JP7472472B2 - リワーク条件学習装置、リワーク条件決定装置及びリワーク装置 - Google Patents

リワーク条件学習装置、リワーク条件決定装置及びリワーク装置 Download PDF

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Description

この発明は、再加工対象に対して行う再加工の条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置に関するものである。
従来、再加工対象に対して再加工を行うリワーク装置(リペア装置)には、半田を加熱して再加工対象である基板から電子部品を取り外すものがある(例えば、特許文献1及び2参照)。さらに、リワーク装置(リペア装置)には、基板から電子部品を取り外した後に、代替の電子部品を取り付けるものがある(例えば、特許文献3参照)。
一方、AI(Artificial Intelligence)などを使った機械学習による学習モデルをリワーク装置(リペア装置)に適用したものがある(例えば、特許文献4参照)。特許文献4には、学習モデル(逐次学習)を良品と不良品との判定に利用することが開示され、リワーク装置(リペア装置)に判定結果である不良個所、不良内容を表示させることが開示されている。
特開2018-148032号公報 特開2005-223000号公報 特開2006-179556号公報 特開2008-185395号公報
しかしながら、従来のリワーク装置は、再加工を行う再加工対象ごとに、対象部品を取り外し又は取り付けを行う再加工の条件である設定値を入力する必要があり、入力する者の技量によって、歩留りに影響があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、再加工対象ごとに、再加工対象に対して行う再加工の条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置を得ることを目的とする。
この発明に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置は、リワーク条件学習装置において、再加工対象に対して、対象部品の取り外し又は取り付けを行う再加工の条件である設定値を学習するものであって、再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明に係るリワーク条件学習装置は、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象から、前記対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明に係るリワーク条件学習装置は、対象部品が取り外された再加工対象へ新たな前記対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明に係るリワーク条件決定装置は、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象から、前記対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定するリワーク条件決定部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明に係るリワーク条件決定装置は、対象部品が取り外された再加工対象へ新たな前記対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定するリワーク条件決定部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明に係るリワーク装置は、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象から、前記対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定するリワーク条件決定部とを備えたリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、前記装置の取り外し部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で前記対象部品を取り外すように前記取り外し部を制御する取り外し制御部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明に係るリワーク装置は、対象部品が取り外された再加工対象へ新たな前記対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定するリワーク条件決定部とを備えたリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、前記装置の半田付け部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で新たな前記対象部品に対して半田付けを行うように前記半田付け部を制御する半田付け制御部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、再加工対象ごとに良品となる設定値を学習することが可能なリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るリワーク条件学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るリワーク条件学習装置の動作(リワーク条件学習方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るリワーク条件学習装置、リワーク条件決定装置及びリワーク装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るリワーク条件決定装置の動作(リワーク条件決定方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るリワーク装置の動作(リワーク方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るリワーク装置の動作(リワーク方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るリワーク条件学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るリワーク条件学習装置の動作(リワーク条件学習方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るリワーク条件学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態3に係るリワーク条件学習装置の動作(良不良方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るリワーク条件学習装置、リワーク条件決定装置及びリワーク装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るリワーク条件学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るリワーク条件学習装置の動作(リワーク条件学習方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係るリワーク条件学習装置、リワーク条件決定装置及びリワーク装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るリワーク条件学習装置、リワーク条件決定装置及びリワーク装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るリワーク条件決定装置の動作(リワーク条件決定方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係るリワーク装置の動作(リワーク方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係るリワーク装置の動作(リワーク方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係るリワーク条件学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態5に係るリワーク条件学習装置の動作(リワーク条件学習方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係るリワーク条件学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態6に係るリワーク条件学習装置の動作(良不良方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係るリワーク条件学習装置、リワーク条件決定装置及びリワーク装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態6に係るリワーク条件学習装置、リワーク条件決定装置及びリワーク装置の機能ブロック図である。
本願は、再加工対象1に対して、対象部品を取り外し又は取り付けを行う再加工の条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(リワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)に関するものである。再加工の条件である設定値は、再加工対象1から対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値と、対象部品が取り外された再加工対象へ新たな対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値とである。詳しくは、前者は、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値である。後者は、半田付けされた対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値である。
前者である、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(リワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、実施の形態1から実施の形態3にて説明を行う。
後者である、半田付けされた対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(リワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、実施の形態4から実施の形態6にて説明を行う。なお、実施の形態4から実施の形態6は、取り付け条件である設定値のみを学習する場合だけでなく、前者に当たる取り外し条件である設定値も学習する場合も含んでいる。
すなわち、リワーク装置は、再加工(リワーク)を行う装置である。再加工(リワーク)とは、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、対象部品を取り外す再加工(リワーク)、又は、半田付けされた対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付ける再加工(リワーク)の少なくとも一方を指している。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置について、図1から図6を用いて説明する。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。図3において、再加工対象1は、例えば、プリント基板などの基板1で、単層基板や多層基板を包含している。このプリント基板に配線や部品(対象部品)を半田付けしたものをプリント配線板やプリント配線基板、プリント回路板、プリント回路基板と呼ぶ場合がある。単に、プリント基板に配線を施したものをプリント配線板やプリント配線基板と呼んでもよい。この場合、再加工対象1(基板1)にプリント配線板、プリント配線基板が含まれているといえる。基板1を加工対象と称してもよい。さらに、再加工対象1(基板1)は、再加工対象1に印刷されていた第1の半田の第1の半田情報(第1の半田の条件)、半田付けの対象部品、半田付けによって対象部品が固定される部材から構成されているともいえる。
対象部品は、電子部品やアナログ部品などがあり、リードや端子をリフローによる半田付けで加工対象に固定されるものである。対象部品が固定される部材は、前述のプリント基板、プリント配線板、プリント配線基板となり、半田が印刷などで表面に形成されている。対象部品のリードや端子は、基板1に形成されたスルーホールに挿入されて半田付けで固定されるものも含む。整理すると、再加工対象1とは、基板1である加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けたものを含んでいる。
図1及び図3において、リワーク条件学習装置2は、設定条件入力部3、良不良判定結果入力部4、学習部5を有している。図3において、リワーク部6(実施の形態1においては、取り外し部6a)は、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、対象部品を取り外すものである。取り外し部6aは、例えば、加熱部(送風部)と除去部(吸着部)を有している。加熱部は、再加工対象1の対象部品の接合部分を熱風などで加熱するものである。除去部は、吸着ノズルなどで対象部品を吸着させて再加工対象1から対象部品を取り外すものである。取り外し部6aは、加熱部によって加熱された再加工対象1を冷却する冷却部を備えていてもよい。リワーク条件学習装置2は、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値を学習するものであり、学習モデルを構築する。
引き続き、図1及び図3において、良不良判定結果入力部4は、設定値入力部3に入力された設定値(取り外し条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力されるものである。良不良判定結果入力部4において、初期に入力される良不良判定結果は、例えば、再加工された後の再加工対象1であるプリント回路板(プリント回路基板)を外観検査(人又は機械による検査を含む検査)した結果をデータ化したものである。つまり、外観検査(人又は機械による検査を含む検査)した結果をデータ化して、再加工対象1が加工された設定値(設定値入力部3に入力された設定値)と関連付ければよい。ここでいう外観検査とは、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、対象部品を取り外した後の外観から良否を検査(決定)したものである。学習部5は、設定値と良不良判定結果とに基づいて、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習するものである。学習部5は、設定条件入力部3に入力された設定値と、良不良判定結果入力部4に入力された良不良判定結果とに基づいて、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習するものである。
学習部5(リワーク条件学習装置2)には、AIなどの機械学習を適用すればよい。学習部5(リワーク条件学習装置2)は学習モデルを構築して蓄積している。好ましくは、学習部5は、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、リワーク装置10ごとの誤差として関連付けて学習するようにしてもよい。また、設定値入力部3は、取り外し条件として、再加工対象1に形成された第1の半田の第1の半田情報、半田付けされた対象部品、半田付けによって対象部品が固定された部材、加熱条件、冷却条件の、第1の組み合わせで定義されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるものである。
ここで、加熱条件とは、取り外し部6aの加熱部(送風部)による再加工対象1の対象部品の接合部分を加熱する条件である。例えば、加熱温度、加熱時間、熱風の風速などである。熱衝撃による電子部品破損を防ぐために、加熱温度プロファイルは多段階のステップ加熱となるプロファイルを用いることが多い。加熱最高温度までの温度域でいくつかの段階に分けて、少しずつ温度上昇させることで、部品破損のリスクが削減できる。例えば、230℃までの間で、150℃20秒、180℃20秒などが例示できる。冷却条件とは、取り外し部6aの冷却部による、取り外し部6aの加熱部によって加熱された再加工対象1を冷却する条件である。例えば、冷却温度、冷却時間、冷風の風速などである。主に、再加工対象1の対象部品の接合部分だった箇所を冷却する条件であるといえる。半田付け品質を安定させるために、急冷却を行うことが多い。例えば、降温速度は、2℃から4℃/秒程度で冷却する。加熱条件、冷却条件は、リワーク装置10の周辺の温度や湿度、又は、リワーク装置10が設置された空間(部屋)の温度・湿度も条件に加えてもよい。
この場合、さらに、設定値入力部3は、第1の組み合わせのうち、第1の半田情報が、第1の半田の組成、第1の半田に添加されたフラックス種、第1の半田に添加されたフラックス含有量、第1の半田の面積の少なくとも一つで区別されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるようにしてもよい。同じく、設定値入力部3は、第1の組み合わせのうち、対象部品が、外形、又は、電極表面処理の種類で区別されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるようにしてもよい。同じく、設定値入力部3は、第1の組み合わせのうち、部材が、厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類の少なくとも一つで区別されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるようにしてもよい。
つまり、一つ目の設定値入力部3は、第1の半田情報、半田付けされた対象部品、半田付けによって対象部品が固定された部材、加熱条件、冷却条件の、第1の組み合わせのうち、第1の半田情報及び対象部品が同じもので、部材の条件、加熱条件、冷却条件が変わった場合の設定値がそれぞれ入力されるものを指している。また、二つ目の設定値入力部3は、第1の半田情報、半田付けされた対象部品、半田付けによって対象部品が固定された部材、加熱条件、冷却条件の、第1の組み合わせのうち、第1の半田情報及び部材が同じもので、対象部品の条件、加熱条件、冷却条件が変わった場合の設定値がそれぞれ入力されるものを指している。さらに、三つ目の設定値入力部3は、第1の半田情報、半田付けされた対象部品、半田付けによって対象部品が固定された部材、加熱条件、冷却条件の、第1の組み合わせのうち、対象部品及び部材が同じもので、第1の半田情報(第1の半田の条件)、加熱条件、冷却条件が変わった場合の設定値がそれぞれ入力されるものを指している。
ここで、部材(対象部品を取り外す再加工対象1)の条件が変わった場合と、対象部品の条件が変わった場合とについて説明する。部材の条件が変わるとは、前述のように、部材の、厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類が異なる場合を意味している。部材が基板1の場合、厚みとは、板厚の仕様(導体箔厚み、導体箔面積、積層枚数)を意味している。基板1の場合、材質とは、基板の基材材料、導体箔の導体種類を意味している。また、対象部品の条件が変るとは、体積、電極形状、電極表面処理が異なる場合を意味している。体積及び電極形状から対象部品の形状や大きさが分かるので、対象部品の体積及び電極形状は、対象部品の外形の情報といえる。
次に、第1の半田情報(第1の半田の条件)が変わった場合について説明する。前述のように、第1の半田情報が、第1の半田の組成、第1の半田に添加されたフラックス種(フラックスの種類)、第1の半田に添加されたフラックスの含有量、例えば、印刷された第1の半田の面積が異なる場合を意味している。フラックス種(フラックスの種類)やフラックスの含有量を含めて、第1の半田の組成としてもよい。また、印刷された第1の半田の面積とは、再加工対象1の表面に印刷された第1の半田の面積を指している。印刷された第1の半田の面積は、印刷された第1の半田の印刷量も意味しており、第1の半田の厚みを考慮すると、印刷された第1の半田の体積ともいえる。さらに、印刷された第1の半田の面積(印刷された第1の半田の印刷量)の情報(条件)は、印刷された第1の半田の再加工対象1の表面上における位置の情報を含んでいてもよいし、印刷された第1の半田の面積(印刷された第1の半田の印刷量)の情報(条件)が印刷された第1の半田の再加工対象1の表面上における位置の情報そのものでもよい。
これまでは、第1の半田情報、半田付けの対象部品、半田付けによって対象部品が固定される部材、加熱条件、冷却条件の第1の組み合わせのうち、二つが固定の場合を説明してきたが、全ての組み合わせを網羅するようにしてもよいし、第1の半田情報、半田付けの対象部品、半田付けによって対象部品が固定される部材、加熱条件、冷却条件の第1の組み合わせのうち、一つを固定してもよい。すなわち、設定値入力部3は、再加工対象1に印刷された第1の半田の組成、第1の半田に添加されたフラックス種、第1の半田に添加されたフラックス含有量、第1の半田の面積の少なくとも一つ、半田付けの対象部品の外形、又は、電極表面処理のいずれか一方、半田付けによって対象部品が固定される部材の厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類の少なくとも一つ、加熱条件又は冷却条件の少なくとも一つの、第1の組み合わせで定義されている再加工対象1と関連付けられた、設定値(取り外し条件としての設定値)が入力されるものであるといえる。
これは、再加工対象1に印刷された半田の組成、半田に添加されたフラックス種、半田に添加されたフラックス含有量、半田の面積から少なくとも一つ、半田付けの対象部品の外形、又は、電極表面処理のいずれか一方(半田付けの対象部品の体積、電極形状、電極表面処理から少なくとも一つ)、半田付けによって対象部品が固定される部材の厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類から少なくとも一つ、加熱条件又は冷却条件の少なくとも一つの第1の組み合わせで定義されている再加工対象1と関連付けられた、前述の設定値が入力されるものを含んでいる。これによって、対応できる設定値を大きく増やすことができる。なお、設定値は、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、取り外し部6a(リワーク部6)を使って対象部品を取り外すために使用される。
次に、図2を用いて実施の形態1に係るリワーク条件学習装置の動作(実施の形態1に係るリワーク条件学習方法)を説明する。図2において、ステップ1は、設定値入力部3に、再加工(リワーク)を行う装置(詳しくは、後述するリワーク装置10)ごとに、再加工対象1と関連付けられた、設定値(取り外し条件としての設定値)が入力される処理ステップである。ステップ2は、良不良判定結果入力部4に、設定値入力部3に入力された設定値(取り外し条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される処理ステップである。ステップ1及びステップ2は、処理の順序は問わない。同時でもよい。ステップ3は、設定条件入力部3に入力された設定値と、良不良判定結果入力部4に入力された良不良判定結果とに基づいて、学習部5に再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習させる処理ステップである。好ましくは、ステップ3は、学習部5に、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、リワーク装置10ごとの誤差として関連付けて学習させる処理ステップを組み込んでもよい。
実施の形態1に係るリワーク条件学習装置の動作(実施の形態1に係るリワーク条件学習方法)においても、実施の形態1に係るリワーク条件学習装置と同様に、好ましくは、ステップ1は、設定値入力部3に、取り外し条件として、第1の半田情報、半田付けされた対象部品、半田付けによって対象部品が固定された部材、加熱条件、冷却条件の、第1の組み合わせで定義されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるステップである。対象部品の条件や部材の条件、それらの組み合わせについても、実施の形態1に係るリワーク条件学習装置と同様である。
図3において、リワーク条件決定装置7は、図1及び図3に示すリワーク条件学習装置2の学習結果(学習モデル)を用いたものである(実施の形態1に係るリワーク条件決定装置)。リワーク条件決定装置7は、再加工対象入力部8、リワーク条件決定部9を有している。図3において、再加工対象入力部8は、新たに加工する(半田付けを外す)対象である再加工対象1の情報が入力されるものである。リワーク条件決定部9は、学習部5の学習結果(学習モデル)を用いて、再加工対象入力部8に情報が入力された再加工対象1が良品となる設定値(取り外し条件としての設定値)を決定するものである。
次に、図4を用いて実施の形態1に係るリワーク条件決定装置の動作(実施の形態1に係るリワーク条件決定方法)を説明する。図4において、ステップ11は、再加工対象入力部8に、新たに再加工する(対象部品を取り外す)対象である再加工対象1の情報が入力される処理ステップである。ステップ12は、リワーク条件決定部9が、学習部5の学習結果(学習モデル)を使用する処理ステップである。ステップ13は、リワーク条件決定部9が、学習部5の学習結果(学習モデル)を用いて、再加工対象入力部8に情報が入力された再加工対象1が良品となる設定値(取り外し条件としての設定値)を決定するものである。
図3において、リワーク装置10は、図3に示すリワーク条件決定装置7を用いたものである(実施の形態1に係るリワーク装置)。リワーク装置10は、取り外し部6a(リワーク部6)、条件設定部11、取り外し制御部12a(リワーク制御部12)を有している。条件設定部11は、リワーク条件決定部7が決定した設定値が入力されるものである。取り外し制御部12aは、条件設定部11に入力された条件で再加工対象1から対象部品を取り外すように取り外し部6aを制御する。取り外し制御部12aは、設定値で決められた取り外し条件で、新たな再加工対象1を再加工できる(対象部品を取り外せる)ように、取り外し部6aを制御する。
次に、図5を用いて実施の形態1に係るリワーク装置の動作(実施の形態1に係るリワーク方法)を説明する。図5において、ステップ21は、条件設定部11に、リワーク条件決定部7が決定した設定値が入力される処理ステップである。ステップ24は、取り外し実施の処理ステップである。詳しくは、ステップ24は、取り外し制御部12aに、条件設定部11に入力された条件で再加工対象1から対象部品を取り外すように取り外し部6aを制御する処理ステップである。つまり、ステップ24は、設定値で決められた取り外し条件で、取り外し部6aに、新たな再加工対象1を再加工させる(対象部品を取り外させる)処理ステップである。
実施の形態1に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態1に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)では、リワーク条件学習装置(リワーク条件学習方法)の説明の際に言及したように、学習部5が(ステップ3で)、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、リワーク装置10ごとの誤差として関連付けて学習してもよい。このリワーク装置10ごとの誤差は次のように、リワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態1に係るリワーク条件決定方法及びリワーク方法)で利用できる。
まずは、リワーク条件決定装置(ステップ12)において、学習部5の学習結果を用いて、再加工対象入力部8に情報が入力された再加工対象1が良品となる設定値を決定し、リワーク条件決定部9が学習部5の学習結果を用いて、決定した設定値に関連付けられた誤差の有無を特定する。そして、図6に示すように、リワーク装置10において、取り外し制御部12aは、条件設定部11に入力された条件(ステップ21の処理)に関連付けられた誤差があり、条件設定部11で補正済みのとき(ステップ22の処理がYES)、誤差を補正した基準値となる設定値を用いて(ステップ23の処理)、半田付けを外すように取り外し部6aを制御する(ステップ24の処理)。一方、取り外し制御部12aは、条件設定部11に入力された条件(ステップ21の処理)に関連付けられた誤差がある場合でも(ステップ22の処理がNO)、条件設定部11に入力された条件で対象部品の取り外しを行うように取り外し部6aを制御する(ステップ24の処理)。
なお、ステップ22から直接ステップ24へいく場合は、条件設定部11に入力された条件(ステップ21の処理)に関連付けられた誤差がない場合は、図5に示すフローチャートの処理となる。すなわち、条件設定部11で誤差が補正されていない場合は、条件設定部11に入力された条件(ステップ21の処理)に関連付けられた誤差の有無に関わらず、ステップ22(ステップ21)から直接ステップ24へいくことになる。
さらに、誤差を補正した基準値となる設定値(取り外し条件としての設定値)は、個別に用意してもよいし、学習部5の学習結果(学習モデル)を使用してもよい。すなわち、リワーク条件学習装置の学習部5は、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、装置ごとの誤差として関連付けて学習し、誤差を補正した基準値となる設定値を決定する。そして、リワーク装置10の取り外し制御部12aは、条件設定部11に入力された条件に関連付けられた誤差があり、条件設定部11で補正済みのとき、学習部5が決定した基準値となる設定値を用いて(基準値となる設定値は、リワーク条件決定装置7経由で取得してもよい)、対象部品の取り外しを行うように取り外し部6aを制御する。
以上、実施の形態1に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態1に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習及び利用が可能なものである。設定値とは、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、対象部品を取り外すための取り外し条件である。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置について、図7及び図8を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明をする。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。実施の形態1と実施の形態2との大きな違いは、学習部5は、再加工対象1ごとに良品となる設定値(取り外し条件としての設定値)と再加工対象画像データ(半田付けを外した箇所の写真など)とを関連付けて学習することである。実施の形態1と実施の形態2とでリワーク装置10については大きな相違点はない。
図7において、良不良判定結果入力部4は、設定値入力部3に入力された設定値(取り外し条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力されるものである。さらに、良不良判定結果入力部4は、良不良判定結果に関連付けられた再加工対象1における対象部品を取り外し後の再加工対象画像データ(半田付けを外した箇所の写真など)が入力されるものである。学習部5は、設定条件入力部3に入力された設定値と、良不良判定結果入力部4に入力された良不良判定結果とに基づいて、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習するものである。さらに、学習部5は、再加工対象1ごとに良品となる設定値と再加工対象画像データとを関連付けて学習するものである。
このように、実施の形態2に係るリワーク条件学習装置は、再加工対象1ごとに良品となる設定値と再加工対象画像データとを関連付けているので、決定された、再加工対象1が良品となる設定値に対応する再加工対象画像データを容易に特定できるので、決定された、再加工対象1が良品となる設定値で再加工した(対象部品を取り外した)場合の完成時の画像を容易に得ることができる。再加工対象画像データの決定は、学習部5の学習結果(学習モデル)をリワーク条件決定部9が設定値を決める際に合わせて決定すればよい。リワーク条件決定装置7には、学習部5の学習結果(学習モデル)から得られた(決定した)再加工対象画像データを表示する表示部を、外部を含めて備えていてもよい。
次に、図8を用いて実施の形態2に係るリワーク条件学習装置の動作(実施の形態2に係るリワーク条件学習方法)を説明する。図8において、ステップ1は、設定値入力部3に、半田付けを外す装置(詳しくは、後述するリワーク装置10)ごとに、再加工対象1と関連付けられた、設定値(取り外し条件としての設定値)が入力される処理ステップである。ステップ1及び次のステップ2Aは、処理の順序は問わない。同時でもよい。
図8において、ステップ2Aは、良不良判定結果入力部4に、設定値入力部3に入力された設定値(取り外し条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される処理ステップと、さらに、良不良判定結果入力部4に、良不良判定結果に関連付けられた再加工対象1における対象部品を取り外し後の再加工対象画像データ(半田付けを外した箇所の写真など)が入力される処理ステップとである。ステップ3Aは、設定条件入力部3に入力された設定値と、良不良判定結果入力部4に入力された良不良判定結果とに基づいて、学習部5に再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習させる処理ステップと、さらに、学習部5に再加工対象1ごとに良品となる設定値と再加工対象画像データとを関連付けて学習させる処理ステップとである。実施の形態1のステップ3と同様に、ステップ3Aは、学習部5に、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、リワーク装置10ごとの誤差として関連付けて学習させる処理ステップを組み込んでもよい。
以上、実施の形態2に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態2に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習及び利用が可能なものである。さらに、実際に過去に再加工した(対象部品を取り外した)再加工対象画像データを得ることもできる。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置について、図9、図10、図11を用いて説明する。実施の形態1及び2と異なる部分を中心に説明をする。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。実施の形態2と実施の形態3との大きな違いは、実施の形態2では、学習部5が、再加工対象1ごとに良品となる設定値(取り外し条件としての設定値)と再加工対象画像データ(半田付けを外した箇所の写真など)とを関連付けて学習するものであったが、さらに、実施の形態3では、新規再加工対象画像データ入力部13をさらに備えていることである。実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3でリワーク装置10については大きな相違点はない。実施の形態2、実施の形態3でリワーク条件決定装置7については大きな相違点はない。
図9及び図10において、新規再加工対象画像データ入力部13は、新たに半田付けを外した、つまり、対象部品を外した再加工対象1の新規再加工対象画像データが入力されるものである。設定値入力部3は、新規再加工対象画像データの再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるものである。学習部5は、学習結果(学習モデル)を用いて、新規再加工対象画像データ入力部13に入力された新規再加工対象画像データの特徴量から、類似の再加工対象画像データ(良不良判定結果入力部4に入力されたもの)を決定して、決定した再加工対象画像データと関連付いた良不良判定結果から、新規再加工対象画像データの再加工対象1の良不良判定結果を判断するものである。良不良判定結果入力部4は、学習部5が学習結果(学習モデル)を用いて判断した新たに半田付けを外した再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力されるものである。
学習部5は、新規再加工対象画像データから特徴量を抽出し、新たに半田付けを外した、つまり、対象部品を外した再加工対象1の再加工対象画像データの特徴量と関連付けて学習することにより類別精度の向上を狙うことができる。つまり、学習部5は、図示はしていないが、新規再加工対象画像データや再加工対象画像データから特徴量を抽出する特徴量抽出部(特徴量抽出機能)を有しているといえる。この特徴量抽出部(特徴量抽出機能)は、設定条件入力部3に形成してもよい。特徴量抽出部(特徴量抽出機能)は、良不良判定結果入力部4に形成してもよい。このように、学習部5(リワーク条件学習装置2)におけるAIなどの機械学習とは、大量のサンプルデータ及びその正解ラベルを用いた学習により特徴を捉えて、新しいデータに対して予測・決定を行うものであるといえる。
次に、図10を用いて実施の形態3に係るリワーク条件学習装置の動作(実施の形態3に係るリワーク条件学習方法)を説明する。図10において、ステップ31は、新規再加工対象画像データ入力部13に、新たに半田付けを外した再加工対象1の新規再加工対象画像データが入力される処理ステップである。また、設定値入力部3には、新規再加工対象画像データの再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されている。これをも合わせてステップ13と呼んでもよい。
図10において、ステップ32は、学習部5に、学習結果(学習モデル)を用いて、新規再加工対象画像データ入力部13に入力された、新たに半田付けを外した、つまり、対象部品を外した再加工対象1の新規再加工対象画像データの特徴量から、類似の再加工対象画像データ(良不良判定結果入力部4に入力されたもの)を決定して、決定した再加工対象画像データと関連付いた良不良判定結果から、新規再加工対象画像データの再加工対象1の良不良判定結果を判断させる処理ステップである。ステップ33は、良不良判定結果入力部4に、学習部5が学習結果(学習モデル)を用いて判断した新たに半田付けを外した再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される処理ステップである。
実施の形態3に係るリワーク条件学習装置(実施の形態3に係るリワーク条件学習方法)は、良不良判定結果入力部4における、良不良判定結果に関連付けられた再加工対象1の再加工対象画像データが入力され、学習部5における、再加工対象1ごとに良品となる設定値と再加工対象画像データとを関連付けて学習が進展すればするほど、良不良判定結果が関連付けられていない「画像データ(実施の形態3では、新たに半田付けを外した、つまり、対象部品を外した再加工対象1の「新規再加工対象画像データ」と称する画像データ)」に対しても、良不良判定結果の判断できる精度が高まる。
良不良判定結果が関連付けられていない「画像データ(実施の形態3では、新たに半田付けを外した、つまり、対象部品を外した再加工対象1の「新規再加工対象画像データ」と称する画像データ)」に対する学習部5が判断した良不良判定結果を使って、図11に示すリワーク条件決定装置及びリワーク装置は、設定値の決定や、その設定値を使った半田付けを外すことができる。もちろん、実施の形態1及び2で説明した動作である、設定値の決定や、その設定値を使った再加工対象1からの対象部品の取り外しも行うことができる。
以上、実施の形態3に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態3に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、再加工対象1ごとに良品となる設定値(取り外し条件としての設定値)を学習及び利用が可能なものである。さらに、実際に過去に加工した(半田付けを外した)再加工対象画像データを得ることもでき、この再加工対象画像データを使った新規の良不良判定も実施できる。
実施の形態1から実施の形態3に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態1から実施の形態3に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、実施の形態1から実施の形態3に係る取り外し条件学習装置、これを用いた取り外し条件決定装置及び取り外し装置(実施の形態1から実施の形態3に係る取り外し条件学習方法、これを用いた取り外し条件決定方法及び取り外し方法)と読み替えてもよい。
実施の形態4から実施の形態6に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態6に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、実施の形態1から実施の形態3における設定値入力部3(ステップ1)にて、後述する図14(図23)に示すように、対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付ける取り付け条件を含む設定値(つまり、取り外し条件としての設定値に加え、取り付け条件としての設定値)が入力されるものである。
もちろん、実施の形態4から実施の形態6に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態6に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、後述する図15(図25)に示すように、設定値入力部3(ステップ1)にて、対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付ける取り付け条件を含む設定値(取り付け条件としての設定値)のみが入力されるものでもよい。
よって、例えば、実施の形態4から実施の形態6に係るリワーク条件学習装置は対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値を学習するものであって、次のような構成が考えられる。再加工を行う装置(リワーク装置10)ごとに、再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力される設定値入力部3と、設定値入力部3に入力された設定値(取り付け条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部4と、設定値と良不良判定結果とに基づいて、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習する学習部5とを備える。
実施の形態4から実施の形態6の説明では、説明を簡略するために、後述する図14及び図15(図23及び図24)のうち、図15(図24)の構成を中心説明する。図14(図23)から図15(図24)を引いた構成は実施の形態1から実施の形態3と同様である。また、いずれの場合でも、実施の形態4から実施の形態6において、良不良判定結果入力部4は、設定値入力部3に入力された設定値(取り付け条件としての設定値)によって新たな対象部品が取りつかれた再加工対象1の良品又は不良品の判定結果を含む良不良判定結果が入力されることが望ましい。また、実施の形態1から実施の形態3と共通する部分(多くは取り外し条件に関する部分)については、詳細な説明を省略する場合がある。
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置について、図12から図18を用いて説明する。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。図14及び図15において、再加工対象1は、例えば、プリント基板などの基板1で、単層基板や多層基板を包含している。このプリント基板に配線や部品(対象部品)を半田付けしたものをプリント配線板やプリント配線基板、プリント回路板、プリント回路基板と呼ぶ場合がある。単に、プリント基板に配線を施したものをプリント配線板やプリント配線基板と呼んでもよい。この場合、再加工対象1(基板1)にプリント配線板、プリント配線基板が含まれているといえる。基板1を加工対象と称してもよい。さらに、再加工対象1(基板1)は、再加工対象1に印刷される第2の半田の第2の半田情報(第2の半田の条件)、半田付けの対象部品、半田付けによって対象部品が固定される部材から構成されているともいえる。
新たな対象部品は、電子部品やアナログ部品などがあり、リードや端子をリフローによる半田付けで再加工対象に固定されるものである。対象部品が固定される部材は、前述のプリント基板、プリント配線板、プリント配線基板となり、半田が印刷などで表面に形成されている。対象部品のリードや端子は、基板1に形成されたスルーホールに挿入されて半田付けで固定されるものも含む。
図12及び図14、図15において、リワーク条件学習装置2は、設定条件入力部3、良不良判定結果入力部4、学習部5を有している。図14及び図15において、リワーク部6(実施の形態4においては、半田付け部6b)は、対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付けるものである。なお、図14では、リワーク部6として、半田付け部6bだけでなく、取り外し部6a(実施の形態1から実施の形態3で説明のもの)も有するリワーク装置10を例示している。半田付け部6bは、例えば、半田鏝部、局所半田付け部、リフロー炉などの、新たな対象部品に対して半田付けを行うことができるものである。リワーク条件学習装置2は、加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象1から、対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値を学習するものであり、学習モデルを構築する。
局所半田付け部は、溶融半田槽、溶融半田供給路、半田の噴流ノズル(整流ノズル)を少なくとも一つ以上備えた構成のものがある。なお、一つの噴流ノズル(整流ノズル)を使用した半田付け装置は、ポイントディップ式と呼ぶ場合がある。また、複数の噴流ノズル(整流ノズル)を使用した半田付け装置は、マルチディップ式と呼ぶ場合がある。
リフロー炉は、トンネル状の炉、炉内へ酸素などの気体を送り込むリフロー送風部、リフロー送風部から送風される気体するリフロー加熱部、又は、炉内を加熱するリフロー加熱部、半田付け箇所に第2の半田が印刷された再加工対象1を搬送するリフロー搬送部(例えば、コンベア)などを備えている。リフロー送風部及びリフロー加熱部によって、炉内の気体濃度(例えば、酸素濃度)、炉内の温度、炉内への送風量が調整(制御)される。また、リフロー搬送部によって、炉内における再加工対象1の搬送速度が調整(制御)される。
このような場合(半田付け部6bがリフロー炉の場合)、半田付け部6bは、第2の半田を印刷する半田印刷機能を有していてもよい。そして、後述の半田付け制御部12bは、半田付け部6bが新たな対象部品に対して半田付けを行う前に、半田付け部6bを制御して半田印刷機能による再加工対象1への第2の半田の印刷を行わせる。
引き続き、図12及び図14、図15において、良不良判定結果入力部4は、設定値入力部3に入力された設定値(取り付け条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力されるものである。良不良判定結果入力部4において、初期に入力される良不良判定結果は、例えば、再加工された後の再加工対象1であるプリント回路板(プリント回路基板)を外観検査(人又は機械による検査を含む検査)した結果をデータ化したものである。つまり、外観検査(人又は機械による検査を含む検査)した結果をデータ化して、再加工対象1が加工された設定値(設定値入力部3に入力された設定値)と関連付ければよい。ここでいう外観検査とは、対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付けた後の再加工対象1の外観から良否を検査(決定)したものである。学習部5は、設定値と良不良判定結果とに基づいて、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習するものである。学習部5は、設定条件入力部3に入力された設定値と、良不良判定結果入力部4に入力された良不良判定結果とに基づいて、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習するものである。
学習部5(リワーク条件学習装置2)には、AIなどの機械学習を適用すればよい。学習部5(リワーク条件学習装置2)は学習モデルを構築して蓄積している。好ましくは、学習部5は、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、リワーク装置10ごとの誤差として関連付けて学習するようにしてもよい。また、設定値入力部3は、取り付け条件として、再加工対象1へ新たな対象部品、及び、当該新たな対象部品を取り付けるための第2の半田の第2の半田情報の、第2の組み合わせで定義されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるものである。
この場合、さらに、設定値入力部3は、第2の組み合わせのうち、第2の半田情報が、第2の半田の組成、第2の半田に添加されたフラックス種、第2の半田に添加されたフラックス含有量、第2の半田の面積の少なくとも一つで区別されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるようにしてもよい。同じく、設定値入力部3は、第2の組み合わせのうち、対象部品が、外形、又は、電極表面処理の種類で区別されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるようにしてもよい。同じく、設定値入力部3は、第2の組み合わせのうち、部材が、厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類の少なくとも一つで区別されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるようにしてもよい。
つまり、一つ目の設定値入力部3は、第2の半田情報、半田付けされる対象部品、半田付けによって新たな対象部品が固定される部材の、第2の組み合わせのうち、第2の半田情報及び対象部品が同じもので、部材の条件が変わった場合の設定値がそれぞれ入力されるものを指している。また、二つ目の設定値入力部3は、第2の半田情報、半田付けされる対象部品、半田付けによって対象部品が固定される部材件の、第2の組み合わせのうち、第2の半田情報及び部材が同じもので、対象部品の条件が変わった場合の設定値がそれぞれ入力されるものを指している。さらに、三つ目の設定値入力部3は、第2の半田情報、半田付けされる対象部品、半田付けによって対象部品が固定される部材の、第2の組み合わせのうち、対象部品及び部材が同じもので、第2の半田情報(第2の半田の条件)が変わった場合の設定値がそれぞれ入力されるものを指している。
ここで、部材(新たに対象部品を取り付ける再加工対象1)の条件が変わった場合と、対象部品の条件が変わった場合とについて説明する。部材の条件が変わるとは、前述のように、部材の、厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類が異なる場合を意味している。部材が基板1の場合、厚みとは、板厚の仕様(導体箔厚み、導体箔面積、積層枚数)を意味している。基板1の場合、材質とは、基板の基材材料、導体箔の導体種類を意味している。また、対象部品の条件が変るとは、体積、電極形状、電極表面処理が異なる場合を意味している。体積及び電極形状から対象部品の形状や大きさが分かるので、対象部品の体積及び電極形状は、対象部品の外形の情報といえる。
次に、第2の半田情報(第2の半田の条件)が変わった場合について説明する。前述のように、第2の半田情報が、第2の半田の組成、第2の半田に添加されたフラックス種(フラックスの種類)、第2の半田に添加されたフラックスの含有量、例えば、印刷される第2の半田の面積が異なる場合を意味している。フラックス種(フラックスの種類)やフラックスの含有量を含めて、第2の半田の組成としてもよい。また、印刷される第2の半田の面積とは、再加工対象1の表面に印刷される第2の半田の面積を指している。印刷される第2の半田の面積は、印刷される第2の半田の印刷量も意味しており、第2の半田の厚みを考慮すると、印刷される第2の半田の体積ともいえる。さらに、印刷される第2の半田の面積(印刷される第2の半田の印刷量)の情報(条件)は、印刷される第2の半田の再加工対象1の表面上における位置の情報を含んでいてもよいし、印刷される第2の半田の面積(印刷される第2の半田の印刷量)の情報(条件)が印刷される第2の半田の再加工対象1の表面上における位置の情報そのものでもよい。
これまでは、第2の半田情報、半田付けの対象部品、半田付けによって対象部品が固定される部材の第2の組み合わせのうち、二つが固定の場合を説明してきたが、全ての組み合わせを網羅するようにしてもよいし、第2の半田情報、半田付けの対象部品、半田付けによって対象部品が固定される部材の第2の組み合わせのうち、一つを固定してもよい。すなわち、設定値入力部3は、再加工対象1に印刷される第2の半田の組成、第2の半田に添加されたフラックス種、第2の半田に添加されたフラックス含有量、第2の半田の面積の少なくとも一つ、半田付けの対象部品の外形、又は、電極表面処理のいずれか一方、半田付けによって対象部品が固定される部材の厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類の少なくとも一つの、第2の組み合わせで定義されている再加工対象1と関連付けられた、設定値(取り付け条件としての設定値)が入力されるものであるといえる。
これは、再加工対象1に印刷される半田の組成、半田に添加されたフラックス種、半田に添加されたフラックス含有量、半田の面積から少なくとも一つ、半田付けの対象部品の外形、又は、電極表面処理のいずれか一方(半田付けの対象部品の体積、電極形状、電極表面処理から少なくとも一つ)、半田付けによって対象部品が固定される部材の厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類から少なくとも一つの第2の組み合わせで定義されている再加工対象1と関連付けられた、前述の設定値が入力されるものを含んでいる。これによって、対応できる設定値を大きく増やすことができる。なお、設定値は、対象部品を取り外された再加工対象1へ、半田付け部6b(リワーク部6)を使って、新たな対象部品を取り付けるために使用される。
この設定値(取り付け条件としての設定値)の第2の組み合わせには、半田鏝部、局所半田付け部、リフロー炉の条件を加えてもよい。例えば、半田鏝部の場合、半田付け(再加工)を行う再加工対象1ごとに、半田付け温度、半田鏝における鏝の径を含む鏝の先端形状の少なくとも一つが考えられる。局所半田付け部の場合、半田付け(再加工)を行う再加工対象1ごとに、半田(第2の半田)の噴流を形成するノズルの移動速度、再加工対象1とノズルの先端との間隙寸法及び半田(第2の半田)の噴流高さの少なくとも一つが考えられる。リフロー炉の場合、半田付け(再加工)を行う再加工対象1ごとに、炉内の気体濃度、炉内の温度、炉内への送風量及び炉内における再加工対象1の搬送速度の少なくとも一つが考えられる。
次に、図13を用いて実施の形態4に係るリワーク条件学習装置の動作(実施の形態4に係るリワーク条件学習方法)を説明する。図13において、ステップ21は、設定値入力部3に、再加工(リワーク)を行う装置(詳しくは、リワーク装置10)ごとに、再加工対象1と関連付けられた、設定値(取り付け条件としての設定値)が入力される処理ステップである。ステップ22は、良不良判定結果入力部4に、設定値入力部3に入力された設定値(取り付け条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される処理ステップである。ステップ21及びステップ22は、処理の順序は問わない。同時でもよい。ステップ23は、設定条件入力部3に入力された設定値と、良不良判定結果入力部4に入力された良不良判定結果とに基づいて、学習部5に再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習させる処理ステップである。好ましくは、ステップ23は、学習部5に、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、リワーク装置10ごとの誤差として関連付けて学習させる処理ステップを組み込んでもよい。
実施の形態4に係るリワーク条件学習装置の動作(実施の形態4に係るリワーク条件学習方法)においても、実施の形態4に係るリワーク条件学習装置と同様に、好ましくは、ステップ11は、設定値入力部3に、取り付け条件として、第2の半田情報、半田付けされた対象部品、半田付けによって対象部品が固定された部材の、第2の組み合わせで定義されている再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるステップである。対象部品の条件や部材の条件、それらの組み合わせについても、実施の形態4に係るリワーク条件学習装置と同様である。
なお、実施の形態4から実施の形態6において、第2の半田及び第2の半田情報は、それぞれ、実施の形態1から実施の形態3における第1の半田及び第1の半田情報と同じものでもよい。同じく、対象部品と、新たな対象部品とは、同じ種類又は同じ仕様のものでもよい。つまり、新たな対象部品は、対象部品の代替品に相当するものであればよい。そのため、新たな対象部品は、代替対象部品と称してもよい。
図14及び図15において、リワーク条件決定装置7は、図12及び図14、図15に示すリワーク条件学習装置2の学習結果(学習モデル)を用いたものである(実施の形態4に係るリワーク条件決定装置)。リワーク条件決定装置7は、再加工対象入力部8、リワーク条件決定部9を有している。図14及び図15において、再加工対象入力部8は、新たに加工する(半田付けを施す)対象である再加工対象1の情報が入力されるものである。リワーク条件決定部9は、学習部5の学習結果(学習モデル)を用いて、再加工対象入力部8に情報が入力された再加工対象1が良品となる設定値(取り付け条件としての設定値)を決定するものである。
次に、図16を用いて実施の形態4に係るリワーク条件決定装置の動作(実施の形態4に係るリワーク条件決定方法)を説明する。図16において、ステップ211は、再加工対象入力部8に、新たに再加工する(対象部品を取り付ける)対象である再加工対象1の情報が入力される処理ステップである。ステップ212は、リワーク条件決定部9が、学習部5の学習結果(学習モデル)を使用する処理ステップである。ステップ213は、リワーク条件決定部9が、学習部5の学習結果(学習モデル)を用いて、再加工対象入力部8に情報が入力された再加工対象1が良品となる設定値(取り付け条件としての設定値)を決定するものである。
図14及び図15において、リワーク装置10は、図14及び図15に示すリワーク条件決定装置7を用いたものである(実施の形態1に係るリワーク装置)。リワーク装置10は、半田付け部6b(リワーク部6)、条件設定部11、半田付け制御部12b(リワーク制御部12)を有している。なお、図14では、リワーク制御部12として、半田付け制御部12bだけでなく、取り外し制御部12a(実施の形態1から実施の形態3で説明のもの)も有するリワーク装置10を例示している。条件設定部11は、リワーク条件決定部7が決定した設定値が入力されるものである。半田付け制御部12bは、条件設定部11に入力された条件で再加工対象1へ新たに対象部品を取り付けるように半田付け部6bを制御する。半田付け制御部12bは、設定値で決められた取り付け条件で、新たな再加工対象1を再加工できる(対象部品を取り付ける)ように、半田付け部6bを制御する。
次に、図17を用いて実施の形態4に係るリワーク装置の動作(実施の形態4に係るリワーク方法)を説明する。図17において、ステップ221は、条件設定部11に、リワーク条件決定部7が決定した設定値が入力される処理ステップである。ステップ224は、取り付け実施の処理ステップである。詳しくは、ステップ224は、半田付け制御部12bに、条件設定部11に入力された条件で半田付けを行うように半田付け部6bを制御する処理ステップである。つまり、ステップ224は、設定値で決められた取り付け条件で、半田付け部6bに、新たな再加工対象1を再加工させる(新たな対象部品を取り付ける)処理ステップである。
実施の形態4に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態4に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)では、リワーク条件学習装置(リワーク条件学習方法)の説明の際に言及したように、学習部5が(ステップ23で)、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、リワーク装置10ごとの誤差として関連付けて学習してもよい。このリワーク装置10ごとの誤差は次のように、リワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態4に係るリワーク条件決定方法及びリワーク方法)で利用できる。
まずは、リワーク条件決定装置(ステップ212)において、学習部5の学習結果を用いて、再加工対象入力部8に情報が入力された再加工対象1が良品となる設定値を決定し、リワーク条件決定部9が学習部5の学習結果を用いて、決定した設定値に関連付けられた誤差の有無を特定する。そして、図18に示すように、リワーク装置10において、半田付け制御部12bは、条件設定部11に入力された条件(ステップ221の処理)に関連付けられた誤差があり、条件設定部11で補正済みのとき(ステップ222の処理がYES)、誤差を補正した基準値となる設定値を用いて(ステップ223の処理)、半田付けを行うように半田付け部6bを制御する(ステップ224の処理)。一方、半田付け制御部12bは、条件設定部11に入力された条件(ステップ221の処理)に関連付けられた誤差がある場合でも(ステップ222の処理がNO)、条件設定部11に入力された条件で対象部品の取り付けを行うように半田付け部6bを制御する(ステップ224の処理)。
なお、ステップ222から直接ステップ224へいく場合は、条件設定部11に入力された条件(ステップ221の処理)に関連付けられた誤差がない場合は、図17に示すフローチャートの処理となる。すなわち、条件設定部11で誤差が補正されていない場合は、条件設定部11に入力された条件(ステップ221の処理)に関連付けられた誤差の有無に関わらず、ステップ222(ステップ221)から直接ステップ224へいくことになる。
さらに、誤差を補正した基準値となる設定値(取り付け条件としての設定値)は、個別に用意してもよいし、学習部5の学習結果(学習モデル)を使用してもよい。すなわち、リワーク条件学習装置の学習部5は、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、装置ごとの誤差として関連付けて学習し、誤差を補正した基準値となる設定値を決定する。そして、リワーク装置10の半田付け制御部12bは、条件設定部11に入力された条件に関連付けられた誤差があり、条件設定部11で補正済みのとき、学習部5が決定した基準値となる設定値を用いて(基準値となる設定値は、リワーク条件決定装置7経由で取得してもよい)、新たな対象部品の取り付けを行うように半田付け部6bを制御する。
以上、実施の形態4に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態4に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習及び利用が可能なものである。設定値とは、対象部品が取り外された再加工対象1へ新たな対象部品を取り付ける取り付け条件である。
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置について、図19及び図20を用いて説明する。実施の形態4と異なる部分を中心に説明をする。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。実施の形態4と実施の形態5との大きな違いは、学習部5は、再加工対象1ごとに良品となる設定値(取り付け条件としての設定値)と再加工対象画像データ(半田付けを行った箇所の写真など)とを関連付けて学習することである。実施の形態4と実施の形態5とでリワーク装置10については大きな相違点はない。
図19において、良不良判定結果入力部4は、設定値入力部3に入力された設定値(取り付け条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力されるものである。さらに、良不良判定結果入力部4は、良不良判定結果に関連付けられた再加工対象1における新たな対象部品を取り付けた後の再加工対象画像データ(半田付けを行った箇所の写真など)が入力されるものである。学習部5は、設定条件入力部3に入力された設定値と、良不良判定結果入力部4に入力された良不良判定結果とに基づいて、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習するものである。さらに、学習部5は、再加工対象1ごとに良品となる設定値と再加工対象画像データとを関連付けて学習するものである。
このように、実施の形態5に係るリワーク条件学習装置は、再加工対象1ごとに良品となる設定値と再加工対象画像データとを関連付けているので、決定された、再加工対象1が良品となる設定値に対応する再加工対象画像データを容易に特定できるので、決定された、再加工対象1が良品となる設定値で再加工した(新たな対象部品を取り付けた)場合の完成時の画像を容易に得ることができる。再加工対象画像データの決定は、学習部5の学習結果(学習モデル)をリワーク条件決定部9が設定値を決める際に合わせて決定すればよい。リワーク条件決定装置7には、学習部5の学習結果(学習モデル)から得られた(決定した)再加工対象画像データを表示する表示部を、外部を含めて備えていてもよい。
次に、図20を用いて実施の形態5に係るリワーク条件学習装置の動作(実施の形態5に係るリワーク条件学習方法)を説明する。図20において、ステップ21は、設定値入力部3に、半田付けを行う装置(詳しくは、リワーク装置10)ごとに、再加工対象1と関連付けられた、設定値(取り付け条件としての設定値)が入力される処理ステップである。ステップ21及び次のステップ22Aは、処理の順序は問わない。同時でもよい。
図20において、ステップ22Aは、良不良判定結果入力部4に、設定値入力部3に入力された設定値(取り付け条件としての設定値)によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される処理ステップと、さらに、良不良判定結果入力部4に、良不良判定結果に関連付けられた再加工対象1における対象部品を取り付けた後の再加工対象画像データ(半田付けを行った箇所の写真など)が入力される処理ステップとである。ステップ23Aは、設定条件入力部3に入力された設定値と、良不良判定結果入力部4に入力された良不良判定結果とに基づいて、学習部5に再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習させる処理ステップと、さらに、学習部5に再加工対象1ごとに良品となる設定値と再加工対象画像データとを関連付けて学習させる処理ステップとである。実施の形態4のステップ23と同様に、ステップ23Aは、学習部5に、リワーク装置10ごとに、同じ再加工対象1でも良品となる設定値が異なるものを、リワーク装置10ごとの誤差として関連付けて学習させる処理ステップを組み込んでもよい。
以上、実施の形態5に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態5に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習及び利用が可能なものである。さらに、実際に過去に再加工した(対象部品を取り外した)再加工対象画像データを得ることもできる。
実施の形態6.
以下、この発明の実施の形態6に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置について、図21から図24を用いて説明する。実施の形態4及び5と異なる部分を中心に説明をする。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。実施の形態5と実施の形態6との大きな違いは、実施の形態5では、学習部5が、再加工対象1ごとに良品となる設定値(取り付け条件としての設定値)と再加工対象画像データ(半田付けを行った箇所の写真など)とを関連付けて学習するものであったが、さらに、実施の形態6では、新規再加工対象画像データ入力部13をさらに備えていることである。実施の形態4、実施の形態5、実施の形態6でリワーク装置10については大きな相違点はない。実施の形態5、実施の形態6でリワーク条件決定装置7については大きな相違点はない。
図21及び図22において、新規再加工対象画像データ入力部13は、新たに半田付けを行った、つまり、対象部品を付けた再加工対象1の新規再加工対象画像データが入力されるものである。設定値入力部3は、新規再加工対象画像データの再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されるものである。学習部5は、学習結果(学習モデル)を用いて、新規再加工対象画像データ入力部13に入力された新規再加工対象画像データの特徴量から、類似の再加工対象画像データ(良不良判定結果入力部4に入力されたもの)を決定して、決定した再加工対象画像データと関連付いた良不良判定結果から、新規再加工対象画像データの再加工対象1の良不良判定結果を判断するものである。良不良判定結果入力部4は、学習部5が学習結果(学習モデル)を用いて判断した新たに半田付けを行った再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力されるものである。
学習部5は、新規再加工対象画像データから特徴量を抽出し、新たに半田付けを行った、つまり、対象部品を付けた再加工対象1の再加工対象画像データの特徴量と関連付けて学習することにより類別精度の向上を狙うことができる。つまり、学習部5は、図示はしていないが、新規再加工対象画像データや再加工対象画像データから特徴量を抽出する特徴量抽出部(特徴量抽出機能)を有しているといえる。この特徴量抽出部(特徴量抽出機能)は、設定条件入力部3に形成してもよい。特徴量抽出部(特徴量抽出機能)は、良不良判定結果入力部4に形成してもよい。このように、学習部5(リワーク条件学習装置2)におけるAIなどの機械学習とは、大量のサンプルデータ及びその正解ラベルを用いた学習により特徴を捉えて、新しいデータに対して予測・決定を行うものであるといえる。
次に、図22を用いて実施の形態6に係るリワーク条件学習装置の動作(実施の形態6に係るリワーク条件学習方法)を説明する。図22において、ステップ231は、新規再加工対象画像データ入力部13に、新たに半田付けを行った再加工対象1の新規再加工対象画像データが入力される処理ステップである。また、設定値入力部3には、新規再加工対象画像データの再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力されている。これをも合わせてステップ213と呼んでもよい。
図22において、ステップ232は、学習部5に、学習結果(学習モデル)を用いて、新規再加工対象画像データ入力部13に入力された、新たに半田付けを行った、つまり、対象部品を付けた再加工対象1の新規再加工対象画像データの特徴量から、類似の再加工対象画像データ(良不良判定結果入力部4に入力されたもの)を決定して、決定した再加工対象画像データと関連付いた良不良判定結果から、新規再加工対象画像データの再加工対象1の良不良判定結果を判断させる処理ステップである。ステップ233は、良不良判定結果入力部4に、学習部5が学習結果(学習モデル)を用いて判断した新たに半田付けを行った再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される処理ステップである。
実施の形態6に係るリワーク条件学習装置(実施の形態6に係るリワーク条件学習方法)は、良不良判定結果入力部4における、良不良判定結果に関連付けられた再加工対象1の再加工対象画像データが入力され、学習部5における、再加工対象1ごとに良品となる設定値と再加工対象画像データとを関連付けて学習が進展すればするほど、良不良判定結果が関連付けられていない「画像データ(実施の形態3では、新たに半田付けを行った、つまり、対象部品を付けた再加工対象1の「新規再加工対象画像データ」と称する画像データ)」に対しても、良不良判定結果の判断できる精度が高まる。
良不良判定結果が関連付けられていない「画像データ(実施の形態6では、新たに半田付けを行った、つまり、対象部品を付けた再加工対象1の「新規再加工対象画像データ」と称する画像データ)」に対する学習部5が判断した良不良判定結果を使って、図23及び図24に示すリワーク条件決定装置及びリワーク装置は、設定値の決定や、その設定値を使った半田付けを付けることができる。もちろん、実施の形態4及び5で説明した動作である、設定値の決定や、その設定値を使った再加工対象1へ新たな対象部品の取り付けも行うことができる。
図23に示すリワーク条件決定装置及びリワーク装置と、図24に示すリワーク条件決定装置及びリワーク装置との違い(関係)は、図14と図15との違い(関係)と同じである。つまり、図23では、リワーク部6として、半田付け部6bだけでなく、取り外し部6a(実施の形態1から実施の形態3で説明のもの)も有するリワーク装置10を例示している。図23では、リワーク制御部12として、半田付け制御部12bだけでなく、取り外し制御部12a(実施の形態1から実施の形態3で説明のもの)も有するリワーク装置10を例示している。
以上、実施の形態6に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態6に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、再加工対象1ごとに良品となる設定値(取り付け条件としての設定値)を学習及び利用が可能なものである。さらに、実際に過去に再加工した(半田付けを施した)再加工対象画像データを得ることもでき、この再加工対象画像データを使った新規の良不良判定も実施できる。
さらに、図15(図25)に示す構成であれば、実施の形態4から実施の形態6に係るリワーク条件学習装置、これを用いたリワーク条件決定装置及びリワーク装置(実施の形態6に係るリワーク条件学習方法、これを用いたリワーク条件決定方法及びリワーク方法)は、実施の形態4から実施の形態6に係る半田付け条件学習装置、これを用いた半田付け条件決定装置及び半田付け装置(実施の形態6に係る半田付け条件学習方法、これを用いた半田付け条件決定方法及び半田付け方法)と読み替えてもよい。
実施の形態1から実施の形態6に係るリワーク条件学習装置は、再加工対象1を再加工する条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置2であって、再加工を行う装置(リワーク装置10)ごとに、再加工対象1と関連付けられた、設定値が入力される設定値入力部3と、設定値入力部3に入力された設定値によって再加工された再加工対象1の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部4と、設定値と良不良判定結果とに基づいて、再加工対象1ごとに良品となる設定値を学習する学習部5とを備えたことを特徴とするものである。
実施の形態1から実施の形態6に係るリワーク条件決定装置及びリワーク装置は、実施の形態1から実施の形態6に係るリワーク条件学習装置を用いたものである。再加工する条件とは、対象部品の取り外し条件及び対象部品の取り付け条件の少なくとも一方である。再加工は、第1の半田によって半田付けされた対象部品の取り外し、及び、第2の半田の半田付けによる対象部品の取り付けの少なくとも一方である。リワーク装置10は、半田付けを解除して対象部品を取り外すもの、及び、半田付けによって新たな対象部品を取り付けるものの少なくとも一方である。
1 再加工対象、2 リワーク条件学習装置、3 設定条件入力部、
4 良不良判定結果入力部、5 学習部、6 リワーク部、6a 取り外し部、
6b 半田付け部、7 リワーク条件決定装置、8 再加工対象入力部、
9 リワーク条件決定部、10 リワーク装置、11 条件設定部、
12 リワーク制御部、12a 取り外し制御部、12b 半田付け制御部、
13 新規再加工対象画像データ入力部。

Claims (35)

  1. 加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象から、前記対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、
    再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたことを特徴とするリワーク条件学習装置。
  2. 前記設定値入力部は、前記取り外し条件として、前記再加工対象に形成された第1の半田の第1の半田情報、半田付けされた前記対象部品、半田付けによって前記対象部品が固定された部材、加熱条件、冷却条件の、第1の組み合わせで定義されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項1に記載のリワーク条件学習装置。
  3. 前記設定値入力部は、前記第1の組み合わせのうち、前記第1の半田情報が、前記第1の半田の組成、前記第1の半田に添加されたフラックス種、前記第1の半田に添加されたフラックス含有量、前記第1の半田の面積の少なくとも一つで区別されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項2に記載のリワーク条件学習装置。
  4. 前記設定値入力部は、前記第1の組み合わせのうち、前記対象部品が、外形、又は、電極表面処理の種類で区別されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のリワーク条件学習装置。
  5. 前記設定値入力部は、前記第1の組み合わせのうち、前記部材が、厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類の少なくとも一つで区別されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  6. 前記設定値入力部は、前記取り外し条件として、前記再加工対象に形成された第1の半田の組成、前記第1の半田に添加されたフラックス種、前記第1の半田に添加されたフラックス含有量、前記第1の半田の面積の少なくとも一つ、半田付けされた前記対象部品の外形、又は、電極表面処理のいずれか一方、半田付けによって前記対象部品が固定された部材の厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類の少なくとも一つ、加熱条件又は冷却条件の少なくとも一つの、第1の組み合わせで定義されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項1に記載のリワーク条件学習装置。
  7. 前記学習部は、前記装置ごとに、同じ前記再加工対象でも良品となる前記設定値が異なるものを、前記装置ごとの誤差として関連付けて学習することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  8. 前記良不良判定結果入力部は、さらに、前記良不良判定結果に関連付けられた前記再加工対象における前記対象部品を取り外し後の再加工対象画像データが入力され、
    前記学習部は、さらに、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値と前記再加工対象画像データとを関連付けて学習することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  9. 新規再加工対象画像データ入力部をさらに備え、
    前記新規再加工対象画像データ入力部は、新たに半田付けを外した前記再加工対象の新規再加工対象画像データが入力され、
    前記設定値入力部は、前記新規再加工対象画像データの前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力され、
    前記学習部は、学習結果を用いて、前記新規再加工対象画像データ入力部に入力された前記新規再加工対象画像データの特徴量から、類似の前記再加工対象画像データを決定して、決定した前記再加工対象画像データと関連付いた前記良不良判定結果から、前記新規再加工対象画像データの前記再加工対象の前記良不良判定結果を判断し、
    前記良不良判定結果入力部は、前記学習部が学習結果を用いて判断した前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力されることを特徴とする請求項8に記載のリワーク条件学習装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、
    前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定するリワーク条件決定部とを備えたことを特徴とするリワーク条件決定装置。
  11. 請求項7に記載のリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、
    前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定し、決定した前記設定値に関連付けられた前記誤差の有無を特定するリワーク条件決定部とを備えたことを特徴とするリワーク条件決定装置。
  12. 請求項10又は請求項11に記載のリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、
    前記装置の取り外し部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で前記対象部品を取り外すように前記取り外し部を制御する取り外し制御部とを備えたことを特徴とするリワーク装置。
  13. 請求項7に記載のリワーク条件学習装置の学習結果を用いた請求項10に記載のリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、
    前記装置の取り外し部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で前記対象部品を取り外すように前記取り外し部を制御する取り外し制御部とを備え、
    前記取り外し制御部は、前記条件設定部に入力された条件に関連付けられた前記誤差がある場合でも、前記条件設定部に入力された条件で前記対象部品を取り外すように前記取り外し制御部を制御することを特徴とするリワーク装置。
  14. 請求項11に記載のリワーク条件決定装置を用いた半田付け装置であって、
    前記装置の取り外し部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で前記対象部品を取り外すように前記取り外し部を制御する取り外し制御部とを備え、
    前記取り外し部は、前記条件設定部に入力された条件に関連付けられた前記誤差があり、前記条件設定部で補正済みのとき、前記誤差を補正した基準値となる前記設定値を用いて、前記対象部品を取り外すように前記取り外し部を制御することを特徴とするリワーク装置。
  15. 前記設定値入力部は、前記対象部品が取り外された前記再加工対象へ新たな前記対象部品を取り付ける取り付け条件を含む前記設定値が入力されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  16. 対象部品が取り外された再加工対象へ新たな前記対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、
    再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたことを特徴とするリワーク条件学習装置。
  17. 前記良不良判定結果入力部は、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって新たな前記対象部品が取り付けられた前記再加工対象の良品又は不良品の判定結果を含む前記良不良判定結果が入力されることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載のリワーク条件学習装置。
  18. 前記設定値入力部は、前記取り付け条件として、前記再加工対象へ新たな前記対象部品、及び、当該新たな前記対象部品を取り付けるための第2の半田の第2の半田情報の、第2の組み合わせで定義されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項15から請求項17のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  19. 前記設定値入力部は、前記第2の組み合わせのうち、前記第2の半田情報が、前記第2の半田の組成、前記第2の半田に添加されたフラックス種、前記第2の半田に添加されたフラックス含有量、前記第2の半田の面積の少なくとも一つで区別されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項18に記載のリワーク条件学習装置。
  20. 前記設定値入力部は、前記第2の組み合わせのうち、前記対象部品が、外形、又は、電極表面処理の種類で区別されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項18又は請求項19に記載のリワーク条件学習装置。
  21. 前記設定値入力部は、前記第2の組み合わせのうち、半田付けによって新たな前記対象部品が固定される部材が、厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類の少なくとも一つで区別されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項18から請求項20のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  22. 前記設定値入力部は、前記取り付け条件として、前記再加工対象へ新たな前記対象部品を取り付けるための第2の半田の組成、前記第2の半田に添加されたフラックス種、前記第2の半田に添加されたフラックス含有量、前記第2の半田の面積の少なくとも一つ、半田付けの対象の新たな前記対象部品の外形、又は、電極表面処理のいずれか一方、半田付けによって新たな前記対象部品が固定される部材の厚み、材質、層数、比重、表面処理の種類の少なくとも一つの、組み合わせで定義されている前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力されることを特徴とする請求項15から請求項17のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  23. 前記学習部は、前記装置ごとに、同じ前記再加工対象でも良品となる前記設定値が異なるものを、前記装置ごとの誤差として関連付けて学習することを特徴とする請求項15から請求項22のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  24. 前記良不良判定結果入力部は、さらに、前記良不良判定結果に関連付けられた前記再加工対象における新たに前記対象部品を取り付けた後の再加工対象画像データが入力され、 前記学習部は、さらに、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値と前記再加工対象画像データとを関連付けて学習することを特徴とする請求項17から請求項23のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置。
  25. 新規再加工対象画像データ入力部をさらに備え、
    前記新規再加工対象画像データ入力部は、新たに半田付けを行った前記再加工対象の新規再加工対象画像データが入力され、
    前記設定値入力部は、前記新規再加工対象画像データの前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力され、
    前記学習部は、学習結果を用いて、前記新規再加工対象画像データ入力部に入力された前記新規再加工対象画像データの特徴量から、類似の前記再加工対象画像データを決定して、決定した前記再加工対象画像データと関連付いた前記良不良判定結果から、前記新規再加工対象画像データの前記再加工対象の前記良不良判定結果を判断し、
    前記良不良判定結果入力部は、前記学習部が学習結果を用いて判断した前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力されることを特徴とする請求項24に記載のリワーク条件学習装置。
  26. 請求項15から請求項25のいずれか1項に記載のリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、
    前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定するリワーク条件決定部とを備えたことを特徴とするリワーク条件決定装置。
  27. 請求項23に記載のリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、
    前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定し、決定した前記設定値に関連付けられた前記誤差の有無を特定するリワーク条件決定部とを備えたことを特徴とするリワーク条件決定装置。
  28. 請求項26又は請求項27に記載のリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、
    前記装置の半田付け部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で新たな前記対象部品に対して半田付けを行うように前記半田付け部を制御する半田付け制御部とを備えたことを特徴とするリワーク装置。
  29. 請求項23に記載のリワーク条件学習装置の学習結果を用いた請求項26に記載のリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、
    前記装置の半田付け部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で新たな前記対象部品に対して半田付けを行うように前記半田付け部を制御する半田付け制御部とを備え、
    前記半田付け制御部は、前記条件設定部に入力された条件に関連付けられた前記誤差がある場合でも、前記条件設定部に入力された条件で新たな前記対象部品に対して半田付けを行うように前記半田付け制御部を制御することを特徴とするリワーク装置。
  30. 請求項27に記載のリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、
    前記装置の半田付け部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で新たな前記対象部品に対して半田付けを行うように前記半田付け部を制御する半田付け制御部とを備え、
    前記半田付け制御部は、前記条件設定部に入力された条件に関連付けられた前記誤差があり、前記条件設定部で補正済みのとき、前記誤差を補正した基準値となる前記設定値を用いて、新たな前記対象部品に対して半田付けを行うように前記半田付け部を制御することを特徴とするリワーク装置。
  31. 加工対象へ半田付けで対象部品を取り付けた再加工対象から、前記対象部品を取り外すための取り外し条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、
    再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備え、前記学習部は、前記装置ごとに、同じ前記再加工対象でも良品となる前記設定値が異なるものを、前記装置ごとの誤差として関連付けて学習し、前記誤差を補正した基準値となる前記設定値を決定することを特徴とするリフロー条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、
    前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定するリワーク条件決定部とを備えたことを特徴とするリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、
    前記装置の取り外し部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で前記対象部品を取り外すように前記取り外し部を制御する取り外し制御部とを備え、
    前記取り外し部は、前記条件設定部に入力された条件に関連付けられた前記誤差があり、前記条件設定部で補正済みのとき、前記誤差を補正した基準値となる前記設定値を用いて、前記対象部品を取り外すように前記取り外し部を制御することを特徴とするリワーク装置。
  32. 対象部品が取り外された再加工対象へ新たな前記対象部品を取り付ける取り付け条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、
    再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備え、前記学習部は、前記装置ごとに、同じ前記再加工対象でも良品となる前記設定値が異なるものを、前記装置ごとの誤差として関連付けて学習し、前記誤差を補正した基準値となる前記設定値を決定することを特徴とするリワーク条件学習装置の学習結果を用いたリワーク条件決定装置であって、
    前記再加工対象の情報が入力される再加工対象入力部と、前記学習部の学習結果を用いて、前記再加工対象入力部に情報が入力された前記再加工対象が良品となる前記設定値を決定するリワーク条件決定部とを備えたことを特徴とするリワーク条件決定装置を用いたリワーク装置であって、
    前記装置の半田付け部と、前記リワーク条件決定部が決定した前記設定値が入力される条件設定部と、前記条件設定部に入力された条件で新たな前記対象部品に対して半田付けを行うように前記半田付け部を制御する半田付け制御部とを備え、
    前記半田付け制御部は、前記条件設定部に入力された条件に関連付けられた前記誤差があり、前記条件設定部で補正済みのとき、前記誤差を補正した基準値となる前記設定値を用いて、新たな前記対象部品に対して半田付けを行うように前記半田付け部を制御することを特徴とするリワーク装置。
  33. 前記半田付け部は、半田印刷機能を有し、前記半田付け制御部は、前記半田付け部が新たな前記対象部品に対して半田付けを行う前に、前記半田付け部を制御して前記半田印刷機能による前記再加工対象への印刷を行わせることを特徴とする請求項28から請求項30、請求項32のいずれか1項に記載のリワーク装置。
  34. 再加工対象に対して、対象部品の取り外し又は取り付けを行う再加工の条件である設定値を学習するリワーク条件学習装置であって、前記再加工を行う装置ごとに、前記再加工対象と関連付けられた、前記設定値が入力される設定値入力部と、前記設定値入力部に入力された前記設定値によって再加工された前記再加工対象の良品又は不良品の良不良判定結果が入力される良不良判定結果入力部と、前記設定値と前記良不良判定結果とに基づいて、前記再加工対象ごとに良品となる前記設定値を学習する学習部とを備えたことを特徴とするリワーク条件学習装置。
  35. 前記装置は、半田付けを解除して前記対象部品を取り外すもの、及び、半田付けによって新たな前記対象部品を取り付けるものの少なくとも一方であることを特徴とする請求項34に記載のリワーク条件学習装置。
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