JP7230536B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のUSB接続部を介して複数の外部機器と接続された画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、USB PD(USB Power Delivery)規格に準じた方式により外部機器へ電力を供給する画像処理装置がある(例えば、特許文献1など)。USB PD規格では、最大で100Wという大容量の電力が供給可能となる。
特開2015-174373号公報
上記したUSB PD規格では、電力を供給する前に、供給元の機器と供給先の機器との間で電力の伝送のためのネゴシエーションを実行することで、供給する電力量などを設定する。プリンタなどの画像処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータやUSBメモリなどの外部機器を接続するために、USB PD規格に準拠した通信を行うUSB接続部を複数備える可能性がある。このため、画像処理装置は、電力が必要となった場合、USB接続部のそれぞれに接続された複数の外部機器との間でネゴシエーションを実行する必要が生じる。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、複数の外部機器が複数のUSB接続部を介して接続された場合に、複数の外部機器と電力の伝送のためのネゴシエーションを実行することで、外部から電力供給を受けることが可能な画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本願に係る画像処理装置は、USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により第1外部機器との間で電力の伝送を行う第1USB接続部と、USB規格に準ずる接続により第2外部機器との間で電力の伝送を行う第2USB接続部と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記第1USB接続部を介して前記第1外部機器に対し、USB規格に準拠した通信により電力を要求する第1要求処理と、前記第1要求処理の結果、要求した電力が前記第1外部機器から供給されるか否かを判定する第1判定処理と、前記第1判定処理において、要求した電力が前記第1外部機器から供給されないと判定したことに応じて、前記第2USB接続部を介して前記第2外部機器に対し、USB規格に準拠した通信により電力を要求する第2要求処理と、を実行する。
また、本願に開示の内容は、画像処理装置としての実施だけでなく、画像処理装置を制御する制御方法、画像処理装置を制御するコンピュータで実行するプログラムとしても実施し得るものである。
これによれば、制御装置は、第1USB接続部を介して第1外部機器に電力を要求しても電力が供給されない場合、第2USB接続部を介して第2外部機器へ電力を要求する。
これにより、第1USB接続部を介して第1外部機器に電力を要求しても電力が供給されない場合であっても、第2USB接続部を介して第2外部機器へ電力を要求することで、画像処理装置が外部から電力供給を受けられる可能性が高まる。
本願に係る画像処理装置等によれば、複数の外部機器が複数のUSB接続部を介して接続された場合に、複数の外部機器と電力の伝送のためのネゴシエーションを実行することで、外部から電力供給を受けることが可能となる。
第1実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 電力供給の接続構成を示す図である。 電力供給制御の内容を示すフローチャートである。 電力供給制御の内容を示すフローチャートである。 第1電力量変更制御の内容を示すフローチャートである。 第1電力量変更制御の内容を示すフローチャートである。 第2電力量変更制御の内容を示すフローチャートである。 第2電力量変更制御の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態の電力供給制御の内容を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本願の画像処理装置を具体化した第1実施形態である携帯型のプリンタ1について図1を参照しつつ説明する。
(1.携帯型のプリンタの構成)
図1は、第1実施形態の携帯型のプリンタ1の電気的構成を示している。プリンタ1は、持ち運び可能な携帯型の印刷装置であり、例えば、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して受信した印刷データを所定のシート(感熱紙など)に印刷する。プリンタ1は、CPU12、RAM13、ROM14、NVRAM15、画像形成部16、USB接続部19、ユーザインタフェース20、通信部24、及び供給電力切替部25などを備えている。これらのCPU12等は、バス11で互いに接続されている。
また、本実施形態のプリンタ1は、バッテリ27を備える。供給電力切替部25は、プリンタ1の各部に接続されており、バッテリ27から供給された電力を各部に供給可能となっている。このため、プリンタ1は、バッテリ27を電源として駆動可能であり、様々な場所に持ち運んで使用することができる。なお、プリンタ1は、ACアダプタを接続するためのコネクタ(DCジャックなど)を備えても良い。この場合、供給電力切替部25は、コネクタを介して供給される電力に基づいて、プリンタ1の駆動やバッテリ27の充電を行ってもよい。また、プリンタ1は、バッテリ27を備えない構成でも良い。この場合、プリンタ1は、USB接続部19を介した外部からの供給電力で駆動する構成でも良い。
ROM14は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、制御プログラム151などの各種プログラムを記憶している。例えば、CPU12は、ROM14から読み出した制御プログラム151を実行して、プリンタ1のシステムを起動する。NVRAM15には、画像データ155が保存される。なお、上記したデータの保存先は一例である。例えば、制御プログラム151を、NVRAM15に保存しても良い。
制御プログラム151は、例えば、プリンタ1の各部を統括的に制御するファームウェアである。CPU12は、制御プログラム151を実行し、実行した処理結果をRAM13に一時的に記憶させながら、バス11で接続された各部を制御する。画像データ155は、例えば、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して受信した印刷ジョブの画像データである。
画像形成部16は、例えば、ライン型のサーマルヘッド161を備え、CPU12の制御に基づいて、ダイレクトサーマル方式によりシートに画像を印刷する。画像形成部16は、サーマルヘッド161に対向して設けられたプラテンローラ162を回転させシートを搬送する。例えば、印刷を開始する際に、プリンタ1の挿入口にシートが挿入されると、挿入されたシートは、プラテンローラ162とサーマルヘッド161との対向部分に案内され、印刷完了後に排出口より排出される。
また、USB接続部19は、例えば、USB PD(USB Power Delivery)規格に準拠した通信や電力供給を行うインタフェースである。USB接続部19は、例えば、コネクタとして3つのレセプタクル191を備える。USB接続部19は、レセプタクル191に接続された様々な外部機器との間で、データ通信や電力供給を行う。
接続される外部機器としては、例えば、USBメモリ、パーソナルコンピュータ、外付けハードディスク、スマートフォン、カードリーダーなど、USB規格で接続可能な様々な機器を採用できる。
レセプタクル191は、例えば、USB Type-C規格に準拠したコネクタである。各レセプタクル191は、例えば、データ通信や電力供給を行うための複数のピンを備える。例えば、レセプタクル191は、複数のピンとして、USB Type-C規格のコネクタにおけるD+ピン、D-ピン、Vbusピンなどを備える。レセプタクル191は、D+ピン、D-ピンを用いてデータ通信を行う。また、レセプタクル191は、Vbusピンを用いて電力の供給、電力の受電を行う。また、CCピンは、電力供給を行うためのネゴシエーションに用いられる。ここでいう電力供給を行うためのネゴシエーションとは、例えば、電力の供給源である電力ソースとなるか供給先である電力シンクとなるかの設定、供給する電力量の設定などを行う処理である。
また、USB接続部19は、供給電力切替部25を介してバッテリ27に接続されている。供給電力切替部25は、所謂、PDコントローラを有し、例えば、USB接続部19からVbusピンを介して外部機器へ供給する電力を切り替える。供給電力切替部25には、USB接続部19に接続された外部機器や、バッテリ27から電力が供給される。供給電力切替部25は、例えば、任意の外部機器から供給された電力を、他の外部機器へ供給する。また、供給電力切替部25は、外部機器やバッテリ27から供給された電力から、例えば、20V、12V、5Vの3種類の電圧を生成する。供給電力切替部25は、複数の種類の電圧値や電流値を組み合わせた電力をUSB接続部19へ供給可能となっている。CPU12は、制御プログラム151を実行し供給電力切替部25を制御する。供給電力切替部25は、CPU12の制御に基づいて、USB接続部19へ供給する電力の電圧値や電流値の組み合わせを変更する。これにより、USB接続部19から外部機器へ供給する電力の電圧値や電流値が変更される。
なお、CPU12と供給電力切替部25とを、別々の処理回路で構成せず、1つの処理回路で構成しても良い。また、USB接続部19から供給する電力の制御は、CPU12が供給電力切替部25を制御して実行しても良く、供給電力切替部25が主体となって実行しても良い。例えば、上記した電力供給のネゴシエーションは、CPU12が実行してもよく、供給電力切替部25が実行しても良い。また、供給電力切替部25は、特定の電圧値や電流値を組み合わせた電力を供給する構成に限らず、所望の電圧値や電流値の電力を生成する構成でも良い。
ユーザインタフェース20は、電源をオン・オフ操作するための電源キー20Aを備える。例えば、CPU12は、プリンタ1の電源オフ状態で電源キー20Aを押し下げられると、供給電力切替部25から各部へ電力を供給させ、電源のオン処理を行う。また、CPU12は、電源オン状態で電源キー20Aを押し下げられると、供給電力切替部25から各部への電力供給を停止させ、電源のオフ処理を行う。また、ユーザインタフェース20は、プリンタ1の各種情報を表示する表示部20Bを備える。表示部20Bは、例えば、タッチパネルであり、液晶パネル、液晶パネルの背面側から光を照射するLED等の光源、液晶パネルの表面に貼り合わされた接触感知膜等を備えている。表示部20Bは、CPU12の制御に基づいて液晶パネルの表示内容を変更する。また、表示部20Bは、タッチパネルに対する操作入力に応じた信号をCPU12へ出力する。
通信部24は、無線通信や赤外線通信が可能となっている。プリンタ1で印刷を行う際、例えば、ユーザは、スマートフォンから無線通信を介してプリンタへ、印刷を実行させる印刷ジョブを送信する。CPU12は、通信部24を制御し、無線通信を介して印刷ジョブ(画像データ155など)を受信する。CPU12は、受信した印刷ジョブに基づいて画像形成部16による印刷を実行する。
(2.電力供給制御)
次に、本実施形態のプリンタ1によるUSB接続部19の電力供給制御について説明する。まず、電力供給を行う接続構成の一例を説明する。図2は、電力供給を行う接続構成の一例であり、プリンタ1のUSB接続部19に複数の外部機器を接続した状態を示している。以下の説明では、USB接続部19の3つのレセプタクル191(図1参照)を互いに区別するため、第1USB接続部31、第2USB接続部32、及び第3USB接続部33と称して説明する。また、図2に示す第1外部機器41~43、第2外部機器51、及び第3外部機器61,62は、USB PD規格に準拠した通信を行うUSB接続部を備えており、プリンタ1を含む他の装置との間で電力の伝送を行う。以下の説明では、第1USB接続部31に接続された電力系統を第1電力系統71と、第2USB接続部32に接続された電力系統を第2電力系統72と、第3USB接続部33に接続された電力系統を第3電力系統73と称して説明する。また、以下の説明では、制御プログラム151を実行するCPU12のことを、単にCPU12として記載する場合がある。例えば、「CPU12が」という記載は、「制御プログラム151を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。
図2に示すように、第1USB接続部31には、3つの第1外部機器41~43が接続されている。第1外部機器41~43は、USBハブ45を介して第1USB接続部31に接続されている。第1外部機器41は、例えばパーソナルコンピュータである。第1外部機器41は、商用電源47に接続されており、商用電源47から電力を供給される。第1外部機器42,43は、例えば、USBメモリ、外付けハードディスク、スマートフォンなどである。第1外部機器42,43は、商用電源に接続されておらず、USB PD規格の接続による電力の供給を受ける。第1USB接続部31の第1電力系統71において、第1外部機器41は、例えば、USB接続のデータ通信におけるホストとして機能し、デバイスとして設定されたプリンタ1、第1外部機器42,43に対するポーリングなどを実行する。以下の説明では、USB接続のデータ通信におけるホストをUSBホスト、USB接続におけるデバイスをUSBデバイスと称して説明する。この場合、第1外部機器41は、USBホストであり、プリンタ1及び第1外部機器42,43は、USBデバイスである。図2には、第1~第3電力系統71~73のUSBホスト及びUSBデバイスの関係を図示している。なお、このUSBホスト及びUSBデバイスの関係は一例である。
また、第2USB接続部32には、第2外部機器51が接続されている。第2外部機器51は、例えばパーソナルコンピュータである。第2外部機器51は、商用電源52に接続されており、商用電源52から電力を供給される。第2USB接続部32の第2電力系統72において、第2外部機器51は、USBホストとして機能し、プリンタ1は、USBデバイスとして機能する。
また、第3USB接続部33には、2つの第3外部機器61,62が接続されている。
第3外部機器61,62は、USBハブ63を介して第3USB接続部33に接続されている。第3外部機器61,62は、例えば、USBメモリ、外付けハードディスク、スマートフォンなどである。第3外部機器61,62は、商用電源に接続されておらず、USB PD規格の接続による電力の供給を受ける。第3USB接続部33の第3電力系統73において、プリンタ1は、USBホストとして機能し、第3外部機器61,62は、USBデバイスとして機能する。
次に、プリンタ1によるUSB接続部19の電力供給制御について、図3及び図4を参照しつつ説明する。CPU12は、例えば、ROM14に保存された制御プログラム151を実行し、プリンタ1のシステムを起動させる。そして、CPU12は、起動後においてUSB接続部19に対する新たな接続を検出すると、図3及び図4に示す電力供給制御を開始する。図3及び図4は、一例として、第1USB接続部31に対するUSBハブ45の接続を検出した場合を示している。以下の説明では、第2外部機器51及び第3外部機器61,62を接続した後に、第1外部機器41~43を接続する場合の制御について説明する。なお、以下に説明する制御の順番や内容は一例であり、接続の順番などに応じて適宜変更される。また、図3及び図4に示す電力供給制御を開始するタイミングは、上記した新たな接続を検出したタイミングに限らない。例えば、CPU12は、プリンタ1のシステムの起動時に図3及び図4に示す電力供給制御を開始しても良い。
まず、プリンタ1は、USBハブ45を接続される前に、第2外部機器51及び第3外部機器61,62を接続される。プリンタ1は、例えば、第2外部機器51及び第3外部機器61,62を接続された状態で電源キー20A(図1参照)を押下され起動する。CPU12は、第2USB接続部32を介して第2外部機器51との間で電力供給のネゴシエーションを実行する。第2外部機器51は、プリンタ1に対する電力ソースに設定される。プリンタ1は、第2外部機器51に対する電力シンクに設定される。第2外部機器51は、第2USB接続部32を介してプリンタ1へ供給電力W2(図2参照)を供給する。この場合、第2外部機器51は、プリンタ1に対する電力供給源として機能する。また、CPU12は、第3外部機器61,62との間で電力供給のネゴシエーションを実行し、第3外部機器61,62に対する電力ソースに設定される。CPU12は、第3USB接続部33を介して第3外部機器61,62へ供給電力W3(図2参照)を供給する。
次に、第1外部機器41~43が、USBハブ45を介してプリンタ1の第1USB接続部31に接続される。CPU12は、第1USB接続部31を介して第1外部機器41との間で電力供給のネゴシエーションを実行する。第1外部機器41は、プリンタ1に対する電力ソースに設定される。プリンタ1は、第1外部機器41に対する電力シンクに設定される。
ここで、本実施形態のプリンタ1は、商用電源に接続されておらず、バッテリ27や第2外部機器51から供給される電力で駆動する。このため、CPU12は、新たな接続を検出すると、新たな接続の第1電力系統71における電力ソースへ必要な電力を要求する。ここでいう必要な電力とは、例えば、プリンタ1の駆動に必要な電力や、プリンタ1から他の外部機器へ供給するのに必要な電力である。
図3のステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、CPU12は、第1電力系統71の電力ソースである第1外部機器41へ必要な電力を要求する。CPU12は、第1USB接続部31を介してUSB PD規格に準拠した通信を第1外部機器41との間で実行し、第1外部機器41へ電力を要求する。
次に、CPU12は、S13において、第1外部機器41から要求した電力が供給されるか否かを判定する。CPU12は、例えば、S11の要求に対する第1外部機器41の応答の内容に基づいて、要求した電力が供給されるか否かを判定する。CPU12は、第1外部機器41から要求した電力が供給されると判定すると(S13:NO)、通常動作を開始する(S15)。CPU12は、例えば、S15において、第1外部機器41から不足分の電力を供給されて駆動する。CPU12は、第1USB接続部31を介して第1外部機器41から印刷を指示する印刷ジョブJOB(図2参照)を受信すると、受信した印刷ジョブJOBを実行する。このようにして、プリンタ1は、第2外部機器51や第1外部機器41から電力供給を受けて印刷を実行する。CPU12は、図3に示す電力供給制御を終了させる。ここで、本実施形態において「要求した電力が供給されると判定する」とは、例えば「要求した電力に対して電力要求先の装置から給電許可(アクセプト)を示すレスポンスを受け付けたと判定する」ことを指す。電力要求先の装置は、第1外部機器41や第2外部機器51等を指す。例えば、S13において、CPU12は、要求した電力に対して第1外部機器41からアクセプトを示すレスポンスを受付けたと判断すると(S13;NO)、S15を実行する。
一方で、CPU12は、S13において、第1外部機器41から要求した電力が供給されないと判定すると(S13:YES)、別の電力ソースである第2外部機器51へ電力供給を要求する(S17)。ここで、第1外部機器41は、処理負荷の増加や商用電源47の切断などの様々な理由によって電力不足となり、プリンタ1からの要求に対して電力を供給できない可能性がある。この場合、CPU12は、第1外部機器41に代えて、別の電力ソースの第2外部機器51へ電力を要求する。CPU12は、例えば、S11で第1外部機器41へ要求した分の電力を、S17において第2外部機器51へ要求する。ここで、本実施形態において「要求した電力が供給されないと判定する」とは、例えば、次の(1)~(3)の何れかを指す。電力要求先の装置は、第1外部機器41や第2外部機器51等を指す。CPU12は、各レスポンスを電力供給先の装置からUSB接続部を介して受け付ける。
(1)要求した電力に対して電力要求先の装置から給電拒否(リジェクト)を示すレスポンスを受け付け付けたと判定する。
(2)要求した電力に対して電力要求先の装置から給電許可(アクセプト)を示すレスポンスが無いと判定する。
(3)要求先の装置から供給される電力が、要求した電力未満であると判定する。
次に、CPU12は、S19において、第2外部機器51から要求した電力が供給されるか否かを判定する。CPU12は、第2外部機器51から要求した電力が供給されないと判定すると(S19:NO)、外部機器へ電力を要求する処理を終了する(S21)。
この場合、プリンタ1は、電力不足となり、正常に動作できない虞がある。このため、CPU12は、S21において、動作を停止する処理、アラームを報知する処理、表示部20Bにエラーを表示する処理などを実行する。また、CPU12は、第1外部機器41及び第2外部機器51の他に電力ソース、例えば、第3電力系統73に電力ソースが存在する場合、第3電力系統73の電力ソースへ必要な電力を要求しても良い。CPU12は、S21を実行すると、図3に示す電力供給制御を終了させる。
一方で、S19において、CPU12は、第2外部機器51から要求した電力が供給されると判定すると(S19:YES)、自装置を第1電力系統71における電力ソースに設定してほしい要求を通知する(S23)。CPU12は、第1USB接続部31を介して第1電力系統71の電力ソースである第1外部機器41へ、電力ソースに設定してほしい旨を通知する。CPU12は、USB PD規格に準拠した通信により、第1外部機器41へ通知を行う。プリンタ1は、第1電力系統71における電力シンクから電力ソースに変更される。これにより、プリンタ1は、第1電力系統71から電力を供給される状態から、第1電力系統71へ電力を供給する状態へ変更される。即ち、プリンタ1は、第1電力系統71に対する給電方向の変更を要求し、給電方向を変更する。なお、CPU12は、電力ソースになる要求をする以外の方法で、第1電力系統71に対する給電方向を変更しても良い。ここで、「給電方向の変更」とは、例えば、「電力ロールの変更」や「電力ロールスワップ」を意味する。USB PD規格においては、「給電方向の変更」は、「パワーロールスワップ」を指し、「給電方向の変更の要求」とは「パワーロールスワップの要求」を指す。
このように、プリンタ1は、第1外部機器41から電力を供給されない場合であっても、第2外部機器51から電力を供給されることで不足分の電力を補い動作を継続できる。
さらに、プリンタ1は、新たな電力系統の第1電力系統71の電力ソースに設定されることで、他の電力系統である第2電力系統72から供給された電力を、その新たな電力系統の第1電力系統71へ供給することが可能となる。例えば、S13において第1外部機器41から電力を供給されない場合、第1外部機器41と同一の電力系統である第1電力系統71に接続された第1外部機器42,43は、電力ソースである第1外部機器41から電力を供給されず電力不足となる可能性が高くなる。これに対し、CPU12は、第2外部機器51から供給された電力を、第1外部機器42,43へ供給し不足分の電力を補うことができる。
CPU12は、S23を実行した後、第1電力系統71の第1外部機器41~43から電力を供給してほしい要求があるか否かを判定する(S25)。CPU12は、USB PD規格に準拠した通信により、第1外部機器41~43の各々に対し電力の要求を確認する。S25において第1外部機器41~43から電力を供給してほしい要求がないと判定すると(S25:NO)、CPU12は、図4のS31を実行する。
一方で、CPU12は、第1外部機器41~43の少なくとも1つから電力を供給してほしい要求があると判定すると(S25:YES)、要求された電力が供給可能な電力量であるか否かを判定する(S27)。CPU12は、第2外部機器51から供給される供給電力W2と、第1外部機器41~43から要求された電力量とを比較し、供給可能な電力量であるか否かを判定する。また、CPU12は、例えば、複数の第1外部機器41~43から電力を供給してほしい要求があった場合、複数の第1外部機器41~43の要求電力の合計に基づいて、供給可能な電力量であるか否かを判定する。なお、CPU12は、複数の第1外部機器41~43から要求があった場合、要求してきた第1外部機器41~43の各々について供給可能な電力量であるか否かを順番に判定しても良い。
CPU12は、S27において、要求された電力が供給可能な電力量でないと判定すると(S27:NO)、図4のS31を実行する。また、CPU12は、要求された電力が供給可能な電力量であると判定すると(S27:YES)、要求してきた第1外部機器41~43へ電力を供給する(S29)。
CPU12は、S29を実行した後、図4のS31を実行する。S31において、CPU12は、ユーザインタフェース20の表示部20Bの表示処理を実行する。プリンタ1は、上記したように第2外部機器51から電力を供給されている状態となっている。また、上記したS29を実行することで、第1電力系統71の第1外部機器41~43の中には、プリンタ1を介して第2外部機器51から電力を供給されている外部機器が発生する。このため、CPU12は、S31において、電力ソースである第2外部機器51との接続を切らないように注意を促す表示を表示部20Bに行う。CPU12は、例えば、第2USB接続部32に接続された外部機器を切断しないでほしい旨を表示部20Bに表示する。あるいは、CPU12は、第2外部機器51のベンダーIDやプロダクトIDを表示部20Bに表示させ、特定の電力ソースとの接続を切断しないでほしい旨を表示しても良い。これにより、電力の供給を受けている電力ソースとの接続が切断されるのを抑制できる。
CPU12は、S31を実行した後、新たに接続された第1電力系統71の第1外部機器41~43に対し、印刷ジョブJOBを受け付け可能な状態であることを通知する(S33)。CPU12は、新たに第1電力系統71を接続された後、第2外部機器51から電力を供給されることで不足分の電力を補い動作を継続できる。そこで、CPU12は、新たに接続された第1外部機器41~43に対して、印刷ジョブJOBを受け付けて印刷を実行できる状態であることを通知する。CPU12は、受け付け可能であることを通知した後、例えば、第1外部機器41から印刷ジョブJOBを受け付けると、受け付けた印刷ジョブJOBに基づいて印刷を実行する(S35)。CPU12は、第1外部機器41~43、第2外部機器51、及び第3外部機器61,62との間で電力の供給やデータ通信を継続する。このようにして、CPU12は、USB接続部19に接続された外部機器に対する電力供給の制御を実行する。
(3.第1電力量変更制御)
次に、電力の供給先である電力シンクの外部機器から供給している電力の電力量の変更を受け付けた場合の制御である第1電力量変更制御について、図5及び図6を参照しつつ説明する。一例として、第1電力系統71へ電力を供給している際に、第1電力系統71の第1外部機器41~43のいずれかから供給している電力の電力量の変更を受け付けた場合について説明する。
まず、CPU12は、図5のS41において、第1電力系統71の第1外部機器41~43へ電力を供給する。例えば、CPU12は、上記した図3のS29を実行することにより、第1外部機器41~43へ供給電力W1(図2参照)を供給する状態となる。次に、CPU12は、第1電力系統71へ供給電力W1を供給中に、第1電力系統71の第1外部機器41~43から電力量の変更要求を受け付けたか否かを判定する(S43)。CPU12は、第1外部機器41~43のいずれからも変更要求を受け付けない場合(S43:NO)、S43の判定処理を繰り返し実行する。
また、CPU12は、第1外部機器41~43のいずれかから供給している電力の電力量の変更要求を受け付けると(S43:YES)、受け付けた変更要求が電力を増加する要求であるか否かを判定する(S45)。CPU12は、S43で受け付けた変更要求が電力を増加しない要求、即ち、電力を低減する要求であると判定すると(S45:NO)、S47を実行する。この場合、新たに電力を確保する必要がないため、CPU12は、要求してきた第1外部機器41~43へ供給する電力を低減する制御を実行する(S47)。CPU12は、図5及び図6に示す第1電力量変更制御を終了させる。
ここで、本実施形態において、電力シンクである外部機器からの変更要求は「電力を増加する要求」と「電力を低減する要求」とを含む。電力シンクである外部機器とは、例えば、第1外部機器41~43等を指す。「電力シンクである外部機器からの電力を低減する要求」とは、例えば、「電力シンクである外部機器からの電力要求であって、自装置が電力シンクである外部機器へ供給している電力の電力量よりも小さな電力量(0W,デフォルト電力を含む)の電力要求」を指す。デフォルト電力とは、USB規格で規定されたデフォルト電力を指す。
「電力シンクである外部機器からの電力を増加する要求」とは、例えば、「電力シンクである外部機器からの電力要求であって、自装置が電力シンクである外部機器へ供給している電力の電力量よりも大きな電力量の電力要求」を指す。
また、自装置が電力シンクである場合も、上記と同様に、各USB接続部を介して、CPU12は外部機器へ変更要求を送信する。
一方で、CPU12は、S45において、変更要求が電力を増加する要求であると判定すると(S45:YES)、第2電力系統72の第2外部機器51へ電力の増加を要求する(S49)。従って、本実施形態のCPU12は、USB接続部19に接続された任意の外部機器から電力の増加を要求されると、自装置に対する電力ソースへ電力の増加を要求し不足分の電力を確保する。このため、CPU12は、第2外部機器51以外の電力ソースが存在する場合、その電力ソースに電力の増加を要求しても良い。
次に、CPU12は、S49で要求した増加分の電力が第2外部機器51から供給されるか否かを判定する(図6のS51)。CPU12は、要求した増加分の電力が第2外部機器51から供給されると判定すると(S51:NO)、図5のS43で増加を要求してきた第1外部機器41~43へ電力を供給する(S53)。従って、CPU12は、第2外部機器51から増加分として供給された電力を、別の電力系統の第1外部機器41~43へ供給し電力不足を解消する。CPU12は、図5及び図6に示す第1電力量変更制御を終了させる。
一方、S51において、CPU12は、要求した増加分の電力が第2外部機器51から供給されないと判定すると(S51:YES)、S43で受け付けた第1外部機器41~43から要求された電力量の値を保存する。CPU12は、例えば、要求された電力量の値を、RAM13に一時的に保存する(S55)。
次に、CPU12は、第1外部機器41~43から要求された電力を確保する処理を実行する。本実施形態では、第2電力系統72には、第2外部機器51のみが接続されている。また、上記したように、第2外部機器51は、プリンタ1へ供給する供給電力W2を増加できない。また、第1電力系統71は、電力の増加を要求している電力系統であるため、第1電力系統71の第1外部機器41~43から電力を確保することは難しい。そこで、CPU12は、自装置の動作電力WP1及び第3電力系統73へ供給する供給電力W3(図2参照)の少なくとも一方を低減し、第1外部機器41~43から要求された電力を確保する。なお、図2に示す接続構成や外部機器の数は一例である。このため、第3電力系統73以外にも供給電力を低減可能な電力系統があれば、CPU12は、その電力系統や電力系統内の外部機器へ供給する電力を低減しても良い。
CPU12は、S55を実行した後、S57を実行する。S57において、CPU12は、電力を低減する対象として自装置を選択するか否かを判定する。CPU12は、自装置であるプリンタ1の状態に基づいて、低減対象を自装置にするか否かを判定する(S57)。CPU12は、例えば、自装置で必要としている電力である動作電力WP1が少ない場合、低減対象として自装置を選択する(S57:YES)。例えば、CPU12は、プリンタ1が印刷を実行していない待機状態である場合、低減対象として自装置を選択する。なお、CPU12は、自装置の状態に基づいて低減対象を自装置にするか否かを判定しなくとも良い。例えば、CPU12は、初期値として、自装置の動作電力WP1の低減を、第3電力系統73の供給電力W3の低減よりも優先する設定でも良い。この場合、CPU12は、自装置の動作電力WP1の低減を試みてから、第3電力系統73の供給電力W3を低減する。
CPU12は、低減対象として自装置を選択すると(S57:YES)、自装置の動作電力WP1を低減することによりS55の電力量、即ち、第1外部機器41~43から要求された電力量を補うことができるか否かを判定する(S59)。CPU12は、例えば、S55で保存した電力量の値が、動作電力WP1の低減可能な量以下の場合、要求された電力量を補うことができると判定する。CPU12は、自装置の動作電力WP1を低減することで第1外部機器41~43から要求された電力量を補うことができると判定すると(S59:YES)、自装置の動作電力WP1を低減する制御を実行する(S61)。
CPU12は、例えば、印刷を実行していない待機状態から、消費電力をさらに抑える省電力モードへプリンタ1を移行させ動作電力WP1を低減する。CPU12は、バッテリ27の充電の停止や表示部20Bの表示の停止などを実行し、プリンタ1を省電力モードへ移行させる。CPU12は、S61の低減制御により確保した電力を、S43で電力を要求してきた第1外部機器41~43へ供給する(S63)。これにより、第1電力系統71の電力不足を解消することが可能となる。CPU12は、図5及び図6に示す第1電力量変更制御を終了させる。
また、CPU12は、S59において、自装置の動作電力WP1を低減することで第1外部機器41~43から要求された電力量を補うことができないと判定すると(S59:NO)、S57を再度実行する。この場合、CPU12は、プリンタ1の状態が変更されるまで、S57,S59を実行する。例えば、CPU12は、プリンタ1が待機状態から印刷を実行する状態へ移行すると、低減対象として自装置を選択せず(S57:NO)、S65を実行する。
また、S57において、CPU12は、例えば、プリンタ1が印刷を実行中である場合や、印刷ジョブJOBを受け付けた状態の場合など、これから電力が必要となる場合には、低減対象として自装置を選択しない(S57:NO)。CPU12は、低減対象として自装置を選択しないと判定すると(S57:NO)、低減対象として第3外部機器61,62を選択する(S65)。CPU12は、S65を実行した後、S67を実行する。
S67において、CPU12は、第3外部機器61,62へ供給する電力を低減することにより第1外部機器41~43から要求された電力量を補うことができるか否かを判定する。例えば、CPU12は、第3外部機器61,62と通信を実行し、第3電力系統73の電力系統全体に供給する供給電力W3を低減可能か判定する。そして、CPU12は、S55で保存した電力量の値が、供給電力W3の低減可能な量以下の場合、要求された電力量を補うことができると判定する(S67:YES)。CPU12は、供給電力W3を低減することで要求された電力量を補うことができると判定すると(S67:YES)、供給電力W3を低減する制御を実行する(S69)。CPU12は、S69の低減制御により確保した電力を、S43で電力を要求してきた第1外部機器41~43へ供給する(S63)。これにより、第1電力系統71の電力不足を解消することが可能となる。なお、CPU12は、第3電力系統73の電力系統全体に供給する供給電力W3を低減せずに、第3外部機器61,62の各々に供給する電力を低減する処理を実行しても良い。具体的には、CPU12は、第3外部機器61,62の各々に供給する電力を低減することで要求された電力量を補うことができるか否かを判定し、低減する制御を実行しても良い。
一方、CPU12は、S67において、供給電力W3を低減することで第1外部機器41~43から要求された電力を補うことができないと判定すると(S67:NO)、S57を再度実行する。この場合、CPU12は、プリンタ1や第3外部機器61,62などの状態が変更されるまで、S57,S65,S67を繰り返し実行する。例えば、CPU12は、プリンタ1が印刷状態から待機状態へ移行すると、低減対象を第3外部機器61,62から自装置へ変更する(S57:YES)。このようにして、本実施形態のCPU12は、供給電力の増加要求に対する処理を実行する。
(4.第2電力量変更制御)
上記した第1電力量変更制御では、電力シンクの外部機器から電力量の変更要求を受け付けた場合の制御について説明した。次に、電力ソースの外部機器から電力量の変更要求を受け付けた場合の制御である第2電力量変更制御について、図7及び図8を参照しつつ説明する。一例として、第1電力系統71へ電力を供給している際に、第2電力系統72の第2外部機器51から供給電力W2の変更を受け付けた場合について説明する。
まず、CPU12は、図7のS71において、第1電力系統71の第1外部機器41~43へ電力を供給する。例えば、CPU12は、上記した図3のS29を実行することにより、第1外部機器41~43へ供給電力W1(図2参照)を供給する状態となる。次に、CPU12は、第1電力系統71へ供給電力W1を供給中に、第2電力系統72の電力ソースである第2外部機器51から供給電力W2の電力量の変更要求を受け付けたか否かを判定する(S73)。CPU12は、第2外部機器51から供給電力W2の電力量の変更要求を受け付けない場合(S73:NO)、S73の判定処理を繰り返し実行する。
また、CPU12は、第2外部機器51から供給電力W2の電力量の変更要求を受け付けると(S73:YES)、受け付けた変更要求が供給電力W2を低減する要求であるか否かを判定する(S75)。CPU12は、S73で受け付けた変更要求が供給電力W2を低減しない要求、即ち、供給電力W2の電力量を増加する要求であると判定すると(S75:NO)、通常動作を行う(S77)。この場合、電力ソースから供給される電力を増加されており、新たに電力を確保する必要がないため、CPU12は、電力を確保する制御を実行せず、通常の動作状態となる。CPU12は、図7及び図8に示す第2電力量変更制御を終了させる。
ここで、本実施形態において、電力ソースである外部機器からの変更要求は、「電力を増加する要求」と「電力を低減する要求」とを含む、電力ソースである外部機器とは、例えば、第2外部機器51等を指す。
「電力ソースである外部機器からの電力を低減する要求」とは、例えば、「電力ソースである外部機器からの供給可能電力量の通知であって、自装置が電力ソースである外部機器から供給を受けている電力よりも小さな供給可能電力量の通知」を指す。
「電力ソースである外部機器からの電力を増加する要求」とは、例えば、「電力ソースである外部機器からの供給可能電力量の通知であって、自装置が電力ソースである外部機器から供給を受けている電力よりも大きな供給可能電力量の通知」を指す。
また、自装置が電力ソースである場合も、上記と同様に、各USB接続部を介して、CPU12は各外部機器へ変更要求を送信する。
一方で、CPU12は、S75において、変更要求が供給電力W2を低減する要求であると判定すると(S75:YES)、低減後の第2外部機器51から供給される供給電力W2が合計動作電力WP2未満であるか否かを判定する(S79)。ここでいう合計動作電力WP2とは、例えば、図2に示す第1電力系統71へ供給する供給電力W1、第3電力系統73へ供給する供給電力W3、プリンタ1で消費する動作電力WP1を合計した電力である。即ち、合計動作電力WP2は、プリンタ1で消費する電力と、プリンタ1から供給される電力の合計電力である。CPU12は、S79において、低減後の供給電力W2と、合計動作電力WP2(=W1+W3+WP1)とを比較する。これにより、CPU12は、電力を新たに確保する必要があるか否かを判定できる。
CPU12は、低減後の供給電力W2が合計動作電力WP2未満でない場合(S79:NO)、通常動作を行う(S77)。この場合、新たに電力を確保する必要がないため、CPU12は、電力を確保する制御を実行せず、通常の動作状態となる。
また、CPU12は、低減後の供給電力W2が合計動作電力WP2未満である場合、即ち、供給電力W2が合計動作電力WP2に比べて足りない場合(S79:YES)、不足分の電力を確保する制御を実行する。CPU12は、まず、自装置の動作電力WP1及び第3電力系統73の供給電力W3のうち、少なくとも一方の電力が低減可能であるか否かを判定する(S81)。例えば、CPU12は、省電力モードへの移行など、自装置の機能の一部を停止して動作電力WP1を低減できるか否かを判定する。また、CPU12は、第3外部機器61,62と通信を実行し、第3外部機器61,62の各々に供給する電力を低減可能であるか判定することで供給電力W3を低減可能であるか判定できる。
CPU12は、自装置の動作電力WP1及び供給電力W3のうち、少なくとも一方の電力が低減可能であると判定すると(S81:YES)、動作電力WP1等を低減する制御を実行する(S83)。CPU12は、動作電力WP1を低減することで合計動作電力WP2を低減できる。また、CPU12は、第3外部機器61,62の個々に供給する電力を低減し供給電力W3を低減することで合計動作電力WP2を低減できる。CPU12は、S83を実行した後、S79を再度実行する。例えば、CPU12は、1回目のS83の実行時に、動作電力WP1を低減する。CPU12は、供給電力W2と、動作電力WP1を低減した後の合計動作電力WP2とを比較する(S79)。供給電力W2が動作電力WP1未満である場合(S79:YES)、CPU12は、2回目のS83の実行時に、供給電力W3を低減する。CPU12は、供給電力W2と、動作電力WP1及び供給電力W3を低減した後の合計動作電力WP2とを比較する(S79)。CPU12は、供給電力W2が合計動作電力WP2以上になると(S79:NO)、通常動作を行う(S77)。なお、CPU12は、動作電力WP1及び供給電力W3の両方の電力を、まとめて低減しても良い。また、CPU12は、供給電力W3を低減してから動作電力WP1を低減しても良い。
CPU12は、例えば、S83を実行し、自装置の動作電力WP1を可能な限り低減する。また、CPU12は、例えば、S83を実行することで、USB PD規格で供給可能な最低の電圧(例えば、5V)の供給電力W3を第3外部機器61,62へ供給する。
その結果、CPU12は、S81において、動作電力WP1及び供給電力W3を低減できないと判定し(S81:NO)、第1電力系統71の供給電力W1が低減可能であるか否かを判定する(図8のS85)。従って、本実施形態のCPU12は、低減を要求してきた電力ソースがUSBホストとして制御していない機器の電力の低減よりも、USBホストとして制御している機器の電力の低減を優先する。具体的には、CPU12は、第1電力系統71の供給電力W1を低減する前に、第2外部機器51がUSBホストとして制御するプリンタ1の動作電力WP1の低減を優先する。また、CPU12は、第1電力系統71の供給電力W1を低減する前に、プリンタ1がUSBホストとして制御している第3外部機器61,62、即ち、第2外部機器51がプリンタ1を介して制御している第3外部機器61,62の供給電力W3の低減を優先する。これにより、低減を要求している電力ソースと同一のUSBの接続系統に接続された機器の電力を優先して削減できる。なお、図7及び図8に示す第2電力量変更制御の電力を低減する順番は一例であり、動作電力WP1や供給電力W2より先に供給電力W1を低減しても良い。
図8において、CPU12は、供給電力W1が低減可能であると判定すると(S85:YES)、供給電力W1を低減する制御を実行する(S87)。CPU12は、例えば、第1外部機器41~43と通信を実行し、第1外部機器41~43の各々に供給する電力を低減可能であるか判定することで供給電力W1を低減可能であるか判定できる。CPU12は、S87を実行した後、図7のS79を再度実行する。この場合、CPU12は、第2外部機器51の要求に従って低減した供給電力W2と、S87で供給電力W1を低減した後の合計動作電力WP2とを比較することとなる。
また、CPU12は、S85において、供給電力W1が低減できないと判定すると(S85:NO)、第3外部機器61,62や第1外部機器41~43へ供給する供給電力W1,W3を停止する制御を実行する。これにより、供給電力W1,W3を完全になくすことで不足している電力を確保する。
また、CPU12は、例えば、S87を実行することで、USB PD規格で供給可能な最低の電圧(例えば、5V)の供給電力W1を、第1外部機器41~43へ供給する。
その結果、CPU12は、再度実行するS85において、供給電力W1を低減できないと判定し(S85:NO)、第3外部機器61,62へ供給電力W3を供給しているか否かを判定する(S89)。CPU12は、第3外部機器61,62へ供給電力W3を供給していると判定すると(S89:YES)、供給電力W3を停止する制御を実行する(S91)。CPU12は、S91を実行した後、図7のS79を再度実行する。この場合、CPU12は、第2外部機器51の要求に従って低減した供給電力W2と、S91で供給電力W3を停止した後の合計動作電力WP2とを比較することとなる。
同様に、CPU12は、S89において、第3外部機器61,62へ供給電力W3を供給していないと判定すると(S89:NO)、第1外部機器41~43へ供給電力W1を供給しているか否かを判定する(S93)。CPU12は、第1外部機器41~43へ供給電力W1を供給していると判定すると(S93:YES)、供給電力W1を停止する制御を実行する(S95)。CPU12は、S95を実行した後、図7のS79を再度実行する。
また、CPU12は、S93において、第1外部機器41~43へ供給電力W1を供給していないと判定すると(S93:NO)、自装置の動作を停止する制御を実行する(S97)。この場合、プリンタ1は、電力不足となり、正常に動作できない虞がある。このため、CPU12は、S97において、動作を停止する処理、アラームを報知する処理などを実行する。CPU12は、S97を実行すると、図7及び図8に示す第2電力変更制御を終了させる。このようにして、本実施形態のCPU12は、供給電力の低減要求に対する処理を実行する。
因みに、プリンタ1は、画像処理装置の一例である。CPU12は、制御装置の一例である。S11は、第1要求工程の一例である。S13は、第1判定工程の一例である。S17は、第2要求工程の一例である。印刷ジョブJOBは、ジョブの一例である。
(5.効果)
以上、上記した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のプリンタ1は、USB PD規格に準ずる接続により第1外部機器41~43との間で電力の伝送を行う第1USB接続部31と、USB PD規格に準ずる接続により第2外部機器51との間で電力の伝送を行う第2USB接続部32と、CPU12と、を備える。CPU12は、第1USB接続部31を介して第1外部機器41に対し、USB PD規格に準拠した通信により電力を要求する第1要求処理(S11)と、第1要求処理の結果、要求した電力が第1外部機器41から供給されるか否かを判定する第1判定処理(S13)と、第1判定処理において、要求した電力が第1外部機器41から供給されないと判定したことに応じて(S13:YES)、第2USB接続部32を介して第2外部機器51に対し、USB PD規格に準拠した通信により電力を要求する第2要求処理(S17)と、を実行する。
これによれば、第1USB接続部31を介して第1外部機器41に電力を要求しても電力が供給されない場合であっても、第2USB接続部32を介して第2外部機器51へ電力を要求することで、プリンタ1が外部から電力供給を受けられる可能性が高まる。例えば、第1外部機器42,43を駆動するための電力が不足している場合に、第2外部機器51から供給された電力を、プリンタ1を介して第1外部機器42,43へ供給することで第1外部機器42,43を駆動できる。従って、複数の外部機器を接続された場合に、外部機器から供給される電力及び外部機器へ供給する電力を調整できる。
(2)また、CPU12は、第2要求処理の結果、要求した電力が第2外部機器51から供給されるか否かを判定する第2判定処理(S19)と、第2判定処理において、要求した電力が第2外部機器51から供給されると判定したことに応じて(S19:YES)、給電方向の変更要求を第1USB接続部31を介して第1外部機器41へ通知する第1通知処理(S23)と、を実行する。
これによれば、CPU12は、要求した電力が第2外部機器51から供給される場合、給電方向の変更要求(電力ソースへの設定要求など)を第1外部機器41へ通知する。これにより、CPU12は、第1USB接続部31の第1電力系統71における電力ソースとなることができ、第1USB接続部31に接続された第1外部機器41~43へ電力を供給することができる。
(3)また、CPU12は、第1通知処理に応じて給電方向を変更された後、第1外部機器41~43から電力の要求を受け付けたか否かを判定する第3判定処理(S25)と、第3判定処理において、第1外部機器41~43から電力の要求を受け付けたと判定したことに応じて(S25:YES)、第1外部機器41~43へ電力を供給する電力供給処理(S29)と、を実行する。
これによれば、CPU12は、給電方向を変更され第1USB接続部31の第1電力系統71における電力ソースとなった後、第1USB接続部31に接続された第1外部機器41~43から電力の要求があった場合、第2外部機器51から供給された電力を第1外部機器41~43へ供給できる。
(4)また、第1外部機器41~43は、画像処理に係わる印刷ジョブJOBの実行をプリンタ1に要求する機器を含む。
これによれば、第1外部機器41~43には、プリンタ1に対して印刷ジョブJOBの実行を要求する機器(例えば、PC)が含まれる。この構成では、印刷ジョブJOBの実行を要求する第1外部機器41~43から電力が供給されない場合であっても、第2外部機器51から供給された電力により第1外部機器41~43から取得した印刷ジョブJOBを実行できる。
(5)また、CPU12は、第2要求処理の結果、要求した電力が第2外部機器51から供給されるか否かを判定する第2判定処理(S19)と、第2判定処理において、要求した電力が第2外部機器51から供給されると判定したことに応じて(S19:YES)、印刷ジョブJOBの受け付けが可能であることを示す通知を第1外部機器41~43へ通知する第2通知処理(S33)と、を実行する。
これによれば、CPU12は、第2外部機器51から電力が供給されることを確認すると、第1外部機器41~43へ通知を行い、印刷ジョブJOBを受け付け可能な状態で待機できる。
(6)また、CPU12は、第1外部機器41~43へ電力を供給している状態において、第1外部機器41~43へ供給する電力の増加を要求する増加要求を第1外部機器41~43から取得したことに応じて、第2外部機器51から供給する電力の増加を、第2外部機器51へ要求する第1電力増加要求処理を実行する(S49)。
これによれば、第1外部機器41~43へ電力を供給している場合に、CPU12は、第1外部機器41~43から電力の増加を要求されると、電力ソースである第2外部機器51へ供給する電力の増加を要求する。これにより、第2外部機器51から供給された増加分の電力を、第1外部機器41~43へ供給することができる。
(7)また、プリンタ1は、USB規格に準ずる接続により第3外部機器61,62との間で電力の伝送を行う第3USB接続部33を備える。CPU12は、第1電力増加要求処理の結果、要求した増加分の電力が第2外部機器51から供給されるか否かを判定する第4判定処理(S51)と、第4判定処理において、要求した増加分の電力が第2外部機器51から供給されないと判定したことに応じて(S51:YES)、自装置の状態に基づいて、自装置の動作電力WP1の低減、及び第3外部機器61,62へ供給する電力の低減のうち、少なくとも一方の電力の低減を実行する第1電力低減処理(S61,S69)と、を実行する。
これによれば、CPU12は、自装置の状態が例えば一時的に停止した省電力モードの場合、自装置の動作電力WP1を優先的に低減できる。また、CPU12は、例えば、印刷中であれば、第3外部機器61,62へ供給している電力を優先的に低減できる。これにより、自装置で電力が必要な状態、あるいは必要でない状態に応じて、要求された電力を確保するために電力を低減する対象を適切に選択できる。
(8)また、CPU12は、第2外部機器51から電力が供給されている状態において、第2外部機器51から供給する供給電力W2の低減を要求する低減要求を第2外部機器51から取得したことに応じて、第1USB接続部31を介して第1外部機器41~43へ供給している電力の低減を、第1外部機器41~43へ要求する第1電力低減要求処理を実行する(S87)。
これによれば、第2外部機器51から電力供給を受けている場合に、CPU12は、第2外部機器51から供給電力W2の低減を要求されると、電力の供給先である第1外部機器41~43に供給する電力の低減を要求する。これにより、第1外部機器41~43の低減した電力を、第2外部機器51から低減要求された電力分に充てることができる。
(9)また、プリンタ1は、USB PD規格に準ずる接続により第3外部機器61,62との間で電力の伝送を行う第3USB接続部33を備える。CPU12は、低減要求を第2外部機器51から取得したことに応じて、低減要求の低減分だけ低減した後の第2外部機器51から供給される供給電力W2が、自装置、第1外部機器41~43、及び第3外部機器61,62で必要な電力の合計である合計動作電力WP2以上であるか否かを判定する第5判定処理を実行する(S79)。CPU12は、第5判定処理の結果、低減した後の第2外部機器51から供給される供給電力W2が合計動作電力WP2以上であると判定したことに応じて(S79:NO)、第1電力低減要求処理(S87)を実行しない。
これによれば、CPU12は、第1電力低減要求処理を実行するのに先立ち、低減後の第2外部機器51の供給電力W2が、必要な合計動作電力WP2以上であるか否かを判定し、低減後の供給電力W2が合計動作電力WP2以上であれば、第1電力低減要求処理を実行しない。これにより、第2外部機器51から供給される電力を低減しても合計動作電力WP2を確保できる場合、不要な電力低減を第1外部機器41~43へ要求しない。
(10)また、CPU12は、第5判定処理の結果、低減した後の第2外部機器51から供給される供給電力W2が合計動作電力WP2より少ないと判定したことに応じて(S79:YES)、第1電力低減要求処理(S87)を実行する前に、第3外部機器61,62へ供給する電力を低減する第2電力低減処理を実行する(S83)。
これによれば、低減後の第2外部機器51の供給電力W2が合計動作電力WP2より少ない場合、第1外部機器41~43へ供給する電力を低減する前に、第3外部機器61,62へ供給する電力を優先して低減する。これにより、第1外部機器41~43へ供給する電力の低減を抑制できる。
(第2実施形態)
次に、本願の画像処理装置を具体化した第2実施形態について説明する。上記実施形態の図3及び図4に示す電力供給制御では、CPU12は、第2電力系統72の第2外部機器51から要求した電力を供給されると(S19:YES)、第1電力系統71の第1外部機器41~43へ電力の供給を実行した(S29)。これに対し、第2実施形態のCPU12は、第1外部機器41~43への電力供給を実行せずに、供給可能となった電力が増加したことを報知する。
図9は、第2実施形態の電力供給制御の内容を示している。なお、以下の説明では、図3及び図4と同様の処理については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。まず、図9のS23において、CPU12は、図3のS23と同様に、自装置を第1電力系統71における電力ソースに設定してほしい要求を第1外部機器41へ通知する(S23)。プリンタ1は、第1電力系統71における電力ソースに設定される(S23)。
S23において電力ソースに設定された後、CPU12は、第1電力系統71の第1外部機器41~43に対して必要な電力量を確認する(S101)。CPU12は、第1USB接続部31を介してUSB PD規格に準拠した通信を実行し、第1外部機器41~43の各々の必要な電力量を確認する。ここで、S13において第1外部機器41から要求した電力を供給されない場合(S13:YES)、他の第1外部機器42,43は、電力ソースの第1外部機器41から十分な電力を供給されず、電力不足となっている可能性が高い。そこで、CPU12は、第1電力系統71の各機器に必要な電力量を確認する。
CPU12は、S101を実行した後、S103を実行する。CPU12は、S101で第1外部機器41~43に確認した必要としている電力量の電力を、電力ソースである第2外部機器51へ要求する(S103)。CPU12は、S17を実行して第2外部機器51から供給電力W2を供給されており、供給電力W2の増加を第2外部機器51へ要求する(S103)。なお、CPU12は、S101において第1外部機器41~43から電力を要求されない場合、図9に示す処理を終了しても良い。
次に、CPU12は、S105において、S103で要求した電力が第2外部機器51から供給されるか否かを判定する。CPU12は、第2外部機器51から要求した電力が供給されないと判定すると(S105:NO)、図9に示す電力供給制御を終了させる。
一方で、CPU12は、第2外部機器51から要求した電力が供給されると判定すると(S105:YES)、電力を必要としている第1外部機器41~43へ電力を供給せず、表示部20Bの表示処理を実行する(S107)。例えば、CPU12は、自装置であるプリンタ1で供給可能な電力量が増加した旨を表示部20Bに表示する。これにより、ユーザは、表示部20Bの表示を確認することで、プリンタ1に供給可能な余剰の電力があることを把握できる。従って、第2実施形態のCPU12は、第1電力系統71から電力を供給されず、別の第2電力系統72から電力を供給された場合、第1電力系統71への電力供給を実行せず、プリンタ1の供給可能な電力量の増加を表示する。なお、供給可能な電力量の増加をユーザへ報知する方法は、表示部20Bへ表示する方法に限らず、例えば、プリンタ1に設けたランプの点灯によって報知する方法でも良い。
また、CPU12は、S107において、例えば、特定の接続部へ接続を促す表示を実行しても良い。CPU12は、例えば、第3USB接続部33から供給可能な電力量が増加したため、第3USB接続部33へ電力が必要な外部機器を接続する旨を表示部20Bに表示する。これにより、ユーザは、表示部20Bの表示を確認することで、電力不足の外部機器をどこに接続すれば良いのかを認識できる。CPU12は、S107を実行した後、図9に示す電力供給制御を終了させる。
(6.効果)
以上、上記した第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
CPU12は、第2判定処理において、要求した電力が第2外部機器から供給されると判定したことに応じて(図9のS19:YES)、第2外部機器51から供給する電力の増加を、第2外部機器51へ要求する第2電力増加要求処理(S103)と、第2電力増加要求処理の結果、要求した増加分の電力が第2外部機器51から供給されるか否かを判定する第6判定処理(S105)と、第6判定処理において、要求した増加分の電力が第2外部機器51から供給されると判定したことに応じて(S105:YES)、自装置から供給できる電力量が増加したことを報知する報知処理(S017)と、を実行する。
これにより、ユーザは、報知された内容を確認することで、プリンタ1から供給を受けて利用できる電力に余剰があることを認識できる。
(7.変形例)
尚、本願は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態では、第1外部機器41~43は、複数台であったが、1台(例えば、第1外部機器41のみ)でも良い。また、第2外部機器51は、1台であったが、複数台でも良い。また、第3外部機器61,62は、複数台であったが、1台でも良い。
また、本願におけるUSB規格は、USB PD規格に限らず、ネゴシエーションにより供給電力W1~W3を変更可能な他の規格でもよい。
また、第1外部機器41~43は、画像処理に係わるジョブ(印刷ジョブJOBなど)の実行をプリンタ1に要求する機器を含まなくとも良い。
また、CPU12は、S19において、要求した電力が第2外部機器51から供給されると判定したことに応じて(S19:YES)、印刷ジョブJOBの受け付けが可能であることを第1外部機器41~43へ通知しなくとも良い。
また、CPU12は、図6に示す第1電力量変更制御のS51において、要求した電力が第2外部機器51から供給されないと判定したことに応じて(S51:YES)、自装置の動作電力WP1の低減、及び第3外部機器61,62へ供給する供給電力W3の低減のうち、少なくとも一方の電力の低減を実行しても良い。
また、CPU12は、図7及び図8に示す第2電力量変更制御において、第1電力系統71の供給電力W1を低減する処理(S85,S87)を、自装置及び第3外部機器61,62の電力を低減する処理(S81,S83)よりも優先して実行しても良い。
また、CPU12は、図5及び図6に示す第1電力量変更制御、及び図7及び図8に示す第2電力量変更制御のうち、少なくとも一方を実行しなくとも良い。
また、制御プログラム151の保存先は、ROM14に限らず、他のコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体、例えば、RAM、ハードディスク、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体でも良い。
また、上記各実施形態では、本願の制御装置として、CPU12を採用したが、これに限らない。例えば、制御装置を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用のハードウェアで構成してもよい。また、制御装置は、例えばソフトウェアによる処理と、ハードウェアによる処理とを併用して動作する構成でもよい。
また、上記実施形態では、本願の画像処理装置として携帯型のプリンタ1を採用したが、これに限らない。例えば、本願の画像処理装置は、ラベルプリンタ、コピー装置、ファックス装置、スキャナ装置でもよい。また、本願の画像処理装置は、携帯型の画像処理装置に限らず、非携帯型の画像処理装置でも良い。また、画像処理装置は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能、FAX機能を備える複合機でもよい。
1 プリンタ(画像処理装置)、12 CPU(制御装置)、31 第1USB接続部、32 第2USB接続部、33 第3USB接続部、41~43 第1外部機器、51 第2外部機器、61,62 第3外部機器、WP1 動作電力、WP2 合計動作電力、JOB 印刷ジョブ(ジョブ)。

Claims (13)

  1. USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により第1外部機器との間で電力の伝送を行う第1USB接続部と、
    USB規格に準ずる接続により第2外部機器との間で電力の伝送を行う第2USB接続部と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1USB接続部を介して前記第1外部機器に対し、USB規格に準拠した通信により電力を要求する第1要求処理と、
    前記第1要求処理の要求に対する前記第1外部機器の応答の内容に基づいて、要求した電力が前記第1外部機器から供給されるか否かを判定する第1判定処理と、
    前記第1判定処理において、要求した電力が前記第1外部機器から供給されないと判定したことに応じて、前記第2USB接続部を介して前記第2外部機器に対し、USB規格に準拠した通信により電力を要求する第2要求処理と、
    を実行する、画像処理装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記第2要求処理の要求に対する前記第2外部機器の応答の内容に基づいて、要求した電力が前記第2外部機器から供給されるか否かを判定する第2判定処理と、
    前記第2判定処理において、要求した電力が前記第2外部機器から供給されると判定したことに応じて、給電方向の変更要求を前記第1USB接続部を介して前記第1外部機器へ通知する第1通知処理と、
    を実行する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記第1通知処理に応じて前記給電方向を変更された後、前記第1外部機器から電力の要求を受け付けたか否かを判定する第3判定処理と、
    前記第3判定処理において、前記第1外部機器から電力の要求を受け付けたと判定したことに応じて、前記第1外部機器へ電力を供給する電力供給処理と、
    を実行する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1外部機器は、画像処理に係わるジョブの実行を前記画像処理装置に要求する機器を含む、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1外部機器は、
    画像処理に係わるジョブの実行を前記画像処理装置に要求する機器を含み、
    前記制御装置は、
    前記第2要求処理の要求に対する前記第2外部機器の応答の内容に基づいて、要求した電力が前記第2外部機器から供給されるか否かを判定する第2判定処理と、
    前記第2判定処理において、要求した電力が前記第2外部機器から供給されると判定したことに応じて、前記ジョブの受け付けが可能であることを示す通知を前記第1外部機器へ通知する第2通知処理と、
    を実行する、請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記第1外部機器へ電力を供給している状態において、前記第1外部機器へ供給する電力の増加を要求する増加要求を前記第1外部機器から取得したことに応じて、前記第2外部機器から供給する電力の増加を、前記第2外部機器へ要求する第1電力増加要求処理を実行する、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. USB規格に準ずる接続により第3外部機器との間で電力の伝送を行う第3USB接続部を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1電力増加要求処理の要求に対する前記第2外部機器の応答の内容に基づいて、要求した増加分の電力が前記第2外部機器から供給されるか否かを判定する第4判定処理と、
    前記第4判定処理において、要求した増加分の電力が前記第2外部機器から供給されないと判定したことに応じて、自装置の状態に基づいて、前記自装置の動作電力の低減、及び前記第3外部機器へ供給する電力の低減のうち、少なくとも一方の電力の低減を実行する第1電力低減処理と、
    を実行する、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記第2外部機器から電力が供給されている状態において、前記第2外部機器から供給する電力の低減を要求する低減要求を前記第2外部機器から取得したと判断したことに応じて、前記第1USB接続部を介して前記第1外部機器へ供給している電力の低減を、前記第1外部機器へ要求する第1電力低減要求処理を実行する、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. USB規格に準ずる接続により第3外部機器との間で電力の伝送を行う第3USB接続部を備え、
    前記制御装置は、
    前記低減要求を前記第2外部機器から取得したことに応じて、前記低減要求の低減分だけ低減した後の前記第2外部機器から供給される電力が、自装置、前記第1外部機器、及び前記第3外部機器で必要な電力の合計である合計動作電力以上であるか否かを判定する第5判定処理を、実行し、
    前記第5判定処理において、低減した後の前記第2外部機器から供給される電力が前記合計動作電力以上であると判定したことに応じて、前記第1電力低減要求処理を実行しない、請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記制御装置は、
    前記第5判定処理において、低減した後の前記第2外部機器から供給される電力が前記合計動作電力より少ないと判定したことに応じて、前記第1電力低減要求処理を実行する前に、前記第3外部機器へ供給する電力を低減する第2電力低減処理を、実行する、請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記制御装置は、
    前記第2判定処理において、要求した電力が前記第2外部機器から供給されると判定したことに応じて、前記第2外部機器から供給する電力の増加を、前記第2外部機器へ要求する第2電力増加要求処理と、
    前記第2電力増加要求処理の要求に対する前記第2外部機器の応答の内容に基づいて、要求した増加分の電力が前記第2外部機器から供給されるか否かを判定する第6判定処理と、
    前記第6判定処理において、要求した増加分の電力が前記第2外部機器から供給されると判定したことに応じて、自装置から供給できる電力量が増加したことを報知する報知処理と、
    を実行する、請求項2に記載の画像処理装置。
  12. USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により第1外部機器との間で電力の伝送を行う第1USB接続部と、USB規格に準ずる接続により第2外部機器との間で電力の伝送を行う第2USB接続部と、を備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記第1USB接続部を介して前記第1外部機器に対し、USB規格に準拠した通信により電力を要求する第1要求工程と、
    前記第1要求工程の要求に対する前記第1外部機器の応答の内容に基づいて、要求した電力が前記第1外部機器から供給されるか否かを判定する第1判定工程と、
    前記第1判定工程において、要求した電力が前記第1外部機器から供給されないと判定したことに応じて、前記第2USB接続部を介して前記第2外部機器に対し、USB規格に準拠した通信により電力を要求する第2要求工程と、
    を含む、画像処理装置の制御方法。
  13. USB(Universal Serial Bus)規格に準ずる接続により第1外部機器との間で電力の伝送を行う第1USB接続部と、USB規格に準ずる接続により第2外部機器との間で電力の伝送を行う第2USB接続部と、を備える画像処理装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記第1USB接続部を介して前記第1外部機器に対し、USB規格に準拠した通信により電力を要求する第1要求処理と、
    前記第1要求処理の要求に対する前記第1外部機器の応答の内容に基づいて、要求した電力が前記第1外部機器から供給されるか否かを判定する第1判定処理と、
    前記第1判定処理において、要求した電力が前記第1外部機器から供給されないと判定したことに応じて、前記第2USB接続部を介して前記第2外部機器に対し、USB規格に準拠した通信により電力を要求する第2要求処理と、
    を実行させる、プログラム。
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