JP7471923B2 - 自動ドア装置、案内システム、案内装置、及び案内方法 - Google Patents

自動ドア装置、案内システム、案内装置、及び案内方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動ドア装置、案内システム、案内装置、及び案内方法に関する。
特許文献1に記載の自動ドア装置では、スピーカーから押しボタンスイッチの操作方法や自動ドアの施錠状態などを複数の言語で案内を行うことで、多言語に対応している。
特開2016-084616号公報
ところで、上記特許文献1に記載の自動ドア装置では、1つのスピーカーから4言語(日、英、中、韓)で順番に案内を行う。このため、利用者によっては、使用言語を聞きとるまでに時間がかかる場合があり、次の操作を行うまでに時間を要する。そこで、利用者に合わせた言語での案内が求められている。また、言語に限らず、利用者の種類や利用者の好みに合わせた案内が求められている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者に合わせて案内する自動ドア装置、案内システム、案内装置、及び案内方法を提供することにある。
上記課題を解決する自動ドア装置は、自動ドアのドア面及びその周囲の少なくとも一方に複数の検知エリアを有し、前記検知エリア内の人又は物を検知する光学センサと、前記検知エリアと出力内容とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、前記光学センサの検知結果と前記対応情報とに基づいて前記出力内容を出力する案内制御部とを備える。上記構成によれば、光学センサが検知した検知エリアに対応した出力内容を出力する。このため、検知エリアを選択した利用者に合わせて案内することができる。
上記自動ドア装置について、前記対応情報は、前記複数の検知エリアのそれぞれに異なる出力内容が対応付けられていることが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記光学センサが検知状態となったときに、前記自動ドアの開動作を行うドア制御部を備えることが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記検知エリアには、異なる言語を示す選択項目が表示され、前記出力内容は、前記異なる言語での案内であることが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記検知エリアには、異なる利用者の種類を示す選択項目が表示され、前記出力内容は、前記利用者の種類に応じた案内であることが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記検知エリアには、異なるキャラクターを示す選択項目が表示され、前記出力内容は、前記キャラクターに応じた案内であることが好ましい。
上記課題を解決する自動ドア装置は、自動ドアのドア面及びその周囲の少なくとも一方に複数の検知エリアを有し、前記検知エリア内の人又は物を検知する光学センサと、前記複数の検知エリアのそれぞれに異なる出力内容が予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、前記光学センサの検知結果と前記対応情報とに基づいて前記出力内容を出力する案内制御部と、前記光学センサが検知状態となったときに、前記自動ドアの開動作を行うドア制御部とを備える。
上記構成によれば、光学センサが検知した検知エリアに対応した出力内容を出力する。このため、ドアの開動作と同時に検知エリアを選択した利用者に合わせて案内することができる。
上記課題を解決する案内システムは、複数の検知エリアを有し、前記検知エリア内の人又は物を検知する光学センサと、前記検知エリアと出力内容とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、前記光学センサの検知結果と前記対応情報とに基づいて前記出力内容を出力する案内制御部とを備える。上記構成によれば、光学センサが検知した検知エリアに対応した出力内容を出力する。このため、検知エリアを選択した利用者に合わせて案内することができる。
上記課題を解決する案内システムは、複数の検知エリア内の人又は物を検知する光学センサの前記検知エリアと出力内容とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、前記光学センサの検知結果と前記対応情報とに基づいて前記出力内容を出力する案内制御部とを備える。上記構成によれば、光学センサが検知した検知エリアに対応した出力内容を出力する。このため、検知エリアを選択した利用者に合わせて案内することができる。
上記課題を解決する案内方法は、光学センサの複数の検知エリアのいずれかで人又は物を検知したかを判断する検知処理と、前記検知エリアと出力内容とが予め対応付けられた対応情報と前記検知処理の検知結果とに基づいて前記出力内容を出力する案内処理とを有する。上記方法によれば、光学センサが検知した検知エリアに対応した出力内容を出力する。このため、検知エリアを選択した利用者に合わせて案内することができる。
本発明によれば、利用者に合わせて案内することができる。
自動ドア装置の第1実施形態の構成を示す正面図。 同実施形態の自動ドア装置の構成を示す平面図。 同実施形態の自動ドア装置の選択項目を示す図。 同実施形態の自動ドア装置の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の自動ドア装置の動作を示すフローチャート。 自動ドア装置の第2実施形態の構成を示す正面図。 同実施形態の自動ドア装置の選択項目を示す図。 同実施形態の自動ドア装置の動作を示すフローチャート。 同実施形態の自動ドア装置の動作を示すフローチャート。 自動ドア装置の第2実施形態の構成を示す正面図。 同実施形態の自動ドア装置の動作を示すフローチャート。 同実施形態の自動ドア装置の動作を示すフローチャート。 自動ドア装置の変形例の構成を示す正面図。
(第1実施形態)
以下、図1~図5を参照して、自動ドア装置、案内システム、及び案内方法の第1実施形態について説明する。なお、自動ドア装置は、多機能トイレに設置されている。多機能トイレは、案内方法によって利用者に案内を行う。
図1及び図2に示すように、多機能トイレ1の出入口2には、出入口2を開閉するドア4を駆動制御する自動ドア装置5が設置されている。ドア4は引戸である。多機能トイレ1の外側の壁には、ドア4の開閉を操作する外側操作部30が設置されている。また多機能トイレ1の内側の壁には、同じくドア4の開閉を操作する内側操作部40が設置されている。出入口2の無目3には、出入口2の外側に位置する人を検知する保護センサ12が設置されている。保護センサ12は、光学センサである。出入口2の内側の壁には、出入口2の内側に位置する人を検知する補助センサ13が設置されている。補助センサ13は、赤外線センサである。なお、保護センサ12が検知部として機能する。
図1に示すように、保護センサ12は、無目3から床6に向かって放射状に検知範囲を形成し、保護センサ12から床6までの間に位置する人又は物を検知する。
図2に示すように、保護センサ12は、複数の検知ポイントPを有し、床6に24個の検知ポイントPが形成される。検知ポイントPは、12個の列が2列形成されている。検知ポイントPは、検知範囲が放射状であるため、出入口2の中央から遠くなるほど検知ポイントPの間隔が長くなっている。なお、検知ポイントPが検知エリアに相当する。
図1に示すように、ドア4の表面には、選択項目7が設けられている。図3に示すように、選択項目7には、言語を示す国旗が4か国表示されている。選択項目7には、左側から中国語を示す中国の国旗、韓国語を示す韓国の国旗、英語を示す米国の国旗、日本語を示す日本の国旗が表示されている。また、各国旗の下には、対応する言語で「国旗に触れてください」と記載されている。よって、自動ドア装置5は、利用者が国旗に触れた手を保護センサ12で検知することで利用者の使用言語を選択する。選択項目7は、国旗や文字がシールやシートに記載されている。なお、ドア4の表面に選択項目7が設けられているため、利用者がドア4に近づくことになり、ドア4を触る意思のある人を識別することができる。多機能トイレ1の前の通行者の通行を妨げない。
図1に示すように、保護センサ12は、選択項目7の各国旗の手前を通過する仮想線が到達する検知ポイントPによって各国旗に触れた手や腕を検知する。図2に示すように、保護センサ12は、2列ある検知ポイントPのうち出入口2に近い側の検知ポイントPにおいて検知する。保護センサ12は、中国の国旗に触れた手を第1検知ポイントP1によって検知し、韓国の国旗に触れた手を第3検知ポイントP3によって検知し、米国の国旗に触れた手を第6検知ポイントP6及び第7検知ポイントP7によって検知し、日本の国旗に触れた手を第10検知ポイントP10によって検知する。
次に、図4を参照して、自動ドア装置5の電気的な構成について説明する。
自動ドア装置5は、ドア4を駆動するドアエンジン11と、補助センサ13と、電気錠14と、これらの機器が接続されるドアコントローラ10と、保護センサ12と、在室センサ15とを備えている。自動ドア装置5は、外側操作部30及び内側操作部40が接続される操作部コントローラ20を備えている。ドアコントローラ10、操作部コントローラ20、保護センサ12、及び在室センサ15は、CAN50に接続されている。補助センサ13は、検知するとドアコントローラ10に検知信号を送信する。保護センサ12及び在室センサ15は、検知するとCAN50を介して検知信号をドアコントローラ10及び操作部コントローラ20に送信する。ドアコントローラ10は、保護センサ12、補助センサ13、及び在室センサ15の検知結果に従ってドアエンジン11を駆動制御する。なお、ドアコントローラ10は、ドア制御部に相当する。
操作部コントローラ20は、案内制御部21と、音声データを記憶する記憶部22とを備えている。記憶部22には、検知ポイントPのそれぞれに対応した日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で各状況に合わせた操作案内や注意喚起の音声データが記憶されている。記憶部22には、検知ポイントPと出力内容とが予め対応付けられた対応情報が記憶されている。対応情報は、複数の検知ポイントPのそれぞれに異なる出力内容が対応付けられている。すなわち、出力内容は、4か国語の音声である。
図1及び図4に示すように、外側操作部30及び内側操作部40は、同じ構成であって、上側にドア4の開操作を行う外側開ボタン31(内側開ボタン41)と、下側にドア4の閉操作を行う外側閉ボタン32(内側閉ボタン42)とを備えている。外側開ボタン31、内側開ボタン41、外側閉ボタン32、及び内側閉ボタン42は、点灯や点滅を行う。また、外側開ボタン31(内側開ボタン41)と外側閉ボタン32(内側閉ボタン42)との間には外側スピーカー33(内側スピーカー43)が設けられている。
外側開ボタン31は、操作されると外側開操作信号を操作部コントローラ20に送信する。外側閉ボタン32は、操作されると外側閉操作信号を操作部コントローラ20に送信する。内側開ボタン41は、操作されると内側開操作信号を操作部コントローラ20に送信する。内側閉ボタン42は、操作されると内側閉操作信号を操作部コントローラ20に送信する。操作部コントローラ20は、外側開ボタン31、外側閉ボタン32、内側開ボタン41、内側閉ボタン42の操作信号をCAN50に送信する。案内制御部21は、記憶部22から音声データを選択して外側スピーカー33及び内側スピーカー43から出力させる。
案内制御部21は、利用者が出入口2に近づくと保護センサ12の検知ポイントPのいずれかで検知する。案内制御部21は、ドア4の表面に表示された選択項目7への動作を検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10のいずれかで検知する。案内制御部21は、保護センサ12の検知結果と対応情報とに基づいて選択項目7に対応した言語で案内を内側スピーカー43から行う。そして、案内制御部21は、予め選択された言語で電気錠14の施錠・解錠状態、自動ドア装置5の動作状況、次に操作するボタンの案内を行う。
次に、図5を併せ参照して、上記自動ドア装置5の処理手順について説明する。
図5に示すように、自動ドア装置5は、多機能トイレ1が使用されていないときにはドア4を全閉状態で待機している。ドア4を全閉状態とすることで、ドア4の表面に表示された選択項目7に利用者が気づく状態としている。利用者は、ドア4の表面に表示された選択項目7を自らが読み取り、利用者の使用言語の国旗に触れる。保護センサ12は、選択項目7の国旗に触れた手を検知して、操作部コントローラ20に検知信号を送信する(検知処理)。
案内制御部21は、利用者が出入口2に近づくと保護センサ12の検知ポイントPのいずれかで検知する。案内制御部21は、ドア4の表面に表示された選択項目7への動作を検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10のいずれかで検知する。案内制御部21は、検知した選択項目7に対応した言語で案内を内側スピーカー43から行う。そして、案内制御部21は、予め選択された言語で電気錠14の施錠・解錠状態、自動ドア装置5の動作状況、次に操作するボタンの案内を行う。
案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントPのいずれかで利用者を検知すると、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10のいずれかで検知したか否かを判断する(ステップS11)。すなわち、案内制御部21は、保護センサ12から送信された検知信号によって検知の有無を判断する。
そして、案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10のいずれでも検知していないと判断すると(ステップS11:NO)、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10のいずれかで検知があるまでステップS11で待機する。
一方、案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10のいずれかで検知したと判断すると(ステップS11:YES)、保護センサ12の検知ポイントに対応した言語を選択する(ステップS12)。すなわち、案内制御部21は、保護センサ12の第1検知ポイントP1で検知したときには中国語を選択し、保護センサ12の第3検知ポイントP3で検知したときには韓国語を選択する。また、案内制御部21は、保護センサ12の第6検知ポイントP6及び第7検知ポイントP7の少なくとも一方で検知したときには英語を選択し、保護センサ12の第10検知ポイントP10で検知したときには日本語を選択する。
案内制御部21は、選択した言語で外側開ボタン31の操作を外側スピーカー33から案内する(ステップS13)。すなわち、案内制御部21は、選択した言語が正しいか否かを確認するために選択した言語で利用者に操作を案内する。
利用者は、案内が使用言語であれば聞きとることができるので、案内に従い外側開ボタン31を操作する。一方、利用者は、案内が使用言語でなければ聞きとることができないので、案内の外側開ボタン31を操作しないもしくは異なるボタンを操作する。
案内制御部21は、外側開ボタン31の操作があったか否かを判断する(ステップS14)。そして、案内制御部21は、外側開ボタン31の操作がないと判断すると(ステップS14:NO)、所定時間経過したか否かを判断する(ステップS17)。そして、案内制御部21は、所定時間が経過していなければ(ステップS17:NO)、所定時間が経過するまでステップS14に移行する。一方、案内制御部21は、所定時間が経過すると(ステップS17:YES)、ステップS11に移行する。
一方、案内制御部21は、外側開ボタン31の操作があると判断すると(ステップS14:YES)、ドア4を開動作させる(ステップS15)。そして、案内制御部21は、選択した言語で案内を行う(ステップS16)。すなわち、案内制御部21は、選択した言語が正しいと確認することができたので、選択した言語で以降の案内を行う(案内処理)。
案内制御部21は、選択された言語で電気錠14の施錠・解錠状態、自動ドア装置5のドア4の開閉動作、次に操作するボタンの案内を行う。すなわち、案内制御部21は、内側閉ボタン42の操作を案内する。続いて、案内制御部21は、内側閉ボタン42が押されるとドア4が閉動作することを案内する。続いて、案内制御部21は、ドア4が全閉すると施錠し、施錠したことを案内する。
案内制御部21は、ドア4が全閉状態であるときに、内側開ボタン41が操作されると、個室内で在室センサ15が検知しないことを確認して、言語の選択を解除する。すなわち、案内制御部21は、個室内から出るときにドア4を開く操作を行うと以降の案内は不要となるので、案内を行う言語の選択を解除する(解除処理)。
上記のように、自動ドア装置5は、まず利用者がドア4の選択項目7に触れる動作を保護センサ12が検知するので、言語選択のための音声による案内が不要である。また、自動ドア装置5は、予め選択した言語で案内するため、複数の言語で毎回順に案内する必要がなく、利便性が高い。
次に、第1実施形態の効果について説明する。
(1)保護センサ12が検知した検知ポイントPに対応した言語で案内を行う。このため、選択項目7を選択した利用者に合わせて案内することができる。
(2)複数の検知ポイントPそれぞれに対応付けられた異なる言語を出力することで、複数の検知ポイント全てから言語を選択することができる。
(3)保護センサ12が選択項目7への利用者の動作を検知するとドアコントローラ10がドア4の開動作を行うため、選択項目7への利用者の動作をドア4の開操作と兼ねることができ、利用者の利便性を高めることができる。
(4)ドア4の選択項目7での検知によって選択された言語で案内を行うことができ、異なる言語の利用者であっても案内に従って利用することができる。
(5)ドア4のドア面に設けられた選択項目7と記憶部22に記憶する音声データとを変更するだけで、中国語、韓国語、英語、日本語以外の言語にも簡単に対応することができる。
(第2実施形態)
以下、図6~図9を参照して、自動ドア装置、案内システム、及び案内方法の第2実施形態について説明する。この実施形態の自動ドア装置は、選択項目が利用者の種類である点が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図6に示すように、ドア4の表面には、選択項目7が設けられている。図7に示すように、選択項目7には、利用者の種類を示すマークが5種類表示されている。選択項目7には、左側から妊婦を示すマーク、おむつ替え台を利用する人を示すマーク、子供連れを示すマーク、オストメイトを示すマーク、車椅子の人を示すマークが表示されている。また、これらのマークの下には、「マークに触れてください。」と記載されている。よって、案内制御部21は、利用者が利用者の種類のマークに触れた手を保護センサ12で検知することで利用者の種類を選択する。選択項目7は、利用者の種類を示すマークや文字がシールやシートに記載されている。なお、ドア4の表面に選択項目7が設けられているため、利用者がドア4に近づくことになり、ドア4を触る意思のある人を識別することができる。
図6に示すように、保護センサ12は、選択項目7の各マークの手前を通過する仮想線が到達する検知ポイントPによって各マークに触れた手や腕を検知する。保護センサ12は、妊婦のマークに触れた手を第1検知ポイントP1によって検知し、おむつ台を利用する人のマークに触れた手を第3検知ポイントP3によって検知し、子供連れのマークに触れた手を第6検知ポイントP6及び第7検知ポイントP7によって検知し、オストメイトを示すマークに触れた手を第10検知ポイントP10によって検知し、車椅子のマークに触れた手を第12検知ポイントP12によって検知する。
操作部コントローラ20の記憶部22には、検知ポイントPのそれぞれに対応した選択項目7の各マークの利用者に合わせた音声データが記憶されている。記憶部22には、検知ポイントPと出力内容とが予め対応付けられた対応情報が記憶されている。すなわち、出力内容は、利用者の種類に合わせた操作案内や注意喚起の音声である。
案内制御部21は、利用者が出入口2に近づくと保護センサ12の検知ポイントPのいずれかで検知する。案内制御部21は、ドア4の表面に表示された選択項目7への動作を検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知する。案内制御部21は、保護センサ12の検知結果と対応情報とに基づいて選択項目7の利用者の種類に対応する案内を内側スピーカー43から行う。そして、案内制御部21は、予め選択された利用者の種類に合わせて電気錠14の施錠・解錠状態、自動ドア装置5の動作状況、次に操作するボタンの案内を行う。
次に、図8を併せ参照して、上記自動ドア装置5の処理手順について説明する。
図8に示すように、自動ドア装置5は、多機能トイレ1が使用されていないときにはドア4を全閉状態で待機している。ドア4を全閉状態とすることで、ドア4の表面に表示された選択項目7に利用者が気づく状態としている。利用者は、ドア4の表面に表示された選択項目7を自らが読み取り、利用者の種類のマークに触れる。保護センサ12は、選択項目7のマークに触れた手を検知して、操作部コントローラ20に検知信号を送信する(検知処理)。
案内制御部21は、利用者が出入口2に近づくと保護センサ12の検知ポイントPのいずれかで検知する。案内制御部21は、ドア4の表面に表示された選択項目7への動作を検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知する。案内制御部21は、検知した選択項目7の利用者の種類に対応した案内を内側スピーカー43から行う。そして、案内制御部21は、予め選択された利用者に合わせて手すりの位置、おむつ台の位置、オストメイトの排せつ処理に対応した汚物流しや水栓、他の必要なものの位置等の案内を行う。
案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントPのいずれかで利用者を検知すると、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知したか否かを判断する(ステップS21)。すなわち、案内制御部21は、保護センサ12から送信された検知信号によって検知の有無を判断する。
そして、案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれでも検知していないと判断すると(ステップS21:NO)、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知があるまでステップS21で待機する。
一方、案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知したと判断すると(ステップS21:YES)、保護センサ12の検知ポイントに対応した利用者の種類を選択する(ステップS22)。すなわち、案内制御部21は、保護センサ12の第1検知ポイントP1で検知したときには妊婦を選択し、保護センサ12の第3検知ポイントP3で検知したときにはおむつ台を利用する人を選択する。また、案内制御部21は、保護センサ12の第6検知ポイントP6及び第7検知ポイントP7の少なくとも一方で検知したときには子連れを選択し、保護センサ12の第10検知ポイントP10で検知したときにはオストメイトを選択し、保護センサ12の第12検知ポイントP12で検知したときには車椅子の人を選択する。
続いて、案内制御部21は、ドア4を開動作させる(ステップS23)。すなわち、案内制御部21は、ドア4の選択項目7に触れることで利用者が来たことを認識することができるので、利用者の種類の選択とともにドア4を開動作させる。
案内制御部21は、内側閉ボタン42の操作があるか否かを判断する(ステップS24)。そして、案内制御部21は、内側閉ボタン42の操作がないと判断すると(ステップS24:NO)、内側閉ボタン42の操作があるまでステップS24で待機する。一方、案内制御部21は、内側閉ボタン42の操作があったと判断すると(ステップS24:YES)、ドア4を閉動作させ、電気錠14を施錠させる(ステップS25)。
案内制御部21は、選択した利用者の種類に応じた案内を行う(ステップS26)。すなわち、案内制御部21は、選択した利用者に合わせて手すりの位置やおむつ台の位置、オストメイトの排せつ処理に対応した汚物流しや水栓、他の必要なものの位置等の案内を行う(案内処理)。
案内制御部21は、外側開ボタン31の操作があるか否かを判断する(ステップS27)。すなわち、案内制御部21は、個室内に利用者がいる状態で使用したい利用者が個室の外にいるかを確認する。そして、案内制御部21は、外側開ボタン31の操作がないと判断すると(ステップS27:NO)、外側開ボタン31の操作があるまでステップS27で待機する。
一方、案内制御部21は、外側開ボタン31の操作があったと判断すると(ステップS27:YES)、外側スピーカー33から使用中であることを案内する(ステップS28)。
案内制御部21は、内側開ボタン41の操作があるか否かを判断する(ステップS31)。すなわち、案内制御部21は、利用者が終了して外に出るためにドア4を開けようとしているかを確認する。そして、内側開ボタン41の操作がないと判断すると(ステップS31:NO)、内側開ボタン41の操作があるまでステップS31で待機する。
一方、案内制御部21は、内側開ボタン41の操作があったと判断すると(ステップS31:YES)、電気錠14を解錠させ、ドア4を開動作させる(ステップS32)。そして、案内制御部21は、外側閉ボタン32の操作があるか否かを判断する(ステップS33)。すなわち、案内制御部21は、利用者が外に出てドア4を閉めようとしているかを確認する。そして、案内制御部21は、外側閉ボタン32の操作がないと判断すると(ステップS33:NO)、外側閉ボタン32の操作があるまでステップS33で待機する。
一方、案内制御部21は、外側閉ボタン32の操作があったと判断すると(ステップS33:YES)、ドア4を閉動作させ(ステップS34)、ドア4を全閉状態とする。このとき、案内制御部21は、案内が不要となるので利用者の種類の選択を解除する(解除処理)。すなわち、自動ドア装置5は新たな利用者が来ることを待つ待機状態となる。
続いて、図9を参照して、健常者が多機能トイレ1を使用しているときの動作について説明する。案内制御部21は、ドア4の選択項目7の利用者の種類のマークに触れず、外側開ボタン31が操作されたときには、利用者が健常者であると判断してドア4を開動作させる。そして、利用者が内側閉ボタン42を操作することでドア4が全閉状態である。
図9に示すように、案内制御部21は、ドア4の表面に表示された選択項目7への動作を検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知したか否かを判断する(ステップS35)。そして、案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれでも検知していないと判断すると(ステップS35:NO)、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知があるまでステップS35で待機する。
一方、案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知したと判断すると(ステップS35:YES)、保護センサ12の検知ポイントに対応した利用者の種類を選択する(ステップS36)。
案内制御部21は、優先利用者が待っていることを内側スピーカー43から案内する(ステップS37)。すなわち、案内制御部21は、健常者が利用しているので優先利用者が待っていることを個室内に案内して退出を促す。
上記のように、自動ドア装置5は、まず利用者がドア4の選択項目7に触れる動作を保護センサ12が検知するため、利用者の種類の選択のための音声による案内が不要である。また、自動ドア装置5は、予め選択した利用者の種類に合わせた案内を行うため、利便性が高い。
次に、第2実施形態の効果について説明する。なお、第1実施形態の(1)~(3)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(6)ドア4の選択項目7への動作によって外側スピーカー33や内側スピーカー43から選択された利用者の種類に対応した案内を行うことができ、利用者の種類に対応した案内に従って利用者が利用することができる。
(第3実施形態)
以下、図10及び図11を参照して、自動ドア装置、案内システム、及び案内方法の第3実施形態について説明する。この実施形態の自動ドア装置は、選択項目がキャラクターである点が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。この多機能トイレ1は、特に子供が利用するときに効果が発揮される。
図10に示すように、ドア4の表面には、選択項目7が設けられている。選択項目7には、キャラクターの絵が5種類表示されている。選択項目7には、左側から第1キャラクターC1の絵、第2キャラクターC2の絵、第3キャラクターC3の絵、第4キャラクターC4の絵、第5キャラクターC5の絵が表示されている。また、これらの絵の上には、「キャラクターの絵に触れてください」と記載されている。よって、案内制御部21は、利用者がキャラクターの絵に触れた手を保護センサ12で検知することでキャラクターを選択する。選択項目7は、キャラクターの絵や文字がシールやシートに記載されている。なお、ドア4の表面に選択項目7が設けられているため、利用者がドア4に近づくことになり、ドア4を触る意思のある人を識別することができる。
保護センサ12は、選択項目7の各絵の手前を通過する仮想線が到達する検知ポイントPによって各絵に触れた手や腕を検知する。保護センサ12は、第1キャラクターC1の絵に触れた手を第1検知ポイントP1によって検知し、第2キャラクターC2の絵に触れた手を第3検知ポイントP3によって検知し、第3キャラクターC3の絵に触れた手を第6検知ポイントP6及び第7検知ポイントP7によって検知し、第4キャラクターC4の絵に触れた手を第10検知ポイントP10によって検知し、第5キャラクターC5の絵に触れた手を第12検知ポイントP12によって検知する。
操作部コントローラ20の記憶部22には、検知ポイントPのそれぞれに対応した選択項目7のキャラクターに合わせた音声データやキャラクターに関係する音楽データが記憶されている。記憶部22には、検知ポイントPと出力内容とが予め対応付けられた対応情報が記憶されている。すなわち、出力内容は、キャラクターに合わせた音声やキャラクターに関係する音楽である。案内制御部21は、次に操作するボタンをキャラクターの音声で案内する。また、案内制御部21は、多機能トイレ1を利用中にキャラクターに関係する音楽を流す。
案内制御部21は、利用者が出入口2に近づくと保護センサ12の全ての検知ポイントPのいずれかで検知する。案内制御部21は、ドア4の表面に表示された選択項目7への動作を検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知する。案内制御部21は、保護センサ12の検知結果と対応情報とに基づいて選択項目7のキャラクターの声で案内を内側スピーカー43から行う。そして、案内制御部21は、予め選択されたキャラクターの声で電気錠14の施錠・解錠状態、自動ドア装置5の動作状況、次に操作するボタンの案内を行う。
次に、図11を併せ参照して、上記自動ドア装置5の処理手順について説明する。
図11に示すように、自動ドア装置5は、多機能トイレ1が使用されていないときにはドア4を全閉状態で待機している。ドア4を全閉状態とすることで、ドア4の表面に表示された選択項目7に利用者が気づく状態としている。利用者は、ドア4の表面に表示された選択項目7を自らが見てキャラクターに触れる。保護センサ12は、選択項目7のキャラクターの絵に触れた手を検知して、操作部コントローラ20に検知信号を送信する(検知処理)。
案内制御部21は、利用者が出入口2に近づくと保護センサ12の検知ポイントPのいずれかで検知する。案内制御部21は、ドア4の表面に表示された選択項目7への動作を検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知する。案内制御部21は、検知した選択項目7のキャラクターに対応した案内を内側スピーカー43から行う。そして、案内制御部21は、予め選択されたキャラクターの声で案内を行う。
案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントPのいずれかで利用者を検知すると、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知したか否かを判断する(ステップS41)。すなわち、案内制御部21は、保護センサ12から送信された検知信号によって検知の有無を判断する。
そして、案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知していないと判断すると(ステップS41:NO)、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知があるまでステップS41で待機する。
一方、案内制御部21は、保護センサ12の検知ポイントP1,P3,P6,P7,P10,P12のいずれかで検知したと判断すると(ステップS41:YES)、保護センサ12の検知ポイントに対応したキャラクターを選択する(ステップS42)。すなわち、案内制御部21は、保護センサ12の第1検知ポイントP1で検知したときには第1キャラクターC1を選択し、保護センサ12の第3検知ポイントP3で検知したときには第2キャラクターC2を選択する。また、案内制御部21は、保護センサ12の第6検知ポイントP6及び第7検知ポイントP7の少なくとも一方で検知したときには第3キャラクターC3を選択し、保護センサ12の第10検知ポイントP10で検知したときには第4キャラクターC4を選択し、保護センサ12の第12検知ポイントP12で検知したときには第5キャラクターC5を選択する。
続いて、案内制御部21は、ドア4を開動作させる(ステップS43)。すなわち、案内制御部21は、ドア4の選択項目7に触れることで利用者が来たことを認識することができるので、キャラクターの選択とともにドア4を開動作させる。このとき、選択したキャラクターの声で「ドアが開きます」と案内すると、子供は喜んで多機能トイレ1の個室内に入っていくことができる。
案内制御部21は、内側閉ボタン42の操作があるか否かを判断する(ステップS44)。そして、案内制御部21は、内側閉ボタン42の操作がないと判断すると(ステップS44:NO)、内側閉ボタン42の操作があるまでステップS44で待機する。一方、案内制御部21は、内側閉ボタン42の操作があったと判断すると(ステップS44:YES)、ドア4を閉動作させ、電気錠14を施錠させる(ステップS45)。
案内制御部21は、選択したキャラクターに応じた案内を行う(ステップS46)。すなわち、案内制御部21は、選択したキャラクターに合わせた音楽を流しながら、キャラクターの声で案内を行う(案内処理)。このようにすることで、子供が多機能トイレ1を利用するときに感じる恐怖を緩和することができる。案内制御部21は、利用中に外側開ボタン31の操作があると、外側スピーカー33から使用中であることを通常の音声で案内する。
案内制御部21は、内側開ボタン41の操作があるか否かを判断する(ステップS51)。すなわち、案内制御部21は、利用者が終了して外に出るためにドア4を開けようとしているかを確認する。そして、内側開ボタン41の操作がないと判断すると(ステップS51:NO)、内側開ボタン41の操作があるまでステップS51で待機する。
一方、案内制御部21は、内側開ボタン41の操作があったと判断すると(ステップS51:YES)、電気錠14を解錠させ、ドア4を開動作させる(ステップS52)。そして、案内制御部21は、外側閉ボタン32の操作があるか否かを判断する(ステップS53)。すなわち、案内制御部21は、利用者が外に出てドア4を閉めようとしているかを確認する。そして、案内制御部21は、外側閉ボタン32の操作がないと判断すると(ステップS53:NO)、外側閉ボタン32の操作があるまでステップS53で待機する。
一方、案内制御部21は、外側閉ボタン32の操作があったと判断すると(ステップS53:YES)、ドア4を閉動作させ(ステップS54)、ドア4を全閉状態とする。このとき、案内制御部21は、案内が不要となるのでキャラクターの選択を解除する(解除処理)。すなわち、自動ドア装置5は新たな利用者が来ることを待つ待機状態となる。
上記のように、自動ドア装置5は、まず利用者がドア4の選択項目7に触れる動作を保護センサ12が検知するため、キャラクターの選択のための音声による案内が不要である。また、自動ドア装置5は、子供が予め選択したキャラクターの声で案内するため、子供がトイレを利用するときに感じる恐怖を緩和することができる。
次に、第3実施形態の効果について説明する。なお、第1実施形態の(1)~(3)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(7)ドア4の選択項目への動作によって内側スピーカー43から選択されたキャラクターに対応した案内を行うことができ、キャラクターに対応した案内に従って利用者が利用することができる。よって、子供が多機能トイレ1を安心して利用することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記各実施形態では、ドア4が全閉状態において利用者が内側開ボタン41を操作したときに第1実施形態では言語の選択を解除し、第2実施形態では利用者の種類の選択を解除し、第3実施形態ではキャラクターの選択を解除した。しかしながら、ドア4が全閉状態において利用者が内側開ボタン41を操作したとしても言語や利用者の種類やキャラクターの選択を解除しなくてもよい。この場合、ドア4が全閉状態において、保護センサ12が利用者を検知したときに言語や利用者の種類やキャラクターの選択を解除してもよい。
・上記第1実施形態では、ステップS12において言語を選択した後、ステップS13において確認のために選択した言語で開ボタンの操作を案内した。しかしながら、図12に示すように、ステップS13,S14,S17の確認処理を省略してもよい。
・上記第2,3実施形態では、ドア4の選択項目に触れることでドア4を開動作させたが、利用者の種類やキャラクターを選択した後に、外側開ボタン31への操作があったらドア4を開動作させてもよい。
・上記各実施形態では、複数の検知ポイントPを有する保護センサ12を利用したが、選択項目7の各項目に合わせて1対1の検知ポイントを有する保護センサを利用してもよい。
・上記各実施形態では、出入口2の外側に位置する人を検知する保護センサ12を利用して選択項目7に対する動作を検知した。しかしながら、図13に示すように、選択項目7の各項目に対する利用者の動作を検知する専用の検知センサ62を設置してもよい。
・上記各実施形態では、保護センサ12をCAN50に接続した。しかしながら、保護センサ12をドアコントローラ10や操作部コントローラ20に接続して、ドアコントローラ10や操作部コントローラ20からCAN50を介して検知信号を送信してもよい。
・上記各実施形態において、ドアコントローラ10と操作部コントローラ20とを1つのコントローラとしてもよい。
・上記各実施形態において、ドアコントローラ10と操作部コントローラ20とをCAN50で接続したが、ドアコントローラ10と操作部コントローラ20とを通信線で接続してもよい。
・上記各実施形態では、選択項目7をシールやシートに記載したが、選択項目7をディスプレイに表示してもよい。また、選択項目7を表示したディスプレイにタッチパネルを備えれば、選択項目7への動作を検知することができる。また、選択項目7を投影装置によってドア4の表面に投影してもよい。
・上記各実施形態では、ドア4の表面に選択項目7を表示したが、ドアの手前の床に選択項目7を表示してもよい。このようにすれば、ドア4を全閉状態にしておく必要がなく、ドア4を全開状態にしておくこともできる。また、ドア4の表面とドア4の手前の床との両方に選択項目を表示してもよい。
・上記各実施形態では、外側操作部30に外側開ボタン31と外側閉ボタン32と外側スピーカー33とを備えたが、外側開ボタン31及び外側閉ボタン32と外側スピーカー33とを別々に設置してもよい。
・上記各実施形態では、内側操作部40に内側開ボタン41と内側閉ボタン42と内側スピーカー43とを備えたが、内側開ボタン41及び内側閉ボタン42と内側スピーカー43とを別々に設置してもよい。
・上記各実施形態において、外側開ボタン31、外側閉ボタン32、内側開ボタン41、内側閉ボタン42を押しボタンとしたが、これらをタッチセンサとしてもよい。
・既設のドアコントローラ10及び操作部コントローラ20を備える自動ドア装置5に案内装置を後付けしてもよい。すなわち、案内装置は、複数の検知エリア内の人又は物を検知する光学センサの検知エリアと出力内容とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、光学センサの検知結果と対応情報とに基づいて出力内容を出力する案内制御部とを備える。後付けする際には、操作部コントローラ20に、検知エリアと出力内容とが予め対応付けられた対応情報を記憶させるとともに、出力内容を出力させる。
・上記実施形態では、多機能トイレ1に設置された自動ドア装置5において案内の利便性を高めたが、多機能トイレ1に限らず、シャワールームや洗濯ルーム等の特定用途に使われる個室の自動ドア装置において同様に案内の利便性を高めてよい。
・また、自動ドア装置に限らず、手動のドアが出入口に設置された個室においてもドアに設けられた選択項目に対する動作によって言語や利用者の種類やキャラクターを選択する案内システムとして案内の利便性を高めてもよい。
1…多機能トイレ
2…出入口
3…無目
4…ドア
5…自動ドア装置
6…床
7…選択項目
10…ドアコントローラ
11…ドアエンジン
12…保護センサ(検知部)
13…補助センサ
14…電気錠
15…在室センサ
20…操作部コントローラ
21…案内制御部
22…記憶部
30…外側操作部
31…外側開ボタン
32…外側閉ボタン
33…外側スピーカー
40…内側操作部
41…内側開ボタン
42…内側閉ボタン
43…内側スピーカー
50…CAN
62…検知センサ(検知部)
P…検知ポイント

Claims (8)

  1. 自動ドアのドア面及びその周囲の少なくとも一方に複数の検知エリアを有し、前記検知エリア内の人又は物を検知する光学センサと、
    前記複数の検知エリアのそれぞれに異なる出力内容が予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、
    前記光学センサの検知結果と前記対応情報とに基づいて前記出力内容を出力する案内制御部とを備える
    自動ドア装置。
  2. 前記光学センサが検知状態となったときに、前記自動ドアの開動作を行うドア制御部を備える
    請求項1に記載の自動ドア装置。
  3. 前記検知エリアには、異なる言語を示す選択項目が表示され、
    前記出力内容は、前記異なる言語での案内である
    請求項1又は2に記載の自動ドア装置。
  4. 前記検知エリアには、異なる利用者の種類を示す選択項目が表示され、
    前記出力内容は、前記利用者の種類に応じた案内である
    請求項1又は2に記載の自動ドア装置。
  5. 前記検知エリアには、異なるキャラクターを示す選択項目が表示され、
    前記出力内容は、前記キャラクターに応じた案内である
    請求項1又は2に記載の自動ドア装置。
  6. 複数の検知エリアを有し、前記検知エリア内の人又は物を検知する光学センサと、
    前記複数の検知エリアのそれぞれに異なる出力内容が予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、
    前記光学センサの検知結果と前記対応情報とに基づいて前記出力内容を出力する案内制御部とを備える
    案内システム。
  7. 複数の検知エリア内の人又は物を検知する光学センサの前記複数の検知エリアのそれぞれに異なる出力内容が予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、
    前記光学センサの検知結果と前記対応情報とに基づいて前記出力内容を出力する案内制御部とを備える
    案内装置。
  8. 光学センサの複数の検知エリアのいずれかで人又は物を検知したかを判断する検知処理と、
    前記複数の検知エリアのそれぞれに異なる出力内容が予め対応付けられた対応情報と前記検知処理の検知結果とに基づいて前記出力内容を出力する案内処理とを有する
    案内方法。
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