JP7478658B2 - 光偏向素子、表示装置及び撮像装置 - Google Patents

光偏向素子、表示装置及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、光偏向素子、表示装置及び撮像装置に関する。
近年、小型且つ軽量なヘッドマウントディスプレイ(HMD)の開発がさかんに進められている。
ヘッドマウントディスプレイに適用される表示方式としては、マイクロディスプレイ方式、MEMSミラー方式及びファイバースキャニング方式が一般に知られている。
しかしながら、マイクロディスプレイ方式は、他の方式よりも小型化及び軽量化が困難であり、MEMSミラー方式は反射型であるため、更なる小型化が困難であり、ファイバースキャニング方式が注目されている。
従来技術の一例である特許文献1には、1次元移動用光学台を2台用いた2次元光走査装置が開示されている。
特許文献1には、水平方向に駆動するレンズと、垂直方向に駆動するレンズと、を用いて光走査を実現する技術が開示されている。
韓国公開特許第10-2011-0000274号公報
しかしながら、上記の従来技術によれば、質量の大きいレンズを駆動させるため、高周波での駆動が困難である。
そのため、高解像度なラスタースキャンの実現が困難である、という問題があった。
本発明は、上記に鑑み、高解像度なラスタースキャンが可能な小型の光偏向素子を実現することを目的とする。
上述の課題を解決して目的を達成する本発明の一態様は、第1の光学素子と、前記第1の光学素子の光出射側端部を第1の方向に振動させるように前記第1の光学素子の光入射側端部に設けられた加振部と、前記第1の方向とは異なる方向である第2の方向に前記第1の光学素子よりも低速で運動する第2の光学素子と、を備える光偏向素子である。
上記構成の光偏向素子においては、前記第2の光学素子はレンズにより実現することができる。
上記構成の光偏向素子においては、前記第1の光学素子の前記第2の光学素子側の端に集光部を備えることができる。
上記構成の光偏向素子は、前記第1の光学素子が共振振動数で振動することにより実現することができる。
上記構成の光偏向素子においては、前記第1の光学素子は、導光路である光ファイバーを含むことにより実現することができる。
上記構成の光偏向素子において、前記第1の方向と前記第2の方向とは、互いに略垂直とすることにより実現することができる。
上記構成の光偏向素子は、表示装置又は撮像装置に適用することができる。
本発明によれば、高解像度なラスタースキャンが可能な小型の光偏向素子を実現することができる。
図1は、実施形態に係る光偏向素子の構成を示す図である。 図2は、実施形態に係る光偏向素子を制御する制御系の構成を示す機能ブロック図である。 図3(a)は、第1のアクチュエータ部の非駆動時における光偏向素子を示す断面図であり、図3(b)は、第1のアクチュエータ部によって第1のレンズが第1の方向の正方向、すなわちy軸の正方向に移動した際の光偏向素子を示す断面図である。 図4(a)は、第2のアクチュエータ部の非駆動時における光偏向素子を示す断面図であり、図4(b)は、第2のアクチュエータ部によって第2のレンズが第2の方向の正方向、すなわちx軸の正方向に移動した際の光偏向素子を示す断面図である。 図5(a)は、第3のアクチュエータ部の非駆動時における光偏向素子を示す断面図であり、図5(b)は、第3のアクチュエータ部によって第2のレンズがz軸の負方向に移動した際の光偏向素子を示す断面図であり、図5(c)は、第3のアクチュエータ部によって第2のレンズがz軸の正方向に移動した際の光偏向素子を示す断面図である。 図6は、実施形態に係る光偏向素子が行う2次元のイメージを描画する際のラスタースキャンを説明する図である。 図7(a),(b),(c)は、第1のレンズの形状を例示する図である。 図8は、実施形態に係る光偏向素子を適用したヘッドマウンドディスプレイの装着状態を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。
ただし、本発明は、以下の実施形態の記載によって限定解釈されるものではない。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る光偏向素子100の構成を示す図である。
図1に示す光偏向素子100は、光源200からの光を偏向して、イメージ201を表示する。
図1に示す光偏向素子100は、ベース部101と、支持部102と、第1のアクチュエータ部111と、第2のアクチュエータ部112と、第3のアクチュエータ部113と、光ファイバー部120と、集光部としての第1のレンズ部121と、第2のレンズ部122と、を備える。
図1において、座標は右手系で定義され、光入射側から光出射側の方向をz軸の正方向と定義し、このz方向に垂直なxy平面において、y軸方向を第1の方向131と定義し、x軸方向を第2の方向132と定義する。
ただし、第1の方向131と第2の方向132とは、異なる方向であればよく、略垂直であることが好ましい。
ベース部101は、光源200からの光が光ファイバー部120に導入可能に構成された円柱状部材である。
ここでは、光ファイバー部120のベース部101との接続端部を光ファイバー部120の光入射側の端部と表す。
ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、光ファイバー部120は、ベース部101内まで延長されていてもよいし、ベース部101を貫通していてもよい。
なお、ベース部101の形状は円柱状に限定されるものではない。
また、光源200としては、レーザダイオードを例示することができる。
ベース部101の光出射側には、第1のアクチュエータ部111及び第3のアクチュエータ部113が搭載されている。
支持部102は、例えば板状の部材であり、支持部102には第2のレンズ部122が搭載される。
図1に示す形態では、支持部102は2つの板状の部材であり、互いに対向して第2のレンズ部122を把持している。
ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、支持部102を構成する部材の数は、2つでなくてもよく、1つ以上のいずれであってもよい。
図1には、第2のレンズ部122がフランジを介して支持部102に接続する形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、支持部102と第2のレンズ部122とは、フランジを介さずに直接接続されていてもよい。
第1のアクチュエータ部111は、運動により自由端である光ファイバー部120の光出射側の端部を振動させる加振部である。
第1のアクチュエータ部111は、ベース部101及び光ファイバー部120に接続されている。
ここで、光出射側の端部の振動の方向は、第1の方向131の方向である。
第2のアクチュエータ部112は、第2のレンズ部122を第2の方向132の方向に移動させる駆動部である。
第2のアクチュエータ部112は、第3のアクチュエータ部113に接続されていてもよい。
又は、第2のアクチュエータ部112が長軸方向に延長されて、第2のアクチュエータ部112と第2のレンズ部122とが、直接接続されていてもよい。
第2のアクチュエータ部112が第3のアクチュエータ部113及び第2のレンズ部122に直接接続されている場合には、支持部102が設けられていなくてもよい。
第3のアクチュエータ部113は、第2のレンズ部122をz方向に移動させる駆動部である。
本発明において、第3のアクチュエータ部113は、設けられていなくてもよい。
第3のアクチュエータ部113が設けられていない場合には、第2のアクチュエータ部112はベース部101に直接接続されていることが望ましい。
また、第2のアクチュエータ部112がベース部101及び第2のレンズ部122に直接接続されている場合には、支持部102が設けられていなくてもよい。
第1のアクチュエータ部111、第2のアクチュエータ部112及び第3のアクチュエータ部113(以下、これらをまとめて「アクチュエータ部」と呼ぶこととする)の駆動原理としては、圧電駆動、静電駆動及び電磁駆動を例示することができる。
例えば、圧電駆動する圧電素子の場合には、屈曲振動、長さ振動、拡がり振動、厚み滑り振動又は厚み縦振動などの振動モードを適用することができる。
アクチュエータ部に用いられる素子の形状及び配置は、適用する振動モードに応じて適宜変更され得る。
また、アクチュエータ部の形状は、図1に示す板状に限定されるものではない。
アクチュエータ部の形状として、光ファイバー部120を内部に通した円筒形状を例示することができる。
アクチュエータ部の形状として円筒形状を用いた場合には、製造時の位置合わせが容易になる利点がある。
また、アクチュエータ部に用いられる素子の数は、図1に示す数に限定されるものではない。
アクチュエータ部の各構成は少なくとも1つの素子を備える。
光ファイバー部120は、光源200からの光を第1のレンズ部121に伝える導光路として機能する部材である。
第1のレンズ部121は、光ファイバー部120の先端に設けられ、光ファイバー部120により伝えられた光を屈折させる部材であり、光ファイバー部120と共に、第1の光学素子を構成する。
ただし、光偏向素子100の用途によっては、第1のレンズ121が設けられていなくてもよい。
第1の光学素子は、光出射側の端部を自由端とし、光入射側の端部を固定端とするカンチレバーを形成している。
第2の光学素子である第2のレンズ部122は、第1のレンズ部121からの光を屈折させる部材である。
光ファイバー部120と、第1のレンズ部121と、第2のレンズ部122と、により光源200からの光の偏向が可能になる。
なお、第1の光学素子の光出射側の端部と第2の光学素子との相対位置の変化により光源200からの光を偏向することができる。
カンチレバーを形成している光ファイバー部120では、固定端側に配置された第1のアクチュエータ部111による加振は増幅され、自由端側である第1のレンズ部121の振動の変位を大きくすることができる。
また、第1のレンズ部121は、より望ましくは、光ファイバー部120と、第1のレンズ部121と、第1のアクチュエータ部111との共振周波数で振動するため、安定した高速動作が可能であり、画像の乱れを抑えることができる。
但し、本発明において共振周波数には共振周波数の近傍も含み、共振現象を利用して振動の変位を十分に大きくすることができれば、いずれの周波数でもよい。
また、振動モードの次数は、1に限定されるものではない。
図2は、本発明の実施形態に係る光偏向素子100を制御する制御系140の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示す制御系140は、インターフェイス部141と、記憶部142と、ファイバースキャニング制御部143と、スポット位置算出部144と、光源制御部145と、光源駆動部146と、DA変換部147と、アクチュエータ駆動部148と、を備える。
インターフェイス部141は、表示するイメージデータを外部から受け取り、記憶部142に送る。
記憶部142は、インターフェイス部141からのイメージデータを記憶する。
記憶部142は、表示の歪みを低減するための補償に必要なデータを記憶してもよい。
ファイバースキャニング制御部143は、ファイバースキャニング制御情報をスポット位置算出部144及びDA変換部147に出力する。
スポット位置算出部144は、ファイバースキャニング制御情報に基づいてスポット位置を算出し、記憶部142に記憶されたイメージデータを読み取り、当該イメージデータ及びスポット位置情報を光源制御部145に出力する。
光源制御部145は、イメージデータ及びスポット位置情報に基づいて光源制御情報を出力する。
光源駆動部146は、光源制御情報に基づいて光源200を駆動する。
DA変換部147は、ファイバースキャニング制御情報をアナログデータに変換する。
アクチュエータ駆動部148は、アナログデータに変換されたファイバースキャニング制御情報に基づいて、第1のアクチュエータ部111と、第2のアクチュエータ部112と、第3のアクチュエータ部113と、を駆動する。
次に、第1のアクチュエータ部111、第2のアクチュエータ部112及び第3のアクチュエータ部113による光偏向素子100の動作について説明する。
図3(a)は、第1のアクチュエータ部111の非駆動時における光偏向素子100を示す断面図であり、図3(b)は、第1のアクチュエータ部111によって第1のレンズ121が第1の方向131の正方向、すなわちy軸の正方向に移動した際の光偏向素子100を示す断面図である。
図3(a),(b)に示す断面図は、x軸を横切るyz面である。
図3(a),(b)には、ベース部101と、第1のアクチュエータ部111と、光ファイバー部120と、第1のレンズ部121と、第2のレンズ部122と、光線束202と、が示されている。
第1のアクチュエータ部111が光ファイバー部120の固定端に加振することにより、光ファイバー部120の自由端に設けられた第1のレンズ部121は、第1の方向131に高速で振動する。
図4(a)は、第2のアクチュエータ部112の非駆動時における光偏向素子100を示す断面図であり、図4(b)は、第2のアクチュエータ部112によって第2のレンズ122が第2の方向132の正方向、すなわちx軸の正方向に移動した際の光偏向素子100を示す断面図である。
図4(a),(b)に示す断面図は、y軸を横切るxz面である。
図4(a),(b)には、ベース部101と、支持部102と、光ファイバー部120と、第1のレンズ部121と、第2のレンズ部122と、光線束202と、が示されている。
第2のアクチュエータ部112が支持部111を介して第2のレンズ122を動かすことにより、第2のレンズ122は第2の方向132に第1のレンズ121よりも低速で運動する。
図3(a),(b)及び図4(a),(b)に示すように、第1の方向131には高速で振動を行わせ、第2の方向132には第1の方向131よりも低速で運動させることができる。
第1の方向131の振動は、より望ましくは、光ファイバー部120と、第1のレンズ部121と、第1のアクチュエータ部111との共振周波数で行われる。
最適な共振周波数は、光ファイバー部120、第1のレンズ部121及び第1のアクチュエータ部111の各々の寸法、形状及び質量等によって、設計することができる。
最適な共振周波数を得るために、光ファイバー部120、第1のレンズ部121又は第1のアクチュエータ部111に、更に錘が接続されていてもよい。
第2の方向132の運動は、任意の点への移動と停止、断続的な運動、連続的な運動、等の様々な形態をとることができる。
また、第2の方向132の運動を、第1の方向131の振動と同様に、共振周波数における振動とすることも可能である。
この場合には、第2のアクチュエータ部112、支持部111、第2のレンズ122及び第3のアクチュエータ部113の各々の寸法、形状及び質量等によって、最適な共振周波数を設計することができる。
最適な共振周波数を得るために、第2のアクチュエータ部112、支持部111、第2のレンズ122又は第3のアクチュエータ部113に、錘が接続されていてもよい。
図5(a)は、第3のアクチュエータ部113の非駆動時における光偏向素子100を示す断面図であり、図5(b)は、第3のアクチュエータ部113によって第2のレンズ122がz軸の負方向に移動した際の光偏向素子100を示す断面図であり、図5(c)は、第3のアクチュエータ部113によって第2のレンズ122がz軸の正方向に移動した際の光偏向素子100を示す断面図である。
図5(a),(b),(c)には、ベース部101と、支持部102と、光ファイバー部120と、第1のレンズ部121と、第2のレンズ部122と、光線束202と、が示されている。
図5(a),(b),(c)に示すように、第3のアクチュエータ部113によれば、第1のレンズ121と第2のレンズ122との距離を調整することができ、焦点距離を調整することができる。
以上説明したように、光線束202は、第1の方向131には高速で走査され、第2の方向132には第1の方向131よりも低速で走査され、ラスタースキャンを実現することができる。
図6は、本実施形態に係る光偏向素子100が行う2次元のイメージを描画する際のラスタースキャンを説明する図である。
上述のように、本実施形態に係る光偏向素子100は、第1の方向131においては高速で光を走査し、第2の方向132においては第1の方向131よりも低速で光を走査することが可能である。
そのため、図6に示すように、第1の方向131における1次元的な走査により第1の方向131に走査線を描画し、第2の方向に移動して第1の方向131における1次元的な走査により第1の方向131に走査線を描画する。
このような動作を繰り返すことで、図6に示すように、2次元のイメージを描画することができる。
更には、第3のアクチュエータ部113を用いた焦点距離の調整により、3次元のイメージを描画することができる。
なお、本実施形態に係る光偏向素子100が備える第1のレンズ121の形状は、特定の形状に限定されるものではなく、様々な形状が適用され得る。
図7(a),(b),(c)は、第1のレンズ121の形状を例示する図である。
図7(a)に示す第1のレンズ121aは、先端が尖った円錐状のレンズである。
図7(b)に示す第1のレンズ121bは、先端が略球形状のレンズである。
図7(c)に示す第1のレンズ121cは、先端が丸みを帯びた円錐状のレンズである。
本実施形態に係る光偏向素子100には、第1のレンズ121a,121b,121cのいずれも適用可能である。
また、本実施形態に係る光偏向素子100が備える第1のレンズ121の材質についても特定のものに限定されるものではない。
第1のレンズ121は、屈折率分布型レンズによって構成されていてもよいし、組レンズであってもよい。
また、本実施形態に係る光偏向素子100が備える第2のレンズ122の形状も第1のレンズ121と同様に、特定のものに限定されるものではなく、様々な形状が適用され得る。
また、本実施形態に係る光偏向素子100が備える第2のレンズ122の材質についても第1のレンズ121と同様に、特定のものに限定されるものではない。
第2のレンズ122は、屈折率分布型レンズによって構成されていてもよいし、組レンズであってもよい。
第1のレンズ121及び第2のレンズ122は、光偏向素子100の用途に応じて選定され、光偏向素子100の用途によっては第1のレンズ121が設けられていなくてもよい。
第1の光学素子の共振周波数を高めて走査の速度を上げるためには、第1のレンズ121としては、より軽量のレンズを適用することが望ましい。
以上説明した本実施形態に係る光偏向素子100によれば、ファイバースキャニング方式によって高解像度なラスタースキャンを実現することができる。
光偏向素子100を適用可能な表示装置としては、ヘッドマウントディスプレイを例示することができる。
図8は、本実施形態に係る光偏向素子100を適用したヘッドマウンドディスプレイ300の装着状態を示す図である。
図8には、ユーザー400に装着された状態のヘッドマウンドディスプレイ300の断面が示されている。
図8に示すヘッドマウンドディスプレイ300は、光偏向素子100と、テンプル部301と、制御IC302と、レーザダイオード303と、外部レンズ304と、導光部305と、を備え、テンプル部301が耳401に掛けられることでユーザー400に装着されている。
制御IC302、レーザダイオード303及び外部レンズ304は、テンプル部301内に搭載されている。
制御IC302は、図2に示す制御系140に相当し、レーザダイオード303は、図1,2に示す光源200に相当する。
外部レンズ304は、光偏向素子100の外部に設けられ、光偏向素子100から出射された光を導光部305への入射前に整形する投影レンズである。
外部レンズ304により、画角等の投影形状を変更することができる。
外部レンズ304で整形された光は導光部305に入射し、導光部305内でユーザー400の右目402の前まで導光される。
導光部305は、右目402の前に配置される部分がハーフミラーとなっており、ユーザー400は、ヘッドマウントディスプレイ300が表示するイメージを視認するとともに、前方を視認することが可能である。
本実施形態によれば、従来よりも解像度の高いヘッドマウントディスプレイを実現することができる。
なお、本実施形態においては、光偏向素子100の適用例として表示装置のみを説明したが、光偏向素子100は、撮像装置にも適用することができる。
光源200に代えてフォトダイオード等の光電変換素子を配置することにより撮像し、撮像装置を実現することが可能である。
被写体は、被写体からの光が、第2の光学素子、第1の光学素子、光電変換素子の順に進行するように配置される。
即ち、撮像装置における光の進行方向は、表示装置における光の進行方向と逆である。
なお、撮像装置では、外部レンズは対物レンズである。
従来、ヘッドマウントディスプレイに適用される表示方式のうち、マイクロディスプレイ方式は小型化及び軽量化が困難であり、MEMSミラー方式は反射型であるため更なる小型化が困難である。
他方で、従来のファイバースキャニング方式ではラスタースキャンが困難であり、輝度が不均一となり、且つ走査形状を方形にするためには複雑な駆動制御を要する、といった問題があった。
また、従来技術として、水平方向に駆動されるレンズ及び垂直方向に駆動されるレンズのいずれもアクチュエータにより駆動される光走査装置が知られている。
しかしながら、この光走査装置では、レンズの質量に起因して高周波駆動が困難であったため、高解像度なラスタースキャンを実現することは困難であった。
以上説明したように、本実施形態によれば、高解像度なラスタースキャンが可能な小型の光偏向素子を実現することができる。
本実施形態においては、走査線が走査する領域の端部を非表示領域とし、端部を除いた領域を表示領域とすることが好ましい。
走査線が走査する領域の端部を非表示領域とし、端部を除いた領域を表示領域とすると、表示領域における表示画像の歪みを低減することができる。
また、本実施形態は、光ファイバーに設けられた第1のレンズと、第2のレンズと、
により実現することができるため、小型化及び軽量化が可能である。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、上述の構成に対して、構成要素の付加、削除又は転換を行った様々な変形例も含むものとする。
100 光偏向素子
101 ベース部
102 支持部
111 第1のアクチュエータ部
112 第2のアクチュエータ部
113 第3のアクチュエータ部
120 光ファイバー部
121,121a,121b,121c 第1のレンズ部
122 第2のレンズ部
131 第1の方向
132 第2の方向
140 制御系
141 インターフェイス部
142 記憶部
143 ファイバースキャニング制御部
144 スポット位置算出部
145 光源制御部
146 光源駆動部
147 DA変換部
148 アクチュエータ駆動部
200 光源
201 イメージ
202 光線束
300 ヘッドマウントディスプレイ
301 テンプル部
302 制御IC
303 レーザダイオード
304 外部レンズ
305 導光部
400 ユーザー
401 耳
402 右目
403 鼻

Claims (7)

  1. 第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子の光出射側端部を第1の方向に振動させるように前記第1の光学素子の光入射側端部に設けられた第1のアクチュエータ部と、
    前記第1の光学素子の光出射側に配置された第2の光学素子と、
    前記第2の光学素子を、前記第1の方向とは異なる方向である第2の方向に前記第1の光学素子よりも低速で運動させる第2のアクチュエータ部と、
    前記第2の光学素子を前記第1の方向及び前記第2の方向とは異なる第3の方向に振動させる第3のアクチュエータ部と、
    を備え
    前記第1の光学素子は、導光路である光ファイバーを含み、
    前記第3のアクチュエータ部は、前記第2の光学素子を前記光ファイバーの軸線方向に移動させる駆動部として機能し、
    前記第1の方向、前記第2の方向および前記第3の方向は、互いに略垂直である光偏向素子。
  2. 前記第2の光学素子がレンズである請求項1に記載の光偏向素子。
  3. 前記第1の光学素子の前記第2の光学素子側の端に集光部を備える請求項1又は2に記載の光偏向素子。
  4. 前記第1の光学素子が共振振動数で振動する請求項1から3のいずれか一項に記載の光偏向素子。
  5. 前記第1の光学素子に連結されたベース部と、
    前記第2の光学素子を支持する支持部と、をさらに備え、
    前記第3のアクチュエータ部は、前記ベース部に接続され、
    前記支持部は、前記第3のアクチュエータ部に接続され、
    前記第2のアクチュエータ部が、前記支持部に接続される、請求項1に記載の光偏向素子。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光偏向素子を備える表示装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光偏向素子を備える撮像装置。
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