JP7474591B2 - 高周波電源システム - Google Patents

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Description

本開示は、高周波電源システムに関する。
半導体製造の分野では、電子機器の小型化・高機能化に伴って高密度な実装が要求されており、実装基板への素子の接続は微細化され、より信頼性の高い実装が必要となっている。
実装の信頼性を確保する方法の一つに、プラズマによる表面改質方法がある。例えば、被処理基板にプラズマ処理を施すと、基板の表面に付着した有機物による汚染を除去でき、ワイヤーボンディングのボンディング強度の向上が図れ、濡れ性が改善され、基板と封止樹脂との密着性を向上できる。このようなプラズマ処理を施すためには、プラズマリアクタ装置に対して電源装置を接続する必要がある。
例えば、特許文献1は、プラズマリアクタ装置に接続される電源装置の構成例について開示する。具体的に、特許文献1は、高周波(ソース)電源と低周波(バイアス)電源を、整合回路を介して重畳させてプラズマリアクタ装置に供給する構成について開示している。整合回路において、電源側とプラズマリアクタンス装置側とのインピーダンス整合を取ることにより、効率的な電源供給を実現しようとしている。
特開平7-74159号公報
特許文献1で示されるように2周波数電源を供給する場合、プラズマリアクタ装置のプラズマチャンバ内には、プラズマと共に、プラズマシースが発生することが知られている。このプラズマシースは、一般的に電気的に絶縁されているものと見なすことができ、プラズマチャンバの電極間に仮想的なコンデンサが形成されていると見ることができる。そして、低周波(バイアス)電源の電圧が周期的に変化することに連動してプラズマの位置が変動するため、プラズマシースの静電容量も周期的に変動する(例えば、プラズマチャンバの構造によってバイアス周波数と同一あるいは2倍の周期で変動する)。つまり、プラズマインピーダンスがバイアス電源の電圧の変化によって高速に変化することを意味する。
しかしながら、整合器は、インピーダンス可変素子をモータで動作させているため、高速なプラズマインピーダンスの変化に対してマッチング動作を追従させることができない。その結果、混変調歪(IMD:Inter-Modulation Distortion)によって、ソース電源の出力端に帰還する反射波電力Pr量が増加してしまう。反射波が増大すると効率的、かつ正確に電源を負荷側に供給できないため、IMDを低減する必要がある。
本開示はこのような状況に鑑み、IMDによる反射波電力Pr(反射係数と同義)の増加を抑える技術を提案する。
上記課題を解決するために、本開示は、接続される負荷に対して高周波電力を提供する、高周波電源システムであって、第1周波数でバイアス電力を出力するバイアス電源と、第1周波数よりも高い第2周波数でソース電力を出力するソース電源と、バイアス電力とソース電力とを取得し、ソース電源側のインピーダンスと負荷側のインピーダンスとの整合を取るインピーダンス整合回路を含む整合器と、を備え、ソース電源は、バイアス電源に、バイアス電源が出力すべき出力周波数の情報を含む正弦波同期信号を供給し、バイアス電源は、正弦波同期信号に含まれる出力周波数に対応する周波数のバイアス電力を出力し、整合器は、ソース電源によるバイアス電力の一周期分の進行波電力とソース電源への反射波電力とを複数の区間に分割する処理と、複数の区間のそれぞれに対して、周波数整合演算を実行して、各区間の周波数設定値を決定する処理と、各区間の周波数設定値をソース電源に送信する処理と、を実行し、ソース電源は、整合器から送信されてきた複数の区間の周波数設定値に従って、複数の区間におけるバイアス電力を出力する、高周波電源システムについて提供する。
本開示に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本開示の態様は、要素および多様な要素の組み合わせ、ならびに以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。
本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味においても限定するものではないことを理解する必要がある。
本開示の技術によれば、2周波数電源を提供する電源装置において、負荷側において発生するIMDを低減して、IMDによる反射電力(反射係数)の増加を抑えることができるようになる。
本実施形態による電源供給システム(高周波電源システムとも言う)1にプラズマ負荷40を接続した状態を示す図である。 可変コンデンサのポジションおよび周波数(周波数ずれ量)に対応するSパラメータを提供する3次元Sパラメータテーブルの構成例を示す図である。表1は、ポジション-特性パラメータテーブルを示し、表2は、周波数(基本周波数とのずれ量)-特性パラメータを示している。 本実施形態による電源供給システム1による周波数整合演算処理を詳細に説明するためのフローチャート(前半)である。 本実施形態による電源供給システム1による周波数整合演算処理を詳細に説明するためのフローチャート(後半)である。 本実施形態による、図3AおよびBで説明した周波数整合された周波数設定値を求める処理(周波数設定演算処理)のタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態について説明する。添付図面では、機能的に同じ要素は同じ番号で表示される場合もある。なお、添付図面は本開示の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本開示の理解のためのものであり、決して本開示を限定的に解釈するために用いられるものではない。
本実施形態では、当業者が本開示を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本開示の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
更に、本開示の実施形態は、汎用コンピュータ上で稼動するソフトウェアで実装しても良いし専用ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実装しても良い。
<電源供給システム1の構成例>
(i)構成例1
図1は、本実施形態による電源供給システム(高周波電源システムとも言う)1にプラズマ負荷40を接続した状態を示す図である。電源供給システム1は、ソース電源(高周波出力を供給)10と、バイアス電源(低周波出力を供給)20と、ソース電源10およびバイアス電源20のそれぞれから出力が供給され、ソース電源10およびバイアス電源20側とプラズマ負荷40側とのインピーダンス整合を取る整合器(インピーダンス変換装置ともいう)30と、を備え、ソース電源10から出力する進行波電力(ソース電力)とバイアス電源20から出力する進行波電力(バイアス電力)とを、例えば重畳してプラズマ負荷40に供給するシステムである。
図1には、ソース電源10の内部構成として、正弦波同期信号発生部101のみ示されているが、一般的な内部構成として、例えば、RF増幅器、センサ(方向性結合器)、および制御装置などが含まれる。RF増幅器は、例えば、制御装置から制御信号に応答して所定周波数(例えば、13.56MHz、27.12MHz、40.68MHz、60MHz、100MHz、120MHzなど)の高周波信号を増幅し、センサに供給する。センサは、例えば、RF増幅器からの高周波出力(進行波電力Pf)を検出すると共に、整合器30からの反射波電力Prおよび進行波電力Pfの電圧成分と反射波電力Prの電圧成分との位相差を検出する。また、センサは、進行波電力Pfを整合器30に出力すると共に、検出した進行波電力Pf値、反射波電力Pr、および位相信号を制御装置に出力するように構成してもよい。ソース電源10における正弦波同期信号発生部101は、バイアス電源20が同期して動作すべき周波数および位相の情報(例えば、400kHzの正弦波)をバイアス電源20に出力する。
また、図1には、バイアス電源20の内部構成として、正弦波同期信号受信部201のみ示されているが、ソース電源10と同様に、一般的な内部構成として、RF増幅器、センサ(方向性結合器)、および制御装置などを含む。バイアス電源20における正弦波同期信号受信部201は、ソース電源10から供給された正弦波同期信号に含まれる周波数と位相の情報を抽出する。そして、バイアス電源20の発振器は、当該抽出した周波数と位相に同期させて進行波電力を出力(RF出力)し、整合器30に供給する。
整合器30は、センサ1_301と、センサ2_302と、周波数設定演算部303と、整合演算部1_304と、整合演算部2_305と、整合ネットワーク1_306と、整合ネットワーク2_307と、出力センサ308と、を備えている。センサ1_301は、高周波側のソース電源10から供給される進行波電力Pfと、プラズマ負荷40から戻ってくる反射波電力Prを検出し、それらを周波数設定演算部303に提供する。
センサ2_302は、低周波側のバイアス電源20から供給される進行波電力Pfと、プラズマ負荷40から戻ってくる反射波電力Prを検出し、それら(進行波電力Pfの位相の情報を含む)を周波数設定演算部303に提供する。
周波数設定演算部303は、低周波(バイアス電源20)側の進行波電力Pfの位相に同期し、バイアス電源20の動作周波数(例えば、400kHz)一周期分のソース電源10の出力を複数区間に分割(分割数n)し、各区間に関して、高周波(ソース電源10)側の進行波電力Pfと反射波電力Prを用いて、高周波側のインピーダンスを計算する。また、周波数設定演算部303は、各区間の高周波側のインピーダンスに基づいて、各区間における周波数設定値を算出する。そして、周波数設定演算部303は、各区間(1からn)の周波数設定値を1セットにして、高周波側のソース電源10に供給する。
整合器30に含まれる、整合演算部1_304、整合演算部2_305、高周波側整合ネットワーク306、低周波側整合ネットワーク307、および出力センサ308は、従前の整合器が備える構成である。例えば、高周波側整合ネットワーク306および低周波側整合ネットワーク307は、可変コンデンサや可変インダクタによって構成される。また、整合演算部1_304および整合演算部2_305は、上記整合ネットワークに含まれる可変コンデンサの容量や可変インダクタのインダクタンスを変化させるモータおよび制御部(プロセッサ)などによって構成される。さらに、出力センサ308は、負荷側の進行波電力Pfおよび反射波電力Prを検出する。
なお、電源供給システム1の動作については、さらに詳細に後述する。
<SパラメータおよびTパラメータ>
整合器30は、図示しないメモリに、可変コンデンサのポジションおよび周波数(基本周波数とのずれ量)に対応するSパラメータを提供する3次元Sパラメータテーブルを保持している。なお、Sパラメータはテーブル形式で保持する必要は必ずしもなく、可変コンデンサ値および周波数ずれとSパラメータとが1対1に対応していればどのような形態であってもよい。
図2は、可変コンデンサのポジションおよび周波数(周波数ずれ量)に対応するSパラメータを提供する3次元Sパラメータテーブルの構成例を示す図である。表1は、ポジション-特性パラメータテーブルを示し、表2は、周波数(基本周波数とのずれ量)-特性パラメータを示している。各テーブルの粒度は一例であり、さらに細かいステップで構成するようにしてもよい。また、Sパラメータに対して補間演算を行い、最適なSパラメータを用いるようにしてもよい。なお、ここで、Sパラメータ(Scattering Parameter)とは、周知のように、例えば、可変コンデンサのポジションとの関係において、所定の4端子回路網(2端子対回路網ともいう)の入力端子及び出力端子に特性インピーダンス(例えば50Ω)の線路を接続した高周波信号を入力したときの4端子回路網における伝送特性を示したものであり、入力側の電圧反射係数、順方向電圧の伝達係数、逆方向電圧の伝達係数、出力側の電圧反射係数の各要素から構成される行列で表されるものである。ここでは、整合器30を4端子回路網として扱って、整合器30におけるSパラメータを演算するようにしている。
表1に示されるように、可変コンデンサC1およびC2の現在値の組み合わせから現時点のSパラメータを取得することができる。そして、C1およびC2を固定し、そのSパラメータAmnにおける周波数のずれ量(上記区間k(k=1からnの整数)における進行波電力Pfと反射波電力Prから求められる周波数と基本周波数(例:40MHz)とのずれ量)に対応するSパラメータ(Amn0からAmn6)を求めることができる。例えば、(C1,C2)=(40,60)であれば、SパラメータはA32となる。このとき、実際に算出された進行波電力Pfの周波数と基本周波数40MHzとずれ量が0.6(Hz)であったとすると、表2から、対応するSパラメータA325が取得される。この周波数ずれ量に対応するSパラメータも上記可変コンデンサのポジションとの関係によるSパラメータと同様に、入力側の電圧反射係数、順方向電圧の伝達係数、逆方向電圧の伝達係数、出力側の電圧反射係数の各要素から構成される行列で表されるものとなっている。
例えば、4端子回路網のSパラメータにおいて、入力側の電圧反射係数をS11、順方向電圧の伝達係数をS21、逆方向電圧の伝達係数をS12、出力側の電圧反射係数をS22とすると、Tパラメータ(Transmission Parameter)は、式(1)に示すように、Sパラメータを変換して得ることができる。一般的に、例えば4端子回路網においては、その伝送特性を測定するときにはSパラメータを用いるのが簡便とされ、演算を行うときにはTパラメータを用いるのが簡便とされている。
Figure 0007474591000001
<電源供給システム1における周波数整合演算処理の詳細>
図3Aおよび3Bは、本実施形態による電源供給システム1による周波数整合演算処理を詳細に説明するためのフローチャートである。なお、当該周波数整合演算処理は、例えば、ソース電源(高周波側)10のおける反射係数が所定値以上になったときに開始するように制御することができる。また、以下で説明する、Sパラメータ、Tパラメータ、Γout、Γinなどの算出の詳細(基本的技術的思想)については、特開2006-166412号公報や特開2014-72806号公報に詳細に記載されている。
(i)ステップ3001
電源供給システム1が起動されると、ソース電源10は、整合器30側に電源供給を開始する。そして、ソース電源10の正弦波同期信号発生部101は、バイアス電源20に正弦波同期信号を供給する。この正弦波同期信号(同期高周波信号)は、バイアス電源20が出力すべき出力周波数を有する正弦波信号である。
(ii)ステップ3002
バイアス電源20の正弦波同期信号受信部201は、ソース電源10から正弦波同期信号を受け取り、この正弦波同期信号の周波数(例:400kHz)と位相の情報を取得する。図示しない発振器は、その正弦波同期信号の周波数と位相の情報に基づいて、正弦波同期信号に同期してRF出力(進行波電力)を整合器30側に供給する。この際、ソース電源10の出力周波数は、規定の周波数(例えば40.68MHz)に固定する。
整合器30のセンサ1_301は、整合器30の入力端における、ソース電源10から供給される進行波電力Pfおよびプラズマ負荷40からの反射波電力Pr、もしくは入力電圧Vpf及び入力電流Ipfを検出する。また、整合器30のセンサ2_302は、整合器30の入力端における、バイアス電源20から供給される進行波電力Pf(位相の情報を含む)およびプラズマ負荷40からの反射波電力Pr、もしくは入力電圧Vpf及び入力電流Ipfを検出する。
(iii)ステップ3003
整合器30の整合演算部304は、センサ1_301より検出されるPf、Pr(もしくはVpf、Ipf)信号を収得し、バンドパスフィルタを用いてバイアス電源の出力周波数成分のみを抽出する。その抽出データを用いて、入力反射係数Γinを求める。
(iv)ステップ3004
整合器30の整合演算部304は、図示しないメモリからポジション-特性パラメータ(表1)を読み出して参照し、取得した高周波側整合ネットワーク306の可変コンデンサの容量値C1およびC2に対応したSパラメータを取得する。
(v)ステップ3005
整合演算部304は、ステップ3004で取得したSパラメータと入力反射係数Γinを用いて出力反射係数Γout(整合器30の出力端30bにおける反射係数)を算出する。より詳細には、上記式1を用いて、SパラメータからTパラメータが算出される(なお、Tパラメータを予め算出してテーブルとしてメモリに保持するようにしてもよい)。そして、整合器30の高周波側入力端30aにおける進行波電圧Vfi、反射波電圧Vri、およびTパラメータから負荷40側の進行波電圧Vfoおよび反射波電圧Vroが算出される(式(2)参照)。
Figure 0007474591000002
出力端30bにおける反射係数Γoutは、Vro/Vfoを演算することによって得られる。また、整合器30の入力端30aにおける進行波電圧Vfiと反射波電圧Vriは、式(2)から式(3)のように導出される。
Figure 0007474591000003
入力端30aにおける反射係数Γin(整合器30の入力端30aにおける反射係数Γin)は、Vri/Vfiを演算することによって得られる。
(vi)ステップ3006
整合演算部304は、可変コンデンサ容量値を現在位置に固定し、出力反射係数Γoutとポジション-特性パラメータテーブル(例えばポジション-Tパラメータ)を用いて、仮想の入力反射係数Γin’を求める。この入力反射係数Γin’を最小にする可変コンデンサの値(ポジションC1およびC2)を決定する。つまり、整合演算部304は、例えば、表1において、SパラメータをA00からA55に対応するTパラメータを算出(式(1))し、各Tパラメータを上記式(3)に適用して反射係数Γinを求める。そして、整合演算部304は、各可変コンデンサのポジション(C1,C2)に対応した複数の反射係数Γinの中から最小の反射係数Γin_minに寄与する可変コンデンサのポジション(C1min,C2min)を求める。
(vii)ステップ3007
整合演算部304は、ステップ3006で決定した可変コンデンサのポジション(C1min,C2min)に可変コンデンサを移動させる。移動後、ステップ3003の処理を実行し、入力反射係数Γinが整合完了を示す閾値Γth以上であれば、ステップ3004~3006を繰り返す。入力反射係数Γinが閾値Γth未満であれば、可変コンデンサのポジションを固定し、ステップ3008を実施する。
(viii)ステップ3008
整合器30の周波数設定演算部303(以下、周波数設定演算部303として説明を続ける)は、正弦波同期信号分のソース電源10から供給される進行波電力Pfおよびそれに対応する反射波電力Prを複数区間に分割する(n分割:nは整数;例えば、10分割)。なお、図4には、1周期分のソース電源10から供給される進行波電力Pfおよびそれに対応する反射波電力Prが複数の区間に分割された状態(区間1~n)が示されている。
そして、分割して得られた各区間(k=1~n)について、ステップ3008からステップ3010の処理が繰り返される。
(ix)ステップ3009
周波数設定演算部303は、ソース電源10の基本周波数(例えば40MHz)と可変コンデンサのポジション(C1min,C2min)によって決定されるSパラメータに基づいて、区間kにおけるΓout_k(整合器30の出力端30bにおける反射係数)を算出する。より詳細には、ステップ3005の処理と同様、ステップ上記式1を用いて、SパラメータからTパラメータが算出される(なお、Tパラメータを予め算出してテーブルとしてメモリに保持するようにしてもよい)。また、整合器30の高周波側入力端30aにおける進行波電圧Vfi、反射波電圧Vri、およびTパラメータから負荷40側の進行波電圧Vfoおよび反射波電圧Vroが算出される(式(2)参照)。そして、出力端30bにおける反射係数Γout_kは、Vro/Vfoを演算することによって得られる。
(x)ステップ3010
周波数設定演算部303は、周波数-特性パラメータ(表2)を参照して、各周波数ずれ量に対応するSパラメータ(例:周波数ずれ量-0.9から0.9に対応するSパラメータ)を取得すると共に、Sパラメータから式1に基づいてTパラメータを算出する。そして、周波数設定演算部303は、算出した周波数ずれ量に対応するTパラメータと出力反射係数Γout_kに基づいて、整合器30の入力端30aにおける仮想の入力反射係数Γin_k’をそれぞれ求め、Γin_k’を最小にするTパラメータに対応する周波数ずれ量(区間k)を決定する。なお、ポジション-特性パラメータテーブルと同様に、周波数-特性パラメータテーブルの粒度が粗い場合には、特開2014-72806号公報に示されるように、補間演算を用いて適切なSパラメータを求め、それに対応するTパラメータを採用してもよい。
(xi)ステップ3011
周波数設定演算部303は、各分割区間1からkに対して決定した周波数ずれ量からバイアス電源の動作周期(400kHz)一周期分の周波数設定値(例えば、40MHz+周波数ずれ量)を決定し、高周波側のソース電源(例:40MHz電源)10に送信する。送信される周波数設定値は各区間において周波数整合された値となっているので、これらの周波数設定値を用いてソース電源10から電源を供給すれば反射係数を小さく抑え、IMDによる影響を低減することができるようになる。
(xii)ステップ3012
ソース電源10は、整合器30から提供された周波数設定値に基づいて、各分割区間(1からn)の電源を生成し、これを整合器30側に提供する。当該周波数設定値は、整合器30によって更新されてソース電源10に送信されてこない限り、継続してソース電源10によって使用される。周波数設定値を更新するか否かは、例えば、整合器30の周波数設定演算部303が高周波側(ソース電源10)の進行波電力Pfと反射波電力Prから得られる反射係数が所定値以上になっているかをモニタすることによって決定することができる。
(xiii)その他
なお、周波数設定演算部303は、ソース電源10から供給されている進行波電力Pfの電圧から区間kにおける高周波電源の周波数を検知し、基本周波数(例:40MHz)と検知した高周波電源の周波数とのずれ量を算出することができる。このとき、周波数ずれ量が所定の閾値未満であった場合には、各分割区間(1からn)における周波数設定値を決定してソース電源10に送信する処理を実行しないようにしてもよい。
<周波数設定演算処理のタイミングチャート>
図4は、本実施形態による、図3AおよびBで説明した周波数整合された周波数設定値を求める処理(周波数設定演算処理)のタイミングチャートである。なお、図4においては、高周波側のソース電源10の動作の遅延については考慮していない。
図4において、期間T1(=バイアス電源20の動作周期(400kHz)一周期分の期間:ソース電源10による電源供給周期)において、整合器30(周波数設定演算部303)は、高周波側(ソース電源10)の位相と反射係数Γを演算するとともに、電源供給一周期分の期間T1をn分割する。そして、期間T1終了後の次の期間T2(例えば、分割数nの値に応じて変化する)において、整合器30は、周波数整合演算を実行する(図3AおよびBにおけるステップ3004からステップ3010の処理)。例えば、ソース電源10による電源供給周期(例:400kHz)をn分割した場合、各区間での周波数整合演算に1~2μs掛かるとすると、期間T2はn~2nμsとなる。期間T2の後の期間T3では、周波数整合演算によって得られた各区間の周波数設定値と分割区間の情報とが整合器30から高周波側のソース電源10に送信される(DDS(Digital Direct Synthesizer)設定)。そして、期間T4では、ソース電源10は、整合器30から受け取った周波数設定値を用いて、各分割区間において電源供給を開始する。なお、整合器30は、期間T1からT3の間においては、ソース電源10から供給された電源をプラズマ負荷40側に送らないように送電制御(送電停止制御)することができる。
また、整合器30は、期間T4において、高周波側の位相と反射係数を演算しつつ、周波数設定値の更新をすべきか否かソース電源10の動作をモニタする。反射係数が所定閾値よりも大きくなった場合には、整合器30は、再度各分割区間nにおける周波数整合演算を行い、新たな周波数設定値を決定する。
<変形例>
上述した実施形態では、低周波(バイアス電源20)側の進行波電力Pfの位相に同期し、バイアス電源20の動作周波数(例えば、400kHz:ソース電源10の電源供給周期)一周期分のソース電源10の出力を複数区間に分割(分割数n)し、各区間に関して、高周波(ソース電源10)側の進行波電力Pfと反射波電力Prを用いて、高周波側のインピーダンスを計算するが、出力センサ308の出力から位相の情報を抽出し、それに基づいて高周波(ソース電源10)側のインピーダンスを計算するようにしてもよい。実際に、プラズマ負荷40に与えている出力(供給周期が400kHz)は、出力センサ308から供給されている。よって、出力センサ308の出力の位相に合せた方が適切なインピーダンスを取得することができる。つまり、高周波(ソース電源:例えば、40MHzの周波数の出力)側のインピーダンスの変化は、プラズマ負荷の変化に出てくるので、プラズマ負荷により近い箇所で位相を検出した方が変化に高感度とすることができるためである。なお、出力センサからの出力は、低周波(バイアス電源20)側の位相を反映したものとなっている。
<まとめ>
(i)本実施形態によれば、高周波電源システム1は、低い周波数(一例として400kHz)でバイアス電力を出力(RF出力)するバイアス電源と、高い周波数(一例として40MHz)でソース電力を出力(RF出力)するソース電源と、バイアス電力とソース電力とを取得し、ソース電源側のインピーダンスと負荷側のインピーダンスとの整合を取るインピーダンス整合回路を含む整合器と、を備えている。本実施形態では、ソース電源は、バイアス電源に、バイアス電源が出力すべき出力周波数(例えば、400kHz)の情報を含む正弦波同期信号を供給し、バイアス電源は、当該正弦波同期信号に含まれる出力周波数(高周波側電源供給周期、つまり、400kHz)に対応する周波数のバイアス電力を出力する。整合器は、ソース電源によるバイアス電力の一周期分(400kHz)の進行波電力とソース電源への反射波電力とを複数の区間に分割する処理と、複数の区間のそれぞれに対して、周波数整合演算を実行して、各区間の周波数設定値を決定する処理と、各区間の周波数設定値をソース電源に送信する処理と、を実行する。そして、ソース電源は、整合器から送信されてきた複数の区間の周波数設定値に従って、複数の区間におけるバイアス電力を出力する。このようにすることにより、IMDによって発生する反射波電力Prあるいは電力反射係数を低減することが可能となる。
一旦決定された周波数設定値(複数の区間1からnのそれぞれに対して設定された設定値の組)は、整合器によって更新されるまで継続的に用いられる。周波数設定値の更新の要否は、整合器において、現行の周波数設定値を用いてソース電源から供給される進行波電力によって反射波電力が大きくなり、反射係数が所定値以上になったか否かによって決定される。当該反射係数が所定値以上になった場合には、再度周波数整合演算が実行されて新たな周波数設定値(複数の区間1からnのそれぞれに対して設定された設定値の組)が決定される。このように、一旦決められた周波数設定値を暫く継続的に使用することができるので、電源供給を中断しなければならない事態を回避することができる。また、IMDによる影響が検出されれば(反射係数の増加が見られれば)即座に周波数設定値を更新するので、常に最適な状態で電源をプラズマ負荷に供給することができるようになる。
(ii)整合器は、高周波側の整合ネットワークに含まれる複数の可変コンデンサ(C1,C2)と、ソース電源の基本周波数からの周波数ずれ量と、に対応するSパラメータの情報(表1および表2)を保持し、当該Sパラメータに基づいて、複数の区間のそれぞれにおいて、ソース電源側の反射係数が最小となる周波数ずれ量を特定することにより、複数の区間の周波数設定値を決定する。
さらに詳細には、複数の区間の周波数設定値を決定する処理は、ソース電源10の基本周波数(例えば、40MHz)と複数の可変コンデンサのポジションによって決定されるSパラメータ(表1)に基づいて、複数の区間のそれぞれにおける出力側の反射係数を算出する処理と、Sパラメータの情報(表2)を参照して、周波数ずれ量を変更しながら入力側の反射係数を算出する処理と、入力側の反射係数を最小にする最適周波数ずれ量を決定する処理と、を含んでいる。この最適周波数ずれ量を基本周波数(例えば、40MHz)に適用して、複数の区間のそれぞれの周波数設定値が決定される。
(iii)基本的には、インピーダンスは、入力側のセンサ(低周波側のセンサ2_302)が検出した位相に合せて算出されるが、出力側のセンサ(出力センサ308)の位相に合せてインピーダンスを算出するようにしてもよい。このようにすることにより、さらに適切なインピーダンス(高周波側)を算出することができるようになる。
(iv)本実施形態の機能は、ソフトウェアのプログラムコードによっても実現することができる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそれを記憶した記憶媒体は本開示を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ上のメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータのCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。
さらに、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することにより、それをシステム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、使用時にそのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしても良い。
ここで述べたプロセスおよび技術は本質的に如何なる特定の装置に関連することはない。また、汎用目的の多様なタイプのデバイスが本開示の記述に従って使用することができる。なお、本開示の技術を実行する上で、専用の装置を構築するのが有益である場合があるかもしれない。
本実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、本実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。本開示の技術は、具体例な実施形態に関連して記述したが、これらは、本開示の技術を限定するためではなく、説明のためである。本分野にスキルのある者であれば、本開示の技術を実施するのに相応しいハードウェア、ソフトウェア、およびファームウエアの多数の組み合わせがあることが解るであろう。例えば、記述したソフトウェアは、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、上述の実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていても良い。
1 電源供給システム(高周波電源システム)
10 ソース(HF)電源
20 バイアス電源
30 整合器
40 プラズマ負荷
101 正弦波同期信号発生部
201 正弦波同期信号受信部
301 センサ1
302 センサ2
303 周波数設定演算部
304 整合演算部1
305 整合演算部2
306 高周波側整合ネットワーク
307 低周波側整合ネットワーク
308 出力センサ

Claims (4)

  1. 接続される負荷に対して高周波電力を提供する、高周波電源システムであって、
    第1周波数でバイアス電力を出力するバイアス電源と、
    前記第1周波数よりも高い第2周波数でソース電力を出力するソース電源と、
    前記バイアス電力と前記ソース電力とを取得し、前記ソース電源側のインピーダンスと前記負荷側のインピーダンスとの整合を取るインピーダンス整合回路を含む整合器と、を備え、
    前記ソース電源は、前記バイアス電源に、前記バイアス電源が出力すべき出力周波数の情報を含む正弦波同期信号を供給し、
    前記バイアス電源は、前記正弦波同期信号に含まれる前記出力周波数に対応する周波数の前記バイアス電力を出力し、
    前記整合器は、
    前記ソース電源による前記バイアス電力の一周期分の進行波電力と前記ソース電源への反射波電力とを複数の区間に分割する処理と、
    前記複数の区間のそれぞれに対して、周波数整合演算を実行して、各区間の周波数設定値を決定する処理と、
    前記各区間の周波数設定値を前記ソース電源に送信する処理と、を実行し、
    前記ソース電源は、前記整合器から送信されてきた前記複数の区間の周波数設定値に従って、前記複数の区間における前記ソース電力を出力
    前記各区間の周波数設定値を決定する処理において、前記整合器は、高周波側の整合ネットワークに含まれる複数の可変コンデンサと、ソース電源の基本周波数からの周波数ずれ量と、に対応するSパラメータの情報を保持し、当該Sパラメータに基づいて、前記複数の区間のそれぞれにおいて、前記ソース電源側の反射係数が最小となる周波数ずれ量を特定することにより、前記複数の区間の周波数設定値を決定する、高周波電源システム。
  2. 請求項1において、
    前記ソース電源は、前記複数の区間の周波数設定値を、前記整合器によって更新されるまで継続的に用いて前記ソース電力を出力する、高周波電源システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記整合器は、前記ソース電源側における反射係数を演算し、当該反射係数が所定の値以上であったときに、前記周波数整合演算を実行する、高周波電源システム。
  4. 請求項において、
    前記整合器は、前記複数の区間の周波数設定値を決定する処理において、
    前記ソース電源の基本周波数である前記第2周波数と前記複数の可変コンデンサのポジションによって決定されるSパラメータに基づいて、前記複数の区間のそれぞれにおける出力側の反射係数を算出する処理と、
    前記Sパラメータの情報を参照して、前記周波数ずれ量を変更しながら入力側の反射係数を算出する処理と、
    前記入力側の反射係数を最小にする最適周波数ずれ量を決定する処理と、を実行し、 前記最適周波数ずれ量を用いて前記複数の区間のそれぞれの前記周波数設定値を決定する、高周波電源システム。
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