JP7486796B2 - 帽子 - Google Patents

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Description

本発明は、クラウンの前面部の内面に沿って前立てが配された帽子に関する。
帽子としては、着用者の頭部を覆うクラウンの前面部の内面に沿った箇所に「前立て」と呼ばれる部材(例えば、特許文献1の第1図における「前立て部材5」を参照。)を設けたものが知られている。特に、野球帽は、前立てが設けられたものが多い。この前立ては、クラウンの前面部を内側から補強することで、クラウンの前面部の型崩れを防止したり、クラウンの前面部に表したマーク(エンブレム)が帽子を被ったときに後方へ倒れたりしないようにするためのもの(面状芯材)となっている。一昔前までの前立ては、セルロイド等の合成樹脂シートで形成されることが多かったところ、近年の前立ては、合成樹脂繊維を織製したメッシュ生地で形成されることが多くなっている。前立ては、通常、その下縁をクラウンの前面部の下縁に対して縫着することによって、クラウンに取り付けられる。
実開平02-149718号公報
ところで、前立て付きの帽子は、手洗い等で丁寧に洗うことが推奨され、洗濯機を用いての丸洗いが禁止されているものが多い。前立て付きの帽子を洗濯機で洗うと、前立てが変形してクラウンの前面部の内面から浮き上がった状態となり、その結果、クラウンの前面部が型崩れを起こしたり、帽子を被ったときに違和感を覚えるようになるからである。しかし、運動帽(野球帽等)や作業帽等は、日々の運動や作業によって汗や泥で汚れるため、頻繁に洗いたいところ、これを手洗いで行うのは大変である。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、洗濯機等で丸洗いしても前立てが変形しにくく、クラウンの前面部の型崩れや着用時の違和感を抑えることのできる帽子を提供するものである。
上記課題は、
着用者の頭部を覆うクラウンと、
クラウンの前面部の内面に沿って配される前立てと
を備えた帽子であって、
前立ての下縁に、
クラウンの下縁に対して縫着される縫着区間と、
クラウンの下縁に対して縫着されない非縫着区間と
が設けられたことを特徴とする帽子
を提供することによって解決される。
このように、前立ての下縁に、クラウンの前面部の下縁に対して縫着されない非縫着区間を設けることによって、帽子を洗濯機等で丸洗いした際に、前立てが変形しにくくすることができる。その理由は定かではないが、洗濯時において前立てとクラウンとの縫着部分に生ずる応力の差が一因となって前立てが変形すると考えられるところ、非縫着区間を設けたことによって、この応力の差が小さくなるためと推測される。
本発明の帽子において、上記の非縫着区間は、前立ての下縁における1箇所のみに設けてもよいが、複数個所に分断して設けることが好ましい。この場合には、複数の非縫着区間を、前立ての下縁に略均等に配置することが好ましい。これにより、クラウンに対して前立てをバランスよくしっかりと取り付けながらも、洗濯時における前立ての変形を抑えることが可能になる。
本発明の帽子においては、前立ての下縁における少なくとも左右両端部の2箇所を非縫着区間とすることも好ましい。これにより、洗濯時における前立ての変形をより確実に抑えることが可能になる。
本発明の帽子においては、
前立ての下縁に切欠部を設けられ、
前立ての下縁における前記切欠部が設けられた区間が非縫着区間となるようにし、
前立ての下縁における前記切欠部が設けられていない区間が縫着区間となるようにする
ことが好ましい。
というのも、前立てとクラウンは、通常、ミシンを用いて縫着されるところ、上記の構成を採用することによって、クラウンの前面部の下縁における全区間に連続的にミシンにかけても、前記切欠部を設けた区間で前立ての下縁がクラウンの下縁に縫着されない(空縫いされる)ようになり、非縫着区間を容易に形成することができるからである。
本発明の帽子においては、クラウンの前面部の下縁に沿った箇所に、クラウンの外側の空気をクラウンの内側に取り入れるための空気取入口を設けることも好ましい。これにより、クラウンの内外で換気(ベンチレーション)が行われやすくなり、帽子を快適に被ることができるようになる。この構成は、前立ての下縁に前記切欠部(非縫着区間を形成する切欠部)を設ける場合に採用すると特に好ましい。というのも、前記切欠部は、空気取入口の内側に重なる箇所に位置するようになるところ、空気取入口から取り込まれた空気が前記切欠部を通るようになり、ベンチレーション作用がさらに高まるからである。
本発明の帽子において、クラウンの前面部に前記空気取入口を設ける場合には、クラウンの前面部の下縁から前方に突出する前鍔を設け、前鍔の下面側にある空気を前鍔の上面側に透過させて前記空気取入口に導くための空気透過部を、前鍔の基端寄りの部分に設けることが好ましい。これにより、前鍔の上面側にある空気だけでなく、前鍔の下面側にある空気も、空気取入口からクラウンの内側に取り入れられるようになり、クラウンのベンチレーションをより効果的に行うことが可能になる。
以上のように、本発明によって、洗濯機等で丸洗いしても前立てが変形しにくく、クラウンの前面部の型崩れや着用時の違和感を抑えることのできる帽子を提供することが可能になる。
第一実施形態の帽子を示した斜視図である。 第一実施形態の帽子を、クラウンの前面部の一部を破断して示した斜視図である。 第一実施形態の帽子を下側から見た状態を示した底面図である。 第一実施形態の帽子1におけるクラウンの前面部の下縁中央部周辺を拡大して示した斜視図である。 第一実施形態の帽子1におけるクラウンの前面部及び前鍔を、左右方向に垂直な平面で切断した状態を示した断面図である。 第一実施形態の帽子1における前立ての展開図である。 第二実施形態の帽子を示した斜視図である。
本発明の帽子の好適な実施形態について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、2つの実施形態(第一実施形態及び第二実施形態)を例に挙げて、本発明の帽子について説明する。しかし、本発明の帽子に係る技術的範囲は、これらの実施形態に限定されない。本発明の帽子には、発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更を施すことができる。
1.第一実施形態の帽子
まず、第一実施形態の帽子1について説明する。図1は、第一実施形態の帽子1を示した斜視図である。図2は、第一実施形態の帽子1を、クラウン10の前面部10a(後述する生地11及び生地12で形成される部分)の一部を破断して示した斜視図である。図1及び図2では、クラウン10で覆われて見えない前立て30を破線で示している。図3は、第一実施形態の帽子1を下側から見た状態を示した底面図である。第一実施形態の帽子1は、図1~3に示すように、クラウン10と、前鍔20と、前立て30と、ビン皮40と、サイズ調節ベルト50とを備えている。
クラウン10は、着用者の頭部を覆うためのものとなっている。クラウン10は、通常、複数枚の生地を繋ぎ合わせることによって、半球状に形成される。前鍔20は、帽子1の着用者の目に日光が入らないようにするための部分(庇としての機能を発揮する部分)となっている。前鍔20は、クラウン10の前面部10aの下縁から前方に突出した状態に設けられる。前立て30は、クラウン10の前面部10aの保形を行うために、クラウン10の前面部10aの内面に沿って配される保形用の面状芯材となっている。前立て30は、その下縁をクラウン10の前面部10aの下縁に対して縫着することによって、クラウン10に取り付けられる。ビン皮40は、着用者の頭部の汗を吸い取るため部分となっている。ビン皮40は、クラウン10の内側でクラウン10の下縁に沿うよう環状に設けられる。サイズ調節ベルト50は、クラウン10の周長を調節するためのものである。サイズ調節ベルト50は、図3に示すように、クラウン10の後側の下縁に設けられた切欠部10bに架け渡した状態に設けられる。
前立て30を備えた帽子1では、前立て30の下縁の全区間(図3における点P~P10を結ぶ全区間)を、クラウン10の下縁に対して縫着することが一般的となっている。これに対し、第一実施形態の帽子1においては、前立て30の下縁に、クラウン10の下縁に対して縫着される縫着区間αと、クラウン10の下縁に対して縫着されない非縫着区間βとを設けている。具体的には、図3における点Pと点Pとの間の区間P、点Pと点Pとの間の区間P、点Pと点Pとの間の区間P、及び、点Pと点Pとの間の区間Pを、縫着区間αとしており、点Pと点Pとの間の区間P、点Pと点Pとの間の区間P、点Pと点Pとの間の区間P、点Pと点Pとの間の区間P、及び、点Pと点P10との間の区間P10を、非縫着区間βとしている。これにより、帽子1を洗濯機等で丸洗いしたとしても、前立て30が変形しないようにすることが可能となっている。したがって、洗濯後におけるクラウン10の前面部10aの型崩れを防ぎ、洗濯後も帽子1を快適に着用することが可能となっている。
非縫着区間βは、前立て30の下縁(区間P10)における1箇所のみに設けてもよいが、複数個所に分断して設けることが好ましい。第一実施形態の帽子1においても、非縫着区間βを複数個所(図3に示した例では5箇所)に分断して設けている。加えて、前立て30の下縁(区間P10)において、複数の非縫着区間βが略均等となるように配置している。このため、クラウン10に対して前立て30をバランスよくしっかりと取り付けながらも、洗濯時における前立ての変形を抑えることが可能となっている。また、前立ての下縁(区間P10)における左右両端部の2箇所(区間P及び区間P10)を非縫着区間βとしている。このため、洗濯時における前立て30の変形をより確実に抑えることが可能となっている。
ところで、縫着区間αの全区間長(Lとする。縫着区間αを複数個所に分断して設ける場合には、その合計。以下同じ。)に対する非縫着区間βの全区間長(Lとする。非縫着区間βを複数個所に分断して設ける場合には、その合計。以下同じ。)の比L/Lが小さいと、上述した効果(洗濯時における前立て30の変形防止効果)が奏されにくくなる。このため、比L/Lは、ある程度大きな値に設定される。比L/Lは、0.3以上とすることが好ましく、0.5以上とすることがより好ましく、0.7以上とすることがさらに好ましい。ただし、比L/Lを大きくしすぎると、クラウン10に対して前立て30をしっかりと縫着できなくなり、前立て30がクラウン10から取れやすくなるおそれがある。このため、比L/Lは、大きくしすぎるのもよくない。比L/Lは、3以下とすることが好ましく、2以下とすることがより好ましく、1.5以下とすることがさらに好ましい。第一実施形態の帽子1において、比L/Lは約1となっている。
また、それぞれの非縫着区間βの長さにも好ましい範囲がある。それぞれの非縫着区間βが短すぎると、比L/Lを上記の範囲とするためには、非縫着区間βを多数設けなければならなくなり、クラウン10に対する前立て30の縫製が煩雑になるおそれがあるからである。また、それぞれの非縫着区間βは、ある程度の長く確保した方が、上述した効果(洗濯時における前立て30の変形防止効果)が奏されやすくなる。それぞれの非縫着区間βの長さは、5mm以上とすることが好ましく、10mm以上とすることがより好ましく、15mm以上とすることがさらに好ましい。ただし、非縫着区間βを長くしすぎると、比L/Lを上記の範囲に収めにくくなる。このため、それぞれの非縫着区間βを長くしすぎるのもよくない。それぞれお非縫着区間βの長さは、70mm以下とすることが好ましく、60mm以下とすることがより好ましく、50mm以下とすることがさらに好ましい。第一実施形態の帽子1において、それぞれの非縫着区間βの長さは、15~30mmの範囲に収まるようにしている。
以上のように、第一実施形態の帽子1は、洗濯機等で丸洗いしても前立て30が変形しにくく、クラウン10の前面部10aの型崩れや着用時の違和感を抑えることのできるものであるところ、それ以外にも各種の工夫を施している。以下、第一実施形態の帽子1を構成する各部材について具体的に説明しながら、それらの工夫について詳しく説明する。
1.1 クラウン
クラウン10は、着用者の頭部を覆うためのものとなっている。クラウン10は、通常、複数枚の生地を繋ぎ合わせることによって、半球状に形成される。第一実施形態の帽子では、6枚の三角形状の生地(いわゆる「れんげ」)を繋ぎ合わせることによって、クラウン10を形成している。具体的には、着用者頭部の左前部を覆う生地11と、着用者頭部の右前部を覆う生地12と、着用者頭部の左横部を覆う生地13と、着用者頭部の右横部を覆う生地14と、着用者頭部の左後部を覆う生地15と、着用者頭部の右後部を覆う生地16とで、クラウン10を形成している。クラウン10を構成する生地11~16の繋ぎ合わせは、通常、縫合によって行われるが、シームレス加工(例えば、超音波による振動で生地同士を摩擦することで熱を発生させ、生地を溶融させて互いに溶着させる加工等)によって繋ぎ合わせることもできる。
クラウン10は、通気性を有さない生地で形成してもよい。しかし、この場合には、着用者の頭部が蒸れやすくなる。この点、メッシュ生地であれば、通気性に優れている。しかし、メッシュ生地は、非メッシュ生地と比較して遮光性に劣る。このため、第一実施形態の帽子1においては、クラウン10の前面部10aを形成する生地11,12を非メッシュ生地で形成し、クラウン10における前面部10a以外の箇所を形成する生地13~16をメッシュ生地で形成している。これにより、クラウン10に必要な遮光性を付与しながらも、クラウン10の通気性を良好にすることが可能となっている。クラウン10の前面部10aを形成する生地11,12には、厚手で保形性に優れたものを用いている。
図4は、第一実施形態の帽子1におけるクラウン10の前面部10aの下縁中央部周辺を拡大して示した斜視図である。図5は、第一実施形態の帽子1におけるクラウン10の前面部10a及び前鍔20を、左右方向に垂直な平面で切断した状態を示した断面図である。第一実施形態の帽子1では、図4及び図5に示すように、クラウン10の前面部10aに、空気取入口γを設けている。この空気取入口γは、クラウン10の外側の空気をクラウン10の内側に取り入れるための部分となっている。この空気取入口γを通じて、クラウン10のベンチレーションを行うことができるようになっている。
空気取入口γの内側には、取入口用メッシュ生地60が配されている。取入口用メッシュ生地60は、通気性を有するメッシュ生地となっている。取入口用メッシュ生地60は、クラウン10の下縁のうち、前面部10aの下縁(図3における区間P10)に沿った箇所に帯状に設けられており、空気取入口γの略全体をクラウン10の内側から覆うように配されている。この取入口用メッシュ生地60は、その下縁をクラウン10の前面部10aの下縁(区間P10)に縫着することによって、クラウン10に取り付けられている。取入口用メッシュ生地60の他の箇所は、クラウン10に対して縫着されずにふらされた状態となっている。取入口用メッシュ生地60を設けることによって、その内側の前立て30が空気取入口γを通じて外部に露出しないようになっており、帽子1の見た目を良くすることが可能となっている。
空気取入口γを設ける場所は、クラウン10の前面部10aであれば、特に限定されない。しかし、クラウン10の前面部10aにおける上部や中央部等、目立つ箇所に空気取入口γを設けると、帽子1の見た目が悪くなるおそれがある。このため、第一実施形態の帽子1においては、クラウン10の前面部10aにおける、クラウン10の下縁に沿った箇所(前鍔20との境界部付近)に、空気取入口γを帯状乃至はスリット状に設けている。これにより、空気取入口γを目立ちにくくして、帽子1の見た目を良くすることが可能となっている。また、クラウン10の前面部10aの中央部分にエンブレムを表わす等、帽子のデザインの自由度を高めることも可能となっている。さらに、空気取入口γからクラウン10の内側に取り入れられた空気を、クラウン10の内側における広い範囲に行き渡らせることも可能となっている。第一実施形態の帽子1においては、空気取入口γを1箇所のみに設けているが、複数個所に分断して設けることもできる。
空気取入口γの横幅W(図4)も特に限定されない。しかし、空気取入口γの横幅Wを小さくしすぎると、クラウン10のベンチレーションが効率的に行われにくくなる。このため、空気取入口γの横幅W(上下位置によって横幅Wが異なる場合にはその最大値。以下同じ。)は、50mm以上とすることが好ましい。空気取入口γの横幅Wは、80mm以上とすることがより好ましく、100mm以上とすることがさらに好ましい。ただし、空気取入口γの横幅Wを大きくしすぎると、空気取入口10が目立ちやすくなるおそれがある。加えて、第一実施形態の帽子のように、クラウン10の前面部10aの下縁に沿った箇所に空気取入口γを設ける場合には、クラウン10の下縁が捲れ上がりやすくなるおそれもある。このため、空気取入口γの横幅Wは、200mm以下とすることが好ましい。第一実施形態の帽子1においては、空気取入口γの横幅Wを約150mmとしている。
また、空気取入口γの縦幅W(図4)も特に限定されない。しかし、空気取入口γの縦幅Wを小さくしすぎると、クラウン10のベンチレーションが効率的に行われにくくなる。このため、空気取入口γの縦幅W(左右位置によって縦幅Wが異なる場合にはその最大値。以下同じ。)は、3mm以上とすることが好ましい。空気取入口γの縦幅Wは、5mm以上とすることがより好ましく、7mm以上とすることがさらに好ましい。ただし、空気取入口γの縦幅Wを大きくしすぎると、空気取入口10が目立ちやすくなるおそれがある。このため、空気取入口γの縦幅Wは、50mm以下とすることが好ましい。空気取入口γの縦幅Wは、30mm以下とすることがより好ましく、20mm以下とすることがさらに好ましい。第一実施形態の帽子1においては、空気取入口γの縦幅Wを約10mmとしている。
1.2 前鍔
前鍔20は、クラウン10の前側の下縁から前方に突出して設けられている。第一実施形態の帽子1においては、図5に示すように、前鍔20を、前鍔20の保形を行う保形芯21と、保形芯21の上側を覆う上側生地22と、保形芯21の下側を覆う下側生地23とで構成している。保形芯21は、樹脂やエラストマーや厚紙など、ある程度の厚みと硬さを有する素材で形成される。また、上側生地22は、薄手のメッシュ生地からなる第一上側生地22aと、厚手のメッシュ生地からなる第二上側生地22bと、薄手のメッシュ生地からなる第三上側生地22cとを重ねることによって構成している。
ところで、第一実施形態の帽子1では、上述したように、クラウン10の前面部10aに設けた空気取入口γを通じてクラウン10の内側に空気を取り入れるようにしたところ、それだけでは、前鍔20の上面側にある空気A(図5)を空気取入口γに取り入れることができても、前鍔20の下面側にある空気A(図5)を空気取入口γに取り入れることができない。このため、得られるベンチレーション効果が限定的になる。このため、第一実施形態の帽子1においては、図4に示すように、前鍔20の基端(クラウン10の下縁に接続される側の端縁)寄りの部分に、空気透過部δを設けている。この空気透過部δを設けたことによって、図5に示すように、前鍔20の下面側の空気Aが、空気透過部δを透過して前鍔20の上面側に移動し、空気取入口γからクラウン10の内側に取り込まれるようになっている。したがって、クラウン10のベンチレーションをより効果的に行うことが可能となっている。
空気透過部δは、前鍔20の基端寄りの部分に設けられるのであれば、その配置を特に限定されない。第一実施形態の帽子1においては、前鍔20の基端縁に達する状態で空気透過部δを設けている。具体的には、前鍔20の保形芯21(図5)の基端縁中央部に切欠部を設け、その切欠部が空気透過部δとして機能するようにしている。これにより、空気取入口γに連続する状態で空気透過部δを設け、空気透過部δを下側から上側に透過してきた空気(前鍔20の下面側にあった空気A)が空気取入口γに効率的に取り込まれるようになっている。加えて、帽子1の着用者の額に保形芯21の基端縁が突き当たりにくくして、帽子の被り心地が良くなっている。第一実施形態の帽子1においては、空気透過部δを1箇所のみに設けているが、複数個所に分断して設けることもできる。
空気透過部δの形態も、特に限定されない。第一実施形態の帽子1においては、図4に示すように、空気透過部δを半円形状に設けている。換言すると、前鍔20の保形芯21をU字状に形成し、その保形芯21における半円形状に凹んだ部分が、空気透過部δとなるようにしている。このため、空気透過部δを広く確保しながらも、保形芯21をシンプルで安定性に優れた形態とすることが可能となっている。
前鍔20の下面側にある空気A(図5)が空気透過部δを通じて空気取入口γに取り込まれやすくするためには、空気透過部δの面積を、ある程度大きくすることが好ましい。具体的には、空気透過部δの面積を、5cm(空気透過部δを複数個所に分断して設ける場合には、それぞれの空気透過部δの面積を合計した値。以下同じ。)以上とすることが好ましい。空気透過部δの面積は、10cm以上とすることがより好ましく、15cm以上とすることがさらに好ましい。ただし、空気透過部δの面積を大きくしすぎると、前鍔20の形態を維持しにくくなるおそれがある。また、空気透過部δが目立ちやすくなり、帽子の見た目が悪くなるおそれもある。このため、空気透過部δの面積は、広くしすぎるのもよくない。空気透過部δの面積は、50cm以下とすることが好ましい。空気透過部δの面積は、40cm以下とすることがより好ましく、30cm以下とすることがさらに好ましい。第一実施形態の帽子1においては、空気透過部δの面積を20~25cmの範囲としている。
空気透過部δの横幅W(図3)も、ある程度広く確保する。空気透過部δの横幅Wが狭いと、空気透過部δを通過する空気の流量を確保しにくくなるからである。また、保形芯21の基端縁における広い範囲で保形芯21が着用者の額に突き当たるようになり、着用者が違和感を覚えやすくなるおそれもある。このため、空気透過部δの横幅W(前後位置によって縦幅Wが異なる場合にはその最大値。以下同じ。)は、50mm以上とすることが好ましい。空気透過部δの横幅Wは、80mm以上とすることがより好ましく、100mm以上とすることがさらに好ましい。ただし、空気透過部δの横幅Wを広くしすぎると、クラウン10に対して前鍔20をしっかりと固定しにくくなり(前鍔20の向きが安定しにくくなり)、前鍔20が垂れ下がりやすくなる。このため、空気透過部δの横幅Wは、170mm以下とすることが好ましい。空気透過部δの横幅Wは、160mm以下とすることがより好ましく、150mm以下とすることがさらに好ましい。第一実施形態の帽子1においては、空気透過部δの横幅Wを130~140mmの範囲としている。
空気透過部δの縦幅W(図3)も、ある程度広く確保する。空気透過部δの縦幅Wが狭いと、前鍔20の下面側にある空気A(図5)が空気透過部δを通じて前鍔10の上面側に透過しにくくなるからである。このため、空気透過部δの縦幅Wは、10mm以上とすることが好ましい。空気透過部δの縦幅Wは、20mm以上とすることがより好ましく、30mm以上とすることがさらに好ましい。ただし、空気透過部δの縦幅Wを広くしすぎると、空気透過部δが前鍔20の先端縁(前端縁)近くまで延在するようになり、前鍔20の強度を維持しにくくなるおそれもある。このため、空気透過部δの縦幅Wは、100mm以下とすることが好ましい。空気透過部δの縦幅Wは、70mm以下とすることがより好ましく、50mm以下とすることがさらに好ましい。第一実施形態の帽子1においては、空気透過部δの横幅Wを30~40mmの範囲としている。
既に述べたように、第一実施形態の帽子1において、空気透過部δは、前鍔20の保形芯21に設けた開口部(乃至は切欠部)の形態で設けられる。この空気透過部δは、開口部の状態のままとしてもよいが、この場合には、空気透過部δを通じて帽子着用者の目に日光が入りやすくなり、前鍔20が庇としての機能を発揮しにくくなる。加えて、空気透過部δが目立ちやすくなり、帽子の見た目が悪くなるおそれもある。このため、空気透過部δを、メッシュ生地で覆うことが好ましい。第一実施形態の帽子1においては、前鍔20における、第二上側生地22b、第三上側生地22c及び下側生地23(これらはいずれもメッシュ生地で形成されている。)を、保形芯21を切り欠いた部分(空気透過部δとなる部分)まで延在させることによって、空気透過部δがメッシュ生地で覆われた状態となるようにしている。
1.3 前立て
図6は、第一実施形態の帽子1における前立ての展開図である。第一実施形態の帽子1においては、図6に示すように、前立て30をメッシュ生地で形成している。前立て30の上縁や側縁には縁取りを施しており、解れが生じないようにしている。既に述べたように、前立て30は、その下縁(図3における区間P10)をクラウン10の下縁に縫着することによって、クラウン10に取り付けられるところ、前立て30の下縁には、クラウン10の下縁に縫着されない非縫着区間βが複数個所に設けられている。これにより、帽子1を洗濯機等で丸洗いしても、前立て30が大きく変形しないようにすることが可能となっている。前立て30の下縁部以外の縁部(上縁部や側縁部)は、クラウン10に対して縫着されずにふらされた状態となっている。
前立て30の形状は、クラウン10の形状等に応じて適宜決定される。第一実施形態の帽子1においては、図6に示すように、前立て30を略台形状に形成している。前立て30の上縁は、上側に凸となるように湾曲している。また、前立て30の下縁には、複数の切欠部31を設けている。既に述べたように、第一実施形態の帽子1では、前立て30の下縁(区間P10)に、クラウン10の下縁に対して縫着する縫着区間αと、クラウン10の下縁に対して縫着しない非縫着区間βとを設けるところ、前立て30の下縁に切欠部31を設けたことで、前立て30とクラウン10との縫着を容易に行うことができるようになっている。
すなわち、前立て30の下縁をクラウン10の下縁に重ね、前立て30とクラウン10とを、前立て30の切欠部31にかかるラインL(図6)に沿って連続的にミシン掛けすると、自動的に、前立て30における、切欠部31のない区間P,P,P,Pが縫着区間αとなり、切欠部31がある区間P,P,P,P,P10が非縫着区間βとなるようになっている。切欠部31の数は、非縫着区間βの数に一致し、それぞれの切欠部31の横幅は、それぞれの非縫着区間βの長さに一致する。図5の縫着部εに示すように、クラウン10の下縁に対しては、前立て30の下縁だけでなく、取入口用メッシュ生地60の下縁や、前鍔20の基端縁や、ビン皮40の下縁も縫着される(図5では、空気取入口γがある部分の断面を示しているため、縫着部εでクラウン10が縫着されないように描かれているが、実際には、空気取入口γがない区間でクラウン10も縫着部βで縫着される。)ところ、前立て30の下縁とクラウン10の下縁との縫着を上記のように連続的なミシン掛けでできるようにすることによって、クラウン10の下縁と、前鍔20の基端縁と、前立て30の下縁と、ビン皮40の下縁と、取入口用メッシュ生地60の下縁とを、縫着部εで一度に縫着しやすくなる。
また、第一実施形態の帽子1では、図2に示すように、クラウン10の前面部10aの下縁に沿った箇所に、クラウン10のベンチレーションを行うための空気取入口γを設けたところ、前立て30の下縁に切欠部31を設けたことによって、クラウン10のベンチレーションをより効果的に行うことも可能となっている。すなわち、前立て30の切欠部31は、図5に示すように、空気取入口γの内側に重なる箇所に位置するため、空気取入口γから取り入れられる空気A,Aが、この切欠部31を通じても、クラウン10の内側に導入されるようになる。前立て30は、メッシュ生地で形成しているため、切欠部31がない箇所でも空気A,Aを通過させることができるが、切欠部31を通じてより大量の空気A,Aを効率的に取り入れることが可能になる。
前立て30に設ける切欠部31の形状は、特に限定されないが、通常、図6に示すように、矩形状乃至は帯状とされる。切欠部31の縦幅W(図6)は、ある程度広く確保することが好ましい。切欠部31の縦幅Wが狭いと、切欠部31にかかるラインLに沿って前立て30とクラウン10とを縫着することが難しくなる(ミシン掛けがラインLから僅かでもずれると、非縫着部βでも前立て30がクラウン10に縫着されるようになる)からである。切欠部31の縦幅Wは、3mm以上とすることが好ましく、4mm以上とすることがより好ましく、5mm以上とすることがさらに好ましい。ただし、切欠部31の縦幅Wを広くしすぎると、前立て30の保形性が低下する。このため、切欠部31の縦幅Wを広くしすぎるのもよくない。切欠部31の縦幅Wは、30mm以下とすることが好ましく、25mm以下とすることがより好ましく、20mm以下とすることがさらに好ましい。第一実施形態の帽子1においては、切欠部31の縦幅Wを7~8mm程度に設定している。
1.4 ビン皮
ビン皮40は、図3に示すように、クラウン10の内側でクラウン10の下縁部に沿って設けられた帯状の素材となっている。図5に示すように、ビン皮40の下縁部は、クラウン10の下縁部に沿って縫着(固着)されている。ビン皮40をクラウン10に対して縫着する際には、通常、上記の前鍔20や前立て30もクラウン10に対して縫着される。前立て30は、クラウン10の前面部10aとビン皮40との間に挟まれた状態(より厳密には、取入口用メッシュ生地60とビン皮40との間に挟まれた状態)に設けられる。ビン皮40の上縁部は、クラウン10に対して縫着されておらず、ふらされた状態となっている。
このビン皮40は、着用者の頭部の汗を吸収する機能を有している。このため、ビン皮40は、吸水性と速乾性に優れた素材で形成することが好ましい。第一実施形態の帽子1においては、内層(着用者の頭部に接触する側の層)に太い繊維を用い、外層に細い繊維を用いた織物でビン皮40を形成している。このため、着用者の頭部の汗を毛細管現象によりビン皮40に速やかに吸収させることができるようになっている。
1.5 サイズ調節ベルト
サイズ調節ベルト50(図3)は、クラウン10の下縁の周長を、帽子の着用者の頭囲に応じて調節するためのものとなっている。サイズ調節ベルト50は、従来の帽子で採用されている各種のものを用いることができる。第一実施形態の帽子1では、サイズ調節ベルト50を、左右一対のベルトで構成している。一方のベルトには、複数の凸部が所定間隔で設けられており、他方のベルトには、複数の凹部(前記凸部に嵌合可能な凹部)が所定間隔で繰り返し設けられている。このサイズ調節ベルト50は、嵌合させる凹凸を切り替えることによって、長さを調節することができるものとなっている。
1.6 取入口用メッシュ生地
取入口用メッシュ生地60(図5)は、空気取入口γから取り込まれる空気A,Aを通過させながらも、空気取入口γから、前立て30やその後側のビン皮40等が露出しないようにするためのものとなっている。この取入口用メッシュ生地60によって、帽子1の見た目を良くすることができる。取入口用メッシュ生地60は、前鍔20における空気透過部δを覆う第二上側生地22bや第三上側生地22cや下側生地23と同様のメッシュ生地で形成することが好ましい。これにより、クラウン10の空気取入口γと、前鍔20の空気透過部δとの一体感を高めて、帽子1の見た目をさらに良くすることが可能になる。
2.第二実施形態の帽子
続いて、第二実施形態の帽子について説明する。第二実施形態の帽子については、主に、第一実施形態の帽子と異なる構成に絞って説明する。第二実施形態の帽子で特に言及しない構成については、第一実施形態の帽子1と同様の構成を採用することができる。図7は、第一実施形態の帽子1を示した斜視図である。図7では、クラウン10で覆われて見えない前立て30を破線で示している。
第一実施形態の帽子1では、クラウン10を構成する生地11~16(図1)を、それぞれ1枚の生地によって形成していた。また、クラウン10の前面部10aを形成する生地11,12を非メッシュ生地とする一方、それ以外の生地13~16をメッシュ生地としていた。これに対し、第二実施形態の帽子1では、図7に示すように、クラウン10を構成する生地11~16のうち、前面部10a以外の部分を形成する生地13~16のそれぞれを、表地10cと裏地10dとで構成している。表地10cは、薄手の非メッシュ生地で形成しており、裏地10dは、メッシュ生地によって形成している。
加えて、第二実施形態の帽子1では、着用者頭部の左横部を覆う生地13及び右横部を覆う生地14においては、表地10cの前縁(図7における点Q,Q,Qを結ぶ区間Q)のうち下側の区間Qを上側の区間Qよりも後方に控えた状態としている。このため、表地10dの前縁における区間Qの前方部分で、裏地10dが一部露出した状態となっている。また、クラウン10を表地10cと裏地10dとを重ねた構造とする従来の帽子にあっては、表地10cと裏地10dは、その外縁に沿った全区間を互いに縫着されるところ、第二実施形態の帽子1においては、表地10cにおける上記の区間Qと、表地10における下縁(図7における区間Q)では、表地10cと裏地10dとを縫着せず、表地10cをふらした状態としている。
上記のような構成を採用したことによって、第二実施形態の帽子1は、表地10cの前縁における下側区間Q付近を空気取入口ζとするとともに、表地10cの下縁(区間Q)付近を空気取入口ηとして機能させることができるようになっている。このため、クラウン10の前面部10aに設けた空気取入口γからだけでなく、空気取入口ζ,ηからもクラウン10の内側に空気を取り込むことができるようになっており、クラウン10のベンチレーションをより効果的に行うことが可能となっている。ただし、表地10cの下縁(図7における区間Q)が、裏地10dに対して全く縫着されていないと、表地10cがバタつきやすくなり、帽子1の見た目が悪くなるおそれがある。このため、表地10cの下縁は、その一部の区間で裏地10dに対して縫着してもよい。また、表地10cの下縁の全区間を、裏地10dに対して縫着してもよい(この場合には、空気取入口ηはなくなる)。
3.用途
本発明の帽子は、その用途を特に限定されず、各種の用途で用いることができる。なかでも、暑い環境下で着用されることが多い運動帽や作業帽や通学帽として好適に用いることができる。特に、野球帽として好適である。
1 帽子
10 クラウン
10a クラウンの前面部
10b 切欠部
10c 表地
10d 裏地
11 着用者頭部の左前部を覆う生地
12 着用者頭部の右前部を覆う生地
13 着用者頭部の左横部を覆う生地
14 着用者頭部の右横部を覆う生地
15 着用者頭部の左後部を覆う生地
16 着用者頭部の右後部を覆う生地
20 前鍔
21 保形芯
22 上側生地
22a 第一上側生地
22b 第二上側生地
22c 第三上側生地
23 下側生地
30 前立て
31 切欠部
40 ビン皮
50 サイズ調節ベルト
60 取入口用メッシュ生地
前鍔の上面側にある空気
前鍔の下面側にある空気
切欠部にかかるライン
空気取入口の横幅
空気取入口の縦幅
空気透過部の横幅
空気透過部の縦幅
切欠部の縦幅
α 縫着区間
β 非縫着区間
γ 空気取入口(前側)
δ 空気透過部
ε 縫着部
ζ 空気取入口(横側)
η 空気取入口(下側)


Claims (5)

  1. 着用者の頭部を覆うクラウンと、
    クラウンの前面部の内面に沿って配される前立てと
    を備えた帽子であって、
    前立ての下縁に、
    クラウンの下縁に対して縫着される縫着区間と、
    クラウンの下縁に対して縫着されない非縫着区間と
    が設けられ
    前立ての下縁に切欠部が設けられ、
    前立ての下縁における前記切欠部が設けられた区間が非縫着区間とされ、
    前立ての下縁における前記切欠部が設けられていない区間が縫着区間とされ
    ことを特徴とする帽子。
  2. 非縫着区間が、前立ての下縁における複数個所に均等に設けられた
    請求項1記載の帽子。
  3. 前立ての下縁における少なくとも左右両端部の2箇所が非縫着区間とされた請求項1又は2記載の帽子。
  4. クラウンの前面部の下縁に沿った箇所に、クラウンの外側の空気をクラウンの内側に取り入れるための空気取入口が設けられた請求項1~いずれか記載の帽子。
  5. クラウンの前面部の下縁から前方に突出する前鍔を備え、
    前鍔の下面側にある空気を前鍔の上面側に透過させて前記空気取入口に導くための空気透過部が、前鍔の基端寄りの部分に設けられた請求項記載の帽子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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