして、溶接不要な治具によって、しかも、ボルト9一本で、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できるようになる。
なお、ナット8は、アングル1と定着板5からなる支持治具のアングル1に形成された切欠部3に嵌入させる際に、接着、溶接などの手段で固定することができる。
<実施例3>
第3の実施例にかかる支持装置は、図11に示すとおり、ベース部に立設するポストアングル10と、定着板5に固定されて、ポストアングル10と高さ調整する、水平断面がL字状のアングル1と、アンカーボルトを支持し、アングル1を固定する定着板5と、からなる。
アングル1は、図1及び2に示すとおり、水平断面がL字状からなる。
アングル1の両面には、ベース部に立設するポストアングル10と高さ調整するためのボルト9締結用の長孔2が形成されている。
図1の(A)と(B)は、アングル1の各面を正面にして見た図であり、図2の(A)と(B)は、図1の(A)と(B)を上方から見た平面図である。
アングル1の角には、ナット8を嵌入させる切欠部3が形成されている。
アングル1の上端には、アンカーボルトを支持する定着板5の差込溝6に嵌合させる凸部4が形成されている。
定着板5には、図3に示すとおり、アングル1の凸部4を差し込んで嵌合させ、アングル1を取り付けるための差込溝6が形成されている。
また、定着板5には、図3に示すとおり、アングル1の切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させるボルト9を挿入するための挿入溝7が形成されている。
図3の大きい円は、アンカーボルトの下端部に形成されたねじ部が挿入される穴で、アンカーボルトの本数によって、穴の数を変更できる。
アングル1を取り付けた定着板5の上から、図5に示すように、アングル1に向かってボルト9を差し込み、ボルト9を切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させ、ボルト9の先端をポストアングル10の上端部に当接させた状態でボルト9を螺進させることで、溶接不要な支持装置によって、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
図6は、ボルト9を定着板5の挿入溝7から挿入し、切欠部3に嵌入させたナット8に螺合させた状態を、アングル1の内角側から見た状態を示した図である。
アングル1と定着板5とベース部に立設するポストアングル10と、からなる支持装置によって、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを調整する実施例を、図7から11に示す。
特に、図9は、定着板5の設置高さを、最も下げた時であり、図10は、定着板5の設置高さを、最も上げた時である。
図9のように、定着板5の設置高さを最も下げた状態にするためには、定着板5を、ポストアングル10の上端まで近づける必要がある。
そこで、ボルト9の先端がナット8の下から飛び出るギリギリの位置までボルト9を螺退させて、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
これに対し、図10のように、定着板5の設置高さを最も下げた状態にするためには、定着板5を、ポストアングル10の上端から離す必要がある。
そこで、ボルト9の先端がナット8の下から長く飛び出た位置までボルト9を螺進させて、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
そして、図9と図10の範囲で、定着板5の設置高さを調整するためには、ボルト9を螺進または螺退させて、ボルト9の先端がナット8の下から飛び出る長さを調整したうえで、ボルト9の先端をポストアングル10の上端に当接させる。
この状態で、ポストアングル10とアングル1のそれぞれの長孔を合わせて、ボルトとナットで締結する。
以上の方法で、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
ボルト9は、支持装置のアングル1に形成された切欠部3に嵌入させたナット8によって、水平方向に移動しないように固定されているため、鉛直方向にしか動かない。
そのため、この状態でボルト9を螺進または螺退させることで、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できる。
このようにして、溶接不要な支持装置によって、しかも、ボルト9一本で、アンカーボルトを支持する定着板5の設置高さを無段階で調整できるようになる。
なお、ナット8は、アングル1に形成された切欠部3に嵌入させる際に、接着、溶接などの手段で固定することができる。
以上の実施例にかかるアンカーボルトの支持治具または支持装置によって、溶接不要で、しかも、ボルト一本で、アンカーボルトを支持する定着板の設置高さを無段階で調整できるようになる。
1 アングル
2 長孔
3 切欠部
4 凸部
5 定着板
6 差込溝
7 挿入溝
8 ナット
9 ボルト
10 ポストアングル


Claims (3)

  1. 水平断面がL字状のアングルからなり、
    アングルの両面には、ベース部に立設するポストアングルと高さ調整するためのボルト締結用の長孔が形成され、
    アングルの角には、ナットを嵌入させる切欠部が形成されており、
    アングルの上端には、アンカーボルトを支持する定着板の差込溝に嵌合させる凸部が形成されており、
    アングルの凸部を差込溝に差し込んで嵌合させた定着板の上からアングルに向かってボルトを差し込み、ボルトを切欠部に嵌入させたナットに螺合し、ナットの下端から突出するボルトの軸部の長さを調整することによって、
    ボルトの先端をポストアングルの上端部に当接させた状態のままボルトを軸として、アンカーボルトを支持する定着板の設置高さを無段階で調整できる
    ことを特徴とするアンカーボルトの支持治具。
  2. 水平断面がL字状のアングルと、アンカーボルトを支持する定着板からなり、
    アングルは、
    両面に、ベース部に立設するポストアングルと高さ調整するためのボルト締結用の長孔が形成され、
    角に、ナットを嵌入させる切欠部が形成され、
    上端に、アンカーボルトを支持する定着板の差込溝に嵌合させる凸部が形成されており、
    定着板は、
    アングルの凸部を嵌合させるための差込溝が形成され、
    アングルの切欠部に嵌入させたナットに、定着板の上からボルトを差し込んで螺合させるためのボルトの挿入溝が形成されており、
    アングルの凸部を差込溝に差し込んで嵌合させた定着板の上からアングルに向かってボルトを差し込み、ボルトを切欠部に嵌入させたナットに螺合し、ナットの下端から突出するボルトの軸部の長さを調整することによって、
    ボルトの先端をポストアングルの上端部に当接させた状態のままボルトを軸として、アンカーボルトを支持する定着板の設置高さを無段階で調整できる
    ことを特徴とするアンカーボルトの支持治具。
  3. ベース部に立設するポストアングルと、
    定着板に固定され、ポストアングルと高さ調整する、水平断面がL字状のアングルと、
    アンカーボルトを支持し、アングルを固定する定着板と、
    からなり、
    アングルは、
    両面に、ベース部に立設するポストアングルと高さ調整するためのボルト締結用の長孔が形成され、
    角に、ナットを嵌入させる切欠部が形成され、
    上端に、アンカーボルトを支持する定着板の差込溝に嵌合させる凸部が形成されており、
    定着板は、
    アングルの凸部を嵌合させるための差込溝が形成され、
    アングルの切欠部に嵌入させたナットに、定着板の上からボルトを差し込んで螺合させるためのボルトの挿入溝が形成されており、
    アングルの凸部を差込溝に差し込んで嵌合させた定着板の上からアングルに向かってボルトを差し込み、ボルトを切欠部に嵌入させたナットに螺合し、ナットの下端から突出するボルトの軸部の長さを調整することによって、
    ボルトの先端をポストアングルの上端部に当接させた状態のままボルトを軸として、アンカーボルトを支持する定着板の設置高さを無段階で調整できる
    ことを特徴とするアンカーボルトの支持装置。
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