JP7488418B2 - ワイヤレス通信における角度方向指示のための方法、システムおよび媒体 - Google Patents

ワイヤレス通信における角度方向指示のための方法、システムおよび媒体 Download PDF

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Description

相互参照
本出願は、2020年8月21日に出願された「Systems and Methods for Angular Direction Indication in Wireless Communication」と題する米国特許出願第16/999,761号の優先権を主張し、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本出願は、地上系および非地上系の両方の送受信ポイントを含み得るワイヤレス通信システムにおける指向性通信(例えば、ビームフォーミング)に関する。
現在のワイヤレス通信システムは、主に地上系システムに基づいている。ユーザ機器(UE)は移動可能であるが、ネットワークの送受信ポイント(TRP)は、地上系であり、例えば、典型的には静止しており、地上系に接続されたタワーまたは構造体に取り付けられており、容易に移動することができない。このため、一部の地域では地上系TRPの設置が困難であり、需要の高い地域への移転が困難な場合があるため、フレキシビリティに限界がある。
ワイヤレス通信システムは、代替的または追加的に非地上系TRPを使用することができる。非地上系TRPとは、例えば、動的または半静的に、再位置付けするために空間を通って移動するTRPである。非地上系TRPの例として、無人機、気球、飛行機、および/または衛星に搭載されたTRPが挙げられる。
地上系TRPおよび非地上系TRPの両方を含むワイヤレス通信システムは、統合された地上系/非地上系ネットワークと称される。統合された地上系/非地上系ネットワークにより、ネットワークカバレージを拡張することができる。例えば、ある位置にUEが大量に集まっているなどの理由で、地上系TRPに一時的に高い需要がある場合、そこに搭載された非地上系TRPを有する無人機は、その集まりの上を飛行することができ、それによって、地上系TRPを経由して、かつ/または非地上系TRPを経由してUEとネットワークの間の通信が可能になり、通信容量を増大させることができる。
しかしながら、ネットワークおよびUEは、もはや地上系TRPを介して従来のセルラー通信を使用することのみに限定されないため、統合された地上系/非地上系ネットワークに関連する制御および管理の課題がある。代わりに、非地上系TRPは、異なるセルにわたって空間を移動し、UEとネットワークとの間の通信を一時的に支援することができる。非地上系TRPを効果的に展開するためには、追加の制御および管理の考慮が必要であり、特に、指向性通信では、非地上系TRPの変化する位置に起因して、非地上系TRPに固有の課題がある。
本発明者らによって認識される1つの技術的問題は、統合された地上系/非地上系ネットワークにおいてビーム管理をどのように実行するかである。統合された地上系/非地上系ネットワークでは、指向性通信は、UEによって、かつ/または非地上系TRP(NT-TRP)によって、かつ/または地上系TRP(T-TRP)によって実装することができる。指向性通信は、ビームフォーミングを使用して実装され得る。送信ビームフォーミングとは、送信された信号が特定の方向において強め合う干渉を経験するようにするために信号処理を実行することによって特定の方向に送信を方向付けることを指す。送信ビームフォーミングを使用して送信される信号は、送信ビーム上で送信されていると称され得る。受信ビームフォーミングとは、受信信号が特定の方向において強め合う干渉を経験するように、受信信号に対して信号処理を実行することを指す。受信ビームフォーミングを使用して受信された信号は、受信ビーム上で受信されていると称され得る。2つのエンティティがビームフォーミングを使用して互いに通信している場合、理想的には、ビーム対応が存在しており、すなわち、送信ビームの方向が受信ビームの方向に対応する。しかしながら、ビーム対応は必須ではなく、さらに、一方のエンティティがビームフォーミングを実施し、他方のエンティティが実装しない場合もあり得る。
非地上系TRP(NT-TRP)は、ビームフォーミングを使用して、UEおよび/または別のNT-TRPと通信することができる。UEは、ビームフォーミングを使用して、NT-TRPと通信することができる。以下のような問題が生じる可能性がある。NT-TRPと通信する際、UEは、送信および/または受信ビームフォーミングを実行すべき方向をどのように知るのか?1つ以上のUEと通信する際、NT-TRPは、送信および/または受信ビームフォーミングを実行すべき方向をどのように知るのか?2つのNT-TRPが互いに通信している場合、それらは、どのようにして送信および/または受信ビームフォーミングを実行する方向を知っているのか?これらの問題のうちの1つ以上に対処するのに役立てるために、場合によっては、T-TRPが複数のビームにおいて同期信号ブロック(SSB)を送信するためにダウンリンク方向においてビーム掃引を実行する方法と同様のビーム掃引方法を使用することができる。しかしながら、ビーム掃引は、ただ1つのビームではなく、それぞれ異なるビーム方向への多重ビームを伴うため、比較的高いオーバーヘッドを有することになる。
より一般的に、NT-TRPが存在するかどうかにかかわらず、かつ/またはワイヤレス通信システムが統合された地上系/非地上系ネットワークであるかどうかにかかわらず、指向性通信が第2のデバイスと通信するために第1のデバイスによって使用される場合、指向性通信のための角度方向がどのように第1のデバイスに通信され得るのか?
一部の実施形態では、角度方向の指示が、例えばビーム角度情報(BAI)に関して絶対的な方法で提供される方法およびシステムが開示される。BAIは、角度方向の範囲から選択された量子化された角度方向であり得るか、またはそれを含み得る。ビーム管理に関連するオーバーヘッドは、例えば、場合によってはビーム掃引を回避することによって、場合によっては低減することができる。例えば、UEは、異なる受信ビームにわたってビーム掃引を用いて、どの受信ビーム方向がNT-TRPと通信するための適切に強い信号を有するかを決定するのではなく、UEは、NT-TRPに関連付けられたBAIを用いて、NT-TRPの方向に受信ビームを実装することができる。BAIはまた、または代わりに、NT-TRPの方向に送信ビームを実装するために、UEによって使用され得る。別の例として、第1のNT-TRPは、第2のNT-TRPと通信するためにビーム掃引を使用するのではなく、第2のNT-TRPに関連付けられたBAIが、第2のNT-TRPの方向に受信ビームおよび/または送信ビームを実装するために、第1のNT-TRPによって使用され得る。一部の実施形態では、T-TRPは、ビーム方向の指示、例えば、BAIをUEおよび/またはNT-TRPに送信することができる。一部の実施形態では、T-TRPは、UEおよび/または別のNT-TRPに、特定のNT-TRPによって送信された基準信号を見つけるための時間周波数位置の指示を送信することができる。
一部の実施形態では、角度方向の範囲は、量子化された角度方向のセットの形態であり得る。角度範囲は、特定の空間領域に対応することができる。一部の実施形態では、角度範囲は、UEによって使用される角度方向の上限および下限についての情報を絶対的な方法でのみ搬送することができる。示された角度範囲内の個々の量子化された角度方向は、UEによって、例えば、量子化された角度方向を角度範囲内に一様に分散させることによって決定され得る。別の例として、量子化された角度方向のセットは、絶対的な方法で個々の角度方向に対応する量子化された角度方向の完全なセットとともにUEに明示的に示され得る。角度方向の下限、角度方向の上限、および各角度方向の分解能が明示的に与えられるため、これにより、UEに示される空間領域のより完全な表現を表すことができる。
一部の実施形態では、ビームは空間フィルタを指す。空間フィルタとは、例えば、UEまたはT-TRPもしくはNT-TRPが、特定の空間領域において物理層信号またはチャネルを送信または受信することができるように、指向性通信の目的のために、UE、T-TRP、またはNT-TRPなどのデバイスによって適用される信号処理技術である。一部の実施形態では、指向性通信とは、UE、T-TRP、またはNT-TRPなどのデバイスによってビームフォーミングが使用される通信を指す。ワイヤレス通信では、かかる空間フィルタリングは、例えば、特定の空間領域にエネルギーを集中させるために使用される。ワイヤレス通信における空間フィルタリングの一例は、デジタルプリコーディングと称され、データストリームを搬送する異なる物理層信号が、複数のアンテナを使用して送信され、異なるアンテナが、異なるデジタル位相シフトを使用し、その結果、物理層信号が、複数のアンテナを使用してオーバージエアで送信されるときに、信号波が、例えばUEが位置する特定の空間領域において強め合うように加算される。空間フィルタリングの別の例は、異なる物理層信号が複数のアンテナを使用して送信され、異なるアンテナが異なるアナログ位相シフトを使用するアナログビームフォーミングであり、その結果、物理層信号が複数のアンテナを使用して無線で送信されるとき、信号波は、例えばUEが位置する特定の空間領域において強め合うように加算される。空間フィルタリングの別の例は、ハイブリッドビームフォーミングであり、これは、デジタルビームフォーミングとアナログビームフォーミングの両方の組み合わせを使用して、信号波が空間の特定の領域において強め合うように加算されるように信号処理を実行する。
一部の実施形態では、T-TRPがNT-TRPと通信するために使用される角度方向を示す方法は、異なる方向における複数のビームの使用を伴うビーム掃引を実装することと比較してオーバーヘッドが低いと見なされ得る。
本方法は、統合された地上系/非地上系ネットワークに限定されない。より一般的には、本方法は、例えば、第2のデバイスの方向に向けられた受信ビームおよび/または送信ビームを使用して、第2のデバイスと通信するための指向性通信を実行するために、第1のデバイスによって使用され得る。角度方向の指示は、例えば、量子化された角度方向の形態のBAIの指示を介して、第1のデバイスによって受信され得る。
一実施形態では、デバイスと通信するための角度方向の範囲の指示を受信することを含み得る方法が提供される。本方法は、範囲内から量子化された角度方向の指示を受信することをさらに含み得る。本方法は、量子化された角度方向に基づく角度方向上でデバイスとの指向性通信を実行することをさらに含み得る。指向性通信は、ビームフォーミング、例えば、量子化された角度方向に向けられた受信および/または送信ビームを使用して実装することができる。一部の実施形態では、方法は、UEによって行われ、デバイスは、NT-TRPである。一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、T-TRPから受信される。
別の実施形態では、デバイスと通信するために装置によって使用するための角度方向の範囲の指示を送信することを含み得る方法が提供される。本方法は、装置に関連付けられた第1の位置とデバイスに関連付けられた第2の位置との間の角度方向を決定することをさらに含み得る。本方法は、角度方向に基づいて、角度方向の範囲内から量子化された角度方向を選択することをさらに含み得る。本方法は、量子化された角度方向の指示を送信することをさらに含み得る。一部の実施形態では、装置はUEであり、デバイスはNT-TRPである。
一部の実施形態では、本明細書で説明する方法は、UE、基地局、衛星、センサ、車両(例えば、車、オートバイ、トラック、列車)、(インテリジェント反射面(IRS)、スマート反射アレイ、再構成可能メタ面、ホログラフィックMIMOとしても知られる)再構成可能インテリジェント面(RIS)、およびインフラストラクチャのうちの1つ以上の間の通信に適用され得る。角度方向の指示は、示された量子化された角度方向上での指向性通信のために、上記のうちのいずれか1つから受信され得る。
本方法を実行するためのシステムも提供される。
実施形態は、添付の図面を参照して、単なる例として説明される。
例示的な通信システムのネットワーク図である。 例示的な電子デバイスのブロック図である。 別の例示的な電子デバイスのブロック図である。 例示的な構成要素モジュールのブロック図である。 例示的なユーザ機器、T-TRP、およびNT-TRPのブロック図である。 一実施形態によるNT-TRPの展開を示す。 一実施形態による、天頂角および方位角に関して定義されたビーム方向を示す。 一実施形態による、天頂角および方位角に関して定義されたビーム方向を示す。 種々の実施形態による、物理空中チャネル(PACH)の実装形態を示す。 種々の実施形態による、物理空中チャネル(PACH)の実装形態を示す。 一実施形態による、2つのNT-TRPの展開を示す。 別の実施形態による、天頂角および方位角に関して定義されたビーム方向を示す。 種々の実施形態による方法を示すフロー図である。 種々の実施形態による方法を示すフロー図である。 種々の実施形態による方法を示すフロー図である。 種々の実施形態による方法を示すフロー図である。 種々の実施形態による方法を示すフロー図である。
例示的な目的のために、特定の例示的な実施形態が、ここで、図面と併せて以下でより詳細に説明される。
例示的な通信システムおよびデバイス
図1は、例示的な通信システム100を示している。概して、通信システム100は、複数の無線要素または有線要素がデータおよび他のコンテンツを通信することを可能にする。通信システム100の目的は、音声、データ、ビデオ、および/またはテキストなどのコンテンツを、ブロードキャスト、ナローキャスト、ユーザデバイスを介してユーザデバイスなどに提供することであり得る。通信システム100は、帯域幅などのリソースを共有することによって動作し得る。
この例では、通信システム100は、電子デバイス(ED)110a~110c、無線アクセスネットワーク(RAN)120a~120b、コアネットワーク130、公衆交換電話網(PSTN)140、インターネット150、および他のネットワーク160を含む。一部の数のこれらの構成要素または要素が図1に示されているが、任意の妥当な数のこれらの構成要素または要素が通信システム100中に含まれ得る。
ED110a~110cは、通信システム100内で動作し、通信し、またはその両方を行うように構成される。例えば、ED110a~110cは、無線または有線通信チャネルを介して、送信、受信、または両方を行うように構成される。各ED110a~110cは、ワイヤレス動作のための任意の適切なエンドユーザデバイスを表し、ユーザ機器/デバイス(UE)、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)、移動局、固定またはモバイル加入者ユニット、セルラー電話、局(STA)、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、コンピュータ、タブレット、ワイヤレスセンサ、または家庭用電化製品デバイスなどのデバイスを含むことができる(またはそのように称され得る)。
図1では、RAN120a~120bは、それぞれ基地局170a~170bを含む。各基地局170a~170bは、任意の他の基地局170a~170b、コアネットワーク130、PSTN140、インターネット150、および/または他のネットワーク160へのアクセスを可能にするために、ED110a~110cのうちの1つ以上とワイヤレスにインターフェースするように構成される。例えば、基地局170a~170bは、基地トランシーバ局(BTS)、ノードB(NodeB)、発展型ノードB(eNodeBまたはeNB)、ホームeNodeB、gNodeB、送信ポイント(TP)、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、またはワイヤレスルータなど、複数の周知のデバイスのうちの1つ以上を含み得る(またはそれらであり得る)。任意のED110a~110cは、代替的にまたは追加的に、任意の他の基地局170a~170b、インターネット150、コアネットワーク130、PSTN140、他のネットワーク160、または上記の任意の組み合わせとインターフェースし、アクセスし、または通信するように構成され得る。通信システム100は、RAN120bなどのRANを含むことができ、対応する基地局170bは、インターネット150を介してコアネットワーク130にアクセスする。
ED110a~110cおよび基地局170a~170bは、本明細書で説明する機能および/または実施形態の一部または全部を実装するように構成され得る通信機器の例である。図1に示される実施形態では、基地局170aは、他の基地局、基地局コントローラ(複数可)(BSC)、無線ネットワークコントローラ(複数可)(RNC)、中継ノード、要素、および/またはデバイスを含み得る、RAN120aの一部を形成する。任意の基地局170a、170bは、図示のように単一の要素であってもよく、または対応するRAN内に分散された複数の要素であってもよく、または他の方法であってもよい。また、基地局170bは、他の基地局、要素、および/またはデバイスを含み得るRAN120bの一部を形成する。各基地局170a~170bは、「セル」または「カバレージエリア」と称され得る特定の地理的領域またはエリア内でワイヤレス信号を送信および/または受信する。セルは、セルセクタにさらに分割することができ、基地局170a~170bは、例えば、複数のセクタにサービスを提供するために複数のトランシーバを使用することができる。一部の実施形態では、無線アクセス技術がそれをサポートするピコセルまたはフェムトセルが確立されていてもよい。一部の実施形態では、複数のトランシーバが、例えば、多入力多出力(MIMO)技術を使用して、セルごとに使用され得る。示されているRAN120a~120bの数は、例示的なものにすぎない。任意の数のRANが、通信システム100を考案する際に企図されてもよい。
基地局170a~170bは、ワイヤレス通信リンク、例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)などを使用して、1つ以上のエアインターフェース190を介してED110a~110cのうちの1つ以上と通信する。エアインターフェース190は、任意の適切な無線アクセス技術を利用することができる。例えば、通信システム100は、エアインターフェース190において、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、または単一キャリアFDMA(SC-FDMA)など、1つ以上のチャネルアクセス方法を実装してもよい。
基地局170a~170bは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース190を確立するために、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上系無線アクセス(UTRA)を実装することができる。その際、基地局170a~170bは、HSDPA、HSUPA、または両方を任意選択で含むHSPA、HSPA+などのプロトコルを実装することができる。代替的に、基地局170a~170bは、LTE、LTE-A、および/またはLTE-Bを使用して、発展型UTMS地上系無線アクセス(E-UTRA)とのエアインターフェース190を確立することができる。通信システム100は、上述したような方式を含む複数のチャネルアクセス機能を使用することができることが企図される。エアインターフェースを実装するための他の無線技術は、IEEE 802.11、802.15、802.16、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、IS-2000、IS-95、IS-856、GSM、EDGE、およびGERANを含む。他の多元接続方式およびワイヤレスプロトコルが利用されてもよい。
RAN120a~120bは、コアネットワーク130と通信して、音声、データ、および他のサービスなどの種々のサービスをED110a~110cに提供する。RAN120a~120bおよび/またはコアネットワーク130は、1つ以上の他のRAN(図示せず)と直接または間接的に通信することができ、他のRANは、コアネットワーク130によって直接サービスされる場合もされない場合もあり、RAN120a、RAN120b、または両方と同じ無線アクセス技術を使用する場合も使用しない場合もある。コアネットワーク130はまた、(i)RAN120a~120bもしくはED110a~110cまたはその両方と、(ii)他のネットワーク(PSTN140、インターネット150、および他のネットワーク160など)との間のゲートウェイアクセスとして機能することもできる。さらに、ED110a~110cのうちの一部または全ては、異なるワイヤレス技術および/またはプロトコルを使用して異なるワイヤレスリンクを介して異なるワイヤレスネットワークと通信するための機能を含み得る。無線通信の代わりに(またはそれに加えて)、EDは、有線通信チャネルを介して、サービスプロバイダまたはスイッチ(図示せず)、およびインターネット150に通信してもよい。PSTN140は、基本電話サービス(POTS)を提供するための回線交換電話網を含み得る。インターネット150は、コンピュータおよびサブネット(イントラネット)または両方のネットワークを含み、IP、TCP、UDPなどのプロトコルを組み込むことができる。ED110a~110cは、複数の無線アクセス技術に従って動作することが可能なマルチモードデバイスであり得、それをサポートするために必要な複数のトランシーバを組み込み得る。
図2および図3は、本開示による方法および教示を実装し得る例示的なデバイスを示している。特に、図2は、例示的なED110を示し、図3は、例示的な基地局170を示している。これらの構成要素は、通信システム100または任意の他の適切なシステムにおいて使用され得る。
図2に示すように、ED110は、少なくとも1つの処理ユニット200を含む。処理ユニット200は、ED110の種々の処理動作を実装する。例えば、処理ユニット200は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、またはED110が通信システム100内で動作することを可能にする任意の他の機能を実行することができる。処理ユニット200はまた、本明細書でより詳細に説明する機能および/または実施形態の一部または全部を実装するように構成され得る。各処理ユニット200は、1つ以上の動作を実行するように構成された任意の適切な処理またはコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット200は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または特定用途向け集積回路を含み得る。
ED110はまた、少なくとも1つのトランシーバ202を含む。トランシーバ202は、少なくとも1つのアンテナ204またはネットワークインターフェースコントローラ(NIC)による送信のためにデータまたは他のコンテンツを変調するように構成される。トランシーバ202はまた、少なくとも1つのアンテナ204によって受信されたデータまたは他のコンテンツを復調するように構成される。各トランシーバ202は、無線送信もしくは有線送信のための信号を生成するための、および/または無線もしくは有線で受信された信号を処理するための任意の適切な構造を含む。各アンテナ204は、無線信号または有線信号を送信および/または受信するための任意の適切な構造を含む。1つまたは複数のトランシーバ202をED110で使用することができる。1つまたは複数のアンテナ204をED110内で使用することができる。トランシーバ202は、単一の機能ユニットとして示されているが、少なくとも1つの送信機および少なくとも1つの別個の受信機を使用して実装されることも可能である。
ED110はさらに、1つ以上の入力/出力デバイス206またはインターフェース(インターネット150への有線インターフェースなど)を含む。入力/出力デバイス206は、ネットワーク内のユーザまたは他のデバイスとの対話を可能にする。各入力/出力デバイス206は、ネットワークインターフェース通信を含む、スピーカー、マイクロフォン、キーパッド、キーボード、ディスプレイ、またはタッチスクリーンなど、ユーザに情報を提供するための、またはユーザから情報を受信するための任意の適切な構造を含む。
加えて、ED110は、少なくとも1つのメモリ208を含む。メモリ208は、ED110によって使用、生成、または収集される命令およびデータを記憶する。例えば、メモリ208は、本明細書で説明され、処理ユニット(複数可)200によって実行される機能および/または実施形態の一部または全部を実装するように構成されたソフトウェア命令またはモジュールを記憶することができる。各メモリ208は、任意の適切な揮発性および/または不揮発性の記憶および検索デバイス(複数可)を含む。ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、光ディスク、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなど、任意の適切なタイプのメモリが使用され得る。
図3に示すように、基地局170は、少なくとも1つの処理ユニット250と、少なくとも1つの送信機252と、少なくとも1つの受信機254と、1つ以上のアンテナ256と、少なくとも1つのメモリ258と、1つ以上の入力/出力デバイスまたはインターフェース266とを含む。送信機252および受信機254の代わりに、トランシーバ(図示せず)を使用してもよい。スケジューラ253は、処理ユニット250に結合され得る。スケジューラ253は、基地局170内に含まれてもよく、または基地局170とは別個に動作されてもよい。処理ユニット250は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、または任意の他の機能などの基地局170の種々の処理動作を実装する。処理ユニット250はまた、本明細書でより詳細に説明する機能および/または実施形態の一部または全部を実装するように構成され得る。各処理ユニット250は、1つ以上の動作を実行するように構成された任意の適切な処理またはコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット250は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または特定用途向け集積回路を含み得る。
各送信機252は、1つ以上のEDまたは他のデバイスへの無線送信または有線送信のための信号を生成するための任意の適切な構造を含む。各受信機254は、1つ以上のEDまたは他のデバイスから無線または有線で受信された信号を処理するための任意の適切な構造を含む。別個の構成要素として示されているが、少なくとも1つの送信機252および少なくとも1つの受信機254は、トランシーバに組み合わされ得る。各アンテナ256は、無線信号または有線信号を送信および/または受信するための任意の適切な構造を含む。ここでは、共通のアンテナ256が送信機252と受信機254の両方に結合されているものとして示されているが、1つ以上のアンテナ256が送信機(複数可)252に結合され得、1つ以上の別個のアンテナ256が受信機(複数可)254に結合され得る。各メモリ258は、ED110に関連して上述したような任意の適切な揮発性および/または不揮発性の記憶および検索デバイス(複数可)を含む。メモリ258は、基地局170によって使用、生成、または収集される命令およびデータを記憶する。例えば、メモリ258は、上述した機能および/または実施形態の一部または全部を実装するように構成され、処理ユニット(複数可)250によって実行されるソフトウェア命令またはモジュールを記憶することができる。
各入力/出力デバイス266は、ネットワーク内のユーザまたは他のデバイスとの対話を可能にする。各入力/出力デバイス266は、ネットワークインターフェース通信を含む、ユーザに情報を提供する、またはユーザから情報を受信/提供するための任意の好適な構造を含む。
本明細書で提供される実施形態の方法の1つ以上のステップは、図4による、対応するユニットまたはモジュールによって実行され得る。図4は、ED110または基地局170などのデバイス内のユニットまたはモジュールを示している。例えば、信号は、送信ユニットまたは送信モジュールによって送信されてもよい。信号は、受信ユニットまたは受信モジュールによって受信されてもよい。信号は、処理ユニットまたは処理モジュールによって処理されてもよい。処理モジュールは、後述するユニット/モジュール、特にプロセッサ210またはプロセッサ260を包含してもよい。他のユニット/モジュールが図4に含まれ得るが、図示されていない。それぞれのユニット/モジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせであり得る。例えば、ユニット/モジュールのうちの1つ以上は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)などの集積回路であり得る。モジュールがソフトウェアである場合、それらは、必要に応じて全体的または部分的に、処理のために個々にまたは一緒に、必要に応じて単一または複数のインスタンスで、プロセッサによって取り出され得、モジュール自体は、さらなる展開およびインスタンス化のための命令を含み得ることが理解されるであろう。
ED110および基地局170に関するさらなる詳細は、当業者に既知である。したがって、これらの詳細は、明確にするためにここでは省略される。
図5は、ED110および基地局170の別の例を示している。ED110は、これ以降、ユーザ機器(UE)110または装置110と称される。基地局170はT-TRPであり、以下ではT-TRP170と称される。図5には、NT-TRP172も示されている。
T-TRP170は、一部の実装形態では、基地局、基地トランシーバ局、無線基地局、ネットワークノード、ネットワークデバイス、ネットワーク側のデバイス、送信/受信ノード、ノードB、発展型ノードB(eノードBまたはeNB)、ギガビットノードB(gNB)、中継局、リモートラジオヘッド、地上系ノード、地上系ネットワークデバイス、または地上系基地局など、他の名前で称され得る。一部の実施形態では、T-TRP170の部分は分散され得る。例えば、T-TRP170のモジュールのうちの一部は、T-TRP170のアンテナを収容する機器から離れて位置してもよく、通信リンク(図示せず)を介してアンテナを収容する機器に結合されてもよい。したがって、一部の実施形態では、T-TRP170という用語は、UE110の位置の決定、リソース割り振り(スケジューリング)、メッセージ生成、および符号化/復号化などの処理動作を実行し、必ずしもT-TRP170のアンテナを収容する機器の一部ではない、ネットワーク側のモジュールを指すこともある。モジュールはまた、他のT-TRPに結合されてもよい。一部の実施形態では、T-TRP170は、実際には、例えば、協調マルチポイント送信を通じてUE110にサービスを提供するために一緒に動作している複数のT-TRPであってもよい。
T-TRP170は、1つ以上のアンテナ256に結合された送信機252および受信機254を含む。1つのアンテナ256のみが示されている。アンテナのうちの1つ、一部、または全ては、代替として、パネルであってもよい。送信機252および受信機254は、トランシーバとして統合され得る。T-TRP170は、UE110へのダウンリンク送信のための送信を準備することと、UE110から受信されたアップリンク送信を処理することと、NT-TRP172へのバックホール送信のための送信を準備することと、NT-TRP172からバックホールを介して受信された送信を処理することとに関係する動作を含む動作を実行するためのプロセッサ260をさらに含む。ダウンリンク送信またはバックホール送信のための送信を準備することに関係する処理動作は、符号化、変調、プリコーディング(例えば、MIMOプリコーディング)、送信ビームフォーミング、および送信のためのシンボルを生成することなどの動作を含み得る。アップリンクにおける、またはバックホールを介した受信された送信を処理することに関係する処理動作は、受信ビームフォーミング、ならびに受信されたシンボルを復調および復号化することなどの動作を含み得る。プロセッサ260はまた、本明細書で開示する同期信号ブロック(SSB)のコンテンツを生成すること、システム情報を生成することなど、ネットワークアクセス(例えば、初期アクセス)および/またはダウンリンク同期に関係する動作を実行し得る。一部の実施形態では、プロセッサ260はまた、スケジューラ253によって送信のためにスケジューリングされ得る、ビーム方向の指示、例えば、本明細書で説明するビーム角度情報(BAI)を生成する。プロセッサ260は、UE110の位置を決定すること、NT-TRP172をどこに展開すべきかを決定することなど、本明細書で説明する他のネットワーク側処理動作を実行する。一部の実施形態では、プロセッサ260は、例えば、UE110の1つ以上のパラメータおよび/またはNT-TRP172の1つ以上のパラメータを構成するために、シグナリングを生成し得る。プロセッサ260によって生成された任意のシグナリングは、送信機252によって送られる。本明細書で使用される「シグナリング」は、代替的に制御シグナリングと称され得ることに留意されたい。動的シグナリングは、制御チャネル、例えば物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)で送信されてもよく、静的または半静的上位層シグナリングは、データチャネル、例えば物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で送信されるパケットに含まれてもよい。
T-TRP170は、スケジューリング許可を発行すること、および/またはスケジューリングフリー(「構成された許可」)リソースを構成することを含む、アップリンク、ダウンリンク、および/またはバックホール送信をスケジューリングし得るスケジューラ253をさらに含む。T-TRP170は、情報およびデータを記憶するためのメモリ258をさらに含む。
図示されていないが、プロセッサ260は、送信機252および/または受信機254の一部を形成し得る。また、図示していないが、プロセッサ260は、スケジューラ253を実装することができる。
プロセッサ260、スケジューラ253、ならびに送信機252および受信機254の処理構成要素はそれぞれ、メモリ、例えばメモリ258に記憶された命令を実行するように構成された同じまたは異なる1つ以上のプロセッサによって実装され得る。代替的に、プロセッサ260、スケジューラ253、ならびに送信機252および受信機254の処理構成要素の一部または全部は、プログラムされたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、グラフィカル処理ユニット(GPU)、または特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用回路を使用して実装され得る。
NT-TRP172は無人機として示されているが、これは例にすぎない。また、NT-TRP172は、一部の実装形態では、非地上系ノード、非地上系ネットワークデバイス、または非地上系基地局など、他の名前で称され得る。NT-TRP172は、1つ以上のアンテナ280に結合された送信機272および受信機274を含む。1つのアンテナ280のみが示されている。アンテナのうちの1つ、一部、または全ては、代替として、パネルであってもよい。送信機272および受信機274は、トランシーバとして統合され得る。NT-TRP172は、UE110へのダウンリンク送信のための送信を準備することと、UE110から受信されたアップリンク送信を処理することと、T-TRP170へのバックホール送信のための送信を準備することと、T-TRP170からバックホールを介して受信された送信を処理することとに関係する動作を含む動作を実行するためのプロセッサ276をさらに含む。ダウンリンク送信またはバックホール送信のための送信を準備することに関係する処理動作は、符号化、変調、プリコーディング(例えば、MIMOプリコーディング)、送信ビームフォーミング、および送信のためのシンボルを生成することなどの動作を含み得る。アップリンクにおける、またはバックホールを介した受信された送信を処理することに関係する処理動作は、受信ビームフォーミング、ならびに受信されたシンボルを復調および復号化することなどの動作を含み得る。一部の実施形態では、プロセッサ276は、T-TRP170から受信されたビーム方向情報(例えば、BAI)に基づいて、送信ビームフォーミングおよび/または受信ビームフォーミングを実装する。一部の実施形態では、プロセッサ276は、例えば、UE110の1つ以上のパラメータを構成するために、シグナリングを生成し得る。動的シグナリングは、制御チャネル、例えばPDCCHにおいて送信されてもよく、静的または半静的な上位層シグナリングは、データチャネル、例えばPDSCHにおいて送信されるパケットに含まれてもよい。一部の実施形態では、プロセッサ276は、UE110への送信および/または別のNT-TRPへの送信のための基準信号を生成する。
NT-TRP172は、情報およびデータを記憶するためのメモリ278をさらに含む。
図示されていないが、プロセッサ276は、送信機272および/または受信機274の一部を形成し得る。
プロセッサ276、ならびに送信機272および受信機274の処理構成要素はそれぞれ、メモリ、例えば、メモリ278に記憶された命令を実行するように構成された同じまたは異なる1つ以上のプロセッサによって実装され得る。代替的に、プロセッサ276ならびに送信機272および受信機274の処理構成要素の一部または全部は、プログラムされたFPGA、GPU、またはASICなどの専用回路を使用して実装され得る。一部の実施形態では、NT-TRP172は、実際には、例えば、協調マルチポイント送信を通して、UE110にサービス提供するために一緒に動作している複数のNT-TRPであり得る。
以下に説明される実施形態では、NT-TRP172は、物理層処理を実装するが、媒体アクセス制御(MAC)または無線リンク制御(RLC)層における機能などの上位層機能を実装しない。これは一例にすぎない。より一般的には、NT-TRP172は、物理層処理に加えて上位層機能を実装することができる。
UE110は、1つ以上のアンテナ204に結合された送信機201と受信機203とを含む。1つのアンテナ204のみが示されている。アンテナのうちの1つ、一部、または全ては、代替として、パネルであってもよい。送信機201および受信機203は、トランシーバ、例えば、図2のトランシーバ202として統合され得る。UE110は、NT-TRP172および/またはT-TRP170へのアップリンク送信のための送信を準備することに関係する動作と、NT-TRP172および/またはT-TRP170から受信されたダウンリンク送信を処理することに関係する動作とを含む動作を実行するためのプロセッサ210をさらに含む。アップリンク送信のための送信を準備することに関係する処理動作は、符号化、変調、送信ビームフォーミング、および送信のためのシンボルを生成することなどの動作を含み得る。ダウンリンク送信を処理することに関係する処理動作は、受信ビームフォーミング、受信シンボルの復調および復号化などの動作を含み得る。実施形態に応じて、ダウンリンク送信は、場合によっては受信ビームフォーミングを使用して、受信機203によって受信され得、プロセッサ210は、(例えば、シグナリングを検出および/または復号化することによって)ダウンリンク送信からシグナリングを抽出することができる。シグナリングの一例は、NT-TRP172によって送信される基準信号であり得る。一部の実施形態では、プロセッサ276は、T-TRP170から受信されたビーム方向の指示、例えば、BAIに基づいて、送信ビームフォーミングおよび/または受信ビームフォーミングを実装する。一部の実施形態では、プロセッサ210は、同期シーケンスを検出すること、システム情報を復号化および取得することなどに関係する動作など、ネットワークアクセス(例えば、初期アクセス)および/またはダウンリンク同期に関係する動作を実行し得る。一部の実施形態では、プロセッサ210は、例えば、NT-TRP172から受信された基準信号を使用して、チャネル推定を実行し得る。
図示されていないが、プロセッサ210は、送信機201および/または受信機203の一部を形成し得る。UE110は、情報およびデータを記憶するためのメモリ208をさらに含む。
プロセッサ210、ならびに送信機201および受信機203の処理構成要素は各々、メモリ(例えば、メモリ208)に記憶された命令を実行するように構成された同じまたは異なる1つ以上のプロセッサによって実装され得る。代替的に、プロセッサ210、ならびに送信機201および受信機203の処理構成要素の一部または全部は、FPGA、GPU、またはASICなどの専用回路を使用して実装され得る。
T-TRP170、NT-TRP172、および/またはUE110は、他の構成要素を含み得るが、これらは、明確にするために省略されている。
NT-TRPの展開
一部の実施形態では、複数のUEは、デフォルトで、T-TRPを介してネットワークと通信することができる。しかしながら、断続的に、UEのうちの1つ以上は、代わりにまたは加えて、NT-TRPを介してネットワークと通信することができる。例えば、NT-TRPは、例えば、T-TRPに高い需要があるとき、かつ/またはT-TRPと1つ以上のUEとの間のワイヤレス通信リンクが弱いとき、かつ/またはUEと通信することが、例えば、サービス品質(QoS)および/またはユーザ体験要件に起因して、高い優先度であるときなど、特定の状況において、例えば、オンデマンドベースで、展開され、1つ以上のUEと通信してもよい。例えば、同じT-TRPによって全てサービスされるUEの一時的な大きい集合がある場合、例えば、群衆が小さいエリアに集まったとき、T-TRPに課されているトラフィック需要の一部または全部をオフロードするためにNT-TRPが展開されてもよい。
図6は、一実施形態による、NT-TRP172の展開を示している。UE110とT-TRP170との間の通信は、建物302の存在のためにそれほど効果的ではない。したがって、UE110は、主に、ワイヤレスリンク304を介してNT-TRP172と通信する。NT-TRP172は、次いで、バックホールワイヤレスリンク306を介してT-TRP170と通信することができる。一部の実施形態では、NT-TRP172は、UE110とT-TRP170との間でシグナリングおよびデータを中継することができる。ワイヤレスリンク304および306は、より効果的な通信を可能にし得る見通し線(LOS)であり得る。
一部の実施形態では、NT-TRP172は、UE110とのみ通信するように特に展開され得る。他の実施形態では、NT-TRP172は、UE110を含むUEの特定のグループとのみ通信するように特に展開され得る。他の実施形態では、NT-TRP172は、特定の領域に展開されて、その領域内にあり得る任意のUEにサービスを提供してもよい。例えば、領域は、UEトラフィック需要が高いと決定された領域であってもよい。UE110は、たまたまその領域内にいる可能性があり、NT-TRP172と通信することを決定するか、または通信するように命令される。
一部の実施形態では、ネットワークは、その領域に位置するUEの量および/または密度に基づいて、UEトラフィック需要が特定の領域において高いと決定することができる。例えば、ネットワークは、1つ以上のT-TRPによってサービスされている複数のUEの各々の位置を決定し得、UEの各々の位置の知識に基づいて、ネットワークは、ある閾値を超える多数のUEが互いに極めて近接していると決定してもよい。次いで、極めて近接しているそれらの多数のUEを包含する領域は、UEトラフィック需要が高い領域であると決定され得る。
ネットワークがUEの位置を決定し得る例示的な方法の非網羅的なリストは、以下の通りである。
・UEのGPS座標は、T-TRP170に送信され得、次いで、GPS座標は、UEの位置を決定するために使用され得る。
・測位基準信号の使用。例えば、UEは、複数のT-TRPの各々に測位基準信号(PRS)を送信し、ネットワークは、UEの位置を推定するために、それらのT-TRPの既知の位置と、各PRSが受信された時間の間の時間差とを使用する。逆もまた起こり得、例えば、複数のT-TRPはそれぞれ、UEによって受信される個別のPRSを送信し、次いで、UEは、受信されたPRS間の時間差をネットワークに報告し、次いで、それは、UEの位置を推定するために使用される。
・例えば、電波測定(例えば、レーダー)、および/または音響測定(エコー位置)を使用する、および/またはWi-Fi信号を検出する、および/またはライダー測定などの、T-TRPによるUE測位検知。例えば、T-TRPは、電波、例えばレーダーのビーム掃引を実行し、強い反射信号を有する特定の方向から戻る反射を受信する。反射信号は、UEの存在として解釈され、そのUEの位置を推定するために使用される。
・UEの以前の1つ以上の位置を追跡し、少なくともその追跡データに基づいて、例えば、UEの過去の位置が、そのUEの将来または現在の位置の予測を返す訓練された機械学習アルゴリズムに入力される機械学習アルゴリズムなどの人口知能を使用して、UEの位置を予測する。
・UEは、例えば質問器信号に応答して、T-TRPに信号を周期的に送信する。信号の内容および/または強度および/または方向は、UEの位置を示す。
・UEは、例えば、電波測定(例えば、レーダー)、および/または音響測定(エコー位置)を使用して、かつ/またはWi-Fi信号を検出して、かつ/またはライダー測定などを使用して、その環境を検知する。検知測定の結果は、UEを取り囲む環境の指示を提供する。環境に関する情報は、次いで、T-TRPに送信され、UEの位置を推定するためにネットワークによって使用される。
UEの位置は、正確な用語、例えば、特定のGPS座標、またはT-TRPに関する(x,y,z)座標で表され得る。UEの位置は、代わりに、より一般的な用語で、例えば、特定のまたは一般的なエリアまたは領域内で表され得る。
一部の実施形態では、UEの現在の位置は、UEトラフィック需要が高いと見なされる領域を決定するために使用されない場合がある。例えば、パターンは、ネットワークによって以前に検出され、次いで、UEトラフィック需要が現在高い領域を予測または決定するために後で使用されてもよい。例えば、トラフィックパターンは、何日間または何週間にもわたって分析されてもよく、特定のハイウェイが月曜日から金曜日の午後4~6時の間に高いUEトラフィック需要を有すること、および繁華街の特定のエリアが月曜日から金曜日の午後12時~午後1時の間に高いUEトラフィック需要を有することが観測されてもよい。UEトラフィック需要は、その後、任意の所与の日/時間にそれらの領域内に実際にいくつのUEが位置するかにかかわらず、それらの日/時間中に高いと決定することができる。一部の実施形態では、機械学習アルゴリズムなどの人工知能アルゴリズムを使用して、領域が高いUEトラフィック需要を有する(または有する可能性がある)と決定することができる。例えば、機械学習アルゴリズムの訓練は、天気、年月日、曜日、時刻などの種々の入力要因に基づいて、一部の領域におけるUEトラフィック需要間のパターンを明らかにしてもよい。訓練後、機械学習アルゴリズムは、次いで、特定の領域が高いUEトラフィック需要を有すると決定または予測するために使用され得る。この決定はまた、その日/時間にその領域内に実際に位置するUEの数に基づいて行われてもよく、または行われなくてもよい。
NT-TRP172が特定の領域に展開される場合、ネットワークは、具体的には、その領域内でNT-TRP172が位置する場所を決定することができる。一部の実施形態では、NT-TRP172は、それ自体を領域の中心の垂直上方に位置付けるように命令される。一部の実施形態では、機械学習アルゴリズムなどの人工知能アルゴリズムを使用して、NT-TRP172が領域内で具体的に位置する位置を決定することができる。例えば、機械学習アルゴリズムは、訓練中にパターンを明らかにすることができ、次いで、それらのパターンは、NT-TRP172が領域内に位置する位置を決定するために訓練後に使用される。一部の実施形態では、ネットワーク計画はまた、または代わりに、NT-TRP172が領域内に位置する位置を決定するために使用され得る。例えば、建物が領域中の特定のスポットに位置することが既知である場合、NT-TRP172は、例えば、領域中のより多くのUEがNT-TRP172への直接見通し線(LOS)を有するように、建物の真上ではない領域中の位置に展開されてもよい。
NT-TRP172が特定のUE、例えば、UE110と通信する場合、一部の実施形態では、ネットワークは、そのUE110に関連してNT-TRP172を具体的に位置付ける場所を決定してもよい。一部の実施形態では、NT-TRP172は、UE110との良好なLOS通信を有すると予測または決定された空の中の位置に位置し得る。UE110に関連してNT-TRP172を具体的にどこに位置付けるかをネットワークが決定し得る例示的な方法の非網羅的なリストは、以下の通りである。
・ネットワークは、NT-TRP172に、UE110の決定または推定された位置の上にそれ自体を垂直に位置決めするように命令し得る。
・UE110は、例えば、電波測定(例えば、レーダー)、および/または音響測定(エコー位置)を使用して、かつ/またはWi-Fi信号を検出して、かつ/またはライダー測定などを使用して、その環境を検知する。検知は、特定の方向が障害物を有さず、他の方向が障害物を有することを示す。例えば、UE110は、1つ以上の電波、例えばレーダーを送信し、一部の方向に戻る反射を受信してもよい。反射が受信される方向は、遮られ、したがってLOSではない方向であると決定される。UE110は、例えば、結果をT-TRP170に送信することによって、検知の結果をネットワークに提供する。ネットワークは、検知の結果に基づいてNT-TRP170に命令する。例えば、NT-TRP170は、妨害されていると決定されなかったUE110に関連する方向にそれ自体を位置付けるように命令される。
・ネットワークは、ネットワーク計画を使用してもよい。例えば、UE110が既知の建物に隣接して位置している場合、NT-TRP177は、それ自体を建物から離れて位置するように命令され得る。
・例えば、電波測定(例えば、レーダー)、および/または音響測定(エコー位置)、および/またはWi-Fi信号の検出、および/またはライダー測定などを使用した、T-TRP170および/またはNT-TRP172による測位検知。例えば、T-TRP170および/またはNT-TRP172は、電波、例えばレーダーのビーム掃引を実行し、強い反射信号を有する特定の方向から戻る反射を受信する。反射が比較的強い信号を有するという事実は、UEの存在として解釈され、反射の方向は、UEのビーム方向を示す。次いで、T-TRP170および/またはNT-TRP172は、例えば、UE110の既知のまたは予想される位置に基づいて、あるいは別の方法、例えば、T-TRP170がそのビーム方向においてUE IDについての要求を送信し、それに応答して、UE110がそれのUE IDをT-TRP170に送信することに基づいて、その方向に存在するUEがUE110であると決定する。NT-TRP172は、次いで、UE110の近傍に、具体的には、NT-TRP172が、UE110から受信された最も強い反射とUE110に対して同じ方向にあるような位置に位置決めされる。
上記の例のうちの一部では、ネットワークはUE110の位置を使用する。ネットワークがUEの位置を決定し得る例示的な方法は、前述されている。
NT-TRPと通信するためのビーム角度情報
一部の実施形態では、ネットワークは、NT-TRP172と通信するために使用するビーム方向の指示をUE110に送信する。ビーム方向の指示は、NT-TRP172からダウンリンク送信を受信するための受信ビームを実装するために、UE110によって使用され得る。ビーム方向の指示は、UE110によって、NT-TRP172にアップリンク送信を送るための送信ビームを実装するために、追加または代わりに使用されてもよい。
一部の実施形態では、ビーム方向の指示は、1つ以上の原点または基準点に対する角度を指定するなど、例えば絶対値を介して明示的に表現することができる。例えば、指示は、ビーム角度情報(BAI)、例えば、方位角および/または天頂角に関するビームの角度に関して表されてもよい。残りの実施形態では、BAIは、所定の原点に対する方位角および/または天頂角に関して使用され、表される。しかしながら、ビーム方向を示す他の方法も企図され、これは、方位角および/または天頂角を使用することを含まない場合がある。例えば、ビーム方向の指示は、(x,y,z)座標、球面座標、3Dベクトルなどに関して表されてもよい。一部の実施形態では、ビーム方向は、2D平面においてのみ、例えば、方位角のみ、または天頂角のみ、または(x,y)座標のみなどで示され得る。
一部の実施形態では、例えば、図7~図12に関して以下で説明するように、BAIは、量子化された角度方向として表され得る。例えば、量子化された角度方向のセットの形態の角度方向の範囲が構成されてもよく、示されるBAIは、量子化された角度方向のセットから選択された1つの量子化された角度方向である。
一部の実施形態では、BAIは、NT-TRP172に対するUE110の既知のまたは予測される位置に基づいて決定される。例えば、ネットワークは、前述した方法のいずれか1つを使用してUE110の位置を決定する。ネットワークはまた、例えば、ネットワークがNT-TRP172に特定の位置に飛行するように命令したために、NT-TRP172の位置を把握する。したがって、ネットワークは、UE110の位置とNT-TRP172の位置との間の見通し線(LOS)方向を決定することができる。方向は、UE110の位置をNT-TRP172の位置と比較し、2つの位置間の差を方向の観点で、例えば、方位角および/または天頂角の観点で表すことによって決定することができる。したがって、LOS方向は、BAIに関して、例えば、方位角および天頂角に関して表されてもよい。BAIは、次いで、UE110およびNT-TRP172が相互に通信しているときのための送信および/または受信ビームを実装するために使用される。例えば、BAIは、NT-TRP172の方向に向けられる受信ビームおよび/または送信ビームを実装するために、UE110によって使用されてもよい。追加または代替として、BAIは、UE110の方向に向けられた受信ビームおよび/または送信ビームを実装するために、NT-TRP172によって使用されてもよい。
一部の実施形態では、T-TRP170は、BAIをUE110に送信し、次いで、UE110は、BAIを使用して、NT-TRP172から情報を受信するために、例えば、NT-TRP172から送信された同期信号を受信するために、かつ/またはNT-TRP172によって送信された基準信号を受信するために、BAIによって規定される方向に受信ビームを実装する。一部の実施形態では、UE110は、その後、BAIによって指定された方向に送信ビームを実装して、NT-TRP172に情報を送信することができる。
一部の実施形態では、BAIは、量子化された角度方向として表される。BAIの粒度は、BAIを表すために使用される量子化のレベルの関数である。異なるレベルの量子化は、異なるレベルのBAI正確度または精度を可能にし得る。概して、オーバーヘッド(より多くのビット)とBAI正確度または精度との間にはトレードオフがある。一部の実施形態では、BAIは、UE110とNT-TRP172との間の正確な、例えば、正確またはほぼ正確なビーム方向のビット表現であり得る。他の実施形態では、BAIは、UE110とNT-TRP172との間の一般的なビーム方向のビット表現であり得、これは、より少ないビットがBAIを通信することを可能にし得る。一部の実施形態では、BAIを表すために使用されるビットの数は、例えば、無線リソース制御(RRC)シグナリングなどの上位層シグナリングを使用して、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)内で構成可能であってもよい。
一部の実施形態では、所定のマッピングが、異なるビーム角度または角度の範囲と異なるビット値との間に存在する。次いで、動的に、T-TRP170は、UE110とNT-TRP172との間のビーム方向に最も密接に対応する角度または角度の範囲に対応するビット値をUE110に送る。ビット値は、量子化された角度方向として表されるBAIである。例えば、図7は、ビーム方向が天頂角方向および方位角方向に関して定義される空間のボリューム352を示している。天頂角測定の原点は、UE110の位置の垂直上方の点として定義される。-10度~+10度の間の選択された天頂角はそれぞれ、表354に示されるように、それぞれの異なる4ビット値にマッピングされる。-10度~+10度の間の天頂角へのマッピングは一例にすぎず、例えば、NT-TRPがUEの上半球の上に位置し得る領域の大きさまたは小ささに応じて、天頂角のより大きい範囲またはより小さい範囲が定義され得る。同様に、表354に示された特定の量子化およびマッピングは一例にすぎない。より多くの粒度に対してより多数のビットが使用されてもよく、またはより少ない粒度に対してより少数のビットが使用されてもよい。方位角測定のための原点は、特定の方向、例えば北またはT-TRP170の方向に関連して定義され得る。方位角は8つの異なる角度範囲に分割され、各範囲は45度に及ぶ。方位角の各範囲は、表356に示すように、それぞれの異なる3ビット値にマッピングされる。正確なビット値マッピング、および方位角の各範囲のサイズは、一例にすぎない。例えば、より多くのビットが、より多くの粒度のために使用されてもよく、またはより少ないビットが、より少ない粒度のために使用されてもよい。概して、オーバーヘッドと粒度/量子化との間にはトレードオフがある。表354および356に示された予め定義されたマッピングは、UE110のメモリに記憶され、そしてネットワーク側のメモリ、例えば、T-TRP170にも記憶される。表354および356に示される予め定義されたマッピングは、固定または構成可能であり得る。予め定義されたマッピングが構成可能である場合、それらは、例えば、RRCシグナリングなどの上位層シグナリングにおいて、またはMAC CEにおいて、半静的に構成可能であり得る。
表354および356におけるマッピングは、角度方向の範囲を定義する量子化された角度方向のセットの一例である。例えば、セットは、15個の天頂角量子化された角度方向、すなわち、(ビット値1111によって表される)-10度、(ビット値1101によって表される)-8度、…、(ビット値0101によって表される)+8度、および(ビット値0111によって表される)+10度を含む。セットは、8個の方位角量子化された角度方向、すなわち、(ビット値000によって表される)0~44度、…、(ビット値111によって表される)315~359度をさらに含む。一部の実施形態では、量子化された角度方向のセットは、表354のみまたは表356のみを含み得る。セットは、例えば、上位層シグナリングにおいて、UE110に半静的にシグナリングされ、UE110のメモリに記憶され得る。次いで、このセットは、量子化された角度方向のセット内から特定の量子化された角度方向を示すために、例えばDCIを使用して、動的に使用される。
図8は、(量子化された角度方向に関して)BAIをUE110に通信するための表354および356の動的使用の一例を示している。UE110およびNT-TRP172の位置に基づいて、ネットワークは、UE110とNT-TRP172との間のビーム方向が天頂において-8.5度であり、方位角において62度であると決定する。天頂角-8.5度は-8に最も近いため、表354は、-8.5度をビット値1101にマッピングするためにネットワークによって使用される。方位角62度は、45~89度の範囲内にあり、したがって、表356は、62度をビット値001にマッピングするためにネットワークによって使用される。ペア(1101,001)は、(量子化された角度方向に関して)BAIであり、次いで、UE110に送信される。次いで、UE110は、ペア(1101,001)を使用して、-8度の天頂方向および45~89度の方位方向にマッピングする。UE110は、次いで、-8度の天頂および45~89度の方位角の方向に向けられた受信ビームを有する受信ビームフォーミングを実装する。一部の実施形態では、UE110は、受信ビームを45~89度の範囲の中間、例えば67.5度の方位角方向にステアリングすることができる。
受信ビームを使用して、UE110は、次いで、NT-TRP172からの送信を受信することを試み得る。例えば、UE110は、最初に、NT-TRP172から送信された1つ以上の同期シーケンスを位置付けし、次いで、ダウンリンクにおいてNT-TRP172と同期するために1つ以上の同期シーケンスを使用してもよい。しかしながら、NT-TRP172との同期は、一部の実施形態では、例えば、UE110がすでにT-TRP170と同期されており、T-TRP170およびNT-TRP172のダウンリンクタイミングが同一である場合、必要ではない場合がある。UE110は、例えば、チャネル推定を実行するために、NT-TRP172によって送信された基準信号を次に検出することができる。基準信号は、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)であり得る。一部の実施形態では、T-TRP170は、NT-TRP172によって送信された基準信号が位置するダウンリンク時間周波数リソースの指示をUE110に送信することができる。他の実施形態では、基準信号の時間周波数位置は、UE110によって予め定義され、すでに既知であってもよい。一部の実施形態では、T-TRP170は、NT-TRP172によって送信された基準信号の基準信号シーケンスの指示をUE110に送信することができる。他の実施形態では、基準信号シーケンスは、NT-TRP172によって送られた送信を使用して予め定義または決定されてもよい。一部の実施形態では、NT-TRP172と同期し、チャネル推定を実行すると、UE110は、その後、受信ビーム上でNT-TRP172から他の制御情報および/またはデータを受信し得る。一部の実施形態では、UE110は、例えば、データまたは制御情報をネットワークに送信するために、アップリンク送信をNT-TRP172に送ることができる。UE110は、BAIによって指定された方向に向けられた送信ビーム上でアップリンク送信を送ることができる。
図8に関して上述した例では、UE110によって実行される受信ビームフォーミングおよび/または送信ビームフォーミングは、T-TRP110から受信されたBAIに基づく。受信ビームおよび/または送信ビームは、BAIによって指定された方向に向けられる。BAIは、NT-TRP172への/からのビーム方向を示すため、UE110が複数の受信および/または送信ビームを使用してビーム掃引を実装するのではなく、単一の受信ビーム方向および送信ビーム方向がUE110によって実装される。したがって、ビーム掃引とは異なり、複数の受信および/または送信ビーム方向が回避されるため、ビーム掃引と比較してオーバーヘッドが低減され得る。
一部の実施形態では、ダウンリンクチャネルは、NT-TRPとの通信を確立するための情報、例えば、BAIおよび/またはNT-TRP170からの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示などを1つ以上のUEに送信するために、T-TRP172によって使用されてもよい。ダウンリンクチャネルは、本明細書では物理空中チャネル(PACH)と称され、制御チャネル、データチャネルであるか、または制御チャネル構成要素とデータチャネル構成要素の両方、例えば、チャネルのデータ部分中の情報をスケジューリングする制御シグナリングを有し得る。また、一部の実施形態では、PACHは、代わりに、別の既存のダウンリンクチャネルのフィールドまたは部分であってもよく、例えば、PACHは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および/または物理ダウンリンクデータチャネル、例えば、ブロードキャストチャネルまたは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のフィールドまたは部分であってもよい。
図9は、一実施形態によるPACHの実装形態を示している。図9に関して説明する例では、2つのNT-TRP172および173が異なる位置に展開され、各々がUE110とLOS通信している。
T-TRP170からのダウンリンク送信のために使用される時間周波数リソース412が示されている。NT-TRP172からのダウンリンク送信のために使用される時間周波数リソース414も示されている。NT-TRP173からのダウンリンク送信のために使用される時間周波数リソース416がさらに示されている。実装形態では、時間周波数リソース412、414、および416は、時間および/または周波数において互いに部分的にまたは完全に重複してもしなくてもよい。例えば、時間周波数リソース414および416は、時間および周波数において重複してもよいが、例えば、NT-TRP172およびNT-TRP173が各々、異なるビーム方向において送信ビームを実装する場合、NT-TRP172および173の各々からのダウンリンク送信は、空間的に分離されてもよい。
時間周波数リソース412においてT-TRP170によって送られるダウンリンク送信は、初期アクセスを実行し、ネットワークと接続するためにUEによって使用される同期信号ブロック(SSB)422を含む。一部の実施形態では、同期信号(SS)バーストは、T-TRP170によって実装されてもよく、ビーム掃引は、複数のSSBをそれぞれ異なるビーム方向に送信するために、T-TRP170によって使用される。しかしながら、簡単にするために、単一のSSB422のみが図9に示されている。NT-TRP172および173が展開されるため、PACH424も、ダウンリンク時間周波数リソース412中でT-TRP170から送信される。PACH424の送信の前に、T-TRP170は、PACHが特定の次の時間期間に存在するかどうかの指示を送信することができる。例えば、T-TRP170は、NT-TRPがT-TRP170によってサービスされているUEの近傍に展開されたときのみ、PACH424を送信してもよい。PACH424が送信されるとき、ダウンリンクにおける指示は、PACH424が存在することをUEに知らせる。一部の実施形態では、指示は、SSB422において送信され得る。一部の実施形態では、指示は、システム情報(SI)の一部として、例えば、SSB422中のマスタ情報ブロック(MIB)中で、またはシステム情報ブロック1(SIB1)などの他のSI中で送信され得る。一部の実施形態では、指示は、PACH424を見つけるための、またはPACH424のためのダウンリンクスケジューリング許可を見つけるための時間周波数リソースなどの情報を示し得る。
TRP(例えば、T-TRPおよびNT-TRP)およびUEのようなデバイスは、多様な種類の物理階層信号を受信する。一部の物理層信号は、関心信号、例えば、UEを対象とする信号であり、一方、一部の物理層信号は、関心信号ではなく、例えば、UEを対象とせず、干渉と見なされる信号である。TRPおよびUEなどのデバイスは、関心信号に対して検出を行うことを試み、検出のタスクは、デバイスがある物理層リソース(例えば、時間および周波数)上で所与のシーケンスを見出すことを試みることを指す。検出のこのタスクは、関心信号を見つけるために、シーケンス長、物理層リソースの位置、物理層セル識別情報など、自由度にわたって複数の仮説をテストすることをデバイスに要求し得る。一部の実装形態では、関心物理層信号が見出された後、デバイスは、例えば、基準信号受信電力(RSRP)を使用して、信号の品質を測定することを試み、その信号のRSRPがある閾値を上回る場合、物理層信号は、「検出された」と見なされ、それ以外の場合、「検出された」と見なされない。
図9に示す例では、PACH424は、UE110の近傍に展開されたNT-TRPの各々について、そのNT-TRPと通信するためのビームフォーミングに使用されるBAIを示している。PACH424はまた、各NT-TRPからのダウンリンク送信において基準信号および/または同期情報が位置する時間周波数リソースを示す。
例えば、図9は、PACH424において送信される情報428を示している。情報428は、NT-TRP172および173の各々について、そのNT-TRPと通信するために使用されるBAI、ならびにそのNT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示を含む。BAIは、天頂角方向および方位角方向の指示を含み、その各々は、図7に示されるマッピングを使用して特定のビット値を介して示される。NT-TRPによって送信される基準信号が位置する時間周波数リソースは、サブフレーム番号およびそのサブフレーム内のスロット番号に関して示される。一部の実施形態では、スロット内のOFDMシンボルなどの時間リソースは、スロット番号によって与えられ、サブキャリアまたはサブキャリアのグループなどの周波数リソースは、基準信号の中心周波数および基準信号の帯域幅によって与えられるか、または基準信号の下端および基準信号の帯域幅によって与えられる。時間周波数位置は、代わりに他の方法で示されてもよく、例えば、基準点からオフセットされたOFDMシンボルの数に関して表されてもよい。基準点は、フレーム、サブフレーム、スロット、または最小スロットの開始など、特定の持続時間の開始であり得る。
図9に示す例では、情報428の一部として送信されるBAIは、UE110に固有であり、例えば、UE110の位置と各NT-TRPの位置との間の角度に基づく。したがって、BAIは、場合によっては、UE特有ダウンリンク送信において送信され得る。例えば、BAIが送信される時間周波数リソースは、UE110に専用であってもよく、かつ/またはBAIを搬送するダウンリンク送信は、UE110のUEIDを含んでもよく、かつ/またはUE110は、そのUEIDを使用して、BAIの時間周波数リソース位置をスケジューリングする制御情報のCRCをアンマスク、例えばアンスクランブルしてもよい。NT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースは、UE110に固有ではないことがあり、したがって、場合によっては、UE110を含むUEのグループにブロードキャストされ得る。
一部の実施形態では、情報428において送信されるBAIは、UE110に固有でない場合がある。例えば、UEのグループは、ネットワークがグループ中の全てのUEに同じBAIを示すように、互いに比較的近くにあってもよい。BAIが特定のUEに固有でない場合、情報428は、UEのグループにブロードキャストされ得る。例えば、情報428を送信するための時間周波数リソースは、グループ中の全てのUEによってアクセスされてもよい。ダウンリンク送信は、UEのグループを一意に識別するグループIDを含み得、かつ/またはグループ中の各UEは、情報428をスケジューリングする制御情報のCRCをアンマスクする、例えば、アンスクランブルするためにグループIDを使用し得る。
図9に示す例では、NT-TRP172は、ダウンリンク時間周波数リソース414中でダウンリンク送信を送る。ダウンリンク送信は、同期信号(SS)および基準信号(RS)の周期的送信を含む。SSは、1次同期信号(PSS)および/または2次同期信号(SSS)であるか、またはそれを含み得る。RSは、CSI-RSであり得る。RSは、PACH424において送信される情報428において示されるように、各フレームのサブフレーム3のスロット4において送信される。NT-TRP173はまた、ダウンリンク時間周波数リソース416中でダウンリンク送信を送る。NT-TRP173からのダウンリンク送信はまた、SSおよびRSの周期的送信を含む。SSは、PSSおよび/またはSSSであるか、またはそれを含み得る。RSは、CSI-RSであり得る。RSは、PACH424において送信される情報428において示されるように、各フレームのサブフレーム5のスロット2において送信される。NT-TRP172およびNT-TRP173によって送信されるフレームは、時間的に同期されているものとして図9に示されているが、これは一例にすぎず、必須ではない。
図10に、図9の変形形態を示しており、PACH424は、各NT-TRPからのRSが位置する時間周波数リソースを複数のUEに示す情報428を搬送するブロードキャストまたはグループキャストチャネルである。次いで、複数のUEの各UEについて、NT-TRPと通信するためにそのUEによって使用されるBAIを示すために、UE固有の送信がダウンリンクにおいて別々にスケジューリングされる。複数のUEはそれぞれ、所与のNT-TRPに対して異なる位置にあるため、各UEのBAI情報は異なり得るが、前述のように、一部の実施形態では、同じBAIが、場合によってはブロードキャストまたはグループキャストチャネル内で、全て互いに近いUEに割り当てられ得る。図10に示した例では、PDCCH436は、PDSCH438におけるUE110のためのデータのUE固有ダウンリンク送信をスケジューリングするために使用される。PDSCH438中でスケジューリングされたUE110のためのデータは、440に示すように、UE110のためのBAIを含む。変形形態では、UE110のためのBAIは、PDCCH436中で送信され得る。
例えば、図9および図10の例のように、PACH424を使用することは、NT-TRPによって送信される基準信号をスケジューリングすることに関して、増加したフレキシビリティを可能にしてもよい。NT-TRPから基準信号を送信するために固定された一部の時間周波数リソースを有するのではなく、NT-TRPからの基準信号の時間周波数位置が、ネットワークによって動的にまたは半静的に決定され、次いで、時間周波数位置がPACH424中で示され得る。
上記の実施形態のうちの一部では、例えば、図9および図10に関して示された例では、BAIは、天頂角方向と方位角方向との両方を示す。他の実施形態では、オーバーヘッドを節約するために、BAIは、方位角方向ではなく天頂角方向のみを示してもよく、またはその逆であってもよい。
一部の実施形態では、NT-TRP172とNT-TRP173とが互いに比較的近い場合、T-TRP170は、1つ以上のUEに、NT-TRP172とNT-TRP173の両方との通信のためのビームフォーミングのために使用されるBAIを示すことができる。例えば、図9において、NT-TRP173がNT-TRP172に近接していた場合、PACH424内の情報428は、そのBAIがNT-TRP172との通信にも適用されるという指示とともに、NT-TRP173の天頂および方位角のみを示してもよい。一部の実施形態では、NT-TRP172からの基準信号が位置する時間周波数リソースは、NT-TRP173からの基準信号が位置する時間周波数リソースと同じであり得、その場合、位置の単一の指示がNT-TRP172と173の両方に適用され得る。例えば、PACH424は、基準信号位置「(サブフレーム3、スロット4)」を、この基準信号位置が全てのNT-TRPからのダウンリンク送信に適用されるという指示とともに含んでもよい。
NT-TRPによるビームステアリング
上述の一部の実施形態では、UE110は、NT-TRP172の方向に受信ビームおよび/または送信ビームを実装するために、T-TRP170から受信されたBAIを使用する。概して、NT-TRP172は、ビームフォーミングを実行してもしなくてもよい。NT-TRP172もビームフォーミングを実装する場合、一部の実施形態では、UE110に送られるBAIまたはその変形形態も、バックホールを介して、例えば図6のリンク306を介して、T-TRP170からNT-TRP172に送信される。NT-TRP172は、次いで、BAIを使用して、例えば、ビーム対応が存在するように、UE110の方向に受信ビームおよび/または送信ビームを実装してもよい。一部の実施形態では、T-TRP170からダウンリンクでUE110に送られた同じBAIは、バックホールを介してNT-TRP172にも送信される。例えば、図9では、BAI「(1101,001)」が、T-TRP170からUE110に送信され、これは、-8度天頂方向および45~89度方位角方向に対応する。BAI「(1101,001)」はまた、NT-TRP172に送信されてもよく、NT-TRP172は、「(1101,001)」をビーム方向に変換するために、表354および356に示されるマッピングを記憶してもよい。NT-TRP172は、次いで、BAIに基づく送信ビームを使用して、送信をUE110に送り、かつ/またはBAIに基づく受信ビームを使用して、送信をUE110から受信し得る。NT-TRP172のための天頂測定および方位角測定のための原点/基準点は、NT-TRP172がビーム対応を取得するためにUE110の反対方向にそれのビームをステアリングすることを保証するために、UE110のための原点/基準点とは異なり(および概して反対であり)得る。例えば、NT-TRP172のための天頂角の原点は、NT-TRP172の真下にあってもよい。他の実施形態では、UE110と比較して異なる形式または値のBAIが、NT-TRP172に送信されるが、NT-TRP172によって行われるビームステアリングが、UE110によって行われるビームステアリングに対応するように、NT-TRP172に送信されるBAIは、依然として、UE110に送信されるBAIに対応する。
一部の実施形態では、NT-TRPは、ビームフォーミングを使用して互いに通信することができる。図11は、一実施形態による、2つのNT-TRP172および173の展開を示している。UE110は、ワイヤレスリンク304を介してNT-TRP172と通信し、UE110は、ワイヤレスリンク305を介してNT-TRP173と通信する。両方ともLOS接続である。UE110とT-TRP170との間のワイヤレスチャネルはLOSではなく、建物302が存在するために、高品質ではない。T-TRP170は、バックホールワイヤレスリンク306を介してNT-TRP172と通信する。NT-TRP173およびNT-TRP172は、バックホールワイヤレスリンク307を介して互いに通信する。例えば、NT-TRP172は、NT-TRP173とT-TRP170との間で情報を中継してもよい。図示されていないが、NT-TRP173はまた、T-TRP170と直接通信することが可能であるが、NT-TRP173がT-TRP170からより遠く離れているため、NT-TRP173とT-TRP170との間のチャネルは、NT-TRP172とT-TRP170との間ほど強くない場合がある。
一部の実施形態では、T-TRP170は、NT-TRP172および173の一方または両方に、他方のNT-TRPとの通信を確立するための情報、例えば、BAIおよび/またはNT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示などを示す。例えば、T-TRP170は、NT-TRP172の方向に受信ビームおよび/または送信ビームを実装するためにNT-TRP172によって使用されるBAIをNT-TRP173に示してもよい。BAIは、バックホールワイヤレスリンク306上で送信され得る。BAIは、NT-TRP172および173の既知の位置に基づいて、ネットワークによって計算され得る。ネットワークは、NT-TRP172およびNT-TRP173にそれらのそれぞれの位置に飛行するように命令したために、ネットワークは、NT-TRP172およびNT-TRP173の両方の位置を把握する。ネットワークは、NT-TRP172の位置とNT-TRP173の位置との間のLOS方向を決定し得る。LOS方向は、BAIに関して、例えば、方位角方向および天頂角方向に関して表され得る。角度測定のための原点/基準点は、BAIがUE110に送られる実施形態と比較して異なり得る。
例えば、図12は、NT-TRP172がNT-TRP173と通信するためのビーム方向が、天頂角方向および方位角方向に関して定義される空間452のボリュームを示している。天頂角測定のための原点は、水平線上の水平な点として定義され、それは、例えば図7において、UE110に関して定義された原点とは異なる。-10度と+10度との間の選択された天頂角はそれぞれ、表454に示されるように、それぞれの異なる4ビット値にマッピングされる。-10度から+10度の間の天頂角へのマッピングは一例にすぎず、例えば、天頂角のより大きいまたはより小さい範囲が定義され得る。同様に、表454に示された特定の量子化およびマッピングは一例にすぎない。より多くの粒度に対してより多数のビットが使用されてもよく、またはより少ない粒度に対してより少数のビットが使用されてもよい。方位角測定のための原点は、特定の方向、例えば北またはT-TRP170の方向に関して定義され得、原点は、図7中のUE110に関して定義された原点と同じであり得る。方位角は8つの異なる角度範囲に分割され、各範囲は45度に及ぶ。方位角の各範囲は、表456に示すように、それぞれの異なる3ビット値にマッピングされる。正確なビット値マッピング、および方位角の各範囲のサイズは、一例にすぎない。例えば、より多くのビットが、より多くの粒度のために使用されてもよく、またはより少ないビットが、より少ない粒度のために使用されてもよい。表454および456に示された予め定義されたマッピングは、NT-TRP172のメモリに記憶され、そしてネットワーク側のメモリ、例えば、T-TRP170にも記憶される。表454および456に示される予め定義されたマッピングは、固定または構成可能であり得る。予め定義されたマッピングが構成可能である場合、それらは、例えば、RRCシグナリングなどの上位層シグナリングにおいて、またはMAC CEにおいて、半静的に構成可能であり得る。表454および456に示される予め定義されたマッピングは、角度方向の範囲を定義する量子化された角度方向の1つ以上のセットの例である。
動作中、T-TRP170は、BAIを取得するために、NT-TRP172とNT-TRP173との間の天頂および方位角を計算し、次いで、表454および456を利用して、(量子化された角度方向に関して)BAIをNT-TRP172に通信することができる。NT-TRP172は、次いで、BAIを使用して、NT-TRP173の方向に受信ビームおよび/または送信ビームを実装することができる。例えば、BAIによって示された方向にステアリングされた受信ビームを使用して、NT-TRP172は、NT-TRP173からの送信を受信することを試みることができる。例えば、NT-TRP172は、最初に、NT-TRP173から送信された1つ以上の同期シーケンスを位置付けし、次いで、NT-TRP173と同期するために1つ以上の同期シーケンスを使用してもよい。しかしながら、NT-TRP173との同期は、一部の実施形態では、例えば、NT-TRP172およびNT-TRP173がすでに相互およびT-TRP170と同期されている場合、必要ではない場合がある。NT-TRP172は、次に、例えば、2つのNT-TRP間のチャネルについてチャネル推定を実行するために、NT-TRP173によって送信された基準信号を検出することができる。基準信号は、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)であり得る。一部の実施形態では、T-TRP170は、NT-TRP172によって送信された基準信号が位置する時間周波数リソースの指示をNT-TRP173に送信することができる。他の実施形態では、基準信号の時間周波数位置は、予め定義され、NT-TRP172によってすでに既知である場合がある。一部の実施形態では、T-TRP170は、NT-TRP172によって送信された基準信号の基準信号シーケンスの指示をNT-TRP173に送信することができる。他の実施形態では、基準信号シーケンスは、NT-TRP173によって送られた送信を使用して予め定義または決定され得る。一部の実施形態では、(必要に応じて)NT-TRP173と同期し、チャネル推定を実行すると、NT-TRP172は、その後、受信ビーム上でNT-TRP173から他の制御情報および/またはデータを受信し得る。一部の実施形態では、NT-TRP172は、その後、バックホール送信をNT-TRP173に送ることができる。NT-TRP172は、BAIによって指定された方向に向けられた送信ビーム上でバックホール送信を送ることができる。
一部の実施形態では、NT-TRP172がNT-TRP173と通信するために使用されるBAI、および/またはNT-TRP173からのRSが位置する時間周波数リソースの指示は、PACH、またはNT-TRP172のためのPACHがバックホールリンク306を経由して送信されることを除いて、例えば、図9のような類似物の中でNT-TRP172に示されてもよい。
一部の実施形態では、NT-TRP173はまた、ビームフォーミングを実装し、したがって、NT-TRP173とNT-TRP172との間のビーム方向を示すBAIを受信し、受信ビームおよび/または送信ビームをNT-TRP172の方向にステアリングすることができる。NT-TRP173がビームフォーミングを実装する場合、概して、NT-TRP173がNT-TRP172と通信するために使用するビームは、UE110と通信するためにNT-TRP173によって使用されるビームとは異なり、異なる方向に向けられる。概して、チャネル推定のためにUE110によって使用するためにNT-TRP173によって送信される基準信号は、チャネル推定のためにNT-TRP173によって使用するためにNT-TRP172によって送信される基準信号とは異なる。概して、NT-TRP173とUE110との間のチャネルは、NT-TRP173とNT-TRP172との間のチャネルとは異なる。
他の変形形態
本明細書で説明する一部の実施形態では、BAIは、PACH中でT-TRP170によって送信される。より一般的には、BAIは、動的シグナリングまたは上位層シグナリングにおいて送信され得る。動的シグナリングの一例は、ダウンリンク制御情報(DCI)である。PACHは、動的シグナリングであってもよい。上位層シグナリングの例は、RRCシグナリングまたはMAC CEである。同様に、NT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示は、動的シグナリングまたは上位層シグナリングにおいてT-TRP170によって送信され得る。
概して、1つのNT-TRPから別のNT-TRPに送信される同期信号および/または基準信号のタイプおよび/またはフォーマットは、NT-TRPからUEに送信される同期信号および/または基準信号のタイプおよび/またはフォーマットと同じである必要はない。また、概して、NT-TRPからUEに送信される同期信号および/または基準信号のタイプおよび/またはフォーマットは、T-TRPからUEに送信される同期信号および/または基準信号のタイプおよび/またはフォーマットと同じである必要はない。例えば、T-TRP170は、各々がPSSと、SSSと、ブロードキャストチャネルとを含むSSBを送信してもよい。しかしながら、NT-TRPは、SSBを全く送信しないか、またはSSBの修正されたバージョン、例えば、ブロードキャストチャネルを有していないものを送信する場合がある。
一部の実施形態では、BAIおよび/または他の情報、例えば、基準信号の時間周波数位置の指示は、異なるワイヤレス技術を使用して、例えば、Wi-Fiなどの無認可スペクトルを使用して送信されてもよい。一部の実施形態では、BAIおよび/または他の情報は、例えば、協調マルチポイント送信を使用して、複数のT-TRPによって送信され得る。
一部の実施形態では、NT-TRPは、T-TRPによっても送られた送信を反復することができ、これは、高信頼性シナリオにおいて有用であり得る。例えば、UE110のための重要な情報は、T-TRP170からのダウンリンク送信とNT-TRP172からのダウンリンク送信の両方において送信されてもよい。
一部の実施形態では、BAIは、UE110によって決定され、場合によってはUE110がNT-TRPまたはT-TRPと通信しているかどうかとは無関係に、その受信ビームまたは送信ビームをステアリングするためにUE110によって使用され得る。例えば、UE110は、例えば、電波測定(例えば、レーダー)、および/または音響測定(エコー位置)を使用して、かつ/またはWi-Fi信号を検出して、かつ/またはライダー測定などを使用して、その環境を検知してもよい。検知は、特定の方向が障害物を有さず、他の方向が障害物を有することを示す。例えば、UE110は、1つ以上の電波、例えばレーダーを送信し、一部の方向に戻る反射を受信してもよい。反射が受信される方向は、遮られ、したがってLOSではない方向であると決定される。UE110は、次いで、障害物を有しないと決定された方向において受信および/または送信ビームフォーミングを実行する。ビームフォーミングは、T-TRPおよび/またはNT-TRPと通信するために使用され得る。UE110はまた、任意選択で、例えば、結果をT-TRP170に送信することによって、検知の結果をネットワークに提供してもよい。ネットワークは、次いで、妨害されていると決定されなかったUE110への方向に受信または送信ビームを実装するビームフォーミングを使用してUE110と通信するようにT-TRPおよび/またはNT-TRPに命令するために、結果を使用することができる。
上記の実施形態の多くでは、BAIは、NT-TRP、例えば、NT-TRP172と通信するために使用される。しかしながら、これは必須ではない。例えば、BAIは、UEまたはT-TRPなどの別のデバイスと通信するためのものであってもよい。より一般的には、例えば図7、図8および図12ならびに表354、表356、表454および表456に関して本明細書で説明される量子化された角度方向を示す概念は、NT-TRPが存在するかどうかとは無関係である。量子化された角度方向は、第2のデバイスと通信するために指向性通信(例えば、ビームフォーミング)を実行するために第1のデバイス(例えば、装置、UE、ネットワークデバイスなど)によって使用され得る。例えば、指向性通信は、例えば、第2のデバイスの方向に向けられた受信ビームおよび/または送信ビームを使用して、ビームフォーミングを介して実装されてもよい。量子化された角度方向の指示は、必ずしもT-TRPによって送信される必要はないが、任意のデバイス、例えば、UE、NT-TRPまたはT-TRPなどのネットワークデバイスなどによって送信されてもよい。
一部の実施形態では、UE110は、ネットワークへのその能力報告の一部として、NT-TRPによって送信される基準信号を受信する能力をネットワークに示す。能力報告は、T-TRP170に送られ得る。ネットワークとの通信は、T-TRP170を介してもよい。T-TRPおよびNT-TRPは、異なる時間周波数リソースを占有する異なるシーケンスに基づく基準信号を送信するように構成され得る。
一部の実施形態では、ネットワークへのその能力報告の一部として、UE110は、UE110が検出および測定するように構成することができる、NT-TRPによって送信される基準信号の最大数をネットワークに示す。一部の実施形態では、UE110は、UE110が所与の時間周波数リソースにおいて検出および測定することができる、NT-TRPによって送信される基準信号の最大数をネットワークに示してもよい。
一部の実施形態では、ネットワークへのその能力報告の一部として、UE110は、T-TRPおよび/またはNT-TRPによって送信することができる基準信号のプール内でUE110が検出および測定するように構成することができる、NT-TRPによって送信される基準信号の最大数をネットワークに示す。一部の実施形態では、UE110は、同じ時間周波数リソースにおいてT-TRPによって送信される基準信号と同時に所与の時間周波数リソースにおいてUEが検出および測定することができる、NT-TRPによって送信される基準信号の最大数をネットワークに示すことができる。
一部の実施形態では、ネットワークへのその能力報告の一部として、UE110は、UE110のために構成することができるBAI指示の最大数をネットワークに示す。一例では、ネットワークは、UE110が検出および測定を試みるためにNT-TRPによって送信された基準信号ごとに1つのBAI指示を用いてUE110を構成することができる。別の例では、ネットワークは、UE110がNT-TRPによって送信される任意の基準信号を検出および測定するために使用する、1つのBAI指示を用いて、UE110を構成することができる。
一部の実施形態では、ネットワークへのその能力報告の一部として、UE110は、量子化された角度方向のセットまたは範囲が含み得る量子化された角度方向の最大数をネットワークに示す。例えば、UE110は、方位角/天頂角方向指示のためにBAI表が含み得るエントリの最大数を示してもよい。一例として、ネットワークは、BAI表のためにサポートされるエントリの最大数の2を底とする対数関数に等しいビット数まででUE110を構成することができる。BAI表の例は、表354、356、454、および456である。
一部の実施形態では、UE110は、ネットワークへのその能力報告の一部として、同期信号内でUE110に示すことができるPACHの最大数をネットワークに示す。一例として、ネットワークは、UE110によってサポートされる最大数までのPACHの存在を示す同期信号(例えば、SS/PBCHブロック)を送るようにT-TRPを構成することができる。
一部の実施形態では、ネットワークへのその能力報告の一部として、UE110は、UE110が検知測定を行う目的で送信するように構成することができる検知基準信号の最大数をネットワークに示す。
一部の実施形態では、ネットワークへのその能力報告の一部として、UE110は、アップリンク基準信号(例えば、サウンディング基準信号)のプールからの検知測定を行う目的で、UE110が送信するように構成し得る検知基準信号の最大数をネットワークに示す。一部の実施形態では、UE110は、追加または代替として、UE110が所与の時間周波数リソースにおいて、同じ時間周波数リソース中の他のアップリンク基準信号(例えば、サウンディング基準信号)と同時に送信し得る検知基準信号の最大数をネットワークに示すことができる。
一部の実施形態では、ネットワークへのその能力報告の一部として、UE110は、UE110がサポートする角度方向の最大範囲をネットワークに示す。一例として、ネットワークは、ネットワークによって示される角度方向の範囲内でビームフォーミングを実行するようにUE110を構成することができ、範囲は、UE110によってサポートされる最大範囲までとすることができる。UE110は、例えば予め定義された規則または方法を使用して、個々の量子化された角度方向をどのように決定し、それらを示された角度方向の範囲にマッピングするかを決定してもよい。
例示的な方法
図13は、一実施形態による、T-TRP170、UE110、およびNT-TRP172によって実行される方法を示すフロー図である。
ステップ501において、T-TRP170はSSBを送信する。SSBは、例えば、同期信号(SS)バーストの一部として、T-TRP170によって実装されるダウンリンクビーム掃引パターンのビーム上で送信されるSSBであってもよい。
ステップ502において、UE110は、SSBを使用して、T-TRP170と同期し、ネットワークに接続する。ステップ502は、ダウンリンクタイミングを決定するために、PSSおよび/またはSSSなどの同期シーケンスを検出することを含み得る。ステップ502は、T-TRP170によって送信された基準信号を検出することと、T-TRP170からのダウンリンクチャネルのためのチャネル推定を実行するために基準信号を使用することとをさらに含み得る。ステップ502は、T-TRP170によって送信されたシステム情報、例えば、MIBおよびSIB1中のシステム情報を復号化することをさらに含み得る。
一部の実施形態では、ステップ502は、初期ネットワークアクセスのために行われない場合があるが、ステップ502は、代わりに、スリープまたは低電力モードに続いてネットワークに接続するために、UE110によって行われてもよい。
ステップ506において、UEは、T-TRP170を含む複数のT-TRPの各々に測位基準信号(PRS)を送信する。ステップ508において、T-TRP170を含む、PRSを受信するT-TRPは、受信されたPRSをネットワーク側のプロセッサに転送する。プロセッサは、T-TRP170の一部であっても、そうでなくてもよい。プロセッサは、UE110の位置を決定するために、T-TRPの既知の位置および各PRSがUE110によって受信された時間間の時間差を使用する。決定された位置は、推定位置であってもよい。
ステップ510において、T-TRP170は、T-TRP170によって命令された特定の位置にNT-TRP172を展開する。NT-TRP172が展開される特定の位置は、UE110の位置に基づいて選択され得る。ステップ512では、NT-TRP172は、展開位置に飛行する。NT-TRP172は、UE110とLOS通信している。
ステップ514において、T-TRP170は、PACHをUE110に送信する。PACHは、UE110とNT-TRP172との間の方向を表すBAIを含み、それは、UE110およびNT-TRP172の位置を使用してネットワークによって計算された。例えば、BAIは、前述したように、天頂角方向および方位角方向の指示であってもよい。PACHはまた、NT-TRP172からのダウンリンク送信においてNT-TRP172からの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示を含む。一部の実施形態では、PACHを送る前に、T-TRP170は、PACHが次回の持続時間中に送信されることをUE110に通知する指示を送信する。指示は、PACHの時間周波数リソースを示すことができる。指示は、SSBにおいて、例えば、ステップ501において送信されるSSBにおいて送信されるMIBの一部であってもよい。
ステップ516において、UE110は、PACHから、BAIと、NT-TRP172からの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示とを復号化する。ステップ518において、UE110は、受信ビームがNT-TRP172の方向にステアリングされる受信ビームフォーミングを実装するためにBAIを使用する。受信ビームは、BAIによって示される方向に向けられる。
ステップ520において、NT-TRP172は、同期信号(SS)を送信する。NT-TRP172はまた、PACH中で示された時間周波数リソースにおいて基準信号を送信する。ステップ522において、UE110は、SSを使用してNT-TRP172と同期する。例えば、SSは、UE110によって検出され、NT-TRP172からのダウンリンクタイミングを決定するために使用されるSSシーケンスを含む。UE110はまた、示された時間周波数リソースにおいてNT-TRP172からの基準信号を検出する。基準信号は、NT-TRP172からのダウンリンクチャネルに対するチャネル推定を実行するために使用される。
ステップ524において、UE110は、NT-TRP172を介してネットワークとのアップリンクおよび/またはダウンリンク通信を実行する。ダウンリンク通信が実行される場合、UE110は、BAIによって示された方向に向けられた受信ビームを使用することができる。アップリンク通信が実行される場合、UE110は、BAIによって示された方向に向けられた送信ビームを使用することができる。
図14は、ステップ506がステップ503、504、および505に置き換えられた図13の変形形態を示している。ステップ503において、T-TRP170は、UEの環境の検知を実行するようにUE110を構成する。構成は、動的に、例えばダウンリンク制御情報(DCI)で、または代わりに上位層シグナリングで、例えばRRCシグナリングで送信されてもよい。ステップ504において、UE110は、その周囲環境についての情報を決定するために、例えば、UEの3D環境のマップを取得するために、前述したUE検知測定を実行する。一実施形態では、UE110は、異なる方向に電波、例えば、レーダーを送信し、反射に基づいて、どの方向がクリアであり、どの方向が障害物を有するかを決定し得る。電波の代わりに、別の技術、例えばエコー位置が代わりに使用されてもよい。ステップ505において、検知の結果がT-TRP170に報告される。ステップ508において、UE110の位置が、検知測定値に少なくとも部分的に基づいて決定される。例えば、ネットワークは、UE110が、あるカバレージエリアのためのカバレージを提供する特定のT-TRP170と通信しているため、UEの位置のおおよその知識をすでに有している。一例として、ミリ波帯域などのビームベースの展開では、T-TRPは、複数の狭いビームを使用して、あるカバレージエリアをカバーする。加えて、ネットワークは、カバレージエリアの地理に関する地理的情報、例えば、建物、道路、および他の形態のインフラストラクチャの位置も有する。一例として、UE110からの測定報告を検知することは、UE110が天井を検出した(または検出しなかった)場所を示すことができ、例えば、屋外UEは、電波がUEに向かって戻ることがないので天井を検出することができないが、屋内UEは天井を検出することができる。UE110がT-TRP170から検出することができる、またはUE110がT-TRP110と通信するために使用している、送信ビームの情報と結合されて、ネットワークは、UEの位置を正確に決定することができる。これは、UE110がNT-TRP172からの基準信号を検出および測定することを試みることができるように、ネットワークがNT-TRP170を展開し、BAI情報をUE110に送ることを可能にする。
図14のその他のステップは、図13と同様である。
図15は、一実施形態による、ネットワークデバイスおよび装置によって実行される方法を示すフロー図である。ネットワークデバイスは、T-TRP170であるか、またはそれを含み得る。ネットワークデバイスは、ネットワーク側の分散デバイスを指してもよい。例えば、ネットワークデバイスは、図5のT-TRP170であってもよいが、プロセッサ260およびスケジューラ253は、送信機252および受信機254とは別個のネットワーク内に位置し、それらと通信することができる。本装置は、UE110であり得る。
ステップ602において、ネットワークデバイスは、装置の位置に関連付けられた第1の位置を決定する。第1の位置は、装置自体の位置、例えば、GPS座標に関する装置の位置および/またはT-TRPに関して測定された位置であり得る。UE110などの装置の位置を決定するための例示的な方法については、前述されている。代替的に、第1の位置は、例えば装置の最後の既知の位置に基づく、装置の予測される位置であってもよい。あるいは、第1の位置は、装置が位置すると決定または予測される領域内の位置またはその領域を包含する位置であってもよい。例えば、第1の位置は、高いUEトラフィック需要を有すると決定または予測され、装置を含む領域の中心であり得る。
ステップ604において、ネットワークデバイスは、NT-TRPに、第2の位置に移動、例えば、飛行するように命令する。第2の位置は、装置、または装置が位置することが既知であるかまたは予測される領域に関連する。第2の位置は、前述したように、領域内の特定の位置、例えば、領域の中心の垂直上方、またはネットワーク計画などに基づいて決定された領域内の特定の位置であり得る。一部の実施形態では、第2の位置は、特に装置の位置に基づく位置であってもよく、例えば、上述したように、装置の決定されたまたは推定された位置の垂直上方などであってもよい。第2の位置にあるとき、NT-TRPは、第1の位置および/または装置とLOS通信することができる。
ステップ606において、ネットワークデバイスは、第1の位置と第2の位置との間の角度方向を決定する。角度方向は、ビーム方向と称される。ビーム方向は、第1の位置を第2の位置と比較し、2つの位置の間の差を方向に関して、例えば方位角方向および/または天頂角方向に関して表すことによって決定される。例えば、ビーム方向は、第1の位置からの第2の位置の変位を表す方位角および天頂角であってよく、またはその逆であってもよい。
ステップ608において、ネットワークデバイスは、装置に、ビーム方向の指示を送信する。ビーム方向は、量子化された角度方向として表されるBAIであってもよい。指示は、量子化された角度方向を表すビット値であり得る。
ステップ610において、装置は、ネットワークデバイスから、ビーム方向の指示を受信する。ビーム方向は、NT-TRPと通信するために使用される。ビーム方向は、NT-TRPとワイヤレス通信するために装置によって実装される受信ビームおよび/または送信ビームの方向を示す。
ステップ612において、装置は、ビーム方向に向けられた受信ビーム上での送信をNT-TRPから受信するためにビームフォーミングを実行する。ビームフォーミングは、NT-TRPからの受信信号に対して信号処理を実行することによって実装される受信ビームフォーミングである。ビーム方向の指示に基づいて、信号処理は、受信信号がビーム方向において強め合う干渉を経験するように、受信信号に対して動作する。
一部の実施形態では、本装置は、同じくまたは代わりに、ビーム方向に向けられた送信ビーム上で送信をNT-TRPに送信するためにビームフォーミングを実行する。ビームフォーミングは、送信される信号に対して信号処理を実行することによって実装される送信ビームフォーミングである。ビーム方向の指示に基づいて、信号処理は、送信された信号がビーム方向において強め合う干渉を受けるように動作する。
一部の実施形態では、図15の方法は、ネットワークデバイスから、NT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示を受信することをさらに含む。本方法は、次いで、装置が、時間周波数リソースにおいてNT-TRPから基準信号を受信することをさらに含み得る。基準信号は、装置の受信ビーム上で、例えば、ステップ612において実装された受信ビーム上で受信され得る。
一部の実施形態では、ビーム方向の指示は、量子化され、方位角方向および/または天頂角方向を指定するBAIであり得るか、またはそれを含み得る。ステップ612における受信ビームは、次いで、その方位角方向および/または天頂角方向に向けることができる。一部の実施形態では、方位角方向および/または天頂角方向は、正確な方向、例えば、45度の方位角および/または-8度の天頂として表され得る。他の実施形態では、方位角方向および/または天頂角方向は、範囲、例えば、45~89度の方位角および/または-6~-8度の天頂として表され得る。方位角方向および/または天頂角方向が範囲として表される場合、実装形態では、その方向に受信および/または送信ビームを向けることは、その範囲内の値またはその範囲を表す値を選択することと、その方向にビームを向けることとを含み得る。例えば、BAIが、45~89度の方位角方向を指定する量子化された値である場合、方位角方向に向けられた受信ビームおよび/または送信ビームは、範囲:67.5度方位角の中間であり得る。
一部の実施形態では、例えば図7~図9の例のように、第1の複数のビットが方位角方向を指定するために使用され、第2の複数のビットが天頂角方向を指定するために使用される。一部の実施形態では、各異なる方位角方向は、図7の表356のように、第1の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応する。一部の実施形態では、各異なる天頂角方向は、図7の表354のように、第2の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応する。
一部の実施形態では、ステップ608において送信されるビーム方向の指示は、装置に固有である。例えば、ビーム方向の指示は、第1の位置が装置に関連付けられ、第2の位置がNT-TRPに関連付けられるため、ステップ606の場合のように、装置の位置とNT-TRPの位置の両方に基づいてもよい。一部の実施形態では、ビーム方向の指示は、ネットワークデバイスからの装置固有ダウンリンク送信において送信される。装置固有の送信は、送信が装置に専用の、例えば、装置に対して動的にスケジューリングされた時間周波数リソース内にあること、および/または送信が装置の識別子に関連付けられ得ること、例えば、送信が装置を一意に識別する識別子を含み得ること、および/または送信が識別子を使用して部分的にまたは完全にマスクされ得ること、および/または送信が単一の装置に対するものであり、装置のグループに対するものではないことのうちの1つ、いくつか、または全てを意味することができる。
図15は、ネットワークデバイスと装置の両方の例示的な動作を示している。次に、例示的な方法について、2つのデバイスの各観点から別々に説明する。
図16は、一実施形態による方法を示している。一部の実施形態では、本方法は装置によって実行される。装置は、UEもしくはNT-TRP、または別のデバイスであり得る。一部の実施形態では、本方法は、回路チップによって行われる。ステップ652において、角度方向の範囲の指示が受信される、例えば、角度方向の範囲は、量子化された角度方向のセットの形態であり得る。量子化された角度方向のセットの一例は、図7および図12の例に示される天頂角方向および/または方位角方向である。量子化された角度方向のセットの一例は、図7の表354における15個の量子化された天頂角方向である。この例では、-10度から+10度の天頂の間の角度方向の範囲が構成され、範囲内の15個の方向値に量子化され、各方向値は異なるビット値によって表され、例えば、「1100」は角度方向-4度天頂を表す。角度方向の範囲は、デバイスと通信するためのものである。図15を含む、前述した例のうちの一部では、デバイスはNT-TRPである。しかしながら、より一般的には、デバイスはNT-TRPである必要はない。例えば、デバイスは、ネットワークデバイスまたはUEであってもよい。ネットワークデバイスは、NT-TRPまたはT-TRPであり得る。一例では、角度方向の範囲は、UEと通信するとき、またはT-TRPと通信するときの受信および/または送信ビームフォーミングのためのものであり得る。
ステップ654において、角度方向の範囲内からの量子化された角度方向の指示が受信される。例えば、指示は、装置が通信すべきデバイスに関連付けられた位置(例えば、デバイスの位置)と比較した装置に関連付けられた位置(例えば、装置の位置)に基づいて、例えば、T-TRPによって選択されてもよい。図7中の例では、指示は、表354中のビット値のうちの1つおよび/または表356中のビット値のうちの1つであり得る。図12の例では、指示は、表454中のビット値のうちの1つおよび/または表456中のビット値のうちの1つであり得る。
ステップ656において、デバイスとの指向性通信が、量子化された角度方向に基づく角度方向で実行される。指向性通信は、ビームフォーミングを使用して実装され得る。例えば、通信は、デバイスからの送信を受信することであるか、またはそれを含んでもよく、その場合、指向性通信は、量子化された角度方向の方向を指す受信ビームが実装される受信ビームフォーミングであり得る。別の例として、通信は、デバイスに送信を送ることであるか、またはそれを含んでもよく、その場合、指向性通信は、量子化された角度方向の方向を指す送信ビームが実装される送信ビームフォーミングであり得る。
一部の実施形態では、デバイスはネットワークデバイスであり、指向性通信はアップリンクチャネルおよび/またはダウンリンクチャネル上にある。一部の実施形態では、デバイスはユーザ機器であり、指向性通信は、例えば、デバイスツーデバイス(D2D)通信を使用して、サイドリンクチャネル上で行われる。
一部の実施形態では、デバイスはNT-TRPであり、指向性通信を実行することは、量子化された角度方向に向けられた受信ビーム上での送信をNT-TRPから受信することを含む。
一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示はT-TRPから受信されるが、これは必須ではない。例えば、指示は、NT-TRPまたはUEから受信されてもよい。
一部の実施形態では、本方法は装置によって実行され、量子化された角度方向の指示は、装置に固有であり、装置に関連付けられた位置(例えば、装置の位置)とデバイスに関連付けられた位置(例えば、デバイスの位置)の両方に基づく。デバイスは、NT-TRPであり得る。一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、例えば、T-TRPまたは別のネットワークデバイスから、装置固有ダウンリンク送信など、装置固有送信中で受信される。
デバイスがNT-TRPである一部の実施形態では、NT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示である指示が受信され得る。受信ビームは、次いで、時間周波数リソースにおいてNT-TRPから基準信号を受信するために使用され得る。受信ビームは、指向性通信である(またはその一部である)。受信ビームは、量子化された角度方向に向けられてもよい。本方法は、NT-TRPからの基準信号を検出することをさらに含み得る。
一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、例えば、表356または表456中のビット値のうちの1つが送られる場合、方位角方向を指定する。これらの表は方位角方向の範囲を示すが、量子化された角度方向は、その範囲を表すか、またはその範囲内の1つの角度であり得る。一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、例えば、表354または表454中のビット値のうちの1つが送られる場合、天頂角方向を指定する。一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、方位角方向と天頂角方向の両方を指定する。例えば、指示は、例えば図7および図12の表のように、-10度の天頂および0~44度の方位角の角度方向を表す、天頂角1111および方位角000であり得る。
一部の実施形態では、第1の複数のビットは、例えば、表356および456のように、方位角方向を指定するために使用される。一部の実施形態では、第2の複数のビットが、例えば、表354および454のように、天頂角方向を規定するために使用される。一部の実施形態では、各異なる方位角方向は、第1の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応し、かつ/または各異なる天頂角方向は、第2の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応する。一例は、図7および図12の表である。
一部の実施形態では、ステップ652において受信される角度方向の範囲の指示は、半静的に、例えば、RRCシグナリングなどの上位層シグナリングにおいて、またはMAC CEにおいて受信される。一部の実施形態では、ステップ654において受信された量子化された角度方向の指示は、動的に、例えば、DCIなどの動的シグナリングにおいて受信される。例えば、図7および/または図12の表は、半静的に構成され、RRCシグナリングにおいて示され得る。表内の特定の値は、互いに通信する2つのエンティティの相対的な位置に基づいて、例えば、デバイスに対する装置の位置に基づいて、DCIにおいて動的に示されてもよい。
一部の実施形態では、図16に関連して説明した方法のいずれかを実行するためのシステムが提供される。システムは、装置、例えば、UEまたは回路チップであってもよく、またはそれを含んでもよい。システムは、プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリを含み得る。本システムは、図16に関して上述した方法をプロセッサに実行させるためのプロセッサ実行可能命令を実行するためのプロセッサをさらに含み得る。例えば、ステップ652において角度方向の範囲の指示を受信することは、プロセッサが、例えば、ネットワークデバイスから受信されたダウンリンク送信中の指示を復号化することなど、ネットワークから受信された送信を処理することによって、受信機からまたは受信機において指示を受信することを含んでもよい。ステップ654において量子化された角度方向の指示を受信することは、プロセッサが、例えば、ネットワークデバイスから受信されたダウンリンク送信中の指示を復号化することなど、ネットワークから受信された送信を処理することによって、受信機からまたは受信機において指示を受信することを含んでもよい。受信は、受信機によって実行されてもよく、または回路チップの場合には、回路チップのプロセッサにおいて、もしくはそれによって受信されてもよい。別の例として、ステップ656において指向性通信を実行することは、プロセッサが量子化された角度方向に基づいて受信ビームフォーミングおよび/または送信ビームフォーミングを実装することを含み得る。
図17は、別の実施形態による方法を示している。一部の実施形態では、本方法は、ネットワークデバイス、例えば、T-TRPまたはNT-TRPによって行われる。他の実施形態では、本方法は、UEによって行われる。ステップ682において、角度方向の範囲の指示が送信される。例えば、角度方向の範囲は、量子化された角度方向のセットの形態であってもよい。量子化された角度方向のセットの一例は、図7および図12の例に示される天頂角方向および/または方位角方向である。指示は、少なくとも装置に送信される。指示は、装置固有の通信において送信され得る。指示は、代わりに、グループキャストまたはブロードキャストされ、複数の装置によって受信され得る。装置は、デバイスと通信するために角度方向の範囲を使用する。デバイスは、NT-TRP、T-TRP、またはUEであり得る。
ステップ684において、角度方向が決定される。角度方向は、ビーム方向と称され得る。角度方向は、装置に関連付けられた第1の位置とデバイスに関連付けられた第2の位置との間にある。第1の位置は、装置自体の位置であってもよい。代替的に、第1の位置は、例えば装置の最後の既知の位置に基づく、装置の予測される位置であってもよい。あるいは、第1の位置は、装置が位置すると決定または予測される領域内の位置またはその領域を包含する位置であってもよい。第2の位置は、デバイスの位置であってもよい。第2の位置は、領域内の特定の位置、例えば、領域の中心の垂直上方、またはネットワーク計画に基づいて決定された領域内の特定の位置などであり得る。一部の実施形態では、第2の位置はデバイスの位置であってもよく、デバイスの位置はまた、具体的には装置の位置に基づく位置であり、例えば、装置の決定されたまたは推定された位置の垂直上方である。角度方向は、第1の位置を第2の位置と比較し、2つの位置間の差を方向に関して、例えば方位角方向および/または天頂角方向に関して表すことによって決定されてもよい。
ステップ686において、角度方向の範囲内からの量子化された角度方向が、ステップ684において決定された角度方向に基づいて選択される。選択することは、マッピング、例えば、図7および/または図12の例示的な表に基づく1つ以上のルックアップテーブルなどのルックアップテーブルを使用して実装され得る。例えば、角度方向の範囲は、図7の表354中の15個の量子化された角度方向を含んでもよい。ステップ684において決定された角度方向は、一例として、-9.7度の天頂方向であり得、次いで、選択は、角度方向-9.7度の天頂を、-10度である、表354中の最も近い量子化された角度方向にマッピングすることによって実装され得る。量子化された角度方向-10度は、その対応するビット値1111を送信することによって示され得る。
ステップ686において、量子化された角度方向の指示は、デバイスと通信するために指向性通信(例えば、ビームフォーミング)を実行するために装置によって使用するために、例えば装置に送信される。
一部の実施形態では、デバイスは、ネットワークデバイスまたはユーザ機器である。ネットワークデバイスは、T-TRPまたはNT-TRPであり得る。
一部の実施形態では、デバイスはNT-TRPであり、方法は、第2の位置に移動するようにNT-TRPに命令することを含み得る。例えば、NT-TRPは、ステップ682の後であるがステップ684の前に、第2の位置に移動するように命令されてもよい。
一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、装置に固有である。一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、装置固有ダウンリンク送信などの装置固有送信において送信される。
一部の実施形態では、デバイスからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示である指示が送信される。デバイスは、NT-TRP、T-TRP、またはUEであり得る。指示は、装置に送信され得る。
一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、方位角方向および/または天頂角方向を指定する。一部の実施形態では、第1の複数のビットが、方位角方向を指定するために使用される。一部の実施形態では、第2の複数のビットが、天頂角方向を指定するために使用される。一部の実施形態では、各異なる方位角方向は、第1の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応し、かつ/または各異なる天頂角方向は、第2の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応する。
一部の実施形態では、角度方向の範囲の指示は、半静的に、例えば、RRCシグナリングなどの上位層シグナリングにおいて、またはMAC CEにおいて送信される。一部の実施形態では、量子化された角度方向の指示は、動的に、例えば、DCIなどの動的シグナリングにおいて送信される。
一部の実施形態では、図17に関連して説明した方法のいずれかを実行するためのシステムが提供される。システムは、ネットワークデバイス、例えば、T-TRPまたはNT-TRPであるか、またはそれを含み得る。システムは、UEであるか、またはそれを含み得る。システムは、回路チップであってもよく、またはそれを含んでもよい。システムは、プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリを含み得る。本システムは、図17に関して上述した方法をプロセッサに実行させるためのプロセッサ実行可能命令を実行するためのプロセッサをさらに含み得る。例えば、ステップ682において角度方向の範囲の指示を送信することは、シグナリング中に指示を組み込むこと、例えば、指示を符号化し、シグナリング中に符号化された指示を含めることによって実装され得、次いで、それは送信機を使用して送られる。本明細書で使用される場合、送信することは、送信機によって送信すること、または回路チップの場合、チップにおける出力のための指示を送信し、その後、送信のために送信機に送られることであり得る。別の例として、ステップ684において角度方向を決定することは、第1の位置を第2の位置と比較し、2つの位置の間の差を方向に関して、例えば方位角方向および/または天頂角方向に関して表現するプロセッサによって実行され得る。別の例として、ステップ686において量子化された角度方向を選択することは、ステップ686に関して上述したマッピングを実行するプロセッサによって実行され得る。別の例として、ステップ688における量子化された角度方向の指示は、指示をシグナリングに組み込むことによって、例えば、指示を符号化し、符号化された指示をシグナリングに含めることによって送信され得、次いで、それは送信機を使用して送られる。上述したように、送信することは、送信機によって送信すること、または、回路チップの場合には、チップにおける出力のための指示を送信し、その後、送信のために送信機に送られることであり得る。
本明細書で説明される実施形態のうちの一部では、チャネル推定は、基準信号、例えば、NT-TRPによって送信された基準信号を使用して行われる。一部の実施形態では、チャネル推定は、最小平均二乗誤差(MMSE)または別の技術を使用して実行され得る。受信基準信号は、送信基準信号にチャネルを乗算し、雑音を加算したものとして表すことができる。基準信号シーケンスが既知であるため、送信された基準信号は知られており、したがって、基準信号の受信側、例えば、UE110は、受信された基準信号と送信された基準信号とを使用してチャネルの値を推定することができる。
結論
一部の実施形態では、ビーム指示フレームワークが、統合された地上系/非地上系ネットワークのコンテキストにおいて導入される。一部の実施形態では、UEとNT-TRPとの間、および/または2つのNT-TRP間、および/またはT-TRPとNT-TRPとの間のLOSベースの通信が可能であり得る。一部の実施形態では、低オーバーヘッドをもつ正確なビーム指示が可能であり得る。一部の実施形態では、UEがその受信/送信ビームをどこにステアリングすべきかについて明示的に命令されるため、ビーム管理が簡略化され得る。UEは、NT-TRPからの示された基準信号を見つけるためにビーム掃引を実行する必要がない場合がある。一部の実施形態では、NT-TRPは、別のNT-TRPに関連付けられたBAIに基づいて、その受信/送信ビームをステアリングすることができる。NT-TRPは、他のNT-TRPからの示された基準信号を見つけるためにビーム掃引を実行する必要がない場合がある。
NT-TRPの展開により、エッジレスモビリティが提供され得る。例えば、関心UEは、NT-TRPと通信するように命令されてもよい。NT-TRPは、UEに従ってもよく、UEの代わりにセルハンドオーバを実行してもよい。ネットワークは、UEが1つのNT-TRPから別のNT-TRPに転送され得ることを保証することができる。
一部の実施形態では、検知支援ビーム管理を提供することができる。UEは、その環境を検知し、UEの3D環境の検知測定値をネットワークに送り返し、場合によっては、ネットワークが、UEにサービスするためにNT-TRPを送るのに最適な位置を決定することを可能にし得る。UEはまた、検知測定値に基づいて、それらの送信/受信ビームをどこにステアリングすべきかを決定し得る。
本発明を、その特定の特徴および実施形態を参照して説明したが、本発明から逸脱することなく、種々の修正および組み合わせを行うことができる。したがって、説明および図面は、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の一部の実施形態の単なる例示と見なされ、本発明の範囲内に入る任意のおよび全ての修正、変形、組み合わせまたは均等物を包含することが企図される。したがって、本発明およびその利点を詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明から逸脱することなく、本明細書において種々の変更、置換および改変を行うことができる。さらに、本出願の範囲は、本明細書に記載されたプロセス、機械、製造、物質の組成、手段、方法およびステップの特定の実施形態に限定されることを意図するものではない。当業者が本発明の開示から容易に理解するように、本明細書に記載された対応する実施形態と実質的に同じ機能を実行するか、または実質的に同じ結果を達成する、既存のまたは後に開発されるプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法、またはステップが、本発明に従って利用されてもよい。したがって、添付の特許請求の範囲は、かかるプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法、またはステップをそれらの範囲内に含むことが意図される。
さらに、命令を実行する、本明細書で例示される任意のモジュール、構成要素、またはデバイスは、コンピュータ/プロセッサ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、および/または他のデータなどの情報の記憶のための1つ以上の非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体を含むか、または別様でそれへのアクセスを有し得る。非一時的コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体の例の非網羅的なリストは、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタルビデオディスクまたはデジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク、または他の光記憶装置などの光ディスク、任意の方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、取外し可能および取外し不能媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、または他のメモリ技術を含む。任意のかかる非一時的コンピュータ/プロセッサ記憶媒体は、デバイスの一部であるか、またはそれにアクセス可能もしくは接続可能であり得る。本明細書に説明される任意のアプリケーションまたはモジュールは、かかる非一過性コンピュータ/プロセッサ可読記憶媒体によって記憶または別様に保持され得る、コンピュータ/プロセッサ可読/実行可能命令を使用して実装されてもよい。
100 通信システム
110 電子デバイス(ED)、ユーザ機器(UE)、装置
110a ED
110b ED
110c ED
120a 無線アクセスネットワーク(RAN)
120b RAN
130 コアネットワーク
140 公衆交換電話網(PSTN)
150 インターネット
160 他のネットワーク
170 地上系送受信ポイント(T-TRP)、基地局
170a 基地局
170b 基地局
172 非地上系送受信ポイント(NT-TRP)
173 NT-TRP
190 エアインターフェース
200 処理ユニット
201 送信機
202 トランシーバ
203 受信機
204 アンテナ
206 入力/出力デバイス
208 メモリ
210 プロセッサ
250 処理ユニット
252 送信機
253 スケジューラ
254 受信機
256 アンテナ
258 メモリ
260 プロセッサ
266 入力/出力デバイスまたはインターフェース
272 送信機
274 受信機
276 プロセッサ
278 メモリ
280 アンテナ
302 建物
304 ワイヤレスリンク
305 ワイヤレスリンク
306 バックホールワイヤレスリンク
307 バックホールワイヤレスリンク
352 ボリューム
412 時間周波数リソース
414 時間周波数リソース
416 時間周波数リソース
422 同期信号ブロック(SSB)
424 物理空中チャネル(PACH)
428 情報
436 物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)
438 物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)
452 空間

Claims (38)

  1. 装置によって実行される方法であって、
    非地上系送受信ポイント(NT-TRP)と通信するための角度方向の範囲の指示をネットワークデバイスから受信するステップと、
    前記角度方向の囲内量子化された角度方向の指示を前記ネットワークデバイスから受信するステップと、
    前記量子化された角度方向に基づく角度方向上で前記NT-TRPとの指向性通信を実行するステップと、
    を含む、方法。
  2. 指向性通信を実行するステップは、前記量子化された角度方向において受信ビームフォーミングおよび/または送信ビームフォーミングを実行するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 記指向性通信は、アップリンクチャネルおよび/またはダウンリンクチャネル上にある、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記装置は、ユーザ機器であり、前記指向性通信は、サイドリンクチャネル上にある、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記量子化された角度方向の前記指示は、地上系送受信ポイント(T-TRP)から受信される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記量子化された角度方向の前記指示は、前記装置に固有であり、前記装置の位置と前記NT-TRPの位置との両方に基づき、前記量子化された角度方向の前記指示は、前記装置固有ダウンリンク送信において受信される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 記指向性通信を実行するステップは、前記NT-TRPから、前記量子化された角度方向に向けられた受信ビーム上で送信を受信するステップを含み、前記方法は、
    前記NT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示を受信するステップと、
    前記NT-TRPからの前記受信ビーム上で、前記時間周波数リソースにおける前記基準信号を受信するステップと、
    前記NT-TRPからの前記基準信号を検出するステップと、をさらに含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記量子化された角度方向の前記指示は、方位角方向および/または天頂角方向を指定する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 第1の複数のビットは、前記方位角方向を指定するために使用され、第2の複数のビットは、前記天頂角方向を指定するために使用され、各異なる方位角方向は、前記第1の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応し、各異なる天頂角方向は、前記第2の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記角度方向の囲の前記指示は、半静的に受信され、記量子化された角度方向の前記指示は、動的に受信される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリと、
    プロセッサであって、前記プロセッサに、
    非地上系送受信ポイント(NT-TRP)と通信するための角度方向の範囲の指示をネットワークデバイスから受信させ、
    前記角度方向の囲内量子化された角度方向の指示を前記ネットワークデバイスから受信させ、
    前記量子化された角度方向に基づく角度方向上で前記NT-TRPとの指向性通信を実行させる、前記プロセッサ実行可能命令を実行する、プロセッサと、
    を備える、装置
  12. 前記プロセッサは、前記量子化された角度方向において受信ビームフォーミングおよび/または送信ビームフォーミングを実行することによって指向性通信を実行する、請求項11に記載の装置
  13. 記指向性通信は、アップリンクチャネルおよび/またはダウンリンクチャネル上にある、請求項11または12に記載の装置
  14. 前記装置は、ユーザ機器であり、前記指向性通信は、サイドリンクチャネル上にある、請求項11から13のいずれか一項に記載の装置
  15. 前記量子化された角度方向の前記指示は、地上系送受信ポイント(T-TRP)から受信される、請求項11から14のいずれか一項に記載の装置
  16. 前記量子化された角度方向の前記指示は、前記装置に固有であり、前記装置の位置と前記NT-TRPの位置との両方に基づき、前記量子化された角度方向の前記指示は、装置固有ダウンリンク送信において受信される、請求項11から15のいずれか一項に記載の装置
  17. 記プロセッサは、前記NT-TRPから、前記量子化された角度方向に向けられた受信ビーム上で送信を受信することを含む動作を実行することによって指向性通信を実行し、前記プロセッサ実行可能命令の実行時に、前記プロセッサは、さらに、
    前記NT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示を受信し、
    前記NT-TRPからの前記受信ビーム上で、前記時間周波数リソースにおける前記基準信号を受信し、
    前記NT-TRPからの前記基準信号を検出する、請求項11から16のいずれか一項に記載の装置
  18. 前記量子化された角度方向の前記指示は、方位角方向および/または天頂角方向を指定する、請求項11から17のいずれか一項に記載の装置
  19. 第1の複数のビットは、前記方位角方向を指定するために使用され、第2の複数のビットは、前記天頂角方向を指定するために使用され、各異なる方位角方向は、前記第1の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応し、各異なる天頂角方向は、前記第2の複数のビットのそれぞれの異なるビット値に対応する、請求項18に記載の装置
  20. 前記角度方向の囲の前記指示は、半静的に受信され、記量子化された角度方向の前記指示は、動的に受信される、請求項11から19のいずれか一項に記載の装置
  21. ネットワークデバイスによって実行される方法であって、
    非地上系送受信ポイント(NT-TRP)と通信するために装置によって使用するための角度方向の範囲の指示を送信するステップと、
    前記装置に関連付けられた第1の位置と前記NT-TRPに関連付けられた第2の位置との間の角度方向を決定するステップと、
    前記決定された角度方向に基づいて、前記角度方向の囲内量子化された角度方向を選択するステップと、
    前記量子化された角度方向の指示を送信するステップと、
    を含む、方法。
  22. 前記装置は、ーザ機器である、請求項21に記載の方法。
  23. 記第2の位置に移動するように前記NT-TRPに命令するステップをさらに含む、請求項21または22に記載の方法。
  24. 前記量子化された角度方向の前記指示は、前記装置に固有であり、装置固有ダウンリンク送信において送信される、請求項21から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記装置に、前記NT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示を送信するステップをさらに含む、請求項21から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記量子化された角度方向の前記指示は、方位角方向および/または天頂角方向を指定する、請求項21から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 第1の複数のビットは、前記方位角方向を指定するために使用され、第2の複数のビットは、前記天頂角方向を指定するために使用され、各異なる方位角方向は、前記第1の複数のビットのそれぞれの異なるビットパターンに対応し、各異なる天頂角方向は、前記第2の複数のビットのそれぞれの異なるビットパターンに対応する、請求項26に記載の方法。
  28. 前記角度方向の囲の前記指示は、半静的に送信され、記量子化された角度方向の前記指示は、動的に送信される、請求項21から27のいずれか一項に記載の方法。
  29. ネットワークデバイスであって、
    プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリと、
    プロセッサであって、前記プロセッサに、
    非地上系送受信ポイント(NT-TRP)と通信するために装置によって使用するための角度方向の範囲の指示を送信させ、
    前記装置に関連付けられた第1の位置と前記NT-TRPに関連付けられた第2の位置との間の角度方向を決定させ、
    前記決定された角度方向に基づいて、前記角度方向の囲内で、量子化された角度方向を選択させ、
    前記量子化された角度方向の指示を送信させる、
    前記プロセッサ実行可能命令を実行する、プロセッサと、
    を備える、ネットワークデバイス
  30. 前記装置は、ーザ機器である、請求項29に記載のネットワークデバイス
  31. 記プロセッサ実行可能命令の実行時に、前記プロセッサは、さらに、前記第2の位置に移動するように前記NT-TRPに命令する命令を生成する、請求項29または30に記載のネットワークデバイス
  32. 前記量子化された角度方向の前記指示は、前記装置に固有であり、装置固有ダウンリンク送信における送信のためのものである、請求項29から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイス
  33. 前記プロセッサ実行可能命令の実行時に、前記プロセッサは、さらに、前記NT-TRPからの基準信号が位置する時間周波数リソースの指示を送信する、請求項29から32のいずれか一項に記載のネットワークデバイス
  34. 前記量子化された角度方向の前記指示は、方位角方向および/または天頂角方向を指定する、請求項29から33のいずれか一項に記載のネットワークデバイス
  35. 第1の複数のビットは、前記方位角方向を指定するために使用され、第2の複数のビットは、前記天頂角方向を指定するために使用され、各異なる方位角方向は、前記第1の複数のビットのそれぞれの異なるビットパターンに対応し、各異なる天頂角方向は、前記第2の複数のビットのそれぞれの異なるビットパターンに対応する、請求項34に記載のネットワークデバイス
  36. 前記角度方向の囲の前記指示は、半静的に送信するためのものであり、記量子化された角度方向の前記指示は、動的に送信するためのものである、請求項29から35のいずれか一項に記載のネットワークデバイス
  37. 命令を含むコンピュータプログラムであって、コンピュータによって実行されると、前記コンピュータに請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実装させる、コンピュータプログラム。
  38. 命令を含むコンピュータプログラムであって、コンピュータによって実行されると、前記コンピュータに請求項21から28のいずれか一項に記載の方法を実装させる、コンピュータプログラム。
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