JP7473750B2 - 循環装置、印刷装置、循環方法および印刷方法 - Google Patents

循環装置、印刷装置、循環方法および印刷方法 Download PDF

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Description

開示の実施形態は、循環装置、印刷装置、循環方法および印刷方法に関する。
印刷装置として、インクジェット記録方式を利用したインクジェットプリンタやインクジェットプロッタが知られている。このようなインクジェット方式の印刷装置には、インクを吐出させるためのインクヘッドが搭載されている。
近年、インクを記録媒体に吐出する前に記録媒体に対して前処理液を吐出する技術が提案されている。また、インクが吐出された後の記録媒体に対して後処理液を吐出する技術が提案されている。前処理液は、たとえば記録媒体へのインクの定着性やインク顔料の凝集性を向上させるための処理液である。また、後処理液は、たとえば印刷された画像の堅牢性を高めるための処理液である。このように、近年では、種類の異なる複数の液体を記録媒体に吐出することがある。
特開2017-094673号公報
実施形態の一態様に係る循環装置は、インクを吐出するインクヘッドを経由してインクを循環させるインク循環ユニットと、非発色性の処理液を吐出する処理液ヘッドを経由して処理液を循環させる処理液循環ユニットとを含む。実施形態に係る循環装置は、インク循環ユニットにおけるインクの循環流量と処理液循環ユニットにおける処理液の循環流量とが異なる。
図1は、実施形態に係る印刷装置の構成を示す模式図である。 図2は、インク、前処理液および後処理液の吐出手順の説明図である。 図3は、インク、前処理液および後処理液の吐出手順の説明図である。 図4は、インク、前処理液および後処理液の吐出手順の説明図である。 図5は、実施形態に係るインクヘッドの外観構成を模式的に示す斜視図である。 図6は、実施形態に係るインクヘッドの平面図である。 図7は、実施形態に係るインクヘッドの内部の流路を模式的に示す図である。 図8は、実施形態に係る素子部の構成例を模式的に示す図である。 図9は、実施形態に係る循環装置の構成例を示す模式図である。 図10は、実施形態に係るインク循環ユニットの構成例を示す模式図である。 図11は、インクヘッド、前処理液ヘッドおよび後処理液ヘッドにおける、素子部の駆動電圧、静電容量および駆動周波数と、単位画像あたりの印字率と、発熱量比とを例示した表である。 図12は、インクヘッド、前処理液ヘッドおよび後処理液ヘッドにおける、単位ノズルあたりの吐出量と、単位時間あたりの吐出量と、目標放熱量比と、単位時間あたりの吐出量+循環流量と、循環流量とを例示した表である。 図13は、他の実施形態に係る制御部の機能構成を示すブロック図である。
以下、本願が開示する循環装置、印刷装置、循環方法および印刷方法の実施形態を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により、本願に係る発明が限定されるものではない。
種類の異なる複数の液体を記録媒体に対して吐出する場合、液体間に温度のバラツキが生じるおそれがある。そこで、液体間における温度のバラツキを低減することができる循環装置および印刷装置の提供が期待されている。
<印刷装置の構成例>
実施形態に係る印刷装置の構成例について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る印刷装置の構成を示す模式図である。
図1に示すように、実施形態に係る印刷装置1は、記録媒体Mに対してインクジェット方式で印刷を行う。記録媒体Mは、たとえば布または紙などである。印刷装置1は、搬送部2と、キャリッジ3とを有する。
搬送部2は、記録媒体Mを搬送方向、ここでは、X軸正方向に搬送する。たとえば、搬送部2は、印刷前の記録媒体Mを繰り出す送り出しローラーと、印刷後の記録媒体Mを巻き取る巻き取りローラーとを含んでいてもよい。巻き取りローラーには、巻き取りローラーを軸回りに回転駆動し、記録媒体Mの巻き取り動作を実行させるモーターが付設される。搬送部2は、送り出しローラーおよび巻き取りローラー間の搬送経路に、記録媒体Mに張力を付与するテンションローラーおよび記録媒体Mを間欠送りする搬送力を発生させる搬送ローラー等を有していてもよい。
キャリッジ3は、記録媒体Mの搬送方向と交差する走査方向に沿って延在する不図示のガイドレールに支持されている。ここでは、搬送方向はX軸正方向であり、走査方向はY軸正方向である。なお、搬送方向と走査方向とは交差していればよく、必ずしも直交していることを要しない。キャリッジ3は、このガイドレールに沿って往復移動する。すなわち、キャリッジ3は、Y軸正方向への移動およびY軸負方向への移動が可能である。
印刷装置1は、複数のインクヘッド10と、複数の処理液ヘッド20と、循環装置30とを備える。インクヘッド10は、記録媒体Mに対して画像形成用のインクを吐出する。処理液ヘッド20は、記録媒体Mに対して非発色性の処理液を吐出する。循環装置30は、インクおよび処理液を循環させる。複数のインクヘッド10、複数の処理液ヘッド20および循環装置30は、キャリッジ3の内部に配置される。なお、循環装置30は、一部がキャリッジ3の外部に配置されてもよい。たとえば、循環装置30は、タンク等がキャリッジ3の外部に配置されてもよい。
一例として、印刷装置1は、インクヘッド10として、第1インクヘッド11、第2インクヘッド12、第3インクヘッド13および第4インクヘッド14を有する。第1~第4インクヘッド11~14は、それぞれ異なる色のインクを吐出する。一例として、第1~第4インクヘッド11~14は、それぞれシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックのインクを吐出する。
また、印刷装置1は、処理液ヘッド20として、前処理液ヘッド21と、後処理液ヘッド22とを有する。
前処理液ヘッド21は、前処理液を吐出する。前処理液は、たとえば、記録媒体Mへのインクの定着性やインク顔料に含まれる色素の凝集性を高める機能等を発現する処理液である。このような前処理液としては、溶媒に結着性樹脂を配合した処理液、或いは、溶媒にプラス帯電するカチオン樹脂を配合した処理液等を用いることができる。
後処理液ヘッド22は、後処理液を吐出する。後処理液は、記録媒体Mに描画されたインク画像の定着性や堅牢性を高める機能を発現する処理液である。ここでいう堅牢性とは、擦れや削れに対する耐性のことである。このような後処理液としては、シリコーン系の処理液等を用いることができる。なお、後処理液と前処理液とは異なる処理液である。具体的には、後処理液と前処理液とでは、含まれる成分が異なる。
ここで、非発色性の処理液とは、記録媒体Mに単独で付着した場合に、人に肉眼では発色したと認識されない液体を表す。ここでの色とは、黒、白及び灰色などの彩度が0のものも含める。非発色性の処理液は、基本的には、透明な液体であるが、たとえば、1リットルの処理液を液体の状態で見ると、完全に透明ではなく、わずかに白色などに見えることもある。そのような色は、非常に薄いので、記録媒体Mに単独で印刷した場合に、人が肉眼で発色したとは認識できない。なお、処理液の種類によっては、記録媒体Mに単独で印刷した場合に、記録媒体Mに光沢が生じるなどの変化があることもあるが、そのような状態は、発色ではない。
第1~第4インクヘッド11~14、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22は、キャリッジ3の走査方向(Y軸正方向)に沿って並べられる。前処理液ヘッド21は、キャリッジ3の走査方向において第1~第4インクヘッド11~14よりも上流側、具体的にはY軸正方向側に配置される。後処理液ヘッド22は、キャリッジ3の走査方向において第1~第4インクヘッド11~14よりも下流側、具体的にはY軸負方向側に配置される。
一例として、印刷装置1は、シリアル印刷方式で記録媒体Mに対して印刷処理を行う。シリアル印刷方式は、キャリッジ3の走査方向に沿った移動と、記録媒体Mの搬送方向への間欠送りとを交互に繰り返す印刷方式である。
具体的には、印刷装置1は、記録媒体Mの送りを停止させた状態で、キャリッジ3を初期位置からY軸正方向に移動させながら記録媒体Mに対して1ライン分の印刷を行う。初期位置とは、記録媒体MよりもY軸負方向側の位置である。1ライン分とは、単位印刷幅分のことである。1ライン分の印刷が終了すると、印刷装置1は、キャリッジ3を初期位置に戻し、記録媒体Mを1ライン分だけ搬送方向に送り出す。印刷装置1は、この一連の動作を繰り返すことにより、記録媒体Mに対して所定の画像を印刷する。
図2~図4を参照して1ライン分の画像を印刷する際のインク、前処理液および後処理液の吐出手順について説明する。図2は、インク、前処理液および後処理液の吐出手順の説明図である。
図2に示すように、印刷装置1は、まず、前処理液ヘッド21から記録媒体Mに対して前処理液T1を吐出させる。つづいて、図3に示すように、印刷装置1は、第1~第4インクヘッド11~14から記録媒体Mに対してインクC1~C4を吐出させる。インクC1~C4は、記録媒体Mに吐出された前処理液T1の上に吐出される。これにより、インクC1~C4の定着性やインク顔料に含まれる色素の凝集性を高めることができる。なお、ここでは、全てのインクC1~C4が吐出される例を示しているが、吐出されるインクC1~C4は、印刷する画像によって異なるため、必ずしも全てのインクC1~C4が吐出されるわけではない。
その後、図4に示すように、印刷装置1は、記録媒体Mには、後処理液ヘッド22から後処理液T2が吐出される。後処理液T2は、インクC1~C4の上に吐出される。これにより、記録媒体Mに描画されたインク画像の定着性や堅牢性を高めることができる。
前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22は、それぞれ1つのヘッドで第1~第4インクヘッド11~14から吐出される全てのインクC1~C4の吐出エリアをカバーする必要がある。また、前処理液T1および後処理液T2は、着弾位置のズレを考慮して、インクC1~C4の着弾ドットより広い範囲に吐出される。このため、前処理液ヘッド21による前処理液T1の吐出量および後処理液ヘッド22による後処理液T2の吐出量は、第1~第4インクヘッド11~14によるインクC1~C4の吐出量よりも多くなる傾向がある。
<インクヘッドおよび処理液ヘッドの構成例>
次に、インクヘッド10および処理液ヘッド20の構成例について説明する。なお、本実施形態において、インクヘッド10および処理液ヘッド20の構成は同様である。このため、ここでは、インクヘッド10の構成について図5~図8を参照して説明することとし、処理液ヘッド20の構成の説明については省略する。
図5は、実施形態に係るインクヘッド10の外観構成を模式的に示す斜視図である。図6は、実施形態に係るインクヘッド10の平面図である。図7は、実施形態に係るインクヘッド10の内部の流路を模式的に示す図である。図8は、実施形態に係る素子部107の構成例を模式的に示す図である。
図5に示すように、インクヘッド10は、箱型の部材101と略平板形状の部材102とを含む筐体を備えている。インクヘッド10の筐体には、第1インク循環ユニット311からヘッド内部にインクを供給するための第1の流路RTと、ヘッド内部で回収されたインクを第1インク循環ユニット311に送り返すための第2の流路RTとが設置されている。
図6に示すように、インクヘッド10は、供給リザーバ103と、供給マニホールド104と、回収マニホールド105と、回収リザーバ106と、素子部107とを有している。
供給リザーバ103は、インクヘッド10の長手方向、ここではX軸方向に伸びた細長い形状を有し、供給マニホールド104と繋がっている。供給リザーバ103は、内部に流路を有する。図6に示すように、第1の流路RTを通じて供給リザーバ103に供給され、供給リザーバ103の流路に貯留された液体は、供給マニホールド104へと送り出される。
供給マニホールド104は、インクヘッド10の短手方向、ここではY軸方向に回収リザーバ106の手前まで延伸した細長い形状を有する。供給マニホールド104は、供給リザーバ103が有する流路及び素子部107に連通した流路を内部に有する。図7に示すように、供給リザーバ103から供給マニホールド104へと送り出された液体は、供給マニホールド104から素子部107へと送り出される。
回収マニホールド105は、インクヘッド10の短手方向に供給リザーバ103の手前まで延伸した細長い形状を有する。回収マニホールド105は、回収リザーバ106が有する流路及び素子部107と連通した流路を内部に有する。図7に示すように、素子部107から外部へ吐出されなかったインクは、回収マニホールド105へと送り出される。
回収リザーバ106は、インクヘッド10の長手方向に伸びた細長い形状を有し、回収マニホールド105と繋がっている。回収リザーバ106は、内部に流路を有する。図7に示すように、回収マニホールド105から回収リザーバ106に送り出され、回収リザーバ106の流路に貯留されたインクは、第2の流路RTを通じて、インク循環ユニット310へと送り返される。
図8に示すように、素子部107は、ノズル171と、圧力室172と、変位素子173とを有する。ノズル171は、インクヘッド10の吐出面に開口する吐出孔である。
圧力室172は、ノズル171に繋がっている。圧力室172は、変位素子173によって圧力が付与される本体部172aと、本体部172aとノズル171とを繋ぐ流路であるディセンダ172bとを有する。圧力室172と供給マニホールド104とは、個別供給流路174を介して繋がっている。供給マニホールド104から素子部107へと送り出されたインクは、個別供給流路174を通じて、圧力室172に供給される。また、圧力室172と回収マニホールド105とは、個別回収流路175を介して繋がっている。ノズル171から外部へ吐出されなかったインクは、圧力室172から回収マニホールド105へと回収される。
変位素子173は、圧力室172の本体部172aのディセンダ172bとは反対側の面に位置している。変位素子173は、所定の駆動信号に応じて変形する素子である。変位素子173としては、たとえばピエゾ素子等の圧電素子が用いられ得る。変位素子173は、圧力室172にノズル171からインクの液滴を吐出させる。すなわち、変位素子173が変形することにより、圧力室172に圧力(正圧及び負圧)が加えられ、ノズル171からインクの液滴が吐出される。変位素子173は、制御部250に電気的に接続されており、制御部250によって制御される。
かかる構成を有する素子部107は、圧力室172で生成された負圧によって供給マニホールド104からインクを吸引し、吸引したインクを圧力室172で生成された正圧によってノズル171から記録媒体Mに向かって吐出させる。
インク循環ユニット310は、インクヘッド10、具体的には、インクヘッド10の供給マニホールド104、個別供給流路174、圧力室172、個別回収流路175および回収マニホールド105を経由してインクを循環させる。また、処理液循環ユニット320は、処理液ヘッド20、具体的には、処理液ヘッド20の供給マニホールド104、個別供給流路174、圧力室172、個別回収流路175および回収マニホールド105を経由して処理液を循環させる。
<循環装置の構成例>
次に、循環装置30の構成例について図9を参照して説明する。図9は、実施形態に係る循環装置30の構成例を示す模式図である。
図9に示すように、実施形態に係る循環装置30は、複数のインク循環ユニット310と、複数の処理液循環ユニット320とを有する。
インク循環ユニット310は、インクを吐出するインクヘッド10を経由してインクを循環させる。具体的には、循環装置30は、インク循環ユニット310として、第1インク循環ユニット311と、第2インク循環ユニット312と、第3インク循環ユニット313と、第4インク循環ユニット314とを有する。第1インク循環ユニット311は、第1インクヘッド11を経由してインクC1を循環させる。第2インク循環ユニット312は、第2インクヘッド12を経由してインクC2を循環させる。第3インク循環ユニット313は、第3インクヘッド13を経由してインクC3を循環させる。第4インク循環ユニット314は、第4インクヘッド14を経由してインクC4を循環させる。
処理液循環ユニット320は、処理液を吐出する処理液ヘッド20を経由して処理液を循環させる。具体的には、循環装置30は、処理液循環ユニット320として、前処理液循環ユニット321と、後処理液循環ユニット322とを有する。前処理液循環ユニット321は、前処理液ヘッド21を経由して前処理液T1を循環させる。後処理液循環ユニット322は、後処理液ヘッド22を経由して後処理液T2を循環させる。
<インク循環ユニットおよび処理液循環ユニットの構成例>
次に、インク循環ユニット310および処理液循環ユニット320の構成例について図10を参照して説明する。図10は、実施形態に係るインク循環ユニット310の構成例を示す模式図である。なお、処理液循環ユニット320は、インク循環ユニット310と同様の構成を有する。このため、処理液循環ユニット320の構成の説明については省略する。
なお、図10は、実施形態に係る処理液循環ユニット320の構成の一例を示すものであり、実施形態に係る処理液循環ユニット320の各種機能を実現できる構成であれば、図10に示す例に特に限定される必要はない。また、図10は、実施形態に係る処理液循環ユニット320が有する構成要素を機能ブロックで表しており、一般的なその他の構成要素についての記載を省略している。また、図10に示す処理液循環ユニット320の各構成要素は機能概念的なものであり、図10に示す例に限定されるものではなく、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
図10に示すように、インク循環ユニット310は、一例として、タンク201と、吐出ポンプ202と、吸引ポンプ203と、第1圧力センサ204と、第2圧力センサ205とを有する。また、インク循環ユニット310は、第1の流路RTと、第2の流路RTとを有する。
第1の流路RTは、タンク201とインクヘッド10との間を連通し、タンク201に貯留されたインクをインクヘッド10の内部に流入させるための流路である。第2の流路RTは、タンク201とインクヘッド10との間を連通し、インクヘッド10に流入したインクをタンク201に還流させるための流路である。インクヘッド10から外部に吐出されなかったインクは、第2の流路RTを介してタンク201に送り返される。
タンク201は、インクヘッド10に供給されるインクを貯留する。タンク201は、インクヘッド10に供給するインクを貯留する貯留部として機能する。
吐出ポンプ202は、第1の流路RTを通じて、タンク201に貯留されたインクをインクヘッド10に送給する。吸引ポンプ203は、第2の流路RTを通じて、インクヘッド10において回収されたインクをタンク201に送給する。吐出ポンプ202及び吸引ポンプ203は、ギアポンプなどの回転ポンプや、ダイヤフラムポンプなど容積式ポンプにより実装できる。
第1圧力センサ204は、吐出ポンプ202により、タンク201からインクヘッド10に送給されるインクの圧力を測定する。第2圧力センサ205は、吸引ポンプ203によりインクヘッド10から吸引され、タンク201に送給されるインクの圧力を測定する。
また、循環装置30は、インク循環ユニット310および処理液循環ユニット320を制御する制御部250を有する。制御部250は、たとえば、第1圧力センサ204及び第2圧力センサ205の検出値に基づいて、供給側である第1の流路RTと回収側である第2の流路RTとの圧力差が所定の目標値に収束するように吐出ポンプ202および吸引ポンプ203を制御する。これにより、循環流量が目標流量に制御される。
図10に示したインク循環ユニット310の構成は一例である。たとえば、インク循環ユニット310は、第1圧力センサ204および第2圧力センサ205に代えて、または、第1圧力センサ204および第2圧力センサ205に加えて、インクヘッド10に供給される液体の流量を検出する流量センサおよびインクヘッド10から回収されるインクの流量を検出する流量センサが設けられてもよい。この場合、制御部250は、これら流量センサの検出結果に基づいて循環流量を制御することができる。
前処理液T1、後処理液T2およびインクC1~C4の粘度は温度に依存する。このため、前処理液T1、後処理液T2およびインクC1~C4は、たとえば想定される使用温度に対して最適な粘度となるように組成が調整されている。
しかしながら、前処理液T1、後処理液T2およびインクC1~C4の温度は、吐出および循環による放熱作用ならびにヘッド駆動系の発熱による発熱作用によって変動する。
ここで、吐出および循環による放熱量ならびにヘッド駆動系の発熱による発熱量は、前処理液T1、後処理液T2およびインクC1~C4間で異なる。このため、前処理液T1、後処理液T2およびインクC1~C4間で温度にバラツキが生じてしまうおそれがある。前処理液T1、後処理液T2およびインクC1~C4間で温度にバラツキが生じると、前処理液T1、後処理液T2およびインクC1~C4の粘度が変化することで吐出性能にバラツキが生じるおそれがある。
そこで、実施形態に係る循環装置30は、インク循環ユニット310におけるインクの循環流量と処理液循環ユニット320における処理液の循環流量とを異ならせることで、インクおよび処理液間における温度のバラツキを低減することとした。ここでいう「処理液の循環流量」とは、前処理液T1の循環流量または後処理液T2の循環流量のことである。これに限らず、「処理液の循環流量」は、たとえば前処理液T1の循環流量および後処理液T2の循環流量の平均値であってもよい。また、「インクの循環流量」は、たとえばインクC1~インクC4の循環流量の平均値であってもよい。また、これに限らず、「インクの循環流量」は、たとえばインクC1~インクC4のうち最も循環流量が多いインクの循環流量であってもよい。
具体的には、実施形態に係る循環装置30は、インクの吐出量および循環流量の合計と処理液の吐出量および循環流量の合計との大小関係が、インクヘッド10の発熱量と処理液ヘッド20の発熱量との大小関係と一致するように、インクの循環流量と処理液の循環流量とを異ならせる。具体的に例示すると、たとえば、インクヘッド10の発熱量が処理液ヘッド20の発熱量よりも大きい場合、循環装置30は、インクの吐出量および循環流量の合計が、処理液の吐出量および循環流量の合計よりも大きくなるように、インクの循環流量と処理液の循環流量とを異ならせる。逆に、インクヘッド10の発熱量が処理液ヘッド20の発熱量よりも小さい場合、循環装置30は、インクの吐出量および循環流量の合計が、処理液の吐出量および循環流量の合計よりも小さくなるように、インクの循環流量と処理液の循環流量とを異ならせる。これにより、インクおよび処理液間における温度のバラツキを低減することができる。
より具体的に説明すると、上述したように、処理液ヘッド20による処理液の吐出量は、インクヘッド10によるインクの吐出量よりも多くなる傾向がある。言い換えれば、処理液ヘッド20において駆動する素子部107の数は、インクヘッド10において駆動する素子部107の数よりも多くなる傾向がある。素子部107は発熱源となるため、駆動する素子部107の数が多いほど発熱量が多くなる。したがって、処理液ヘッド20における発熱量は、インクヘッド10における発熱量よりも多くなる傾向がある。
そこで、実施形態に係る循環装置30では、処理液循環ユニット320における処理液の循環流量がインク循環ユニット310におけるインクの循環流量よりも多くなるように、吐出ポンプ202による送給圧力および吸引ポンプ203による吸引圧力が調整される。
なお、ここでいう「発熱量」とは、素子部107の静電容量、素子部107の駆動電圧、駆動する素子部107の数などから試算される発熱量を意味する。言い換えれば、ここでいう「発熱量」とは、インクまたは処理液の吐出や循環による放熱量を考慮しない発熱量を意味する。なお、発熱量の算出において、「素子部107」は「変位素子173」と読み替えてもよい。
なお、前処理液循環ユニット321または後処理液循環ユニット322における循環流量は、たとえば、第1~第4インク循環ユニット311~314におけるインクC1~C4の循環流量の平均値と比較されてもよい。すなわち、前処理液循環ユニット321における前処理液T1の循環流量は、第1~第4インク循環ユニット311~314におけるインクC1~C4の循環流量の平均値より多くてもよい。同様に、後処理液循環ユニット322における後処理液T2の循環流量は、第1~第4インク循環ユニット311~314におけるインクC1~C4の循環流量の平均値より多くてもよい。
また、前処理液循環ユニット321における前処理液T1の循環流量と後処理液循環ユニット322における後処理液T2の循環流量とが異なっていてもよい。
具体的には、前処理液ヘッド21の発熱量と後処理液ヘッド22の発熱量との大小関係と、前処理液ヘッド21の吐出量および循環流量の合計と後処理液ヘッド22の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、前処理液T1の循環流量と後処理液T2の循環流量とを異ならせる。具体的に例示すると、たとえば、前処理液ヘッド21の発熱量が後処理液ヘッド22の発熱量よりも大きい場合、循環装置30は、前処理液T1の吐出量および循環流量の合計が、後処理液T2の吐出量および循環流量の合計よりも大きくなるように、前処理液T1の循環流量と後処理液T2の循環流量とを異ならせる。逆に、前処理液ヘッド21の発熱量が後処理液ヘッド22の発熱量よりも小さい場合、循環装置30は、前処理液T1の吐出量および循環流量の合計が、後処理液T2の吐出量および循環流量の合計よりも小さくなるように、前処理液T1の循環流量と後処理液T2の循環流量とを異ならせる。これにより、前処理液T1および後処理液T2における温度のバラツキを低減することができる。
ここで、後処理液ヘッド22において1つのノズルから吐出される後処理液T2の吐出量は、前処理液ヘッド21において1つのノズルから吐出される前処理液T1の吐出量よりも少なく設定される場合がある。後述するように、処理液ヘッド20は、処理液ヘッド20からの処理液の吐出と、処理液循環ユニット320による処理液の循環によって放熱する。具体的には、処理液ヘッド20の処理液の吐出量が多くなるほど、また、処理液循環ユニット320による処理液の循環流量が多くなるほど、処理液ヘッド20の放熱量は多くなる。なお、このことは、インクヘッド10においても同様である。したがって、後処理液T2の吐出量が前処理液T1よりも少ない場合、後処理液ヘッド22の放熱量は前処理液ヘッド21の放熱量よりも少なくなるおそれがある。すなわち、後処理液T2の温度は、前処理液T1の温度よりも高くなるおそれがある。
そこで、このような場合には、後処理液循環ユニット322における後処理液T2の循環流量は、前処理液循環ユニット321における前処理液T1の循環流量よりも多くてもよい。これにより、前処理液T1および後処理液T2間の温度のバラツキを低減することができる。
また、インクヘッド10の発熱量と前処理液ヘッド21の発熱量と後処理液ヘッド22の発熱量との大小関係と、インクの吐出量および循環流量の合計と前処理液ヘッド21の吐出量および循環流量の合計と後処理液ヘッド22の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、インク循環ユニット310によるインクC1~C4の循環流量と、前処理液循環ユニット321による前処理液T1の循環流量と、後処理液循環ユニット322による後処理液T2の循環流量とを異ならせてもよい。具体的に例示すると、たとえば、発熱量の大小関係が、インクヘッド10の発熱量<後処理液ヘッド22の発熱量<前処理液ヘッド21の発熱量である場合、循環装置30は、吐出量および循環流量の合計の大小関係が、インクの吐出量および循環流量の合計<後処理液T2の吐出量および循環流量の合計<前処理液T1の吐出量および循環流量の合計となるように、インクC1~C4の循環流量と前処理液T1の循環流量と後処理液T2の循環流量とを異ならせてもよい。
また、循環装置30は、インクC1~C4間で循環流量を異ならせてもよい。すなわち、第1インク循環ユニット311におけるインクC1の循環流量と、第2インク循環ユニット312におけるインクC2の循環流量と、第3インク循環ユニット313におけるインクC3の循環流量と、第4インク循環ユニット314におけるインクC4の循環流量とが異なっていてもよい。インクC1は、第1インクの一例である。インクC2は、第2インクの一例である。この場合、循環装置30は、第1~第4インクヘッド11~14の各発熱量の大小関係と、各インクC1~C4の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、各インクC1~C4の循環流量を異ならせる。具体的に例示すると、たとえば、発熱量の大小関係が、第1インクヘッド11の発熱量<第2インクヘッド12の発熱量<第3インクヘッド13の発熱量<第4インクヘッド14である場合、循環装置30は、吐出量および循環流量の合計の大小関係が、インクC1の吐出量および循環流量の合計<インクC2の吐出量および循環流量の合計<インクC3の吐出量および循環流量の合計<インクC4の吐出量および循環流量の合計となるように、各インクC1~C4の循環流量を異ならせてもよい。これにより、インクC1~C4間における温度のバラツキを低減することができる。
次に、実施形態に係る循環装置30における循環流量の設定方法の一例について図11および図12を参照して説明する。まず、図11を参照して、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22の発熱量の算出方法について説明する。図11は、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22における、素子部107の駆動電圧、静電容量および駆動周波数と、単位画像あたりの印字率と、発熱量比とを例示した表である。
各ヘッドにおける1つの素子部107に対して駆動電圧を1パルス印加したときの発熱量Qは、Q=CVで表すことができる。ここで、「C」は、素子部107の静電容量であり、「V」は、素子部107の駆動電圧である。素子部107の静電容量は、たとえば、素子部107にテスターを当てて測定してもよい。この場合、いずれか1つの素子部107の静電容量を測定して得られた結果を用いてもよいし、複数の素子部107の静電容量を測定してその平均値を用いてもよい。素子部107の駆動電圧は、たとえば、定格電圧の中央値を用いてもよいし、実測してもよい。
上記の式では、1画素を構成するパルス数を1と仮定している。また、インクヘッド10の駆動電圧および静電容量は、第1~第4インクヘッド11~14の駆動電圧および静電容量の平均値であってもよい。
図11では、理解を容易にするために、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間で駆動電圧および静電容量が同一である場合の例を示している。これに限らず、素子部107の駆動電圧および静電容量は、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間で異なっていてもよい。
インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22の発熱量Qは、Q=Q×駆動周波数×全素子部数×印字率で表すことができる。「駆動周波数」は、1秒間あたりに素子部107に印加されるパルス数のことである。「全素子部数」は、各ヘッドが有する全ての素子部107の数である。「印字率」は、単位画像における、吐出画素数/(吐出画素数+非吐出画素数)で表される。図11に示す例において、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22の印字率は、「100%」である。これは、単位画像における全ての画素に対して前処理液T1および後処理液T2を吐出すること、言い換えれば、単位画像全体に前処理液T1および後処理液T2を吐出することを意味する。インクヘッド10の印字率は、たとえば、第1~第4インクヘッド11~14の印字率の平均値であってもよい。
図11に示す例において、駆動電圧、静電容量および駆動周波数は、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間で同一である。また、図11に示す例において、インクヘッド10の印字率は50%であり、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22の印字率は100%である。ここで、インクヘッド10の印字率とは、たとえば、第1~第4インクヘッド11~14の平均印字率である。よって、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間の発熱量比は、インクヘッド10の発熱量を100%とした場合、100%:200%:200%、すなわち、1:2:2となる。つまり、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22の発熱量は、インクヘッド10の発熱量と比較して2倍となる。
次に、図12を参照して、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22の放熱量の算出方法について説明する。図12は、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22における、単位ノズルあたりの吐出量と、単位時間あたりの吐出量と、目標放熱量比と、単位時間あたりの吐出量+循環流量と、循環流量とを例示した表である。
各ヘッドの放熱量は、単位時間あたり吐出量と循環流量の合計に比例する。循環流量は、単位時間あたりにヘッドを循環する量である。単位時間あたり吐出量は、インクまたは処理液の消費量/描画に要する時間で表すことができる。インクまたは処理液の消費量は、たとえば、単位画像を印刷したときのインクまたは処理液の消費量、すなわち、タンク201内のインクまたは処理液の減少量を測定することにより特定することができる。インクの消費量は、各インクC1~C4の消費量の平均値であってもよい。描画に要する時間は、単位画像を印刷するのに要した時間を実測することにより特定することができる。描画に要する時間は、印刷処理の開始から終了までの時間であり各ヘッドで同じとする。
図12に示す例において、後処理液ヘッド22の1つのノズルから1パルス印加時に吐出される後処理液T2の量「9pL」は、前処理液ヘッド21の1つのノズルから1パルス印加時に吐出される前処理液T1の量「18pL」よりも少ない。このため、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22の印字率はともに100%であるが、後処理液ヘッド22における単位時間当たりの吐出量「43mL/min」は、前処理液ヘッド21における単位時間当たりの吐出量「86.1mL/min」よりも少なくなる。言い換えれば、後処理液ヘッド22において後処理液T2を吐出することによる放熱量は、前処理液ヘッド21において前処理液T1を吐出することによる放熱量よりも少なくなる。
インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間における目標放熱量比は、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間における発熱量比と一致するように設定される。すなわち、図11に示すように、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間における発熱量比が100%:200%:200%であるならば、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間における目標放熱量比も、100%:200%:200%に設定される。
循環装置30では、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間における単位時間あたりの吐出量および循環流量の合計の比が、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間における目標放熱量比と一致するようにヘッドごとの循環流量が設定される。
たとえば、インクヘッド10の循環流量「15mL/min」を基準とした場合、インクヘッド10における単位時間あたりの吐出量および循環流量の合計「58.0mL/min」に対し、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22における単位時間あたりの吐出量および循環流量の合計は、2倍の116.1mL/minに設定される。
前処理液ヘッド21における単位時間あたりの吐出量は、86.1mL/minである。このため、前処理液ヘッド21における前処理液T1の循環流量は、116.1-86.1=30.0mL/minに設定される。また、後処理液ヘッド22における単位時間あたりの吐出量は、43.0mL/minである。このため、後処理液ヘッド22における後処理液T2の循環流量は、116.1-43.0=73.0mL/minに設定される。
このように、実施形態に係る循環装置30では、インクヘッド10と処理液ヘッド20とで循環流量を異ならせることで、インクヘッド10および処理液ヘッド20間における放熱量比をインクヘッド10および処理液ヘッド20間における発熱量比に近づけることとした。これにより、インクC1~C4および処理液間における温度のバラツキを低減することができる。
また、実施形態に係る循環装置30では、前処理液ヘッド21と後処理液ヘッド22とで循環流量を異ならせることとした。これにより、前処理液T1および後処理液T2間における温度のバラツキを低減することができる。
また、ここでは、第1~第4インクヘッド11~14間でインクC1~C4の循環流量が同一の値に設定される場合の例を示したが、第1~第4インクヘッド11~14間でインクC1~C4の循環流量を異ならせてもよい。この場合、第1~第4インクヘッド11~14間における発熱量比を計算し、第1~第4インクヘッド11~14間における単位時間あたりの吐出量および循環流量の合計の比が発熱量比と一致するように第1~第4インクヘッド11~14の循環流量を個別に設定すればよい。
制御部250は、予め設定された情報に従い、インク循環ユニット310におけるインクの循環流量および処理液循環ユニット320における処理液の循環流量を制御する。
たとえば、制御部250は、インクヘッド10の発熱量と処理液ヘッド20の発熱量との大小関係と、インクの吐出量および循環流量の合計と処理液の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、インクの循環流量および処理液の循環流量を制御してもよい。
また、制御部250は、処理液循環ユニット320における処理液の循環流量が、インク循環ユニット310におけるインクの循環流量よりも多くなるように、インクの循環流量および処理液の循環流量を制御してもよい。
また、制御部250は、前処理液循環ユニット321における前処理液の循環流量と後処理液循環ユニット322における後処理液の循環流量とが異なるように、前処理液の循環流量および後処理液の循環流量を制御してもよい。
また、制御部250は、前処理液ヘッド21の発熱量と後処理液ヘッド22の発熱量との大小関係と、前処理液ヘッド21の吐出量および循環流量の合計と後処理液ヘッド22の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、前処理液の循環流量および後処理液の循環流量を制御してもよい。
また、制御部250は、後処理液循環ユニット322における後処理液の循環流量が、前処理液循環ユニット321における前処理液の循環流量よりも多くなるように、前処理液の循環流量および後処理液の循環流量を制御してもよい。
また、制御部250は、前処理液循環ユニット321における前処理液の循環流量が、インク循環ユニット310におけるインクの循環流量よりも多くなるように、前処理液の循環流量およびインクの循環流量を制御してもよい。前処理液の循環流量は、たとえば、たとえばインクC1~インクC4の循環流量の平均値と比較されてもよい。また、前処理液の循環流量は、たとえばインクC1~インクC4のうち最も循環流量が多いインクの循環流量と比較されてもよい。
また、制御部250は、後処理液循環ユニット322における後処理液の循環流量が、インク循環ユニット310におけるインクの循環流量よりも多くなるように、後処理液の循環流量およびインクの循環流量を制御してもよい。後処理液の循環流量は、たとえば、たとえばインクC1~インクC4の循環流量の平均値と比較されてもよい。また、後処理液の循環流量は、たとえばインクC1~インクC4のうち最も循環流量が多いインクの循環流量と比較されてもよい。
また、制御部250は、インクヘッド10の発熱量と前処理液ヘッド21の発熱量と後処理液ヘッド22の発熱量との大小関係と、インクの吐出量および循環流量の合計と前処理液ヘッド21の吐出量および循環流量の合計と後処理液ヘッド22の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、インクの循環流量、前処理液の循環流量および後処理液の循環流量を制御してもよい。
また、制御部250は、複数のインク循環ユニット310におけるインクの循環流量が異なるように、複数のインク循環ユニット310におけるインクの循環流量を制御してもよい。
また、制御部250は、複数のインクヘッド10の発熱量の大小関係と、複数のインクヘッド10におけるインクの吐出量および循環流量の合計の大小関係とが一致するように、複数のインクヘッド10におけるインクの循環流量を制御してもよい。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、各ヘッドの循環流量が予め設定される場合、すなわち、印刷する画像によらず一定である場合の例について説明した。これに限らず、各ヘッドの循環流量は、印刷する画像ごとに設定されてもよい。この場合の例について図13を参照して説明する。
図13は、他の実施形態に係る制御部250の機能構成を示すブロック図である。なお、制御部250の構成は、図13に示す例に限定されるものではなく、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。たとえば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
他の実施形態において、制御部250は、記録媒体の画像データDに基づき、インク循環ユニット310におけるインクC1~C4の循環流量および処理液循環ユニット320における処理液の循環流量を制御する。図13に示すように、制御部250は、発熱量算出部251と、循環流量算出部252と、循環流量制御部253とを有する。
発熱量算出部251は、記録媒体の画像データDを取得した場合に、取得した画像データDに基づいて、インクヘッド10の発熱量および処理液ヘッド20の発熱量を算出する。ここで、循環装置30は、記憶部260を有している。記憶部260には、第1~第4インクヘッド11~14、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22ごとに、素子部107の駆動電圧、静電容量、駆動周波数、素子部107の数(言い換えれば、ノズル数)が記憶されている。発熱量算出部251は、取得した画像データDに基づいて印字率を算出する。そして、発熱量算出部251は、算出した印字率と、記憶部260に記憶されたこれらの情報とに基づき、インクヘッド10の平均発熱量、前処理液ヘッド21の発熱量、後処理液ヘッド22の発熱量を算出する。また、発熱量算出部251は、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22間における発熱量比を算出する。
循環流量算出部252は、インクC1~C4の循環流量および処理液の循環流量を算出する。具体的には、記憶部260には、第1~第4インクヘッド11~14、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22ごとに、単位ノズルあたりの吐出量が記憶されている。循環流量算出部252は、取得した画像データDと、記憶部260に記憶された単位ノズルあたりの吐出量とに基づき、記録媒体の画像を描画するのに要するインクC1~C4の平均消費量、前処理液T1の消費量および後処理液T2の消費量を算出する。また、循環流量算出部252は、取得した画像データDに基づき、記録媒体の画像を描画するのに要する時間を算出する。そして、循環流量算出部252は、算出した消費量および時間に基づいて、単位時間における、インクC1~C4の平均吐出量、前処理液T1の吐出量および後処理液T2の吐出量を算出する。
そして、循環流量算出部252は、インクC1~C4の平均吐出量および循環流量の合計と、前処理液T1の吐出量および循環流量の合計と、後処理液T2の吐出量および循環流量の合計との比が、発熱量算出部251によって算出された発熱量比と一致するように、インクC1~C4、前処理液T1および後処理液T2の循環流量を算出する。
循環流量制御部253は、循環流量算出部252によって算出された循環流量を目標流量として、インクヘッド10、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22ごとに循環流量の制御を行う。循環流量制御部253は、たとえば、第1圧力センサ204及び第2圧力センサ205の検出値に基づいて、供給側である第1の流路RTと回収側である第2の流路RTとの圧力差が、循環流量算出部252によって算出された循環流量に収束するように吐出ポンプ202および吸引ポンプ203を制御する。これにより、循環流量が目標流量に制御される。
このように、他の実施形態に係る制御部250は、記録媒体Mに描画する画像の画像データに基づき、インク循環ユニット310におけるインクC1~C4の循環流量および処理液循環ユニット320における処理液の循環流量を制御してもよい。
なお、ここでは、第1~第4インクヘッド11~14間でインクC1~C4の循環流量が同一の値に設定される場合の例を示したが、第1~第4インクヘッド11~14間でインクC1~C4の循環流量を異ならせてもよい。この場合、制御部250は、第1~第4インクヘッド11~14間における発熱量比を計算し、第1~第4インクヘッド11~14間における単位時間あたりの吐出量および循環流量の合計の比が発熱量比と一致するように第1~第4インクヘッド11~14の循環流量を算出すればよい。
上述してきたように、実施形態に係る循環装置(一例として、循環装置30)は、インク循環ユニット(一例として、第1~第4インク循環ユニット311~314)と、処理液循環ユニット(一例として、前処理液循環ユニット321および後処理液循環ユニット322)とを含む。インク循環ユニットは、インク(一例として、インクC1~C4)を吐出するインクヘッド(一例として、第1~第4インクヘッド11~14)を経由してインクを循環させる。処理液循環ユニットは、非発色性の処理液(一例として、前処理液T1および後処理液T2)を吐出する処理液ヘッド(一例として、前処理液ヘッド21および後処理液ヘッド22)を経由して処理液を循環させる。そして、実施形態に係る循環装置は、インク循環ユニットにおけるインクの循環流量と処理液循環ユニットにおける処理液の循環流量とが異なる。したがって、実施形態に係る循環装置によれば、インクおよび処理液間における温度のバラツキを低減することができる。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記の実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。
1 印刷装置
2 搬送部
3 キャリッジ
10 インクヘッド
11 第1インクヘッド
11 第4インクヘッド
12 第2インクヘッド
13 第3インクヘッド
14 第4インクヘッド
20 処理液ヘッド
21 前処理液ヘッド
22 後処理液ヘッド
30 循環装置
250 制御部
310 インク循環ユニット
311 第1インク循環ユニット
312 第2インク循環ユニット
313 第3インク循環ユニット
314 第4インク循環ユニット
320 処理液循環ユニット
321 前処理液循環ユニット
322 後処理液循環ユニット
C1~C4 インク
M 記録媒体
RT 第1の流路
RT 第2の流路
T1 前処理液
T2 後処理液

Claims (10)

  1. インクを吐出するインクヘッドを経由して前記インクを循環させるインク循環ユニットと、
    非発色性の処理液を吐出する処理液ヘッドを経由して前記処理液を循環させる処理液循環ユニットと、
    前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、前記インクヘッドの発熱量、前記処理液ヘッドの発熱量、前記インクの吐出量、前記処理液の吐出量および描画に要する時間を算出し、算出結果に基づき、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、循環装置。
  2. 前記制御部は、前記インクヘッドの発熱量と前記処理液ヘッドの発熱量との大小関係と、前記インクの吐出量および循環流量の合計と前記処理液の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、請求項に記載の循環装置。
  3. 前記制御部は、前記インクの吐出量および循環流量の合計と前記処理液の吐出量および循環流量の合計との比が、前記インクヘッドの発熱量と前記処理液ヘッドの発熱量との比と一致するように、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、請求項に記載の循環装置。
  4. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    請求項1~のいずれか一つに記載の循環装置と
    を有する、印刷装置。
  5. インクを吐出するインクヘッドを経由して前記インクを循環させるインク循環ユニットを用いて前記インクを循環させるインク循環工程と、
    非発色性の処理液を吐出する処理液ヘッドを経由して前記処理液を循環させる処理液循環ユニットを用いて前記処理液を循環させる処理液循環工程と
    前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を制御する制御工程と
    を含み、
    前記制御工程は、前記インクヘッドの発熱量、前記処理液ヘッドの発熱量、前記インクの吐出量、前記処理液の吐出量および描画に要する時間を算出し、算出結果に基づき、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、循環方法。
  6. 前記制御工程は、前記インクヘッドの発熱量と前記処理液ヘッドの発熱量との大小関係と、前記インクの吐出量および循環流量の合計と前記処理液の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、請求項5に記載の循環方法。
  7. 前記制御工程は、前記インクの吐出量および循環流量の合計と前記処理液の吐出量および循環流量の合計との比が、前記インクヘッドの発熱量と前記処理液ヘッドの発熱量との比と一致するように、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、請求項5に記載の循環方法。
  8. インクを吐出するインクヘッドを経由して前記インクを循環させるインク循環ユニットを用いて前記インクを循環させるインク循環工程と、
    非発色性の処理液を吐出する処理液ヘッドを経由して前記処理液を循環させる処理液循環ユニットを用いて前記処理液を循環させる処理液循環工程と、
    記録媒体を搬送する搬送工程と、
    搬送される前記記録媒体に対し、前記インクヘッドから前記インクを吐出するインク吐出工程と、
    搬送される前記記録媒体に対し、前記処理液ヘッドから前記処理液を吐出する処理液吐出工程と、
    前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を制御する制御工程と
    を含み、
    前記制御工程は、前記インクヘッドの発熱量、前記処理液ヘッドの発熱量、前記インクの吐出量、前記処理液の吐出量および描画に要する時間を算出し、算出結果に基づき、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、印刷方法。
  9. 前記制御工程は、前記インクヘッドの発熱量と前記処理液ヘッドの発熱量との大小関係と、前記インクの吐出量および循環流量の合計と前記処理液の吐出量および循環流量の合計との大小関係とが一致するように、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、請求項8に記載の印刷方法。
  10. 前記制御工程は、前記インクの吐出量および循環流量の合計と前記処理液の吐出量および循環流量の合計との比が、前記インクヘッドの発熱量と前記処理液ヘッドの発熱量との比と一致するように、前記インク循環ユニットにおける前記インクの循環流量および前記処理液循環ユニットにおける前記処理液の循環流量を算出する、請求項8に記載の印刷方法。
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