JP6645597B1 - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弱視の人による適切な操作を可能にすること。【解決手段】実施形態に係る操作装置は、局部洗浄機能を有する便座装置が備えられたトイレルーム内に設置され、便座装置を操作するための操作装置であって、表示部と、接触検知部と、送信部とを備える。表示部は、便座装置に対する制御指示に関連する複数のオブジェクトを表示する。接触検知部は、表示部に対する使用者の接触を検知する。送信部は、表示部に表示されたオブジェクトへの使用者の接触が接触検知部により検知された場合に、オブジェクトと関連する制御指示により便座装置を操作するための信号を送信する。また、表示部は、複数のオブジェクトのうち、使用者に接触させるオブジェクトを強調するように表示を変更する。【選択図】図3

Description

開示の実施形態は、操作装置に関する。
従来、トイレルームに設置された局部洗浄機能を有する便座装置を操作するためのタッチパネル式の装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
このような、タッチパネル式の装置は、その装置の画面に表示されたオブジェクトに使用者が触れたことを感知し、そのオブジェクトに関連する制御指示を便座装置に実行させる。
特開平10−110458号公報 特開2008−002151号公報 登録実用新案第3097791号公報
しかしながら、タッチパネル式の装置の場合、弱視の人等の視覚障害者が操作することが難しいといった問題がある。例えば、操作装置の表示部(表示面)に表示されるオブジェクトを視覚によって僅かに認識することができるものの、ぼやけて見えてしまうことによって各オブジェクトの区別がつかない弱視の人にとって、タッチパネル式の操作装置を使用して便座装置を操作する場合、スムーズに所望の制御を実行することができなかった。このため、タッチパネル式の装置においては、弱視の人等の視覚障害者による適切な操作を可能にすることが課題となる。
開示の実施形態は、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる操作装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る操作装置は、局部洗浄機能を有する便座装置が備えられたトイレルーム内に設置され、前記便座装置を操作するための操作装置であって、前記操作装置は、前記便座装置に対する制御指示に関連する複数のオブジェクトを表示する表示部と、前記表示部に対する使用者の接触を検知する接触検知部と、前記表示部に表示されたオブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記オブジェクトと関連する前記制御指示により前記便座装置を操作するための信号を送信する送信部と、を備え、前記表示部は、前記複数のオブジェクトのうち、前記使用者に接触させるオブジェクトを強調するように表示を変更することを特徴とする。
実施形態の一態様に係る操作装置によれば、表示部(表示面)に表示された複数のオブジェクトのうち、前記使用者に接触させるオブジェクトを強調するように表示する。例えば、使用者が使用者の局部に対して吐水を開始する前であれば、局部吐水を開始する吐水開始オブジェクトの色や大きさが変更されたり、他のオブジェクトが透明度を高めて表示されたり、非表示になったりすることで、吐水開始オブジェクトが強調される。これによって、表示部(表示面)上に表示されるオブジェクトを僅かにしか認識することができない弱視の人であったとしても、接触するべきオブジェクトの位置を容易に把握することが可能となる。したがって、常に音声案内装置を用いずとも、従来よりも弱視の人が便座装置をスムーズに操作することが可能であり、且つ健常者の使用感も損ねることが無いタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。
実施形態の一態様に係る操作装置において、前記表示部は、前記表示部に表示された第1オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記第1オブジェクトの次に前記使用者に接触させる第2オブジェクトを強調するように表示を変更することを特徴とする。
このように、使用者が表示部(表示面)上のオブジェクトに接触したことをタッチセンサが検知したとき、そのオブジェクトの次に接触されるべきオブジェクトを強調するように、表示部(表示面)の表示が変更される。例えば、使用者が使用者の局部に対して吐水を開始する制御指示に関連するオブジェクトに接触した場合、表示部(表示面)上に吐水の水勢を調節する制御指示に関連する新たなオブジェクトが出現したり、そのオブジェクトの色や大きさが変更されたりすることで強調される。これによって、表示部(表示面)上に表示されるオブジェクトを僅かにしか認識することができない弱視の人であったとしても、次に接触するべきオブジェクトの位置を容易に把握することが可能となる。したがって、常に音声案内装置を用いずとも、従来よりも弱視の人が便座装置をスムーズに操作することが可能であり、且つ健常者の使用感も損ねることが無いタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。
実施形態の一態様に係る操作装置は、局部洗浄機能を有する便座装置が備えられたトイレルーム内に設置され、前記便座装置を操作するための操作装置であって、前記操作装置は、前記便座装置に対する制御指示に関連する複数のオブジェクトを表示する表示部と、前記表示部に対する使用者の接触を検知する接触検知部と、前記表示部に表示されたオブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記オブジェクトと関連する前記制御指示により前記便座装置を操作するための信号を送信する送信部と、を備え、前記送信部は、前記表示部に表示された第1オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記第1オブジェクトの次に前記使用者に接触させる第2オブジェクトに関連する前記制御指示以外の前記信号を送信しないことを特徴とする。
実施形態の一態様に係る操作装置によれば、使用者が表示部(表示面)上のオブジェクトに接触したことをタッチセンサが検知したとき、そのオブジェクトの次に接触されるべきオブジェクトに関連する制御指示以外の信号を便座装置に送信しない。これによって、表示部(表示面)上に表示されるオブジェクトを僅かにしか認識することができない弱視の人であったとしても、次に接触するべきオブジェクトに接触しない限り制御が実行されないため、従来よりも所望の制御をスムーズに実行することが可能なタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。したがって、常に音声案内装置を用いずとも、従来よりも弱視の人が便座装置をスムーズに操作することが可能であり、且つ健常者の使用感も損ねることが無いタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。
実施形態の一態様に係る操作装置において、前記送信部は、前記表示部に表示された第1オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された後に、前記第1オブジェクトの次に前記使用者に接触させる第2オブジェクト以外の第3オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記第3オブジェクトに関連する前記制御指示の前記信号を送信しないことを特徴とする。
このように、第1オブジェクトの次に使用者に接触させる第2オブジェクト以外の第3オブジェクトに使用者が接触した場合に、第3オブジェクトに関連する制御指示の信号を送信しない。これによって、表示部(表示面)上に表示されるオブジェクトを僅かにしか認識することができない弱視の人であったとしても、次に接触するべきオブジェクトに接触しない限り制御が実行されないため、従来よりも所望の制御をスムーズに実行することが可能なタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。したがって、常に音声案内装置を用いずとも、従来よりも弱視の人が便座装置をスムーズに操作することが可能であり、且つ健常者の使用感も損ねることが無いタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。
実施形態の一態様に係る操作装置は、局部洗浄機能を有する便座装置が備えられたトイレルーム内に設置され、前記便座装置を操作するための操作装置であって、前記操作装置は、前記便座装置に対する制御指示に関連する複数のオブジェクトを表示する表示部と、前記表示部に対する使用者の接触を検知する接触検知部と、前記表示部に表示されたオブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記オブジェクトと関連する前記制御指示により前記便座装置を操作するための信号を送信する送信部と、を備え、前記表示部は、前記複数のオブジェクトのうち、第1オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記第1オブジェクトの次に前記使用者に接触させる第2オブジェクト以外の第3オブジェクトを他のオブジェクトに比して透明度が高く表示することを特徴とする。
実施形態の一態様に係る操作装置によれば、使用者が表示部(表示面)上のオブジェクトに接触したことをタッチセンサが検知したとき、そのオブジェクトの次に接触されるべきではないオブジェクトの透明度が高くなるように変更される。これによって、表示部(表示面)上に表示されるオブジェクトを僅かにしか認識することができない弱視の人は、次に接触するべきオブジェクトに自然と誘導されるため、従来よりも所望の制御をスムーズに実行することが可能なタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。したがって、常に音声案内装置を用いずとも、従来よりも弱視の人が便座装置をスムーズに操作することが可能であり、且つ健常者の使用感も損ねることが無いタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。
実施形態の一態様に係る操作装置において、前記表示部は、前記第3オブジェクトを表示しないことを特徴とする。
このように、使用者が表示部(表示面)上のオブジェクトに接触したことをタッチセンサが検知したとき、そのオブジェクトの次に接触されるべきではないオブジェクトを非表示にする。これによって、表示部(表示面)上に表示されるオブジェクトを僅かにしか認識することができない弱視の人は、次に接触するべきオブジェクトに自然と誘導されるため、従来よりも所望の制御をスムーズに実行することが可能なタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。したがって、常に音声案内装置を用いずとも、従来よりも弱視の人が便座装置をスムーズに操作することが可能であり、且つ健常者の使用感も損ねることが無いタッチパネル式の操作装置を提供することが可能となる。
実施形態の一態様によれば、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。
図1は、実施形態に係る操作装置の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るトイレシステムの外観構成の一例を示す模式斜視図である。 図3は、トイレシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図4は、便座装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、操作装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、操作装置の第1オブジェクトの表示態様の変更一例を示す図である。 図7は、操作装置の表示するオブジェクトの変更の一例を示す図である。 図8は、操作装置の第2オブジェクトの表示の一例を示す図である。 図9は、操作装置の複数のオブジェクトの強調表示の一例を示す図である。 図10は、便座装置の他の構成の一例を示すブロック図である。 図11は、トイレシステムが実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、操作装置が実行する画面遷移の一例を示す図である。 図13は、操作装置が実行する機能説明の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、操作装置が実行するロック解除における画面遷移の一例を示す図である。 図15は、操作装置が実行するロック解除における画面遷移の他の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する操作装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.情報処理>
まず、実施形態に係る操作装置において実行される情報処理の内容について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る操作装置の一例を示す図である。図1に示す操作装置10は、局部洗浄機能を有する便座装置2(図2参照)を操作するための情報処理装置である。操作装置10は、タッチパネルの機能を有するタッチパネル式の操作装置であり、ディスプレイである表示部13への使用者の接触に応じて操作を受け付ける。また、操作装置10は、トイレルームR(図2参照)等のトイレ室に配置されるが詳細は後述する。
図1の例では、操作装置10の長手方向を横に向けて使用する表示態様により、操作装置10の短手方向を上下方向とし、表示部13の長手方向を左右方向として説明するが、操作装置10の方向を規定するものではない。なお、図1においては、操作装置10の表示態様に応じて、操作装置10−11、10−12として説明するが、特に区別して説明を行う場合以外は、単に「操作装置10」とする。図1に示すように、操作装置10は、表示部13の外周部131に沿って枠部17が設けられる。枠部17は、表示部13の周囲を囲むフレームである。なお、図1では、枠部17と表示部13との境界を明示し、枠部17の内側全体が表示部13であることを明示するために、枠部17にハッチングを付す。
図1の操作装置10−11は、表示部13に操作画面が表示された状態を示す。具体的には、操作装置10−11は、表示部13にオブジェクトが強調表示される前の操作画面が表示された状態を示す。図1に示す操作画面には、便座装置2の局部洗浄機能に対する制御指示に関連するオブジェクトOB1〜OB7や広告や機能説明等の種々のコンテンツが表示される情報表示エリアCTが含まれる。図1に示すように、操作画面が表示された表示部13には、上側に情報表示エリアCTが配置され、オブジェクトOB1〜OB7等が下側に配置される。
ここで、オブジェクトOB1は、便座装置2により実行中の制御を止めるためのオブジェクトである。オブジェクトOB2は、便座装置2による局部洗浄の実行を開始するためのオブジェクトである。オブジェクトOB3は、便座装置2に所定の音を出力させるためのオブジェクトである。オブジェクトOB4は、便座装置2のノズル部6(図2参照)を除菌水で殺菌する殺菌処理を行うためのオブジェクトである。
オブジェクトOB5は、便座装置2による局部洗浄時の吐水の勢いを調整するためのオブジェクトである。オブジェクトOB6は、便座装置2が出力する音の音量を調整するためのオブジェクトである。オブジェクトOB7は、トイレの利用に関する情報を操作装置10に表示したり音声出力したりする際の言語を選択するためのオブジェクトである。
オブジェクトOB2〜OB4の右下に配置された機能説明オブジェクトIO2〜IO4は、対応するオブジェクトの機能の説明を行うためのオブジェクトである。例えば、機能説明オブジェクトIO2に使用者が接触した場合、情報表示エリアCTにオブジェクトOB2に関する機能説明のコンテンツが表示される。
操作装置10は、表示部13に表示されたオブジェクトOB1に使用者が接触したことを検知した場合、実行中の制御を便座装置2に止めさせるための信号を便座装置2へ送信する。また、操作装置10は、表示部13に表示されたオブジェクトOB2に使用者が接触したことを検知した場合、局部洗浄の実行を便座装置2に開始させるための信号を便座装置2へ送信する。また、操作装置10は、表示部13に表示されたオブジェクトOB3に使用者が接触したことを検知した場合、トイレの音消し用等の所定の音を便座装置2に出力させるための信号を便座装置2へ送信する。また、操作装置10は、表示部13に表示されたオブジェクトOB4に使用者が接触したことを検知した場合、ノズル部6の殺菌処理を便座装置2に実行させるための信号を便座装置2へ送信する。
また、操作装置10は、表示部13に表示されたオブジェクトOB5に使用者が接触したことを検知した場合、局部洗浄時の吐水の勢いを調整するための信号を便座装置2へ送信する。例えば、操作装置10は、オブジェクトOB5の「+」が表示された部分に使用者が接触したことを検知した場合、局部洗浄時の吐水の勢いを強めるための信号を便座装置2へ送信する。また、例えば、操作装置10は、オブジェクトOB5の「−」が表示された部分に使用者が接触したことを検知した場合、局部洗浄時の吐水の勢いを弱めるための信号を便座装置2へ送信する。
また、操作装置10は、表示部13に表示されたオブジェクトOB6に使用者が接触したことを検知した場合、出力する音の音量を調整するための信号を便座装置2へ送信する。例えば、操作装置10は、オブジェクトOB6の「+」が表示された部分に使用者が接触したことを検知した場合、出力する音の音量を強めるための信号を便座装置2へ送信する。また、例えば、操作装置10は、オブジェクトOB6の「−」が表示された部分に使用者が接触したことを検知した場合、出力する音の音量を弱めるための信号を便座装置2へ送信する。例えば、操作装置10は、オブジェクトOB1〜OB7の範囲を示す情報を記憶部14(図3参照)に記憶し、使用者の接触位置との比較に基づいて、使用者がオブジェクトOB1〜OB7に接触したかを判定する。
ここから、オブジェクトの強調表示について説明する。図1に示す操作装置10−11は、オブジェクトOB2への使用者の接触を検知する(ステップS11)。例えば、操作装置10は、使用者によるタップ操作を、使用者によるオブジェクトOB2の選択(接触)として検知する。なお、操作装置10は、タップ操作に限らず、ダブルタップ、ドラッグ、スワイプ、フリック、ピンチ、ロングタップ等の種々の操作を、使用者によるオブジェクトの選択(接触)として検知してもよい。
これにより、操作装置10は、局部洗浄の実行を便座装置2に開始させるための信号を便座装置2へ送信する。そして、信号を受信した便座装置2は、局部洗浄の実行を開始する。
また、操作装置10は、表示を変更する(ステップS12)。操作装置10は、接触された第1オブジェクトであるオブジェクトOB2の次に、使用者に接触させる第2オブジェクトを強調するように表示を変更する。例えば、操作装置10は、局部洗浄を開始するオブジェクトOB2が使用者に選択されたため、次に使用者に接触させる第2オブジェクトとして局部洗浄を停止するオブジェクトOB1を強調するように表示を変更する。
図1の例では、操作装置10は、操作装置10−11の操作画面(強調表示前操作画面)から、操作装置10−12の操作画面(強調表示後操作画面)に表示を変更する。例えば、強調表示後操作画面を表示する操作装置10−12は、オブジェクトOB1を他のオブジェクトOB2〜OB7とは異なる色で表示するように表示を変更する。例えば、強調表示後操作画面を表示する操作装置10−12は、オブジェクトOB1を赤色で表示し、他のオブジェクトOB2〜OB7を通常の色(例えば赤以外の色である白など)で表示する。図1の例では、オブジェクトOB2の次に使用者に接触させる第2オブジェクトがオブジェクトOB1の1個のみである場合示すが、第2オブジェクトは1個に限らず、複数あってもよいが、この点についての詳細は後述する。
なお、対象となるオブジェクトの強調表示は、対象となるオブジェクトの色を変更する以外にも、強調表示の対象となるオブジェクトを点滅させたり、サイズを大きくしたり、他のオブジェクトよりも強調される態様であれば適宜の手段により実現されてもよい。操作画面が表示された表示部13は、オブジェクトOB1〜OB7の周囲には余白部BSを有するため、強調表示の対象となるオブジェクトを拡大して表示してもよい。また、対象となるオブジェクトの強調表示は、対象となるオブジェクトの表示態様を変更することに限らず、他のオブジェクトの表示態様を変更することにより、相対的に対象となるオブジェクトを強調表示してもよい。例えば、操作装置10は、対象となるオブジェクト以外の他のオブジェクトの透明度を高くしたり、非表示にしたりすることにより、対象となるオブジェクトを強調表示してもよい。例えば、操作装置10は、対象となるオブジェクト以外の他のオブジェクトの色を変更したり、サイズを小さくしたりすることにより、対象となるオブジェクトを強調表示してもよい。
操作装置10は、オブジェクトOB2の次に、強調表示した第2オブジェクトであるオブジェクトOB1に使用者が接触した場合、接触したオブジェクトOB1に対応する制御指示の信号を便座装置2に送信する。一方で、操作装置10は、オブジェクトOB2の次に第2オブジェクトであるオブジェクトOB1以外のオブジェクト(第3オブジェクト)に使用者が接触した場合、接触したオブジェクトに対応する制御指示の信号を便座装置2に送信しない。例えば、操作装置10は、オブジェクトOB2の次に第2オブジェクトであるオブジェクトOB1以外の第3オブジェクトであるオブジェクトOB4に使用者が接触した場合、接触したオブジェクトOB4に対応する制御指示の信号を便座装置2に送信しない。
このように、操作装置10は、第1オブジェクトへの使用者の接触に応じて、第1オブジェクトの次に使用者に接触させる第2オブジェクトを強調するように表示を変更することにより、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。例えば、操作装置10は、第1オブジェクトへの使用者の接触に応じて、何ら表示態様を変更しない場合に比べて、第2オブジェクトを強調することにより、使用者の意識を強調表示した対象オブジェクトへと向けさせることができるため、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。また、操作装置10は、弱視の人に限らず、視覚障害者以外の人等の種々の人にとっても便座装置2をスムーズに操作することを可能にする。例えば、操作装置10は、老眼の人(高齢者)や近眼の人等の視認能力に何らかの不具合がある人にとっても便座装置2をスムーズに操作することを可能にする。
例えば、操作装置の表示部(表示面)上に点字を設けたとしても、所望の制御に対応する点字を見つけるまでに表示部に触れなければならず、視覚障害者の人が装置を誤操作する可能性を低減することが難しい。また、トイレルーム内は、プライベート空間であるが故に周りにサポートしてくれる方がいないという事に加え、トイレルーム内に設置される操作装置10の表示部に表示されるオブジェクトのレイアウトが各トイレルームで統一されていないため、弱視の人による適切な操作を可能にすることが難しい。
一方で、操作装置10は、第1オブジェクトへの使用者の接触に応じて、第1オブジェクトの次に使用者に接触させる第2オブジェクトを強調するように表示を変更することにより、表示部に表示されるオブジェクトを精確(正確)に視認することができない弱視の人であっても、次に接触されるべきオブジェクトを認識することができる。これにより、操作装置10は、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。
また、例えば、弱視の人を含む視覚障害者の利便性向上のために、トイレルーム内に設けられたスイッチを操作することによりトイレルーム内の機器の位置、および操作方法を音声にて案内を行う音声案内装置が知られている(たとえば特許文献3参照)。この場合、音声案内にはスイッチの操作が必要であるため、スイッチの位置を視覚によって認識することが容易ではない弱視の人には利便性が高いとは言い難い。また、人体検知センサによる人の検知に応じて音声案内を行うことは、健常者に対しても音声案内が出力されるため、トイレルーム内での自分の操作を他人に聞かれたくない健常者にとって使用感を損ねてしまうため、採用することは困難である。一方で、操作装置10によれば、常に音声案内を行わずとも、従来よりも弱視の人が便座装置をスムーズに操作することが可能であり、かつ健常者の使用感も損ねないタッチパネル式の操作装置を提供することができる。
なお、操作装置10は、上記のような表示部13による表示や操作の受付け等の処理を所定のアプリケーションにより実現してもよい。また、操作装置10は、所定のソフトウェアアプリケーション上で実行されるスクリプトを取得し、取得したスクリプト等の制御情報により、上記のような情報表示や操作受付等の情報処理を実行してもよい。例えば、制御情報は、実施形態に係る操作装置10による情報表示や操作受付等の情報処理を実現するプログラムに対応するものであり、例えば、CSS(Cascading Style Sheets)、JavaScript(登録商標)、HTML(Hyper Text Markup Language)、あるいは、上述した操作装置10による情報表示や操作受付等の情報処理を記述可能な任意の言語によって実現される。
<2.トイレシステムの外観構成>
次に、実施形態に係るトイレシステムの外観構成について図2を参照して説明する。図2は、実施形態に係るトイレシステムの外観構成の一例を示す模式斜視図である。
図2に示すように、トイレシステム1は、便座装置2と、操作装置10とを備える。図2に示すように、トイレルームRには、床面Fに、洋式大便器(以下「便器」と記載する)7が設置されており、便座装置2は、便器7に沿って設けられる。
便器7は、例えば、陶器製である。便器7には、ボウル部8が形成される。ボウル部8は、下方に凹んだ形状であり、使用者の***物を受ける部位である。なお、便器7は、図示のような床置き式に限らず、トイレシステム1を適用可能であれば、どのような形式でもよく、壁掛け式等のような形式であってもよい。便器7には、ボウル部8が臨む開口の端部の全周にわたってリム部9が設けられる。トイレルームRには、例えば、便器7付近に洗浄水を貯留する洗浄水タンクが設置されてもよいし、洗浄水タンクが設置されない、いわゆるタンクレス式でもよい。
例えば、トイレルームRに設けられた洗浄用の洗浄操作部(図示省略)が使用者により操作されると、便器7のボウル部8への洗浄水の供給による便器洗浄が実施される。洗浄操作部は操作レバーや、操作装置10に表示された便器洗浄オブジェクトに対するタッチ操作であってもよい。なお、洗浄操作部は、操作レバーなどのような使用者の手動によって便器洗浄を実施させるものに限らず、着座センサのような使用者を検知するセンサの人体検知によって便器洗浄を実施させるものでもよい。
便座装置2は、便器7の上部に取り付けられ、本体部3と、便蓋4と、着座部5と、ノズル部6とを備える。なお、便座装置2は、便器7に対して着脱可能に取り付けられてもよいし、便器7と一体化するように取り付けられてもよい。
図2に示すように、着座部5は、いわゆる便座であり、中央に開口を有する環状に形成され、リム部9に沿って、便器7の開口に重なる位置に配置される。そして、着座部5は、着座した使用者の臀部を支持する。また、図2に示すように、便蓋4及び着座部5は、それぞれの一端部が本体部3に軸支され、本体部3の軸支部分を中心として回動可能(開閉可能)に取り付けられる。なお、便蓋4は、便座装置2に必要に応じて取り付けられ、便座装置2は、便蓋4を有しなくてもよい。
ノズル部6は、局部洗浄用のノズルである。ノズル部6は、図示しない電動モータなどの駆動源の駆動により、本体部3の筐体に対して進退可能に構成される。また、ノズル部6は、図示しない水道管などの水源に接続される。そして、ノズル部6は、図2に示すように、本体部3の筐体に対して進出した位置にあるときに、水源からの水を使用者の身体へ噴出させて局部を洗浄する。
操作装置10は、トイレルームR内に設けられる。操作装置10は、使用者が操作可能な位置に設けられる。操作装置10は、使用者が着座部5に着座時において、操作可能な位置に設けられる。図2に示す例において、操作装置10は、着座部5に着座した使用者から見て右側方の壁面Wに配置される。なお、操作装置10は、着座部5に着座した使用者が利用可能であれば、壁面に限らず、種々の態様により配置されてもよい。例えば、操作装置10は、便座装置2と一体に設けられてもよいが、この点については後述する。
<3.トイレシステムの構成及び操作装置の機能構成>
次に、トイレシステム1の構成及び操作装置10の機能構成について図3を参照して説明する。図3は、トイレシステムの構成の一例を示すブロック図である。具体的には、図3は、トイレシステム1の構成及びトイレシステム1に含まれる操作装置10の機能構成を示す。トイレシステム1は、便座装置2と、操作装置10とが含まれる。
便座装置2と、操作装置10とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。例えば、便座装置2と操作装置10とは、情報の送受信が可能であれば、どのような接続であってもよく、有線により通信可能に接続されてもよいし、無線により通信可能に接続されてもよい。
トイレシステム1に、音声出力装置50が含まれる場合、例えば、音声出力装置50はトイレルームR内に設けられる。例えば、操作装置10や便座装置2が音声案内を行う機能を有していてもよい。なお、図3では、音声出力装置50を図示するが、トイレシステム1には、音声出力装置50が含まれなくてもよい。例えば、音声出力装置50は、便座装置2と、操作装置10と所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続され、トイレルームR内に音声を出力する便座装置2や操作装置10とは異なる構成であってもよい。
まず、操作装置10の構成について説明する。図3に示すように、操作装置10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、記憶部14と、制御部15と、接触検知部16と、枠部17(図1参照)とを有する。
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線または無線で接続され、外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、便座装置2や音声出力装置50との間で情報の送受信を行う。
入力部12は、使用者から各種操作が入力される。入力部12は、タッチパネル機能により表示面(例えば表示部13)を介して使用者からの各種操作を受け付ける。また、入力部12は、操作装置10に設けられたスイッチやボタン等により各種操作を受け付けてもよい。
入力部12は、接触検知部16により実現されるタッチパネルの機能によりタブレット端末等のディスプレイ(表示面、表示画面)を介して使用者から各種操作を受け付ける。すなわち、入力部12は、操作装置10の表示部13を介して使用者から各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、操作装置10の表示部13を介して使用者のオブジェクトの指定操作等の操作を受け付ける。言い換えると、入力部12は、タッチパネルの機能により使用者の操作を受け付ける受付部として機能する。なお、入力部12による使用者の操作の検知方式には、タブレット端末では主に静電容量方式が採用されるが、他の検知方式である抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式など、使用者の操作を検知できタッチパネルの機能が実現できればどのような方式を採用してもよい。また、操作装置10は、操作装置10にスイッチやボタン等が設けられる場合、スイッチやボタン等による操作も受け付ける入力部を有してもよい。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、操作装置10は、表示部13である表示画面により使用者の入力を受け付け、使用者への出力も行う。表示部13は、各種情報を表示する。なお、表示部13における表示の制御は、表示部13が行ってもよいし、制御部15の表示制御部等が行ってもよい。
表示部13は、便座装置に対する制御指示に関連する複数のオブジェクトを表示する。表表示部13は、複数のオブジェクトのうち、使用者に接触させるオブジェクトを強調するように表示を変更する。表示部13は、表示部13に表示された第1オブジェクトへの使用者の接触が接触検知部により検知された場合に、第1オブジェクトの次に使用者に接触させる第2オブジェクトを強調するように表示を変更する。表示部13は、複数のオブジェクトのうち、第1オブジェクトへの使用者の接触が接触検知部により検知された場合に、第1オブジェクトの次に使用者に接触させる第2オブジェクト以外の第3オブジェクトを他のオブジェクトに比して透明度が高く表示する。表示部13は、第3オブジェクトを表示しない。
例えば、表示部13は、記憶部14に記憶された情報に基づいて、表示態様を変更する。例えば、表示部13は、使用者により接触されたオブジェクトを示す情報と、記憶部14に記憶された一覧情報とを比較することにより、第2オブジェクトを特定し、特定した第2オブジェクトに基づいて、表示態様を変更する。例えば、表示部13は、使用者により接触されたオブジェクトを示す情報と、記憶部14に記憶された一覧情報とを比較することにより、第3オブジェクトを特定し、特定した第3オブジェクトに基づいて、表示態様を変更する。例えば、表示部13は、記憶部14に記憶された強調表示の方法を示す情報に基づいて、表示態様を変更する。例えば、表示部13は、記憶部14に記憶された強調表示の方法が色の変更を示す情報である場合、対象となるオブジェクトの色を変更する。
表示部13は、使用者によるロック解除の操作を受け付けるロック画面を表示し、使用者による操作に応じたロック解除後において、便座装置に対する制御指示に関連するオブジェクトを表示する。表示部13は、所定の領域への使用者の接触が検知された場合、所定の領域とは異なる他の領域に、使用者によるロック解除の操作を受け付ける解除オブジェクトを表示する。表示部13は、トイレルームへの使用者の入室が検知された場合に、使用者による操作を受け付けない他の画面を表示し、入室から所定の期間経過後に、他の画面からロック画面に表示を変更する。
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部14は、例えば、操作装置10にインストールされているアプリケーション(例えばトイレ機器操作用アプリ等)に関する情報、例えばプログラム等を記憶する。記憶部14は、操作画面等の各種画面に関する情報を記憶する。記憶部14は、便座装置2を操作するための信号を生成するために用いる情報を記憶する。記憶部14は、オブジェクトと制御指示とを対応付けた情報を記憶する。
また、記憶部14は、使用者が指定したオブジェクトに対応する制御指示を行うかを判定するための情報を記憶する。例えば、記憶部14は、各オブジェクトと次に接触されるべきオブジェクト(第2オブジェクト)との対応関係を示す一覧情報(第2一覧情報)を記憶する。また、例えば、記憶部14は、各オブジェクトと次に接触されるべきではないオブジェクト(第3オブジェクト)との対応関係を示す一覧情報(第3一覧情報)を記憶する。記憶部14は、オブジェクトの強調表示の方法を示す情報を記憶する。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、記憶部14に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、表示処理や判定処理等の各種情報処理を行うアプリケーション(例えばトイレ機器操作用アプリ等)のプログラムが含まれる。また、制御部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部15は、取得部151と、判定部152と、生成部153と、送信部154とを有し、以下に説明する判定処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する判定処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
取得部151は、各種情報を取得する。例えば、取得部151は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。例えば、取得部151は、便座装置2や音声出力装置50から各種情報を取得する。例えば、取得部151は、記憶部14から各種情報を取得する。例えば、取得部151は、接触検知部16により検知されたセンサ情報を取得する。
判定部152は、種々の情報を判定する。例えば、判定部152は、取得部151により取得された各種情報を用いて種々の情報を判定する。例えば、判定部152は、記憶部14に記憶された各種情報を用いて種々の情報を判定する。例えば、判定部152は、接触検知部16により検知されたセンサ情報に基づいて、種々の判定を行う。
例えば、判定部152は、センサ情報に基づいて、使用者が接触したオブジェクトを特定する。例えば、判定部152は、センサ情報に基づいて、使用者の操作がタップ、ダブルタップ、ドラッグ、スワイプ、フリック、ピンチ、ロングタップ等のいずれの種別の操作であるかを特定する。
生成部153は、種々の生成を行なう。例えば、生成部153は、制御指示の信号を生成する。例えば、生成部153は、便座装置2を操作するための信号を生成する。例えば、生成部153は、使用者が接触したオブジェクトと関連する制御指示に対応する信号を生成する。
生成部153は、記憶部14に記憶された情報を用いて、使用者が接触したオブジェクトと関連する制御指示に対応する信号を生成する。生成部153は、記憶部14に記憶されたオブジェクトと制御指示とを対応付けた情報を用いて、便座装置2を操作するための信号を生成する。生成部153は、使用者が接触したオブジェクトを示す情報と、記憶部14に記憶されたオブジェクトと制御指示とを対応付けた情報を用いて、便座装置2を操作するための信号を生成する。
送信部154は、種々の情報を送信する。例えば、送信部154は、通信部11を制御することにより、種々の情報を送信する。送信部154は、通信部11を介して、他の装置へ種々の情報を送信する。なお、送信部154は、制御部15ではなく通信部11に含まれてもよい。送信部154は、各種情報を便座装置2や音声出力装置50へ送信する。送信部154は、記憶部14に記憶された各種情報を他の装置へ送信する。送信部154は、取得部151により取得された各種情報を他の装置へ送信する。送信部154は、判定部152により判定された各種情報を他の装置へ送信する。送信部154は、生成部153により生成された各種情報を他の装置へ送信する。
送信部154は、表示部13に表示されたオブジェクトへの使用者の接触が接触検知部16により検知された場合に、オブジェクトと関連する制御指示により便座装置2を操作するための信号を送信する。送信部154は、表示部13に表示された第1オブジェクトへの使用者の接触が接触検知部により検知された場合に、第1オブジェクトの次に使用者に接触させる第2オブジェクトに関連する制御指示以外の信号を送信しない。送信部154は、表示部13に表示された第1オブジェクトへの使用者の接触が接触検知部により検知された後に、第1オブジェクトの次に使用者に接触させる第2オブジェクト以外の第3オブジェクトへの使用者の接触が接触検知部により検知された場合に、第3オブジェクトに関連する制御指示の信号を送信しない。
なお、上述した制御部15による各種の処理は、所定のアプリケーションにより行われる場合、制御部15の各部は、例えば、所定のアプリケーションにより実現されてもよい。例えば、制御部15による各種の処理は、外部の情報処理装置から受信した制御情報により実現されてもよい。
接触検知部16は、タッチパネルの機能を実現するためのセンサである。例えば、接触検知部16は、圧力センサを含む。例えば、接触検知部16は、使用者が画面に接触する圧力を示す圧力情報を検知するセンサを含む。例えば、接触検知部16は、画面における使用者の接触範囲(座標)を検知するセンサを含む。例えば、接触検知部16は、画面において使用者が接触する位置を示す位置情報を検知するセンサを含む。例えば、接触検知部16は、画面において使用者が接触する面積を示す面積情報を検知するセンサを含む。例えば、接触検知部16は、種々の他の構成と連携してタッチセンサの機能を実現する。
接触検知部16は、表示部13に対する使用者の接触を検知する。接触検知部16は、ロック画面の表示時における表示部13の所定の領域への使用者の接触を、ロック解除の操作として検知する。接触検知部16は、表示部13に表示された言語選択のための言語選択オブジェクトへの使用者の接触を、ロック解除の操作として検知する。
枠部17は、表示部13の外周部131に設けられるフレームである。枠部17は、表示部13の外周部131を全周に亘って囲むフレームである。枠部17は、種々の材料により形成されてもよい。
なお、操作装置10は、音声を出力する場合、音声出力部(スピーカ)を有してもよい。また、操作装置10は、振動を出力する場合、振動出力部(例えば振動モータ等により実現されるバイブレータ)を有してもよい。
<4.便座装置の機能構成>
次に、便座装置2の機能構成について図4を参照して説明する。図4は、便座装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、便座装置2は、本体部3と、便蓋4と、着座部5と、ノズル部6とを備える。なお、図2で説明した便座装置2の外観構成の点についての説明は省略する。
便座装置2の本体部3は、通信部31と、人体検知部32と、着座検知部33と、制御部34とを有する。
通信部31は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部31は、図示しない所定の通信網(ネットワークN)と有線または無線で接続され、外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、操作装置10や音声出力装置50との間で情報の送受信を行う。
人体検知部32は、人体を検知する機能を有する。例えば、人体検知部32は、赤外線信号を用いた焦電センサ等により実現される。例えば、人体検知部32は、μ(マイクロ)波を用いた焦電センサ等により実現されてもよい。なお、上記は一例であり、人体検知部32は、上記に限らず、種々の手段により人体を検知してもよい。例えば、人体検知部32は、トイレルームR(図2参照)内に入室した人(使用者など)を検知する。人体検知部32は、検知信号を制御部34へ出力する。
着座検知部33は、便座装置2への人の着座を検知する機能を有する。着座検知部33は、使用者が着座部5に着座したことを検知する。例えば、着座検知部33は、荷重センサにより使用者が着座部5に着座したことを検知する。例えば、着座検知部33は、赤外線投受光式の測距センサであり、人(使用者)が着座部5に着座する直前において着座部5の付近に存在する人体や、着座部5に着座した使用者を検知してもよい。なお、上記は一例であり、着座検知部33は、上記に限らず、種々の手段により便座装置2への人の着座を検知してもよい。着座検知部33は、着座検知信号を制御部34へ出力する。
制御部34は、便蓋4や着座部5やノズル部6を制御する。制御部34は、操作装置10から送信された信号に基づいて、便蓋4や着座部5やノズル部6を制御する。制御部34は、操作装置10から送信された局部洗浄に関する制御指示の信号に基づいて、ノズル部6を制御する。制御部34は、操作装置10から送信された便蓋開閉に関する制御指示の信号に基づいて、便蓋4を制御する。制御部34は、操作装置10から送信された着座部開閉に関する制御指示の信号に基づいて、着座部5を制御する。制御部34は、有線により、便蓋4や着座部5やノズル部6に制御情報を送信する。なお、制御部34は、無線により、便蓋4や着座部5やノズル部6に制御情報を送信してもよい。
制御部34は、人体検知部32による使用者の入室が検知されたか否かを判定する。制御部34は、人体検知部32によるトイレルームRへの使用者の入室が検知されたか否かを判定する。制御部34は、着座検知部33による使用者の着座が検知されたか否かを判定する。制御部34は、着座検知部33による着座部5への使用者の着座が検知されたか否かを判定する。制御部34は、例えば、CPUやMPUやASICやFPGA等の集積回路等の種々の手段により実現されてもよい。
なお、便座装置2には、上記に限らず種々の構成が含まれてもよい。例えば、便座装置2には、音声出力部(トイレ用擬音装置)が含まれてもよい。
<5.操作装置の具体的動作>
次に、操作装置10の具体的動作について図5を参照して説明する。図5は、操作装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、操作装置10は、操作画面を表示する(ステップS1)。例えば、操作装置10は、複数のオブジェクトを含む操作画面を表示する。
そして、操作装置10は、オブジェクトへの接触を検知した場合(ステップS2:Yes)、表示を変更する(ステップS3)。操作装置10は、オブジェクトへの接触を検知した場合、接触したオブジェクトに応じて、表示を変更する。なお、操作装置10は、オブジェクトへの接触を検知していない場合(ステップS2:No)、ステップS2の処理を繰り返す。
<6.第1オブジェクトの表示態様>
なお、操作装置10は、種々の表示態様の変更を行ってもよい。この点について、図6〜図9を用いて説明する。
まず、図6を用いて第1オブジェクトの表示態様の変更について説明する。図6は、操作装置の第1オブジェクトの表示態様の変更一例を示す図である。なお、図6においては、オブジェクトOB11の表示態様に応じて、表示変更前オブジェクトOB11−1、表示変更後オブジェクトOB11−2として説明するが、特に区別して説明を行う場合以外は、単に「オブジェクトOB11」とする。図6に示すオブジェクトOB11は、操作装置10の表示部13に表示されているものとする。
図6の例では、操作装置10は、表示変更前オブジェクトOB11−1への使用者の接触を検知する(ステップS21)。これにより、操作装置10は、オブジェクトOB11に対応する機能を便座装置2に実行させるための信号を便座装置2へ送信する。例えば、操作装置10は、局部洗浄の実行を便座装置2に開始させるための信号を便座装置2へ送信する。そして、信号を受信した便座装置2は、局部洗浄の実行を開始する。
また、操作装置10は、表示を変更する(ステップS22)。操作装置10は、接触された第1オブジェクトであるオブジェクトOB11の表示態様を変更する。図6の例では、操作装置10は、表示変更前オブジェクトOB11−1から表示変更後オブジェクトOB11−2に表示を変更する。例えば、操作装置10は、第1オブジェクトであるオブジェクトOB11が既に選択され、対応する機能が実行中であるため、オブジェクトOB11を他のオブジェクトよりも目立たないように表示態様を変更する。例えば、操作装置10は、透明度を高くした表示変更後オブジェクトOB11−2を表示部13に表示する。
このように、操作装置10は、第1オブジェクトへの使用者の接触に応じて、選択された第1オブジェクトを、他のオブジェクトよりも目立たないように表示態様を変更することにより、使用者の意識を他のオブジェクトへと向けさせることができるため、第1オブジェクトが何度も選択されることを抑制し、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。
<7.表示オブジェクトの変更>
また、操作装置10は、使用者により選択(接触)された第1オブジェクトを他のオブジェクト(第2オブジェクト)に変更してもよい。この点について、図7を用いて説明する。図7は、操作装置の表示するオブジェクトの変更の一例を示す図である。図7に示すオブジェクトOB11は、操作装置10の表示部13に表示されているものとする。
図7の例では、操作装置10は、オブジェクトOB11への使用者の接触を検知する(ステップS23)。これにより、操作装置10は、オブジェクトOB11に対応する機能を便座装置2に実行させるための信号を便座装置2へ送信する。例えば、操作装置10は、局部洗浄の実行を便座装置2に開始させるための信号を便座装置2へ送信する。そして、信号を受信した便座装置2は、局部洗浄の実行を開始する。
また、操作装置10は、表示を変更する(ステップS24)。操作装置10は、接触された第1オブジェクトであるオブジェクトOB11を、次に操作されるべき他のオブジェクトに変更する。図7の例では、操作装置10は、接触された第1オブジェクトであるオブジェクトOB11を第2オブジェクトであるオブジェクトOB12に変更する。例えば、操作装置10は、第1オブジェクトであるオブジェクトOB11が既に選択され、対応する機能が実行中であるため、オブジェクトOB11に替えて、実行中の機能を停止させるためのオブジェクトOB12を表示部13に表示する。そして、操作装置10は、オブジェクトOB12への使用者の接触を検知した場合、局部洗浄の実行を便座装置2に停止させるための信号を便座装置2へ送信する。
このように、操作装置10は、第1オブジェクトへの使用者の接触に応じて、選択された第1オブジェクトの次に選択されるべき第2オブジェクトに変更することにより、使用者の意識を第2オブジェクトへと向けさせることができるため、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。
<8.第2オブジェクトの表示>
また、操作装置10は、使用者により選択(接触)された第1オブジェクトに対応する第2オブジェクトを出現させ、新たに表示してもよい。この点について、図8を用いて説明する。図8は、操作装置の第2オブジェクトの表示の一例を示す図である。図8に示すオブジェクトOB11は、操作装置10の表示部13に表示されているものとする。
図8の例では、操作装置10は、オブジェクトOB11への使用者の接触を検知する(ステップS25)。これにより、操作装置10は、オブジェクトOB11に対応する機能を便座装置2に実行させるための信号を便座装置2へ送信する。例えば、操作装置10は、局部洗浄の実行を便座装置2に開始させるための信号を便座装置2へ送信する。そして、信号を受信した便座装置2は、局部洗浄の実行を開始する。
また、操作装置10は、表示を変更する(ステップS26)。操作装置10は、接触された第1オブジェクトであるオブジェクトOB11を、次に操作されるべき他のオブジェクトに変更する。図8の例では、操作装置10は、接触された第1オブジェクトであるオブジェクトOB11を第2オブジェクトであるオブジェクトOB12に変更する。例えば、操作装置10は、第1オブジェクトであるオブジェクトOB11が既に選択され、対応する機能が実行中であるため、オブジェクトOB11に替えて、実行中の機能を停止させるためのオブジェクトOB12を表示部13に表示する。
また、操作装置10は、オブジェクトOB11により実行された局部洗浄の調整に関するオブジェクトOB13を表示部13に新たに表示する。図8の例では、操作装置10は、局部洗浄の水の勢いを調整するオブジェクトOB13を第2オブジェクトとして表示部13に新たに表示する。そして、操作装置10は、オブジェクトOB13への使用者の接触を検知した場合、接触位置に応じて、便座装置2に局部洗浄の水勢を調整させるための信号を便座装置2へ送信する。
このように、操作装置10は、第1オブジェクトへの使用者の接触に応じて、選択された第1オブジェクトの次に選択されるべき第2オブジェクトを出現させ、新たに表示することにより、使用者の意識を第2オブジェクトへと向けさせることができるため、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。
また、操作装置10は、第2オブジェクトであるオブジェクトOB12、OB13以外のオブジェクト(第3オブジェクト)の表示態様を変更する。図8の例では、操作装置10は、第3オブジェクトであるオブジェクトOB14、OB15を第2オブジェクトであるオブジェクトOB12、OB13よりも目立たないように表示態様を変更する。例えば、操作装置10は、オブジェクトOB14、OB15の透明度を高くすることにより、オブジェクトOB14、OB15の表示態様を変更する。
このように、操作装置10は、第1オブジェクトへの使用者の接触に応じて、選択された第1オブジェクトの第2オブジェクト以外の第3オブジェクトを、第2オブジェクトよりも目立たないように表示態様を変更することにより、使用者の意識を第2オブジェクトへと向けさせることができるため、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。
<9.複数のオブジェクトの強調表示>
また、操作装置10は、複数のオブジェクトを強調表示してもよい。この点について、図9を用いて説明する。図9は、操作装置の複数のオブジェクトの強調表示の一例を示す図である。具体的には、図9は、第1オブジェクトが選択後の操作装置10に表示された第2オブジェクト及び第3オブジェクトの表示の変更の一例を示す図である。なお、図9においては、操作装置10の表示態様に応じて、操作装置10−21、10−22として説明するが、特に区別して説明を行う場合以外は、単に「操作装置10」とする。
図9の操作装置10は、表示部13に操作画面が表示された状態を示す。操作画面には、種々の機能を実行するオブジェクトB1〜B20が含まれる。なお、図9に示すオブジェクトB1〜B20は、一例であり、オブジェクトB1〜B20に限らず、種々のオブジェクトが含まれてもよい。また、図9の例では、オブジェクト間の関係性の説明のために、各機能のオブジェクトB1〜B20を単純な矩形で示すが、各オブジェクトは、オブジェクトの選択に応じて実行される機能に応じて種々の表示態様であってもよい。例えば、温度設定機能に関するオブジェクトB13〜B15には、温度を上下させるための「+」や「−」といった表示が含まれてもよい。また、図9に示す操作装置10の表示部13には、上側に情報表示エリアが配置されてもよい。
オブジェクトB1〜B3は、局部洗浄機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB1は、便座装置2に局部洗浄を実行させるためのオブジェクトである。オブジェクトB2は、所定の態様で便座装置2に局部洗浄を実行させるためのオブジェクトである。オブジェクトB3は、所定の態様で便座装置2に局部洗浄を実行させるためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB1〜B3を併せて「局部洗浄機能オブジェクト」と記載する場合がある。
また、オブジェクトB4〜B7は、局部洗浄補助機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB4は、便座装置2による局部洗浄の水勢を調整するためのオブジェクトである。オブジェクトB5は、便座装置2による局部洗浄の洗浄位置を調整するためのオブジェクトである。オブジェクトB6は、便座装置2による局部洗浄の態様を調整するためのオブジェクトである。オブジェクトB7は、便座装置2による局部洗浄の態様を調整するためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB4〜B7を併せて「局部洗浄補助機能オブジェクト」と記載する場合がある。
オブジェクトB8は、停止機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB8は、便座装置2により実行中の制御を止めるためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB8を「停止機能オブジェクト」と記載する場合がある。
オブジェクトB9は、乾燥機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB9は、便座装置2に乾燥機能を実行させるためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB9を「乾燥機能オブジェクト」と記載する場合がある。
オブジェクトB10は、便座開閉機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB10は、便座装置2に便座(着座部5)やふた(便蓋4)の開閉を実行させるためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB10を「便座開閉機能オブジェクト」と記載する場合がある。
オブジェクトB11、B12は、お掃除機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB11は、便座装置2のノズル部6を除菌水で殺菌する殺菌処理を行うためのオブジェクトである。オブジェクトB12は、便座装置2の便器7のボウル部8を除菌水で殺菌する殺菌処理を行うためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB11、B12を併せて「お掃除機能オブジェクト」と記載する場合がある。
オブジェクトB13〜B15は、温度設定機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB13は、便座装置2が実行する吐水の温度を設定するためのオブジェクトである。オブジェクトB14は、便座装置2が実行する乾燥の温度を設定するためのオブジェクトである。オブジェクトB15は、便座装置2の便座(着座部5)の温度を設定するためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB13〜B15を併せて「温度設定機能オブジェクト」と記載する場合がある。温度設定機能オブジェクトであるオブジェクトB13〜B15には、温度を上下させるための「+」や「−」といった表示が含まれてもよい。
オブジェクトB16は、音声出力機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB16は、便座装置2に所定の音を出力させるためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB16を「音声出力機能オブジェクト」と記載する場合がある。
オブジェクトB17は、言語選択機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB17は、トイレの利用に関する情報を操作装置10に表示したり音声出力したりする際の言語を選択するためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB17を「言語選択機能オブジェクト」と記載する場合がある。
オブジェクトB18、B19は、便器洗浄機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB18は、便座装置2の便器7(例えばボウル部8)の洗浄を行うためのオブジェクトである。オブジェクトB19は、便座装置2の便器7(例えばボウル部8)の洗浄を所定の態様で行うためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB18、B19を併せて「便器洗浄機能オブジェクト」と記載する場合がある。
オブジェクトB20は、脱臭機能に関するオブジェクトである。オブジェクトB20は、便座装置2に脱臭機能を実行させるためのオブジェクトである。以下では、オブジェクトB20を「脱臭機能オブジェクト」と記載する場合がある。
操作装置10は、表示部13に表示された各オブジェクトB1〜B20への使用者の接触(選択)に応じて、選択されたオブジェクトに対応する機能を実行するための処理を行う。例えば、操作装置10は、表示部13に表示されたオブジェクトB1に使用者が接触したことを検知した場合、局部洗浄の実行を便座装置2に開始させるための信号を便座装置2へ送信する。また、操作装置10は、表示部13に表示されたオブジェクトB8に使用者が接触したことを検知した場合、実行中の制御を便座装置2に止めさせるための信号を便座装置2へ送信する。
図9の例では、操作装置10は、オブジェクトB1への使用者の接触を検知する(ステップS41)。この場合、操作装置10は、局部洗浄機能オブジェクトであるオブジェクトB1への使用者の接触(第1の接触)に応じて、局部洗浄の実行を便座装置2に開始させるための信号を便座装置2へ送信する。
また、操作装置10は、表示を変更する(ステップS42)。操作装置10は、接触された第1オブジェクトであるオブジェクトB1の次に、使用者に接触させる第2オブジェクトを強調するように表示を変更する。また、操作装置10は、接触された第1オブジェクトであるオブジェクトB1の次に、使用者に接触させるべきではない第3オブジェクトを目立たなくするように表示を変更する。
例えば、操作装置10は、第1オブジェクトと第2オブジェクトとの対応付けを示す情報(第2一覧情報)を用いて、選択されたオブジェクト(第1オブジェクト)に対応する第2オブジェクトを特定する。例えば、操作装置10は、各オブジェクトと次に接触されるべきオブジェクト(第2オブジェクト)との対応関係を示す第2一覧情報を用いて、第2オブジェクトを特定する。例えば、操作装置10は、記憶部14(図3参照)に記憶された第2一覧情報を用いて第2オブジェクトを特定する。
例えば、第2一覧情報は、第1オブジェクトと第2オブジェクトとの対応付けごとに、その関係性が異常であるか否かを示す一覧情報を含んでもよい。第2一覧情報は、第1オブジェクトが局部洗浄機能オブジェクトである場合、第2オブジェクトが局部洗浄補助機能オブジェクトであることを示す情報を含む。また、第2一覧情報は、第1オブジェクトが局部洗浄機能オブジェクトである場合、第2オブジェクトが停止機能オブジェクトであることを示す情報を含む。第2一覧情報は、第1オブジェクトが局部洗浄機能オブジェクトである場合、第2オブジェクトが乾燥機能オブジェクトであることを示す情報を含む。
例えば、操作装置10は、第1オブジェクトと第3オブジェクトとの対応付けを示す情報(第3一覧情報)を用いて、選択されたオブジェクト(第1オブジェクト)に対応する第3オブジェクトを特定する。例えば、操作装置10は、各オブジェクトと次に接触されるべきではないオブジェクト(第3オブジェクト)との対応関係を示す第3一覧情報を用いて、第3オブジェクトを特定する。例えば、操作装置10は、記憶部14(図3参照)に記憶された第3一覧情報を用いて第3オブジェクトを特定する。
例えば、第3一覧情報は、第1オブジェクトが局部洗浄機能オブジェクトである場合、第3オブジェクトが便座開閉機能オブジェクトであることを示す情報を含む。第3一覧情報は、第1オブジェクトが局部洗浄機能オブジェクトである場合、第3オブジェクトがお掃除機能オブジェクトであることを示す情報を含む。なお、上記第2一覧情報や第3一覧情報は一例であり、用途や機能により種々の第1オブジェクトと第2オブジェクトとの対応付けや、第1オブジェクトと第3オブジェクトとの対応付けが設定されてもよい。
操作装置10は、上記のような第2一覧情報や第3一覧情報を用いて、第1オブジェクトであるオブジェクトB1に対応する第2オブジェクトや第3オブジェクトを特定する。図9の例では、操作装置10は、第1オブジェクトであるオブジェクトB1が局部洗浄機能オブジェクトであるため、局部洗浄補助機能オブジェクト、停止機能オブジェクト及び乾燥機能オブジェクトを第2オブジェクトとして特定する。すなわち、操作装置10は、オブジェクトB4〜B9の6個のオブジェクトを第2オブジェクトとして特定する。
そして、図9に示すように、操作装置10は、第2オブジェクトであるオブジェクトB4〜B9の6個のオブジェクトを強調するように表示を変更する。例えば、操作装置10は、オブジェクトB4〜B9の色を変更することにより、オブジェクトB4〜B9を強調するように表示を変更する。
また、図9の例では、操作装置10は、第1オブジェクトであるオブジェクトB1が局部洗浄機能オブジェクトであるため、便座開閉機能オブジェクト及びお掃除機能オブジェクトを第3オブジェクトとして特定する。すなわち、操作装置10は、オブジェクトB10〜B12の3個のオブジェクトを第3オブジェクトとして特定する。
そして、図9に示すように、操作装置10は、第3オブジェクトであるオブジェクトB10〜B12の3個のオブジェクトを目立たなくするように表示を変更する。例えば、操作装置10は、オブジェクトB10〜B12の透明度を高くすることにより、オブジェクトB10〜B12を目立たなくするように表示を変更する。なお、操作装置10は、オブジェクトB10〜B12を非表示にすることにより、表示を変更してもよい。
このように、操作装置10は、使用者が接触した第1オブジェクトの次に接触すべき第2オブジェクトを強調し、接触すべきではない第3オブジェクトを目立たなくするように、表示態様を変更することにより、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。
<10.他の装置構成例>
なお、装置構成は上記に限らず、種々の構成であってもよい。例えば、便座装置は、操作装置と一体であってもよい。図10は、便座装置の他の構成の一例を示すブロック図である。なお、図4と同様の点については適宜説明を省略する。
図10に示すように、便座装置2Aは、操作装置10を含む。例えば、便座装置2Aにおいて、操作装置10は、本体部3に情報の送受信可能に接続される。例えば、操作装置10は、本体部3と有線により接続されてもよいし、制御部34に直接接続されてもよい。便座装置2Aにおいて、操作装置10は、着座部5の側部に配置されてもよい。上述したトイレシステム1には、便座装置2に替えて、便座装置2Aが含まれてもよい。
<11.操作装置の表示>
なお、上記例では、操作装置10が操作画面を表示する場合を示したが、操作装置10は種々の画面を表示してもよい。この点について、図11及び図12を用いて説明する。図11は、トイレシステムが実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。具体的には、図11は、使用者の入室から操作画面の表示までにトイレシステム1が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。図12は、操作装置が実行する画面遷移の一例を示す図である。なお、図12においては、操作装置10に表示される画面に応じて、操作装置10−1〜10−4として説明するが、特に区別して説明を行う場合以外は、単に「操作装置10」とする。図12に示す操作装置10−1は、使用者の入室を検知する前の待機画面の状態を示す。操作装置10−1の待機画面は何も表示されていない状態であってもよい。
図11に示すように、トイレシステム1は、入室を検知した場合(ステップS101:Yes)、ウェルカム画面に表示を変更する(ステップS102)。例えば、便座装置2は、トイレルームR(図2参照)への使用者の入室を検知した場合、入室の検知を示す情報を操作装置10に送信する。なお、入室の検知が可能であれば、どのような手段により検知が行われてもよく、操作装置10が入室を検知してもよいし、トイレのドアセンサ等により、使用者の入室を検知してもよい。
入室の検知を示す情報を取得した操作装置10は、ウェルカム画面に表示を変更する。図12の例では、操作装置10は、操作装置10−1の待機画面から、操作装置10−2のウェルカム画面に表示を遷移させる。操作装置10−2のウェルカム画面には、「Welcome XX Toilet」といった所定の情報が含まれる。例えば、トイレシステム1は、ウェルカム画面を表示する際に、「ようこそ、XXトイレへ」といった所定の音声を出力してもよい。
なお、トイレシステム1は、入室を検知していない場合(ステップS101:No)、ステップS101の処理を繰り返す。操作装置10は、操作装置10−1の待機画面の状態を継続する。
そして、トイレシステム1は、ウェルカム画面の表示後に、ロック画面に表示を変更する(ステップS103)。ウェルカム画面を表示した操作装置10は、ウェルカム画面の表示から所定の時間(例えば5秒や10秒等の任意の時間)が経過した後、ロック画面に表示を変更する。図12の例では、操作装置10は、操作装置10−2のウェルカム画面から、操作装置10−3のロック画面に表示を遷移させる。操作装置10−3のロック画面には、「Let’s try」や「ロック解除」といった所定の情報が含まれる。
なお、操作装置10は、ロック画面の表示時において、便座装置2に対する制御指示に関連するオブジェクトの表示状態はいずれでもよい。例えば、操作装置10は、オブジェクトを表示する場合、オブジェクトに触れられたとしても、信号(通信信号)を生成しなくてもよいし、信号(通信信号)を送信しなくてもよい。
トイレシステム1は、ロック解除を検知した場合(ステップS104:Yes)、操作画面に表示を変更する(ステップS105)。図12の例では、操作装置10は、操作装置10−3のロック画面から、操作装置10−4の操作画面に表示を遷移させる。例えば、操作装置10は、オブジェクトが配置される第1の領域やオブジェクトが配置されない第2の領域を含む操作画面を表示する。例えば、操作画面中の映像表示画面は操作可能であってもよいし、不可能であってもよい。なお、トイレシステム1は、ロック解除を検知しなかった場合(ステップS104:No)、ステップS103の処理を繰り返す。操作装置10は、操作装置10−3のロック画面の状態を継続する。
例えば、トイレシステム1は、種々の態様により、ロック解除を受け付けてもよい。例えば、トイレシステム1は、操作装置10に7種のタッチ操作(タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、スワイプ、フリック、ピンチ)のいずれかにより解除されるロックオブジェクトを表示し、表示したロックオブジェクトによりロック解除を受け付けてもよい。また、トイレシステム1は、使用者の音声による指示でロック解除を受け付けてもよい。また、トイレシステム1は、便座装置2への着座をロック解除として検知してもよい。なお、上記のロック解除は一例であり、どのような手段によりロック解除が行われてもよい。ロック解除の他の例についての詳細は後述する。
なお、図12の例では、使用者の入室から操作画面の表示までの画面の遷移について図示したが、操作装置10は、使用者のトイレの利用から退室までについても同様に画像を遷移させてもよい。
例えば、操作画面の表示後において、操作装置10は、使用者の退室の検知が行われた場合、操作画面から所定の画面(サンキュー画面)に表示を遷移する。サンキュー画面は、「Thank you」といった所定の情報が含まれてもよい。また、トイレシステム1は、サンキュー画面を表示する際に、「XXトイレのご利用ありがとうございました」といった所定の音声を出力してもよい。
例えば、操作装置10は、使用者の着座状態の解除が検知された場合、使用者の退室が行われるとして、サンキュー画面を表示してもよい。例えば、操作装置10は、トイレのドアセンサ等により使用者のドアへの操作が検知された場合、サンキュー画面を表示してもよい。
サンキュー画面を表示した操作装置10は、サンキュー画面の表示から所定の時間(例えば3秒や15秒等の任意の時間)が経過した後、待機画面に表示を変更する。
<12.機能説明の動作例>
操作装置10は、オブジェクトの機能を説明する動画等を表示してもよい。この点について、図13を用いて説明する。図13は、操作装置が実行する機能説明の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図13の例では、操作装置10は、操作画面を表示する(ステップS201)。例えば、操作装置10は、使用者によるロック解除後において操作画面を表示する。
図13に示すように、操作装置10は、機能説明オブジェクトに接触を検知していない場合(ステップS202:No)、操作装置10が使用されることなく所定時間経過したかどうかを判定する(ステップS203)。例えば、操作装置10は、操作画面が表示された時点または最後に操作装置10が使用された時点から、操作装置10が使用されることなく所定時間(例えば30秒や1分等)経過したかどうかを判定する。
操作装置10は、操作装置10が使用されることなく所定時間経過したと判定した場合(ステップS203:Yes)、機能説明の映像を表示する(ステップS204)。例えば、操作装置10は、操作装置10が使用されることなく所定時間経過したと判定した場合、所定の機能説明オブジェクトに対応するオブジェクトの機能を説明する動画を再生する。例えば、操作装置10は、操作装置10が使用されることなく所定時間経過したと判定した場合、ランダムに選択した機能説明オブジェクトに対応するオブジェクトの機能を説明する動画を再生する。
一方、操作装置10は、操作装置10が使用されることなく所定時間経過していないと判定した場合(ステップS203:No)、ステップS202に戻って処理を繰り返す。
また、操作装置10は、機能説明オブジェクトに接触を検知した場合(ステップS202:Yes)、機能説明の映像を表示する(ステップS204)。例えば、操作装置10は、機能説明オブジェクトに接触を検知した場合、その機能説明オブジェクトに対応するオブジェクトの機能を説明する動画を再生する。操作装置10は、図1に示すオブジェクトOB2〜OB4の右下に配置された機能説明オブジェクトIO2〜IO4のいずれかに使用者が接触した場合、接触した機能説明オブジェクトに対応するオブジェクトの機能を説明する動画を情報表示エリアCTに表示(再生)する。例えば、操作装置10は、機能説明オブジェクトIO4に使用者が接触した場合、情報表示エリアCTにオブジェクトOB4に関する機能説明のコンテンツを表示する。
そして、操作装置10は、他のオブジェクトに接触したか否かを判定する(ステップS205)。操作装置10は、他のオブジェクトに接触していない場合(ステップS205:No)、機能説明オブジェクトに接触してから所定時間経過したかどうかを判定する(ステップS206)。例えば、操作装置10は、機能説明オブジェクトIO2〜IO4のいずれかに使用者が接触した時点または機能説明の映像の表示開始の時点から、所定時間(例えば機能説明の映像の再生時間等)経過したかどうかを判定する。
操作装置10は、機能説明オブジェクトに接触してから所定時間経過していないと判定した場合(ステップS206:No)、ステップS205に戻って処理を繰り返す。
一方、操作装置10は、機能説明オブジェクトに接触してから所定時間経過したと判定した場合(ステップS206:Yes)、機能説明の表示を終了する(ステップS207)。また、操作装置10は、他のオブジェクトに接触したと判定した場合(ステップS205:Yes)、機能説明の表示を終了する(ステップS207)。そして、操作装置10は、ステップS207後、ステップS201に戻って処理を繰り返す。なお、操作装置10は、ステップS207後において操作画面の表示の変更が無い場合、ステップS202に戻って処理を繰り返してもよい。
<13.ロックの解除例>
操作装置10は、種々の態様により使用者にロック解除を行わせてもよい。この点について、図14を用いて説明する。図14は、操作装置が実行するロック解除における画面遷移の一例を示す図である。
図14に示すように、操作装置10は、使用者に2段階のロック解除操作を行わせてもよい。なお、図14においては、操作装置10に表示される画面に応じて、操作装置10−3、10−31、10−4として説明するが、特に区別して説明を行う場合以外は、単に「操作装置10」とする。図14に示す操作装置10−3及び操作装置10−4は、図12に示す操作装置10−3及び操作装置10−4と同様である。
図14に示す操作装置10−3には第1ロック画面が表示されており、表示部13の領域AR31には、使用者の接触をロック解除の操作として検知するオブジェクトOB31が表示される。操作装置10は、オブジェクトOB31が表示された領域AR31への使用者の接触を検知する(ステップS31)。
これにより、操作装置10は、画面を遷移する(ステップS32)。図14の例では、操作装置10は、操作装置10−3の第1ロック画面から、操作装置10−31の第2ロック画面に表示を遷移させる。
操作装置10−31の第2ロック画面には、表示部13の領域AR31とは異なる位置にある表示部13の領域AR32に、使用者によるロック解除の操作を確定するロック解除オブジェクトOB32が配置される。操作装置10の表示部13において、領域AR31の範囲と領域AR32の範囲とは重ならない。図14の例では、操作装置10−31の第2ロック画面において、ロック解除オブジェクトOB32が配置される領域AR32は、表示部13の端部に配置される。これにより、操作装置10は、全盲の人等の視覚障害者が操作装置10を触って、意図せずにロック画面を解除してしまう可能性をさらに低減することができる。
また、操作装置10−31の第2ロック画面には、「画面のスタートボタンにタッチしてロックを解除してください」といった使用者へロック解除方法を示す文字情報が表示される。これにより、操作装置10は、健常者にはロック解除する方法を具体的に通知することができるため、健常者がロック画面を解除できない可能性を低減することができる。
操作装置10は、ロック解除オブジェクトOB32が表示された領域AR32への使用者の接触を検知する(ステップS33)。
これにより、操作装置10は、ロックを解除する(ステップS34)。例えば、操作装置10は、画面を遷移する。図14の例では、操作装置10は、操作装置10−31の第2ロック画面から、操作装置10−4の操作画面に表示を遷移させる。
<14.他の操作を利用したロックの解除例>
操作装置10は、使用者による他の操作をロック解除として受け付けてもよい。この点について、図15を用いて説明する。図15は、操作装置が実行するロック解除における画面遷移の他の一例を示す図である。
図15に示すように、操作装置10は、使用者による言語選択をロック解除操作として受け付けてもよい。なお、図15においては、操作装置10に表示される画面に応じて、操作装置10−35、10−36、10−4として説明するが、特に区別して説明を行う場合以外は、単に「操作装置10」とする。図15に示す操作装置10−4は、図12に示す操作装置10−4と同様である。なお、図15に示す操作装置10−35のロック画面(以下「第1ロック画面」ともいう)は、図14に示す操作装置10−3の第1ロック画面と、オブジェクトが言語選択のオブジェクトである点で相違する。例えば、図15に示す言語選択のオブジェクトOB7は、図1中のオブジェクトOB7と同様であり、トイレの利用に関する情報を操作装置10に表示したり音声出力したりする際の言語を選択するためのオブジェクトである。
図15に示す操作装置10−35には第1ロック画面が表示されており、表示部13の領域AR35には、使用者が言語選択を行うためのオブジェクトOB7が表示される。操作装置10は、オブジェクトOB7が表示された領域AR35への使用者の接触を検知する(ステップS35)。
これにより、操作装置10は、選択可能言語を表示する(ステップS36)。図15の例では、操作装置10は、操作装置10−35の第1ロック画面(第1言語選択画面)から、操作装置10−36の言語選択画面(以下「第2ロック画面」ともいう)に表示を遷移させる。なお、操作装置10は、表示を遷移させることなく、言語選択オブジェクトOB36を表示させることにより、操作装置10−35の第1ロック画面(第1言語選択画面)から、操作装置10−36の第2ロック画面(第2言語選択画面)に表示を変更してもよい。
操作装置10−36の第2ロック画面には、表示部13の領域AR35とは異なる位置にある表示部13の領域AR36に、使用者による一の言語の選択を受け付ける言語選択オブジェクトOB36が配置される。言語選択オブジェクトOB36には、「日本語」、「English」、「French」といった選択可能な言語の一覧が含まれる。操作装置10の表示部13において、領域AR35の範囲と領域AR36の範囲とは重ならない。これにより、操作装置10は、使用者の言語選択の操作をロック解除の操作として受け付けることができるため、健常者の利便性の低下を抑制しつつ、全盲の人等の視覚障害者が操作装置10を触って、意図せずにロックが解除される可能性をさらに低減することができる。
操作装置10は、言語選択オブジェクトOB36が表示された領域AR36への使用者の接触を検知する(ステップS37)。図14の例では、操作装置10は、言語選択オブジェクトOB36が表示された領域AR36のうち、「English」への使用者の接触を検知する。
これにより、操作装置10は、ロックを解除する(ステップS38)。例えば、操作装置10は、選択された言語により情報が表示される画面に遷移する。図15の例では、操作装置10は、操作装置10−36の第2ロック画面から、英語で表記された操作装置10−4の操作画面に表示を遷移させる。このように、操作装置10は、使用者の言語選択の操作をロック解除の操作と同じ操作で受け付けることができるため、健常者の利便性を向上させつつ、弱視の人による適切な操作を可能にすることができる。なお、上述してきた各実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
R トイレルーム
1 トイレシステム
2 便座装置
3 本体部
31 通信部
32 人体検知部
33 着座検知部
34 制御部
4 便蓋
5 着座部
6 ノズル部
7 洋式大便器(便器)
8 ボウル部
9 リム部
10 操作装置
11 通信部
12 入力部
13 表示部
131 外周部
14 記憶部
15 制御部
151 取得部
152 判定部
153 生成部
154 送信部
16 接触検知部
17 枠部

Claims (4)

  1. 局部洗浄機能を有する便座装置が備えられたトイレルーム内に設置され、前記便座装置を操作するための操作装置であって、
    前記操作装置は、
    前記便座装置に対する制御指示に関連する複数のオブジェクトを表示する表示部と、
    前記表示部に対する使用者の接触を検知する接触検知部と、
    前記表示部に表示されたオブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記オブジェクトと関連する前記制御指示により前記便座装置を操作するための信号を送信する送信部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記複数のオブジェクトのうち、第1オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記第1オブジェクトの次に前記使用者に接触させる第2オブジェクト以外の第3オブジェクトを他のオブジェクトに比して透明度が高く表示することを特徴とする操作装置。
  2. 前記表示部は、
    前記第3オブジェクトを表示しないことを特徴とする請求項に記載の操作装置。
  3. 記送信部は、
    前記表示部に表示された第1オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記第1オブジェクトの次に前記使用者に接触させる第2オブジェクトに関連する前記制御指示以外の前記信号を送信しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記送信部は、
    前記表示部に表示された第1オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された後に、前記第1オブジェクトの次に前記使用者に接触させる第2オブジェクト以外の第3オブジェクトへの前記使用者の接触が前記接触検知部により検知された場合に、前記第3オブジェクトに関連する前記制御指示の前記信号を送信しないことを特徴とする請求項3に記載の操作装置。
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