JP7473735B2 - 異物検出装置および異物検出方法 - Google Patents

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Description

本明細書は、異物検出装置および異物検出方法に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の実装ラインは、第一のカメラ手段と、第二のカメラ手段と、画像処理手段とを備えている。第一のカメラ手段は、プリント基板の少なくとも一部を視野に収めることが可能なカメラ手段であって、いずれかの実装機における電子部品の実装作業前にプリント基板を撮像可能に設けられている。第二のカメラ手段は、第一のカメラ手段と同様な範囲を視野に収めることが可能なカメラ手段であって、いずれかの実装機または当該実装機よりも後工程の実装機による電子部品の実装作業後にプリント基板を撮像可能に設けられている。
画像処理手段は、第二のカメラ手段で撮像された画像データを第一のカメラ手段で撮像された画像データと比較して画像処理を行う。これにより、特許文献1に記載の実装ラインは、プリント基板にはんだを印刷した際のはんだの印刷異常、または、プリント基板に電子部品を実装した際の電子部品の実装異常を検出しようとしている。
特開2007-335524号公報
部品の装着位置に異物が付着していると、部品の装着が不良になる可能性があり、基板に付着する異物の有無を判断する必要がある。基板の少なくとも一部の同一の検査領域を撮像した複数の画像データを比較して、画像データの特徴量の差異に基づいて異物の有無を判断する場合、異物以外の部材を異物と誤判断する可能性がある。具体的には、画像データを画像処理して取得した検査領域の特徴量が、基板の検査領域に塗布されている基板と部品を接合する接合部材の経時変化によって変動することにより、接合部材を異物と誤判断する可能性がある。
このような事情に鑑みて、本明細書は、基板の検査領域に塗布されている基板と部品を接合する接合部材の経時変化による異物の誤判断を抑制可能な異物検出装置および異物検出方法を開示する。
本明細書は、取得部と、判断部と、設定部とを備える異物検出装置を開示する。前記取得部は、基板の少なくとも一部の検査領域を所定の許容時間の間に複数回撮像して、同一の前記検査領域を撮像した複数の画像データを取得する。前記判断部は、前記取得部によって取得された前記複数の画像データの各々を画像処理して取得した前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記検査領域に付着する異物の有無を判断する。前記設定部は、前記検査領域に塗布されている前記基板と部品を接合する接合部材の経時変化によって前記検査領域の前記特徴量が変動することにより前記判断部において前記接合部材が前記異物と誤判断されないように、前記許容時間を予め設定する。
また、本明細書は、取得工程と、判断工程と、設定工程とを備える異物検出方法を開示する。前記取得工程は、基板の少なくとも一部の検査領域を所定の許容時間の間に複数回撮像して、同一の前記検査領域を撮像した複数の画像データを取得する。前記判断工程は、前記取得工程によって取得された前記複数の画像データの各々を画像処理して取得した前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記検査領域に付着する異物の有無を判断する。前記設定工程は、前記検査領域に塗布されている前記基板と部品を接合する接合部材の経時変化によって前記検査領域の前記特徴量が変動することにより前記判断工程において前記接合部材が前記異物と誤判断されないように、前記許容時間を予め設定する。
上記の異物検出装置によれば、基板の検査領域に塗布されている基板と部品を接合する接合部材の経時変化による異物の誤判断を抑制することができる。異物検出装置について上述されていることは、異物検出方法についても同様に言える。
対基板作業ラインの構成例を示す構成図である。 部品装着機の構成例を示す平面図である。 異物検出装置の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 異物検出装置による制御手順の一例を示すフローチャートである。 基準データの一例を示す模式図である。 比較データの一例を示す模式図である。 許容時間、第一所要時間および第二所要時間の関係の一例を示す模式図である。 異物検出装置による制御手順の一例を示すフローチャートである。
1.実施形態
1-1.対基板作業ラインWL0の構成例
対基板作業ラインWL0では、基板90に所定の対基板作業を行う。対基板作業ラインWL0を構成する対基板作業機WM0の種類および数は、限定されない。図1に示すように、本実施形態の対基板作業ラインWL0は、印刷機WM1、印刷検査機WM2、部品装着機WM3、リフロー炉WM4および外観検査機WM5の複数の対基板作業機WM0を備えており、基板90は、基板搬送装置によって、この順に搬送される。
印刷機WM1は、基板90の複数の部品91の装着位置に、はんだを印刷する。印刷検査機WM2は、印刷機WM1によって印刷されたはんだの印刷状態を検査する。図2に示すように、部品装着機WM3は、印刷機WM1によってはんだが印刷された基板90に複数の部品91を装着する。部品装着機WM3は、一つであっても良く、複数であっても良い。部品装着機WM3が複数設けられる場合は、複数の部品装着機WM3が分担して、複数の部品91を装着することができる。
リフロー炉WM4は、部品装着機WM3によって複数の部品91が装着された基板90を加熱し、はんだを溶融させて、はんだ付けを行う。外観検査機WM5は、部品装着機WM3によって装着された複数の部品91の装着状態などを検査する。このように、対基板作業ラインWL0は、複数の対基板作業機WM0を用いて、基板90を順に搬送し、検査処理を含む生産処理を実行して基板製品900を生産することができる。なお、対基板作業ラインWL0は、例えば、機能検査機、バッファ装置、基板供給装置、基板反転装置、シールド装着装置、接着剤塗布装置、紫外線照射装置などの対基板作業機WM0を必要に応じて備えることもできる。
対基板作業ラインWL0を構成する複数の対基板作業機WM0およびライン管理装置LC0は、通信部によって通信可能に接続されている。また、ライン管理装置LC0および管理装置HC0は、通信部によって通信可能に接続されている。通信部は、有線または無線によって、これらを通信可能に接続することができ、通信方法は、種々の方法をとり得る。
本実施形態では、複数の対基板作業機WM0、ライン管理装置LC0および管理装置HC0によって、構内情報通信網(LAN:Local Area Network)が構成されている。よって、複数の対基板作業機WM0は、通信部を介して、互いに通信することができる。また、複数の対基板作業機WM0は、通信部を介して、ライン管理装置LC0と通信することができる。さらに、ライン管理装置LC0および管理装置HC0は、通信部を介して、互いに通信することができる。
ライン管理装置LC0は、対基板作業ラインWL0を構成する複数の対基板作業機WM0の制御を行い、対基板作業ラインWL0の動作状況を監視する。ライン管理装置LC0には、複数の対基板作業機WM0を制御する種々の制御データが記憶されている。ライン管理装置LC0は、複数の対基板作業機WM0の各々に制御データを送信する。また、複数の対基板作業機WM0の各々は、ライン管理装置LC0に動作状況および生産状況を送信する。
管理装置HC0は、少なくとも一つのライン管理装置LC0を管理する。例えば、ライン管理装置LC0によって取得された対基板作業機WM0の動作状況および生産状況は、必要に応じて、管理装置HC0に送信される。管理装置HC0には、記憶装置が設けられている。記憶装置は、対基板作業機WM0が取得した種々の取得データを保存することができる。例えば、対基板作業機WM0によって撮像された種々の画像データは、取得データに含まれる。対基板作業機WM0によって取得された稼働状況の記録(ログデータ)などは、取得データに含まれる。また、記憶装置は、基板製品900の生産に関する種々の生産情報を保存することができる。
対基板作業ラインWL0は、入出力装置80を備えている。入出力装置80は、公知の入出力装置を用いることができる。入出力装置80は、表示部を備えており、各種データを視認可能に表示する。また、表示部は、タッチパネルにより構成されており、作業者による種々の操作を受け付ける入力装置としても機能する。
1-2.部品装着機WM3の構成例
部品装着機WM3は、基板90に複数の部品91を装着する。図2に示すように、部品装着機WM3は、基板搬送装置11、部品供給装置12、部品移載装置13、部品カメラ14、基板カメラ15および制御装置16を備えている。
基板搬送装置11は、例えば、ベルトコンベアなどによって構成され、基板90を搬送方向(X軸方向)に搬送する。基板90は、回路基板であり、電子回路、電気回路、磁気回路などが形成される。基板搬送装置11は、部品装着機WM3の機内に基板90を搬入し、機内の所定位置に基板90を位置決めする。基板搬送装置11は、部品装着機WM3による複数の部品91の装着処理が終了した後に、基板90を部品装着機WM3の機外に搬出する。
部品供給装置12は、基板90に装着される複数の部品91を供給する。部品供給装置12は、基板90の搬送方向(X軸方向)に沿って設けられる複数のフィーダ12aを備えている。複数のフィーダ12aの各々には、リールが装備される。リールには、複数の部品91が収納されているキャリアテープが巻回されている。フィーダ12aは、キャリアテープをピッチ送りさせて、フィーダ12aの先端側に位置する供給位置において部品91を採取可能に供給する。また、部品供給装置12は、チップ部品などと比べて比較的大型の電子部品(例えば、リード部品など)を、トレイ上に配置した状態で供給することもできる。
部品移載装置13は、ヘッド駆動装置13aおよび移動台13bを備えている。ヘッド駆動装置13aは、直動機構によって移動台13bを、X軸方向およびY軸方向に移動可能に構成されている。移動台13bには、クランプ部材によって装着ヘッド20が着脱可能(交換可能)に設けられている。装着ヘッド20は、少なくとも一つの保持部材30を用いて、部品供給装置12によって供給される部品91を採取し保持して、基板搬送装置11によって位置決めされた基板90に部品91を装着する。保持部材30は、例えば、吸着ノズル、チャックなどを用いることができる。
部品カメラ14および基板カメラ15は、公知の撮像装置を用いることができる。部品カメラ14は、光軸が鉛直方向(Z軸方向)の上向きになるように、部品装着機WM3の基台に固定されている。部品カメラ14は、保持部材30に保持されている部品91を下方から撮像することができる。基板カメラ15は、光軸が鉛直方向(Z軸方向)の下向きになるように、部品移載装置13の移動台13bに設けられている。基板カメラ15は、基板90を上方から撮像することができる。部品カメラ14および基板カメラ15は、制御装置16から送出される制御信号に基づいて撮像を行う。部品カメラ14および基板カメラ15によって撮像された撮像画像の画像データは、制御装置16に送信される。
制御装置16は、公知の演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている。制御装置16には、部品装着機WM3に設けられる各種センサから出力される情報、画像データなどが入力される。制御装置16は、制御プログラムおよび予め設定されている所定の装着条件などに基づいて、各装置に対して制御信号を送出する。
例えば、制御装置16は、基板搬送装置11によって位置決めされた基板90を基板カメラ15に撮像させる。制御装置16は、基板カメラ15によって撮像された画像を画像処理して、基板90の位置決め状態を認識する。また、制御装置16は、部品供給装置12によって供給された部品91を保持部材30に採取させ保持させて、保持部材30に保持されている部品91を部品カメラ14に撮像させる。制御装置16は、部品カメラ14によって撮像された画像を画像処理して、部品91の保持姿勢を認識する。
制御装置16は、制御プログラムなどによって予め設定される装着予定位置の上方に向かって、保持部材30を移動させる。また、制御装置16は、基板90の位置決め状態、部品91の保持姿勢などに基づいて、装着予定位置を補正して、実際に部品91を装着する装着位置を設定する。装着予定位置および装着位置は、位置(X軸座標およびY軸座標)の他に回転角度を含む。
制御装置16は、装着位置に合わせて、保持部材30の目標位置(X軸座標およびY軸座標)および回転角度を補正する。制御装置16は、補正された目標位置において補正された回転角度で保持部材30を下降させて、基板90に部品91を装着する。制御装置16は、上記のピックアンドプレースサイクルを繰り返すことによって、基板90に複数の部品91を装着する装着処理を実行する。
1-3.異物検出装置70の構成例
図2に示すように、部品91の装着位置に異物92(例えば、他の部品91、ごみなど)が付着していると、部品91の装着が不良(例えば、部品91の不装着、浮き、傾きなど)になる可能性があり、基板90に付着する異物92の有無を判断する必要がある。基板90の少なくとも一部の同一の検査領域CA0を撮像した複数の画像データPD0を比較して、画像データPD0の特徴量(例えば、画素の輝度など)の差異に基づいて異物92の有無を判断する場合、異物92以外の部材を異物92と誤判断する可能性がある。
具体的には、画像データPD0を画像処理して取得した検査領域CA0の特徴量が、基板90の検査領域CA0に塗布されている基板90と部品91を接合する接合部材93(例えば、はんだ、接着剤など)の経時変化によって変動することにより、接合部材93を異物92と誤判断する可能性がある。そこで、本実施形態の対基板作業ラインWL0には、接合部材93の経時変化による異物92の誤判断を抑制可能な異物検出装置70が設けられている。
異物検出装置70は、制御ブロックとして捉えると、取得部71と、判断部72と、設定部73とを備えている。異物検出装置70は、搬送制御部74を備えることもできる。異物検出装置70は、装着制御部75を備えることもできる。図3に示すように、本実施形態の異物検出装置70は、取得部71と、判断部72と、設定部73と、搬送制御部74と、装着制御部75とを備えている。
異物検出装置70は、種々の制御装置に設けることができる。例えば、異物検出装置70は、部品装着機WM3の制御装置16、ライン管理装置LC0、管理装置HC0などに設けることができる。異物検出装置70は、クラウド上に形成することもできる。図3に示すように、本実施形態の異物検出装置70では、取得部71、判断部72、搬送制御部74および装着制御部75は、複数(図1に示す例では、3つ)の部品装着機WM3の各々の制御装置16に設けられ、設定部73は、管理装置HC0に設けられている。
また、本実施形態の異物検出装置70は、図4に示すフローチャートに従って、制御を実行する。取得部71は、ステップS12に示す処理を行う。判断部72は、ステップS13に示す処理を行う。設定部73は、ステップS11に示す処理を行う。なお、搬送制御部74および装着制御部75による処理は、後述されている。
1-3-1.取得部71
取得部71は、基板90の少なくとも一部の検査領域CA0を所定の許容時間T0の間に複数回撮像して、同一の検査領域CA0を撮像した複数の画像データPD0を取得する(図4に示すステップS12)。
取得部71は、検査領域CA0として基板90の全部の装着領域を撮像しても良く、基板90の一部の装着領域を撮像しても良い。取得部71は、基板90の一部の装着領域を撮像する場合、例えば、チップ部品と比べて電極の数が多く異物92の影響を受け易い部品91(例えば、BGA(Ball Grid Array)の部品91など)の装着領域を撮像することができる。また、取得部71は、過去の装着実績に基づいて、異物92によって部品91の装着不良が発生した装着領域、異物92が付着し易い装着領域などを知得して、これらの装着領域を検査領域CA0として撮像することもできる。
取得部71は、基板90に部品91を装着する部品装着機WM3の使用者によって指定された領域を検査領域CA0とすることもできる。本実施形態の対基板作業ラインWL0は、入出力装置80を備えている。使用者は、例えば、入出力装置80を用いて、任意の領域(基板90の全部の装着領域または基板90の一部の装着領域)を検査領域CA0として指定することができる。この場合、取得部71は、基板90における部品91の装着領域を入出力装置80の表示部に模式的に表示させて、使用者が任意の装着領域を選択可能にすることができる。
取得部71は、検査領域CA0を撮像可能な撮像装置を用いて、画像データPD0を取得することができる。撮像装置は、検査領域CA0を撮像可能であれば良く、限定されない。例えば、基板90の一部の装着領域を基板90の上方から撮像可能な基板カメラ15、基板90の全部の装着領域を基板90の上方から撮像可能な天井カメラなどは、撮像装置に含まれる。本実施形態では、基板カメラ15が用いられ、取得部71は、部品装着機WM3の使用者によって指定された領域を検査領域CA0とする。なお、取得部71は、撮像装置によって設定可能な撮像条件(例えば、露光時間、絞り、照明時間など)を同一にして、同一の検査領域CA0を複数回撮像させる。また、許容時間T0は、設定部73によって設定される。
1-3-2.判断部72
判断部72は、取得部71によって取得された複数の画像データPD0の各々を画像処理して取得した検査領域CA0の特徴量の差異に基づいて、検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断する(図4に示すステップS13)。
複数(本実施形態では、2つ)の画像データPD0のうちの最初に取得された一の画像データPD0を基準データSD0とする。また、複数(2つ)の画像データPD0のうちの他の一の画像データPD0を比較データCD0とする。このとき、判断部72は、基準データSD0から取得した検査領域CA0の特徴量と、比較データCD0から取得した検査領域CA0の特徴量との差分が所定閾値を超えているときに、検査領域CA0に異物92が付着していると判断する。判断部72は、基準データSD0から取得した検査領域CA0の特徴量と、比較データCD0から取得した検査領域CA0の特徴量との差分が所定閾値以下のときに、検査領域CA0に異物92が付着していないと判断する。
特徴量は、画像データPD0を画像処理して取得されるものであれば良く、限定されない。例えば、基準データSD0および比較データCD0の画素ごとの輝度、彩度、明度などは、特徴量に含まれる。また、基準データSD0および比較データCD0の各々を画像処理(例えば、二値化処理など)して取得される閉領域の面積、閉領域の外周の長さなどは、特徴量に含まれる。本実施形態では、特徴量は、基準データSD0および比較データCD0の画素ごとの輝度である。
また、上記の所定閾値は、検査領域CA0に異物92が付着していないときの特徴量(例えば、画素の輝度)よりも大きく、且つ、検査領域CA0に異物92が付着しているときの特徴量よりも小さくなるように設定される。所定閾値は、例えば、シミュレーション、実機による検証などによって、予め取得される。
図5および図6は、取得部71によって取得された複数(2つ)の画像データPD0の一例を模式的に示している。図5は、基準データSD0を示し、図6は、比較データCD0を示している。なお、図5および図6では、格子状に配置されている複数の画素が合わせて図示されている。また、図5および図6に示す領域AR0は、検査領域CA0のうちの同一の領域(同一の複数の画素の集合)を示している。
領域AR0に異物92が付着している場合、図5に示す領域AR0に含まれる画素の輝度と、図6に示す領域AR0に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値を超える。逆に、領域AR0に異物92が付着していない場合、図5に示す領域AR0に含まれる画素の輝度と、図6に示す領域AR0に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値以下になる。
よって、判断部72は、図5に示す領域AR0に含まれる画素の輝度と、図6に示す領域AR0に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値を超えているときに、検査領域CA0に異物92が付着していると判断する。判断部72は、図5に示す領域AR0に含まれる画素の輝度と、図6に示す領域AR0に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値以下のときに、検査領域CA0に異物92が付着していないと判断する。輝度の比較は、対応する画素ごとに行われる。
判断部72は、取得部71によって取得される画像データPD0の数が3つ以上の場合についても同様に判断することができる。具体的には、判断部72は、基準データSD0から取得した検査領域CA0の特徴量と、複数の比較データCD0の各々から取得した検査領域CA0の特徴量との差分をそれぞれ算出して、算出した特徴量の差分が所定閾値を超えているか否かをそれぞれ判断することができる。
1-3-3.設定部73
画像データPD0を画像処理して取得した検査領域CA0の特徴量が、基板90の検査領域CA0に塗布されている基板90と部品91を接合する接合部材93の経時変化によって変動すると、判断部72は、接合部材93を異物92と誤判断する可能性がある。そこで、本実施形態の異物検出装置70は、設定部73を備えている。
設定部73は、検査領域CA0に塗布されている基板90と部品91を接合する接合部材93の経時変化によって検査領域CA0の特徴量が変動することにより判断部72において接合部材93が異物92と誤判断されないように、許容時間T0を予め設定する(図4に示すステップS11)。
接合部材93は、基板90と部品91を接合する部材であれば良く、限定されない。例えば、はんだ、接着剤などは、接合部材93に含まれる。本実施形態では、接合部材93は、はんだである。はんだは、含有するフラックスが乾燥するにつれて、銀色から灰色に変色する。そのため、はんだの経時変化によって検査領域CA0の特徴量が変動する可能性があり、判断部72においてはんだが異物92と誤判断される可能性がある。
許容時間T0は、例えば、シミュレーション、実機による検証などによって、予め取得される。また、接合部材93の種類に応じて許容時間T0が異なる場合があり、設定部73は、接合部材93の種類に応じた許容時間T0を設定することもできる。例えば、設定部73は、はんだの種類に応じた許容時間T0を設定することができる。また、設定部73は、接着剤の種類に応じた許容時間T0を設定することができる。
部品装着機WM3の機内の温度が高くなるほど、はんだは、含有するフラックスの乾燥が早くなり易い。また、部品装着機WM3の機内の湿度が低くなるほど、はんだは、含有するフラックスの乾燥が早くなり易い。よって、設定部73は、基板90に部品91を装着する部品装着機WM3の機内の温度および湿度のうちの少なくとも一方に応じた許容時間T0を設定することもできる。
1-3-4.対基板作業ラインWL0への適用例
図1に示す対基板作業ラインWL0では、基板90は、基板90に部品91を装着する複数(同図では、3つ)の部品装着機WM3に順に搬送されて、複数の部品91が順に装着される。図7に示すように、複数(3つ)の部品装着機WM3のうちの一の部品装着機WM3に基板90が搬入されてから、当該部品装着機WM3がエラーで停止することなく正常に作動した場合に当該部品装着機WM3において装着予定の部品91が装着されて当該部品装着機WM3より基板90が搬出されるまでに要すると予想される時間を第一所要時間T1とする。
許容時間T0が第一所要時間T1以上の場合、取得部71は、部品装着機WM3ごとに複数の画像データPD0を取得することができる。この場合、判断部72は、部品装着機WM3の機内において検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断することができる。なお、許容時間T0が第一所要時間T1の二倍以上の場合、取得部71は、複数の部品装着機WM3ごとに複数の画像データPD0を取得することもできる。この場合、判断部72は、複数の部品装着機WM3ごとに異物92の有無を判断することができる。また、連続して配置された複数の部品装着機WM3の間に基板搬送コンベアが設けられている場合は、当該複数の部品装着機WM3における各々の第一所要時間T1と、当該複数の部品装着機WM3の間の基板搬送コンベアによる搬送時間に相当し後述する第二所要時間T2との合計が許容時間以内であれば、取得部は、当該複数の部品装着機WM3ごとに複数の画像データPDOを取得することもできる。この場合も、判断部72は、複数の部品装着機WM3ごとに異物92の有無を判断することができる。
また、許容時間T0が第一所要時間T1未満の場合、一つの部品装着機WM3において、取得部71による複数の画像データPD0の取得、および、判断部72による異物92の有無の判断が複数回、繰り返される。基板製品900に使用される接合部材93の経時変化についてのシミュレーション、実機による検証結果から、取得部71は、部品装着機WM3ごとに複数の画像データPD0を取得するのが好ましいことが判明した。よって、以下の搬送制御部74および装着制御部75の説明においては、取得部71は、部品装着機WM3ごとに複数の画像データPD0を取得し、判断部72は、部品装着機WM3の機内において検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断する。また、取得部71、判断部72および設定部73は、既述したいずれの形態であっても良い。
1-3-5.搬送制御部74および装着制御部75
対基板作業ラインWL0に適用される異物検出装置70は、例えば、図8に示すフローチャートに従って、制御を実行することができる。なお、検査領域CA0に部品91を装着する部品装着機WM3を対象部品装着機MT0とし、対象部品装着機MT0よりも上流側に設けられる少なくとも一つの部品装着機WM3を上流側部品装着機MU0とする。本実施形態において、許容時間T0は、第一所要時間T1以上の長さであり、且つ、第二所要時間T2以上の長さであるものとする。
また、説明の便宜上、図1および図7に示すように、複数(3つ)の部品装着機WM3を上流側から順に部品装着機M1、部品装着機M2、部品装着機M3とする。さらに、部品装着機M3を対象部品装着機MT0とし、部品装着機M1および部品装着機M2を上流側部品装着機MU0とする。
異物検出装置70は、部品装着機WM3が上流側部品装着機MU0(部品装着機M1または部品装着機M2)であるか否かを判断する(図8に示すステップS21)。部品装着機WM3が上流側部品装着機MU0である場合(ステップS21でYesの場合)、取得部71によって複数の画像データPD0が取得される(ステップS22)。具体的には、取得部71は、上流側部品装着機MU0の各々において、部品91の装着処理を開始する前に検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得し、部品91の装着処理が終了した後に検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得する。
次に、判断部72は、上流側部品装着機MU0において、検査領域CA0に異物92が付着していないか否かを判断する(ステップS23)。搬送制御部74は、上流側部品装着機MU0において検査領域CA0に異物92が付着していないことが判断部72において判断されたときに(ステップS23でNoの場合)、当該上流側部品装着機MU0よりも下流に設けられる次の部品装着機WM3に基板90を搬出させる(ステップS24)。
搬送制御部74は、上流側部品装着機MU0において検査領域CA0に異物92が付着していることが判断部72において判断されたときに(ステップS23でYesの場合)、基板90の搬出を停止させる(ステップS25)。この場合、例えば、作業者は、基板90を取り出して、異物92の有無を確認することができる。また、異物92の除去が可能な場合、作業者は、異物92を除去することもできる。
部品装着機WM3が上流側部品装着機MU0でない場合(ステップS21でNoの場合)、異物検出装置70は、部品装着機WM3が対象部品装着機MT0(部品装着機M3)であるか否かを判断する(ステップS26)。部品装着機WM3が対象部品装着機MT0である場合(ステップS26でYesの場合)、取得部71によって複数の画像データPD0が取得される(ステップS27)。具体的には、取得部71は、対象部品装着機MT0において、部品91の装着処理を開始する前に検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得し、検査領域CA0に装着予定の部品91を装着する前に検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得する。
次に、判断部72は、対象部品装着機MT0において、検査領域CA0に異物92が付着していないか否かを判断する(ステップS28)。装着制御部75は、対象部品装着機MT0において検査領域CA0に異物92が付着していないことが判断部72において判断されたときに(ステップS28でNoの場合)、検査領域CA0に装着予定の部品91の装着を許可する(ステップS29)。そして、異物検出装置70による制御は、一旦、終了する。
装着制御部75は、対象部品装着機MT0において検査領域CA0に異物92が付着していることが判断部72において判断されたときに(ステップS28でYesの場合)、検査領域CA0に装着予定の部品91の装着を規制する(ステップS30)。この場合、例えば、作業者は、基板90を取り出して、異物92の有無を確認することができる。また、異物92の除去が可能な場合、作業者は、異物92を除去することもできる。
なお、部品装着機WM3が対象部品装着機MT0でない場合(ステップS26でNoの場合)、部品装着機WM3は、対象部品装着機MT0よりも下流に設けられており、検査領域CA0には、部品91が既に装着されている。よって、この場合、異物検出装置70による制御は、一旦、終了する。
このように、取得部71は、上流側部品装着機MU0において部品91の装着処理を開始する前と装着処理が終了した後に、それぞれ検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得する。そして、上流側部品装着機MU0において検査領域CA0に異物92が付着していないことが判断部72において判断されたときに、搬送制御部74は、当該上流側部品装着機MU0よりも下流に設けられる次の部品装着機WM3に基板90を搬出させる。上流側部品装着機MU0において順に上記の処理が実行されることにより、検査領域CA0に異物92が付着していない基板90が対象部品装着機MT0に搬送される。
また、取得部71は、対象部品装着機MT0において部品91の装着処理を開始する前と、検査領域CA0に装着予定の部品91を装着する前に、それぞれ検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得する。そして、対象部品装着機MT0において検査領域CA0に異物92が付着していないことが判断部72において判断されたときに、装着制御部75は、検査領域CA0に装着予定の部品91の装着を許可する。対象部品装着機MT0において上記の処理が実行されることにより、対象部品装着機MT0は、異物92が付着していない検査領域CA0に、装着予定の部品91を装着することができる。
1-3-6.部品装着機WM3の間の基板90の搬送
部品装着機WM3の間の基板90の搬送中における異物92の付着が問題となる場合、異物検出装置70は、以下に示す制御を行うことができる。この形態においても、基板90は、基板90に部品91を装着する複数(図1に示す例では、3つ)の部品装着機WM3に順に搬送されて、複数の部品91が順に装着される。また、取得部71、判断部72および設定部73は、既述したいずれの形態であっても良い。さらに、図7に示すように、複数(3つ)の部品装着機WM3のうちの一の部品装着機WM3である第一部品装着機MF0より基板90が搬出されてから、第一部品装着機MF0よりも下流に設けられる部品装着機WM3がエラーで停止することなく正常に作動した場合に第一部品装着機MF0よりも下流に設けられる次の部品装着機WM3である第二部品装着機MS0に基板90が搬入されるまでに要すると予想される時間を第二所要時間T2とする。
許容時間T0が第二所要時間T2以上の場合、取得部71は、第一部品装着機MF0における部品91の装着処理が終了した後であって基板90が搬出される前に検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得する。また、取得部71は、第二部品装着機MS0に基板90が搬入された後であって第二部品装着機MS0における部品91の装着処理を開始する前に検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得する。この場合、判断部72は、第一部品装着機MF0と第二部品装着機MS0との間において基板90が搬送されるときに検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断することができる。
2.異物検出方法
異物検出装置70について既述されていることは、異物検出方法についても同様に言える。具体的には、異物検出方法は、取得工程と、判断工程と、設定工程とを備えている。取得工程は、取得部71が行う制御に相当する。判断工程は、判断部72が行う制御に相当する。設定工程は、設定部73が行う制御に相当する。また、異物検出方法は、搬送制御工程を備えることができる。搬送制御工程は、搬送制御部74が行う制御に相当する。異物検出方法は、装着制御工程を備えることもできる。装着制御工程は、装着制御部75が行う制御に相当する。
3.実施形態の効果の一例
異物検出装置70によれば、基板90の検査領域CA0に塗布されている基板90と部品91を接合する接合部材93の経時変化による異物92の誤判断を抑制することができる。異物検出装置70について上述されていることは、異物検出方法についても同様に言える。
70:異物検出装置、71:取得部、72:判断部、73:設定部、
74:搬送制御部、75:装着制御部、90:基板、91:部品、
92:異物、93:接合部材、CA0:検査領域、PD0:画像データ、
SD0:基準データ、CD0:比較データ、WM3:部品装着機、
MT0:対象部品装着機、MU0:上流側部品装着機、
MF0:第一部品装着機、MS0:第二部品装着機、
T0:許容時間、T1:第一所要時間、T2:第二所要時間。

Claims (14)

  1. 基板の少なくとも一部の検査領域を所定の許容時間の間に複数回撮像して、同一の前記検査領域を撮像した複数の画像データを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記複数の画像データの各々を画像処理して取得した前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記検査領域に付着する異物の有無を判断する判断部と、
    前記検査領域に塗布されている前記基板と部品を接合する接合部材の経時変化によって前記検査領域の前記特徴量が変動することにより前記判断部において前記接合部材が前記異物と誤判断されないように、前記許容時間を予め設定する設定部と、
    を備える異物検出装置。
  2. 前記取得部は、前記基板に前記部品を装着する部品装着機の使用者によって指定された領域を前記検査領域とする請求項1に記載の異物検出装置。
  3. 前記判断部は、前記複数の画像データのうちの最初に取得された一の前記画像データである基準データから取得した前記検査領域の前記特徴量と、前記複数の画像データのうちの他の一の前記画像データである比較データから取得した前記検査領域の前記特徴量との差分が所定閾値を超えているときに、前記検査領域に前記異物が付着していると判断し、前記特徴量の前記差分が所定閾値以下のときに、前記検査領域に前記異物が付着していないと判断する請求項1または請求項2に記載の異物検出装置。
  4. 前記特徴量は、前記基準データおよび前記比較データの画素ごとの輝度である請求項3に記載の異物検出装置。
  5. 前記設定部は、前記接合部材の種類に応じた前記許容時間を設定する請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の異物検出装置。
  6. 前記設定部は、前記基板に前記部品を装着する部品装着機の機内の温度および湿度のうちの少なくとも一方に応じた前記許容時間を設定する請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の異物検出装置。
  7. 前記接合部材は、はんだである請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の異物検出装置。
  8. 前記基板は、前記基板に前記部品を装着する複数の部品装着機に順に搬送されて、複数の前記部品が順に装着され、
    前記許容時間は、前記複数の部品装着機のうちの一の前記部品装着機に前記基板が搬入されてから、当該部品装着機がエラーで停止することなく正常に作動した場合に当該部品装着機において装着予定の前記部品が装着されて当該部品装着機より前記基板が搬出されるまでに要すると予想される時間である第一所要時間以上であり、
    前記取得部は、前記部品装着機ごとに前記複数の画像データを取得し、
    前記判断部は、前記部品装着機の機内において前記検査領域に付着する前記異物の有無を判断する請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の異物検出装置。
  9. 前記取得部は、前記検査領域に前記部品を装着する前記部品装着機である対象部品装着機よりも上流側に設けられる少なくとも一つの前記部品装着機である上流側部品装着機の各々において、前記部品の装着処理を開始する前に前記検査領域を撮像して前記画像データを取得し、前記部品の装着処理が終了した後に前記検査領域を撮像して前記画像データを取得する請求項8に記載の異物検出装置。
  10. 前記上流側部品装着機において前記検査領域に前記異物が付着していないことが前記判断部において判断されたときに、当該上流側部品装着機よりも下流に設けられる次の前記部品装着機に前記基板を搬出させ、前記上流側部品装着機において前記検査領域に前記異物が付着していることが前記判断部において判断されたときに、前記基板の搬出を停止させる搬送制御部を備える請求項9に記載の異物検出装置。
  11. 前記取得部は、前記検査領域に前記部品を装着する前記部品装着機である対象部品装着機において、前記部品の装着処理を開始する前に前記検査領域を撮像して前記画像データを取得し、前記検査領域に装着予定の前記部品を装着する前に前記検査領域を撮像して前記画像データを取得する請求項8~請求項10のいずれか一項に記載の異物検出装置。
  12. 前記対象部品装着機において前記検査領域に前記異物が付着していないことが前記判断部において判断されたときに、前記検査領域に装着予定の前記部品の装着を許可し、前記対象部品装着機において前記検査領域に前記異物が付着していることが前記判断部において判断されたときに、前記検査領域に装着予定の前記部品の装着を規制する装着制御部を備える請求項11に記載の異物検出装置。
  13. 前記基板は、前記基板に前記部品を装着する複数の部品装着機に順に搬送されて、複数の前記部品が順に装着され、
    前記許容時間は、前記複数の部品装着機のうちの一の前記部品装着機である第一部品装着機より前記基板が搬出されてから、前記第一部品装着機よりも下流に設けられる前記部品装着機がエラーで停止することなく正常に作動した場合に前記第一部品装着機よりも下流に設けられる次の前記部品装着機である第二部品装着機に前記基板が搬入されるまでに要すると予想される時間である第二所要時間以上であり、
    前記取得部は、前記第一部品装着機における前記部品の装着処理が終了した後であって前記基板が搬出される前に前記検査領域を撮像して前記画像データを取得し、前記第二部品装着機に前記基板が搬入された後であって前記第二部品装着機における前記部品の装着処理を開始する前に前記検査領域を撮像して前記画像データを取得し、
    前記判断部は、前記第一部品装着機と前記第二部品装着機との間において前記基板が搬送されるときに前記検査領域に付着する前記異物の有無を判断する請求項1~請求項12のいずれか一項に記載の異物検出装置。
  14. 基板の少なくとも一部の検査領域を所定の許容時間の間に複数回撮像して、同一の前記検査領域を撮像した複数の画像データを取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記複数の画像データの各々を画像処理して取得した前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記検査領域に付着する異物の有無を判断する判断工程と、
    前記検査領域に塗布されている前記基板と部品を接合する接合部材の経時変化によって前記検査領域の前記特徴量が変動することにより前記判断工程において前記接合部材が前記異物と誤判断されないように、前記許容時間を予め設定する設定工程と、
    を備える異物検出方法。
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