JP7475796B2 - フィルタモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、乾式塗装設備に設けられる使い捨てのフィルタモジュールに関する。
塗装設備において、ワークに付着しなかった塗料ミストを回収する方式としては、水を用いる湿式と、水を用いない乾式とに大別される。湿式の場合、塗料ミストの回収効率は高いが、水を循環させる必要があるため、設備が大規模となるため初期投資が高い上、ランニングコストも高い。一方、乾式の場合、水を循環させる必要がないため、湿式と比べて設備規模が小さくすることができ、ランニングコストも抑えられる。
例えば下記の特許文献1及び2には、乾式塗装設備に設けられる、ダンボール等で形成された使い捨てのフィルタモジュールが示されている。特許文献1のフィルタモジュールは、上下方向に延びる複数のフィルタ板を有する。空気がフィルタ板に衝突することにより、空気に含まれる塗料ミストがフィルタ板に付着して除去される。
また、特許文献2のフィルタモジュールは、図8に示すように、外箱141と、外箱141の内部に配されたバッフル板171、整流板181、及びエリミネータ151とを有する。バッフル板171は、複数のバッフル板エレメント172及びこれらを連結する連結板173を有する。整流板181は、複数の整流板エレメント182を有する。エリミネータ151は、複数のエリミネータエレメント152を有する。外箱141の上面に設けられた入口145から流入した空気が、バッフル板171、整流板181、及びエリミネータ151を順に通過して、外箱141の側面に設けられた出口146から排出される(点線矢印A2参照)。このとき、空気がバッフル板171、整流板181、及びエリミネータ151に衝突することで、空気中の塗料ミストが除去される。
特許第6096771号公報 特許第6895011号公報
特許文献1に示されたフィルタモジュールでは、フィルタ板が空気の流れ方向に面するように(空気の流れ方向と交差するように)配されるため、フィルタ板に塗料が付着しやすい。この場合、フィルタ板間に設けられる空気の流路が塗料ですぐに塞がってしまうため、フィルタモジュールの交換頻度が高くなり、コスト及び手間がかかる。
特許文献2に示されたフィルタモジュールにおいて、入口145付近に配されたバッフル板171の連結板173は、空気の流れ方向(上下方向)と平行に配されているため、空気が衝突しにくい。しかし、本発明者らの検証により、このような空気の流れ方向と平行な連結板173の上流端(図8では上端)の縁に空気が衝突することで、この縁に相当な量の塗料が付着することが明らかになった。従って、使用が進むにつれて連結板173の上端の縁に多量の塗料が溜まり、この塗料が自重により下方に垂れ下がることで、連結板173間に設けられる空気の通路が塞がれる。この場合、下流側の整流板181やエリミネータ151にそれ程塗料が付着していなくても、フィルタモジュールを交換する必要が生じるため、フィルタモジュールの交換頻度が高くなってコスト及び手間がかかる。
そこで、本発明は、乾式塗装設備に用いられる使い捨てのフィルタモジュールの使用寿命を長期化して、交換頻度を下げることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、入口及び出口を有する外箱と、前記外箱の内部に設けられ、前記入口から前記出口に向けて流れる空気の流れ方向で順に配され、前記空気を衝突させることで前記空気中に含まれる塗料ミストを除去する複数のフィルタ部とを備えた使い捨てのフィルタモジュールであって、
前記複数のフィルタ部のうち、最も上流側に配された第1フィルタ部に水平方向から前記空気を流入させ、
前記第1フィルタ部が、前記空気の流れ方向及び鉛直方向と平行な複数の縦板を有するフィルタモジュールを提供する。
このように、本発明のフィルタモジュールでは、最も上流側に配された第1フィルタ部に水平方向から空気を流入させ、この第1フィルタ部に、空気の流れ方向及び鉛直方向と平行な複数の縦板を配する。この場合、縦板の入口側の端部は上下方向に延びているため、この端部の縁に多量の塗料が付着すると、重力により縁に沿って下方に垂れ下がる。この場合、垂れ下がった塗料により縦板間の下部における空気流路は狭くなるが、縦板間の上部の空気流路は確保される。これにより、第1フィルタ部の空気流路が早期に塞がることを防止し、下流側のフィルタ部を含むフィルタモジュール全体で塗料を回収することができるため、フィルタモジュールの使用寿命が延びる。
上記のフィルタモジュールでは、第1フィルタ部の隣接する縦板の入口側の端部を、空気の流れ方向でずらして配することが好ましい。これにより、隣接する縦板の端部間の距離が長くなるため、この端部の縁に付着した塗料で縦板間の空気流路が塞がれにくくなる。
上記のフィルタモジュールでは、外箱の内部に配されるフィルタエレメントだけでなく、外箱の内面にも塗料が付着する。このとき、外箱の内面に、空気の流れ方向と直交する方向に延びる山部及び谷部を交互に有する波形部材を設ければ、塗料の回収効率が高められる。
以上のように、本発明によれば、フィルタモジュールの使用寿命が長くなるため、フィルタモジュールの交換頻度が下がり、コスト及び手間を削減することができる。
塗装設備の断面図である。 本発明の一実施形態に係るフィルタモジュールの断面図(図3のC-C線における断面図)である。 図2のフィルタモジュールのA-A線における断面図である。 図2のフィルタモジュールのB-B線における断面図である。 上記フィルタモジュールの縦板に塗料が付着した状態を入口側からみた図である。 他の実施形態に係るフィルタモジュールの断面図である。 さらに他の実施形態に係るフィルタモジュールの断面図である。 従来のフィルタモジュールの断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車の部品(例えばバンパー)に塗装を施す塗装設備を示す。この塗装設備は、ワークWに付着しなかった塗料ミスト(オーバースプレー)を水を使わずに回収する乾式塗装設備である。この塗装設備は、内部でワークWに塗装を施す塗装ブース1と、塗装ブース1から排出された空気中の塗料ミストを除去する塗料ミスト除去装置20とを有する。
塗装ブース1の内部には、ワークWに対して塗装を行う塗装室2と、塗装室2の上方に設けられた給気室3と、塗装室2の下方に設けられた排気室4とが設けられる。塗装室2と給気室3との境界、及び、塗装室2と排気室4との境界には、それぞれ多数の通気孔を有する天井壁8及び床壁9が設けられる。ワークWは、ワーク支持部10によって支持され、塗装室2内に配置される。塗装室2には、ワークWに塗装を施す塗装ロボット11が設けられる。給気口3aから給気室3に供給された空気が、天井壁8の通気孔を介して塗装室2に供給され、床壁9の通気孔を介して排気室4へ排出される。その結果、塗装室2には、鉛直下向きの一様な空気の流れが生じる。
塗料ミスト除去装置20は、塗装ブース1に接続されたダクト5と、ダクト5の内部に設けられた一次フィルタモジュール6及び二次フィルタ7とを備える。本実施形態では、塗料ミスト除去装置20が、塗装ブース1の塗装室2の下方に配され、且つ、排気室4の側方に隣接して配される。
ダクト5は、上下方向に延びるフィルタダクト5aと、水平方向(図1の紙面直交方向)に延びる排気ダクト5bと、フィルタダクト5aと排気室4とを連通する連結ダクト5cとを有する。排気室4の側壁とダクト5とは、気密的に連結されている。図示例では、排気室4の下部とフィルタダクト5aの下部とが連結ダクト5cを介して連結される。排気ダクト5bは、フィルタダクト5aの上端に連結される。図示例では、多数の塗装ブース1が図1の紙面直交方向に並べて配設され、各塗装ブース1に連結されたフィルタダクト5aが、共通の排気ダクト5bに連結される。
一次フィルタモジュール6及び二次フィルタ7は、フィルタダクト5aの内部に配される。一次フィルタモジュール6は空気の流れ方向の上流側に配され、二次フィルタ7は一次フィルタモジュール6の下流側に配される。図示例では、一次フィルタモジュール6は床面付近に配置され、その上に二次フィルタ7が配置される。一次フィルタモジュール6は、空気をフィルタエレメントに衝突させて塗料ミストを付着させる、いわゆる慣性フィルタである。二次フィルタ7は、多孔質フィルタ(例えば不織布フィルタ)に空気を透過させて塗料ミストを捕捉する、いわゆるろ過フィルタである。
ワークWの塗装は、塗装ロボット11のノズルからワークWに対して塗料ミストを吹き付けることで行われる。塗料に付着しなかった塗料ミストは、空気と共に床壁9の通気孔を介して下方の排気室4に排出される。この塗料ミストを含む空気が、図示しないファンによりダクト5内に吸引され、ダクト5内に配された一次フィルタモジュール6及び二次フィルタ7により空気中の塗料ミストが除去される。本実施形態では、空気中に含まれる塗料ミストの大部分(例えば80%以上、好ましくは90%以上)を一次フィルタモジュール6で除去した後、残りの塗料ミストを二次フィルタ7で除去する。塗料ミストが除去された空気は、排気ダクト5bを介して外部に排出されるか、あるいは、再び塗装ブース1の給気室3に供給される。使用が進むにつれて、一次フィルタモジュール6及び二次フィルタ7には塗料が堆積する。各フィルタモジュール6、7は使い捨てであり、許容量以上の塗料が堆積したら、回収した塗料と共に廃棄される。
以下、本発明の一実施形態に係るフィルタモジュールとしての一次フィルタモジュール6の構造について詳しく説明する。
図2~図4に示すように、一次フィルタモジュール6は、外箱31と、外箱31の内部に設けられた複数のフィルタ部とを有する。本実施形態では、外箱31の側面の下部に入口31aが設けられ、外箱31の上面に出口31bが設けられる。外箱31の内部には、複数のフィルタ部(図示例では、第1フィルタ部32、第2フィルタ部33、第3フィルタ部34、及び第4フィルタ部35)が下から順に積層されている。外箱31の側面の入口31aから流入した空気は、第1~第4フィルタ部32~35を順に通過して上面の出口31bから排出される。尚、以下の説明では、入口31aが設けられた外箱31の側面と直交する方向(図2、図4の左右方向)をX方向と言い、鉛直方向(図2、図3の上下方向)をZ方向と言い、X方向及びZ方向と直交する方向(図3の左右方向、図4の上下方向)をY方向と言う。
外箱31及び第1~第4フィルタ部32~35は、可燃性材料で形成される。可燃性材料としては、紙や木を使用することができ、特に、紙製のダンボールが好適に使用できる。これにより、一次フィルタモジュール6を、付着した塗料と共に焼却廃棄することができる。
各フィルタ部32~35は、それぞれ複数のフィルタエレメントとしてのフィルタ板を有する。各フィルタ部32~35における複数のフィルタ板の構成は異なっている。図示例では、各フィルタ部32~35による塗料ミストの捕集能力が、下流側に行くほど高くなっている。各フィルタ部32~35のフィルタ板は、例えば以下のように配置される。
最も上流側に配された第1フィルタ部32は、複数のフィルタ板として、複数の縦板32a及び案内板32bを有する。縦板32aは、Y方向と直交する平板、すなわち、空気の流れ方向及びZ方向と平行な平板からなる。縦板32aの入口31a側の端部32cは、上下方向に延びている。図示例では、複数の縦板32aの入口31a側の端部32cが、X方向で同じ位置に配されている(図4参照)。複数の縦板32aの奥側(入口31aと反対側)の端部は、外箱31の奥側の側壁まで達している。
案内板32bは、外箱31の入口31a付近からX方向奥側(図2の左側)へ向けて下方に傾斜した方向に延びている(図2参照)。案内板32bの水平方向に対する傾斜角度θは、45°以下とされる。案内板32bの入口31a側の端部32dは、外箱31の入口31aよりも上方に配される。すなわち、一次フィルタモジュール6を入口31a側(排気室4側)から見て、案内板32bの入口31a側の端部32dは、外箱31の入口31aの上方の側壁で隠れている(図3参照)。案内板32bは、複数の縦板32aに設けられた溝に差し込まれ、これにより複数の縦板32aが案内板32bを介して連結される。
第2フィルタ部33~第4フィルタ部35は、それぞれ、複数のフィルタ板として、第1傾斜板36と、第2傾斜板37と、縦板38とを有し、これらが内箱39の内部に収容されている(図2参照)。第1傾斜板36は上方に向けてX方向一方側に傾斜し、第2傾斜板37は上方に向けてX方向他方側に傾斜している。縦板38は、Y方向と直交する平板である。縦板38に設けられた溝に第1傾斜板36及び第2傾斜板37が差し込まれ、これにより複数の第1傾斜板36及び第2傾斜板37が縦板38を介して連結される。第2フィルタ部33~第4フィルタ部35は、第1フィルタ部33の上に積層される。尚、図示例のように、第2フィルタ部33~第4フィルタ部35の内箱39同士を接触させた状態で積層する他、各フィルタ部33~35を外箱31の内面に設けた支持部の上に載置してもよい。
第2~第4フィルタ部33~35は、空気の流れ方向(鉛直方向)に対して傾斜した多数の傾斜板36、37を有するため、第1フィルタ部32よりも塗料ミストの捕集能力が高い。また、第2~第4フィルタ部33~35は、下流側のフィルタ部ほど塗料ミストの捕集能力が高くなるように、それぞれフィルタ板の構成を異ならせている。図示例では、下流側のフィルタ部ほど傾斜板36、37の密度が高くなっている。この他、各フィルタ部のフィルタ板の傾斜角度や寸法を異ならせてもよい。また、フィルタ部33~35の何れか2つあるいは全てのフィルタ板の構成を同じにしてもよい。また、第1フィルタ部32よりも下流側のフィルタ部の数は上記(3つ)に限らず、例えば2つ、あるいは4つ以上としてもよい。また、特に必要が無ければ、内箱39を省略してもよい。
塗装ブース1の排気室4から排出された空気は、連結ダクト5cを介して一次フィルタモジュール6の外箱31の入口31aから内部に侵入し、第1フィルタ部32に水平方向(X方向)から流入する。このとき、入口31aから入ってきた空気が、第1フィルタ部32の案内板32bによりX方向奥側に案内されるため、空気をX方向奥側まで行き渡らせることができる。そして、この空気の流れ方向が、外箱31の内面(特に、X方向奥側の側面)に沿って鉛直方向上向きに変換される(図2の点線矢印参照)。
このとき、第1フィルタ部32及び外箱31の内面に空気が接触することで、空気中に含まれる塗料ミストの一部(粗い粒子)が除去される。特に、入口31aから流入した空気が、複数の縦板32aの入口31a側の端部32cに衝突し、この端部32cの縁に塗料が付着する。そして、使用が進むにつれて、図5に示すように、縦板32aの入口31a側の端部32cに塗料Pが溜まり、この塗料Pが自重により下方に垂れ下がる。尚、図5では、案内板32bの図示を省略している。このとき、第1フィルタ部32の下部では、垂れ下がった塗料Pにより縦板32a間の空気流路のY方向幅が狭くなっている。一方、第1フィルタ部32の上部では、塗料PがY方向に成長しにくいため、縦板32a間の空気流路が維持される。このように、縦板32a間の空気流路を確保することで、入口31aから流入した空気を下流側のフィルタ部33~35へ送り込むことができる。
その後、第2~第4フィルタ部33~35を空気が通過する際に、各フィルタ部33~35の傾斜板36、37と衝突することで、空気中の塗料がさらに除去される。本実施形態では、第2フィルタ部33、第3フィルタ部34、第4フィルタ部35の順に傾斜板36、37の密度が高くなっている。そのため、下流側に行くにつれて、より細かい粒子が傾斜板36、37で捕捉される。
上記のように、第1フィルタ部32における空気流路を確保して、第1フィルタ部32よりも下流側のフィルタ部33~35に空気を送り込むことにより、一次フィルタモジュール6の全てのフィルタ部32~35を活用して塗料ミストを除去することができるため、一次フィルタモジュール6の使用寿命が延びて交換頻度を下げることができる。
また、本実施形態では、各フィルタ部32~35に設けられる複数のフィルタ板を連結してユニット化している。これにより、複数のフィルタ板を一体的に取り扱うことができるため、外箱31への取付が容易化される。特に、本実施形態では、図3に点線で示すように、外箱31のY方向一方側の側面31c、31dが開閉可能とされる。これにより、側面31c、31dを開いて形成された開口部から、各フィルタ部32~35のフィルタ板ユニットを外箱31内に容易に装着することができる。尚、外箱31のY方向両側の側面を開閉可能としてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と同様の点については説明を省略する。
図6に示す実施形態では、第1フィルタ部32に設けられた隣接する縦板32aの入口31a側の端部32cが、空気の流れ方向(図6ではX方向)でずらして配される。これにより、各縦板32aの入口31a側の端部に付着する塗料PがX方向でずらして配されるため、この塗料Pの間に空気流路が確保されやすい。
図7に示す実施形態では、外箱31の内面に波形部材40を設けている。波形部材40は、空気の流れ方向と直交する方向(図示例ではY方向)に延びる山部と谷部を、空気の流れ方向で交互に有する。波形部材40としては、例えばダンボールの中間に設けられた波形部材を使用することができる。本実施形態では、波形部材40が、外箱31の内面のうち、第1フィルタ部32が配される領域、特に、X方向奥側(入口31aと反対側)の側面と下面に、波形部材40が設けられる。尚、波形部材40を設ける領域は上記に限らず、例えば、図7のX方向奥側の側面に設けられた波型部材40を、第2フィルタ部33あるいはそれよりも上方まで延ばしてもよい。
このように、外箱31の内面に波形部材40を設けることで、外箱31の内部に配されるフィルタ部32だけでなく、外箱31自体にも積極的に塗料を付着させることができる。特に、第1フィルタ部32では、外箱31の下面及びX方向奥側の側面に沿って空気の流れ方向が水平方向から上向きに変換されるため、これらの面に波形部材40を設けることで、空気中の塗料を効率よく捕捉することができる。
1 塗装ブース
2 塗装室
3 給気室
4 排気室
5 ダクト
5a フィルタダクト
5b 排気ダクト
5c 連結ダクト
6 一次フィルタモジュール
7 二次フィルタ
8 天井壁
9 床壁
10 ワーク支持部
11 塗装ロボット
20 塗料ミスト除去装置
31 外箱
31a 入口
31b 出口
32 第1フィルタ部
32a 縦板
32b 案内板
33 第2フィルタ部
34 第3フィルタ部
35 第4フィルタ部
36 傾斜板
37 傾斜板
38 縦板
39 内箱
40 波形部材
P 塗料
W ワーク

Claims (4)

  1. 入口及び出口を有する外箱と、前記外箱の内部に設けられ、前記入口から前記出口に向けて流れる空気の流れ方向で順に配され、前記空気を衝突させることで前記空気中に含まれる塗料ミストを除去する複数のフィルタ部とを備えた使い捨てのフィルタモジュールであって、
    前記複数のフィルタ部のうち、最も上流側に配された第1フィルタ部に水平方向から前記空気を流入させ、
    前記第1フィルタ部が、前記空気の流れ方向及び鉛直方向と平行な複数の縦板を有し、
    前記外箱の側面の下部に前記入口が設けられ、前記外箱の上面に前記出口が設けられたフィルタモジュール。
  2. 入口及び出口を有する外箱と、前記外箱の内部に設けられ、前記入口から前記出口に向けて流れる空気の流れ方向で順に配され、前記空気を衝突させることで前記空気中に含まれる塗料ミストを除去する複数のフィルタ部とを備えた使い捨てのフィルタモジュールであって、
    前記複数のフィルタ部のうち、最も上流側に配された第1フィルタ部に水平方向から前記空気を流入させ、
    前記第1フィルタ部が、前記空気の流れ方向及び鉛直方向と平行な複数の縦板を有し、
    前記第1フィルタ部の隣接する縦板の前記入口側の端部が、前記空気の流れ方向でずらして配されたフィルタモジュール。
  3. 入口及び出口を有する外箱と、前記外箱の内部に設けられ、前記入口から前記出口に向けて流れる空気の流れ方向で順に配され、前記空気を衝突させることで前記空気中に含まれる塗料ミストを除去する複数のフィルタ部とを備えた使い捨てのフィルタモジュールであって、
    前記複数のフィルタ部のうち、最も上流側に配された第1フィルタ部に水平方向から前記空気を流入させ、
    前記第1フィルタ部が、前記空気の流れ方向及び鉛直方向と平行な複数の縦板を有し、
    前記外箱の内面に、前記空気の流れ方向と直交する方向に延びる山部及び谷部を交互に有する波形部材を設けたフィルタモジュール。
  4. 入口及び出口を有する外箱と、前記外箱の内部に設けられ、前記入口から前記出口に向けて流れる空気の流れ方向で順に配され、前記空気を衝突させることで前記空気中に含まれる塗料ミストを除去する複数のフィルタ部とを備えた使い捨てのフィルタモジュールであって、
    前記複数のフィルタ部のうち、最も上流側に配された第1フィルタ部に水平方向から前記空気を流入させ、
    前記第1フィルタ部が、前記空気の流れ方向及び鉛直方向と平行な複数の縦板を有し、
    前記第1フィルタ部の隣接する縦板の前記入口側の端部が、前記空気の流れ方向でずらして配され、
    前記外箱の内面に、前記空気の流れ方向と直交する方向に延びる山部及び谷部を交互に有する波形部材を設けたフィルタモジュール。
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