JP7476415B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理を説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る情報処理装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る情報処理などが実現されるものとする。
ここで、決済サーバ10が実行する情報処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗の一例である店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者Uが利用者端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、図1では、利用者端末100から決済に必要な情報を取得した店舗端末200から決済サーバ10へ決済情報を送信する場合を一例として説明する。このように、情報処理システム1における決済処理では、利用者端末100及び店舗端末200のいずれが決済サーバ10との決済処理に関する通信主体であってもよい。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
上述したような利用者端末100を用いた決済を前提として、情報処理システム1は、様々な情報提供サービスを行うことが可能である。例えば、情報処理システム1は、店舗等の対象エリアでの決済に関する情報(「決済情報」ともいう)を基に、対象エリアの混雑度に関する情報提供サービスを行うことができる。
上述した情報処理システム1が行う情報処理を前提として、情報処理システム1により実行される各種の情報処理の詳細を説明する。なお、上記で説明した内容と同様の点については適宜説明を省略する。また各種の処理は適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した例では、現在と過去の決済情報の比較結果を基に情報提供を行う場合を一例として説明したが、情報処理システム1は、AI(人工知能)、機械学習などに関する技術を利用して情報提供を行ってもよい。例えば、決済サーバ10は、店舗等の対象エリアにおける混雑度を推定するために用いられる学習モデルである推定モデルM1を利用して情報提供を行ってもよい。この点について図1の例を参照しつつ以下説明する。なお、上述した内容と同様の点については適宜説明を省略する。
上述したように、情報処理システム1は、過去の各時間帯の決済行動と、現在の決済行動とを比較し、比較結果を示す情報を提供する。例えば、情報処理システム1は、単純に決済回数の過去平均と、今の決済回数とを示す情報を提供してもよい。また、情報処理システム1は、比較結果に応じて、混雑度を推定し、推定した混雑度を示す情報を提供してもよい。
次に、図2を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図2に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100、店舗端末200等との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、モデル情報データベース32と、事業者情報データベース33と、利用者情報データベース34とを有する。
口座データベース31は、利用者や、事業者、店舗などが電子決済サービスにおいて所有する口座(決済口座)に関する各種の情報を記憶する。ここで、図3を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図3の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
モデル情報データベース32は、モデルに関する情報を記憶する。例えば、モデル情報データベース32は、学習処理により学習(生成)された学習済みモデル(モデル)の情報(モデルデータ)を記憶する。モデル情報データベース32は、学習に用いたデータ(学習データ)を学習済みモデル(モデル)に対応付けて記憶する。
事業者情報データベース33は、利用者に取引対象を提供する事業者(企業)に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、事業者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る店舗情報データベースの一例を示す図である。図5の例において、事業者情報データベース33は、「事業者ID」、「カテゴリ」、「取引対象」、「店舗情報」といった項目を有する。なお、取引対象は、事業者により提供される商品又はサービスの利用等、決済の対象となる様々な対象を含む。
利用者情報データベース34は、決済サーバ10が提供するサービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、利用者情報データベース34が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図6の例において、利用者情報データベース34は、「利用者ID」、「決済履歴」、「利用履歴」、「属性情報」、「位置履歴」といった項目を有する。
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、取得部41と、決済処理部42と、学習部43と、選択部44と、推定部45と、提供部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部41は、処理に必要な各種情報を取得する。取得部41は、記憶部30から各種情報を取得する。取得部41は、利用者情報データベース34から利用者に関する各種情報を取得する。取得部41は、利用者情報データベース34から利用者の利用者端末100を用いた決済に関する各種情報を取得する。例えば、取得部41は、利用者情報データベース34に記憶された決済履歴のうち、決済の日時が期間に対応する決済履歴を取得する。取得部41は、利用者端末100や店舗端末20等の外部の情報処理装置から各種の情報を受信する。
決済処理部42は、取得部41が取得した決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、決済処理部42は、利用者IDが示す利用者の口座から、店舗IDが示す店舗の口座へ、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
学習部43は、学習モデル(モデル)を学習する学習処理を実行する。例えば、学習部43は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、学習処理を実行する。学習部43は、外部の情報処理装置からの情報や記憶部30に記憶された情報に基づいて、学習処理を実行する。学習部43は、モデル情報データベース32に記憶された情報に基づいて、学習処理を実行する。学習部43は、学習により生成したモデルをモデル情報データベース32に格納する。
選択部44は、種々の情報を選択する。選択部44は、種々の情報を抽出する。選択部44は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、選択処理を実行する。例えば、選択部44は、記憶部30に記憶された情報に基づいて、選択処理を実行する。選択部44は、記憶部30に記憶された情報から、処理に用いる情報を抽出する。選択部44は、利用者情報データベース34に記憶された決済情報から、処理に用いる情報を抽出する。
推定部45は、各種情報を推定する推定処理を実行する。例えば、推定部45は、取得部41により取得された各種情報に基づいて、推定処理を実行する。例えば、推定部45は、記憶部30に記憶された情報に基づいて、推定処理を実行する。例えば、推定部45は、利用者情報データベース34に記憶された利用者に関する各種情報に基づいて、推定処理を実行する。推定部45は、利用者情報データベース34に記憶された利用者の利用者端末100を用いた決済に関する各種情報に基づいて、推定処理を実行する。推定部45は、学習部43により学習された推定モデルM1を用いて、推定処理を実行する。
提供部46は、利用者に各種提案を行う。提供部46は、利用者に提案を行う情報を提供する。提供部46は、通信部20を介して利用者端末100に各種情報を送信する。提供部46は、取得部41により取得された情報を送信する。提供部46は、選択部44による選択に応じて、情報を利用者端末100に送信する。
図7を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の情報処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
提供される提供用情報は任意の態様が採用可能である。この点について、図8を用いて説明する。図8は、利用者に提供される提供用情報の例を示す図である。なお、上述した内容と同様の点については適宜説明を省略する。
上述した例では、店舗を混雑度の推定対象の一例として説明したが、決済サーバ10は、任意の対象の混雑度を推定してもよい。例えば、決済サーバ10は、所定のエリアの混雑度を推定してもよい。例えば、決済サーバ10は、複数の店舗が座席を共有するフードコートのようなエリアを対象として、混雑度を推定してもよい。
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置(実施形態では「決済サーバ10」以下同じ)は、取得部(実施形態では「取得部41」以下同じ)と、提供部(実施形態では「提供部46」以下同じ)を有する。取得部は、利用者が利用する利用者端末(実施形態では「利用者端末100」以下同じ)を用いた決済に関する決済情報を取得する。提供部は、取得部により取得された決済情報のうち、第1期間に行われた決済に対応する第1決済情報と、第1期間よりも過去の期間である第2期間に行われた決済に対応する第2決済情報とを用いた処理に基づく提供用情報を提供する。
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。図9は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 モデル情報データベース
33 事業者情報データベース
34 利用者情報データベース
40 制御部
41 取得部
42 決済処理部
43 学習部
44 選択部
45 推定部
46 提供部
100 利用者端末
200 店舗端末
Claims (19)
- 所定の店舗における利用者が利用する利用者端末を用いた決済に関する決済情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された決済情報のうち、前記所定の店舗での第1期間に行われた決済に対応する第1決済情報が示す第1決済回数と、前記所定の店舗での前記第1期間よりも過去の期間である第2期間に行われた決済に対応する第2決済情報が示す第2決済回数とを用いた処理により推定される前記所定の店舗での前記処理の時点での混雑度に基づく提供用情報を提供し、前記処理の結果が前記決済に対応するエリアが空いていることを示す場合、前記決済に対応するエリアが前記処理の時点において空いていることを示すマップ情報を含む前記提供用情報を提供する提供部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記第1決済情報と前記第2決済情報との比較の結果を示す前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記処理の時点に対応する前記第1期間の前記第1決済情報と、前記第2期間の前記第2決済情報とに基づく前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記処理の時点が含まれる第1日における前記第1期間の前記第1決済情報と、前記第1日よりも前の日である第2日における前記第2期間の前記第2決済情報とを用いた前記処理に基づく前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記第1日における所定の時間帯である前記第1期間の前記第1決済情報と、前記第2日における前記所定の時間帯である前記第2期間の前記第2決済情報とを用いた前記処理に基づく前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記所定の店舗での前記第1期間の前記第1決済情報と、前記所定の店舗での前記第2期間の前記第2決済情報とに基づく前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記所定の店舗での前記第1期間の前記第1決済情報と、前記所定の店舗での前記第2期間の前記第2決済情報とに基づいて推定される前記所定の店舗の混雑度を示す前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記提供用情報の提供先となる他の情報処理装置へ前記提供用情報を送信する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
所定の利用者が利用する利用者端末へ前記提供用情報を送信する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記第1期間に前記所定の店舗で決済を行った利用者以外の利用者である対象利用者が利用する利用者端末へ、前記提供用情報を送信する
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記提供部は、
前記所定の店舗の前記混雑度が所定の条件を満たす場合、前記対象利用者が利用する利用者端末へ、前記提供用情報を送信する
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。 - 前記第1期間の前記第1決済情報と、前記第2期間の前記第2決済情報とに基づいて、前記第1決済情報に対応するエリアである対象エリアにおける混雑度を推定する推定部、
をさらに有し、
前記提供部は、
前記推定部により推定された前記対象エリアにおける前記混雑度を示す前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、
前記第1期間の前記第1決済情報と、前記第2期間の前記第2決済情報とに基づいて、前記第1期間よりも先の前記対象エリアにおける前記混雑度を推定し、
前記提供部は、
前記推定部により推定された前記対象エリアにおける記第1期間よりも先の前記混雑度を示す前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、
前記第1期間の前記第1決済情報と、前記第2期間の前記第2決済情報とに基づいて、前記第1決済情報に対応する店舗における前記混雑度を推定し、
前記提供部は、
前記推定部により推定された前記店舗における前記混雑度を示す前記提供用情報を提供する
ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、
前記第1決済情報及び前記第2決済情報と、前記対象エリアにおける前記混雑度との関連性の特徴を学習した学習モデルを用いて、前記対象エリアにおける混雑度を推定する
ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、
前記第1決済情報及び前記第2決済情報に対応する情報を入力として、前記対象エリアにおける前記混雑度を示すスコアを出力する前記学習モデルを用いて、前記対象エリアにおける混雑度を推定する
ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。 - 前記学習モデルを学習する学習部、
をさらに有し、
前記推定部は、
前記学習部により学習された前記学習モデルを用いて、前記対象エリアにおける前記混雑度を推定する
ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。 - コンピュータが実行する情報処理方法であって、
所定の店舗における利用者が利用する利用者端末を用いた決済に関する決済情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得された決済情報のうち、前記所定の店舗での第1期間に行われた決済に対応する第1決済情報が示す第1決済回数と、前記所定の店舗での前記第1期間よりも過去の期間である第2期間に行われた決済に対応する第2決済情報が示す第2決済回数とを用いた処理により推定される前記所定の店舗での前記処理の時点での混雑度に基づく提供用情報を提供し、前記処理の結果が前記決済に対応するエリアが空いていることを示す場合、前記決済に対応するエリアが前記処理の時点において空いていることを示すマップ情報を含む前記提供用情報を提供する提供工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 所定の店舗における利用者が利用する利用者端末を用いた決済に関する決済情報を取得する取得手順と、
前記取得手順により取得された決済情報のうち、前記所定の店舗での第1期間に行われた決済に対応する第1決済情報が示す第1決済回数と、前記所定の店舗での前記第1期間よりも過去の期間である第2期間に行われた決済に対応する第2決済情報が示す第2決済回数とを用いた処理により推定される前記所定の店舗での前記処理の時点での混雑度に基づく提供用情報を提供し、前記処理の結果が前記決済に対応するエリアが空いていることを示す場合、前記決済に対応するエリアが前記処理の時点において空いていることを示すマップ情報を含む前記提供用情報を提供する提供手順と
をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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