JP7484392B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関する。
特許文献1に記載のマルチファンクションプリンタは、ケーブルを介して給電装置と電気的に接続する。マルチファンクションプリンタはUSBIF部、CPU等を有する。USBIF部はUSB・PD(USB Power Delivery)に従って給電装置から電力の供給を受け、その電力をマルチファンクションプリンタの各部に供給する。CPUはUSBIF部を介して給電装置との間でネゴシエーションを行い、供給可能電力を決定する。CPUは供給可能電力を示すプロファイルを給電装置から取得する。CPUはプロファイルが示す供給可能電力に基づき、マルチファンクションプリンタに備わった機能に係るジョブ(処理)を実行する。
特開2019-97107号公報
印刷時においてマルチファンクションプリンタに大電流が流れ、電圧ドロップが生じる場合がある。この場合、供給装置からマルチファンクションプリンタに供給される電圧が低下することで、マルチファンクションプリンタの印字品質が低下する可能性がある。印字品質を担保するために高い電圧を供給するように供給可能電力を決定することが考えられる。しかしながら、外部電源が一度に出力できる電力には上限がある。外部電源がマルチファンクションプリンタ及びマルチファンクションプリンタ以外の機器と接続する場合、マルチファンクションプリンタに供給する供給可能電力が大きくなることで、マルチファンクションプリンタ以外の機器に供給できる電力が小さくなるという問題点がある。
本発明の目的は、印刷時における電圧ドロップを勘案した適切な電力を外部電源から受電できる印刷装置を提供することである。
本発明に係る印刷装置は、複数の電圧情報を有し、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を出力する外部電源と接続可能な印刷装置において、前記外部電源から供給される電力により印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドに基づく電気抵抗率を有する抵抗と、前記外部電源から供給される電力が前記抵抗に通電された場合の前記印刷ヘッドによる印刷時における電圧ドロップにより低下する前記外部電源から実質的に供給される電圧である実質電圧を検出する検出部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記外部電源から前記複数の電圧情報を取得する情報取得部と、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を仮電圧に決定する仮電圧決定部と、前記外部電源に前記仮電圧を出力するように要求する仮要求部と、前記外部電源から供給される前記仮電圧を前記抵抗に通電する抵抗通電部と、前記抵抗通電部による通電時における前記検出部の検出結果に基づき、前記外部電源から取得した前記電圧情報の夫々に対応する電圧が供給された場合における前記実質電圧を決定する実質電圧決定部と、前記実質電圧に基づき、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を給電電圧に決定する給電電圧決定部と、前記外部電源に前記給電電圧を出力するように要求する給電要求部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、印刷装置は、印刷時において外部電源から供給される実質電圧を決定し、決定した実質電圧に基づき外部電源が出力する給電電圧を決定する。故に、印刷装置は印刷時における電圧ドロップを勘案した適切な電力を外部電源から受電できる。
本発明において、印刷装置は、前記情報取得部が取得した全ての前記電圧情報における前記実質電圧を決定するまで、前記仮電圧決定部は、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を前記仮電圧に決定し、前記仮要求部は、前記外部電源に前記仮電圧を出力するように要求し、前記抵抗通電部は、前記外部電源から供給される前記仮電圧を前記抵抗に通電し、前記実質電圧決定部は、前記抵抗通電部による通電時における前記検出部の検出結果に基づき、前記実質電圧を決定する。故に、印刷装置は各電圧情報における実質電圧を精度よく決定できる。
複数の電圧情報を有し、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を出力する外部電源と接続可能な印刷装置において、前記外部電源から供給される電力により印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、前記外部電源から供給される電力が前記印刷ヘッドに通電された場合の前記印刷ヘッドによる印刷時における電圧ドロップにより低下する前記外部電源から実質的に供給される電圧である実質電圧を検出する検出部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記外部電源から前記複数の電圧情報を取得する情報取得部と、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を仮電圧に決定する仮電圧決定部と、前記外部電源に前記仮電圧を出力するように要求する仮要求部と、前記外部電源から供給される前記仮電圧を前記印刷ヘッドに通電するヘッド通電部と、前記ヘッド通電部による通電時における前記検出部の検出結果に基づき、前記外部電源から取得した前記電圧情報の夫々に対応する電圧が供給された場合における前記実質電圧を決定する実質電圧決定部と、前記実質電圧に基づき、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を給電電圧に決定する給電電圧決定部と、前記外部電源に前記給電電圧を出力するように要求する給電要求部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、印刷装置は、印刷時において外部電源から供給される実質電圧を決定し、決定した実質電圧に基づき外部電源が出力する給電電圧を決定する。故に、印刷装置は印刷時における電圧ドロップを勘案した適切な電力を外部電源から受電できる。
本発明において、印刷装置は、前記情報取得部が取得した全ての前記電圧情報における前記実質電圧を決定するまで、前記仮電圧決定部は、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を前記仮電圧に決定し、前記仮要求部は、前記外部電源に前記仮電圧を出力するように要求し、前記ヘッド通電部は、前記外部電源から供給される前記仮電圧を前記印刷ヘッドに通電し、前記実質電圧決定部は、前記ヘッド通電部による通電時における前記検出部の検出結果に基づき、前記実質電圧を決定してもよい。このように、印刷装置は全ての電圧情報に対応する電圧を抵抗に通電することで、各電圧情報における実質電圧を決定する。故に、印刷装置は各電圧情報における実質電圧を精度よく決定できる。
本発明において、印刷装置は、動作が異なる複数の動作モードの夫々を実行するために必要な電圧である必要電圧を前記動作モード毎に記憶する記憶部を更に備え、前記制御部は、前記実質電圧と、前記記憶部が記憶する前記必要電圧とに基づき、前記複数の動作モードから何れか一つを実行動作モードとして決定するモード決定部を更に備え、前記給電電圧決定部は、前記実質電圧と前記実行動作モードとに基づき、前記給電電圧を決定してもよい。これにより、印刷装置は自動で実行可能な動作モードを決定し、動作モードの実行に必要な電圧を外部電源に出力するように要求できる。
本発明において、印刷装置は、動作が異なる複数の動作モードの夫々を実行するために必要な電圧である必要電圧を前記動作モード毎に記憶する記憶部と、ユーザの操作に応じて前記複数の動作モードの何れか一つを実行動作モードとして設定するように指示する指示部とを更に備え、前記制御部は、前記指示部からの指示に基づき、前記実行動作モードを設定するモード設定部を更に備え、前記給電電圧決定部は、前記実質電圧と、前記記憶部が記憶する前記実行動作モードの前記必要電圧とに基づき、前記給電電圧を決定してもよい。これにより、印刷装置はユーザが所望する動作モードに設定し、動作モードの実行に必要な電圧を外部電源に出力するように要求できる。
本発明において、前記給電電圧決定部は、前記実行動作モードの前記必要電圧以上となる前記電圧情報のうち、電圧が最小の前記電圧情報を給電電圧に決定してもよい。この場合、印刷装置は動作モードを実行するための最小限の電圧を外部電源に出力するように要求できる。印刷装置は必要以上に高い電圧を外部電源に要求しないので、印刷装置と異なる機器に外部電源が電力を供給する際の利便性が向上する。
本発明において、前記複数の動作モードは、印刷時の動作に関する印刷動作モードを含んでもよい。この場合、印刷装置は印刷時における電圧ドロップを勘案して受電するので、印刷動作モードをより確実に実行できる。
本発明において、前記印刷動作モードは複数あり、複数の前記印刷動作モードは印刷時に必要な電圧が互いに異なってもよい。この場合、印刷装置は印刷時における電圧ドロップを勘案して受電するので、必要電圧の異なる複数の印刷動作モードの何れかをより確実に実行できる。
本発明において、印刷装置は、USB PD(Universal Serial Bus Power Delivery)規格に準ずる接続で前記外部電源と接続されるUSBポートを更に備え、前記複数の電圧情報は、USB PD規格に準ずる電圧を示す情報であり、前記印刷ヘッドは、前記USBポートを介して前記外部電源から電力が供給されてもよい。この場合、印刷装置はUSB PDに準ずる接続で外部電源と接続するので、利便性が向上する。
印刷装置1の電気系統を示す図である。 印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 外部電源99が有する電力プロファイルを示す図である。 フラッシュメモリ54が記憶する動作モードテーブル92の概念図である。 外部電源99aが接続された場合における電源電圧、実質電圧、及び動作モードの関係を示す図である。 外部電源99bが接続された場合における電源電圧、実質電圧、及び動作モードの関係を示す図である。 第一実施形態のメイン処理のフローチャートである。 図7の続きを示すメイン処理のフローチャートである。 自動設定時処理のフローチャートである。 手動設定時処理のフローチャートである。 図10の続きを示す手動設定時処理のフローチャートである。 第二実施形態のメイン処理のフローチャートの変形例である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
印刷装置1は、外部電源99及びバッテリ71の何れか一方から供給される電力により駆動する熱転写型プリンタである。印刷装置1は、キャラクタ(文字、記号、数字、及び図形等のオブジェクト)を印刷媒体(例えば、感熱ラベル)に印刷できる。
図1を参照し、印刷装置1の構成を説明する。印刷装置1は、筐体2を備える。筐体2の表面には、入力部5(図2参照)、表示部6(図2参照)、及びUSBコネクタ91が設けられる。入力部5は、ユーザの操作を受け付けることができる。表示部6は、各種情報を表示する液晶ディスプレイである。USBコネクタ91は、USB PD(Power Delivery)規格に準ずるケーブル98を介して、外部電源99等のUSBデバイスに接続をするための接続口である。
外部電源99は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ、携帯端末、タブレット端末等である。外部電源99は、USB PD規格におけるパワールールに基づく複数の電力プロファイル(図3参照)を有する。各電力プロファイルは、外部電源99が出力可能な所定の電力(以下、電源電力)及び電圧(以下、電源電圧)の組み合わせを示す。外部電源99は、複数の電力プロファイルの何れか一つが示す電源電力(電源電圧)を印刷装置1に出力できる。USBコネクタ91は、外部電源99から供給される電力を中継する。
筐体2の内部には制御部50、装着部3、印刷ヘッド21、疑似回路43、第一ライン36、第二ライン37、第三ライン38、第四ライン39、駆動回路31、33、41、及び充電回路61等が設けられる。制御部50は印刷装置1を統括制御する。装着部3は、バッテリ71を着脱可能に装着できる。バッテリ71は、例えば、リチウムイオン電池、電気二重層コンデンサである。
印刷ヘッド21は、駆動することで発熱し、印刷媒体に印刷できる。印刷ヘッド21は、供給される電力で発熱し、印刷媒体に印刷できる。疑似回路43は、印刷ヘッド21に基づく電気抵抗率を有する抵抗器である。「印刷ヘッド21に基づく電気抵抗率」とは、印刷ヘッド21の電気抵抗率の0.5倍~1.5倍の範囲の電気抵抗率をいう。本実施形態では、疑似回路43の電気抵抗率と印刷ヘッド21の電気抵抗率とは同値である。
第一ライン36は、装着部3に装着されたバッテリ71及び印刷ヘッド21と接続する。第一ライン36は、バッテリ71が放電する電力を印刷ヘッド21に送電する。第一ライン36には、駆動回路33が設けられる。駆動回路33は、印刷ヘッド21の駆動を制御するための電子回路である。駆動回路33は、スイッチング素子であるFET34を備える。FET34は、制御部50から出力される指示に応じて、ON状態とOFF状態とに切替わる。FET34がON状態である場合、第一ライン36はバッテリ71から印刷ヘッド21に送電する。FET34がOFF状態である場合、第一ライン36はバッテリ71から印刷ヘッド21への送電を停止する。
第三ライン38は、装着部3に装着されたバッテリ71及びUSBコネクタ91と接続する。第三ライン38は、USBコネクタ91が中継する電源電力を装着部3に装着されたバッテリ71に送電する。第三ライン38には、充電回路61が設けられる。充電回路61は、バッテリ71への充電を制御するための電子回路である。充電回路61は、スイッチング素子であるFET62を備える。FET62は、制御部50から出力される指示に応じて、ON状態とOFF状態とに切替わる。FET62がON状態である場合、第三ライン38はUSBコネクタ91からバッテリ71に送電する。FET62がOFF状態である場合、第三ライン38はUSBコネクタ91からバッテリ71への送電を停止する。
第二ライン37は、印刷ヘッド21及びUSBコネクタ91と直接接続する。第二ライン37は、USBコネクタ91が中継する電源電力を印刷ヘッド21に送電する。第二ライン37には、駆動回路31が設けられる。駆動回路31は、駆動回路33と同様に、印刷ヘッド21の駆動を制御するための電子回路である。駆動回路31は、スイッチング素子であるFET32を備える。FET32は、制御部50から出力される指示に応じて、ON状態とOFF状態とに切替わる。FET32がON状態である場合、第二ライン37はUSBコネクタ91から印刷ヘッド21に送電する。FET32がOFF状態である場合、第二ライン37はUSBコネクタ91から印刷ヘッド21への送電を停止する。
第四ライン39は、疑似回路43及びUSBコネクタ91と直接接続する。第四ライン39は、USBコネクタ91が中継する電源電力を疑似回路43に送電する。第四ライン39には、駆動回路41が設けられる。駆動回路41は、第四ライン39が送電する電源電力を制御するための電子回路である。駆動回路41は、スイッチング素子であるFET42を備える。FET42は、制御部50から出力される指示に応じて、ON状態とOFF状態とに切替わる。FET42がON状態である場合、第四ライン39はUSBコネクタ91から疑似回路43に送電する。FET42がOFF状態である場合、第四ライン39はUSBコネクタ91から疑似回路43への送電を停止する。
第二ライン37、第三ライン38、及び第四ライン39には、スイッチ35が設けられている。スイッチ35は、制御部50から出力される指示に応じて、ON状態とOFF状態とに切替わる。スイッチ35がON状態である場合、USBコネクタ91が中継する電源電力は駆動回路31、41、充電回路61に送電される。スイッチ35がOFF状態である場合、USBコネクタ91が中継する電源電力の駆動回路31、41、充電回路61への送電が停止される。
図2を参照し、印刷装置1の電気的構成を説明する。制御部50は、CPU51、ROM52、RAM53、フラッシュメモリ54、USB PDコントローラ80、及び入出力インタフェース(以下、入出力I/Fという。)59を備える。ROM52、RAM53、フラッシュメモリ54、USB PDコントローラ80、及び入出力I/F59は、夫々、CPU51と電気的に接続する。
CPU51は、印刷装置1を制御するための各種プログラムを実行する。ROM52は、各種プログラム等を記憶する。RAM53は、フラグ、カウンタ、演算結果等を一時的に記憶する。フラッシュメモリ54は、印刷装置1の各種設定、動作モードテーブル92等を記憶する。USB PDコントローラ80は、CPU51が出力する指示に応じて、スイッチ35の制御及び外部電源99との通信を行う。
CPU51は、入出力I/F59を介して入力部5、表示部6、駆動回路31、33、41、充電回路61、電圧検出部44、USBコネクタ91と電気的に接続する。入力部5は、ユーザの操作を受け付けた結果をCPU51に入力する。表示部6は、CPU51が出力する指示に応じて各種情報を表示する。電圧検出部44は、USBコネクタ91が中継する電圧を検出する。
CPU51は、充電回路61を制御することでバッテリ71への充電を制御する。印刷装置1は、バッテリ71への充電と印刷ヘッド21による印刷とを同時に行わない。バッテリ71を充電する場合、CPU51はFET62をON状態に、FET32、34をOFF状態にする。
CPU51は、駆動回路31、33、41を制御することで、第一ライン36、第二ライン37、及び第四ライン39による送電を制御する。印刷装置1は、外部電源99が接続される場合には外部電源99から供給される電力により印刷し、外部電源99が接続されていない場合にはバッテリ71から供給される電力により印刷する。
外部電源99は、USBコネクタ91、入出力I/F59を介してUSB PDコントローラ80と電気的に接続する。CPU51は、USB PDコントローラ80を介して外部電源99と通信を行う。CPU51は、外部電源99が有する複数の電力プロファイルを取得する。
図3を参照し、外部電源99が有する電力プロファイルを説明する。本実施形態における外部電源99は、異なる電力プロファイルを有する外部電源99a、99bである。外部電源99aが有する電力プロファイルは7つあり、夫々、プロファイル番号、電源電圧、電源電力が対応付けられている。外部電源99bが有する電力プロファイルは4つあり、外部電源99aと同様に、夫々、プロファイル番号、電源電圧、電源電力が対応付けられている。外部電源99bが有するプロファイル番号1番~4番の電力プロファイルは、外部電源99aが有するプロファイル番号4番~7番の電力プロファイルと電源電圧及び電源電力が等しい。
CPU51は、複数の電力プロファイルから何れか一つを決定し、決定した電力プロファイルが示す電源電力を出力するように外部電源99に要求する。要求した電源電力を受電して印刷する場合、発熱する印刷ヘッド21で大電力が消費されて電圧ドロップが生じる。この場合、外部電源99からUSBコネクタ91に印刷装置1に実質的に供給される電圧(以下、実質電圧という。)は電圧ドロップによって電源電圧よりも小さくなる。故に、印刷装置1は実行する動作(印刷、充電等)が制限される場合がある。
図4を参照し、フラッシュメモリ54が記憶する動作モードテーブル92を説明する。動作モードテーブル92は、動作モードである第一モード~第四モードを記憶する。動作モードは、印刷及び充電に関する動作の組み合わせである。印刷装置1は、動作モードテーブル92から動作モードを一つ決定し、決定した動作モードに基づき印刷媒体への印刷、及びバッテリ71の充電を行う。動作モードテーブル92では、動作モードと、印刷装置1が動作モードで動作する場合に必要な電圧である必要電圧とが対応付けられる。
第一モードでは、高品質印刷と急速充電が実行される。高品質印刷は、印刷に関する動作である。印刷装置1が高品質印刷で印刷媒体に印刷する場合、高品質の印刷物が作成される。急速充電は、充電に関する動作である。印刷装置1が急速充電でバッテリ71を充電する場合、短時間でバッテリ71が充電される。第一モードの必要電圧は10Vである。第二モードでは、省エネ印刷と急速充電が実行される。省エネ印刷は、印刷に関する動作である。印刷装置1が省エネ印刷で印刷媒体に印刷する場合、高品質印刷での印刷時と比較して低品質の印刷物が作成される。第二モードの必要電圧は8Vである。
第三モードでは、急速充電が実行され、印刷が実行されない(印刷不可能)。第三モードの必要電圧は6Vである。第四モードでは、省エネ充電が実行され、印刷が実行されない。省エネ充電は、充電に関する動作である。省エネ充電において、バッテリ71を充電する電力は、USB BC(Battery Charging)規格に基づく2.5W(5V/500mA)である。印刷装置1が省エネ充電でバッテリ71を充電する場合、急速充電での充電時と比較してバッテリ71の充電する時間が長くなる。第四モードに必要電圧はない。
図5、図6を参照し、外部電源99が出力する電源電力を印刷装置1が決定する流れを説明する。電源電力を決定する場合、CPU51は外部電源99の各電力プロファイルが示す電源電力を通電した場合の実質電圧を、事前に疑似回路43に電源電力を通電することで決定する。
各電力プロファイルでの実質電圧を決定する方法を三つ例示する。第一の方法において、CPU51はUSB PDコントローラ80を介して複数の電力プロファイルを取得し、複数の電力プロファイルから何れか一つを仮決定する。該時、CPU51は最も電源電圧が大きい電力プロファイルの内、最も電源電力が大きい電力プロファイルを仮決定する。CPU51は、仮決定した電力プロファイル(以降、仮電力プロファイルという。)が示す電源電力を出力するように外部電源99に要求する。
CPU51は、疑似回路43に外部電源99が出力する電源電力を通電する。CPU51は、電圧ドロップが生じることで低下した実質電圧の大きさを電圧検出部44から取得する。CPU51は、仮電力プロファイルが示す電源電圧と、取得した実質電圧(以下、測定実質電圧という。)とに基づき、仮電力プロファイルでの電圧ドロップを決定する。
CPU51は仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの電圧ドロップの大きさが、仮電力プロファイルでの電圧ドロップと同じとする。CPU51は、各電力プロファイルが示す電源電圧と、仮電力プロファイルでの電圧ドロップとに基づき、各電力プロファイルでの実質電圧を算出して決定する。
図5(a)に示すように、第一の方法において、CPU51は電圧検出部44から測定実質電圧の大きさを取得し、電圧ドロップを決定する。CPU51は、仮電力プロファイルの電源電圧20Vと、取得した測定実質電圧15Vから電圧ドロップ-5Vを決定する。CPU51は、仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの電圧ドロップも-5Vと決定する。CPU51は、仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの実質電圧を、電源電圧と電圧ドロップ-5Vとに基づき算出して決定する。
第二の方法において、CPU51は取得した複数の電力プロファイルから仮決定する。第一の方法と同様に、CPU51は最も電源電圧が大きい電力プロファイルの内、最も電源電力が大きい電力プロファイルを仮電力プロファイルとする。CPU51は、仮電力プロファイルが示す電源電力を外部電源99から受電し、疑似回路43に通電する。CPU51は、測定実質電圧を電圧検出部44から取得し、仮電力プロファイルでの電圧ドロップを決定する。
CPU51は電圧ドロップの大きさが電圧と比例関係があるとして、仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの電圧ドロップを、仮電力プロファイルの電源電圧と仮電力プロファイル以外の電力プロファイルの電源電圧との割合、及び仮電力プロファイルでの電圧ドロップに基づき決定する。CPU51は、各電力プロファイルが示す電源電圧と、割合で決定した各電力プロファイルでの電圧ドロップとに基づき、各電力プロファイルでの実質電圧を算出して決定する。
図5(b)に示すように、第二の方法において、CPU51は仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの電圧ドロップを、仮電力プロファイルの電源電圧20Vと仮電力プロファイル以外の電力プロファイルの電源電圧(例えば、12V)との割合、及び仮電力プロファイルでの電圧ドロップ(-5V)に基づき決定する(例えば、-3V)。CPU51は、仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの実質電圧を、電源電圧と、決定した電圧ドロップとに基づき算出して決定する。
第三の方法において、CPU51は外部電源99が有する複数の電力プロファイルから1つずつ順に仮電力プロファイルとして決定する。仮電力プロファイルが示す電源電力を疑似回路43に通電し、電圧検出部44から測定実質電圧を取得する。CPU51は全ての電力プロファイルについて、電源電力を疑似回路43に通電し、測定実質電圧を確認して決定する(図5(c)参照)。
CPU51は、各電力プロファイルについて、第一の方法~第三の方法により決定した実質電圧と、動作モードテーブル92が記憶する必要電圧とに基づき、電源電力を受電した場合に実行する動作モードを夫々導出する。CPU51は、実質電圧が必要電圧より大きく、動作可能な動作モードの内、必要電圧が最も大きい動作モードを各電力プロファイルで実行する動作モードとする。
印刷装置1は、実行する動作モードをCPU51が自動で選択する自動設定と、ユーザが手動で選択する手動設定とに相互に切り替え可能である。自動設定である場合、CPU51は各電力プロファイルでの動作モードを参照し、実行可能な動作モードの内、必要電圧が最も大きい動作モードを選択する。手動設定である場合、ユーザは外部電源99を印刷装置1に接続する前に入力部5を操作する。入力部5からユーザによる操作結果を受信したCPU51は、操作結果に応じた動作モードに設定する。
CPU51は、外部電源99が出力する電源電力を決定する。自動設定である場合、CPU51は選択した動作モードを実行可能な電力プロファイルの内、電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定する。手動設定である場合、CPU51は選択された動作モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルがあるか確認する。CPU51は選択された動作モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルの内、電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定する。
図7~図11を参照し、第一実施形態のメイン処理について説明する。メイン処理は、外部電源99が出力する電源電力を決定するための処理である。第一実施形態のメイン処理では、第一の方法及び第二の方法の何れか一方の方法で実質電圧が決定される。メイン処理の開始時、FET32、34、42、62、スイッチ35は何れもOFF状態である。印刷装置1の電源が投入された場合、CPU51はROM52に記憶されたプログラムを読み出し、メイン処理を実行する。
図7に示すように、メイン処理が開始されると、CPU51は設定指示を受信したか否かを判断する(S1)。動作モードに関する設定を行う場合、ユーザは入力部5を操作する。入力部5はCPU51に設定指示を出力する。設定指示を受信していないと判断した場合(S1:NO)、CPU51は処理をS5に移行する。
設定指示を受信したと判断した場合(S1:YES)、CPU51は動作モード設定指示を受信したか否かを判断する(S2)。ユーザが手動で動作モードを選択する設定をする場合、ユーザは入力部5を操作する。設定指示を受信したと判断した場合(S2:YES)、CPU51は手動設定選択処理を実行し(S3)、処理をS5に移行する。手動設定選択処理において、CPU51は手動設定にして、ユーザによる入力部5の操作結果を受け付け、操作結果に応じて印刷装置1が実行する動作モードを設定する。設定指示を受信していないと判断した場合(S2:NO)、CPU51は自動設定選択処理を実行し(S4)、処理をS5に移行する。自動設定選択処理において、CPU51は動作モードを外部電源99が接続された場合にCPU51が自動設定にする。
CPU51は、USBコネクタ91にケーブル98を介して外部電源99が接続されたか否かを判断する(S5)。USBコネクタ91に外部電源99が接続されていない場合(S5:NO)、CPU51は処理をS1に戻す。USBコネクタ91に外部電源99が接続されるまで、CPU51はS1~S5の処理を繰り返す。USBコネクタ91に外部電源99が接続された場合(S5:YES)、CPU51は処理をS11(図8参照)に移行する。
図8に示すように、CPU51はUSB PDコントローラ80を介して外部電源99から複数の電力プロファイルを取得する(S11)。CPU51は、取得した電力プロファイルから、電源電圧及び電源電力が最も大きい電力プロファイルを仮電力プロファイルに決定する(S12)。CPU51は、決定した仮電力プロファイルが示す電源電力を出力するように外部電源99に仮電力要求指示を出力する(S13)。印刷装置1から仮電力要求指示を受信した外部電源99は、仮電力プロファイルが示す電源電力を出力する。
CPU51は、通電処理を実行する(S21)。通電処理において、CPU51はスイッチ35及びFET42をON状態にして、受電した電源電力を疑似回路43に通電する。CPU51は、電圧検出部44から測定実質電圧を取得する(S22)。
CPU51は、取得した測定実質電圧から電圧ドロップを決定する(S23)。S23において、第一の方法で実質電圧が決定される場合では、CPU51は仮電力プロファイルの電源電圧と測定実質電圧から仮電力プロファイルでの電圧ドロップを算出する。CPU51は、仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの電圧ドロップを仮電力プロファイルでの電圧ドロップと同じとする。第二の方法で実質電圧が決定される場合では、CPU51は仮電力プロファイルの電源電圧と測定実質電圧から仮電力プロファイルでの電圧ドロップを算出する。CPU51は、仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの電圧ドロップを、仮電力プロファイルの電源電圧と仮電力プロファイル以外の電力プロファイルの電源電圧との割合、及び仮電力プロファイルでの電圧ドロップに基づき決定する。
CPU51は、実質電圧を決定する(S31)。S31において、CPU51は各仮電力プロファイルの電源電圧及び電圧ドロップから各電力プロファイルでの実質電圧を決定する。CPU51は、各電力プロファイルで実行する動作モードを導出する(S32)。S32において、CPU51は動作可能な動作モードの内、必要電圧が最も大きい動作モードを各電力プロファイルで実行する動作モードとする。
CPU51は、動作モードをCPU51が自動設定か否かを判断する(S41)。S4で自動設定にした場合(S41:YES)、CPU51は自動設定時処理を実行し(S42)、処理をS51に移行する。S3で手動設定にした場合(S41:NO)、CPU51は手動設定時処理を実行し(S43)、処理をS51に移行する。
図9を参照し、自動設定時処理(S42、図8参照)について説明する。自動設定時処理は、動作モードを自動で選択し、電源電力を決定するための処理である。CPU51は、自動設定時処理が開始するとS32(図8参照)で導出した各電力プロファイルで実行する動作モードに第一モードが含まれるか否かを判断する(S62)。各電力プロファイルで実行する動作モードに第一モードが含まれる場合(S62:YES)、CPU51は印刷装置1が実行する動作モードを第一モードに設定する(S63)。CPU51は外部電源99が出力する電源電力を、第一モードを実行可能な電力プロファイルの内で電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定し(S64)、処理をメイン処理(図8参照)に戻す。
各電力プロファイルで実行する動作モードに第一モードが含まれない場合(S62:NO)、CPU51はS32で導出した各電力プロファイルで実行する動作モードに第二モードが含まれるか否かを判断する(S72)。各電力プロファイルで実行する動作モードに第二モードが含まれる場合(S72:YES)、CPU51は印刷装置1が実行する動作モードを第二モードに設定する(S73)。CPU51は外部電源99が出力する電源電力を、第二モードを実行可能な電力プロファイルの内で電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定し(S74)、処理をメイン処理に戻す。
各電力プロファイルで実行する動作モードに第二モードが含まれない場合(S72:NO)、CPU51はS32で導出した各電力プロファイルで実行する動作モードに第三モードが含まれるか否かを判断する(S82)。各電力プロファイルで実行する動作モードに第三モードが含まれる場合(S82:YES)、CPU51は印刷装置1が実行する動作モードを第三モードに設定する(S83)。CPU51は外部電源99が出力する電源電力を、第三モードを実行可能な電力プロファイルの内で電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定し(S84)、処理をメイン処理に戻す。
各電力プロファイルで実行する動作モードに第三モードが含まれない場合(S72:NO)、CPU51は実行する動作モードが第四モードしかないとして、印刷装置1が実行する動作モードを第四モードに設定する(S93)。CPU51は外部電源99が出力する電源電力を2.5W(5V/500mA)に決定し(S94)、処理をメイン処理に戻す。
図10を参照し、手動設定時処理(S43、図8参照)について説明する。手動設定時処理は、ユーザによる入力部5の操作結果に応じで設定した動作モードに基づき、電源電力を決定するための処理である。CPU51は、手動設定時処理が開始するとS3で設定した動作モードが第一モードであるか否かを判断する(S101)。設定した動作モードが第一モードである場合(S101:YES)、CPU51は第一モードの必要電圧(10V)以上の実質電圧となる電力プロファイルがあるか否かを判断する(S102)。
第一モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルがある場合(S102:YES)、CPU51は外部電源99が出力する電源電力を、第一モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルの内で電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定し(S104)、処理をメイン処理に戻す。第一モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルがない場合(S102:NO)、CPU51はS131(図11参照)に移行する。
設定した動作モードが第一モードでない場合(S101:NO)、CPU51はS3で設定した動作モードが第二モードであるか否かを判断する(S111)。設定した動作モードが第二モードである場合(S111:YES)、CPU51は第二モードの必要電圧(8V)以上の実質電圧となる電力プロファイルがあるか否かを判断する(S112)。
第二モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルがある場合(S112:YES)、CPU51は外部電源99が出力する電源電力を、第二モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルの内で電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定し(S114)、処理をメイン処理に戻す。第二モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルがない場合(S112:NO)、CPU51はS131に移行する。
設定した動作モードが第二モードでない場合(S111:NO)、図11に示すように、CPU51はS3で設定した動作モードが第三モードであるか否かを判断する(S121)。設定した動作モードが第三モードでない場合(S121:NO)、設定した動作モードが第四モードであるとして、CPU51は外部電源99が出力する電源電力を2.5W(5V/500mA)に決定し(S134)、処理をメイン処理に戻す。
設定した動作モードが第三モードである場合(S121:YES)、CPU51は第三モードの必要電圧(6V)以上の実質電圧となる電力プロファイルがあるか否かを判断する(S122)。第三モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルがある場合(S122:YES)、CPU51は外部電源99が出力する電源電力を、第三モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルの内で電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定し(S124)、処理をメイン処理に戻す。
第三モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルがない場合(S122:NO)、CPU51はユーザによる入力部5の操作結果に応じで設定した動作モードを実行できないとして、表示部6に動作不可表示を表示する(S131)。CPU51はS3で設定した動作モードを第四モードに変更する(S133)。CPU51は処理をS134に移行する。
図10の説明に戻る。自動設定時処理(S42)又は手動設定時処理(S43)の実行後、CPU51は自動設定時処理(S42)又は手動設定時処理(S43)で決定した電源電力を出力するように外部電源99に電源電力要求指示を出力する(S51)。印刷装置1から電源電力要求指示を受信した外部電源99は、自動設定時処理(S42)又は手動設定時処理(S43)で決定した電源電力を出力する。外部電源99から電源電力を受電した印刷装置1は、決定した動作モードで動作を実行する。
図12を参照し、第二実施形態のメイン処理について説明する。第二実施形態のメイン処理では、第三の方法で実質電圧が決定される。第二実施形態のメイン処理は、S12~S31(図8参照)の処理に替えてS212~S224の処理を実行する点のみ第一実施形態のメイン処理と相違する。以下、第一実施形態のメイン処理と同様の処理は説明を省略し、第一実施形態のメイン処理と相違する処理を説明する。
CPU51は、S11で外部電源99から電力プロファイルを取得した後、変数iの値を1にする(S212)。CPU51は、プロファイル番号が変数iと同値となる電力プロファイルを仮電力プロファイルとして決定する(S213)。CPU51は、外部電源99に仮電力要求指示を出力する(S13)。CPU51は、通電処理を実行し(S21)、電圧検出部44から測定実質電圧を取得する(S22)。
CPU51は、S11で取得した全ての電力プロファイルについて、測定実質電圧を取得したか否かを判断する(S223)。全ての電力プロファイルでの測定実質電圧を取得していない場合(S223:NO)、CPU51は変数iの値に1を加算し(S224)、処理をS213に戻す。CPU51は、全ての電力プロファイルでの測定実質電圧を取得するまで、S213、S13、S21、S22、S223、S224の処理を繰り返す。全ての電力プロファイルでの測定実質電圧を取得した場合(S223:YES)、CPU51は処理をS32に移行する。
以上説明したように、印刷装置1は、印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21に基づく電気抵抗率を有する疑似回路43と、電圧検出部44と、制御部50とを備える。電圧検出部44は、電圧ドロップが生じて低下する実質電圧を検出する。制御部50のCPU51は、外部電源99から複数の電力プロファイルを取得する(S11)。CPU51は、取得した電力プロファイルから仮電力プロファイルを決定する(S12)。CPU51は、仮電力プロファイルが示す電源電力(電源電圧)を出力するように外部電源99に仮電力要求指示を出力する(S13)。CPU51は、仮電力プロファイルが示す電源電力を疑似回路43に通電する(S21)。CPU51は、電圧検出部44から測定実質電圧を取得する(S22)。CPU51は、取得した測定実質電圧に基づき仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの実質電圧を決定する(S31)。CPU51は、実質電圧に基づき動作モードを導出し(S32)、外部電源99が出力する電源電圧を決定する(S42、S43)。CPU51は、決定した電源電力を出力するように外部電源99に電源電力要求指示を出力する(S51)。
このように、印刷装置1は、印刷時において外部電源99から供給される実質電力を決定し、実質電力に基づき外部電源99が出力する電源電力を決定する。故に、印刷装置1は印刷時における電圧ドロップを勘案した適切な電力を外部電源99から受電できる。
CPU51は第二実施形態のメイン処理において、全ての電力プロファイルでの測定実質電圧を取得するまで、プロファイル番号が変数iと同値となる電力プロファイルを仮電力プロファイルとして決定し(S213)、外部電源99に仮電力要求指示を出力し(S13)、通電処理を実行して疑似回路43に通電し(S21)、電圧検出部44から測定実質電圧を取得する(S22)。これにより、印刷装置1は、各電圧プロファイルでの実質電圧を精度よく決定できる。
印刷装置1はフラッシュメモリ54を備える。フラッシュメモリ54は、動作モードテーブル92を記憶する。動作モードテーブル92は、印刷装置1が実行する動作を示す動作モードと動作モードの必要電圧とを対応付ける。CPU51は、実質電圧と必要電圧とに基づき自動で印刷装置1が実行する動作モードを決定する(S63、S73、S83、S93)。CPU51は、実質電圧と実行する動作モードとに基づき、外部電源99が出力する電源電力を決定する(S64、S74、S84、S94)。これにより、印刷装置1は自動で実行可能な動作モードを決定し、動作モードの実行に必要な電圧を外部電源99に出力するように要求できる。
印刷装置1は、ユーザの操作を受け付けた結果をCPU51に入力する入力部5を備える。CPU51はユーザによる入力部5の操作結果を受け付け、操作結果に応じて印刷装置1が実行する動作モードを設定する(S3)。CPU51は、実質電圧と実行する動作モードとに基づき、外部電源99が出力する電源電力を決定する(S104、S114、S124、S134)。これにより、印刷装置1はユーザが所望する動作モードに設定し、動作モードの実行に必要な電圧を外部電源99に出力するように要求できる。
CPU51は、外部電源99が出力する電源電力を、決定した動作モードの必要電圧以上の実質電圧となる電力プロファイルの内で電源電圧が最小の電力プロファイルが示す電源電力に決定する(S64、S74、S84、S104、S114、S124)。この場合、印刷装置1は動作モードを実行するための最小限の電圧を外部電源99に出力するように要求できる。印刷装置1は必要以上に高い電圧を外部電源99に要求しないので、印刷装置1と異なる機器に外部電源99が電力を供給する際の利便性が向上する。
動作モードテーブル92が記憶する動作モードは、印刷時の動作(高品質印刷、省エネ印刷)に関する動作モードである第一モード及び第二モードを記憶する。この場合、印刷装置1は印刷時における電圧ドロップを勘案して受電するので、動作モードをより確実に実行できる。
第一モードと第二モードとは、必要電圧が互いに異なる。この場合、印刷装置1は印刷時における電圧ドロップを勘案して受電するので、印刷時の動作(高品質印刷、省エネ印刷)をより確実に実行できる。
印刷装置1は、USB PD規格に準ずる接続で外部電源99と接続されるUSBコネクタ91を備える。電力プロファイルは、USB PD規格におけるパワールールに準ずる。印刷ヘッド21は、USBコネクタ91を介して外部電源99から電力が供給される。この場合、印刷装置1はUSB PDに準ずる接続で外部電源99と接続するので、利便性が向上する。
上記実施形態において、電力プロファイルが本発明の「電圧情報」に相当する。電圧検出部44が本発明の「検出部」に相当する。S11を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「情報取得部」に相当する。S12を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「仮電圧決定部」に相当する。S13を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「仮要求部」に相当する。S21を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「抵抗通電部」に相当する。S31を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「実質電圧決定部」に相当する。外部電源99が出力する電源電圧が本発明の「給電電圧」に相当する。S42、S43を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「給電電圧決定部」に相当する。S51を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「給電要求部」に相当する。
フラッシュメモリ54が本発明の「記憶部」に相当する。印刷装置1が実行する動作モードが本発明の「実行動作モード」に相当する。S63、S73、S83、S93を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「モード決定部」に相当する。入力部5が本発明の「指示部」に相当する。S3を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「モード設定部」に相当する。第一モード及び第二モードが本発明の「印刷動作モード」に相当する。USBコネクタ91が本発明の「USBポート」に相当する。
本発明は、本発明の編集装置及び編集方法は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更が加えられてもよい。例えば、以下の変形が適宜加えられてもよい。以下の変形は適宜組み合わされてもよい。
印刷装置1は、疑似回路43を備えなくてもよい。この場合、CPU51は通電処理(S21)において、スイッチ35及びFET32をON状態にして、印刷ヘッド21に通電してもよい。この場合、S21を実行する制御部50(CPU51)が本発明の「ヘッド通電部」に相当する。
印刷装置1は、印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21に基づく電気抵抗率を有する疑似回路43と、電圧検出部44と、制御部50とを備える。電圧検出部44は、電圧ドロップが生じて低下する実質電圧を検出する。制御部50のCPU51は、外部電源99から複数の電力プロファイルを取得する(S11)。CPU51は、取得した電力プロファイルから仮電力プロファイルを決定する(S12)。CPU51は、仮電力プロファイルが示す電源電力(電源電圧)を出力するように外部電源99に仮電力要求指示を出力する(S13)。CPU51は、仮電力プロファイルが示す電源電力を印刷ヘッド21に通電する(S21)。CPU51は、電圧検出部44から測定実質電圧を取得する(S22)。CPU51は、取得した測定実質電圧に基づき仮電力プロファイル以外の電力プロファイルでの実質電圧を決定する(S31)。CPU51は、実質電圧に基づき動作モードを導出し(S32)、外部電源99が出力する電源電圧を決定する(S42、S43)。CPU51は、決定した電源電力を出力するように外部電源99に電源電力要求指示を出力する(S51)。
このように、印刷装置1は、印刷時において外部電源99から供給される実質電力を決定し、実質電力に基づき外部電源99が出力する電源電力を決定する。故に、印刷装置1は印刷時における電圧ドロップを勘案した適切な電力を外部電源99から受電できる。
CPU51は第二実施形態のメイン処理において、全ての電力プロファイルでの測定実質電圧を取得するまで、プロファイル番号が変数iと同値となる電力プロファイルを仮電力プロファイルとして決定し(S213)、外部電源99に仮電力要求指示を出力し(S13)、通電処理を実行して印刷ヘッド21に通電し(S21)、電圧検出部44から測定実質電圧を取得する(S22)。これにより、印刷装置1は、各電圧プロファイルでの実質電圧を精度よく決定できる。
第本発明は、他に種々の変更が可能である。印刷装置1の構成、数は適宜変更されてもよい。USB PDコントローラ80は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。例えば、USB PDコントローラ80はCPUを備え、メイン処理の一部の処理がUSB PDコントローラ80のCPUにより実行されてもよい。第一ライン36、第三ライン38、第三ライン38に、FET32、34、62と異なるスイッチを設けてもよい。FET32、34、62は、スイッチング素子に限らず、例えばリレースイッチでもよい。
電圧検出部44は、USBコネクタ91が中継する電圧ではなく、例えば、疑似回路43又は印刷ヘッド21での電圧ドロップを検出してもよい。該時、CPU51は疑似回路43又は印刷ヘッド21での電圧ドロップに基づき実質電圧を検出してもよい。この場合、電圧検出部44の検出結果に基づき実質電圧を検出するCPU51が本発明の「検出部」に相当する。
上記実施形態では、印刷装置1は、USB PD規格に準ずる接続で外部電源99と接続するが、これに限らない。印刷装置1は、USB BC(USB Battery Charge)に準ずる接続や、USB規格以外の接続により外部電源99と接続してもよい。USB規格以外の接続により外部電源99と接続する場合、印刷装置1はUSBコネクタ91を備えなくてもよい。
疑似回路43の電気抵抗率は「印刷ヘッド21に基づく電気抵抗率」であればよく、適宜変更できる。「印刷ヘッド21に基づく電気抵抗率」は、例えば、印刷ヘッド21に基づく電気抵抗率の整数倍でもよい。
印刷装置1の各処理のステップは、CPU51によって実行される例に限定されず、一部又は全部が他の電子機器(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。印刷装置1の各処理のステップは、複数の電子機器(例えば、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。例えば、電源電力決定処理の一部がCPU51により実行されてもよい。
CPU51が処理を実行するための指令を含むプログラムは、CPU51がプログラムを実行するまでに、当該装置の記憶機器に記憶されればよい。従って、プログラムの取得方法、取得経路及びプログラムを記憶する機器の各々は、適宜変更してもよい。印刷装置1で実行されるプログラムは、ケーブル又は無線通信を介して他の装置から受信し、フラッシュメモリ54等の記憶装置に記憶されてもよい。他の装置は、例えば、PC、及びネットワーク網を介して接続されるサーバを含む。
印刷装置1の各処理のステップは、必要に応じて順序の変更、ステップの省略、及び追加が可能である。印刷装置1上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)等が、印刷装置1が有するCPU51からの指令に基づき処理の一部又は全部を行う態様も、本開示の範囲に含まれる。
メイン処理において、自動設定及び手動設定の何れか一方のみが設定されてもよい。手動設定時処理において、取得した電力プロファイルにユーザが手動で選択した動作モードを実行可能な電力プロファイルがない場合、CPU51は処理をS131に移行してもよい。第一実施形態のメイン処理において、CPU51は、第一の方法と第二の方法以外の方法で実質電圧を決定してもよい。例えば、実質電圧は電源電圧が所定値以上の電力プロファイルでの実質電圧を第一の方法、所定値未満の電力プロファイルでの実質電圧を第二の方法で決定されてもよい。第二実施形態のメイン処理において、CPU51は電圧検出部44から取得した測定実質電圧に基づき電圧ドロップを決定してもよい。
1 印刷装置
21 印刷ヘッド
34 疑似回路
44 電圧検出部
50 制御部
51 CPU
54 フラッシュメモリ
91 USBコネクタ

Claims (8)

  1. 複数の電圧情報を有し、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を出力する外部電源と接続可能な印刷装置において、
    前記外部電源から供給される電力により印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドに基づく電気抵抗率を有する抵抗と、
    前記外部電源から供給される電力が前記抵抗に通電された場合の前記印刷ヘッドによる印刷時における電圧ドロップにより低下する前記外部電源から実質的に供給される電圧である実質電圧を検出する検出部と、
    動作が異なる複数の動作モードの夫々を実行するために必要な電圧である必要電圧を前記動作モード毎に記憶する記憶部と、
    ユーザの操作に応じて前記複数の動作モードの何れか一つを実行動作モードとして設定するように指示する指示部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記外部電源から前記複数の電圧情報を取得する情報取得部と、
    前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を仮電圧に決定する仮電圧決定部と、
    前記外部電源に前記仮電圧を出力するように要求する仮要求部と、
    前記外部電源から供給される前記仮電圧を前記抵抗に通電する抵抗通電部と、
    前記抵抗通電部による通電時における前記検出部の検出結果に基づき、前記外部電源から取得した前記電圧情報の夫々に対応する電圧が供給された場合における前記実質電圧を決定する実質電圧決定部と、
    前記実質電圧に基づき、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を給電電圧に決定する給電電圧決定部と、
    前記外部電源に前記給電電圧を出力するように要求する給電要求部と
    前記指示部からの指示に基づき、前記実行動作モードを設定するモード設定部とを備え、
    前記給電電圧決定部は、前記実質電圧と、前記記憶部が記憶する前記実行動作モードの前記必要電圧とに基づき、前記給電電圧を決定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記情報取得部が取得した全ての前記電圧情報における前記実質電圧を決定するまで、
    前記仮電圧決定部は、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を前記仮電圧に決定し、
    前記仮要求部は、前記外部電源に前記仮電圧を出力するように要求し、
    前記抵抗通電部は、前記外部電源から供給される前記仮電圧を前記抵抗に通電し、
    前記実質電圧決定部は、前記抵抗通電部による通電時における前記検出部の検出結果に基づき、前記実質電圧を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 複数の電圧情報を有し、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を出力する外部電源と接続可能な印刷装置において、
    前記外部電源から供給される電力により印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、
    前記外部電源から供給される電力が前記印刷ヘッドに通電された場合の前記印刷ヘッドによる印刷時における電圧ドロップにより低下する前記外部電源から実質的に供給される電圧である実質電圧を検出する検出部と、
    動作が異なる複数の動作モードの夫々を実行するために必要な電圧である必要電圧を前記動作モード毎に記憶する記憶部と、
    ユーザの操作に応じて前記複数の動作モードの何れか一つを実行動作モードとして設定するように指示する指示部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記外部電源から前記複数の電圧情報を取得する情報取得部と、
    前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を仮電圧に決定する仮電圧決定部と、
    前記外部電源に前記仮電圧を出力するように要求する仮要求部と、
    前記外部電源から供給される前記仮電圧を前記印刷ヘッドに通電するヘッド通電部と、
    前記ヘッド通電部による通電時における前記検出部の検出結果に基づき、前記外部電源から取得した前記電圧情報の夫々に対応する電圧が供給された場合における前記実質電圧を決定する実質電圧決定部と、
    前記実質電圧に基づき、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を給電電圧に決定する給電電圧決定部と、
    前記外部電源に前記給電電圧を出力するように要求する給電要求部と
    前記指示部からの指示に基づき、前記実行動作モードを設定するモード設定部とを備え、
    前記給電電圧決定部は、前記実質電圧と、前記記憶部が記憶する前記実行動作モードの前記必要電圧とに基づき、前記給電電圧を決定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 前記情報取得部が取得した全ての前記電圧情報における前記実質電圧を決定するまで、
    前記仮電圧決定部は、前記複数の電圧情報の何れか一つに対応する電圧を前記仮電圧に決定し、
    前記仮要求部は、前記外部電源に前記仮電圧を出力するように要求し、
    前記ヘッド通電部は、前記外部電源から供給される前記仮電圧を前記印刷ヘッドに通電し、
    前記実質電圧決定部は、前記ヘッド通電部による通電時における前記検出部の検出結果に基づき、前記実質電圧を決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記給電電圧決定部は、前記実行動作モードの前記必要電圧以上となる前記電圧情報のうち、電圧が最小の前記電圧情報を前記給電電圧に決定する
    ことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の印刷装置。
  6. 前記複数の動作モードは、印刷時の動作に関する印刷動作モードを含むことを特徴とする請求項1~5の何れかに記載の印刷装置。
  7. 前記印刷動作モードは複数あり、複数の前記印刷動作モードは印刷時に必要な電圧が互いに異なることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  8. USB PD(Universal Serial Bus Power Delivery)規格に準ずる接続で前記外部電源と接続されるUSBポートを更に備え、
    前記複数の電圧情報は、前記USB PD規格に準ずる電圧を示す情報であり、
    前記印刷ヘッドは、前記USBポートを介して前記外部電源から電力が供給される
    ことを特徴とする請求項1~の何れかに記載の印刷装置。
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