JP7491327B2 - 車両ルーフ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ルーフ構造に関する。
下記特許文献1には、車両用埋め込みアンテナの搭載構造に関する発明が開示されている。この車両用埋め込みアンテナの搭載構造では、車体のルーフ部等に凹部を形成し、この凹部にアンテナ(通信機器)が収納されている。
特開2003-309409号公報
しかしながら、上記先行技術では、凹部が車体と一体に設けられており、凹部内にアンテナを設置した後に、車体にカバーを取り付けて、このカバーで凹部を車両上方側から覆う必要がある。このため、上記先行技術では、車体に対する通信機器の設置作業を簡略化するという点において改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車体に対する通信機器の設置作業を簡略化することができる車両ルーフ構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、車体のルーフ部に設けられると共に車両前後方向又は車両幅方向に間隔をあけて配置された一対の支持片部と、通信機器が取り付けられると共に前記支持片部間に一部が配置された状態で当該支持片部に車両上方側から取り付けられたベース部材と、前記ベース部材に車両上方側から取り付けられると共に前記通信機器を車両上方側から覆う樹脂ルーフパネルと、を有し、前記ベース部材には、前記支持片部で車両下方側から支持可能な取付片部が設けられ、前記取付片部に設けられると共に当該取付片部から車両下方側に突出した締結部をさらに備え、前記支持片部には、前記締結部を挿通可能な車体側被挿通部が設けられ、前記車体側被挿通部に挿通された状態の前記締結部に車両下方側から締結された被締結部材をさらに備えると共に、前記取付片部には、前記締結部としての軸部を備えたウエルドボルトの頭部が車両上方側から接合され、前記取付片部は、当該取付片部と一体に設けられると共に前記頭部よりも車両上方側で前記樹脂ルーフパネルに接合された接合面部を備えている
請求項1に記載の本発明によれば、車体のルーフ部に一対の支持片部が設けられており、これらの支持片部は、車両前後方向又は車両幅方向に間隔をあけて配置されている。そして、これらの支持片部には、車両上方側からベース部材が取り付けられており、当該ベース部材は、支持片部間に一部が配置された状態とされると共に、当該ベース部材には、通信機器が取り付けられている。
また、ベース部材には、車両上方側から樹脂ルーフパネルが取り付けられており、当該樹脂ルーフパネルによって、通信機器が車両上方側から覆われている。これにより、通信機器の車両上方側において当該通信機器による電波の送受信を可能としつつ、樹脂ルーフパネルで通信機器を隠すことができる。
そして、本発明では、上述したように、ベース部材に通信機器及び樹脂ルーフパネルが取り付けられており、車両の組立時において、これらを一体化した状態、すなわちアッセンブリとした状態で車体に対して組み付けることができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、車体のルーフ部に設けられると共に車両前後方向又は車両幅方向に間隔をあけて配置された一対の支持片部と、通信機器が取り付けられると共に前記支持片部間に一部が配置された状態で当該支持片部に車両上方側から取り付けられたベース部材と、前記ベース部材に車両上方側から取り付けられると共に前記通信機器を車両上方側から覆う樹脂ルーフパネルと、を有し、前記通信機器は、外殻を構成するケース本体部と、当該ケース本体部の車両下方側の部分に設けられた係止部と、を備えた樹脂製のケースを備え、前記ベース部材は、当該ベース部材の車両下方側の部分を構成する下壁部を備え、前記下壁部には、前記ケース本体部を車両上下方向に挿通可能とされたベース側被挿通部が設けられると共に当該ベース側被挿通部の周縁部に前記係止部が係止可能とされ、前記ケースは、前記下壁部に取り外し可能な状態で取り付けられている。
請求項に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、請求項に記載の発明において、前記ベース部材には、前記支持片部で車両下方側から支持可能な取付片部が設けられ、前記取付片部に設けられると共に当該取付片部から車両下方側に突出した締結部をさらに備え、前記支持片部には、前記締結部を挿通可能な車体側被挿通部が設けられ、前記車体側被挿通部に挿通された状態の前記締結部に車両下方側から締結された被締結部材をさらに備えている。
請求項に記載の本発明によれば、ベース部材に取付片部が設けられており、当該取付片部は、車体のルーフ部に設けられた支持片部に車両下方側から支持されている。また、取付片部には、締結部が設けられており、当該締結部は、当該取付片部から車両下方側に突出している。
一方、支持片部には、締結部を挿通可能な車体側被挿通部が設けられており、当該締結部には、当該締結部が当該車体側被挿通部に挿通された状態で、車両下方側から被締結部材が締結されている。このため、本発明では、ベース部材、通信機器及び樹脂ルーフパネルが一体化されたアッセンブリの車体への組付時において、締結部を車体側被挿通部に挿通させることで当該アッセンブリの位置決めを行うことができる。
請求項に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、請求項に記載の発明において、前記取付片部には、前記締結部としての軸部を備えたウエルドボルトの頭部が車両上方側から接合され、前記取付片部は、当該取付片部と一体に設けられると共に前記頭部よりも車両上方側で前記樹脂ルーフパネルに接合された接合面部を備えている。
請求項に記載の本発明によれば、ベース部材の取付片部にウエルドボルトの頭部が車両上方側から接合されており、当該取付片部から車両下方側に当該ウエルドボルトの軸部が突出している。このため、本発明では、ベース部材の取付片部に接合されたスタッドボルトを介してベース部材を車体に取り付けるような構成に比し、ベース部材を強固に車体に取り付けることができる。
また、ベース部材の取付片部には、当該取付片部と一体に接合面部が設けられており、当該接合面部は、ウエルドボルトの頭部よりも車両上方側で樹脂ルーフパネルに接合されている。これにより、ウエルドボルトの頭部と樹脂ルーフパネルとの干渉を抑制することができる。
請求項に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、請求項1に記載の発明において、前記通信機器は、外殻を構成するケース本体部と、当該ケース本体部の車両下方側の部分に設けられた係止部と、を備えた樹脂製のケースを備え、前記ベース部材は、当該ベース部材の車両下方側の部分を構成する下壁部を備え、前記下壁部には、前記ケース本体部を車両上下方向に挿通可能とされたベース側被挿通部が設けられると共に当該ベース側被挿通部の周縁部に前記係止部が係止可能とされ、前記ケースは、前記下壁部に取り外し可能な状態で取り付けられている。
請求項に記載の本発明によれば、通信機器は、その外殻を構成するケース本体部と、当該ケース本体部の車両下方側の部分に設けられた係止部とを備えた樹脂製のケースを備えている。
一方、ベース部材の車両下方側の部分を構成する下壁部には、通信機器のケースのケース本体部を車両上下方向に挿通可能とされたベース側被挿通部が設けられている。そして、本発明では、下壁部のベース側被挿通部の周縁部に通信機器のケースの係止部が係止された状態で、当該下壁部に当該ケースが取り外し可能な状態で取り付けられている。
このため、本発明では、通信機器、ベース部材及び樹脂ルーフパネルが車体に対して取り付けられている状態において、ベース部材の下壁部と樹脂ルーフパネルとの間の空間に通信機器の主な部分が格納された状態となっている。
そして、通信機器のメンテナンス作業等を行う場合には、下壁部からケースを取り外すと共に係止部とベース側被挿通部の周縁部との係止状態を解除することで、通信機器をベース部材から車両下方側に取り外すことができる。一方、通信機器を再度設置する場合には、ベース側被挿通部からベース部材と樹脂ルーフパネルとの間に通信機器のケース本体部を挿入し、係止部をベース側被挿通部の周縁部に係止させて当該通信機器の位置決めをした状態で、通信機器を下壁部に取り付けることができる。
このため、本発明では、車両の組立時において、ベース部材、通信機器及び樹脂ルーフパネルをアッセンブリとした状態で車体に対して組み付けることができると共に、通信機器のメンテナンス時等においては、通信機器単体の取り付け及び取り外しを行うことができる。
以上説明したように、請求項1及び請求項2に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、車体に対する通信機器の設置作業を簡略化することができるという優れた効果を有する。
請求項に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、通信機器の組付け作業の効率化を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、通信機器並びにその周辺の部品を安定した状態で固定することができるという優れた効果を有する。
請求項に記載の本発明に係る車両ルーフ構造は、車体に対する通信機器の設置作業を簡略化しつつ、車両の内側からの通信機器のメンテナンス作業の効率化を図ることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両ルーフ構造が適用された車体の要部の構成を模式的に示す断面図(図2の1-1線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 第1実施形態に係る車両ルーフ構造が適用された車体の要部の構成を模式的に示す平面図(図4の2方向矢視図)である。 第1実施形態に係る車両ルーフ構造が適用された車体の要部の構成を模式的に示す断面図(図4の3-3線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 第1実施形態に係る車両ルーフ構造が適用された車体の構成を模式的に示す車両後方左側から見た斜視図である。 第2実施形態に係る車両ルーフ構造が適用された車体の構成を模式的に示す車両前方左側から見た斜視図である。 第2実施形態に係る車両ルーフ構造が適用された車体の要部の構成を模式的に示す断面図(図5の6-6線に沿って切断した状態を示す断面図)である。
<第1実施形態>
以下、図1~図4を用いて、本発明に係る車両ルーフ構造の第1実施形態について説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは、本実施形態に係る車両ルーフ構造が適用された「車両10」の車両前方側を示しており、矢印UPは車両10の車両上方側を示しており、矢印LHは車両10の車両幅方向左側を示している。
まず、図4を用いて、車両10の車室の主な部分を構成する「車体12」の概略構成について説明する。車体12は、その車両幅方向外側に、左右一対のフロントピラー14(図5参照)、左右一対のセンタピラー16(図5参照)、左右一対のリヤピラー18を備えている。そして、フロントピラー14、センタピラー16及びリヤピラー18のそれぞれの上端部は、車体12の「ルーフ部20」の一部を構成する一対のルーフサイドレール22で連結されている。なお、車体12は、車両前後方向に延びる中心線CL(図2参照)対して対称な構成とされている。
ルーフサイドレール22は、互いに対して車両幅方向に間隔をあけて配置されると共に、車両前後方向に延在しており、図3にも示されるように、その車両幅方向外側の部分を構成するアウタパネル24と、その車両幅方向内側の部分を構成するインナパネル26とを含んで構成されている。このルーフサイドレール22は、アウタパネル24のフランジ部24Aとインナパネル26のフランジ部26Aとがスポット溶接等による図示しない接合部で接合されることで、車両前後方向から見た断面が閉断面とされた閉断面構造とされている。なお、以下では、車両幅方向において一対となって配置されているフランジ部24Aとフランジ部26Aとの集合体、すなわちルーフサイドレール22から車両幅方向内側に延出されている板状の部分を「支持片部28」と称することとする。
一方、ルーフサイドレール22間には、ルーフパネル30が架け渡されており、このルーフパネル30は、鋼板がプレス加工されることで形成されると共に、板厚方向を車両上下方向とされて車両前後方向及び車両幅方向に延在する板状とされている。また、ルーフパネル30の上面は、ルーフ部20の車両上方側の意匠面20Aの一部を構成している。
ここで、本実施形態では、図1に示されるように、ルーフ部20の車両後方側の部分が、ルーフリインフォースメント32と、リアヘッダリインフォースメント34とによって補強されている点に第1の特徴がある。また、後述する通信機器としての一対の「アンテナユニット36」及び「アンテナユニット38」が、「ベース部材40」で支持されている点に第2の特徴がある。以下、上述した構成要素を中心として、ルーフ部20の車両後方側の部分の構成について詳細に説明することとする。
ルーフリインフォースメント32は、鋼板がプレス加工されることで形成されており、ルーフパネル30の車両後方側の部分に車両下方側から取り付けられることで当該部分を補強している。
詳しくは、ルーフリインフォースメント32は、下壁部32A、縦壁部32B、前側延出壁部32C及び後側延出壁部32Dを含んで構成されている。下壁部32Aは、ルーフリインフォースメント32の車両下方側の部分を構成しており、板厚方向を車両上下方向とされて車両幅方向に延在している。
縦壁部32Bは、下壁部32Aの車両前方側の周縁部から車両上方側に板厚方向を車両前後方向とされて延出されており、縦壁部32Bの車両上方側の周縁部からは、前側延出壁部32Cが、車両前方側に板厚方向を車両上下方向とされて延出されている。そして、前側延出壁部32Cは、ルーフパネル30に車両下方側から当接された状態で溶接等による図示しない接合部で接合されている。
一方、後側延出壁部32Dは、下壁部32Aの車両後方側の周縁部から車両後方側に板厚方向を車両上下方向とされて延出されると共に、ルーフパネル30の車両後方側の周縁部に車両下方側から当接された状態で溶接等による図示しない接合部で接合されている。なお、ルーフパネル30の車両後方側の周縁部は、ルーフパネル30の当該周縁部の車両前方側の部分よりも車両下方側に位置している。また、ルーフリインフォースメント32の車両幅方向外側の周縁部は、ルーフサイドレール22に溶接等による図示しない接合部で接合されている。
そして、本実施形態では、上記のようにルーフリインフォースメント32が構成されることで、ルーフパネル30の車両後方側の周縁部に沿って第1閉断面構造部42が構成されている。なお、以下では、ルーフパネル30の車両後方側の周縁部と後側延出壁部32Dとの集合体、すなわち第1閉断面構造部42から車両後方側に延出されている板状の部分を「支持片部44」と称することとする。
一方、リアヘッダリインフォースメント34は、その車両上方側の部分を構成するリアヘッダアッパパネル46と、その車両下方側の部分を構成するリアヘッダロアパネル48とを含んで構成されている。
詳しくは、リアヘッダアッパパネル46は、鋼板がプレス加工されることで形成されると共に、第1上壁部46A、第1縦壁部46B、第2上壁部46C、第2縦壁部46D及び後側延出壁部46Eを含んで構成されている。第1上壁部46Aは、リアヘッダアッパパネル46の車両上方側の部分を構成しており、板厚方向を車両上下方向とされて車両幅方向及び車両前後方向に延在している。
第1縦壁部46Bは、第1上壁部46Aの車両後方側の周縁部から車両下方側に板厚方向を車両前後方向とされて延出されており、第1縦壁部46Bの車両下方側の周縁部からは、第2上壁部46Cが、車両後方側に板厚方向を車両上下方向とされて延出されている
そして、第2上壁部46Cの車両後方側の周縁部からは、第2縦壁部46Dが車両下方側に板厚方向を車両前後方向とされて延出されており、第2縦壁部46Dの車両下方側の周縁部からは、車両後方下側に後側延出壁部46Eが延出されている。なお、後側延出壁部46Eの車両後方側の部分は、車両上方側に延びており、この部分には図示しないウェザーストリップが取り付けられている。
一方、リアヘッダロアパネル48は、鋼板がプレス加工されることで形成されると共に、第1下壁部48A、第1縦壁部48B、前側延出壁部48C、第2縦壁部48D、接続壁部48E、第3縦壁部48F及び後側延出壁部48Gを含んで構成されている。
第1下壁部48Aは、リアヘッダロアパネル48の車両前方側の部分において車両下方側の部分を構成しており、板厚方向を車両上下方向とされて車両幅方向に延在している。
第1縦壁部48Bは、第1下壁部48Aの車両前方側の周縁部から車両上方側に板厚方向を車両前後方向とされて延出されており、第1縦壁部48Bの車両上方側の周縁部からは、前側延出壁部48Cが、車両前方側に板厚方向を車両上下方向とされて延出されている。そして、前側延出壁部48Cは、リアヘッダアッパパネル46の第1上壁部46Aにおける車両前方側の周縁部に車両下方側から当接された状態で溶接等による図示しない接合部で接合されている。
一方、第2縦壁部48Dは、第1下壁部48Aの車両後方側の周縁部から車両後方上側に板厚方向を車両前後方向とされて延出されており、第2縦壁部48Dの車両上方側の周縁部からは、接続壁部48Eが、車両後方側に板厚方向を車両上下方向とされて延出されている。そして、接続壁部48Eは、リアヘッダアッパパネル46の第2上壁部46Cにおける車両前方側の部分に車両下方側から当接された状態で溶接等による図示しない接合部で接合されている。
第3縦壁部48Fは、接続壁部48Eの車両後方側の周縁部から車両下方側に板厚方向を車両前後方向とされて延出されており、第3縦壁部48Fの車両下方側の周縁部からは、後側延出壁部48Gが車両後方側に延出されており、後側延出壁部48Gは、リアヘッダアッパパネル46の後側延出壁部46Eにおける車両前方側の部分と溶接等による図示しない接合部で接合されている。なお、リアヘッダリインフォースメント34の車両幅方向外側の周縁部は、ルーフサイドレール22に溶接等による図示しない接合部で接合されている。
本実施形態では、上記のようにリアヘッダリインフォースメント34が構成されることで、リアヘッダリインフォースメント34の車両前方側の部分に、第2閉断面構造部50が構成されている。また、リアヘッダリインフォースメント34の車両後方側の部分に、第3閉断面構造部52が構成されている。
詳しくは、第2閉断面構造部50は、第1上壁部46A、第1縦壁部46B、第1下壁部48A及び第1縦壁部48Bを含んで構成されている。この第2閉断面構造部50は、車両幅方向に延在すると共に、車両幅方向から見た形状が、第1閉断面構造部42の車両幅方向から見た形状よりも車両上下方向に大きい閉断面形状とされている。
なお、以下では、前側延出壁部48Cと第1上壁部46Aの車両前方側の周縁部との集合体、すなわち第2閉断面構造部50の車両上方側の部分から車両前方側に延出されている板状の部分を「支持片部54」と称することとする。
一方、第3閉断面構造部52は、第2上壁部46C、第2縦壁部46D、第3縦壁部48F及び後側延出壁部48Gを含んで構成されている。この第3閉断面構造部52は、車両幅方向に延在しかつ車両幅方向から見た形状が第2閉断面構造部50の車両幅方向から見た形状よりも小さい閉断面形状とされており、第3閉断面構造部52によってバックドア開口部56の上縁部56Aが補強されている(図4参照)。
アンテナユニット36は、図2及び図3に示されるように、電波を透過可能な樹脂等の材質で構成された「ケース58」と、電波の送信及び受信の少なくとも一方が可能な複数のアンテナ60とを備えている。
詳しくは、ケース58は、アンテナユニット36の外殻を構成する「ケース本体部58A」と、一対の取付板部58Bと、「係止部58C」とを含んで構成されている。ケース本体部58Aは、車両上下方向から見て矩形の箱状とされると共に、ケース本体部58Aには、アンテナ60が格納されている。
取付板部58Bは、ケース本体部58Aの車両下方側の部分において車両幅方向一方側と他方側とのそれぞれに設けられると共に、板厚方向を車両上下方向とされた板状とされている。そして、車両幅方向一方側の取付板部58Bには、貫通部58Dが設けられており、車両幅方向他方側の取付板部58Bの車両上方側には、係止部58Cが設けられている。
係止部58Cは、ケース本体部58Aから車両幅方向に延出された板状とされており、その先端側の部分が車両下方側に突出した状態となっている。そして、係止部58Cは、その車両下方側に位置する車両幅方向他方側の取付板部58Bと共にベース部材40の一部を挟持可能とされている。
一方、アンテナユニット38は、電波を透過可能な樹脂等の材質で構成された「ケース62」と、電波の送信及び受信の少なくとも一方が可能な複数のアンテナ64とを備えている。
ケース62は、ケース58と同様に、アンテナユニット38の外殻を構成すると共にその内側にアンテナ64が格納された「ケース本体部62A」と、一対の取付板部62Bと、「係止部62C」とを含んで構成されている。そして、車両幅方向一方側の取付板部62Bには、貫通部62Dが設けられており、車両幅方向他方側の取付板部62Bは、係止部62Cと共にベース部材40の一部を挟持可能とされている。
なお、アンテナ60及びアンテナ64の種類としては、例えば、DCM(Data Communication Module)用アンテナ、GPS(Global Positioning System)用アンテナ、無線LAN(Local Area Network)用アンテナ及びETC(Electronic Toll Collection)用アンテナ等が挙げられる。
一方、ベース部材40は、図1~図3に示されるように、鋼板がプレス加工されることで形成されると共に、「下壁部40A」、周壁部40B及び取付片部としての「上壁部40C」を含んで構成されている。
詳しくは、下壁部40Aは、ベース部材40の車両下方側の部分を構成すると共に、車両上下方向から見て車両幅方向を長手方向とされた矩形の板状とされている。そして、下壁部40Aには、ベース側被挿通部としての一対の「被挿通部66」並びにベース側被挿通部としての「被挿通部68」が形成されている。
被挿通部66は、下壁部40Aにおける車両幅方向一方側の部分と車両幅方向他方側の部分とのそれぞれが車両上下方向に貫通されることで形成されており、車両上下方向から見て車両幅方向を長手方向とされた矩形状とされている。そして、被挿通部66は、ケース58のケース本体部58Aを車両上下方向に挿通可能とされている。
また、下壁部40Aにおける被挿通部66の車両幅方向一方側の部分の上面には、ウエルドナット70が設けられており、下壁部40Aにおける当該部分には、車両下方側からケース58の車両幅方向一方側の取付板部58Bが当接されている。そして、ウエルドナット70には、取付板部58Bの貫通部58Dに挿通されたボルト72の軸部72Aが車両下方側から締結されている。
また、被挿通部66の車両幅方向他方側の周縁部は、ケース58の車両幅方向他方側の取付板部58Bと係止部58Cとで挟持されている。つまり、ケース本体部58Aは、その主な部分が下壁部40Aの車両上方側に配置されている。
一方、被挿通部68は、下壁部40Aの車両幅方向中央部が車両上下方向に貫通されることで形成されており、車両上下方向から見て車両前後方向を長手方向とされた矩形状とされている。そして、被挿通部68は、ケース62のケース本体部62Aを車両上下方向に挿通可能とされている。
また、下壁部40Aにおける被挿通部68の車両幅方向一方側の部分の上面には、ウエルドナット74が設けられており、下壁部40Aにおける当該部分には、車両下方側からケース62の車両幅方向一方側の取付板部62Bが当接されている。そして、ウエルドナット74には、取付板部62Bの貫通部62Dに挿通されたボルト76の軸部76Aが車両下方側から締結されている。
また、被挿通部68の車両幅方向他方側の周縁部は、ケース62の車両幅方向他方側の取付板部62Bと係止部62Cとで挟持されている。つまり、ケース本体部62Aは、その主な部分が下壁部40Aの車両上方側に配置されている。
一方、周壁部40Bは、車両上下方向から見て下壁部40Aを囲むように設けられた筒状とされると共に、その車両上下方向から見た断面が車両下方側から車両上方側に向かうに従って拡大されている。そして、周壁部40Bの車両上方側の周縁部には、当該周縁部に沿うように上壁部40Cが設けられている。
上壁部40Cは、ベース部材40の車両上方側の部分を構成すると共に、車両上下方向から見て矩形枠状の板状とされており、上壁部40Cには、複数の「ウエルドボルト78」と、複数の膨出部40Dとが設けられている。
ウエルドボルト78は、上壁部40Cの四隅、上壁部40Cの車両前方側の部分及び上壁部40Cの車両後方側の部分に車両幅方向に所定の間隔をあけて配置されている。そして、ウエルドボルト78は、「頭部78A」が上壁部40Cに車両上方側から接合されると共に、締結部としての「軸部78B」が上壁部40Cから車両下方側に突出した状態となっている。
一方、車体12の支持片部28、支持片部44及び支持片部54には、それぞれウエルドボルト78に対応する車体側被挿通部としての複数の「被挿通部80」が形成されている。
そして、上壁部40Cが、支持片部28、支持片部44及び支持片部54に車両下方側から支持されると共に被挿通部80にウエルドボルト78の軸部78Bが挿通された状態で、軸部78Bに車両下方側から被締結部材としての「ナット82」が締結されることで、ベース部材40がルーフ部20に対して固定されている。なお、軸部78Bの先端部は、下壁部40Aよりも車両上方側に位置している。
一方、膨出部40Dは、上壁部40Cの一部が車両上方側に膨出することで形成されており、ウエルドボルト78間に配置される共に、車両幅方向に延在している。そして、膨出部40Dの車両上方側の部分を構成する「上壁部40D1」は、ウエルドボルト78の頭部78Aよりも車両上方側に位置している。そして、上壁部40D1には、「樹脂ルーフパネル84」が取り付けられている。
樹脂ルーフパネル84は、電波を透過可能なポリカーボネート等の樹脂で構成されると共に、板厚方向を車両上下方向とされて車両幅方向及び車両前後方向に延在する板状とされている。この樹脂ルーフパネル84は、ベース部材40の全てを車両上方側から覆うように配置されており、上壁部40D1に設けられた接着剤による接合部86を介して上壁部40D1に接合されている。つまり、上壁部40D1は、接合面部として機能している。
なお、樹脂ルーフパネル84の上面は、塗料で塗装されており、当該上面は、ルーフ部20の意匠面20Aの一部を構成している。また、樹脂ルーフパネル84の外周と車体12との隙間には、シール部材88が取り付けられている。
一方、ルーフリインフォースメント32及びリアヘッダリインフォースメント34の車両下方側には、天井材90が配置されており、この天井材90は、車両幅方向から見て車両上方側に凸となるように湾曲している湾曲部90Aと、湾曲部90Aから車両後方側に延出された一般部90Bとを備えている。また、一般部90Bの後端部には、後側延出壁部46Eの後端部に取り付けられたウェザーストリップに係止されている。
また、本実施形態において、後部座席92は、車両上下方向から見て湾曲部90Aと重なる位置に配置されると共に、後部座席92と湾曲部90Aとの間には、所定のクリアランスが確保されている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、図1~図3に示されるように、車体12のルーフ部20に車両幅方向に間隔をあけて配置された一対の支持片部28並びに車両前後方向に間隔をあけて配置された支持片部44と支持片部54とが設けられている。そして、支持片部28、支持片部44及び支持片部54には、車両上方側からベース部材40が取り付けられている。また、ベース部材40は、支持片部28間及び支持片部44と支持片部54との間に一部が配置された状態とされると共に、ベース部材40には、アンテナユニット36及びアンテナユニット38が取り付けられている。
また、ベース部材40には、車両上方側から樹脂ルーフパネル84が取り付けられており、樹脂ルーフパネル84によって、アンテナユニット36及びアンテナユニット38が車両上方側から覆われている。これにより、アンテナユニット36及びアンテナユニット38の車両上方側において、これらによる電波の送受信を可能としつつ、樹脂ルーフパネル84でこれらを隠すことができる。
そして、本実施形態では、上述したように、ベース部材40にアンテナユニット36、アンテナユニット38及び樹脂ルーフパネル84が取り付けられており、車両10の組立時において、これらを一体化した状態、すなわちアッセンブリとした状態で車体12に対して組み付けることができる。
したがって、本実施形態では、車体12に対するアンテナユニット36及びアンテナユニット38の設置作業を簡略化することができる。
また、本実施形態では、ベース部材40の上壁部40Cが、車体12のルーフ部20に設けられた支持片部28、支持片部44及び支持片部54に車両下方側から支持されている。また、上壁部40Cには、ウエルドボルト78の軸部78Bが設けられており、軸部78Bは、上壁部40Cから車両下方側に突出している。
一方、支持片部28、支持片部44及び支持片部54には、軸部78Bを挿通可能な被挿通部80が設けられており、軸部78Bには、軸部78Bが被挿通部80に挿通された状態で、車両下方側からナット82が締結されている。このため、本実施形態では、ベース部材40、アンテナユニット36、アンテナユニット38及び樹脂ルーフパネル84が一体化されたアッセンブリの車体12への組付時において、軸部78Bを被挿通部80に挿通させることで当該アッセンブリの位置決めを行うことができる。その結果、本実施形態では、アンテナユニット36及びアンテナユニット38の組付け作業の効率化を図ることができる。
また、本実施形態では、ベース部材40の上壁部40Cにウエルドボルト78の頭部78Aが車両上方側から接合されており、上壁部40Cから車両下方側にウエルドボルト78の軸部78Bが突出している。このため、本実施形態では、上壁部40Cに接合されたスタッドボルトを介してベース部材40を車体12に取り付けるような構成に比し、ベース部材40を強固に車体12に取り付けることができる。その結果、本実施形態では、アンテナユニット36及びアンテナユニット38並びにその周辺の部品を安定した状態で固定することができる。
また、本実施形態では、アンテナユニット36が、その外殻を構成するケース本体部58Aと、ケース本体部58Aの車両下方側の部分に設けられた係止部58Cとを備えた樹脂製のケース58を備えている。また、アンテナユニット38は、その外殻を構成するケース本体部62Aと、ケース本体部62Aの車両下方側の部分に設けられた係止部62Cとを備えた樹脂製のケース62を備えている。
一方、ベース部材40の車両下方側の部分を構成する下壁部40Aには、ケース本体部58Aを車両上下方向に挿通可能とされた被挿通部66と、ケース本体部62Aを車両上下方向に挿通可能とされた被挿通部68とが設けられている。そして、本実施形態では、下壁部40Aにおける被挿通部66の周縁部にケース58の係止部58Cが係止された状態で、下壁部40Aにケース58が取り外し可能な状態で取り付けられている。また、下壁部40Aにおける被挿通部68の周縁部にケース62の係止部62Cが係止された状態で、下壁部40Aにケース62が取り外し可能な状態で取り付けられている。
このため、本実施形態では、アンテナユニット36、アンテナユニット38、ベース部材40及び樹脂ルーフパネル84が車体12に対して取り付けられている状態において、ベース部材40の下壁部40Aと樹脂ルーフパネル84との間の空間に、アンテナユニット36及びアンテナユニット38の主な部分が格納された状態となっている。
そして、アンテナユニット36及びアンテナユニット38のメンテナンス作業等を行う場合には、下壁部40Aからケース58及びケース62を取り外すと共に、係止部58Cと被挿通部66の周縁部との係止状態並びに係止部62Cと被挿通部68の周縁部との係止状態を解除することで、アンテナユニット36及びアンテナユニット38をベース部材40から車両下方側に取り外すことができる。
一方、アンテナユニット36を再度設置する場合には、被挿通部66からベース部材40と樹脂ルーフパネル84との間にケース本体部58Aを挿入し、係止部58Cを被挿通部66の周縁部に係止させてアンテナユニット36の位置決めをした状態で、アンテナユニット36を下壁部40Aに取り付けることができる。
また、アンテナユニット38を再度設置する場合には、被挿通部68からベース部材40と樹脂ルーフパネル84との間にケース本体部62Aを挿入し、係止部62Cを被挿通部68の周縁部に係止させてアンテナユニット38の位置決めをした状態で、アンテナユニット38を下壁部40Aに取り付けることができる。
このため、本実施形態では、車両10の組立時において、ベース部材40、アンテナユニット36、アンテナユニット38及び樹脂ルーフパネル84をアッセンブリとした状態で車体12に対して組み付けることができると共に、アンテナユニット36及びアンテナユニット38のメンテナンス時等においては、アンテナユニット36及びアンテナユニット38の単体の取り付け及び取り外しを行うことができる。
したがって、本実施形態では、車体12に対するアンテナユニット36及びアンテナユニット38の設置作業を簡略化しつつ、車両10の内側からのアンテナユニット36及びアンテナユニット38のメンテナンス作業の効率化を図ることができる。
また、本実施形態では、車体12のルーフ部20の一部がルーフリインフォースメント32及びリアヘッダリインフォースメント34で構成されている。そして、ルーフリインフォースメント32は、車両幅方向に延在しかつ車両幅方向から見た形状が閉断面形状とされた第1閉断面構造部42の一部を構成している。
また、リアヘッダリインフォースメント34は、車両幅方向に延在しかつ車両幅方向から見た形状が閉断面形状とされた第2閉断面構造部50及び第3閉断面構造部52を備えている。このため、本実施形態では、第1閉断面構造部4、第2閉断面構造部50及び第3閉断面構造部52によって、車体12のルーフ部20をロールオーバ等に起因する荷重に対して補強することができる。
加えて、本実施形態では、ベース部材40の下壁部40Aに被挿通部66及び被挿通部68が設けられており、車両10のロールオーバ時等において、後部座席92に着座する乗員の頭部が金属部品以外に接触する確度を高め、傷害値の低減に寄与する。
<第2実施形態>
次に、図5及び図6を用いて、本発明の第2実施形態に係る車両ルーフ構造について説明する。本実施形態では、ルーフパネル30の車両前後方向中央部に車両幅方向に延在する貫通部100が形成されている。そして、貫通部100の車両前方側の周縁部に沿うようにルーフリインフォースメント102が配置されており、貫通部100の車両後方側の周縁部に沿うようにルーフリインフォースメント104が配置されている。なお、ルーフパネル30における貫通部100の周縁部は、ルーフパネル30における当該周縁部以外の部分よりも車両下方側に位置している。
詳しくは、ルーフリインフォースメント102は、下壁部102A、縦壁部102B、前側延出壁部102C及び後側延出壁部102Dを含んで、ルーフリインフォースメント32と同様の構成とされており、ルーフリインフォースメント32と同様にルーフパネル30に接合されている。
そして、本実施形態では、ルーフパネル30とルーフリインフォースメント102とによって、貫通部100の車両前方側の周縁部に沿って前側閉断面構造部106が構成されている。なお、以下では、ルーフパネル30における貫通部100の車両前方側の周縁部と後側延出壁部102Dとの集合体、すなわち前側閉断面構造部106から車両後方側に延出されている板状の部分を「支持片部108」と称することとする。
一方、ルーフリインフォースメント104は、下壁部104A、縦壁部104B、前側延出壁部104C及び後側延出壁部104Dを含んで、車両幅方向から見てルーフリインフォースメント102と基本的には線対称の構成とされており、ルーフリインフォースメント102と同様にルーフパネル30に接合されている。
そして、本実施形態では、ルーフパネル30とルーフリインフォースメント104とによって、貫通部100の車両後方側の周縁部に沿って後側閉断面構造部110が構成されている。なお、以下では、ルーフパネル30における貫通部100の車両後方側の周縁部と前側延出壁部104Bとの集合体、すなわち後側閉断面構造部110から車両前方側に延出されている板状の部分を「支持片部112」と称することとする。
また、支持片部108及び支持片部112には、それぞれベース部材40に設けられたウエルドボルト78に対応する車体側被挿通部としての複数の「被挿通部114」が形成されている。そして、支持片部108及び支持片部112には、支持片部44及び支持片部54と同様にベース部材40が取り付けられている。なお、本実施形態では、樹脂ルーフパネル84の外周と車体12との隙間には、貫通部100の周縁部に沿うようにシール部材116が取り付けられている。
このような構成によれば、車両10の仕様等によって、ルーフ部20の車両後方側の部分にアンテナユニット36及びアンテナユニット38を配置することができない場合であっても、基本的に上述した第1実施形態と同様の効果を奏する。
また、ルーフ部20の車両後方側の部分にアンテナユニット36及びアンテナユニット38を配置することができる場合には、車体12に通信機器を配置可能なスペースをより多く確保し、より多くの通信機器を搭載することができる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した実施形態では、ベース部材40が車体12にウエルドボルト78及びナット82を介して取り付けられていたが、ベース部材40を車体12に固定する方法は、これに限らない。例えば、車両10の仕様等に応じて、接着剤等による接合部やクリップ等の取付部材等でベース部材40を車体12に取り付けてもよい。
(2) また、上述した実施形態では、アンテナユニット36及びアンテナユニット38をベース部材40に固定するのに、ウエルドナット及びボルトを用いていたが、アンテナユニット36及びアンテナユニット38をベース部材40に固定する方法は、これに限らない。例えば、車両10の仕様等に応じて、接着剤等による接合部やクリップ等の取付部材等でアンテナユニット36及びアンテナユニット38をベース部材40に取り付けてもよい。
(3) 加えて、上述した実施形態では、樹脂ルーフパネル84をベース部材40に固定するのに、接着剤を用いていたが、樹脂ルーフパネル84をベース部材40に固定する方法は、これに限らない。例えば、車両10の仕様等に応じて、クリップ等の取付部材等で樹脂ルーフパネル84をベース部材40に取り付けてもよい。
10 車両
12 車体
20 ルーフ部
28 支持片部
36 アンテナユニット(通信機器)
38 アンテナユニット(通信機器)
40 ベース部材
40A 下壁部
40C 上壁部(取付片部)
40D1 上壁部(接合面部)
44 支持片部
54 支持片部
58 ケース
58A ケース本体部
58C 係止部
62 ケース
62A ケース本体部
62C 係止部
66 被挿通部(ベース側被挿通部)
68 被挿通部(ベース側被挿通部)
78 ウエルドボルト
78A 頭部
78B 軸部(締結部)
80 被挿通部(車体側被挿通部)
82 ナット(締結部材)
84 樹脂ルーフパネル
108 支持片部
112 支持片部
114 被挿通部

Claims (5)

  1. 車体のルーフ部に設けられると共に車両前後方向又は車両幅方向に間隔をあけて配置された一対の支持片部と、
    通信機器が取り付けられると共に前記支持片部間に一部が配置された状態で当該支持片部に車両上方側から取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材に車両上方側から取り付けられると共に前記通信機器を車両上方側から覆う樹脂ルーフパネルと、
    を有し、
    前記ベース部材には、前記支持片部で車両下方側から支持可能な取付片部が設けられ、
    前記取付片部に設けられると共に当該取付片部から車両下方側に突出した締結部をさらに備え、
    前記支持片部には、前記締結部を挿通可能な車体側被挿通部が設けられ、
    前記車体側被挿通部に挿通された状態の前記締結部に車両下方側から締結された被締結部材をさらに備えると共に、
    前記取付片部には、前記締結部としての軸部を備えたウエルドボルトの頭部が車両上方側から接合され、
    前記取付片部は、当該取付片部と一体に設けられると共に前記頭部よりも車両上方側で前記樹脂ルーフパネルに接合された接合面部を備えている、
    車両ルーフ構造。
  2. 車体のルーフ部に設けられると共に車両前後方向又は車両幅方向に間隔をあけて配置された一対の支持片部と、
    通信機器が取り付けられると共に前記支持片部間に一部が配置された状態で当該支持片部に車両上方側から取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材に車両上方側から取り付けられると共に前記通信機器を車両上方側から覆う樹脂ルーフパネルと、
    を有し、
    前記通信機器は、外殻を構成するケース本体部と、当該ケース本体部の車両下方側の部分に設けられた係止部と、を備えた樹脂製のケースを備え、
    前記ベース部材は、当該ベース部材の車両下方側の部分を構成する下壁部を備え、
    前記下壁部には、前記ケース本体部を車両上下方向に挿通可能とされたベース側被挿通部が設けられると共に当該ベース側被挿通部の周縁部に前記係止部が係止可能とされ、
    前記ケースは、前記下壁部に取り外し可能な状態で取り付けられている、
    車両ルーフ構造。
  3. 前記ベース部材には、前記支持片部で車両下方側から支持可能な取付片部が設けられ、
    前記取付片部に設けられると共に当該取付片部から車両下方側に突出した締結部をさらに備え、
    前記支持片部には、前記締結部を挿通可能な車体側被挿通部が設けられ、
    前記車体側被挿通部に挿通された状態の前記締結部に車両下方側から締結された被締結部材をさらに備える、
    請求項に記載の車両ルーフ構造。
  4. 前記取付片部には、前記締結部としての軸部を備えたウエルドボルトの頭部が車両上方側から接合され、
    前記取付片部は、当該取付片部と一体に設けられると共に前記頭部よりも車両上方側で前記樹脂ルーフパネルに接合された接合面部を備えている、
    請求項に記載の車両ルーフ構造。
  5. 前記通信機器は、外殻を構成するケース本体部と、当該ケース本体部の車両下方側の部分に設けられた係止部と、を備えた樹脂製のケースを備え、
    前記ベース部材は、当該ベース部材の車両下方側の部分を構成する下壁部を備え、
    前記下壁部には、前記ケース本体部を車両上下方向に挿通可能とされたベース側被挿通部が設けられると共に当該ベース側被挿通部の周縁部に前記係止部が係止可能とされ、
    前記ケースは、前記下壁部に取り外し可能な状態で取り付けられている、
    請求項1に記載の車両ルーフ構造。
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